JPH0521246U - 液晶プロジエクタ - Google Patents

液晶プロジエクタ

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JPH0521246U
JPH0521246U JP6916091U JP6916091U JPH0521246U JP H0521246 U JPH0521246 U JP H0521246U JP 6916091 U JP6916091 U JP 6916091U JP 6916091 U JP6916091 U JP 6916091U JP H0521246 U JPH0521246 U JP H0521246U
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JP
Japan
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projection lens
liquid crystal
projection
crystal projector
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Application number
JP6916091U
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English (en)
Inventor
俊明 原瀬
誠 荒岡
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Tamron Co Ltd
Original Assignee
Tamron Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶プロジェクタの投影レンズを垂直に平行
移動により上下させて、スクリーンに対して上下いずれ
にも容易に投影位置を決めることができるようにする。 【構成】 投影レンズ2を操作リンク5及びリンク6で
構成したパンタグラフ機構により支持しているので、ダ
イヤル7を矢印Rの方向に回すと、液晶プロジェクタの
投影レンズ2は垂直下方に平行移動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、投影画面の位置調整機構を備えた液晶プロジェクタに係わり、より 具体的には、投影レンズが上下に安定して移動できるプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
昨今、液晶プロジェクタの用途は広がり、それに伴なって投影場所の条件もさ まざまとなって来たが、現実の投影に当たって、必ずしも良好な投影条件が整っ ているとは限らないことが多い。しかし従来の液晶プロジェクタは投影レンズが 固定であるため、投影位置は例えばプロジェクタが据え置き型か天井吊り下げ型 かによってスクリーンとの関係位置が決ってしまう。図5において(A)に示さ れるように、スクリーン9に対する投影位置はプロジェクタの投影光軸1がスク リーン9の面に垂直であることが望ましい。このような位置が得られず、図5に おける(B)のように上向きに投影する場合にはプロジェクタの前部を持上げて 、持上げ角度を調節しながら投影像をスクリーンの中に入れるようにしている。 また図示してはいないが、俯角で投影する場合は後部を持上げて角度調節を行っ ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
然しながら、このようにプロジェクタの前部あるいは後部を持上げるやりかた では、投影の光軸をスクリーンに対して傾斜させざるを得ない。このような投影 の態様では投影レンズがスクリーンに正対しないため、図6における(A)で示 したように、△0P1Q1と△0P2Q2は相似形とならず、C1P1=C1Q1である にも拘らずC2P2≠C2Q2となることでわかるように、液晶像と投影像の倍率は 各点で異なり、投影像の上下の部分のいずれかが歪んで不鮮明となることは避け られない。またプロジェクタの重量を支えながら前部を上下して調節する作業は 容易ではない。
【0004】 本考案の目的は、スクリーンと液晶プロジェクタとが正対する適正な位置関係 が得られない場合、液晶プロジェクタの投影レンズを上下させて、据え置き型、 吊り下げ型に拘らず、スクリーンに対して上下いずれにも容易に投影位置を変化 して決めることができ、歪が少なく良質の投影像が得られる液晶プロジェクタを 安価に提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本考案に係わる液晶プロジェクタでは、投影レ ンズを鏡筒の重心の両側においてパンタグラフで支持し、且つこのパンタグラフ で投影レンズが光軸に対して垂直に平行移動するように構成した。
【0006】 更に、このパンタグラフの少なくとも1つのリンクの外端に円弧状ラックを設 け、この円弧状ラックに操作ダイヤルと一体に構成したピニオンを噛合させた。
【0007】 また、前記パンタグラフの摺動する脚端を支持する摺動ブロックに前記投影レ ンズの鏡筒と平行に設けたねじ部材を螺合させてもよい。
【0008】
【作用】
次に作用を図に基づいて説明する。本考案の液晶プロジェクタでは投影レンズ を光軸に対して平行移動させたので、図6の(B)で示したように、△op1q1 と△op2q2とは相似形となり、線p1q1と線p2q2とは常に比例関係にある。 例えば、図1は本考案の投影レンズが光軸に対して垂直に平行移動するような機 構を設けた液晶プロジェクタである。1は光軸、2は投影レンズ、3はプリズム 機構、4は液晶ライトバルブを示す。この場合、投影レンズ2が光軸1に対して 垂直に微小変位△aだけ上下に移動することにより、投影面はスクリーン9の上 でAで示した距離を大きく移動するが上記したような比例関係が成立するために 、理論上歪は生じない。変位△aが小さければ、レンズから離れたスクリーン位 置の収差は少なく良質の投影像を得ることができる。
【0009】 図1において(A)は上向き投影のプロジェクタの場合の調整範囲を示し、( B)は下向き投影のプロジェクタの場合の調整範囲を示す。即ち、本考案の液晶 プロジェクタによれば、据え置き型または天井吊り下げ型のいずれにも使用可能 である。
【0010】 投影レンズが光軸に対して垂直に平行移動する機構は、例えば、図3及び図4 に示すパンタグラフ機構により達成できる。
【0011】 このパンタグラフ機構はリンク5を回動させると、軸b及び軸eは同時に上下 方向に移動するので、投影レンズ2を垂直に平行移動させることができる。リン ク5の移動はラック・ピニオンの組合せやねじ部材により容易におこなうことが できる。
【0012】 またこのような投影レンズ2を支持するパンタグラフの2つの支軸b,eは鏡 筒の重心の両側を支持しているので、従来公知の片持ち支持の場合と異なり、特 に精度のよい直線案内機構を設けなくとも滑らかな直線移動を正確に行わせるこ とができる。
【0013】
【実施例】
以下、本考案の好ましい第1実施例を図に基づいて説明する。図面中共通する ものには同一の符号が用いてある。図2及び図3は投影レンズの垂直に平行移動 させる機構の一実施例であって、図2は平面図、図3は側面図である。図3は理 解を容易にするために一部を切り欠いて示してある。図中、2は投影レンズであ って4本のリンク5,6a,6b,6cによって支持されている。リンク5とリ ンク6a及びリンク6bとリンク6cは、2本づつ対になって投影レンズ2の両 側においてそれぞれX字型に中央で回動自在に連結軸aで結合され、いずれも同 じ構成で投影レンズ2を軸支している。そこで、片側のリンク対5,6aについ てのみ説明する。
【0014】 リンク6aは一端が投影レンズ2の鏡筒に位置固定された軸bに回動自在に軸 支され、他端がベース11上をスライドする摺動ブロック13の軸dに軸支され ている。リンク5は一端がベース11に固定された支持台10に位置固定された 軸cに回動自在に軸支され、連結軸aに関して軸cと対称位置にある軸eが投影 レンズ2の鏡筒に設けた案内溝12に沿って摺動できるように支持されている。 各軸a,b,c,d,e間の距離関係はab=ac=ad=aeとなるように設 定される。
【0015】 リンク5は軸aから先に延長部を有しており先端部に軸cを中心とする円弧状 ラック5aが設けてある。そして、この円弧状ラック5aと噛み合うピニオン8 がダイヤル7と一体に設けられ、ダイヤル7を回動することにより、リンク5は 軸cを中心に回動するようになっている。
【0016】 次に、動作について述べる。図3においてダイヤル7を矢印Rの方向に回すと 、これと共にピニオン8が回動して、噛み合い状態にある円弧状ラック5aを反 時計方向に回動する。従って、リンク5も軸cを中心として同様に反時計方向に 俯動する。この動作によって、軸aが下降し軸dを摺動ブロック13によりベー ス11に沿って左方に移動する。これと同時に軸eも下降しながら案内溝12に 沿って左方に移動する。また、軸bも同時に固定軸cを通って線cdに対し垂直 な線上を下降する。このとき、線beは線cdに対し常に平行を保って移動する から、投影レンズ2を垂直下方に平行移動させることができる。
【0017】 図4は本考案に係わる液晶プロジェクタの第2実施例の側面図である。図面中 第1実施例と共通するものには同一の符号を用いてある。図4において21はダ イヤルつまみ27を一端に固定したねじ部材で、ブラケット23に回動自在に支 持され摺動ブロック13と螺合している。22はブラケット23と摺動ブロック 13の間に介在する圧縮スプリングで、ねじ部材21の軸方向にバックラッシュ を生じないようにしている。
【0018】 ダイヤルつまみ27を回すと、摺動ブロック13が軸dと共にねじ部材21に 沿って移動するので、第1実施例の場合と同様に軸bも同時に固定軸cを通って 線cdに垂直な線上を移動する。このとき、線beは線cdに対し常に平行を保 って移動するから、投影レンズ2を垂直に平行移動させることができる。
【0019】 上記第1実施例及び第2実施例のいずれの場合も、投影レンズのみの移動には 大きな力を要しないため、ダイヤル7の操作は極めて軽快に行われ、微調整も容 易である。
【0020】 本考案は上記実施例に制限されるものでなく、実用新案登録請求の範囲を逸脱 しない限り細部に変更を加えることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上説明した通り、本考案に係わる液晶プロジェクタは、投影レンズを鏡筒の 重心の両側においてパンタグラフで支持し、このパンタグラフの少なくとも1つ のリンクの一端にパンタグラフを操作する機構を設け、投影レンズを光軸に対し て垂直に平行移動させるようにしたので、少ない部品で投影レンズが安定に上下 でき、スクリーンに対する投影位置を上下いずれにも容易に調整可能なため、投 影の位置を選ばない据え置き・吊り下げ兼用型の液晶プロジェクタを安価に提供 することができる。また上下の移動操作はダイヤルにより極めて軽快に行うこと ができ、微調整も容易に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる液晶プロジェクタの投影態様を
説明する概略の側面図であり、(A)は上向き投影の場
合を示し、(B)は下向き投影の場合を示す。
【図2】本考案に係わる液晶プロジェクタの第1実施例
における投影レンズ移動機構を説明する概略の平面図で
ある。
【図3】本考案に係わる液晶プロジェクタの第1実施例
における投影レンズ移動機構を説明する概略の側面図で
ある。
【図4】本考案に係わる液晶プロジェクタの第2実施例
における投影レンズ移動機構を説明する概略の側面図で
ある。
【図5】従来の液晶プロジェクタの投影態様を説明する
概略の側面図であり、(A)は正常な投影状態にある場
合を示し、(B)は上向き投影状態の場合を示す。
【図6】液晶プロジェクタの投影に関する幾何光学的説
明図で、(A)は従来例の液晶プロジェクタの場合、
(B)は本考案に係わる液晶プロジェクタの場合を示
す。
【符号の説明】
1 光軸 2 投影レンズ 3 プリズム 4 液晶ライトバルブ 5 操作用リンク 6 リンク 7 操作ダイヤル 8 ピニオン 9 スクリーン 10 支持台

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投影レンズを鏡筒の重心の両側において
    パンタグラフで支持し、且つこのパンタグラフが投影レ
    ンズを光軸に対して垂直に平行移動する構成であること
    を特徴とする液晶プロジェクタ。
  2. 【請求項2】 前記パンタグラフの少なくとも1つのリ
    ンクの外端に円弧状ラックを設け、この円弧状ラックに
    操作ダイヤルと一体に構成したピニオンを噛合させた請
    求項1に記載の液晶プロジェクタ。
  3. 【請求項3】 前記パンタグラフの摺動する脚端を支持
    する摺動ブロックに前記投影レンズの鏡筒と平行に設け
    たねじ部材を螺合させた請求項1に記載の液晶プロジェ
    クタ。
JP6916091U 1991-08-29 1991-08-29 液晶プロジエクタ Pending JPH0521246U (ja)

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