JPH05212310A - 圧延油からの鉄分除去方法 - Google Patents
圧延油からの鉄分除去方法Info
- Publication number
- JPH05212310A JPH05212310A JP4614492A JP4614492A JPH05212310A JP H05212310 A JPH05212310 A JP H05212310A JP 4614492 A JP4614492 A JP 4614492A JP 4614492 A JP4614492 A JP 4614492A JP H05212310 A JPH05212310 A JP H05212310A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling oil
- iron
- magnetic
- cleaning liquid
- magnetic spheres
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油分が付着した鉄分の除去を可能にし、逆洗
時の洗浄液使用量を減らし、更に逆洗時間を短縮するこ
とで、油等に含まれる鉄分除去を効率的に行う鉄分除去
方法を提供する。 【構成】 周囲に励磁コイル１２を備え多数の磁性球体
１４が配設された筒体１１に処理しようとする圧延油を
供給して励磁された前記磁性球体１４に含有する鉄分を
付着させる工程と、一定期間前記圧延油を通過させた
後、該圧延油を止めて消磁し洗浄液を流し付着した鉄分
を除去する工程とを有する圧延油から鉄分を除去する方
法であって、前記洗浄液の供給は、前記磁性球体１４を
振動させながら行われる。
時の洗浄液使用量を減らし、更に逆洗時間を短縮するこ
とで、油等に含まれる鉄分除去を効率的に行う鉄分除去
方法を提供する。 【構成】 周囲に励磁コイル１２を備え多数の磁性球体
１４が配設された筒体１１に処理しようとする圧延油を
供給して励磁された前記磁性球体１４に含有する鉄分を
付着させる工程と、一定期間前記圧延油を通過させた
後、該圧延油を止めて消磁し洗浄液を流し付着した鉄分
を除去する工程とを有する圧延油から鉄分を除去する方
法であって、前記洗浄液の供給は、前記磁性球体１４を
振動させながら行われる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は圧延油（水を含有する場
合も含む）から磁化した磁性球体を用いて鉄分を除去す
る圧延油からの鉄分除去方法に関する。
合も含む）から磁化した磁性球体を用いて鉄分を除去す
る圧延油からの鉄分除去方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の油からの鉄分除去方法は、筒体内
部に多数の磁性球体を配設し、該筒体に上部から油等を
供給して、巻回した励磁コイルによって該磁性球体を磁
化して該油等に含まれる鉄分を前記磁性球体に吸着させ
る。そして、一定期間油等を供給すると、磁性球体の鉄
分吸着効率が低下してくるので、油等の供給を止めて、
前記筒体上部から空気を供給して油等の排除を行い、次
いで、前記励磁コイルの励磁を止め、前記筒体の下部か
ら洗浄水を流入させて、該逆洗流の勢いで磁性球体相互
を回転させて逆洗し、磁性球体に付着した鉄分を洗浄水
と共に筒体上部から排出していた。
部に多数の磁性球体を配設し、該筒体に上部から油等を
供給して、巻回した励磁コイルによって該磁性球体を磁
化して該油等に含まれる鉄分を前記磁性球体に吸着させ
る。そして、一定期間油等を供給すると、磁性球体の鉄
分吸着効率が低下してくるので、油等の供給を止めて、
前記筒体上部から空気を供給して油等の排除を行い、次
いで、前記励磁コイルの励磁を止め、前記筒体の下部か
ら洗浄水を流入させて、該逆洗流の勢いで磁性球体相互
を回転させて逆洗し、磁性球体に付着した鉄分を洗浄水
と共に筒体上部から排出していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の油等からの鉄分除去方法においては、その逆洗時に
洗浄水を用いるので、油分の付着した磁性球体の逆洗が
困難であり、該油分と共に鉄分が磁性球体に付着してい
る場合には鉄分を除去できないという問題点を有してい
た。さらに、磁性球体を逆洗時に回転させるので逆洗時
の水量を大きくしなければならず、逆洗時間に多くを要
するという問題点があった。本発明はこのような事情に
鑑みてなされたもので、油分が付着した鉄分の除去を可
能にし、逆洗時の洗浄液使用量を減らし、更に逆洗時間
を短縮することで、圧延油等に含まれる鉄分除去を効率
的に行う鉄分除去方法を提供することを目的とする。
来の油等からの鉄分除去方法においては、その逆洗時に
洗浄水を用いるので、油分の付着した磁性球体の逆洗が
困難であり、該油分と共に鉄分が磁性球体に付着してい
る場合には鉄分を除去できないという問題点を有してい
た。さらに、磁性球体を逆洗時に回転させるので逆洗時
の水量を大きくしなければならず、逆洗時間に多くを要
するという問題点があった。本発明はこのような事情に
鑑みてなされたもので、油分が付着した鉄分の除去を可
能にし、逆洗時の洗浄液使用量を減らし、更に逆洗時間
を短縮することで、圧延油等に含まれる鉄分除去を効率
的に行う鉄分除去方法を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載の圧延油からの鉄分除去方法は、周囲に励磁コイル
を備え多数の磁性球体が配設された筒体に処理しようと
する圧延油を供給して励磁された前記磁性球体に含有す
る鉄分を付着させる工程と、一定期間前記圧延油を通過
させた後、該圧延油を止めて消磁し洗浄液を流し付着し
た鉄分を除去する工程とを有する圧延油から鉄分を除去
する方法であって、前記洗浄液の供給は、前記磁性球体
を振動させながら行われるようにして構成されている。
また、請求項２記載の圧延油からの鉄分除去方法は、請
求項１記載の方法において、洗浄液は、石油系洗浄油及
びアルコール等の有機溶剤、アルカリ液あるいはこれら
と温湯から構成されている。そして、請求項３記載の圧
延油からの鉄分除去方法は、請求項２記載の方法におい
て、洗浄液は、単独または圧縮空気と共に筒体内へ吹き
込んで前記磁性球体に吸着した鉄分を除去するようにし
て構成されている。更に、請求項４記載の圧延油からの
鉄分除去方法は、請求項２または３記載の方法におい
て、洗浄液にて磁性球体を洗浄した後、該洗浄済み液か
ら有機溶剤を回収し、再使用するようにして構成されて
いる。
記載の圧延油からの鉄分除去方法は、周囲に励磁コイル
を備え多数の磁性球体が配設された筒体に処理しようと
する圧延油を供給して励磁された前記磁性球体に含有す
る鉄分を付着させる工程と、一定期間前記圧延油を通過
させた後、該圧延油を止めて消磁し洗浄液を流し付着し
た鉄分を除去する工程とを有する圧延油から鉄分を除去
する方法であって、前記洗浄液の供給は、前記磁性球体
を振動させながら行われるようにして構成されている。
また、請求項２記載の圧延油からの鉄分除去方法は、請
求項１記載の方法において、洗浄液は、石油系洗浄油及
びアルコール等の有機溶剤、アルカリ液あるいはこれら
と温湯から構成されている。そして、請求項３記載の圧
延油からの鉄分除去方法は、請求項２記載の方法におい
て、洗浄液は、単独または圧縮空気と共に筒体内へ吹き
込んで前記磁性球体に吸着した鉄分を除去するようにし
て構成されている。更に、請求項４記載の圧延油からの
鉄分除去方法は、請求項２または３記載の方法におい
て、洗浄液にて磁性球体を洗浄した後、該洗浄済み液か
ら有機溶剤を回収し、再使用するようにして構成されて
いる。
【０００５】
【作用】請求項１記載の圧延油からの鉄分除去方法にお
いては、前記励磁コイルによって磁性球体を励磁すると
共に、一定期間筒体に油等を供給して圧延油に含有する
鉄分を前記磁性球体に付着させる。そして、該圧延油を
止めて、前記磁性球体を消磁し洗浄液を前記筒体に流入
させると共に振動を与え、磁性球体相互を接触回転させ
て前記磁性球体に付着した鉄分を除去する。請求項２記
載の圧延油からの鉄分除去方法においては、前記洗浄液
に有機溶剤を用いて磁性球体を洗浄し、有機溶剤が鉄分
と共に磁性球体に付着した油分をも溶解して除去する。
請求項３記載の圧延油からの鉄分除去方法においては、
前記有機溶剤を単独または圧縮空気と共に筒体内へ吹き
込んで前記磁性球体相互間に万遍なく浸透させる。そし
て、有機溶剤が鉄分と共に磁性球体に付着した油分をも
溶解して除去する。請求項４記載の圧延油からの鉄分除
去方法においては、前記洗浄液に用いた有機溶剤を、磁
性球体を洗浄した後、該洗浄済み液を分離抽出し、回収
して再使用する。
いては、前記励磁コイルによって磁性球体を励磁すると
共に、一定期間筒体に油等を供給して圧延油に含有する
鉄分を前記磁性球体に付着させる。そして、該圧延油を
止めて、前記磁性球体を消磁し洗浄液を前記筒体に流入
させると共に振動を与え、磁性球体相互を接触回転させ
て前記磁性球体に付着した鉄分を除去する。請求項２記
載の圧延油からの鉄分除去方法においては、前記洗浄液
に有機溶剤を用いて磁性球体を洗浄し、有機溶剤が鉄分
と共に磁性球体に付着した油分をも溶解して除去する。
請求項３記載の圧延油からの鉄分除去方法においては、
前記有機溶剤を単独または圧縮空気と共に筒体内へ吹き
込んで前記磁性球体相互間に万遍なく浸透させる。そし
て、有機溶剤が鉄分と共に磁性球体に付着した油分をも
溶解して除去する。請求項４記載の圧延油からの鉄分除
去方法においては、前記洗浄液に用いた有機溶剤を、磁
性球体を洗浄した後、該洗浄済み液を分離抽出し、回収
して再使用する。
【０００６】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の方法に使用する磁力選別機
の筒体回りの部分断面を示し、図２は本発明の方法に使
用する磁力選別機の概略構成を示す。図１および図２に
示すように、本発明の１実施例に係る磁力選別機１０
は、ステンレス等の非磁性物からなる筒体１１の周囲に
複数励磁コイル１２を巻回し、前記筒体１１の周壁には
図示しない噴射装置に接続された筒体１１に連通する複
数のノズル１３が所定部に設けられ、筒体１１内部に多
数の磁性球体の一例である鉄の磁性球体１４（図１にお
いては一部省略して）および図示しない振動装置に連結
された振動子１５が配設されている。なお、この振動子
１５の代わりに筒体下部に振動モーターを取付けて筒体
全体を振動させるようにすることも可能である。前記磁
性球体１４は原料の種類によっても異なるが、通常その
直径が３．２〜３２ｍｍ程度に選別され該筒体１１内に
密に充填しても、一定の隙間が生じるようになってい
る。前記励磁コイル１２には直流電流が供給されて、筒
体１１内部の磁性球体１４を磁化するようになって、側
部には冷却の為に冷却ファン１６が設けられている。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の方法に使用する磁力選別機
の筒体回りの部分断面を示し、図２は本発明の方法に使
用する磁力選別機の概略構成を示す。図１および図２に
示すように、本発明の１実施例に係る磁力選別機１０
は、ステンレス等の非磁性物からなる筒体１１の周囲に
複数励磁コイル１２を巻回し、前記筒体１１の周壁には
図示しない噴射装置に接続された筒体１１に連通する複
数のノズル１３が所定部に設けられ、筒体１１内部に多
数の磁性球体の一例である鉄の磁性球体１４（図１にお
いては一部省略して）および図示しない振動装置に連結
された振動子１５が配設されている。なお、この振動子
１５の代わりに筒体下部に振動モーターを取付けて筒体
全体を振動させるようにすることも可能である。前記磁
性球体１４は原料の種類によっても異なるが、通常その
直径が３．２〜３２ｍｍ程度に選別され該筒体１１内に
密に充填しても、一定の隙間が生じるようになってい
る。前記励磁コイル１２には直流電流が供給されて、筒
体１１内部の磁性球体１４を磁化するようになって、側
部には冷却の為に冷却ファン１６が設けられている。
【０００７】一方、前記筒体１１の上部には原料供給パ
イプ１７と、鉄分排出パイプ１８と、圧縮空気供給パイ
プ１９とが接続され、下部には鉄分が除去された原料を
排出する原料排出パイプ２０と、下部から洗浄液を供給
し、または筒体１１内に残った残留原料および筒体１１
内に残った残留洗浄液を除去する残留液排出パイプ２１
とが接続されている。そして、前記パイプ１７〜２１に
は図１に示すようにそれぞれ原料供給用の原料供給用バ
ルブ２２、鉄分排出用バルブ２３、圧縮空気供給用バル
ブ２４、残留原料液排出用バルブ２５、製品排出用バル
ブ２６、残留洗浄液排出用バルブ２７、洗浄液を供給す
るための洗浄液供給バルブ２８が接続されている。な
お、２９は逆流防止のためのチェッキ弁を示す。続い
て、前記磁力選別機１０を使用して本発明の方法を用い
た一実施例を図１および図２を参照しながら説明する
と、まず、冷却ファン１６を運転した状態で、励磁コイ
ル１２を用いて磁性球体１４を励磁して電磁石とし、予
め圧縮空気供給用バルブ２４と残留洗浄液排出用バルブ
２７を開いて内部に入っている残留洗浄液を略完全に押
し出して前記圧縮空気供給用バルブ２４及び残留洗浄液
排出用バルブ２７を閉じ、原料供給用バルブ２２と製品
排出用バルブ２６を開く。これによって、図示しない給
鉱ポンプからくみ出された原料が筒体１１内部に序々に
入っていく。この過程において原料中に含まれている鉄
分が磁化された磁性球体１４に吸着されて、製品排出用
バルブ２６からは鉄分を含まない原料（即ち製品）が排
出される。
イプ１７と、鉄分排出パイプ１８と、圧縮空気供給パイ
プ１９とが接続され、下部には鉄分が除去された原料を
排出する原料排出パイプ２０と、下部から洗浄液を供給
し、または筒体１１内に残った残留原料および筒体１１
内に残った残留洗浄液を除去する残留液排出パイプ２１
とが接続されている。そして、前記パイプ１７〜２１に
は図１に示すようにそれぞれ原料供給用の原料供給用バ
ルブ２２、鉄分排出用バルブ２３、圧縮空気供給用バル
ブ２４、残留原料液排出用バルブ２５、製品排出用バル
ブ２６、残留洗浄液排出用バルブ２７、洗浄液を供給す
るための洗浄液供給バルブ２８が接続されている。な
お、２９は逆流防止のためのチェッキ弁を示す。続い
て、前記磁力選別機１０を使用して本発明の方法を用い
た一実施例を図１および図２を参照しながら説明する
と、まず、冷却ファン１６を運転した状態で、励磁コイ
ル１２を用いて磁性球体１４を励磁して電磁石とし、予
め圧縮空気供給用バルブ２４と残留洗浄液排出用バルブ
２７を開いて内部に入っている残留洗浄液を略完全に押
し出して前記圧縮空気供給用バルブ２４及び残留洗浄液
排出用バルブ２７を閉じ、原料供給用バルブ２２と製品
排出用バルブ２６を開く。これによって、図示しない給
鉱ポンプからくみ出された原料が筒体１１内部に序々に
入っていく。この過程において原料中に含まれている鉄
分が磁化された磁性球体１４に吸着されて、製品排出用
バルブ２６からは鉄分を含まない原料（即ち製品）が排
出される。
【０００８】一定の期間経過すると、多量の鉄分等が磁
性球体１４に付着するので、原料供給用バルブ２２と製
品排出用バルブ２６を閉めて原料の供給を停止して、磁
選を一時終了し、圧縮空気供給用バルブ２４を開いて上
部から圧縮空気を供給し（エアーブロー）、これと同時
に残留原料液排出用バルブ２５を開いて内部の原料を排
出する。そして、適当時間経過後に前記圧縮空気供給用
バルブ２４及び残留原料液排出用バルブ２５を閉じる。
ここで、前記残留原料液排出用バルブ２５と製品排出用
バルブ２６を共通とし、残留液を製品として使用するこ
とも場合によっては可能であるが、前記残留液には多少
鉄分等の磁着物が多くなる傾向にあるので、特別な場合
で磁着物の混入を極力防止する為にはこの残留液を製品
として使用せず、原料のタンクに戻して再度磁選を行う
ようにする。この後、励磁コイル１２を瞬間的に適当大
きさの電流を流して逆励磁して消磁する。そして、振動
子１５を図示しない振動装置を用いて振動を与えて磁性
球体１４相互を接触回転させると共に、鉄分排出用バル
ブ２３及び下部の洗浄液供給バルブ２８を開いて筒体１
１内部に図示しない逆洗ポンプから有機溶剤の洗浄液を
流入させて、さらに筒体１１に連通する複数のノズル１
３からも図示しない噴射装置によって有機溶剤の洗浄液
を１０kg/cm2以上の圧縮空気と共に筒体１１内に噴射さ
せる。
性球体１４に付着するので、原料供給用バルブ２２と製
品排出用バルブ２６を閉めて原料の供給を停止して、磁
選を一時終了し、圧縮空気供給用バルブ２４を開いて上
部から圧縮空気を供給し（エアーブロー）、これと同時
に残留原料液排出用バルブ２５を開いて内部の原料を排
出する。そして、適当時間経過後に前記圧縮空気供給用
バルブ２４及び残留原料液排出用バルブ２５を閉じる。
ここで、前記残留原料液排出用バルブ２５と製品排出用
バルブ２６を共通とし、残留液を製品として使用するこ
とも場合によっては可能であるが、前記残留液には多少
鉄分等の磁着物が多くなる傾向にあるので、特別な場合
で磁着物の混入を極力防止する為にはこの残留液を製品
として使用せず、原料のタンクに戻して再度磁選を行う
ようにする。この後、励磁コイル１２を瞬間的に適当大
きさの電流を流して逆励磁して消磁する。そして、振動
子１５を図示しない振動装置を用いて振動を与えて磁性
球体１４相互を接触回転させると共に、鉄分排出用バル
ブ２３及び下部の洗浄液供給バルブ２８を開いて筒体１
１内部に図示しない逆洗ポンプから有機溶剤の洗浄液を
流入させて、さらに筒体１１に連通する複数のノズル１
３からも図示しない噴射装置によって有機溶剤の洗浄液
を１０kg/cm2以上の圧縮空気と共に筒体１１内に噴射さ
せる。
【０００９】前記下部から流入する洗浄液は、筒体１１
内の鉄分や油分を筒体１１外に押し出し、前記ノズル１
３から噴射した洗浄液は磁性球体１４相互間に深く浸透
して前記磁性球体１４に付着した鉄分を含有する油分を
超音波をかけ溶解させて脱離させる。一方、磁性球体１
４は振動子１５の振動によって攪拌され、磁性球体１４
が回転、衝突して相互に接触することで、前記ノズル１
３からの噴射された洗浄液を万遍なく受ける。その為、
磁性球体１４に付着した油分及び鉄分が完全に除去され
ることになる。適当な時間経過することによって略完全
に筒体１１内部の鉄分等は除去されるので、逆洗ポンプ
およびノズル１３に連結された噴射装置を停止すると共
に前記鉄分排出用バルブ２３、洗浄液供給バルブ２８を
閉じて洗浄が終了する。この後、再度励磁コイル１２を
励磁して、上部より圧縮空気供給用バルブ２４を開くと
同時に残留洗浄液排出用バルブ２７を開いて内部に溜ま
った洗浄液を押し出すという最初の工程に戻って磁選を
繰り返すことになる。以上のように、磁性球体１４は振
動子１５によって攪拌されると共にノズル１３からの洗
浄液を受けるので油分と共に付着した鉄分も容易に脱離
して筒体１１外に排出することができる。
内の鉄分や油分を筒体１１外に押し出し、前記ノズル１
３から噴射した洗浄液は磁性球体１４相互間に深く浸透
して前記磁性球体１４に付着した鉄分を含有する油分を
超音波をかけ溶解させて脱離させる。一方、磁性球体１
４は振動子１５の振動によって攪拌され、磁性球体１４
が回転、衝突して相互に接触することで、前記ノズル１
３からの噴射された洗浄液を万遍なく受ける。その為、
磁性球体１４に付着した油分及び鉄分が完全に除去され
ることになる。適当な時間経過することによって略完全
に筒体１１内部の鉄分等は除去されるので、逆洗ポンプ
およびノズル１３に連結された噴射装置を停止すると共
に前記鉄分排出用バルブ２３、洗浄液供給バルブ２８を
閉じて洗浄が終了する。この後、再度励磁コイル１２を
励磁して、上部より圧縮空気供給用バルブ２４を開くと
同時に残留洗浄液排出用バルブ２７を開いて内部に溜ま
った洗浄液を押し出すという最初の工程に戻って磁選を
繰り返すことになる。以上のように、磁性球体１４は振
動子１５によって攪拌されると共にノズル１３からの洗
浄液を受けるので油分と共に付着した鉄分も容易に脱離
して筒体１１外に排出することができる。
【００１０】なお、本実施例では洗浄液の有機溶剤とし
て第３石油系洗浄油を用いたが、灯油等の第２石油類あ
るいは他の有機溶剤を用いることも可能である。筒体１
１内に１０kg/cm2以上の圧縮空気を用いて噴射させた
が、筒体１１の大小、磁性球体１４の球径により圧縮空
気の圧力を変更することができる。また、洗浄済みの洗
浄液には有機溶剤の他、鉄分や油分等が含有されている
が、これら鉄分や油分等を分離抽出することで、前記有
機溶剤を再使用することも可能である。さらに、洗浄済
み液中に水等が含まれる場合には、洗浄液として不溶性
の油を使用し、逆洗後の油を静置し、油と水を分離する
と共にドラム型磁石を用いて鉄分を吸着分離すること
で、洗浄液として用いた油を再使用することができる。
て第３石油系洗浄油を用いたが、灯油等の第２石油類あ
るいは他の有機溶剤を用いることも可能である。筒体１
１内に１０kg/cm2以上の圧縮空気を用いて噴射させた
が、筒体１１の大小、磁性球体１４の球径により圧縮空
気の圧力を変更することができる。また、洗浄済みの洗
浄液には有機溶剤の他、鉄分や油分等が含有されている
が、これら鉄分や油分等を分離抽出することで、前記有
機溶剤を再使用することも可能である。さらに、洗浄済
み液中に水等が含まれる場合には、洗浄液として不溶性
の油を使用し、逆洗後の油を静置し、油と水を分離する
と共にドラム型磁石を用いて鉄分を吸着分離すること
で、洗浄液として用いた油を再使用することができる。
【００１１】
【発明の効果】請求項１〜４記載の圧延油からの鉄分除
去方法においては、磁性球体を振動させながら洗浄液を
供給して前記磁性球体に付着した鉄分を除去するので、
大量に洗浄液を流入させて磁性球体を回転、衝突させる
必要がなく、該鉄分が容易に磁性球体より離れ、洗浄液
の流量が少なくて済み、洗浄時間も短縮できる。請求項
２記載の圧延油からの鉄分除去方法においては、洗浄液
に有機溶剤を用いたので、磁性球体に油分と共に付着し
た鉄分も容易に除去することができる。請求項３記載の
圧延油からの鉄分除去方法においては、有機溶剤を空気
と共に筒体内に吹き込むので、磁性球体相互に深く浸透
してより容易に磁性球体に油分と共に付着した鉄分も容
易に除去することができる。請求項４記載の圧延油から
の鉄分除去方法においては、磁性球体洗浄済み液から有
機溶剤を回収して再使用が可能であるので経費の軽減を
図ることができる。
去方法においては、磁性球体を振動させながら洗浄液を
供給して前記磁性球体に付着した鉄分を除去するので、
大量に洗浄液を流入させて磁性球体を回転、衝突させる
必要がなく、該鉄分が容易に磁性球体より離れ、洗浄液
の流量が少なくて済み、洗浄時間も短縮できる。請求項
２記載の圧延油からの鉄分除去方法においては、洗浄液
に有機溶剤を用いたので、磁性球体に油分と共に付着し
た鉄分も容易に除去することができる。請求項３記載の
圧延油からの鉄分除去方法においては、有機溶剤を空気
と共に筒体内に吹き込むので、磁性球体相互に深く浸透
してより容易に磁性球体に油分と共に付着した鉄分も容
易に除去することができる。請求項４記載の圧延油から
の鉄分除去方法においては、磁性球体洗浄済み液から有
機溶剤を回収して再使用が可能であるので経費の軽減を
図ることができる。
【図１】本発明の方法に使用する磁力選別機の筒体回り
の部分断面図である。
の部分断面図である。
【図２】本発明の方法に使用する磁力選別機の概略構成
図である。
図である。
１０ 磁力選別機 １１ 筒体 １２ 励磁コイル １３ ノズル １４ 磁性球体 １５ 振動子 １６ 冷却ファン １７ 原料供給パイプ １８ 鉄分排出パイプ １９ 圧縮空気供給パイプ ２０ 原料排出パイプ ２１ 残留液排出パイプ ２２ 原料供給用バルブ ２３ 鉄分排出用バルブ ２４ 圧縮空気供給用バルブ ２５ 残留原料液排出用バルブ ２６ 製品排出用バルブ ２７ 残留洗浄液排出用バルブ ２８ 洗浄液供給バルブ ２９ チェッキ弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花田 真一郎 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地な し） 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 内藤 粛 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地な し） 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内 (72)発明者 黒田 茂 岡山県倉敷市水島川崎通１丁目（番地な し） 川崎製鉄株式会社水島製鉄所内
Claims (4)
- 【請求項１】 周囲に励磁コイルを備え多数の磁性球体
が配設された筒体に処理しようとする圧延油を供給して
励磁された前記磁性球体に含有する鉄分を付着させる工
程と、一定期間前記圧延油を通過させた後、該圧延油を
止めて消磁し洗浄液を流し付着した鉄分を除去する工程
とを有する圧延油から鉄分を除去する方法であって、 前記洗浄液の供給は、前記磁性球体を振動させながら行
われることを特徴とする圧延油からの鉄分除去方法。 - 【請求項２】 洗浄液は、石油系洗浄油及びアルコール
等の有機溶剤、アルカリ液あるいはこれらと温湯からな
る請求項１記載の圧延油からの鉄分除去方法。 - 【請求項３】 洗浄液は、単独または圧縮空気と共に筒
体内へ吹き込んで前記磁性球体に吸着した鉄分を除去す
る請求項２記載の圧延油からの鉄分除去方法。 - 【請求項４】 洗浄液にて磁性球体を洗浄した後、該洗
浄済み液から有機溶剤を回収し、再使用する請求項２ま
たは３記載の圧延油からの鉄分除去方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4046144A JP2559313B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 圧延油からの鉄分除去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4046144A JP2559313B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 圧延油からの鉄分除去方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05212310A true JPH05212310A (ja) | 1993-08-24 |
| JP2559313B2 JP2559313B2 (ja) | 1996-12-04 |
Family
ID=12738777
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4046144A Expired - Lifetime JP2559313B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 圧延油からの鉄分除去方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2559313B2 (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02169835A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-06-29 | Japan Electron Control Syst Co Ltd | 内燃機関の空燃比制御装置 |
| JPH09141018A (ja) * | 1995-11-16 | 1997-06-03 | Nippon Jiryoku Senko Kk | 湿式磁力選別機 |
| WO2005049214A1 (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-02 | Nippon Magnetic Dressing Co., Ltd. | 液体からの磁性異物の除去方法およびその装置 |
| KR100643350B1 (ko) * | 2001-10-15 | 2006-11-10 | 주식회사 포스코 | 압연유 순환정화용 전자기 필터 |
| CN107716097A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-02-23 | 广西联壮科技股份有限公司 | 磁性滚珠动态吸附除铁机构 |
| CN112791827A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-05-14 | 宜昌华昊新材料科技有限公司 | 低品位钡矿石自动选矿设备 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101038868B1 (ko) * | 2003-10-20 | 2011-06-02 | 주식회사 포스코 | 냉연공정의 압연유내 철분제거장치 |
Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5458946A (en) * | 1977-10-19 | 1979-05-12 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | Magnetic separator of high field gradient |
| JPS5458945A (en) * | 1977-10-19 | 1979-05-12 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | Magnetic separator of high field gradient |
| JPS5827766U (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-22 | 日本クラウトクレ−マ−株式会社 | 回転型超音波探触子のロ−ラ式スリツプリング |
| JPS5929015A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-16 | Daido Steel Co Ltd | 磁性成分と非磁性成分とを分離する方法 |
| JPS62273019A (ja) * | 1986-05-20 | 1987-11-27 | Kawasaki Steel Corp | 電磁フイルタの洗浄方法 |
| JPH01207110A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-08-21 | Kawasaki Steel Corp | 高勾配磁気分離装置のメディアの付着磁性体除去方法 |
| JPH0234645A (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-05 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 耐熱性ポリクロロプレンゴム組成物 |
| JPH0235988A (ja) * | 1988-07-27 | 1990-02-06 | Tokyo Metropolis | 有機性排水処理用磁気分離装置のマトリックス洗浄方法 |
| JPH02218447A (ja) * | 1988-12-22 | 1990-08-31 | Nippon Jiryoku Senko Kk | 湿式磁力選別方法 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4046144A patent/JP2559313B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5458946A (en) * | 1977-10-19 | 1979-05-12 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | Magnetic separator of high field gradient |
| JPS5458945A (en) * | 1977-10-19 | 1979-05-12 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | Magnetic separator of high field gradient |
| JPS5827766U (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-22 | 日本クラウトクレ−マ−株式会社 | 回転型超音波探触子のロ−ラ式スリツプリング |
| JPS5929015A (ja) * | 1982-08-11 | 1984-02-16 | Daido Steel Co Ltd | 磁性成分と非磁性成分とを分離する方法 |
| JPS62273019A (ja) * | 1986-05-20 | 1987-11-27 | Kawasaki Steel Corp | 電磁フイルタの洗浄方法 |
| JPH01207110A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-08-21 | Kawasaki Steel Corp | 高勾配磁気分離装置のメディアの付着磁性体除去方法 |
| JPH0234645A (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-05 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 耐熱性ポリクロロプレンゴム組成物 |
| JPH0235988A (ja) * | 1988-07-27 | 1990-02-06 | Tokyo Metropolis | 有機性排水処理用磁気分離装置のマトリックス洗浄方法 |
| JPH02218447A (ja) * | 1988-12-22 | 1990-08-31 | Nippon Jiryoku Senko Kk | 湿式磁力選別方法 |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02169835A (ja) * | 1988-12-23 | 1990-06-29 | Japan Electron Control Syst Co Ltd | 内燃機関の空燃比制御装置 |
| JPH09141018A (ja) * | 1995-11-16 | 1997-06-03 | Nippon Jiryoku Senko Kk | 湿式磁力選別機 |
| KR100643350B1 (ko) * | 2001-10-15 | 2006-11-10 | 주식회사 포스코 | 압연유 순환정화용 전자기 필터 |
| WO2005049214A1 (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-02 | Nippon Magnetic Dressing Co., Ltd. | 液体からの磁性異物の除去方法およびその装置 |
| KR100773049B1 (ko) * | 2003-11-21 | 2007-11-02 | 닛폰지료쿠센코 가부시키가이샤 | 액체로부터의 자성 이물 제거 방법 및 그 장치 |
| JP4694373B2 (ja) * | 2003-11-21 | 2011-06-08 | 日本磁力選鉱株式会社 | 液体からの磁性異物の除去方法およびその装置 |
| CN107716097A (zh) * | 2017-10-24 | 2018-02-23 | 广西联壮科技股份有限公司 | 磁性滚珠动态吸附除铁机构 |
| CN112791827A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-05-14 | 宜昌华昊新材料科技有限公司 | 低品位钡矿石自动选矿设备 |
| CN112791827B (zh) * | 2020-12-29 | 2022-04-05 | 宜昌华昊新材料科技有限公司 | 低品位钡矿石自动选矿设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2559313B2 (ja) | 1996-12-04 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3270071B2 (ja) | 強磁性材料の切削加工からの残滓を再生する方法および装置 | |
| JP6399326B1 (ja) | 土壌浄化システム | |
| JP2559313B2 (ja) | 圧延油からの鉄分除去方法 | |
| JP7300119B2 (ja) | 土壌浄化システム | |
| EP1072315A1 (en) | Method for separating magnetic particles mixed in fluid, separating system, and separator | |
| JP4694373B2 (ja) | 液体からの磁性異物の除去方法およびその装置 | |
| JPWO2011070682A1 (ja) | 磁気分離装置 | |
| JP2020069462A (ja) | 土壌浄化システム | |
| JP2553925B2 (ja) | 湿式磁力選別方法 | |
| JP2020097021A (ja) | 土壌浄化システム | |
| JP6678354B2 (ja) | 土壌浄化システム | |
| JPH05123510A (ja) | 高勾配磁選機の自動洗浄装置 | |
| JP2582699B2 (ja) | 電磁フィルタ | |
| JP2582694B2 (ja) | 湿式磁力濾過装置 | |
| JP2777787B2 (ja) | 湿式磁力選別機 | |
| JP2020069463A (ja) | 土壌浄化システム | |
| JP2010022902A (ja) | 磁気フィルター装置の洗浄方法 | |
| JP2020082051A (ja) | 土壌浄化システム | |
| JPH04281807A (ja) | 磁気分離装置 | |
| JP2002361010A (ja) | 汚染油の浄化装置及び浄化方法 | |
| JP6566281B1 (ja) | 土壌浄化システム | |
| JP6458976B1 (ja) | 土壌浄化システム | |
| JP2004162157A (ja) | 洗浄液再生装置を備えた洗浄システム | |
| JPS58219912A (ja) | マトリツクス部における磁性粉粒体の除去方法及びその装置 | |
| JPH11300120A (ja) | 磁気分離方法とその装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090905 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100905 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 16 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 16 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905 |