JPH05209752A - 振動子 - Google Patents

振動子

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JPH05209752A
JPH05209752A JP3209850A JP20985091A JPH05209752A JP H05209752 A JPH05209752 A JP H05209752A JP 3209850 A JP3209850 A JP 3209850A JP 20985091 A JP20985091 A JP 20985091A JP H05209752 A JPH05209752 A JP H05209752A
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JP
Japan
Prior art keywords
vibrator
piezoelectric elements
angular velocity
velocity sensor
metal material
Prior art date
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Pending
Application number
JP3209850A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Nakamura
村 武 中
Yoshiaki Hidenouchi
之 内 義 昭 幣
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE1992607116 priority patent/DE69207116T2/de
Priority to EP19920112595 priority patent/EP0529309B1/en
Publication of JPH05209752A publication Critical patent/JPH05209752A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雰囲気温度が変化しても反りが発生しにくい
振動子を得る。 【構成】 恒弾性材料等からなる円筒状のシームレスパ
イプ20を、ローラ22a,22b,22cでロール引
きすることによって成形し、3角柱状の振動子を得る。
成形方法としては、ロール引きの他、ダイス引きやプレ
スなどの異形成形加工を用いてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動子に関し、特にた
とえば、振動ジャイロの振動体として用いられる、振動
子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振動子としては、たとえばエリン
バなどの恒弾性を有する金属材料を3角柱状に形成した
ものがあった。このような振動子は、たとえば円柱状の
恒弾性材料を用い、ロール引きやダイス引きなどの異形
成形によって形成されていた。この振動子はたとえば角
速度センサなどに用いられ、その場合振動子の側面に圧
電素子が取り付けられる。
【0003】このような角速度センサでは、たとえば1
つの圧電素子または他の2つの圧電素子に駆動信号を与
えることによって、振動子が屈曲振動する。この状態
で、振動子の軸方向を中心として回転すると、コリオリ
力が働いて振動方向が変わる。それに応じて圧電素子に
電圧が発生し、その電圧を測定すれば、角速度センサに
加わった回転角速度を検出することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】たとえば3角柱状の振
動子を作製する場合、図5のような円柱状の恒弾性材料
1が準備される。この恒弾性材料1が、図6に示すよう
に、ローラ2でロール引きされて、その断面が3角柱状
に近い形状になる。このとき、図6の矢印に示すよう
に、恒弾性材料の平面となる部分が内側に押され、3角
柱の稜線になる部分が外側に押し出されるように変形す
る。したがって、作製された振動子3には、図7の矢印
に示すような応力がかかる。
【0005】ところが、このような応力の分布を、振動
子の中心に対して完全対称にすることは困難である。そ
のため、雰囲気温度によって、振動子に反りが生じる。
角速度センサに振動子を用い、この振動子に反りが生じ
ると、圧電素子に振動子の反りに応じた電圧が発生す
る。したがって、正確な回転角速度を測定することがで
きない。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、雰
囲気温度の変化によって反りの生じにくい振動子を提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、金属材料あ
るいはセラミック材料を異形成形することによって多角
筒状にしたことを特徴とする、振動子である。
【0008】
【作用】金属材料あるいはセラミック材料を異形成形し
て多角筒状にするため、恒弾性材料が拡がる方向すなわ
ち多角筒の稜線方向に応力が集中する。したがって、多
角筒の平面部分には、応力がほとんど作用しない。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、振動子の平面部分に
はほとんど応力がかからないため、応力の分布が不均一
にならず、雰囲気温度が変わっても反りが生じにくい。
そのため、この振動子を角速度センサに応用すれば、振
動子の反りによる誤差が少なくなり、正確に回転角速度
を検出することができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す斜視図であ
る。振動子10は、たとえばエリンバ,ステンレス鋼,
42ニッケルなどの金属材料あるいはセラミック材料で
形成される。この振動子10は、たとえば正3角筒状に
形成される。この振動子10は、たとえば角速度センサ
の振動体として用いられる。この場合、図2に示すよう
に、振動子10の外側面の中央部には、それぞれ圧電素
子12a,12b,12cが形成される。そして、圧電
素子12a,12bまたは圧電素子12cに、駆動信号
が印加される。この駆動信号によって、振動子10は、
圧電素子12cの形成された面に直交する向きに屈曲振
動する。この状態で、振動子10の軸方向を中心として
回転すると、コリオリ力が働いて振動子10の振動方向
が変わる。このとき、2つの圧電素子12a,12bに
は、加わった回転角速度に応じた電圧が発生する。した
がって、圧電素子12a,12bに発生する電圧の差を
測定することにより、角速度センサに加わった回転角速
度を検出することができる。
【0012】振動子10を作製するには、図3に示すよ
うに、たとえば恒弾性を有する金属材料からなるシーム
レスパイプ20が準備される。このシームレスパイプ2
0が、たとえばロール引きなどによって異形成形され
る。この場合、図4に示すように、3つのローラ22
a,22b,22cで囲まれた部分に、シームレスパイ
プ20が通される。これらのローラ22a,22b,2
2cによって、図4の矢印に示すように、シームレスパ
イプ20は3角筒の稜線となる方向に応力がかかる。こ
のような操作が繰り返され、シームレスパイプ20は3
角筒状に形成される。そして、適当な長さにシームレス
パイプ20を切断することによって、図1に示す振動子
10が形成される。
【0013】この振動子10では、円筒状のシームレス
パイプ20を異形成形しているため、円柱状の材料を異
形成形する場合のように、振動子10の内側に向かう応
力がない。したがって、振動子10に作用する応力の分
布に偏りが少なく、雰囲気温度が変化しても、振動子1
0に反りが発生しにくい。したがって、この振動子10
を角速度センサに応用すれば、雰囲気温度の変化による
反りによって圧電素子12a,12bに電圧が発生せ
ず、回転角速度による電圧のみを測定することができ
る。そのため、正確に回転角速度を検出することができ
る。
【0014】振動子10を角速度センサに使用する場
合、振動子10の重量により感度が変化する。そのた
め、角速度センサの感度を調整するために、振動子10
の中空部分に、金属,樹脂,セラミックなどを充填して
その重量を調整してもよい。
【0015】なお、上述の実施例では、ロール引きによ
ってシームレスパイプを異形成形したが、ダイス引きや
プレス加工などによって振動子を作製してもよい。ま
た、これらの方法を組み合わせて、振動子を作製しても
よい。さらに、振動子の材料としては、恒弾性金属材料
以外にも、要求される特性に応じて、恒弾性を有しない
金属材料,セラミック材料およびガラス材などを使用す
ることができる。また、振動子の形状としては、正3角
筒状以外にも、必要に応じて4角筒状や6角筒状など、
他の多角筒状に形成してもよい。つまり、金属材料ある
いはセラミック材料を異形成形して多角筒状にすること
によって、雰囲気温度の変化による反りが少ない振動子
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す振動子を用いた角速度センサを示す
図解図である。
【図3】図1に示す振動子を作製するために用いられる
シームレスパイプの斜視図である。
【図4】図3に示すシームレスパイプをロール引きする
状態を示す図解図である。
【図5】この発明の背景となる従来の振動子を作製する
のに用いられる材料を示す斜視図である。
【図6】図5に示す材料をロール引きする状態を示す図
解図である。
【図7】図6に示すロール引きによって作製された従来
の振動子の断面を示す図解図である。
【符号の説明】
10 振動子 12a,12b,12c 圧電素子 20 シームレスパイプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料あるいはセラミック材料を異形
    成形することによって多角筒状にしたことを特徴とす
    る、振動子。
JP3209850A 1991-07-26 1991-07-26 振動子 Pending JPH05209752A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209850A JPH05209752A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 振動子
DE1992607116 DE69207116T2 (de) 1991-07-26 1992-07-23 Verfahren zur Herstellung eines Schwingkörpers
EP19920112595 EP0529309B1 (en) 1991-07-26 1992-07-23 Method of manufacturing a vibrator

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3209850A JPH05209752A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 振動子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05209752A true JPH05209752A (ja) 1993-08-20

Family

ID=16579660

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3209850A Pending JPH05209752A (ja) 1991-07-26 1991-07-26 振動子

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JP (1) JPH05209752A (ja)

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