JPH0716193U - 期間表示器 - Google Patents

期間表示器

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JPH0716193U
JPH0716193U JP5288993U JP5288993U JPH0716193U JP H0716193 U JPH0716193 U JP H0716193U JP 5288993 U JP5288993 U JP 5288993U JP 5288993 U JP5288993 U JP 5288993U JP H0716193 U JPH0716193 U JP H0716193U
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JP
Japan
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liquid
groove
substrate
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period indicator
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JP5288993U
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English (en)
Inventor
野 隆 良 岡
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Osaka Pharmaceutical Co Ltd
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Osaka Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板部3は液体不透過性材製であって、その
一片面上に凹溝4を備える。またこの凹溝4の一至端は
上部に位置する孔部5と連通する。凹溝4内にはその底
面部に接面状態でかつこの凹溝形に則して液体透過性の
吸液シート7が装設されている。またこの吸液シート7
中には常温揮散性液体を含有する。また基板部3の面上
には凹溝4内を封止する状態で透明カバー8が固定され
ている。 【効果】 極めて明確な状態で期間表示が得られる。ま
た、この期間表示は期間の中間時期をも明示する。さら
には、構成が極めて簡単である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、時間経過を表示させることができる期間表示器の新規な構成に関 する。
【0002】
【従来の技術】
近年、例えば、防虫剤については、旧来のパラジクロルベンゼン、ナフタリン 、樟脳などの固型剤に代って、エンペントリンなどの液状ピレスロイドが合成さ れ、特にその常温揮散性、無臭性などの特性から多々用いられるに至っている。
【0003】 このような新たな液状防虫剤の用法は、収容瓶内に液体のまま保持して利用す る方法もあるが、紙材、不織布などの基材に含浸させた状態で利用される場合も 多い。
【0004】 上記後者の利用形態においては、外観上、その基材中に含まれる液剤量の残量 を目視により確認することは極めて困難である。またその液剤の揮散量は周囲温 度等の外部環境によっても大きく影響されるため、その防虫剤としての効力の終 了時点を判断することはできない。 このような欠点は、乾燥剤、消臭剤、芳香剤などの機能的な薬剤についても同 様である。 このような事情から、上記した防虫剤、乾燥剤、消臭剤、芳香剤などについて は、その利用に際し、期間表示器を付加させることが多い。
【0005】 この期間表示器としては、従来種々のものが存在するが、とりわけ、紙材等に 着色層を重ねて、これに常温揮散性の液体を含浸させたものが汎用されている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
この種の期間表示器については、その製造において、液体が浸透しない下層部 分と、それが浸透する上層部分から構成され、その浸透する上層部分については 、液体の存否に応じて透明化と不透明化との両機能を併有させることが必要なた めに、厳密な厚さの層として形成しなければならない。従って、構成が複雑とな り、その製造も一般的に困難である。
【0007】 また、その表示機能も、液体の存否に応じて、薄層である上層部が透明状態か 、不透明状態かに基づくものであるから、一般的にその表示は不明瞭である。ま た、期間の中間時期を明確に表示させることもできない。
【0008】 そこで、この考案は、期間の終了時点のみならず、その中間時点をも経時的に 明確に表示し得る期間表示器を極めて簡単な構成で提供することを目的とした。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、この考案は期間表示器につき、次のように構成 した。 即ち、一片面上に凹溝をその一至端が上部に位置する開放部と連通するように 備える液体不透過性材製の基板と、この基板の前記凹溝内にその底面部に接面状 態でかつこの凹溝形に則して装設された常温揮散性液体を含有する液体透過性の 吸液シートと、及び前記凹溝内を封止する状態で前記基板面上に固定された透明 カバーとからなることを特徴とする。
【0010】 上記したこの考案の構成において、基板はプラスチック材等の液体不透過性材 により形成することができる。この形成に際し、この基板の一片面上に凹溝及び 開放部を同時に成型することができる。
【0011】 また、凹溝は長尺状に形成するのが好ましい。 なお、この凹溝形は、吸液シート面形状に合致している。
【0012】 また、開放部は、基板の一端部に上記凹溝内に通ずるように形成した切欠きで あってもよく、またその一端部の近傍に位置した面上に形成した穿孔であっても よい。
【0013】 また、基板の形成材は上記したプラスチック材のほか、金属材、ラミネート加 工を施した紙材等の液体不透過性のものであって、吸液シート中に含有される液 体に対し化学的に安定なものであれば足りる。
【0014】 また、基板の地色は任意であるが、好ましくは、吸液シート自体の着色に対し 、例えば白と赤、白と青、又は白と緑などのように、色の違いが際立っているこ とである。なお、このような色の違いが生じるように、前記した基板上の凹溝の 内面部に着色を付加してもよい。また、この凹溝の底面上にはこれとは異なった 色彩で任意の記号を付記することもできる。
【0015】 また、吸液シートの平面形は前記凹溝の形状に合致したものであり、それに含 有される液体に対し化学的に安定で液体透過性を呈する材料、例えば、和紙、洋 紙の紙材、ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維材からなる不織布などか らなる。
【0016】 また、この吸液シートの厚は、0.5 〜3mmの比較的薄厚のもので、好ましくは 1mmのものである。
【0017】 また、この吸液シート中に含有される液体としては、表示期間に応ずる常温下 での揮散性能により、例えば、水、アルコール、常温揮散性シリコンのほか、エ ンペントリンなどの薬液を適用することができる。
【0018】 また、透明カバーは、透明性の合成樹脂プレートのほか、フィルム状のもので あってもよい。またこの透明カバーの基板面上への固定は接着剤によってもよい が、両者に対応させて形成した凹部及び凸部を嵌合させるような構成であっても よい。
【0019】 また、この透明カバーの表面には目盛線を設けることができる。この目盛線は 、この透明カバーの表面を突状にすることにより、又は塗料により着色線を付加 してもよい。なお、この目盛線は前記した基板と連継する部分に形成されていて もよい。またこの目盛線は表示期間に応じて1又は2以上の条線からなる。
【0020】 また、前記した基板には、収容室を備える薬剤収容部を一体的に形成すること ができる。この場合、この基板部に基づく期間表示部の表示機能に応ずる、例え ば、昇華性の薬剤を上記した収容室内に収納しておくことができ、この薬剤は前 記した薬剤収容部の壁面上に前記収容室内に通ずるように形成された開孔を介し てその薬効が発揮される。
【0021】
【作用】
この考案においては、次のような作用が生じる。 先ず、吸液シート中に十分な量の液体が含まれているとき、その液体透過性能 に応じて液体は吸液シート内に浸透する。この状態において、吸液シートは液体 の存在下に透明状態になる。従って、この吸液シート及び透明カバーを介して基 板上の凹溝底面を外部から透視することができる。つまり、基板の地色、又は凹 溝底面に付加された着色乃至記号を把握することができる。
【0022】 次いで、基板の凹溝内は透明カバーによって封止されていることから、吸液シ ート中の液体は揮散して基板上の開放部を介して外部へ発散されることになる。 この際、揮散する液体は、開放部に近く、また重力作用に応じてより上部の位置 に存在するものから順次消失することになる。
【0023】 液体が消失した吸液シート部分は不透明化する。従ってその部分では吸液シー トの地色を呈することになり、その部分について表示される着色に変化が生じる ことになる。
【0024】 このように透明カバーを介して表示される着色の変化は吸液シート中での液体 の存在位置に応じて液体が完全に消失するまで次第に降下する態様で生じる。
【0025】
【実施例】
実施例での期間表示器を図1〜図3に示した。図示した期間表示器1は、期間 表示部2と薬剤収容部11とからなる。
【0026】 期間表示部2は、薬剤収容部11と一連のプラスチックプレートの一側縁部に位 置する基板部3から形成されている。
【0027】 この基板部3の前方面上には上下方向に長い凹溝4が形成され、またこの凹溝 4の上至端は基板部3の上端部を切欠いた孔部5に通じている。
【0028】 また、この凹溝4内にはこの凹溝形に合致して不織布材からなる吸液シート7 が装設されている。なお、この吸液シート7には水液が吸着されている。従って 、吸液シート7はその水液の浸透により全体として透明化される。
【0029】 また、凹溝4に沿った基板部3面上には突起6…が一定間隔で形成されている 。また基板部3面に合致した大きさの透明カバー8の裏面上には突起6…にそれ ぞれ対応した位置の凹孔10…が形成されており、これらの凹孔10…内に突起6… を嵌入することによって、この透明カバー8は基板部3上に固定するされる。こ の結果、凹溝4内は透明カバー8により封止される。
【0030】 従って、この透明カバー8を介しては、前記したように透明状態にある吸液シ ート7を介して凹溝4の底面を透視することができる。図4に示すように、この 透視により、凹溝4の底面上に付加された着色層4aさらにはこの層面上に記載 された文字4bを外部から確認することができる。なお、これらの着色層4a及 び文字4bの形成態様は図5に示す。
【0031】 また、薬剤収容部11は、収容室12を備え、この収容室12内には薬剤含有シート 13が収納されている。またこの収容室12を構成している前方壁14には多数の開孔 15…を有し、また後方壁16にもスリット状の開孔17…を有する。従って、薬剤含 有シート13中の薬剤の揮散ガスは、各開孔15…及び開孔17…を介して外部へと発 散される。なお、19はフック部である。
【0032】 また、フック部19を介してこの期間表示器1を例えば、室内の壁面上に固定し た状態で使用する場合、吸液シート7中の液体の揮散ガスは孔部5を介して外部 に発散される。
【0033】 この場合、この液体の揮散は吸液シート7のより上部に位置する部分から始ま って次第にその下部に位置する部分へと移る。この際、液体が消失した吸液シー ト7の部分は不透明化してそのシートの地色に変化し、そして経時的にその部分 は次第に降下する。この過程途中の状態を図6に示した。
【0034】 即ち、吸液シート7上において、液体の存在する部分を7a、またその消失部 分を7bで示した。またこのような状態の変化はそのまま透明カバー8を介して 透視できる。
【0035】 次に、第二の実施例を図7及び図8に示した。この図示した期間表示器21は、 前記第一の実施例のものと同様に、期間表示部22と薬剤収容部33とからなる。
【0036】 特に、期間表示部22においては、その基板部23の下部に凹溝24と連設された装 設溝25を備えている。この装設溝25内には補給瓶30がその口部31端を凹溝24内に 及ばしめる状態でセットされている。
【0037】 また、吸液シート26は、その下端部の両側を切り欠いた形状で形成された突端 部27を有している。この吸液シート26は凹溝24内にあって、その突端部27が口部 31を介して補給瓶30内に挿入されその収容する補給液32中に浸漬されている。 従って、吸液シート26は上記した両切欠縁部28、28にて口部31上に支持された状 態にある。なお、29は透明カバー、また34は薬剤含有シートである。
【0038】 この期間表示器21では、表示期間中の前半期においては、補給液32の供給を受 けて吸液シート26は透明状態が保持され、またその後半期においては、前記第一 の実施例と同様の表示機能が発揮される。従って、この期間表示器21は長期間に 亘る表示に適している。
【0039】
【考案の効果】
上述したようにこの考案は構成されるので、次のような効果を奏する。 先ず、液体の吸着は吸液シートに限られるから、吸液シートの透明化は確実に 生じ、また液体の消失時には吸液シートについて確実に不透明状態が得られる。 従って、表示状態が極めて明確である。
【0040】 また、吸液シート中の液体の揮散ガスの外部への発散は当該表示器の上部に位 置する孔部に制限されているから、水など常温状態で比較的に揮散し易い液体を 使用する場合でも、2ヶ月乃至6ヶ月の長期間に亘る期間表示が可能である。ま たこの表示期間は吸液シートに含有される液体を適宜選択することにより、また 前記した液体の補給を図ることによって、より長期に亘るようにその表示期間を 延長させることができる。
【0041】 また、液体の揮散は吸液シートについて、当該表示器の上部位置の孔部に近い 部分から生じ、また液体に対し重力作用が及ぶことから、前記した表示は吸液シ ートの上部から下部へと次第に移行する。従って、期間途中についても明確に表 示できる。この点で目盛線を透明カバーに付加することは有意義である。
【0042】 また、当該期間表示器は任意の部位に固定した状態で使用できるが、前記した ように薬剤収容部を伴って構成されている場合には、収容した薬剤の効力消滅時 期に合わせて表示期間を予め設定しておくことができるから、利用対象に合致し たより正確な期間表示が可能となる。
【0043】 また、基板、吸液シート及び透明カバー、場合によっては補給液から、その単 純な組み合わせによる極めて簡単な構成によってなるから、安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】期間表示器の部分断面正面図
【図2】同 部分断面平面図
【図3】同 部分横断面図
【図4】同 部分正面図
【図5】同 展開部分斜視図
【図6】同 部分縦断面正面図
【図7】同 部分縦断面正面図
【図8】同 部分横断面図
【符号の説明】
1,21 期間表示器 2,22 期間表示部 3,23 基板部 4,24 凹溝 5 孔部 7,26 吸液シート 8,29 透明カバー 9 目盛線 11,33 薬剤収容部

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一片面上に凹溝をその一至端が上部に位
    置する開放部と連通するように備える液体不透過性材製
    の基板と、この基板の前記凹溝内にその底面部に接面状
    態でかつこの凹溝形に則して装設された常温揮散性液体
    を含有する液体透過性の吸液シートと、及び前記凹溝内
    を封止する状態で前記基板面上に固定された透明カバー
    とからなることを特徴とする期間表示器。
  2. 【請求項2】 前記凹溝の底面部上に着色乃至表示層を
    有することを特徴とする請求項1の期間表示器。
  3. 【請求項3】 前記透明カバーの表面上に目盛線が1又
    は2以上付加されてなることを特徴とする請求項1又は
    2の期間表示器。
  4. 【請求項4】前記基板の下部に前記凹溝に連なる装設溝
    を設け、この装設溝内に補給液を収容する補給瓶を備
    え、この補給瓶内に前記吸液シートの下部を及ぼしめて
    なることを特徴とする請求項1,2又は3の期間表示
    器。
  5. 【請求項5】 前記基板が任意の薬剤を収容し外部へ通
    じる開孔を伴った収容室を備える薬剤収容部と一体的に
    形成されてなることを特徴とする請求項1,2,3又は
    4の期間表示器。
JP5288993U 1993-09-02 1993-09-02 期間表示器 Pending JPH0716193U (ja)

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