JPH0520854Y2 - - Google Patents

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JPH0520854Y2
JPH0520854Y2 JP16326287U JP16326287U JPH0520854Y2 JP H0520854 Y2 JPH0520854 Y2 JP H0520854Y2 JP 16326287 U JP16326287 U JP 16326287U JP 16326287 U JP16326287 U JP 16326287U JP H0520854 Y2 JPH0520854 Y2 JP H0520854Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、4枚建て引違い障子や引分け障子
の突き合せ部の引寄せ構造に関する。
従来技術 障子突き合せ部の引寄せは、防音サツシのよう
に特に高い気密性を必要とするものにおいては、
当該突き合せ部の枠に障子を引寄せる部品を設
け、障子が前記部品に係合することによつて室内
側に引寄せられる構造が普通である。
しかし、障子を建て込む枠体を、防音サツシ用
のものと一般サツシ用のものに共通化させた場
合、枠側に引寄せ部品をあらかじめ取付けておく
と、需要としては格段に多い一般サツシの場合に
不要で邪魔であるばかりかコストアツプにつなが
り、また、逆に、工場出荷段階でこのような引寄
せ部品が組付けられていないと防音サツシ等の場
合には現場において、例えば、引寄せ用のクサビ
をレールに取付けるとき、穴あけ、カシメ等の作
業を必要とするので、現場での取り付け手間がか
かると共に、その作業も簡単ではないという種々
の難点がある。
さらに、枠に引寄せ部品を取付けると4枚建て
引違い障子の場合などにこの部品が邪魔になつ
て、4枚の障子をすべて片側に引寄せる、いわゆ
る、完全引違いが困難になる。
従来の障子引寄せ装置の具体的な構成は実開昭
61−155581号公報……(1)、実公昭61−18129号公
報……(2)、実開昭55−24442号公報……(3)等に開
示されている。
(1)の公報が開示するものは、2枚の障子の突き
合せ部分に関するものではなく、また、作動片3
が内側障子19の召合せ框21から室外側に突出
して室外側障子22の召合せ部23に当接し、引
寄せ片2の上部が案内壁25に押圧される結果、
内側障子がピン6から力を伝達されて内側に引寄
せられるというものである。このものは、障子框
の室外面から突出する作動片が目立ち外観を損う
欠点がある。
(2)の公報が開示するものは、枠に押し部材18
と当て部材21を枠に設け、これらと協働する偏
心カム12を障子側に設けたもので前記した枠の
共用に関する難点もしくは不都合を有するもので
ある。
(3)の公報が開示するものは、障子が窓縦枠に突
き当たつたとき押込まれる押し板34によつてケ
ーシングに枢着された揺動部材28を室外側に移
動して枠のレールに係合させ、そのときの押圧力
を揺動部材の軸を介して障子に伝達し、引寄せが
行なわれるものであるが、このものは、突き合せ
る両障子を引寄せるとの技術的思想を備えていな
い。
考案が解決しようとする問題点 この考案は、共通のレールを走行する2枚の障
子の突き合せ部を枠に部品を取付けることなく引
寄せることができ、かつ、障子框に室内外方向に
突出する部分を形成しない引寄せ構造の提供を課
題とする。
問題を解決するための手段 共通のレールを走行する2枚の障子の突き合せ
部分において、 一方の障子の突き合せ框内にレールの室内側面
に対向する係合部を備えた回動体を障子走行方向
と平行な水平軸により室内外方向へ回動可能に枢
着し、この回動体に他方の障子の突き合せ框に向
つて突出する当接部を設けてその先端部に室内側
に面した傾斜面を形成し、 他方の障子の突き合せ框には前記一方の障子と
対向する見込み面に前記回動体の当接部における
傾斜面に当接する係合部を設ける。
作 用 回動体はその当接部の室内側に面した傾斜面を
他方の障子の突き合せ框に設けた係合体との当接
によつて、これが枢着された一方の障子の突き合
せ方向への運動力から室内側への力を得、当該障
子を室内側へ付勢する。
実施例 第2図は、4枚建ての引違い障子を建て込んだ
サツシであり、方形に組まれた枠体1の室内側下
レール2及び室外側下レール3にそれぞれ、2枚
ずつの室内側障子4,4′、室外側障子5,5′が
建て込まれている。これらの障子は第3図のよう
に、それぞれ枠体1の室内側上レール6と室外側
上レール7にも係合している。
第2図の状態において丸囲みA部分が、共通の
レール(室外側上レール3、室外側の上レール
7)を走行する2枚の障子、すなわち、室外側障
子5,5′の突き合せ部である。
突き合せ部では室外側障子5の突き合せ框(一
方の障子の突き合せ框という)8と同室外側障子
5′の突き合せ框(他方の障子の突き合せ框とい
う)9とが室外側障子5,5′の走行方向で突き
合せとなる。
一方の障子の突き合せ框8は第1図に示すよう
に、断面において、ガラス取付溝と隔壁10で仕
切られた回動体取り付け用中空部11とその突き
合せ側見込み面49において障子走行方向に平行
に突出した室外側のタイト材取り付け片12と、
室内側の規制片13が押し出し成形により形成さ
れている。
前記の回動体取り付け用中空部11に装着され
る回動体14は、第5〜7図に示すように、アー
ム15と先端ピース16とからなり、アーム15
の上端が框への取付けベース17に障子走行方向
に平行な水平軸18で枢着され、他端に前記の先
端ピース16が取り付けられる。
ベース17は複数のねじ19で突き合せ側の見
込み面49の内側に固定される。したがつて、回
動体14は前記中空部11内で室内外方向に回動
することができる。
先端ピース16は第7図に全体を示すように、
当接部20と係合部21を一体に備えた合成樹脂
製のブロツク体で上方のスリツト22にアーム1
5の他端が差込まれ、当接部20を障子走行方向
に向け、係合部21の係合面23を室外側に向け
て固定される。そして、前記の当接部20の先端
は傾斜面が室内側に向いている室内側に面した傾
斜面24とされている。
このように構成された回動体14は第1図及び
第5,6図のように、一方の障子の突き合せ框8
の下部に、当接部20を突き合せ側の見込み面4
9に設けた長孔から障子の走行方向に突出させ、
室内外方向への変位を可能として、この突き合せ
框8の見込み面49内に取付けられる。
他方の障子の突き合せ框9は断面として前記一
方の障子の突き合せ框8と線対称に構成されてお
り中空部11′内に係合体27を備えた固定部材
25が取付けられる(第1図)。
固定部材25は第8図に全体を示すように、こ
の実施例では室外側に面した傾斜面26を有する
係合体27とその室内側に突部28とを一体に上
下方向に長く形成し、また室外側下方に障子走行
方向に沿つてタイト材取り付け部29を備えた一
個の合成樹脂製のブロツクである。タイト材取り
付け部29には室内側に向けて開口した取り付け
溝30が形成されており、これには補助タイト材
31が室内側に向けて装着される。
固定部材25は第1,9図のように他方の障子
の突き合せ框9の下部に、一方の障子の突き合せ
框8における先端ピース16に対応させて配置さ
れ、係合体27が見込み面から突出され、その先
端が、前記先端ピース16の当接部20における
室内側傾斜面24に当接するように取り付けられ
る。
前記突部28は第1図のように一方の障子の突
き合せ框8における当接部20と規制片13との
間隙に進入する位置にある。さらに、前記のタイ
ト材31は室外側障子5′の下框におけるタイト
材に連続し、室外側下レール3に接する位置にあ
る。
なお、第1図における符号32はタイト材取り
付け片12の室内側面に装着された突き合せ部タ
イト材である。
以上の構成において、室外側障子5,5′を突
き合せると、一方の障子の突き合せ框8側の当接
部20における室内側に面した傾斜面24に他方
の障子の突き合せ框9における係合体27が当接
し、2枚の障子が備えた障子走行方向の運動力か
ら回動体14を室外方向へ回転させる力が生じ、
まず、一方の障子の突き合せ框8における当接部
20が室外側に押され、回動体14が軸18を中
心に回転して、その他端における係合部21が室
外側下レール3の室内面に接する。なお、この状
態では、先端ピース16の室外側には突き合せ框
8の室外側壁との間に間隙が存している。
さらに突き合せが進むと、当接部20は一体に
形成された下部の係合部21が室外側下レール3
に係合して移動不可であるため、今度はこの係合
部21とレール3との接触個所を支点として回動
体14の軸18が室内側に移動する。すなわち、
回動体14が枢着されている一方の障子の突き合
せ方向への運動力から、当該一方の障子自体を室
内側へ移動させる引寄せ力が発生する。一方、他
方の障子は前記当接部20の室内側に面した傾斜
面から係合体27を介して室内側への引寄せ力を
得、結局、共通の室外側下レール3を走行する室
外側障子5,5′の突き合せ部Aは室内側に引寄
せられる。
このとき、一方の障子の突き合せ框8における
規制片13に他方の障子の突き合せ框9における
突部28が係合するが、これは一方の障子の当接
部20における傾斜面24に係合体27を当接さ
せた他方の障子が、一方の障子の回動体14を室
外側へ押圧することなく自らが室内側へ移動して
しまうのを防止するために、その係合体27を前
記当接部20の傾斜面24へ当接した状態に維持
し、規制するためである。なお、突部28は合成
樹脂製であるのでメタルタツチを避けることがで
きる。
なお、前記の当接部20と係合部21はアーム
15と一体に成形してよく、他方の障子の突き合
せ框9における係合体27と突部28及びタイト
材取り付け部29は個別に形成して各框の見込み
面に固定しても良い。
引寄せ状態を解除するには、突き合された障子
5,5′を単に引分ければ、各部の接触と係合が
解けて解除される。
また、引寄せのための部品を枠に設けないから
完全引違いが可能であり、さらに、一方及び他方
の障子の突き合せ框の室内及び室外側の面に突出
物は存在しないから、障子の外観を損うことはな
い。
第10〜14図は突き合せ部Aの上部における
引寄せ構造を示す。その構造は基本的に前記した
下部のものと上下対称の構造を持つものであり、
本考案の他の実施例に相当する。
第10,11図に示すように、突き合せ部Aの
上端部では一方の障子の突き合せ框8に上部回動
体33が、また、他方の突き合せ框9には上部固
定部材34がそれぞれ装着されている。
上部回動体33は第11図及び第12図イ,ロ
に示すように、一方の障子の突き合せ框8の見込
み面49の内側にねじ35で固定された上部ベー
ス36に軸38で室内外方向に回動可能に枢着さ
れ、上部のアーム37の中間に当接部39が取り
付けられると共に、上端部はフオーク状に形成さ
れて樹脂製のキヤツプが装着され、室外側上レー
ル7に係合している。フオークの室内側部分の先
端が係合部40となる。
なお、符号41はねじ35の先端を貫通させる
ためのバカ孔であり、符号42はフオークの基部
を補強する補強板である。
前記当接部39は第13図に示すように先端に
室内側に面した傾斜面43を備えた合成樹脂製の
ブロツクで、前記した下部の場合と同様に、一方
の障子の突き合せ框8から他方の障子の突き合せ
框9に向つて突出している。
他方の障子の突き合せ框9の上部には上方か
ら、上部固定部材34が上方から押込んで装着さ
れている。この部材34は基部44とその上部で
2本に別れた拡開部45とからなり、基部44の
突き合せ面側には室外側に面した傾斜面46を備
えた係合体47が、また、室内側の拡開部45の
突き合せ面側には突部48が一体に形成されてい
る。
突部48は上部固定部材43が装着されると室
内外方向で前記下部の固定部材25における突部
28とおなじ位置となる。
各部の機能と作動は前記した下部の突き合せ部
引寄せ構造の場合と同じであり、2枚の室外側障
子5,5′が突き合されると上部回動体33が室
外方向に回動されて上端のフオーク部の係合部4
0が室外側上レール7に室内側から係合するとと
もに、さらに突き合せが進行すると軸38が室内
側に移動し、結局、突き合せ部Aの上部も下部と
同様に、また、同時に室内側に引寄せられる。
解除する時は障子を前記同様、単にひきわける
だけである。
以上、説明した突き合せ部の引寄せ構造は通
常、突き合せ部の上下に設けられる。また、本考
案の引寄せ構造は4枚建ての引違い障子に限定さ
れない。
考案の効果 係合部や当接部を備えた回動体あるいはこれに
対応する係合体等、引寄せに必要な部材をすべ
て、突き合される2枚の障子の突き合せ框に取付
けるから、枠を一般用と高気密用で何等の支障な
く共用することができる。
したがつて、無用な部品を取付けることによる
コストアツプを避けることができる。
また、高気密用サツシとする場合には必要な部
品を後付けする手間と技術を必要としない。
引寄せ構造が枠側に取付ける部品を必要としな
いから完全引違い障子を構成できる。また、障子
の突き合せ框の室内外側の面に突出部を形成しな
いから障子の外観が損われない。
【図面の簡単な説明】
第1図は障子を閉じた状態の突き合わせ框を下
方からみた図、第2図は横断面を含む全体の平面
図、第3図は縦断面を含む全体の側面図、第4図
は突き合わせ個所を拡大して示す横断面を含む平
面図、第5図は回動体の配置を示す正面図(一部
断面)、第6図は回動体の配置を示す側面図、第
7図は先端ピースの斜視図、第8図は固定部材と
補助タイト材の斜視図、第9図は固定部材の側面
図、第10図は障子が閉じた状態の突き合わせ框
を上方から見た図、第11図は突き合わせ部の上
端部の配置を示す正面図、第12図イは上部固定
部材の側面図、第12図ロは上部固定部材の正面
図、第13図は上部回動体の当接部の斜視図、第
14図は上部固定部材の斜視図である。 1……枠体、2……室内側下レール、3……室
外側下レール、4……室内側障子、5……室外側
障子、6……室内側上レール、7……室外側上レ
ール、8……一方の障子の突き合せ框、9……他
方の障子の突き合せ框、10……隔壁、11……
回動体取り付け用中空部、12……タイト材取付
け片、13……規制片、14……回動体、15…
…アーム、16……先端ピース、17……ベー
ス、18……軸、19……ねじ、20……当接
部、21……係合部、22……スリツト、23…
…係合面、24……室内側に面した傾斜面、25
……固定部材、26……室外側に面した傾斜面、
27……係合体、28……突部、29……タイト
材取り付け部、30……取り付け溝、31……補
助タイト材、32……突き合せ部タイト材、33
……上部回動体、34……上部固定部材、35…
…ねじ、36……上部ベース、37……上部アー
ム、38……軸、39……当接部、40……係合
部、41……バカ孔、42……補強板、43……
内向傾斜面、44……基部、45……拡開部、4
6……室外側に面した傾斜面、47……係合体、
48……突部、49……見込み面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 共通のレールを走行する2枚の障子の突き合せ
    部分において、 一方の障子の突き合せ框内にレールの室内側面
    に対向する係合部を備えた回動体を障子走行方向
    と平行な水平軸により室内外方向へ回動可能に枢
    着し、前記回動体に他方の障子の突き合せ框に向
    つて突出する当接部を設けてその先端部に室内側
    に面した傾斜面を形成し、 他方の障子の突き合せ框には前記一方の障子と
    対向する見込み面に前記回動体の当接部における
    傾斜面に当接する係合体を設けた ことを特徴とした障子突き合せ部の引寄せ構造。
JP16326287U 1987-10-26 1987-10-26 Expired - Lifetime JPH0520854Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16326287U JPH0520854Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

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JP16326287U JPH0520854Y2 (ja) 1987-10-26 1987-10-26

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Publication Number Publication Date
JPH0168487U JPH0168487U (ja) 1989-05-02
JPH0520854Y2 true JPH0520854Y2 (ja) 1993-05-28

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