JPH0520724A - 光磁気記録装置 - Google Patents

光磁気記録装置

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JPH0520724A
JPH0520724A JP19577191A JP19577191A JPH0520724A JP H0520724 A JPH0520724 A JP H0520724A JP 19577191 A JP19577191 A JP 19577191A JP 19577191 A JP19577191 A JP 19577191A JP H0520724 A JPH0520724 A JP H0520724A
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JP
Japan
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magneto
magnetic
optical recording
actuator
cover member
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Application number
JP19577191A
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English (en)
Inventor
Giichi Shibuya
義一 渋谷
Masaru Takayama
勝 高山
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁界変調方式により記録を行なう場合、光ピ
ックアップのアクチュエータ3のカバー部材39に磁気
遮蔽作用をもたせる。より具体的には、樹脂製のカバー
部材の内側に磁性材の膜やシートを一体化すると好まし
い。 【効果】 光磁気記録装置の光ピックアップのアクチュ
エータ内の永久磁石からの漏洩磁界が減少し、オーバラ
イト光記録が安定に行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録装置の光ピ
ックアップの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録の方式として磁界変調方式が
知られている。この磁界変調方式は、光ピックアップか
ら、レーザ光を光磁気記録ディスクの磁性層にDC的に
照射して、その温度を上昇させておき、これと同時に、
光ピックアップと反対側に配置した磁気ヘッドから、変
調磁界を磁性層上に印加してオーバーライト記録を行う
ものである。
【0003】変調磁界を印加して記録を行う際、ディス
ク周辺に漏洩磁界が存在すると、印加磁界にこの漏洩磁
界が重畳され、記録や消去が不完全となり、オーバーラ
イトができなくなる。このため、光ピックアップのアク
チュエータ中の永久磁石からの漏洩磁界を消去するた
め、特開昭63−146259号公報には、磁気ヘッド
の変調磁界にバイアス磁界を重畳させる方法が提案され
ている。この方法では、光ピックアップからの漏洩磁界
と逆向きで、かつ、同じ大きさの直流バイアス磁界を磁
気ヘッドから発生させて漏洩磁界を打ち消し、磁性層上
での実効磁界が、磁気ヘッドからの変調磁界だけとなる
ようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような光
磁気記録方式では消費電流が多くなるほか、磁気ヘッド
が大型化し、その結果、記録装置そのものの小型化、軽
量化が困難となり、特に携帯型の記録再生装置としての
利用が難しい等の不都合が生じる。
【0005】本発明の主たる目的は光ピックアップから
の漏洩磁界が遮蔽され、確実なオーバーライト記録が行
なえる光磁気記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(6)の本発明により達成される。 (1)光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、磁気ヘッド
で磁界を変調して記録を行なう光磁気記録装置におい
て、光ピックアップの電磁式のアクチュエータの光磁気
記録媒体側に、磁性材料の磁気遮蔽部材を設けたことを
特徴とする光磁気記録装置。
【0007】(2)前記磁気遮蔽部材は、前記アクチュ
エータ内の永久磁石と連結されたヨークに連結されてい
る上記(1)に記載の光磁気記録装置。
【0008】(3)前記アクチュエータの光磁気記録媒
体側には対物レンズを有し、この対物レンズ周囲に磁性
板を前記磁気遮蔽部材として設けた上記(1)または
(2)に記載の光磁気記録装置。
【0009】(4)前記アクチュエータの光磁気記録媒
体側には、対物レンズと、この対物レンズ周囲に配置さ
れた樹脂製のカバー部材を有し、このカバー部材に、磁
性を有する膜ないしシートを前記磁気遮蔽部材として設
けた上記(1)または(2)に記載の光磁気記録装置。
【0010】(5)前記膜ないしシートは、前記カバー
部材の内側に設けられている上記(4)に記載の光磁気
記録装置。
【0011】(6)前記アクチュエータの光磁気記録媒
体側には、対物レンズと、この対物レンズ周囲に樹脂製
のカバー部材を有し、このカバー部材中に磁性粉が含有
されている上記(1)または(2)に記載の光磁気記録
装置。
【0012】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。図1は、本発明の光磁気記録装置の構成を
示した模式図であり、図2、図3は、本発明の光ピック
アップの電磁式対物レンズアクチュエータを示す図であ
る。
【0013】図1において、半導体レーザ1からの平行
光は、偏光ビームスプリッタ21を通過し、ミラー23
により偏向されてフォーカスレンズ4で磁性層5上に絞
り込まれる。光磁気記録ディスク5の磁性層51からの
反射光は、ミラー23、偏光ビームスプリッタ21を経
て、偏光ビームスプリッタ25に導かれる。偏光ビーム
スプリッタ25を通過した光は図示しない非点収差光学
系に導かれ、光検出器6に入射する。光検出器6におい
てはフォーカスエラー信号およびトラックエラー信号を
検知して、これをアクチュエータ3にフィードバック
し、光ピックアップのフォーカシングとトラッキングと
を制御する。一方、偏光ビームスプリッタ25を反射し
た光は、次段の偏光ビームスプリッタ27に入射し、こ
こを通過した光は光検出器81に導かれ、また反射され
た光は光検出器81に導かれ、2つの光検出器81、8
5の出力の差が光磁気記録ディスクからの再生信号とな
る。
【0014】光磁気記録においては半導体レーザの光ス
ポットを、基板55上に形成した磁性層51に照射し
て、照射部の温度をキュリー温度付近に上昇させる。キ
ュリー温度付近では磁性層51の自発磁化は、急激に減
少して0となり、長範囲の磁気秩序がなくなり、常磁性
となる。このため、適当な外部磁界のもとで、レーザー
光により磁性層キュリー温度近傍に加熱し冷却すると、
加えた外部磁界の向きに磁性層が磁化されるので磁気記
録が可能となる。従って、磁気ヘッド9から、記録すべ
き情報フォーマットに従い、変調した磁界を磁性層51
上に印加すると、この変調磁界に対応して磁性層には磁
化信号が記録される。
【0015】この変調磁界を加える際にディスク周辺に
漏洩磁界が存在する場合には、変調磁界は記録または消
去時のしきい値に達しなくなり、安定なオーバーライト
が困難となってしまう。
【0016】図2および図3は、それぞれ、本発明に用
いるバネ支持方式による直交2軸電磁式レンズアクチュ
エータ3のそれぞれ一部を切欠いて示す正面図および平
面図である。アクチュエータ3の主面中央部には、レン
ズ4が支持されている。そして、その下方には、対物レ
ンズ4を、それぞれディスクの垂直方向および径方向に
移動するフォーカスコイル31およびトラッキングコイ
ル32が内蔵されている。
【0017】そして、レンズ4は支持バネ33、33に
固定され、支持バネ33はバネ固定部材35に固定され
ている。さらに、2つのコイル31、32には、磁石3
7と連結したヨーク36が配置されている。そして、ア
クチュエータ3の少なくとも表面、この場合は表面と側
面は、カバー部材39によって覆われており、表面から
はレンズ4が露出している。
【0018】この場合、磁石37からの漏洩磁界は、1
00〜200Oe以上にも及ぶ場合があり磁界変調方式
のオーバーライト記録に影響を与えてしまう。本発明に
おいては、このカバー部材39を磁性材料の板材から形
成し、磁気遮蔽部材とする。アクチュエータ3内の磁石
37から磁界はカバー部材39内を通過して閉磁路を形
成するので、漏洩磁界は格段と減少する。
【0019】用いる磁性材料としては、軟磁性を示す材
料であればいずれであってもよいが、鉄、パーマロイ等
のFe−Ni系、Fe−Al系、Fe−Co系等の合
金、非晶質磁性合金、フェライト等の軟磁性材料の圧延
や高速急冷法による板材を用いるのが好ましい。この場
合、強度や重量の点からカバー部材39の厚さは0.1
〜1mm程度とする。
【0020】本発明では、このカバー部材39とヨーク
36を連結して、磁気的に結合し、磁束のアクチュエー
タ外部への漏れをより効果的に防止することが好まし
い。
【0021】このような磁性材料を用いたカバー部材3
9の代わりに、樹脂製のカバー部材39を用い、その好
ましくは内側面に、磁性材料の膜を形成すると、アクチ
ュエータ3が、小形化し、より好ましい結果が得られ
る。このような膜は、磁性体の粉末を結合剤中に分散し
て塗布したり、あるいはスパッタ、蒸着、メッキ等によ
って形成すればよい。膜の厚みは10〜1000μm 程
度が好ましい。厚みが薄すぎると、本発明の実効が現わ
れず、また厚すぎると重くなる。この膜は、前記磁性材
料の圧延や高速急冷によるシートないし薄板10〜10
00μm 程度の厚さのものにかえることができ、これら
を樹脂製の表面に接着してもよい。
【0022】さらに、樹脂製のカバー部材39中に磁性
粉を分散させてもよい。この場合、カバー部材は0.2
〜1程度の厚さとして、磁性粉は、50〜95wt% 程度
含有させればよい。これらの場合、カバー部材39は、
アクチュエータ3全体を収納するケーシングとして機能
させてもよい。
【0023】なお、図2、図3では、ムービングコイル
(MC)型のバネ支持方式の直交2軸電磁式対物レンズ
アクチュエータを示したが、この他、アクチュエータ
は、ムービングマグネット(MM)型のバネ支持方式の
ものであっても、内光路型や、外光路型の軸回転摺動方
式のものであってもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、漏洩磁界を大幅に減少
することができ、その結果、安定かつ信頼性の高い磁界
変調方式のオーバーライトを行なうことが可能となる。
【0025】本発明者らは、本発明の効果を確認するた
め、種々実験を行った。以下にその1例を示す。
【0026】実験例 図2、図3に示されるバネ支持方式のMC型の直交2軸
電磁式のアクチュエータ3のディスク対向面のレンズ4
の周囲および側面に、ヨーク36と連結して樹脂製のカ
バー部材39を取り付けた。カバー部材39の厚みは
0.5mmとし、その内面には、0.7mmの厚さのパーマ
ロイシートを接着して、ヨークと連結した。このように
磁気シールドを施したアクチュエータを光ピックアップ
に搭載し、ディスク設置中心部の漏洩磁界強度を測定し
たところ65Oeであった。
【0027】これに対し、カバー部材に磁気シールドを
施さないときには、漏洩磁界強度は220Oeであっ
た。この結果、カバー部材に磁気シールド膜を形成する
ことにより、漏洩磁界が大幅に減少し、磁界変調方式に
よりオーバーライト記録を確実に行うことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】光磁気記録装置の構成の1例を示す概略図であ
る。
【図2】本発明において用いるアクチュエータの1例を
一部を切欠いて示す正面図である。
【図3】本発明において用いるアクチュエータの1例を
一部を切欠いて示す平面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 21、25、27 偏光ビームスプリッタ 23 ミラー 3 アクチュエータ 31 フォーカスコイル 32 トラッキングコイル 33 支持バネ 34 レンズホルダ 35 バネ固定部材 36 ヨーク 37 永久磁石 39 カバー部材 4 フォーカスレンズ 5 光磁気記録媒体 51 磁性層 55 基板 61、81、85 光検出器 9 磁気ヘッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録媒体にレーザ光を照射し、磁
    気ヘッドで磁界を変調して記録を行なう光磁気記録装置
    において、 光ピックアップの電磁式のアクチュエータの光磁気記録
    媒体側に、磁性材料の磁気遮蔽部材を設けたことを特徴
    とする光磁気記録装置。
  2. 【請求項2】 前記磁気遮蔽部材は、前記アクチュエー
    タ内の永久磁石と連結されたヨークに連結されている請
    求項1に記載の光磁気記録装置。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータの光磁気記録媒体側
    には対物レンズを有し、この対物レンズ周囲に磁性板を
    前記磁気遮蔽部材として設けた請求項1または2に記載
    の光磁気記録装置。
  4. 【請求項4】 前記アクチュエータの光磁気記録媒体側
    には、対物レンズと、この対物レンズ周囲に配置された
    樹脂製のカバー部材を有し、このカバー部材に、磁性を
    有する膜ないしシートを前記磁気遮蔽部材として設けた
    請求項1または2に記載の光磁気記録装置。
  5. 【請求項5】 前記膜ないしシートは、前記カバー部材
    の内側に設けられている請求項4に記載の光磁気記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記アクチュエータの光磁気記録媒体側
    には、対物レンズと、この対物レンズ周囲に樹脂製のカ
    バー部材を有し、このカバー部材中に磁性粉が含有され
    ている請求項1または2に記載の光磁気記録装置。
JP19577191A 1991-07-10 1991-07-10 光磁気記録装置 Pending JPH0520724A (ja)

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JP19577191A JPH0520724A (ja) 1991-07-10 1991-07-10 光磁気記録装置

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JP (1) JPH0520724A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5402397A (en) * 1992-10-14 1995-03-28 Sony Corporation Electromagnetic shield device for magneto-optical recording apparatus
US6236521B1 (en) 1998-02-09 2001-05-22 Canon Kabushiki Kaisha Objective lens and image pickup device using the same
US6865031B2 (en) 2002-02-15 2005-03-08 Canon Kabushiki Kaisha Imaging lens system and image taking apparatus using the same
US20130328431A1 (en) * 2010-11-29 2013-12-12 Agency For Science, Technology And Research Cylindrical electromagnetic actuator

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990721