JPH0448182Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0448182Y2 JPH0448182Y2 JP1988008853U JP885388U JPH0448182Y2 JP H0448182 Y2 JPH0448182 Y2 JP H0448182Y2 JP 1988008853 U JP1988008853 U JP 1988008853U JP 885388 U JP885388 U JP 885388U JP H0448182 Y2 JPH0448182 Y2 JP H0448182Y2
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- JP
- Japan
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- bag
- inner bag
- substance
- surface area
- oxygen
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- Expired
Links
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Landscapes
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
この考案は冬期などに身体を温める使い捨てカ
イロに関する。
イロに関する。
〈従来の技術〉
使い捨てカイロは、空気中の酸素により発熱反
応を起す発熱物質を通気性の内袋に入れて成り、
そのまゝ放置して置くと自然に発熱するので、発
熱させないために内袋を保存用外袋に収容し、使
用する際に外袋を破つて内袋を取り出す。
応を起す発熱物質を通気性の内袋に入れて成り、
そのまゝ放置して置くと自然に発熱するので、発
熱させないために内袋を保存用外袋に収容し、使
用する際に外袋を破つて内袋を取り出す。
〈考案が解決しようとする課題〉
従来の保存用外袋は気体透過率の小さいプラス
チツクフイルムで構成することが多いが、夏季な
ど気温が上昇すると気体透過率が急激に増大し、
外袋の表面積全体が増大した気体透過率になるの
で酸素が多量に外袋内に透過し、内袋内の発熱物
質は自然に発熱してしまう。従つて保存期間が短
い。
チツクフイルムで構成することが多いが、夏季な
ど気温が上昇すると気体透過率が急激に増大し、
外袋の表面積全体が増大した気体透過率になるの
で酸素が多量に外袋内に透過し、内袋内の発熱物
質は自然に発熱してしまう。従つて保存期間が短
い。
又、保存用外袋を金属箔や、アルミ等の金属蒸
着層で全面を被覆したプラスチツクフイルム製と
すると気体を全く通さないため、内袋内の発熱物
質が水素等を発生した場合にこれを外袋の外に放
出できず、これにより外袋は膨らみ、更には破裂
して保存機能を失つてしまう。
着層で全面を被覆したプラスチツクフイルム製と
すると気体を全く通さないため、内袋内の発熱物
質が水素等を発生した場合にこれを外袋の外に放
出できず、これにより外袋は膨らみ、更には破裂
して保存機能を失つてしまう。
〈課題を解決するための手段〉
そこで本考案の使い捨てカイロは、空気中の酸
素により発熱反応を起こす発熱物質を通気性の内
袋に入れ、上記内袋を保存用外袋に収容した使い
捨てカイロにおいて、 上記保存用外袋は気体を多少透過するプラスチ
ツクフイルムであつて、その表面積の大部分はア
ルミニウム等金属を蒸着して気体不透過性にした
蒸着層で被覆されており、 上記表面積中に、蒸着し残したフイルム露出部
分を点在させており、 上記露出部分の総面積は、使用する外袋用プラ
スチツクフイルムの気体透過率と内袋内発熱物質
の水素等発生性向に応じて、透過する酸素の量は
僅かゆえ発熱物質は殆ど反応せず、発熱物質から
の水素等は放出し得る面積とし、それは外袋表面
積の1/1000〜1/10の範囲内である事を特徴とす
る。
素により発熱反応を起こす発熱物質を通気性の内
袋に入れ、上記内袋を保存用外袋に収容した使い
捨てカイロにおいて、 上記保存用外袋は気体を多少透過するプラスチ
ツクフイルムであつて、その表面積の大部分はア
ルミニウム等金属を蒸着して気体不透過性にした
蒸着層で被覆されており、 上記表面積中に、蒸着し残したフイルム露出部
分を点在させており、 上記露出部分の総面積は、使用する外袋用プラ
スチツクフイルムの気体透過率と内袋内発熱物質
の水素等発生性向に応じて、透過する酸素の量は
僅かゆえ発熱物質は殆ど反応せず、発熱物質から
の水素等は放出し得る面積とし、それは外袋表面
積の1/1000〜1/10の範囲内である事を特徴とす
る。
〈実施例〉
図示の実施例において、１は酸素により発熱反
応を起こす発熱物質、２は上記発熱物質をいれた
通気性の適当な材質からなる内袋、３は上記内袋
２を収容する保存用外袋である。
応を起こす発熱物質、２は上記発熱物質をいれた
通気性の適当な材質からなる内袋、３は上記内袋
２を収容する保存用外袋である。
この外袋３はプラスチツクフイルム４、例えば
ポリエチレンフイルムからなり、その表面の大部
分はアルミ等の金属蒸着層５で被覆されている
が、一部に金属蒸着層５で被覆されていない露出
部分６を備えている。
ポリエチレンフイルムからなり、その表面の大部
分はアルミ等の金属蒸着層５で被覆されている
が、一部に金属蒸着層５で被覆されていない露出
部分６を備えている。
このプラスチツクフイルム４は、金属蒸着層５で
被覆されてる部分が気体不透過性であり、露出部
分６はそのプラスチツクの材質、厚さに基ずく気
体透過率を有する。
被覆されてる部分が気体不透過性であり、露出部
分６はそのプラスチツクの材質、厚さに基ずく気
体透過率を有する。
従つて、露出部分６の面積を、そのプラスチツ
クの気体透過率と、内袋内の発熱物質の性質に応
じ適切に定めることにより気温の上昇で露出部分
６の気体透過率が増大したとしても、その面積は
小さいから外袋内に透過する酸素の量は僅かで、
発熱物質は殆ど反応せず、又、内袋内の発熱物質
が水素等を発生した場合はその水素等は露出部分
６から外袋の外に放出されるため外袋が膨らんで
破裂することも避けられる。
クの気体透過率と、内袋内の発熱物質の性質に応
じ適切に定めることにより気温の上昇で露出部分
６の気体透過率が増大したとしても、その面積は
小さいから外袋内に透過する酸素の量は僅かで、
発熱物質は殆ど反応せず、又、内袋内の発熱物質
が水素等を発生した場合はその水素等は露出部分
６から外袋の外に放出されるため外袋が膨らんで
破裂することも避けられる。
露出部分６の面積は、前述したように使用する
プラスチツクの材質、膜厚に基ずく気体透過率
と、発熱物質の水素等発生性向に応じて定める
が、一般には外袋の表面積の1/1000〜1/10程度の
範囲内である。
プラスチツクの材質、膜厚に基ずく気体透過率
と、発熱物質の水素等発生性向に応じて定める
が、一般には外袋の表面積の1/1000〜1/10程度の
範囲内である。
そして、露出部分６は外袋の表面に第２図に示
すように１ケ所ないし、数分の１の面積で数個所
設けてもよいし、第３図に示すようにより多数に
細分し、袋の表面全体にほヾ均等に分散して設け
てもよい。
すように１ケ所ないし、数分の１の面積で数個所
設けてもよいし、第３図に示すようにより多数に
細分し、袋の表面全体にほヾ均等に分散して設け
てもよい。
次に実験の結果を記す。
外袋とするポリプロピレンフイルムの全面をア
ルミ蒸着層で被覆し、これで外袋を作つてその中
に発熱物質を内蔵した通気性の内袋を入れ、密封
して比較製品とした。又、外袋とするポリプロピ
レンフイルムを、袋の面積の1/100の露出部分を
残してアルミ蒸着層で被覆し、外袋を作つて同じ
発熱物質を内蔵した内袋を入れ、密封して実施製
品とした。
ルミ蒸着層で被覆し、これで外袋を作つてその中
に発熱物質を内蔵した通気性の内袋を入れ、密封
して比較製品とした。又、外袋とするポリプロピ
レンフイルムを、袋の面積の1/100の露出部分を
残してアルミ蒸着層で被覆し、外袋を作つて同じ
発熱物質を内蔵した内袋を入れ、密封して実施製
品とした。
両製品を40℃の恒温室にいれ、保存試験を行つ
た所、比較製品は７日目にやゝ膨らみ、30日目に
破裂した。これに対し実施製品は３ケ月を経過し
ても異常は見られなかつた。
た所、比較製品は７日目にやゝ膨らみ、30日目に
破裂した。これに対し実施製品は３ケ月を経過し
ても異常は見られなかつた。
〈考案の効果〉
本考案により保存性が非常に優れた使い捨てカ
イロを提供することができる。
イロを提供することができる。
第１図は本考案のカイロの一実施例を縦断面
図、第２図は同上の平面図、第３図は同じく他の
一実施例の正面図で。 図中、１は発熱物質、２は内袋、３は外袋、４
はそのプラスチツクフイルム、５は金属蒸着層、
６は金属蒸着層のない露出部分を示す。
図、第２図は同上の平面図、第３図は同じく他の
一実施例の正面図で。 図中、１は発熱物質、２は内袋、３は外袋、４
はそのプラスチツクフイルム、５は金属蒸着層、
６は金属蒸着層のない露出部分を示す。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 空気中の酸素により発熱反応を起こす発熱物質
を通気性の内袋に入れ、上記内袋を保存用外袋に
収容した使い捨てカイロにおいて、 上記保存用外袋は気体を多少透過するプラスチ
ツクフイルムであつて、その表面積の大部分はア
ルミニウム等金属を蒸着して気体不透過性にした
蒸着層で被覆されており、 上記表面積中に、蒸着し残したフイルム露出部
分を点在させており、 上記露出部分の総面積は、使用する外袋用プラ
スチツクフイルムの気体透過率と内袋内発熱物質
の水素等発生性向に応じて、透過する酸素の量は
僅かゆえ発熱物質は殆ど反応せず、発熱物質から
の水素等の放出し得る面積とし、それは外袋表面
積の1/1000〜1/10の範囲内である事を特徴とする
使い捨てカイロ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988008853U JPH0448182Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988008853U JPH0448182Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01117320U JPH01117320U (ja) | 1989-08-08 |
| JPH0448182Y2 true JPH0448182Y2 (ja) | 1992-11-13 |
Family
ID=31215079
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988008853U Expired JPH0448182Y2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0448182Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108430403B (zh) | 2015-12-25 | 2021-01-15 | 小林制药株式会社 | 一次性暖贴包装用外袋和一次性暖贴 |
| CN108472152B (zh) * | 2015-12-25 | 2021-01-15 | 小林制药株式会社 | 一次性暖贴包装用外袋和一次性暖贴 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6242935U (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-14 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59159556U (ja) * | 1983-04-12 | 1984-10-25 | 凸版印刷株式会社 | ガス透気度を調節した包装材料 |
| JPS60106622U (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-20 | 株式会社クラレ | 保存性に優れた携帯用カイロ |
-
1988
- 1988-01-28 JP JP1988008853U patent/JPH0448182Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6242935U (ja) * | 1985-09-04 | 1987-03-14 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01117320U (ja) | 1989-08-08 |
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