JP2515481Y2 - ガス吸収袋 - Google Patents
ガス吸収袋Info
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- JP2515481Y2 JP2515481Y2 JP1988022681U JP2268188U JP2515481Y2 JP 2515481 Y2 JP2515481 Y2 JP 2515481Y2 JP 1988022681 U JP1988022681 U JP 1988022681U JP 2268188 U JP2268188 U JP 2268188U JP 2515481 Y2 JP2515481 Y2 JP 2515481Y2
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- Japan
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- bag
- gas
- absorbent
- color
- ethylene
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、食品等の鮮度保持に有効なガス吸収袋に関
するものである。
するものである。
鮮度を低下させるガスとして、エチレン、酸素、湿度
等があり、これらを除去するため、エチレン、酸素吸収
袋及び湿度吸収袋などに関するものである。
等があり、これらを除去するため、エチレン、酸素吸収
袋及び湿度吸収袋などに関するものである。
[従来の技術] 従来より、食品とともに存在させて、鮮度保持する袋
が広く使用されている。
が広く使用されている。
しかし、これらのものは、一定量のガスを吸収すると
ガス吸収効力が消滅するものであるが、該吸収効力の低
下を使用者が識別できない欠点がある。
ガス吸収効力が消滅するものであるが、該吸収効力の低
下を使用者が識別できない欠点がある。
ガス吸収剤には、ガス吸収量の増加とともに変色する
ものがあるが、このように変色するものでも、変色は徐
々に進行するのでなかなか判定しにくい点がある。
ものがあるが、このように変色するものでも、変色は徐
々に進行するのでなかなか判定しにくい点がある。
鮮度保持のためのガス吸収袋として最近使用され始め
たものとして、エチレン吸収袋がある。
たものとして、エチレン吸収袋がある。
エチレンガスの吸収剤として過マンガン酸カリが使用
される。
される。
過マンガン酸カリは水にとけるため、これを使用中水
に触れると過マンガン酸カリを溶解した水が溶出して、
食品を汚染する。
に触れると過マンガン酸カリを溶解した水が溶出して、
食品を汚染する。
そのため過マンガン酸カリを収納する袋は、通気性が
あって、水を通さない材質で作られている必要がある。
あって、水を通さない材質で作られている必要がある。
このような目的のものは既に提案されているが、中の
過マンガン酸カリがまだ有効に効力を発揮する状態か否
かを正確に判定できない欠点がある。
過マンガン酸カリがまだ有効に効力を発揮する状態か否
かを正確に判定できない欠点がある。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は、ガス吸収袋中の吸収剤の吸収効力の程度を
容易に識別できるガス吸収袋を提供することを目的とす
るものである。
容易に識別できるガス吸収袋を提供することを目的とす
るものである。
特に、食品を汚染しないで、エチレン吸収効果を発揮
する吸収袋であって、エチレン吸収剤の効力低下を正確
に感知できるエチレン吸収袋を提供するものである。
する吸収袋であって、エチレン吸収剤の効力低下を正確
に感知できるエチレン吸収袋を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本考案者は、例えば、過マンガン酸カリなどのエチレ
ン吸収剤がエチレンを吸収するにつれて、最初赤紫色で
あったものが黒褐色にしだいに変化することに着目し、
過マンガン酸カリの最初の色及び効力のないときの色と
同一の色を比較しやすい状態にして袋体の上に設けるこ
とにより目的を達成し、本考案をなすに至った。
ン吸収剤がエチレンを吸収するにつれて、最初赤紫色で
あったものが黒褐色にしだいに変化することに着目し、
過マンガン酸カリの最初の色及び効力のないときの色と
同一の色を比較しやすい状態にして袋体の上に設けるこ
とにより目的を達成し、本考案をなすに至った。
すなわち、本考案は、ガス吸収剤を内蔵した袋であっ
て、通気性シートを材質とする袋の一部に透明なフイル
ムによる覗き窓を設け、該ガス吸収剤の効力を失ったと
きの色、又は該ガス吸収剤の効力を失ったときの色及び
該ガス吸収剤の使用前の色を袋体の覗き窓又は覗き窓の
近くに着色したことを特徴とするガス吸収袋よりなるも
のである。
て、通気性シートを材質とする袋の一部に透明なフイル
ムによる覗き窓を設け、該ガス吸収剤の効力を失ったと
きの色、又は該ガス吸収剤の効力を失ったときの色及び
該ガス吸収剤の使用前の色を袋体の覗き窓又は覗き窓の
近くに着色したことを特徴とするガス吸収袋よりなるも
のである。
本考案のに用いる吸収剤は、使用前とガス吸収後に変
色するものであることが必要である。
色するものであることが必要である。
このようなものとして、エチレンガス吸収剤としての
過マンガン酸カリ、湿度吸収剤としてのシリカゲルなど
がある。
過マンガン酸カリ、湿度吸収剤としてのシリカゲルなど
がある。
本考案の袋体部に用いる通気性シートは、従来よりガ
ス吸収袋に用いられている通気性シートをそのまま使用
することができる。
ス吸収袋に用いられている通気性シートをそのまま使用
することができる。
例えば、紙、多孔性プラスチックフイルム、不織布シ
ートなど使用することができる。
ートなど使用することができる。
特に、本考案のエチレン吸収袋に過マンガン酸カリを
用いる場合は、気体は通過させるが水分は通過させない
性質を有する必要があり、非透湿性不織布を使用するの
が望ましい。
用いる場合は、気体は通過させるが水分は通過させない
性質を有する必要があり、非透湿性不織布を使用するの
が望ましい。
本考案の覗き窓は、透明なプラスチックフイルムから
なり、これは袋体の通気性シートの一部を透明フイルム
に置き換えた構造である。
なり、これは袋体の通気性シートの一部を透明フイルム
に置き換えた構造である。
本考案をエチレン吸収袋の場合の実施例によりさらに
詳細に説明する。
詳細に説明する。
本考案の最も好ましい実施態様は、第1図のような長
方形のシートを表裏2枚を重合した形状であって、該表
シートの中間に袋体の全幅に亙ってテープ状透明フイル
ムを設けたものである。
方形のシートを表裏2枚を重合した形状であって、該表
シートの中間に袋体の全幅に亙ってテープ状透明フイル
ムを設けたものである。
このようにテープ状透明窓を袋体の全幅に設ける形態
は、袋を製造するのが容易である利点がある。
は、袋を製造するのが容易である利点がある。
すなわち、表シートとして、長尺の透明フイルムシー
トを間にして、その両側に長尺の不織布シートをヒート
シールして、不織布シートを底部で折り返し、袋体部の
幅毎に融着切断して一方に開口部がある袋体が製造でき
る。
トを間にして、その両側に長尺の不織布シートをヒート
シールして、不織布シートを底部で折り返し、袋体部の
幅毎に融着切断して一方に開口部がある袋体が製造でき
る。
該開口部からエチレン吸収剤を入れてから開口部をヒ
ートシール等で封口する。
ートシール等で封口する。
この実施例の袋には、過マンガン酸カリが入ってい
て、表シートに設けたテープ状透明フイルム2の覗き窓
を通して過マンガン酸カリの色調を見ることができ、該
窓の左端には、過マンガン酸カリの使用前の色である赤
紫色が実際の色調そのままに印刷した比色基準6が設け
てあり、覗き窓の右端には過マンガン酸カリがエチレン
を吸収して効力を失った場合の黒褐色がそっくりそのま
まの色調の印刷である比色基準7が設けてある。
て、表シートに設けたテープ状透明フイルム2の覗き窓
を通して過マンガン酸カリの色調を見ることができ、該
窓の左端には、過マンガン酸カリの使用前の色である赤
紫色が実際の色調そのままに印刷した比色基準6が設け
てあり、覗き窓の右端には過マンガン酸カリがエチレン
を吸収して効力を失った場合の黒褐色がそっくりそのま
まの色調の印刷である比色基準7が設けてある。
このような両方の色とともに、内部の過マンガン酸カ
リの色を比較することができるので、どちらの色に近い
程度により、過マンガン酸カリの吸収効力の状態が非常
に正確に把握することができる。
リの色を比較することができるので、どちらの色に近い
程度により、過マンガン酸カリの吸収効力の状態が非常
に正確に把握することができる。
本考案では、これらの比色基準6,7は、透明フイルム
の上に限らず、覗き窓の周辺の不織布の上に設けること
もできる。
の上に限らず、覗き窓の周辺の不織布の上に設けること
もできる。
使用上から及び製造の上からは、覗き窓の上の方が好
都合である。
都合である。
本考案の該比色基準は簡便のために場合によってはど
ちらか一方を省略することができる。
ちらか一方を省略することができる。
[考案の効果] 本考案のガス吸収袋は、効率よくガスを吸収すること
ができ、内蔵しているガス吸収剤の効力低下を正確に識
別できるため食品等の鮮度保持を確実化し、かつ吸収剤
の効率的な使用ができる利点がある。
ができ、内蔵しているガス吸収剤の効力低下を正確に識
別できるため食品等の鮮度保持を確実化し、かつ吸収剤
の効率的な使用ができる利点がある。
また、特にエチレン吸収剤として過マンガン酸カリを
使用する場合には、非透湿性不織布シートを使用して、
水分によるエチレン吸収剤の溶出により汚染される恐れ
がない利点がある上、内容物であるエチレン吸収剤の残
存効力を正確に知ることができるので、効率的にエチレ
ンの除去、すなわち、食物の鮮度を維持することができ
る利点が大きい。
使用する場合には、非透湿性不織布シートを使用して、
水分によるエチレン吸収剤の溶出により汚染される恐れ
がない利点がある上、内容物であるエチレン吸収剤の残
存効力を正確に知ることができるので、効率的にエチレ
ンの除去、すなわち、食物の鮮度を維持することができ
る利点が大きい。
第1図は本発明の一実施例のエチレン吸収袋の正面図で
あり、第2図はその断面図である。 図中の符号は、1;不織布シート、2;透明フイルム、3;ヒ
ートシール部、4;表上部不織布シート、5;開口部、6;赤
紫色比色基準、7;黒褐色比色基準である。
あり、第2図はその断面図である。 図中の符号は、1;不織布シート、2;透明フイルム、3;ヒ
ートシール部、4;表上部不織布シート、5;開口部、6;赤
紫色比色基準、7;黒褐色比色基準である。
Claims (2)
- 【請求項1】ガス吸収剤を内蔵した袋であって、通気性
シートを材質とする袋の一部に透明なフイルムによる覗
き窓を設け、該ガス吸収剤の効力を失ったときの色又は
該ガス吸収剤の効力を失ったときの色、及び該ガス吸収
剤の使用前の色を袋体の覗き窓又は覗き窓の近くに着色
したことを特徴とするガス吸収袋。 - 【請求項2】ガス吸収剤がエチレン吸収剤であり、通気
性シートが非透湿性不織布シートであることを特徴とす
る請求項第1項のガス吸収袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988022681U JP2515481Y2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | ガス吸収袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988022681U JP2515481Y2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | ガス吸収袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01132570U JPH01132570U (ja) | 1989-09-08 |
JP2515481Y2 true JP2515481Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31241012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988022681U Expired - Lifetime JP2515481Y2 (ja) | 1988-02-23 | 1988-02-23 | ガス吸収袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515481Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102031623B1 (ko) * | 2018-07-31 | 2019-10-16 | 주식회사 크린? | 통기성 비닐 봉투 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7152806B1 (ja) * | 2021-12-07 | 2022-10-13 | 株式会社ミューパック・オザキ | 窓付き包装袋 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5529975A (en) * | 1978-08-25 | 1980-03-03 | Toppan Printing Co Ltd | Preservation of foods and its material |
JPS5758073U (ja) * | 1980-09-24 | 1982-04-06 | ||
JPS57134270U (ja) * | 1981-02-16 | 1982-08-21 | ||
US4528228A (en) * | 1983-10-11 | 1985-07-09 | Michelsen Packaging Company | Atmosphere control cushioning pad |
JPS60252235A (ja) * | 1984-05-29 | 1985-12-12 | Dainippon Printing Co Ltd | パツケ−ジの改ざん判定方法 |
JPH033507Y2 (ja) * | 1986-05-15 | 1991-01-29 | ||
JPS637677U (ja) * | 1986-06-28 | 1988-01-19 | ||
JPS6373136U (ja) * | 1986-10-31 | 1988-05-16 |
-
1988
- 1988-02-23 JP JP1988022681U patent/JP2515481Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102031623B1 (ko) * | 2018-07-31 | 2019-10-16 | 주식회사 크린? | 통기성 비닐 봉투 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01132570U (ja) | 1989-09-08 |
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