JPH05210229A - 感光性材料用の現像処理機 - Google Patents

感光性材料用の現像処理機

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JPH05210229A
JPH05210229A JP4258487A JP25848792A JPH05210229A JP H05210229 A JPH05210229 A JP H05210229A JP 4258487 A JP4258487 A JP 4258487A JP 25848792 A JP25848792 A JP 25848792A JP H05210229 A JPH05210229 A JP H05210229A
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chamber
water
temperature
outlet
valve
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Application number
JP4258487A
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English (en)
Inventor
Bruce R Muller
ブルース・ロバート・マラー
David G Sherburne
デーヴィッド・ジョージ・シャーバーン
Douglas O Hall
ダグラス・オリバー・ホール
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Eastman Kodak Co
Original Assignee
Eastman Kodak Co
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D13/00Processing apparatus or accessories therefor, not covered by groups G11B3/00 - G11B11/00
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄水の消費量が少なく効率の良い現像処理
機を提供する。 【構成】 洗浄室16から分流弁40へポンプ28によ
って水を循環させる。分流弁は、現像室14の中の熱交
換器46を介して、又は直接的に、水を洗浄室16へ戻
すことができる。現像液の温度はセンサ48によって検
知される。マイクロプロセッサ50が、センサ48によ
って検知された温度に基づき、分流弁40を制御し、現
像液の温度を所望の目標温度に維持する。ある時間が経
過すると、洗浄水の温度は上昇し、所望の目標温度を維
持することができない温度に達することがある。このよ
うな場合には、マイクロプロセッサ50が弁36を開
き、建物の水の供給源から洗浄室16へ冷たい新しい水
を補給する。現像液の中の熱交換器46を介して洗浄水
を循環して使用することにより、水の消費量が低減され
ると共に、洗浄水の加熱及び現像液の冷却を行い、現像
作業を効率的にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を洗浄室から循環さ
せることによって処理流体の温度を制御するようになさ
れた、エックス線フィルム等の感光性材料用の現像処理
機に関する。
【0002】
【従来の技術】1991年2月19日に発行されたUS
−A−4,994,840に開示される如き現像処理装
置は、複数の処理ユニットを備えており、これら処理ユ
ニットには処理流体が供給される。各々のユニットは、
流体を保有するサンプと、流体サスペンション現像処理
機と呼称される一連の処理装置とを備えている。処理装
置は、流体室を画成するように位置決めされた上方及び
下方のハウジングを有しており、現像操作の間には、該
流体室を通してフィルムシートすなわちストリップが進
められる。フィルムが上記室を通って移動するに従っ
て、処理流体がフィルムの両側に向かって導かれて該フ
ィルムを処理し、該処理流体はサンプへ返送される。
【0003】フィルム現像処理機においては、現像処理
機の水タンクは、建物に設けられた水の供給源から直接
水を受けるのが一般的である。建物の水の供給源を用い
ることにより、幾つかの欠点が生ずる。例えば、流入す
る水の温度は、例えば4.5°Cから32°C(40°
Fから90°F)まで、広い温度範囲にわたって変化
し、この温度範囲の最低値にある冷たい水は効果的な洗
浄を行わない。また、フィルムが現像すなわち処理され
ている時には常に水が補給され、これにより、水を過剰
に使用することになる。更に、流体の冷却を必要とする
時には必ず水が補給され、これにより水を浪費すること
になる。また、冷却を行うためには比較的大量の水を必
要とし、例えば、1分間当たり約3.8乃至11.4リ
ットル(1−3ガロン)の水を必要とする。
【0004】更に、現像操作を改善し、フィルムの現像
に要する時間を短縮するためには、フィルム現像処理機
の中の現像流体の温度を、例えば約35°C(約95°
F)等の比較的高い温度に維持することが知られてい
る。現像液の温度を上述の如き所望の温度に維持するた
めには、熱交換器を現像液の中に設け、現像液の温度が
上記望ましい温度を越えた場合には、現像液を冷却する
するようにすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は改善された現像処理装置を提供することであり、この
現像処理装置においては、洗浄水を現像液によって加熱
し、現像液すなわち処理溶液の温度を洗浄水によって正
確に制御し、建物の水の供給源からはほんの少量の水だ
けが定期的に必要とされる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、洗浄水
は、現像処理機の洗浄室から循環されてフィルムのシー
トすなわちストリップに与えられ、フィルムの洗浄を行
う。現像溶液の温度が所定の値を越えた時には、現像液
の中に設けられる熱交換器に洗浄水を流して現像液を冷
却し、これにより、最終的にフィルムに供給される前
に、洗浄水を暖める。洗浄水の温度が十分に高くなり、
従って現像液を十分に冷却することができなくなった場
合には、洗浄室の水に少量の水を建物の供給源から追加
して洗浄室の中の水を冷却し、これにより、洗浄水が現
像液を冷却する効果を増大させる。
【0007】本発明、並びにその目的及び効果は、以下
の好ましい実施例の説明からより明らかとなろう。
【0008】
【実施例】図面を参照して以下に本発明の好ましい実施
例を説明する。
【0009】本発明の現像装置は、上述のUS−A−
4,994,840に開示される種類の現像処理機を含
む種々の現像処理機に用いることができる。図面の図1
には、そのような現像処理機の一部が符号10でその全
体を示されており、この現像処理機は、写真フィルムあ
るいは印画紙等の種々の感光性材料を現像するために用
いることができ、上記写真用材料は、シート状すなわち
細片状の形態とすることができる。例えば、現像処理機
は、図1及び図2において符号12で示すエックス線フ
ィルムのシートを現像するために用いることができる。
【0010】以下の記載においては、現像処理機におい
て現像液の温度を制御する場合を例として説明する。し
かしながら、この温度制御装置は、定着溶液等の他の流
体にも応用することができることは理解されよう。
【0011】現像処理機10は、現像液、定着溶液及び
洗浄溶液等の処理材料を保持するための複数の室を備え
ている。図1においては、現像溶液を保持するための室
14と、水等の洗浄溶液を保持するための室16とを含
む、上述の如き2つの室が図示されている。図面を明瞭
にするために、現像処理機の他の室は省略されている。
【0012】図1及び図2に最も良く示すように、洗浄
室16は一対のチューブ18、20を備えており、これ
らチューブは、フィルム12用の通路の両側で、室のほ
ぼ全幅に亙って伸長している。図示のように、チューブ
の断面はほぼ矩形であるのが好ましく、チューブ18の
下面はフィルム12のすぐ上方にあり、一方、チューブ
20の上面はフィルム12の表面のすぐ下方にある。各
々のチューブ18、20は、フィルムの通路に隣接する
それぞれの面に開口22を有している。チューブ18、
20の中に洗浄水が導入されると、その洗浄水は開口2
2を通って流れ、フィルム12の両面に係合してこれら
面を洗浄する。図2に示すように、開口22をフィルム
の通路に対してある角度をなして配設し、これにより、
開口を出た水が、フィルムの表面の両側の経路24、2
6に沿って、フィルムの運動方向とは反対の方向に移動
するようにするのが好ましい。しかしながら、フィルム
の運動方向と同じ方向に水が移動するように、上記開口
を配設することもできる。開口22は、隔置された複数
の穴から構成することができ、あるいは細長い連続的な
長穴すなわちスロットから構成することもできる。フィ
ルムを洗浄した後に、水は室16に入るが、この水は後
に説明するように循環させることができる。
【0013】チューブ18、19の断面積は十分に大き
く、これにより、フィルムに対する水流を該フィルムに
接触した状態に保持すると共に、フィルムの平面に高い
速度の流れを維持する。この高い速度は、フィルムにお
ける水の境界層を比較的薄い状態に維持し、この薄い境
界層は、スプレを用いたりあるいはフィルムが繰り返し
通過するすなわち循環する浴を有する通常の洗浄装置に
比較して、フィルムの洗浄を改善する。洗浄作用の有効
性が改善されるので、室16を通るフィルム経路の長さ
を減少させることができ、また洗浄に使用される水量を
減少させることができる。
【0014】ソレノイド作動型の弁36が、導管38を
通って建物の供給源あるいは他の供給源から室16への
水の流れを制御する。水は、導管38を介して室16へ
供給され、最初に該室を充填し、シートが現像される毎
に室16に少量の水を加え、後に説明するように、該室
に比較的冷たい水を加える。
【0015】ポンプ28は、入口30及び出口32を有
している。入口は、符号34で概略的に示す導管を介し
て、室16の底部に接続されている。ポンプの出口32
は、電動型の分流弁40の入口に接続されている。弁4
0は2つの出口を有しており、一方の出口は、符号42
で概略的に示す導管によって、各々のチューブ18、2
0に接続されている。弁40の他の出口は、導管44を
介して、現像室14の中に設けられている熱交換器46
の入口端に接続されている。熱交換器の出口は、弁40
とチューブ18、20との間で、導管42に接続されて
いる。分流弁がその2つの位置の内の一方にある時に
は、ポンプ28によって吐出された水は、導管42の中
に導かれ、これにより、水は、熱交換器を通らずに、チ
ューブ18、20及び洗浄室に直接供給される。反対
に、弁40がその第2の位置にある時には、ポンプ28
からの水は、導管44を介して熱交換器46へ導かれ、
次に導管42に流入してチューブ18、20及び洗浄室
へ導かれる。これにより、現像液は冷却され、洗浄液は
暖められる。
【0016】室14の中の加熱要素47が、現像液をそ
の動作温度まで加熱する。温度センサ48が室14の中
に設けられ、該室の中の現像流体の温度を検知する。セ
ンサ48は、例えばサーミスタから構成することができ
る。
【0017】現像処理機10の作動を制御するためにマ
イクロプロセッサ50が用いられている。図1に示すよ
うに、マイクロプロセッサは、ポンプ28、ソレノイド
作動型の弁36、分流弁40、加熱要素47及びセンサ
48に接続されており、これにより、マイクロプロセッ
サは、室14の中の現像流体の温度を検知し、弁36、
40及びポンプ28を所定のプログラムされた順序すな
わちシーケンスで作動させることができる。作動のプロ
グラムされたシーケンスは、図面の図3及び図4を参照
することにより最も良く理解することができる。
【0018】図面の図3においては、温度T1は、現像
溶液の目標温度すなわち望ましい動作温度を表してい
る。目標温度は、現像するフィルムの種類、現像処理機
の時間サイクル等の種々の既知のファクタすなわち因子
に基づいて変わり得る。例えば、T1は35°C(95
°F)の温度とすることができる。TL及びTMは、現像
処理機の作動にとって望ましい最低及び最大の温度をそ
れぞれ表している。しかしながら、これらTL及びTM
値も変わり得るものであって、例えば、TLは、目標温
度T1よりも約0.2°C(約0.5°F)低くするこ
とができ、また、TMは、目標温度よりも約0.2°C
(0.5°F)高くすることができる。
【0019】現像処理機が最初に運転を開始された時
に、マイクロプロセッサはセンサ48に問い合わせ、室
14の中の現像流体の温度を決定する。現像処理機が長
時間にわたって運転が中断されていた場合には、処理流
体の温度は、現像処理機の作動に必要とされる最低温度
Lよりも低くなっているかも知れない。従って、マイ
クロプロセッサが、現像室14の中のヒータ47を作動
させ、現像ステーションがまだ運転の準備が調っていな
いことを、オペレータに信号で知らせる。図3の左側下
方に符号52で示すように、作動に必要とされる最低温
度TLに達するまで温度は徐々に上昇する。温度TLに達
すると、警報ランプが消灯し、現像処理機の他の部分が
作動の準備が調っている場合には、「待機」ランプが、
現像処理機の作動準備が調っていることをオペレータに
知らせる。この時点において、分流弁40は、洗浄水を
導管42へ導くように設定される。
【0020】処理室すなわち現像室の中のヒータは、温
度が目標温度T1に達するまで、引き続き作動する。こ
の時点において、マイクロプロセッサはヒータの作動を
停止させ、現像液の温度は、図3に符号54で示すよう
に、温度T1でほぼ一定に維持される。
【0021】ある時間が経過すると、図3に符号56で
示すように、現像液の温度は徐々に上昇する。この温度
の上昇は、例えば、現像室14の周囲の雰囲気の熱によ
って起こり得るものである。熱は、例えば現像処理機の
乾燥区域によって、室14の領域内に発生する。現像流
体の温度が、図3に符号58で示すように、温度T3
で上昇した場合には、マイクロプロセッサが分流弁40
を切り替えてポンプ28からの水を導管44の中に流
し、水が導管42を介して洗浄チューブ18、20へ流
れる前に、その水を熱交換器46に通す。通常、洗浄水
は現像液よりも冷たく、従って、図3に符号60で示す
ように、室14の中の現像液を冷却する。
【0022】符号62で示すように、現像流体の温度が
目標温度T1よりも低いことをマイクロプロセッサが検
知すると、マイクロプロセッサは分流弁40に信号を送
って導管44への水の流れを遮断し、ポンプ28からの
水を導管42へ導いて洗浄チューブへ供給する。冷たい
洗浄水を熱交換器46へ送ることを中断することによ
り、現像液の温度の低下が止まる。その後現像液の温度
は、現像室14の周囲の空気の温度によって、あるい
は、加熱要素47により供給される熱によって、再び上
昇するであろう。温度が再び温度T3に達した場合に
は、マイクロプロセッサによって分流弁を調節し、冷却
水を熱交換器に供給してその温度を目標温度に向けて再
び低下させる。作動の繰り返しモードは、現像流体の温
度を目標温度T1に極めて接近させた状態に維持するこ
とができる。例えば、図3に実線で示すような現像液温
度の変動を、目標温度T1の上方又は下方において約
0.1°C(約0.25°F)の範囲に限定することが
できる。
【0023】洗浄水を熱交換器46を介して循環させた
場合には、現像流体の温度を低下させるばかりではな
く、洗浄水の温度を上昇させる結果をもたらす。洗浄水
の温度をある程度高い温度に維持すると洗浄水はより効
果的にフィルムを洗浄することが分かっているので、上
述の如き洗浄水の温度の上昇は望ましいことである。従
って、本発明の装置は、現像液の温度を正確に制御して
写真フィルムの高品質な現像をもたらすばかりではな
く、冷却に使用される水の洗浄作用も改善する。
【0024】弁40が熱交換器に水を供給しているの
で、室16から熱交換器46を通って再び室16へ戻る
ように循環される水の温度は、現像液の温度を温度T3
よりも低い目標温度T1にあるいは該目標温度付近に維
持するように、現像流体を十分に迅速に冷却することが
できないある温度まで徐々に上昇する。このような状態
になると、現像液の温度は、通常の作動範囲を越えて上
昇し、図3に符号66を付した破線で示すように、最高
温度TMに極めて近い温度T2に達する。
【0025】マイクロプロセッサが、温度T2を越えた
ということを示す信号をセンサ48から受けると、マイ
クロプロセッサは弁36を開放し、建物の供給源から洗
浄室16へ冷たい新しい水を供給する。冷たい水を室1
6へ導入することにより、導管34を通ってポンプへ更
に熱交換器へ通される洗浄水の温度は低下する。その結
果、現像液の温度は図3に符号68で示すように低下す
る。現像流体の温度が温度T3に達すると、マイクロプ
ロセッサは弁36を閉じ、建物の供給源から洗浄室16
への水の供給を遮断する。また、現像液の温度が温度T
3よりも低下すると、マイクロプロセッサは、洗浄水が
導管44及び熱交換器を通らないように分流弁40を設
定し、これにより、符号70で示すように、現像液の温
度を目標温度T1にほぼ安定化させる。
【0026】図4のフローダイアグラムは、図3に関し
て上に説明した作動の方法を示している。温度はTL
りも高く、フィルムの洗浄を必要とする場合にはポンプ
28が運転されているものと仮定する。制御システム
は、図4の符号72に示すように、現像液の温度が温度
3よりも低いか否かを、センサ48から判定する。例
えば朝方におけるように、現像処理機が長時間の休止状
態の後に運転開始される場合には、現像液の温度は一般
に温度T3よりも低い。従って、符号74で示すよう
に、分流弁40は洗浄水を熱交換器に通さないように設
定され、符号76で示すように、マイクロプロセッサ
は、現像液の温度が温度T3よりも低いか否かを引き続
き判定する。温度がT3よりも低い限り、制御システム
はその温度の上昇に対して待機し、温度T3に達する
と、符号78で示すように、水を熱交換器46へ導くよ
うに分流弁40を設定する。
【0027】ある場合においては、図4で符号72を付
したブロックで示すように、制御システムはその開始時
に、現像液の温度がT3よりも低いと判定する。このよ
うな状況は、例えば、建物の中の雰囲気温度が目標温度
を越えていた夏季の長い週末の後に、又は、現像処理機
が短期間にわたって運転を休止されていた時に起こり得
る。符号72において検知した時に、現像液の温度がT
3よりも低くない場合には、分流弁40は、符号78で
示すように、熱交換器46へ水を導くように設定され
る。分流弁が熱交換器に水を導き始めた後に、制御シス
テムは、現像液の温度を引き続き監視し、符号80で示
すように、現像液の温度が温度T2よりも高くないかど
うかを判定する。現像液の温度がT2よりも高いと判定
された時には、符号82で示すように、マイクロプロセ
ッサが弁36を開き、制御システムは現像液の温度を監
視し、符号84で示すように、現像液の温度が温度T3
よりも高くないかどうかを判定する。温度がT3よりも
高い状態を維持していれば、弁は引き続き開かれたまま
にされ、符号84で示すように温度を引き続き監視す
る。現像液の温度がT3よりも高い温度でなくなると、
符号86で示すように弁36が閉じられ、制御システム
は再び現像液の温度を監視し、符号72で示すように、
現像液の温度がT3よりも低いかどうかを判定する。
【0028】符号80で示すように、現像液の温度を監
視することによって現像液の温度がT2よりも高くない
ことが分かると、制御システムは、符号88で示すよう
に、現像液の温度がT1よりも低いか否かを判定する。
温度がT1よりも低くなければ、制御システムは現像液
の温度を単に監視し続ける。温度がT1よりも低くなる
と、制御システムは再度、符号74で示すように、熱交
換器46に水を通さないように分流弁40を設定する。
【0029】室16からチューブ18、20へ循環され
ながら、水はフィルム12から残っている定着溶液ある
いはフィルムの表面上の他の物質を洗い落とす。室14
の中の現像液の温度を制御するために、水を冷却するた
めの新しい水を弁36を介して常に供給しても、ある時
間が経過すると、フィルムを洗浄する過程において洗浄
水は汚染されることになる。そのような洗浄水の汚染を
防止するために、また、フィルムを洗浄するに十分なよ
うに水を新鮮な状態に保つために、フィルムが現像され
ている時には常に、マイクロプロセッサが弁36をある
時間にわたって開くのが好ましい。従って、室14へ入
るフィルムの経路に隣接して設けられるフィルムセンサ
90が、フィルムの存在を検知してマイクロプロセッサ
に信号を送る。マイクロプロセッサは、所定時間にわた
って弁36を開き、室16の中の水に新しい水を補充す
る。フィルムを検知したことに応答して直ちに、あるい
はフィルムを現像するための現像処理機の作動サイクル
の他の時点において、弁36を開くことができる。写真
フィルムあるいは印画紙のストリップが現像されている
場合には、マイクロプロセッサは所定の時間間隔で弁3
6を開くことができる。弁36をわずかの時間だけ開い
て水を補充し、そのわずかの時間を、フィルムを現像す
るために必要とされる時間よりも短くすることができ
る。従って、現像サイクル全体を通じて水の補給源を開
いて水を補給する従来技術の手法に比較して、補給源か
らの水は少なくて済む。
【0030】現像流体の温度制御に関連して本発明を説
明したが、本発明は、定着溶液等の他の種類の流体を冷
却するためにも応用することができることは理解されよ
う。
【0031】
【発明の効果】本発明の装置により種々の効果が得られ
る。最初に、現像液あるいは他の処理流体は所望の目標
値に維持され、該目標温度の前後における温度の変動が
ほとんどない。これは、フィルムを現像する作業の品質
を改善する。また、現像流体を冷却するために用いられ
る水は、該流体を冷却する過程において暖められ、その
暖められた水は、冷たい水に比較して、フィルムの洗浄
においてより効果的である。また、建物の供給源から単
純に水を補給するのではなく、上述の如く洗浄水を循環
させ、各シートが現像される度毎に少量の新しい水を加
えるようにすることにより、現像処理機の運転に必要と
される新しい水の量が減り、従って、使用する水の全量
を少なくすることによってコストを低減する。水を循環
させることにより、排水される水の量も減ることにな
る。本発明の装置を上述のUS−A−4,994,84
0に開示される種類の現像処理機に用いると、最初に洗
浄室16を充填した後には、建物の供給源からの水はほ
とんど必要としない。例えば、温度がT2を越えた時に
追加する水は、1分間当たり1リットル程度あるいはそ
れ以下にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採り入れたフィルム現像装置の概略図
である。
【図2】フィルムを洗浄するための洗浄装置の一部を拡
大して示す断面図である。
【図3】本発明の装置の代表的な運転時間帯における時
間と現像液の温度との間の関係を示すグラフである。
【図4】本発明の装置の作用を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10 現像処理機 12 感光性材料
(フィルム) 14 現像室 16 洗浄室 28 ポンプ 32 ポンプの出
口 36 ソレノイド弁 40 分流弁 46 熱交換器 48 センサ 50 マイクロプロセッサ
フロントページの続き (72)発明者 ダグラス・オリバー・ホール アメリカ合衆国ニューヨーク州14424,カ ナダイグア,ハンターズ・ウェイ 3641

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム等の感光性材料(12)用の現
    像処理機(10)であって、現像流体を保有するための
    第1の室(14)及び前記材料を洗浄するために使用さ
    れる水を保有するための第2の室(16)を含む前記材
    料を処理するための複数の室と、前記第2の室(16)
    に接続されて該第2の室(16)から水を取り出し、該
    水を前記第2の室へ循環させるポンプ(28)と、水の
    供給源から前記第2の室(16)へ新しい水を供給する
    ための手段と、前記第1の室に設けられ、入口及び出口
    を有する熱交換器(46)とを備える現像処理機におい
    て、 前記ポンプ(28)の出口(32)と前記第2の室との
    間に設けられる分流手段(40)であって、前記ポンプ
    (28)の出口に接続される入口と、第1及び第2の出
    口とを有し、該分流手段(40)の前記第1の出口は前
    記第2の室(16)に接続され、これにより、ポンプ
    (28)からの水を前記第2の室(16)に直接供給す
    ることができ、また、該分流手段(40)の前記第2の
    出口は、前記熱交換器の出口を前記第2の室(16)に
    接続させた状態で、前記熱交換器(46)の前記入口に
    接続されている、分流手段と、 前記第1の室(14)の中の現像流体の温度を検知する
    ために前記第1の室に関連して設けられる温度センサ
    (48)と、 (1)前記第1の室の中の流体の温度が第1の所定温度よ
    りも低いことを前記センサ(48)が検知した時に、前
    記第2の室(16)から、前記ポンプ(28)及び前記
    分流手段の前記第1の出口を介して、前記第2の室(1
    6)へ戻るように水を循環させるように、また、(2)現
    像液の温度が最低温度よりも高いことを前記センサ(4
    8)が検知した時に、前記分流手段(40)の前記第2
    の出口から前記熱交換器(46)へ水を流し、これによ
    り、前記第2の室(16)の中の流体を冷却するよう
    に、前記分流手段(40)を設定する現像処理機制御装
    置(50)とを備えることを特徴とする現像処理機。
  2. 【請求項2】 フィルム等の感光性材料(12)用の現
    像処理機(10)であって、現像液流体を保有するため
    の現像室(14)及び前記材料を洗浄するための水を保
    有するための洗浄室(16)を含む前記材料を処理する
    ための複数の室と、入口(30)及び出口(32)を有
    し、前記洗浄室(16)から水を取り出し、該水を前記
    洗浄室へ循環させることができるポンプ(28)と、新
    しい水を該水の供給源から前記洗浄室(16)へ供給す
    るための手段であって、ソレノイド作動型の弁(36)
    を含み、該弁(36)が開いた時に、前記供給源からの
    水を前記洗浄室(16)へ供給することができる手段
    と、入口及び出口を有する熱交換器(46)とを備える
    現像処理機において、 前記ポンプ(28)の出口(32)と前記洗浄室との間
    に設けられる分流弁(40)であって、前記ポンプ(2
    8)の出口に接続される入口と、第1及び第2の出口と
    を有し、該分流弁(40)の前記第1の出口は前記洗浄
    室(16)に接続され、これにより、ポンプ(28)か
    らの水を前記洗浄室(16)に直接供給することがで
    き、また、該分流弁(40)の前記第2の出口は、前記
    熱交換器の出口を前記洗浄室(16)に接続させた状態
    で、前記熱交換器(46)の前記入口に接続されてい
    る、分流弁と、 前記現像室(14)の中の現像液の温度を検知するため
    に前記現像室に関連して設けられる温度センサ(48)
    と、 前記ポンプ(28)、前記ソレノイド作動型の弁(3
    6)、前記分流弁(40)及び前記温度センサ(48)
    に接続された現像処理機制御装置(50)であって、
    (1)現像液の温度が第1の所定の最低温度よりも低いこ
    とを前記センサ(48)が検知した時に、前記ソレノイ
    ド弁(36)を閉じ、かつ、前記洗浄室(16)から、
    前記ポンプ(28)及び前記分流弁(40)の前記第1
    の出口を経て、前記洗浄室(16)へ直接戻るように水
    を循環させるように、前記分流弁(40)を設定し、ま
    た、(2)現像液の温度が前記最低温度よりも高いことを
    前記センサ(48)が検知した時に、前記分流弁の前記
    第2の出口から前記熱交換器(46)へ水を流して前記
    現像液を冷却するように、前記前記分流弁(40)を設
    定し、更に、(3)前記最低温度よりも高い第2の所定の
    現像液の温度を前記センサ(48)が検知した時に、前
    記ソレノイド弁(36)を開いて前記洗浄室(16)に
    水を供給するように、プログラムされた現像処理機制御
    装置とを備えることを特徴とする現像処理機。
JP4258487A 1991-09-27 1992-09-28 感光性材料用の現像処理機 Pending JPH05210229A (ja)

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US5196878A (en) 1993-03-23
CA2076905A1 (en) 1993-03-28
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