JPH05104278A - 光−熱変換レーザ加工装置 - Google Patents

光−熱変換レーザ加工装置

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JPH05104278A
JPH05104278A JP3289130A JP28913091A JPH05104278A JP H05104278 A JPH05104278 A JP H05104278A JP 3289130 A JP3289130 A JP 3289130A JP 28913091 A JP28913091 A JP 28913091A JP H05104278 A JPH05104278 A JP H05104278A
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JP
Japan
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laser light
optical fiber
laser beam
heat
laser
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Pending
Application number
JP3289130A
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English (en)
Inventor
Shinichi Tsutsumi
伸一 堤
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、光ファイバの照射端側でレーザ光
を効率よく熱に変換することによって、レーザ光を反射
または透過する材質の試料のレーザ光による熱加工を可
能にする。 【構成】 レーザ光31を発振するレーザ光源11と、
そのレーザ光源11のレーザ光31の発振側に設けた光
ファイバ13と、光ファイバ13の照射側端面15に設
けたレーザ光吸収体16とによりなるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ端でレーザ
光を熱に変換して加工を行う光−熱変換レーザ加工装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ光による従来の熱加工装置では、
図4に示すように、レーザ発振器51より発振したレー
ザ光31をアッテネータ52,反射鏡53,ビームホモ
ジナイザ54等に通してビームの形状やエネルギー密度
を調節する。そして集光光学レンズ55を通して試料7
1にレーザ光31を照射する。試料71に照射されたレ
ーザ光31は試料71の表層で熱に変換されて、変換さ
れた熱により当該試料71を加工する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法による熱加工では、試料の表層でレーザ光を熱に変換
するために、試料表面がレーザ光を反射し易い状態の場
合または試料自体がレーザ光を透過する材質で形成され
ている場合等では、試料の表層においてレーザ光が効率
よく熱に変換されない。このため、試料の加工ができな
い。また試料を加工しようとすると、大出力のレーザ発
振器が必要になり、加工コストが高くなる。
【0004】本発明は、レーザ光を反射または透過し易
い材質の試料のレーザ加工性に優れた光−熱変換レーザ
加工装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされた光−熱変換レーザ加工装置であ
る。すなわち、レーザ光を発振するレーザ光源と、その
レーザ光源のレーザ光発振側に取り付けた光ファイバ
と、光ファイバの照射側端面に設けたレーザ光吸収体と
によりなるものである。
【0006】
【作用】上記光−熱変換レーザ加工装置では、光ファイ
バの照射側端面にレーザ光吸収体を取り付けたので、レ
ーザ光源より発振されたレーザ光は、光ファイバによっ
て伝送され、レーザ光吸収体に照射される。そして照射
されたレーザ光はレーザ光吸収体で熱に変換される。
【0007】
【実施例】本発明の実施例を図1に示す概略構成図によ
り説明する。図に示すように、レーザ光31を発振する
レーザ光源11には、例えば半導体レーザ発振器を用い
る。通常半導体レーザ発振器より発振されるレーザ光3
1の波長は、およそ800nm付近の近赤外線の波長領
域になる。なおレーザ光源11は半導体レーザ発振器に
限定されることはなく、例えばYAG(イットリウム・
アルミニウム・ガーネット)レーザ発振器やNd:ガラ
スレーザ発振器等の他のレーザ発振器を用いることも可
能である。上記レーザ光源11のレーザ光31の発振側
には、カップリングレンズ12を介して光ファイバ13
を取り付ける。この光ファイバ13は、例えば近赤外光
の伝送損失がほとんどない石英製の光ファイバで形成さ
れる。
【0008】上記光ファイバ13のレーザ光31の入射
側端面14はレーザ光31の反射が最小限になるように
鏡面研磨され、入射側端面14には反射防止膜(図示せ
ず)がコーティングされている。また光ファイバ13の
レーザ光31の照射側端面15も鏡面研磨され、照射側
端面15には反射防止膜(図示せず)がコーティングさ
れている。この照射側端面15には平板状のレーザ光吸
収体16が設けられている。レーザ光吸収体16は、波
長がおよそ800nmの近赤外レーザ光を比較的よく吸
収する材質として、例えば四三酸化鉄(Fe3 4 ),
酸化銅(CuO),四三酸化マンガン(Mg3 4 )等
の黒色または黒色に近い色の金属酸化物,炭素(C)ま
たは熱線吸収ガラスなどにより形成される。上記レーザ
光吸収体16は、材質に応じて、例えば蒸着法,スパッ
タリング法,メッキ法または塗布等により形成される。
【0009】上記レーザ光吸収体16は、光ファイバ1
3の照射側端面15にレーザ光を吸収し易い金属酸化膜
を形成し、この金属酸化膜を被覆する熱伝導性に優れた
金属膜で形成することも可能である。またレーザ光吸収
体16の表面に、例えば耐腐食性の膜としてクロム膜や
ニッケル膜等をコーティングすることもできる。
【0010】上記光−熱変換レーザ加工装置10では、
レーザ光源11よりレーザ光31を発振して、発振した
レーザ光31を光ファイバ13によって伝送し、レーザ
光吸収体16に照射する。このとき、光ファイバ13の
入射側,照射側端面14,15に反射防止膜が形成され
ているので、レーザ光源11より発振したレーザ光31
はほとんどレーザ光源11側に反射されることなく光フ
ァイバ13内に入射される。また光ファイバ13内を伝
送されたレーザ光31は、光ファイバ13の照射側端面
15より光ファイバ13側にほとんど反射されることな
く、レーザ光吸収体16に照射される。レーザ光吸収体
16に照射されたレーザ光31は、レーザ光吸収体16
の照射面側の表層で熱に変換される。変換によって発生
した熱は、レーザ光吸収体16の内部を伝導して、当該
レーザ光吸収体16の全体を加熱する。
【0011】レーザ光吸収体16の加熱温度は、照射さ
れたレーザ光31のエネルギー量とレーザ光吸収体16
の熱容量により決定される。例えば、レーザ光31の出
力が1Wで、レーザ光吸収体16をFe3 4 で形成
し、その熱容量が1mJ/Kの場合には、放熱がない状
態と仮定するとレーザ光吸収体16はおよそ700℃に
加熱される。
【0012】また上記レーザ光吸収体16の表面に熱伝
導性に優れた、例えば金(Au)または銅(Cu)等の
金属よりなる伝熱体(図示せず)を付着形成してもよ
い。形成方法は、蒸着法,スパッタリング法,メッキ法
等による。この場合には、光ファイバ13中を伝送され
たレーザ光31は、レーザ光吸収体16で熱に変換され
る。そして、レーザ光吸収体16で発生した熱は、伝熱
体に伝導されて、当該伝熱体を加熱する。
【0013】また図2に示す如く、光ファイバ13の照
射側端面15に設けたレーザ光吸収体16を円錐形状に
形成することも可能である。この場合には、微細パター
ンの半田付けを行う半田ごてとして、光ファイバ熱加工
装置(10)を使用することができる。上記レーザ光吸
収体16を円錐形状に形成するには、光ファイバ13の
照射側端面15にレーザ光吸収体16となる材料を厚く
付着させた後、研磨またはイオン加工等により所定形状
に加工すればよい。
【0014】なお上記レーザ吸収体16は、上記した平
板形状または円錐形状に限定されることはなく、他の形
状、例えば角錐,角柱,円柱等の種々の形状に形成する
ことが可能である。
【0015】上記光−熱変換レーザ加工装置10を用い
た応用例として、マーキング装置を図3により説明す
る。図に示すように、マーキング装置20は、上記説明
した光−熱変換レーザ加工装置(10)のレーザ光吸収
体16が縦横に、例えば8×8個配列される状態に、複
数の光−熱変換レーザ加工装置(10)の光ファイバ1
3を8×8本配設して構成される。
【0016】上記マーキング装置20で試料71の表面
に文字または記号等をマーキングする場合を説明する。
マーキングしようとする文字(または記号)は、複数の
レーザ光吸収体16に対応したドットで描かれることに
なる。したがって、描く文字を構成するドットに対応す
るレーザ光吸収体16に、光ファイバ13を介してレー
ザ光31を照射し、当該レーザ光吸収体16を加熱す
る。そして、該当するレーザ光吸収体16を加熱した状
態で、各レーザ光吸収体16を試料71の表面に接触さ
せる。すると試料71の表面は加熱されたレーザ光吸収
体16によって熱加工され、当該表面には文字(または
記号)(図示せず)が描かれる。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
光ファイバの照射側端面にレーザ光吸収体を取り付けた
ので、レーザ光吸収体で照射されたレーザ光が熱に変換
される。このため、レーザ光を反射または透過する材質
の試料にも、レーザ光のエネルギー損失を少なくして熱
加工を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の概略構成図である。
【図2】半田ごての概略構成図である。
【図3】応用例のマーキング装置の部分省略斜視図であ
る。
【図4】レーザ光による従来の熱加工装置の概略構成図
である。
【符号の説明】
10 光−熱変換レーザ加工装置 11 レーザ光源 13 光ファイバ 15 照射側端面 16 レーザ光吸収体 31 レーザ光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を発振するレーザ光源と、 前記レーザ光源のレーザ光発振側に取り付けた光ファイ
    バと、 前記光ファイバの照射側端面に設けたレーザ光吸収体と
    によりなることを特徴とする光−熱変換レーザ加工装
    置。
JP3289130A 1991-10-07 1991-10-07 光−熱変換レーザ加工装置 Pending JPH05104278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3289130A JPH05104278A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 光−熱変換レーザ加工装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3289130A JPH05104278A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 光−熱変換レーザ加工装置

Publications (1)

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JPH05104278A true JPH05104278A (ja) 1993-04-27

Family

ID=17739149

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JP3289130A Pending JPH05104278A (ja) 1991-10-07 1991-10-07 光−熱変換レーザ加工装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5968441A (en) * 1997-10-21 1999-10-19 Nec Corporation Laser processing method
WO2006055414A1 (en) * 2004-11-15 2006-05-26 Northrop Grumman Corporation Laser beam dump and half open transport container fitted to the housing of a laser
JP2006231358A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Hamamatsu Photonics Kk レーザ加工装置
JP2007216241A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Hamamatsu Photonics Kk レーザピーニング装置及び方法

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