JP2001173319A - 折畳み戸 - Google Patents

折畳み戸

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JP2001173319A
JP2001173319A JP35853799A JP35853799A JP2001173319A JP 2001173319 A JP2001173319 A JP 2001173319A JP 35853799 A JP35853799 A JP 35853799A JP 35853799 A JP35853799 A JP 35853799A JP 2001173319 A JP2001173319 A JP 2001173319A
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Shiro Takaoka
士郎 高岡
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Shin Nikkei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】専用の框や枠材を用いることなくデザイン良く
構成でき、且つ複数枚の障子等を折り畳んだ際、コンパ
クトに収納できる折畳み戸を提供する。 【解決手段】複数枚の障子2a,2bを互いに連結して
開口部Kを開閉する折畳み戸であって、障子2a,2b
の互いに隣接する端面10に固定され、該端面10の幅
寸法h内に納まり且つ係る端面10と略平行な基片22
と、その一端縁に沿って外円弧片24と、他端縁に沿っ
て緩衝片28とを有する回転部材20と、隣接し合う障
子2a,2b間に配置され、係る障子2a,2bの各回転
部材20における外円弧片24内に回転可能に挿通され
る一対の内円弧片34と、これらを同じ側面に有する連
結片32と、該連結片32の両端で且つ上記内円弧片3
4と間隔を置いて略同心に延びる対称な一対のカーブ片
38とを有するヒンジ部材30と、を含む折畳み戸1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人や車両等が出入
りする開口部を有する各種のドアや出入り口に用いられ
る折畳み戸に関する。
【0002】
【従来の技術】折畳み戸は、例えば広い開口部を開閉で
き、且つ障子等の収納スペースが小さくて済むため、浴
室ドア、室内の間仕切り、或いは、建家の出入り口等に広
く使用されている。係る折畳み戸は、複数枚の障子又は
パネルを互い回転可能に連結すると共に、複数枚の障子
等を同一平面内に直線状に位置させて開口部を閉鎖し、
且つ複数枚の障子等を互いに略並列に近接して折り畳ん
で開口部を開放する。
【0003】図6(A)は、例えば浴室のドアに使用され
る折畳み戸における障子80,81の連結部の水平断面
を示す。図6(A)で左側の障子80における縦框82
は、その端面の一端縁に沿って底広凹溝83を有する凸
条84と、他端縁から延びたフランジ85の先端には断
面略C字形の内円弧片86とを一体とした断面を有す
る。また、図6(A)で右側の障子81における縦框87
は、その端面の一端縁に沿った上記と同じ凸条84と、
他端縁から延びたフランジ85の先端にて断面略C字形
で上記内円弧片86を同心で包む外円弧片88とを一体
とした断面を有する。更に、縦框82,87の凹溝83,
83間には、伸縮する気密用の蛇腹89が張設されてい
る。図6(A)にて内・外円弧片86,88を中心として
縦框82,87を斜め上方向に立ち上げつつ回転するこ
とにより、障子80,81は逆V字形に折り畳むことが
できる(実開昭56−82176号公報、第10図参
照)。
【0004】図6(B)は、折畳みドアにおける扉板9
0,90の連結部の水平断面を示す。図6(B)に示すよ
うに、各扉板90におけるパネル91の端面には、断面略
T字形の帯板92が対称に固定され、それらの一端縁か
ら断面略J字形の一対の対称な回転凹受部93,93が
突出し、且つ他端縁には凸条94,94が突出してい
る。また、扉板90,90間にはコ字型材96が配置さ
れ、その両端から互いに近接する断面パイプ形の回転凸
部98,98が、上記凹受部93,93の内側に同心で配
置されている。図6(B)にて左右の扉板90,90を上
記凸部98及び凹受部93を中心として斜め下方向に押
し下げつつ回転すると、扉板90,90を略V字形に折
り畳むことができる(実開昭57−190870号公報、
第5図参照)。
【0005】
【発明が解決すべき課題】しかし、図6(A)の折畳み戸
では、内・外円弧片86,88とフランジ85を有する専
用の縦框82,87が必要となり、且つこれらの障子8
0,81における取付け位置が拘束される。このため、
固有断面の押出形材を必要とするためコスト高となり、
且つ組立作業も煩雑になる。しかも、障子80,81を
略V字形に折り畳めるが、互いに平行にしてコンパクト
に収納できない、という問題があった。また、図6(B)
の折畳みドアでは、各パネル91の端面に帯板92を固
定するだけ良いが、帯板92の内外両端部はパネル91
の内外側面からその板厚分だけ突出している。このた
め、係るドア全体のデザイン上から好ましくないと共
に、扉板90,90を互いに平行に折り畳んだ際、全体の
厚みが大きくなるため、収納スペースが嵩張ってしま
う、という問題があった。本発明は、以上に説明した従
来の技術における問題点を解決し、専用の框や枠材を用
いることなくデザイン良く構成でき、且つ複数枚の障子
等を折り畳んだ際に、これらをコンパクトに収納できる
折畳み戸を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するため、障子等を構成する框や枠材と別体の回転部
材を用意し、且つその幅寸法を規制することに着想して
成されたものである。即ち、本発明の折畳み戸は、複数
枚の障子又はパネルを互いに連結して開口部を開閉する
折畳み戸であって、上記複数枚の障子又はパネルの互い
に隣接する端面に固定され、該端面の幅寸法内に納まる
と共に、係る端面と略平行な基片と、その一端縁に沿っ
て外円弧片とを有する回転部材と、上記隣接し合う障子
又はパネル間に配置され、係る障子又はパネルの各回転
部材における外円弧片内に回転可能に挿通される一対の
内円弧片と、これらを同じ側面に有する連結片と、この
連結片の両端で且つ上記各内円弧片と間隔を置いて略同
心に延びる対称な一対のカーブ片とを有するヒンジ部材
と、を含む、ことを特徴とする。
【0007】これによれば、障子やパネルで汎用されて
いる框や枠材における端面に係る端面の幅寸法以内の回
転部材を固定するため、他の用途や機能に用いられる框
や枠材に対しても容易に固定でき、且つ折畳み戸に迅速
に組み立てることができる。しかも、隣接する障子等の
各回転部材をヒンジ部材により回転可能に連結するの
で、複数枚の障子等を平行に折り畳んだ際、これら全体コ
ンパクトに収納できる。従って、安価で且つデザイン上
も優れた折畳み戸を提供することができる。尚、上記回
転部材を框や枠材の端面に固定するには、その基片をネ
ジ止めする他、例えば弾性を利用して装着することも可
能である。
【0008】また、前記回転部材における外円弧片と基
片の間に、前記ヒンジ部材のカーブ片を受け入れる凹部
を有すると共に、上記ヒンジ部材の内円弧片と連結片と
の間及び内円弧片とカーブ片との間に上記外円弧片を受
け入れる凹部をそれぞれ有する、折畳み戸も含まれる。
これによれば、上記カーブ片は回転部材の外円弧片と基
片間の凹部内に進入して停止すると共に、外円弧片の両
端部もヒンジ部材の内円弧片と連結片の間や内円弧片と
カーブ片間の各凹部内に進入して停止する。このため、
隣接する複数枚の障子やパネルを直列状の閉鎖位置から
90°回転して互いに平行となる開放位置にまで、外れ
ることなくスムースに障子等を回転操作することができ
る。
【0009】更に、前記回転部材における基片の他端縁
に沿って、湾曲した緩衝片を突設するか、或いは、気密
片又はクッション材の基部を受け入れる凹溝を設けた、
折畳み戸も含まれる。これによれば、隣接する複数枚の
障子又はパネル間において、不用意に手足等を回転機構
の部分に進入しにくくし、且つヒンジ部材全体や回転部
材の外円弧片を保護することができる。また、互いに先
端部が接触し得る気密片を用いた場合には、隣接する障
子等の隙間を塞ぎ且つ外観意匠もシンプルで好ましくす
ることが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下において本発明の実施に好適
な形態を図面と共に説明する。図1(A),(B)は、本発明
における折畳み戸1の閉鎖及び開放状態を示す。図示の
ように、折畳み戸1は、壁H内で且つ床F上に位置する
開口部Kを開閉するため、左右に四枚の縦長の障子2a
〜2dを有する。障子2a〜2dは、上・下框3a〜3
d及び左右一対ずつの縦框4a〜4dを四辺に有すると
共に、それぞれ内部にガラス5を嵌装している。図2
(B)に示すように、障子2a〜2dは、上框3a〜3d
の中間に取り付けた一対のタイヤ7により、上枠9bに
固定したレール6に対し回転及びスライド可能に支持さ
れる。また、障子2a〜2dの下框3a〜3dの中間で
上記タイヤ7と同じ位置から、水平なローラRが床F内
に埋設したレール8内に垂下し、障子2a〜2dの回転
及びスライドを垂直姿勢のままで可能としている。
【0011】図1(A)及び図2(A)は、障子2a〜2d
を直列で且つ同一垂直面に位置させて開口部Kを閉鎖し
た状態を示し、図1(B)及び図2(C)は障子2a〜2d
を平行で且つ開口部Kの右側に折畳んで収納することに
より、開口部Kを開放した状態を示す。図2(A),(C)
に示すように、障子2a,2dの一方と障子2b,2cの
両側の縦框4a〜4dの端面には、一対の回転部材20
が交互に内外逆にして固定されると共に、隣接する回転
部材20同士の間には、ヒンジ部材30が介在して係る
回転部材20同士を回転可能に連結している。尚、左右
両端の障子2a,2dにおける外側の縦框4a,4dの端
面には、これに嵌合された支持片4eを介してタイト材
Tが装着され、図2(A)に示すように、障子2a〜2dで
の両外端で開口部Kを閉鎖して内外の気密性を維持して
いる。
【0012】図3(A)に示すように、縦框4a等は、例え
ば通常の引き戸等に使用されるアルミニウム合金の押出
形材からなる框である。縦框4a等の端面10は、縦框
4a等の幅寸法hのサイズであり、浅い凹溝12と、こ
れを形成する一対の凸条14,16と、凸条16に内設
した細溝18とを有し、この細溝18には通常は図示し
ない気密片が挿入される。また、障子2a,2bの縦框
4a,4bにおける各端面10に固定される回転部材2
0は、上記縦框4a等の端面10と同じ幅寸法hを有す
るアルミニウム合金の押出形材からなる。この回転部材
20は、上記端面10に設けた凹溝12内に嵌合して接
触する基片22と、その一端縁に沿って立設した断面略
四分の三の円弧形の外円弧片24と、他端縁に沿って屈
曲部27を介して立設した湾曲する緩衝片28とを一体
に有する。外円弧片24は、開口26を介して内部に丸
溝23を有すると共に、基片22との間に凹部25を有
する。この凹部25には、後述するように、ヒンジ部材
30のカーブ片38が進入して当接する。
【0013】そして、回転部材20は、上記凹溝12内
に嵌合した基片22の外方からネジ29をネジ込むこと
により、縦框4a等の端面10に固定される。また、図
3(A)に示すように、ヒンジ部材30もアルミニウム合
金の押出形材からなり、図示で水平な連結片32の下側
面に断面略C字形の内円弧片34,34が左右対称に突
設され、連結片32の両端には一対のカーブ片38が左
右対称で且つ隣接する内円弧片34と同心状に突設され
ている。各内円弧片34の内側には、ビス受け溝33が
形成され、且つそのウェブ35の両側には、カーブ状の
凹部36,37が形成されている。この凹部36,37に
は、図3(A),(B)に示すように、回転部材20の外円
弧片24の両端部が交互に進入して当接する。
【0014】図3(A)は、前記図1(B)及び図2(C)で
示した折畳み戸1の障子2a〜2dを折り畳んで開口部
Kを開放した状態を示す。障子2a,2bの縦框4a,4
bにおける端面10に固定した左右対称の回転部材2
0,20の外円弧片24,24を隣接させて、両者の丸溝
23内に図示で前後方向からヒンジ部材30の内円弧片
34,34を個別に差し込んで挿通し、且つ各ビス受け溝
33の両端からビス39をそれぞれ螺入する。これによ
り、ヒンジ部材30を介して回転部材20を端面10に
有する障子2a,2bは、互いに回転可能に連結され
る。尚、図3(A)の状態では、各回転部材20の外円弧
片24の一端部が、ヒンジ部材30の凹部37内に進入
しウェブ35に当接しているので、前記図1(B)及び図
2(C)に示したように、障子2a,2bは互いに平行な
姿勢で保たれる。
【0015】図3(A)の状態で障子2a,2bを内・外
円弧片24,34を中心に左右の斜め上方に向けて互い
に離間するように90°回転する。すると、図3(B)に
示すように、障子2a,2bは互いに直列で同一平面内に
位置する姿勢となる。この際、各回転部材20の凹部2
5内に、ヒンジ部材30の各カーブ片38の先端部が進
入して当接し、且つヒンジ部材30の各凹部36内に各
回転部材20の外円弧片24における他端部が進入しウ
ェブ35に当接する。このため、障子2a,2bはそれぞ
れ90°の範囲で回転するため、図3(B)のような直列
状態になる。この結果、前記図1(A)及び図2(A)に示
したように、折畳み戸1の障子2a〜2dを直列にし開
口部Kを閉鎖した状態とすることができる。
【0016】以上のような折畳み戸1によれば、汎用さ
れる縦框4a〜4dにより構成される障子2a〜2dで
あっても、回転部材20を縦框4a〜4dの各端面10
に固定するのみで、前記図1(A),図2(A)の閉鎖状態
と図1(B),図2(C)の開放状態とをスムースに変更す
ることができる。しかも、閉鎖状態において障子2a〜
2dは互いに平行になるため、これら全体がコンパクト
に収納され、前記開口部Kの出入りの支障になりにく
い。加えて、回転部材20は障子2a〜2dの厚み(幅
h)内に納まるため、外観デザイン上もシンプルにな
り、且つ製造コストも低減でき、組立作業も容易するこ
とができる。尚、実際の組立ての際は、ヒンジ部材30
の各内円弧片34に各回転部材20の外円弧片24を挿
通し、且つ内円弧片34の両端にビス39を螺入した
後、各回転部材20を障子2a〜2dの端面10にネジ
29をネジ込んで固定する。これにより、少ないスペー
スで容易に組立てを行うことができる。
【0017】図4(A),(B)は、折畳み戸1に対して変形
形態の回転部材20a等を用いた図3(A),(B)と同様
な断面図である。尚、以下において前記形態と同じ要素
や部分には、共通の符号を用いるものとする。図4(A)
に示すように、障子2a,2bにおける縦框4a,4bの
端面10aには、回転部材20aがネジ29で固定され
る。端面10aは前記細溝18を欠く以外は前記端面1
0と共通である。また、回転部材20aは前記同様に基
片22の一端縁に沿って外円弧片24を立設すると共
に、他端縁には凸条28aが立設し、図4(A)で上面に
開口する凹溝28bには、弾性を有する樹脂からなる薄
肉の気密片28cの基部が挿入されている。図4(A)に
示すように、隣接する回転部材20a,20aの外円弧
片24内には、前記同様にヒンジ部材30の内円弧片3
4が挿通され、縦框4a,4b及び障子2a,2bを回転
可能に連結する。
【0018】前記同様に障子2a,2bを回転させる
と、図4(B)に示すように、障子2a,2bの縦框4a,
4bは互いに直列で同一平面内に位置する姿勢となり、
同時に縦框4a,4b間におけるヒンジ部材30の反対
側では、一対の気密片28c同士が互いに接触し合う。
この結果、一対の回転部材20a間の隙間を気密片28
c,28cにより密封すると共に、図4(B)で障子2a,
2bの上側面を略平坦にして連続させ、且つヒンジ部材
30を目隠しすることもできる。従って、折畳み戸1に
回転部材20aを用いることにより、障子2a〜2dの
閉鎖状態とこれらを折畳むことによる開放状態とをスム
ースに変更できる共に、閉鎖時における障子2a〜2d
相互間の気密性も高めることが可能となる。
【0019】図5(A),(B)は、折畳み戸1の障子2a
等に対し、異なる形態の縦框40a,40bと回転部材
50とを用いた図3(A),(B)と同様な断面図である。
図5(A)に示すように、縦框40a,40bは、その端面
41に凹溝42と、一対の凸条44,46とを有し、凸
条44,46の基部には凹溝42側に開口した小溝45,
47を形成している。また、回転部材50は端面41の
幅寸法内hに納まるサイズで、端面41と平行な基片5
2と、その一端縁に沿って外円弧片54と他端縁に沿っ
て凸条57とを有する。前記同様に外円弧片54は内側
の丸溝53及び開口55を有し、且つ基片52との間に
凹部56を設けている。更に、凸条57は図示で上面に
開口する断面逆T字形の底広凹溝(凹溝)58を有する。
しかも、基片52の両端には、端面41側に向けて一対
の係止片59が対称に突設している。係止片59は、そ
の先端部が断面直角三角形を呈する薄肉の板片で、且つ
弾性変形が容易とされている。
【0020】図5(A)で左側に示すように、回転部材5
0の凸条57における底広凹溝58には、クッション材
60が装着される。このクッション材60は、樹脂の押
出成形品で中空部64を有するアール部62と、断面逆
T字形の係止部66とを一体に有する。尚、クッション
材60に替えて、図5(A)で右側に示すように、底広凹
溝58にクッション兼気密片70を装着しても良い。こ
の気密片70も上記樹脂成形品からなり、細長い中空部
74を有するU形部72と断面逆T字形の係止部76と
を一体に有する。図5(A)に示すように、ヒンジ部材3
0の内円弧片34,34を各回転部材50の外円弧片5
4内に挿通し、両端からビス39を螺入する。次に、各回
転部材50の係止片59,59を縦框40a,40bの端
面41における凹溝42内に弾性変形させつつ挿入し、
係止片59,59の先端部を小溝45,47内に挿入す
る。
【0021】この結果、回転部材50は縦框40a,4
0bの端面41に装着され、且つ縦框40a,40bを含
む障子2a,2bは、図5(A)に示すように、ヒンジ部
材30を介して回転可能に連結される。尚、縦框40
a,40bにおける小溝45,47の長手両端に図示しな
いストッパを固定しておくと、回転部材50を縦框40
a,40bの端面41に一層強固に固定できる。そし
て、前記同様に障子2a,2bを回転させると、図5
(B)に示すように、障子2a,2b(縦框40a,40b)
は互いに直列で同一平面内に位置する姿勢となり、同時
に縦框40a,40b間におけるヒンジ部材30の反対
側では、一対のクッション材60同士が互いに近接す
る。これにより、図5(B)で障子2a,2bの回転部材5
0,50付近に手足等が不用意に当たってもこれを保護
できる。また、前記細長いクッション兼気密片70,70
を用いた場合には、図5(B)中の一点鎖線で示すように、
U形部72の先端同士が接触するため、気密性も付与で
きる。
【0022】本発明は、以上において説明した各形態に
限定されるものではない。例えば、前記折畳み戸1では
四枚の障子2a〜2dを用いたが、二枚以上の障子を有
する形態であれば、常に適用することが可能である。ま
た、上述した複数枚の障子をパネルに置き換えても良
い。このパネルは、単一材質からなる板材の他、四辺に
枠材を有すると共に、一対の表面板間に心材を充填した
サンドイッチ構造、或いは、四辺の枠材間又は上記表面
板及び心材内にガラス板や透明又は半透明の樹脂板を嵌
装する構造のパネルも包含される。更に、上記複数枚の
障子やパネルは、開口部をその上下方向に移動可能に取
付けると共に、障子等を開口部の上端部に折畳むように
することもできる。即ち、縦引き式の折畳み戸も本発明
には含まれる。従って、例えば工場、倉庫、又はガレージ
等の間口の大きな開口部にも、本発明の折畳み戸は適用
可能である。尚、縦引き式の折畳み戸では、例えば前記
図2(B)に示したローラRを障子等の左右両側に対称に
取付け、開口部K内に垂直に埋設等したレール8,8内
をガイドさせる。
【0023】
【発明の効果】以上において説明した本発明の折畳み戸
によれば、障子やパネルで汎用されている框や枠材等に
おける端面にその幅寸法以内の回転部材を固定するた
め、汎用的な框等に対しても容易に固定でき、且つその
組立て作業も容易にできる。しかも、隣接する障子等の
各回転部材をヒンジ部材により回転可能に連結するの
で、複数枚の障子等を平行にして折り畳んだ際、これら
全体コンパクトに収納できる。従って、安価で且つデザ
イン上も優れた折畳み戸を提供することができる。ま
た、請求項3の折畳み戸によれば、隣接する複数枚の障
子又はパネル間において、不用意に手足等が回転機構部
分に進入しにくく、且つヒンジ部材全体や回転部材の外
円弧片を保護することができる。更に、互いに先端部が
互いに接触し得る気密片を用いた場合には、隣接する障
子等の隙間を塞ぎ且つ外観意匠もシンプルで好ましくす
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A),(B)は本発明の折畳み戸の閉鎖又は開放
状態を示す正面図。
【図2】(A)は図1(A)中のX−X線に沿った断面図、
(B)は図1(A)中のY−Y線に沿った断面図、(C)は図
1(B)中のZ−Z線に沿った断面図。
【図3】(A),(B)は図1,2に示した隣接する障子同士
の端面付近とヒンジ部材等を示す開放又は閉鎖状態を示
す部分断面図。
【図4】(A),(B)は変形形態の回転部材を用いた図3
(A),(B)と同様な部分断面図。
【図5】(A),(B)は異なる形態の回転部材等を用いた
図3(A),(B)と同様な部分断面図。
【図6】(A),(B)は従来の折畳み戸における回転部分
を示す部分断面図。
【符号の説明】
1……………………折畳み戸 2a〜2d…………障子 10,10a,41…端面 20,20a,50…回転部材 22,52…………基片 24,54…………外円弧部 25,56…………凹部 28…………………緩衝片 28b………………凹溝 28C………………気密片 30…………………ヒンジ部材 32…………………連結片 34…………………内円弧部 36,37…………凹部 38…………………カーブ片 58…………………底広凹溝(凹溝) 60,70…………クッション材 K……………………開口部 h……………………端面の幅寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数枚の障子又はパネルを互いに連結して
    開口部を開閉する折畳み戸であって、 上記複数枚の障子又はパネルの互いに隣接する端面に固
    定され、該端面の幅寸法内に納まると共に、係る端面と
    略平行な基片と、その一端縁に沿って外円弧片とを有す
    る回転部材と、 上記隣接し合う障子又はパネル間に配置され、係る障子
    又はパネルの各回転部材における外円弧片内に回転可能
    に挿通される一対の内円弧片と、これらを同じ側面に有
    する連結片と、この連結片の両端で且つ上記各内円弧片
    と間隔を置いて略同心に延びる対称な一対のカーブ片と
    を有するヒンジ部材と、を含む、 ことを特徴とする折畳み戸。
  2. 【請求項2】前記回転部材における外円弧片と基片の間
    に、前記ヒンジ部材のカーブ片を受け入れる凹部を有す
    ると共に、上記ヒンジ部材の内円弧片と連結片との間及
    び内円弧片とカーブ片との間に上記外円弧片を受け入れ
    る凹部をそれぞれ有する、ことを特徴とする請求項1に
    記載の折畳み戸。
  3. 【請求項3】前記回転部材における基片の他端縁に沿っ
    て、湾曲した緩衝片を突設するか、或いは、気密片又はク
    ッション材の基部を受け入れる凹溝を設けた、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の折畳み戸。
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