JPH052104U - 高出力レーザ光伝送用光フアイバ - Google Patents

高出力レーザ光伝送用光フアイバ

Info

Publication number
JPH052104U
JPH052104U JP4818891U JP4818891U JPH052104U JP H052104 U JPH052104 U JP H052104U JP 4818891 U JP4818891 U JP 4818891U JP 4818891 U JP4818891 U JP 4818891U JP H052104 U JPH052104 U JP H052104U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laser light
optical fiber
power laser
light transmission
refractive index
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4818891U
Other languages
English (en)
Inventor
圭司 沖野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4818891U priority Critical patent/JPH052104U/ja
Publication of JPH052104U publication Critical patent/JPH052104U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 微小スポット照射時における熱分布を均一に
できる高出力レーザ光伝送用光ファイバを得る。 【構成】 コア部12の屈折率が、中心部12aは低く
かつ周辺部12bは高くなるように形成した。中心部分
が強い強度分布のレーザ光14が高出力レーザ光伝送用
光ファイバ11に入射すると、光ファイバ11内部のレ
ーザ光のモード変換によりレーザ光は屈折率の高い部分
に集まり、微小スポット照射した場合、周辺部へ吸収さ
れた光が生み出す熱の伝導と中心部にこもる熱とにより
温度が均一になり、均一な熱分布の加熱を行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属レーザ加工、半導体レーザ処理、樹脂レーザ加工に用いられる 高出力レーザ光を伝送する高出力レーザ光伝送用光ファイバに係わり、特にYA Gレーザ光によるレーザ光強度分布を均一にする高出力レーザ光伝送用光ファイ バに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、加工物にレーザ光を照射する場合、レーザ光の空間的強度分布のため、 加工物の熱影響は中心部が強く周辺にいくに従い弱くなるという傾向がある。シ ングルモードレーザの場合、レーザ光の強度分布はガウシアン分布になるが、高 次モードになるに従い強度分布は特有のものを持つ。
【0003】 例えば、CO2 レーザを用いるレーザ熱処理の分野では、CO2 レーザの低次 の出力モードにおいて、その強度分布は図4に示すようになり、このような強度 分布のレーザ光を発振してレーザ加工を行っている。
【0004】 また、高出力のレーザを得る場合には、マルチモードのレーザ発振を行い、図 5に示すように、カライドスコープ16を利用し、強度分布の変換を行う。そし て、強度分布変換を行ったレーザ光によりレーザ熱処理を行う。
【0005】 そして、図6に示すように、均一な屈折率を持つステップインデックス型の光 ファイバ17によりレーザ光を伝送すると、光ファイバ17から射出したレーザ 光は、中心部の強度分布がなめらかになる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、微小面積の均一加熱にYAGレーザを用いる場合、YAGレー ザ光は、低次モードでは十分な出力が得られないため、高出力を得るためにマル チモード発振を行うが、中心部分の強度分布が周辺部と比較して強く、均一加熱 に適さないという問題点がある。また、上述したようにカライドスコープ16を 利用して強度分布の変換を行う場合、加工物にレーザを照射する加工ヘッド部の 寸法が大きく、自由度が少ないという欠点がある。
【0007】 更に、微小スポットに均一な強度分布を持つレーザ光を照射しても、加工部分 の周辺部からの冷却効果、周辺部への熱伝導により中心部に熱がこもって温度が 高くなり、加工物の中心部がより多くの熱影響をうけるという欠点があった。
【0008】 この考案は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、微小スポ ット照射時における熱分布を均一にできる高出力レーザ光伝送用光ファイバを得 ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案の高出力レーザ光伝送用光ファイバは、コア部分とクラッド部分とから なり、コア部分の屈折率が、中心部分は低くかつ周辺部分は高くなるように形成 したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】
上記した構成に基づき、中心部分が強い強度分布のレーザ光が高出力レーザ光 伝送用光ファイバに入射すると、光ファイバ内部のレーザ光のモード変換により レーザ光は屈折率の高い部分に集まり、微小スポット照射した場合、周辺部へ吸 収された光が生み出す熱の伝導と中心部にこもる熱とが均一になり、均一な熱分 布の加熱を行う。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図を用いて説明する。
【0012】 図1(a)は、本考案に係わる高出力レーザ光伝送用光ファイバの断面図であ り、図1(b)は本考案に係わる高出力レーザ光伝送用光ファイバの屈折率分布 を示す図である。
【0013】 高出力レーザ光伝送用光ファイバ11は、図1(a)に示すように、コア部1 2と、コア部12を覆うクラッド部13とから構成されている。更に、コア部1 2は、石英材にゲルマニュームをドープすることにより、コア部12の屈折率が 、図1(b)に示すように、コア部12の中心部12aは低くかつコア部分12 の周辺部12bは高くなるように形成されている。
【0014】 そして、高出力レーザ光伝送用光ファイバ11へ図2に示すような強度分布の レーザ光を伝送した場合、入射するレーザ光14は中心部に強い強度分布を持つ 。しかし、コア部12の中心部12aの屈折率の低い光ファイバ11内部のレー ザ光のモード変換により光ファイバ11から出射するレーザ光15は、図3に示 すような中央部分が周辺部より弱い強度分布をもつ。微小面積部に図3に示すよ うな強度分布をもつレーザ光をレンズ(図示せず)により集光して照射した場合 、周辺部へ吸収された光が生み出す熱の伝導と中心部にこもる熱とにより温度が 均一になり、均一な熱分布の加熱を行う。
【0015】 これにより、はんだ付け加工、金属の部分表面処理、半導体材料の部分表面処 理などの微小スポットの均一加熱に有効である。また、医療分野において本考案 を実施した場合、生体へのレーザ照射時に、中心部のレーザ光強度が強いため、 レーザ照射の必要ない部分への照射を防止することが可能である。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、コア部の屈折率が、中心部分は低くかつ周辺部 分は高くなるように形成したので、レーザ光の強度分布を中心部を低くし、微小 スポット照射時に周辺部へ吸収された光が生み出す熱の伝導と中心部にこもる熱 とにより温度を均一にして、均一な熱分布の加熱を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本考案に係わる高出力レーザ光伝送
用光ファイバの断面図であり、(b)は本考案に係わる
高出力レーザ光伝送用光ファイバの屈折率分布を示す図
である。
【図2】本考案の動作を説明するための図である。
【図3】本考案の係わる高出力レーザ光伝送用光ファイ
バ透過後のレーザ光の強度分布を示す図である。
【図4】一般に熱処理に利用されるCO2 レーザの強度
分布を示す図である。
【図5】従来のカライドスコープによる強度分布変換を
示す図である。
【図6】従来のステップインデックス型光ファイバによ
る強度分布変換を示す図である。
【符号の説明】
11 高出力レーザ光伝送用光ファイバ 12 コア 12a 中心部 12b 周辺部 13 クラッド部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 コア部分とクラッド部分とからなり高出
    力レーザ光を伝送する高出力レーザ光伝送用光ファイバ
    において、前記コア部分の屈折率が、中心部分は低くか
    つ周辺部分は高くなるように形成したことを特徴とする
    高出力レーザ光伝送用光ファイバ。
JP4818891U 1991-06-25 1991-06-25 高出力レーザ光伝送用光フアイバ Pending JPH052104U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4818891U JPH052104U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 高出力レーザ光伝送用光フアイバ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4818891U JPH052104U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 高出力レーザ光伝送用光フアイバ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH052104U true JPH052104U (ja) 1993-01-14

Family

ID=12796415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4818891U Pending JPH052104U (ja) 1991-06-25 1991-06-25 高出力レーザ光伝送用光フアイバ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH052104U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0588039A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Fujikura Ltd 光フアイバおよびその製造方法
WO2005022218A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 光部品、光部品製造方法および光システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0588039A (ja) * 1991-09-30 1993-04-09 Fujikura Ltd 光フアイバおよびその製造方法
WO2005022218A1 (ja) * 2003-08-29 2005-03-10 Sumitomo Electric Industries, Ltd. 光部品、光部品製造方法および光システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2001045795A1 (fr) Epilateur laser
JP2001156017A5 (ja) レーザー装置及び処理方法
JPS641045B2 (ja)
JPS6159837B2 (ja)
JPH052104U (ja) 高出力レーザ光伝送用光フアイバ
JP2000334585A (ja) レーザマーキング装置、及びレーザマーキング方法
JP2001000560A (ja) レーザ光照射プローブ
JPH0749428A (ja) 光導波路の製造方法
JP3207939U (ja) 光線整形光学系、およびそれを用いたレーザはんだ溶着装置
JP3252645B2 (ja) 光加工機
JPH05104278A (ja) 光−熱変換レーザ加工装置
JPH07290266A (ja) レーザ加工装置
JP2887356B2 (ja) ファイバ融着接続型石英系導波路デバイス
JPH04237589A (ja) レーザ加工装置
JPH0538756Y2 (ja)
JPS63118104A (ja) 光フアイバケ−ブル
JP3429512B2 (ja) ファイバ導光式レーザ装置
JPS6032653Y2 (ja) レ−ザ光伝送装置
JPS62299908A (ja) 光フアイバケ−ブル
JPS5942195A (ja) レ−ザ−加工機のハンドピ−ス
JP2996010B2 (ja) 光ファイバ結合装置
JPH07124774A (ja) レーザ加工装置
JP2003311451A (ja) レーザ加工装置
JPH03185776A (ja) レーザ加工機
JPH07116880A (ja) レーザ加工装置