JPH05212237A - 吸湿器 - Google Patents

吸湿器

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JPH05212237A
JPH05212237A JP4017927A JP1792792A JPH05212237A JP H05212237 A JPH05212237 A JP H05212237A JP 4017927 A JP4017927 A JP 4017927A JP 1792792 A JP1792792 A JP 1792792A JP H05212237 A JPH05212237 A JP H05212237A
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JP
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hygroscopic
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moisture
mixture
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JP4017927A
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Tadao Nagase
匡夫 長瀬
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Abstract

(57)【要約】 【構成】この吸湿器は容器本体1と蓋体2とを備え、内
部に、吸湿して発色する吸湿混合物Kを収容する。蓋体
2の上面部2aに、着色状態を視認するための小窓部3
と、容器本体1内へ湿気を通す通気孔4とを設けた。蓋
体2に、容器本体1の内部を通気孔側領域Aと小窓部側
領域Bとに仕切る仕切板5を設けた。仕切板5と容器本
体1の底面1aとの間に、両領域A,Bを連通させる連
通隙間Sを設けた。 【効果】小窓部3直下の吸湿混合物Kが最後に吸湿して
発色するので、正確な交換時期を把握できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たんすの引出し、保
存箱および保存容器等の密閉空間内に設置されて、内部
の湿気をとる吸湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、上記の吸湿器において、内部に充
填された吸湿剤の吸湿力が低下して交換の時期に来たこ
とを、外部から確認できるようにしたものが、提供され
ている。例えば、潮解性吸湿剤を用い、吸湿された水分
が、透明な容器内に、液体として溜まっていくことを視
認するようにした、いわゆる液量把握式の吸湿器があっ
た。
【0003】しかし、このような液量把握式のものにあ
っては、これを倒したときに、内部の液体がこぼれ出
し、布団、衣類または食品等に滲み込んで、取返しのつ
かないことになる虞があった。また、塩化カルシウムが
粉体又は顆粒のときは白色であって、潮解して溶液にな
ると透明になるという性質を利用して、予め着色等した
表示を、外部より視認できないように上記粉体等に埋設
しておき、粉体等が溶液になったときに上記の表示が透
けて見えるようにした吸湿器もあった。
【0004】しかし、この場合は、予め着色等を施した
表示装置を設置する必要があり、製造コストが高くなる
という問題があった。そこで、潮解性吸湿剤と、この潮
解性吸湿剤が吸湿により潮解して含水状態になった際に
生ずる水成分に溶解して発色する着色剤と、含水状態と
なった潮解性吸湿剤が液状となって外部に流出しないよ
うに上記吸湿によって生じた水成分を捕獲する水成分捕
獲剤を含む吸湿混合物を、容器の内部に充填し、この容
器を、着色状態視認用の透明または半透明部分を備えた
透湿性材料により構成したものが提案されている(特開
平2−2823号公報参照)。
【0005】この吸湿器においては、容器を倒したとし
ても、液体がこぼれ出すようなことがなく、しかも、吸
湿混合物の着色を、透明部分等を通して視認することに
より、内部の吸湿混合物の吸湿能力が低下したことを判
断し、これを、おおよその交換時期とすることができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、容器の内部へ
透湿させるための透湿部分と、視認するための透明部分
との位置関係の設定によっては、まだ充分な吸湿能力が
残存している段階で、交換時期がきたものと判断される
場合もあり、交換時期の判断が、必ずしも的確ではなか
った。
【0007】そこで、この発明は、新しいものとの交換
時期を的確に判断することができる吸湿器を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明に係る吸湿器は、潮解性吸湿剤と、この潮
解性吸湿剤が吸湿により潮解して含水状態になった際に
生ずる水成分に溶解して発色する着色剤と、含水状態と
なった潮解性吸湿剤が液状となって外部に流出しないよ
うに上記吸湿によって生じた水成分を捕獲する水成分捕
獲剤を含む吸湿混合物が、内部に充填された吸湿器にお
いて、上方が開放しており、上記吸湿混合物が充填され
る容器本体と、この容器本体の上面を覆う蓋体と、この
蓋体の上面部の一端部に設けられ、吸湿混合物の着色状
態を視認するための透明または半透明の小窓部と、蓋体
の上面部の、上記小窓部から所定距離離した位置に設け
られた通気孔と、容器本体の内部を、小窓部側に近接し
た位置で、小窓部側領域と通気孔側領域とに仕切る仕切
板と、この仕切板の下部に、または仕切板の下端部と容
器本体の底面との間に設けられ、上記小窓部側領域と通
気孔側領域とを連通させる連通隙間とを備えたことを特
徴とするものである。
【0009】また、この発明の好ましい態様としては、
上記通気孔が、液体透過規制用の微多孔性透湿材料から
なる薄板状のフィルタによって覆われていることを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】上記発明の構成によれば、蓋体に設けた通気孔
を通過した湿気は、まず、容器本体の内部の、通気孔側
領域にある吸湿混合物によって吸湿され、この通気孔側
領域にある吸湿混合物の吸湿能力が消失すると、上記湿
気は、通気孔側領域と小窓部側領域とを連通する連通隙
間を通過し、小窓部側領域にある吸湿混合物によって吸
湿されていく。このとき、連通隙間が、容器本体の底面
側に設けられていることから、小窓部側領域にある吸湿
混合物は、その底部から吸湿していき、最後に、小窓部
直下の吸湿混合物が吸湿して発色する。これにより、小
窓部を通して、吸湿混合物の着色状態の視認が可能とな
る。
【0011】また、通気孔を、微多孔性透湿材料からな
るフィルタによって覆うことにより、一旦吸湿された水
分が、通気孔から外部へ放出されることが防止される。
【0012】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例の吸湿器の縦断面図
であり、図2はその仕切板を正面から見た概略図であ
り、図3は蓋体およびフィルタ保持枠の分解斜視図であ
る。図1を参照して、この吸湿器は、上方が開放してお
り、後述する吸湿混合物Kが充填された容器本体1と、
この容器本体1の上面を覆う蓋体2とを備えている。
【0013】この蓋体2の上面には、吸湿混合物Kの着
色状態を視認するための小窓部3と、容器本体1の内部
へ外部の湿気を導入するための複数の通気孔4とが設け
られいる。また、蓋体2の下面の、小窓部3の近傍位置
から下方へ延びる仕切板5が形成されている。蓋体2が
容器本体1に嵌められたとき、この仕切板5によって、
容器本体1の内部が、通気孔側領域Aと小窓部側領域B
とに仕切られる。さらに、図1および図3を参照して、
蓋体2が容器本体1に嵌められたとき、仕切板5の下端
部と容器本体1の底面1aとの間に、上記通気孔側領域
Aと小窓部側領域Bとを連通させる連通隙間Sが形成さ
れるよう、仕切板5の深さが設定されている。また、通
気孔4の下方は、微多孔性透湿材料からなる薄板状のフ
ィルタ8によって覆われており、このフィルタ8は、フ
ィルタ保持枠9によって、蓋体2の下面に取り付けられ
ている。
【0014】吸湿混合物Kは、潮解性吸湿剤と、この潮
解性吸湿剤が吸湿により潮解して含水状態になった際に
生ずる水成分に溶解して発色する着色剤と、含水状態と
なった潮解性吸湿剤が液状となって外部に流出しないよ
うに上記吸湿によって生じた水成分を捕獲する水成分捕
獲剤とからなる。図1を参照して、容器本体1は、ポリ
プロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンおよびアクリ
ル等の合成樹脂やガラス等の、非透明且つ非透湿な材料
で形成されている。容器本体1は、略直方体形状をして
おり、その上端には、屈曲形成されて外方に延びるフラ
ンジ部11が、全周にわたって設けられている。また、
容器本体1の対向する一対の内壁面には、上記仕切板5
の下部をガイドする一対のガイド用リブ12が、それぞ
れ設けられている。なお、ガイド用リブ12は省略して
も良い。
【0015】図1および図2を参照して、蓋体2は、ポ
リプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレンおよびアク
リル等の合成樹脂やガラス等の、非透湿な材料で形成さ
れており、透明または半透明とされている。蓋体2は、
上方が開放した浅い容器状をしており、容器本体1のフ
ランジ部11に密接されるフランジ部21と、このフラ
ンジ部21に囲まれ、容器本体1の上部に内嵌される凹
入部22とからなる。この凹入部22は、蓋体2の上面
部2aとなる部分の周囲に、周側壁22aを有してお
り、この周側壁22aが、容器本体1の内側壁に嵌合さ
れる。
【0016】蓋体2の上面部2aには、その長手方向の
一端部から中央部にかけて、シール6が貼られている。
このシール6は、当該吸湿器の取扱い説明が記された非
透明フィルムからなり、その端部付近が矩形状に切欠か
れている。蓋体2自身が透明または半透明であることか
ら、上記シール6の切欠かれた部分によって、吸湿混合
物Kの着色状態を視認するための上記小窓部3が構成さ
れている。
【0017】また、蓋体2の上面部2aの他端部から中
央部にかけて、上記通気孔4が、縦横に穿設されてい
る。蓋体2の上面部2aの下面の、上記通気孔4の周囲
には、突起7が設けられている。これらの突起7を上記
フィルタ保持枠9に嵌合させた状態で、上記フィルタ8
が、蓋体2の通気孔4の下方を覆うようにして取り付け
られている。フィルタ保持枠9は、フランジ部91に囲
まれた凹入部92を有しており、この凹入部92の内角
部に対して、上記突起7がそれぞれ嵌合されるようにな
っている。また、凹入部92は、フィルタ8の周縁部を
保持するための周縁部を残して、開口されている。
【0018】上記フィルタ8を構成する微多孔性透湿材
料とは、透湿性はあるが液体としての水は通さない、直
径が例えば25μm以下程度の微細な孔が多数形成され
たものを言い、例えば、セロファン、ナイロン、ビニロ
ン等の素材自身が透湿性を有する多孔性樹脂フィルム、
パルプ、不織布、透湿性の紙、フェルト、あるいはこれ
らの積層体などの使用が好ましい。また、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリスチレン等のベース樹脂材料の
粉末を焼成した多孔性樹脂シートや、多孔質ガラス等を
使用することもできる。
【0019】吸湿混合物Kのうち、潮解性吸湿剤として
は、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニ
ウム、塩化リチウム、臭化カルシウム、塩化亜鉛、五酸
化リン等の潮解性無機塩類が好ましいものとして例示さ
れる。また、着色剤としては、食用赤色2号(アマラン
ス)、同3号(エリスロシン)、同102号(ニューコ
クシン)、同104号(フロキシン)、同105号(ロ
ーズベンガル)、同106号(アシッドレッド)、食用
黄色4号(タートラジン)、同5号(サンセットイエロ
ーFCF)、食用緑色3号(ファーストグリーンFC
F)、食用青色1号(ブリリアントブルーFCF)、同
2号(インジゴカルミン)等の食用タール色素、鉄クロ
ロフィリンのカリウムおよびナトリウム塩、銅クロロフ
ィリンのカリウムおよびナトリウム塩、銅クロロフィリ
ン等の揚力色素、その他、酸化第2鉄(ベンガラ)、β
−カロチン等の食品用着色剤が食品衛生上好ましく使用
される。
【0020】さらに、水成分捕獲剤としては、水成分を
吸収してゲル化する増粘剤、水成分を吸収して固化する
固化剤、および、水成分を吸収して保持する保持剤が好
ましく用いられ、これらの捕獲剤は、単独で、あるいは
2種以上混合して使用される。上記増粘剤としては、ゼ
ラチン、アルギ酸ソーダ、カラギーナン、寒天、アルギ
ン酸プロピレングリコール、カゼインナトリウム、カル
ボキシメチルセルロース、デンプン、グリコール酸ナト
リウム、ポリアクリル酸ナトリウム、メチルセルロー
ス、アラビヤゴム、ペクチン、ポリビニルアルコール、
グリセリン等が例示される。
【0021】また、固化剤としては、ポルトランドセメ
ント、アルミナセメント等の水硬化性セメントや、生石
灰(酸化カルシウム)、消石灰、石膏等の気硬生セメン
トなど、吸湿した差異に硬化性を示す、いわゆる広義の
セメントが用いられる。保持剤としては、ケイ酸粉末、
ホワイトカーボン、天然パルプ、セピオライト、ケイ
砂、ジルコニウム錯体、粉末チタン等が挙げられる。
【0022】なお、潮解性吸湿剤、増粘剤、固化剤およ
び保持剤としては、着色剤の発色をより鮮やかに、かつ
忠実に発現させるため、上記例示の各化合物の中でも白
色あまいは無色のものを用いることが望ましい。例え
ば、白色の固化剤としては、石膏、生石灰、消石灰等が
例示され、白色の保持剤としては、ケイ酸粉末、ジルコ
ニウム錯体、粉末チタン等が例示される。一方、前記潮
解性吸湿剤と増粘剤については、前記例示のものが何れ
も白色あるいは無色であるため、全ての化合物が好適に
使用される。
【0023】これらの潮解性吸湿剤と水成分捕獲剤の選
択にあたっては、着色剤の発色に支障のない様、PH等
の調整が必要であり、必要に応じて、PHの調整剤を添
加する。上記潮解性吸湿剤、着色剤および水成分捕獲剤
の各成分の、吸湿混合物Kに占める割合は、本発明では
特に限定されないが、潮解性吸湿剤が30〜70重量
%、より好ましくは51〜70重量%、着色剤が0.0
1〜0.2重量%、増粘剤が5〜40重量%、固化剤が
2〜14重量%、保持剤が5〜40重量%の範囲内であ
ることが好ましい。
【0024】また、上記各成分からなる吸湿混合物K
は、前述したように粉末状、顆粒状、フレーク状、ある
いは多孔質固形状等の形状で容器内に充填されることが
好ましい。吸湿混合物Kを上記形状にするためには公知
の方法を適用できる。例えば、吸湿混合物Kを顆粒状や
フレーク状にするには、固形物の粉砕、熱分解、粉体か
らの造粒、溶液あるいは気体からの析出造粒等の方法を
適用することができ、多孔質固形状にするには、上記顆
粒やフレークを焼結したりバインダで固結する方法等が
適用できる。
【0025】なお、吸湿混合物Kを上記顆粒状やフレー
ク状にする場合には、一つずつの顆粒やフレーク中に、
潮解性吸湿剤、着色剤および水成分捕獲剤の全ての成分
を含ませることもできるが、これら各成分は、化学的性
質や物理的性質がそれぞれ異なるものであるから、全て
の成分を一つの顆粒やフレークに含ませることは容易で
はない。したがって、各成分のうちの一つあるいは一部
を含む数種の顆粒やフレークを製造し、これを混合して
容器内に収容することが好ましい。また、吸湿混合物K
を前記多孔質固形状にする場合には、上記数種の顆粒や
フレークの混合物を使用することが好ましい。
【0026】この実施例によれば、蓋体2の上面部2a
に設けた通気孔4を通過した湿気は、最初は、容器本体
1の内部の、通気孔側領域Aにある吸湿混合物Kによっ
て吸湿され、まず、この通気孔側領域Aにある吸湿混合
物Kの吸湿能力が消失する。その後、湿気は、通気孔側
領域Aと小窓部側領域Bとを連通する連通隙間Sを通し
て、小窓部側領域Bにある吸湿混合物Kによって吸湿さ
れていく。このとき、連通隙間Sが、容器本体1の底面
1a付近に設けられていることから、小窓部側領域Bに
ある吸湿混合物Kは、その底部から吸湿していき、最後
に、小窓部3直下の吸湿混合物Kが吸湿して発色する。
これにより、小窓部3を通して、吸湿混合物Kの着色状
態の視認が可能となる。このように、容器本体1内の吸
湿混合物Kの略全体が吸湿に供された時点で、上記着色
状態を視認できるので、非常に正確に、取り換え時期の
タイミングを把握することができる。特に、小窓部3を
蓋体2の上面部2aに設けたので、設置状態で、容易
に、取り換え時期の確認を行える。
【0027】また、通気孔4を、透湿性はあるが液体と
しての水の流出は規制する、微多孔性透湿材料からなる
フィルタ8によって覆っているので、一旦吸湿器内に吸
湿された水分が、通気孔4を通して外部へ放出されるこ
とを防止することができる。通気孔4の大きさは、目的
に合わせて調整でき、その面積を大きくすれば、時間当
たりの吸湿量が大きくなり、面積を小さくすれば時間当
たりの吸湿量が小さくなる。
【0028】なお、上記実施例において、仕切板5は、
容器本体1の内部を通気孔側領域Aと小窓部側領域Bと
に区画すると共に、容器本体1の底部に両領域A,B間
を連通する連通隙間Sを形成するものであれば良い。し
たがって、仕切板5は、蓋体2と一体でなく別体で形成
されていても良いし、容器本体1側に容器本体1と一体
的に設けるとともに、この仕切板5の下部に開口を設
け、この開口により連通隙間Sを構成するようにしても
良い。さらに、仕切板5は、蓋体2および容器本体1の
両者から別体に設けても良い。
【0029】また、上記実施例においては、小窓部3
を、透明な蓋体2を覆ったシール6の切欠部分により構
成したが、非透明な蓋体2に設けた穴に透明なガラス等
を配置して、小窓部3を構成することもできる。さら
に、容器本体1の形状として、直方体形状以外の他の形
状、例えば円筒形状状やドーム型形状等を採用すること
ができる。
【0030】その他、この発明の要旨を変更しない範囲
で種々の設計変更を施すことができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明に係る吸湿器によれ
ば、内部に充填された吸湿混合物のうち、着色状態を視
認するための小窓部の近傍の吸湿混合物を、最後に吸湿
に供させて着色させるので、吸湿混合物全体の吸湿能力
がほぼ消失するタイミング即ち取り換え時期を、的確に
判断することができる。そして、小窓部を蓋体の上面部
に設けたので、設置状態で、容易に、取り換え時期の確
認を行える。特に、吸湿剤のみで吸湿能力消失の表示装
置となるので、別途に表示装置等を設ける必要がなく部
品点数および組立工数の削減を通じて製造コストを安く
でき、しかも、吸湿能力消失の表示に間違いや遅れを生
じさせることなく、表示を確実に行うことができる。
【0032】また、通気孔を、透湿微多孔性材料からな
るフィルタによって覆うことにより、一旦吸湿された水
分の、通気孔からの放出を防止できるばかりでなく、液
体にならない吸湿剤を使用するので、たんすの引出しや
着物の保存ケースあるいは食品の保存箱等、水分の流失
を確実に回避しなければならない密閉空間内への設置に
も適用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る吸湿器の縦断面図であ
る。
【図2】その仕切板を正面から見た概略図である。
【図3】蓋体およびフィルタ保持枠の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 容器本体 1a 底面 2 蓋体 2a 上面部 3 小窓部 4 通気孔 5 仕切板 8 フィルタ K 吸湿混合物 A 通気孔側領域 B 小窓部側領域 S 連通隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】潮解性吸湿剤と、この潮解性吸湿剤が吸湿
    により潮解して含水状態になった際に生ずる水成分に溶
    解して発色する着色剤と、含水状態となった潮解性吸湿
    剤が液状となって外部に流出しないように上記吸湿によ
    って生じた水成分を捕獲する水成分捕獲剤を含む吸湿混
    合物が、内部に充填された吸湿器において、 上方が開放しており、上記吸湿混合物が充填される容器
    本体と、 この容器本体の上面を覆う蓋体と、 この蓋体の上面部の一端部に設けられ、吸湿混合物の着
    色状態を視認するための透明または半透明の小窓部と、 蓋体の上面部の、上記小窓部から所定距離離した位置に
    設けられた通気孔と、 容器本体の内部を、小窓部側に近接した位置で、小窓部
    側領域と通気孔側領域とに仕切る仕切板と、 この仕切板の下部に、または仕切板の下端部と容器本体
    の底面との間に設けられ、上記小窓部側領域と通気孔側
    領域とを連通させる連通隙間とを備えたことを特徴とす
    る吸湿器。
  2. 【請求項2】上記通気孔が、液体透過規制用の微多孔性
    透湿材料からなる薄板状のフィルタによって覆われてい
    ることを特徴とする請求項1記載の吸湿器。
JP4017927A 1992-02-03 1992-02-03 吸湿器 Pending JPH05212237A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11319468A (ja) * 1998-05-08 1999-11-24 Sanyo Chem Ind Ltd 除湿又は乾燥剤
JP2010008100A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Sharp Corp マイクロ流路型センサチップ、および測定装置

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