JPH0446230Y2 - - Google Patents

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JPH0446230Y2
JPH0446230Y2 JP16559187U JP16559187U JPH0446230Y2 JP H0446230 Y2 JPH0446230 Y2 JP H0446230Y2 JP 16559187 U JP16559187 U JP 16559187U JP 16559187 U JP16559187 U JP 16559187U JP H0446230 Y2 JPH0446230 Y2 JP H0446230Y2
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container
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adsorbent
gas
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、防虫剤、脱臭剤、芳香剤或いは消臭
剤等の有効使用期間を表示するに最適の経時イン
ジケータに関する。
〔従来の技術〕
家庭用冷蔵庫などに使用する活性炭等からなる
脱臭剤あるいは通気性容器に収納された昇華性の
防虫剤など、その使用下で外見上経時変化を視認
できないものでは、使用者にとつて、それ等の有
効使用期間(6ケ月程度)の終了時期の見極めが
懸念される。そこで、従来は使用に際して使用開
始日時を筐体の一部に書き込む等の手段が講じら
れていた。
しかし、実際の使用下においては有効期間の確
認を失念し勝ちであり、特に、前記日時の書き込
みを怠つたような場合には、次の交換を何時行え
ばよいかわからず、極めて不安である。
ところで、一般に比較的長期の経過日時を表示
する簡便な手段として、従来は、容器中に充填し
た酸化染料の変色あるいは薬剤の分解によるPH変
化等を利用したインジケータが採用されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、上述の化学的変化を利用するインジ
ケータは、その目的の表示期間が長期である関係
上、酸化或いは分解速度が極めて緩慢であること
から薬剤の変色などによる表示の転換が明瞭でな
くて、しかも、変色の度合を感覚的に判断しなけ
ればならず、殊に、表示終了或にあつては変色の
中間状態が比較的長期に及ぶこともあつて、変化
濃度の最も高い時期などの最終状態の確認が困難
で、その結果、期間の表示が不正確であつた。加
えて、これ等従来のインジケータでは、容器の嵩
張り及び使用時の容器姿勢の制約並びにコスト高
などの問題があつた。
そこで、本考案は期間の表示をより明瞭にする
と共に、低廉にして簡便に使用することの出来る
経時インジケータを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的を達成するために、本考案では、一
部又は全部が透視可能なガス不透過性容体内で、
昇華性染料をガス透過性フイルムの介在下に吸着
材面に転移吸着せしめるように構成してなる経時
インジケータを提案する。
そして、上記構成のための昇華性染料は、前記
透過性フイルムで被つた上に、使用時に開封する
ガス不透過性フイルムからなる袋内に封止して置
くことが有効であり、また、前記吸着材としては
前記不透過性容体内に予め収容しておく厚手のボ
ール紙面の他に、該容体の内壁面を活用しても良
く、更に、該容体の一部に開閉自在の投入口を設
けておくことが使用上便利である。
〔作用〕
即ち、袋状或いは箱型状に形成されるガス不透
過性容体は、その透視可能な部分から内部の状態
を視認することが出来る。
そして、該容体内部では、これに収容した昇華
性染料が時間の経過とともに徐々に昇華して、そ
の蒸気で充満する一方、この昇華蒸気が容体内部
の吸着材面に転着して、該面を前記染料色に着色
して行く。
この容体内における前記染料の昇華現象は、内
部蒸気圧とのバランスの上で進行するので、内部
蒸気圧が一定圧に達した後は、吸着材面における
吸着がない限り、該染料の昇華は進行しない。
従つて、当該インジケータの使用以前には、前
記昇華性染料を不透過性フイルムからなる袋中に
封入することによつて、該染料を安定に保存する
ことが出来、使用に際して先の袋を開封して取り
出した前記染料を、吸着材を予め収容した不透過
性容体中に投入することにより、前述の昇華転着
現象が始まる。
そこで、この昇華性染料の前記容体内投入時を
経時開始時点として、前記吸着材への染料吸着に
よる該材の色変化又は昇華によつて散脱する昇華
性染料の状態を前記容体の透視部からこれ等両体
を比較視認することによつて、経過日時を判知出
来る。
次に、本考案の図示実施例について説明する。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示す構成図及び第
2図はその使用状態を示す図で、ポリエステル等
からなるガス不透過性の透明フイルムで袋状に構
成した容体1は、その一側に開閉自在のチヤツク
状シール部2が形成されており、該体1内には厚
手のボール紙等の表面を白色に仕上げた吸着材3
が収容してある。
一方、大気中で徐々に揮散する昇華性染料(保
土谷化学社製、カラーフオーマーMT−Z)を芯
材に塗布等した昇華性染料ボード4は、多数のピ
ンホール(0.5mmφ程度)を有すポリエステルフ
イルム等からなるガス透過性フイルム5で包み、
かつ、前記不透過性フイルムからなる袋6内に封
入してある。
そして、使用に際して前記袋6を開封して、透
過性フイルム5で包蔵した昇華性染料ボード4を
該袋6から取り出し、これを容体1内にそのシー
ル部2の開き口から投入して、再び該シール部2
を封じて第2図示の状態に置くとき、透過性フイ
ルム5を通して容体1内への昇華性染料放出によ
り低下した蒸気圧の下で、該ボード4からの染料
昇華が活発化する。
一方、容体1内に放出された昇華性染料は、吸
着材3に付着する。従つて、この昇華性染料の吸
着材3への付着による吸収と前記透過性フイルム
5おける透過率の規制下での前記ボード4からの
染料昇華とによる内部蒸気圧のバランス下に、前
記ボード4から吸着材3への移染が時間の経過と
共に徐々に進行する。
この移染によつて、表面白色の吸着材3は徐々
に着色される。そして、その着色濃度が未だ残存
する前記ボード4の昇華性染料の色調と等しくな
る時点を終期とすることによつて、当実施例では
この間の経過日時を表示するインジケータとする
ことが出来る。
なお、上記実施例において、容体1と袋6とを
ミシン目などによつて容易に分離可能な連続体に
構成することも可能である。
第3図及び第4図は本考案の他の実施例を示す
構成図及び使用状態図で、前記第1図示実施例と
同様に透過性フイルム5及び不透過性フイルムか
らなる袋6で包まれた昇華性染料ボード4に対し
て、袋状の容体1をポリエステルフイルムの内面
に和紙等の薄紙を貼着した不透過性材で構成して
ある。なお、この場合の容体1としては、上記構
成の他にポリエステルフイルムの内面に不織布等
を貼着したもの、更には、袋体の片面の一部又は
全部をポリエステルフイルムで構成し、他面をポ
リエステルフイルムの内面に和紙、不織布等を貼
着した厚紙等で構成したものなど、内面が吸着性
を有しこれを外から視認出来る封止袋が適用可能
である。
而して、使用時には、前記実施例と同様に、昇
華性染料ボード4をその袋6から取り出し、容体
1中に投入することによつて、時間の経過ととも
に、第4図示の如く、昇華した染料が容体1の内
壁面の吸着材3に転着し、該吸着材3の着色濃度
を前記ボード4と比較することによつて、経過終
期を知ることが出来る。
更に、第5図及び第6図は本考案の他の実施例
を示す構成図及び使用状態図で、ガス不透過性の
素材からなるカツプ状の容体1に昇華性染料ボー
ド4を収め、該容体1の開口部付近にガス透過性
フイルム5からなる中蓋を設け、該開口部に取り
外し自在のガス不透過性素材からなる蓋7を被せ
てある。
而して、使用時に、吸着材3を蓋7とガス透過
性フイルム5からなる中蓋との間に、第6図示の
ように載置することにより、前記実施例の場合と
同様に、時間の経過と共に該吸着材3への染料が
透過フイルム5の介在下に行われる。
第7図及び第8図は、更に今一つの実施例を示
す構成図及び使用状態図で、前記第5図示実施例
と同様のカツプ状の容体1中に吸着材3を入れ、
かつ、前記第1図及び第3図示実施例における前
記ボード4と同じく透過性フイルム5及び不透過
性の袋6で包んだ昇華性染料ボード4を収めてお
き、使用時に前記袋6を第8図示のように破くこ
とによつて、前記各実施例と同様に吸着材3への
移染が可能となる。
〔考案の効果〕
このように、本考案インジケータによれば、ガ
ス不透過性容体内で昇華性染料を吸着材面にガス
透過性フイルムの介在下に移染させるように構成
したので、これによつて、着色される該吸着材面
の着色濃度で経過日時を推定することが出来、し
かも、この場合の吸着材着色濃度を元の昇華性染
料の色調と比較することによつて容易かつ確実に
判知出来るので、例えば、この吸着材着色濃度が
原染料の色調と同程度に達した時点を最終時期と
する経時判定機能を発揮させることが出来ると共
に、この経時期間をガス透過性フイルムの透過率
調整等によつて1週間乃至6ケ月間程度の範囲内
において自由に選定することも可能で、かつ、使
用時の容体姿勢などに左右されることなく安定に
機能するので、これを脱臭剤等の経時対象容器側
面に貼着して併用するなど簡便に用いることが出
来、加えて、構成簡単にして低廉に提供出来るな
ど、本考案インジケータはこの種経時判知器具と
して実用上極めて有用なるものである。
なお、本考案インジケータにおける昇華性染料
を白色ボード等の芯材に塗布して用いるときは、
該染料の完全昇華による芯材色の露見を経時終期
の判別基準とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案インジケータの一実施例を示す
構成図、第2図はその使用状態図、第3図乃至第
8図は本考案インジケータの夫々他の実施例の構
成を示す図とその使用状態を示す図である。 1……容体、2……シール部、3……吸着材、
4……昇華性染料ボード、5……ガス透過性フイ
ルム、6……袋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一部又は全部が透視可能なガス不透過性容体
    内で、昇華性染料をガス透過性フイルムの介在
    下に吸着材面に転移吸着せしめるように構成し
    てなることを特徴とする経時インジケータ (2) 前記透過性フイルムで被つた昇華性染料を、
    使用時に開封するガス不透過性フイルムからな
    る袋内に封止してなるところの実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の経時インジケータ (3) 前記吸着材が前記不透過性容体内に収容した
    厚手のボール紙等であるところの新案登録請求
    の範囲第1項記載の経時インジケータ (4) 前記吸着材面が前記不透過性容体の内壁面で
    あるところの実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の経時インジケータ (5) 前記不透過性容体が開閉自在の投入口を有す
    るところの実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の経時インジケータ。
JP16559187U 1987-10-29 1987-10-29 Expired JPH0446230Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0170189U JPH0170189U (ja) 1989-05-10
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