JPH05205451A - 回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコーダ - Google Patents

回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコーダ

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JPH05205451A
JPH05205451A JP1178092A JP1178092A JPH05205451A JP H05205451 A JPH05205451 A JP H05205451A JP 1178092 A JP1178092 A JP 1178092A JP 1178092 A JP1178092 A JP 1178092A JP H05205451 A JPH05205451 A JP H05205451A
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JP
Japan
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time code
dat
time
iec
speed
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Application number
JP1178092A
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English (en)
Inventor
Ikuo Terauchi
伊久郎 寺内
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1倍速のタイムコード変換方式をそのまま使
用し1/2倍速でもIECタイムコードを記録再生でき
る回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコーダを
提供することを目的とする。 【構成】 DATフレームの両エッジ信号生成回路13
と、1倍速時のタイムコード変換・逆変換手段,記録タ
イムコード生成手段,フレーム生成手段を含むマイコン
14を備え、1/2倍速でも1倍速時の変換回路を大幅
に変更せず1倍速時のタイムコード変換・逆変換ソフト
をそのまま使用してIECタイムコードを記録・再生す
る構成を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1/2倍速でSMPT
E・EBU・FILM等のIECタイムコードをプロD
ATタイムコードに変換して記録・再生する回転ヘッド
式ディジタルオーディオテープレコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、民生用として開発された2チャネ
ル回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコーダ
(R−DAT)を業務用オーディオ機器として使用する
ためにIECタイムコードをフレーム周波数の異なるD
ATのタイムコードに変換して記録する方式がIECに
よってフォーマット化された(日本語版 EIAJ C
PR−2303 DATカセットシステム 第5部:業
務用DAT参照)。
【0003】この方式はR−DATの1倍速走行時(テ
ープ速度8.15mm/sec時)にのみ適応され、1倍
速時のR−DATタイムコードのフレーム周波数(10
0/3Hz)よりも低いSMPTE・EBU・FILMの
IECタイムコード(例えばNTSCカラー29.97
Hz,PAL25Hz,FILM24Hzなど)をプロDAT
タイムコードと呼ぶR−DATののタイムコードに変換
しテープ上に記録するものである。この変換方式は、タ
イムコード値の変換と同時に記録時の両タイムコード間
の位相差情報もテープ上に記録するため、記録時のIE
CタイムコードとDATフレームのインライン性(言い
換えれば記録時のIECタイムコードとPCM音声信号
のインライン性)を完全に復元再生することができる。
【0004】図6に1倍速時のタイムコード変換の概念
図を簡単に示す。60はIECタイムコード、61はプ
ロDATタイムコード、62はフレーム信号(100/
3Hz)、63はTCマーカであり、プロDATタイムコ
ード61とフレーム信号62は同位相,同周期である。
また、R−DATで記録可能なIECタイムコードの種
類とフレーム周波数を表1に示す。
【0005】
【表1】 1倍速のタイムコード変換の概念を説明する前に、フレ
ーム信号とサンプリングクロックについてまず説明す
る。1倍速時にR−DATはシリンダ回転数2000r
pmでシリンダ上に180度対向して配置された2つの
ヘッドによって、シリンダ1回転でテープ上に2トラッ
クを1つの完結したデータ単位として記録および再生し
ている。2トラックを1フレームと呼び、フレーム周波
数100/3Hzをシステムの動作基準信号としDATタ
イムコードのフレームとしても使用している。サンプリ
ングクロックとは、R−DATのPCM音声用のサンプ
リングクロックのことで、R−DATでは48KHz,4
4.1KHz,32KHzが用意されている。
【0006】R−DATで記録可能なIECタイムコー
ドの種類とフレーム周波数を示した表1からもわかるよ
うに、すべてのIECタイムコードのフレーム周波数は
R−DATのフレーム周波数より低いため、図6のよう
にIECタイムコードの1フレーム内には少なくとも1
つのプロDATタイムコード(あるいはフレーム信号)
の開始エッジが存在するという関係になる。記録時の入
力IECタイムコードが現在Nであると仮定すると、R
−DATはIECタイムコードの開始エッジからR−D
ATのフレーム開始エッジまでの時間のずれPhをサン
プリングクロックでカウントしPh(N)を得る。Nの
値とカウント値Ph(N)からR−DATのタイムコー
ド値Mを計算で変換するとともに、2つのタイムコード
が0時0分0秒0フレームで持っていた位相差を計算す
る。これをTCマーカと呼び、この情報によってIEC
タイムコードとプロDATタイムコードは1対1の関係
で記述できることになる。毎フレーム計測されるPh
(N)の値は変化するが、計算後のTCマーカ値は同一
になる。再生時には、プロDATタイムコードからIE
Cタイムコードを逆変換で求め出力する。以上がタイム
コード変換の概念であるが、この方式はフレーム計算や
位相計算等の計算が多用されており、変換・逆変換処理
の比重が大きいことが一つの特徴である。
【0007】図7に1倍速時にIECタイムコードの記
録・再生が可能な従来のR−DATのブロック図を示
す。80はIECタイムコード入力端子、81はタイム
コードリーダ、82は図6のPh(N)を計測する位相
差計測カウンタ、83は1倍速のタイムコード変換・逆
変換手段を含むマイコン、84は信号処理回路、85は
シリンダ、86はサーボ、87はタイムコードゼネレー
タ、88はIECタイムコード出力端子、89は100
/3Hzのフレーム信号、810はサンプリングクロッ
ク、811は割り込み信号である。
【0008】この例では、フレーム信号89とサンプリ
ングクロック810は信号処理回路84内で生成され、
必要なブロックに供給されている構成としている。ま
た、マイコン83のタイムコード変換・逆変換手段は、
変換時にはIECタイムコード値とPh(N)からIE
Cフォーマットに従ってプロDATタイムコードとTC
マーカを計算し逆変換のときにはその逆を行なう処理で
ある。
【0009】1倍速での記録時、IECタイムコードは
IECタイムコード入力端子80からタイムコードリー
ダ81と位相差計測カウンタ82へ入力される。タイム
コードリーダ81ではIECタイムコードの時:分:
秒:フレーム値とユーザズビット値が取り出される。位
相差計測カウンタ82では、IECタイムコードとフレ
ーム信号89との位相差Phがサンプリングクロック8
10によってカウントされ、カウント終了とともにマイ
コン83へ割り込み信号811で終了が知らされるとマ
イコン83はカウント値とIECタイムコード値・ユー
ザズビット値を読み込む。
【0010】それらのデータはマイコン83内のタイム
コード変換手段によってプロDATタイムコードに変換
された後、信号処理回路84に転送される。信号処理回
路84ではデータ処理後にシリンダ85を通してテープ
上にPCMデータとともにサブコードデータとして記録
される。
【0011】再生時には、テープ上から読み出されたプ
ロDATタイムコードがマイコン83内のタイムコード
逆変換手段によってIECタイムコードと記録時の位相
差(図6のPh(N))が計算される。マイコン83は
IECタイムコード値と記録時の位相差情報をタイムコ
ードゼネレータ87に転送する。マイコン83はテープ
からのデータが毎フレーム更新されるごとに、すなわち
フレーム信号1周期に1回データをタイムコードゼネレ
ータ87へ転送する。タイムコードゼネレータ87は、
れそらのデータと現在のフレーム信号89によって記録
時とまったく同様の関係を持つIECタイムコードを生
成し、IECタイムコード出力端子88から出力する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】R−DATは1倍速以
外にテープ速度,シリンダ回転数等R−DATの動作速
度を1/2倍速にし記録時間を2倍にすることのできる
1/2倍速のモードを持っている。しかしながら、1/
2倍速モードのときにはフレーム周波数は50/3Hzに
なり上記の従来の構成では、タイムコード変換方式が1
/2倍速モードを考慮していないためIECタイムコー
ドの記録・再生ができないという問題点を有していた。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、1倍速のタイムコード変換方式をそのまま使用し1
/2倍速でもIECタイムコードの記録再生が行なえる
回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコーダを提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を解決するため
に本発明の回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレ
コーダは、1/2倍速記録時にDATフレームの両エッ
ジでIECタイムコードをEIAJ CPR−2303
に規定された変換フォーマットによってプロDATタイ
ムコードに変換するタイムコード変換手段と、1DAT
フレーム内に変換された2つのプロDATタイムコード
からタイムコード連続性判断結果に基づいて識別フラグ
とともに1つのプロDATタイムコードを選択する記録
タイムコード生成手段と、1/2倍速再生時にテープ上
のプロDATタイムコードと識別フラグから欠落したデ
ータを補間し記録時のIECタイムコードを復元再生す
るフレーム生成手段を備えた構成を有する。
【0015】
【作用】本発明は上記した構成によって、1/2倍速で
も1倍速の変換回路を大幅に変更することなく、かつ変
換・逆変換計算処理はまったく1倍速と同一のものを使
用してIECタイムコードを記録再生するように作用す
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の一実施例における
R−DATのブロック図である。
【0017】10はIECタイムコード入力端子、11
はタイムコードリーダ、12は位相差計測カウンタ、1
3はDATフレームの両エッジ信号生成回路、14は1
倍速時のタイムコード変換・逆変換手段,記録タイムコ
ード生成手段,フレーム生成手段を含むマイコン、15
は信号処理回路、16はシリンダ、17はサーボ、18
はタイムコードゼネレータ、19はIECタイムコード
出力端子、110はフレーム/両エッジ信号、111は
サンプリングクロック、112は割り込み信号である。
13のDATフレームの両エッジ信号生成回路は、1倍
速時にはフレーム信号をそのまま通し、1/2倍速の場
合は両エッジ信号を出力するような回路構成になってい
る。
【0018】また図2は、本発明のR−DATにおける
IECタイムコードとDATフレーム信号の関係を表し
た図である。20はIECタイムコード、21は1/2
倍速時のDATフレーム信号、22は1/2倍速時のフ
レームの両エッジ信号、23に参考として1倍速時のフ
レーム信号を示す。
【0019】まず、図2を用いて1倍速時と1/2倍速
時の各フレーム関係について述べる。1/2倍速でのD
ATフレーム信号21は50/3Hzになるので、DAT
のフレームはどのIECタイムコードフレームよりも長
くなり、DATフレームとIECタイムコードフレーム
との関係は1倍速と異なることになる。ここで、1/2
倍速時にDATフレームの両エッジ信号22を考える。
図2において、1/2倍速時の両エッジ信号22は1倍
速のDATフレーム信号23とデューティのみが異なる
信号であることがわかる。タイムコード変換に必要なI
ECタイムコードとDATフレームの位相差はデューテ
ィには無関係であるので、1/2倍速時にDATフレー
ム両エッジ信号22を使用してタイムコード変換を行な
うとそれは1倍速のタイムコード変換とまったく同一で
あり同一の結果を得ることができることがわかる。
【0020】以上のことをふまえて図1のように構成さ
れた本実施例のR−DATについて説明する。
【0021】1/2倍速モード時には、信号処理回路1
5からフレーム信号として50/3Hzが出力される。こ
の信号を基準としサーボ17はシリンダの回転数やテー
プ速度を1/2倍にする。また、フレームを基準にして
いる処理は、処理タイミングが変化する。
【0022】1/2倍速記録時には、両エッジ信号生成
回路13によってDATフレームの両エッジ信号110
が取り出され位相差計測カウンタ12へ供給される。ま
た、IECタイムコードはIECタイムコード入力端子
10からタイムコードリーダ11と位相差計測カウンタ
12へ入力される。タイムコードリーダ11では時:
分:秒:フレーム値とユーザズビット値が取り出され
る。位相差計測カウンタ12では、IECタイムコード
と両エッジ信号110との位相差がサンプリングクロッ
ク111によってカウントされる。カウント終了ととも
にマイコン14へ割り込み信号112で終了が知らされ
るとマイコン14はカウント値とIECタイムコード値
・ユーザズビット値を読み込む・カウント終了の割り込
みごとにマイコン14はデータを取り込むことになる
が、カウントはDATフレームの両エッジで行なわれる
ため1DATフレームに2回データは取り込まれる。
【0023】マイコン14に入力されたIECタイムコ
ード値とカウンタ値は1倍速時のタイムコード変換処理
が行なわれ、プロDATタイムコードとTCマーカが計
算される。プロDATタイムコード値とTCマーカ値は
1DATフレーム内に2つ得られる。しかしながら、1
DATフレームには1つのタイムコードしか記録できな
いため、識別フラグという概念を用いてそれらを選択し
記録タイムコードを生成する。
【0024】図3に本発明のR−DATにおける1/2
倍速時のタイムコード変換・逆変換の概念図を示す。3
0はIECタイムコード、31はDATフレームの両エ
ッジ信号、32はDATフレームの両エッジで変換され
た変換プロDATタイムコード、33は本発明のR−D
ATで記録する1/2倍速の記録プロDATタイムコー
ドである。1DATフレームに2回ずつIECタイムコ
ード値とカウント値Phが入力され、プロDATタイム
コード値とTCマーカがタイムコード変換処理によって
計算され32のように変換される。それらのタイムコー
ドのどちらか1つを選択して記録タイムコードとするた
めに、2つの内どちらのプロDATタイムコードを使用
するかを識別フラグを使用して区別する。前半値を記録
タイムコードとして使用する場合は識別フラグ0、後半
値を記録タイムコードとして使用する場合は識別フラグ
1とすることにする。
【0025】どのような場合において、識別フラグを使
用するかの例を以下に示す。IECタイムコード30の
(N−1)から(N+2)までの部分のようにタイムコ
ード値が連続している場合はプロDATタイムコードの
前半値を記録するとともに識別フラグ値を0とする。I
ECタイムコードが常に連続している場合には以上のよ
うに常に前半値あるいは後半値を記録しておけば、再生
時にはその間を1フレーム補間するだけでIECタイム
コードを復元できるし、このときには特に識別フラグも
必要ない。識別フラグはIECタイムコードが不連続に
なったときに必要になる。不連続には2通りの場合があ
り、1つは前半値で不連続になった場合であり、もう1
つは後半値で不連続になった場合である。30のIEC
タイムコードのように、DATフレームの後半で(N+
2)から0へと不連続になった場合を考えてみる。変換
されたプロDATタイムコードは当然後半値で(M+
2)からLへと不連続になる。このとき、記録タイムコ
ード値はLとし識別フラグを1とする。もし識別フラグ
がなければ前半値と後半値の区別ができず、前半値を常
に記録している場合はLの代わりに(M+2)を記録す
ることになる。すると、再生時に記録タイムコードの不
連続点が(M+2)のタイムコードの後半で起こったの
か(L+1)から不連続になったのかわからず不連続点
を正確に復元できないことになる。識別フラグによって
不連続点が前半値か後半値で起きたかが識別できるよう
になり、再生時に正確に復元再生できる。
【0026】以上のように、マイコン14内の記録タイ
ムコード生成手段で得られたプロDATタイムコードと
識別フラグを信号処理回路15へ転送する。信号処理回
路15では、PCMデータとともにプロDATタイムコ
ードと識別フラグを含むサブコードデータがシリンダ1
6を通してテープ上に書き込まれる。
【0027】図4に記録時のマイコン14の処理フロー
チャートを示す。まず割り込み信号によって割り込み処
理に入ると、IECタイムコード値・ユーザズビット値
・カウント値Phのデータを取り込む(ステップ1)。
それらの値からタイムコード変換処理によってプロDA
TタイムコードとTCマーカを得る(ステップ2)。そ
の値がDATフレームの前半で得られた値か後半で得ら
れた値かを判断し(ステップ3)、前半値であれば変換
したプロDATタイムコード値を記録タイムコードとす
るとともに識別フラグを0とする(ステップ4,ステッ
プ5)。後半値である場合にはフレームの連続性をチェ
ックする。連続性のチェックは現在のプロDATタイム
コードと前回の変換プロDATタイムコードの差をと
り、その差が1フレームであるときには連続としている
と判断する(ステップ6)。連続しているときは前半値
と同じ処理をし、不連続であるときは現在のプロDAT
タイムコード(後半値)を記録タイムコードにし識別フ
ラグを1とする(ステップ7,ステップ8)。その後、
次回の処理のために現在のプロDATタイムコードを前
回の変換値として保存しておく(ステップ9)。最後に
記録タイムコードと識別フラグを信号処理回路に転送す
る(ステップ10)。
【0028】再生時には、テープ上から読み出されたプ
ロDATタイムコードと識別フラグは信号処理回路15
からマイコン14へ転送されてくる。そのデータは欠落
した値であるので、マイコン14ではフレーム生成手段
によって1つのプロDATタイムコードと識別フラグを
基に残りの1つのプロDATタイムコードを生成する。
その後に1倍速と同様のタイムコード逆変換の処理を行
ないIECタイムコードと記録時のPhを得る。マイコ
ン14はそれら2つのタイムコードを、識別フラグが0
のときには生成プロDATタイムコードから得られたI
ECタイムコードを後にし、1のときには生成プロDA
Tタイムコードから得られたIECタイムコードを先に
タイムコードゼネレータ18に転送する。
【0029】図5に再生時のマイコン14の処理フロー
チャートを示す。マイコン14はプロDATタイムコー
ドと識別フラグを信号処理回路15から取り込む(ステ
ップ1)。そこからは識別フラグの内容によって処理を
変える(ステップ2)が、識別フラグが0の場合には、
生成タイムコードは取り込みプロDATタイムコードに
1フレームを加えた値とする(ステップ3)。その際、
生成タイムコードはTCマーカの値を取り込みプロDA
Tタイムコードから引き継いでいる。生成タイムコード
をTCマーカとともに次回以降の識別フラグ1の場合の
フレーム生成に備えて保存する(ステップ4)。その
後、まず取り込みプロDATタイムコードから逆変換処
理によってIECタイムコードとPhを計算し(ステッ
プ5)、それらの値をタイムコードゼネレータ18へ転
送する(ステップ6)。次に、生成プロDATタイムコ
ードから逆変換処理によってIECタイムコードとPh
を計算し(ステップ7)、それらの値をタイムコードゼ
ネレータ18へ転送する(ステップ8)。識別フラグが
1の場合は、生成するプロDATタイムコードは取り込
みプロDATタイムコードの1フレーム前の値でなけれ
ばならない。また、取り込みプロDATタイムコードと
は不連続な値のはずである。そこで、生成タイムコード
は保存しておいたプロDATタイムコードに1フレーム
を加えて生成する(ステップ9)。このとき、TCマー
カも保存値から引き継ぐ。取り込みプロDATタイムコ
ードを保存する(ステップ10)が、これは連続して識
別フラグが1の場合に備えているのであり、通常では連
続して識別フラグが1になる場合はほとんどないと思わ
れる。その後に、逆変換処理を行なうが識別フラグ1の
場合には、0の場合と逆に生成フレームを先に変換し出
力する。生成プロDATタイムコードから逆変換処理に
よってIECタイムコードとPhを計算し(ステップ1
1)、それらの値をタイムコードゼネレータ18へ転送
する(ステップ12)。次に、取り込みプロDATタイ
ムコードから逆変換処理によってIECタイムコードと
Phを計算し(ステップ13)、それらの値をタイムコ
ードゼネレータ18へ転送する(ステップ14)。タイ
ムコードゼネレータ18はそれらのデータが転送されて
きた順に記録時のIECタイムコードを復元生成しIE
Cタイムコード出力端子19から出力する。
【0030】以上のように本実施例によれば、1倍速時
に使用していたタイムコード変換手段を用いて1/2倍
速でもIECタイムコードの記録再生が行なえるように
なる。
【0031】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように本発明
による回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコー
ダは、1/2倍速記録時にDATフレームの両エッジで
IECタイムコードをEIAJ CPR−2303に規
定された変換フォーマットによってプロDATタイムコ
ードに変換するタイムコード変換手段と、1DATフレ
ーム内に変換された2つのプロDATタイムコードから
タイムコード連続性判断結果に基づき識別フラグととも
に1つのプロDATタイムコードを選択する記録タイム
コード生成手段と、1/2倍速再生時にテープ上のプロ
DATタイムコードと識別フラグから欠落したデータを
補間し記録時のIECタイムコードを復元再生するフレ
ーム生成手段を備えてあるので、これまで1倍速時でし
か記録再生が不可能であったIECタイムコードの記録
再生を1/2倍速でも可能にした。特に、変換・逆変換
の非常に複雑でかつ大きいウェートを占める計算部分を
1倍速時のものとまったく同一のものを使用している
上、IECによって決定されたテープ上の同一記録フォ
ーマットを使用できるため実現が容易であり、その効果
は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるR−DATのブロッ
ク図
【図2】IECタイムコードとDATフレーム信号の関
係を示すタイムチャート
【図3】本発明における1/2倍速のタイムコード変換
・逆変換の概念図
【図4】記録時のマイコン14の処理フローチャート
【図5】再生時のマイコン14の処理フローチャート
【図6】1倍速時のタイムコード変換の概念図
【図7】1倍速時にIECタイムコードの記録・再生が
可能な従来のR−DATのブロック図
【符号の説明】
13 DATフレームの両エッジ信号生成回路 14 1倍速時のタイムコード変換・逆変換手段,記
録タイムコード生成手段,フレーム生成手段を含むマイ
コン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EIAJ CPR−2303に規定され
    たIECタイムコード記録再生機能を有しかつ1/2倍
    速モードをもつ回転ヘッド式ディジタルオーディオテー
    プレコーダにおいて、1/2倍速記録時にDATフレー
    ムの両エッジでIECタイムコードをEIAJ CPR
    −2303に規定された変換フォーマットによってプロ
    DATタイムコードに変換するタイムコード変換手段
    と、1DATフレーム内に変換された2つのプロDAT
    タイムコードからタイムコード連続性判断結果に基づい
    て識別フラグとともに1つのプロDATタイムコードを
    選択する記録タイムコード生成手段と、1/2倍速再生
    時にテープ上のプロDATタイムコードと識別フラグか
    ら欠落したデータを補間し記録時のIECタイムコード
    を復元再生するフレーム生成手段とを備えた回転ヘッド
    式ディジタルオーディオテープレコーダ。
JP1178092A 1992-01-27 1992-01-27 回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコーダ Pending JPH05205451A (ja)

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