JPH05205218A - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH05205218A JPH05205218A JP1351092A JP1351092A JPH05205218A JP H05205218 A JPH05205218 A JP H05205218A JP 1351092 A JP1351092 A JP 1351092A JP 1351092 A JP1351092 A JP 1351092A JP H05205218 A JPH05205218 A JP H05205218A
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- magnetic
- recording
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 それぞれ複数のコアを接合してなる記録再生
用磁気コアと消去用磁気コアを非磁性スペーサを介し接
合し、磁気記録媒体の摺動方向に沿って並設したコアア
ッセンブリを有する磁気ヘッドにおいて、クロストーク
を低減する。 【構成】 記録再生コア2と消去コア4はそれぞれコア
2a、2bどうし、4a、4bどうしを磁気記録媒体に
摺動接触する前部とその反対側の後部とで接合してな
る。コア4a、4bどうしの後部接合面4dの位置はコ
ア2a、2bどうしの後部接合面2dより前部側にずれ
ている。この接合面の位置ずれにより、消去コア4から
記録再生コア2へ漏れる磁束が少なくなり、クロストー
クを低減できる。
用磁気コアと消去用磁気コアを非磁性スペーサを介し接
合し、磁気記録媒体の摺動方向に沿って並設したコアア
ッセンブリを有する磁気ヘッドにおいて、クロストーク
を低減する。 【構成】 記録再生コア2と消去コア4はそれぞれコア
2a、2bどうし、4a、4bどうしを磁気記録媒体に
摺動接触する前部とその反対側の後部とで接合してな
る。コア4a、4bどうしの後部接合面4dの位置はコ
ア2a、2bどうしの後部接合面2dより前部側にずれ
ている。この接合面の位置ずれにより、消去コア4から
記録再生コア2へ漏れる磁束が少なくなり、クロストー
クを低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録媒体に対し磁気
コアを摺動接触して情報の記録、再生を行なう磁気ヘッ
ドに関し、特に記録再生用磁気コアと消去用磁気コアを
非磁性スペーサを介し接合し、磁気記録媒体の摺動方向
に沿って並設したコアアッセンブリを有する磁気ヘッド
に関するものである。
コアを摺動接触して情報の記録、再生を行なう磁気ヘッ
ドに関し、特に記録再生用磁気コアと消去用磁気コアを
非磁性スペーサを介し接合し、磁気記録媒体の摺動方向
に沿って並設したコアアッセンブリを有する磁気ヘッド
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7は、この種の磁気ヘッドと
して、磁気記録媒体であるフロッピーディスクに対し情
報の記録・再生を行うフロッピーディスクドライブ装置
に用いられる磁気ヘッドの従来構造を説明するものであ
る。この磁気ヘッドは記録時に先行して消去を行なう先
行消去型磁気ヘッドである。
して、磁気記録媒体であるフロッピーディスクに対し情
報の記録・再生を行うフロッピーディスクドライブ装置
に用いられる磁気ヘッドの従来構造を説明するものであ
る。この磁気ヘッドは記録時に先行して消去を行なう先
行消去型磁気ヘッドである。
【0003】磁気ヘッド本体の構造を示す図6におい
て、符号1はコアアッセンブリであり、記録再生用の磁
気回路を構成する磁気コアである記録再生コア2と、先
行消去用の磁気回路を構成する磁気コアである消去コア
4とを薄いスペーサである非磁性間隔層6を介し接合
し、媒体摺動方向の矢印a方向に沿って並設したものと
して構成されている。
て、符号1はコアアッセンブリであり、記録再生用の磁
気回路を構成する磁気コアである記録再生コア2と、先
行消去用の磁気回路を構成する磁気コアである消去コア
4とを薄いスペーサである非磁性間隔層6を介し接合
し、媒体摺動方向の矢印a方向に沿って並設したものと
して構成されている。
【0004】記録再生コア2は、第1のコア2aと第2
のコア2bを不図示の磁気記録媒体に摺動接触する前部
とその反対側の後部とで突き合わせ、ガラス溶着により
接合して構成される。前部の接合面間に記録再生ギャッ
プ(記録再生用磁気ギャップ)3が形成される。
のコア2bを不図示の磁気記録媒体に摺動接触する前部
とその反対側の後部とで突き合わせ、ガラス溶着により
接合して構成される。前部の接合面間に記録再生ギャッ
プ(記録再生用磁気ギャップ)3が形成される。
【0005】また消去コア4も同様に、第1のコア4a
と第2のコア4bを媒体に摺動接触する前部と反対側の
後部とで突き合わせ、ガラス溶着により接合して構成さ
れる。前部の接合面間に消去ギャップ(消去用磁気ギャ
ップ)5が形成される。
と第2のコア4bを媒体に摺動接触する前部と反対側の
後部とで突き合わせ、ガラス溶着により接合して構成さ
れる。前部の接合面間に消去ギャップ(消去用磁気ギャ
ップ)5が形成される。
【0006】また符号7、8はスライダであり、両コア
2、4とともに不図示の磁気ディスクに摺動接触して両
コア2、4の摺動接触を安定化し、保護するもので、セ
ラミックスなどの非磁性材料で形成され、コイル巻線を
コア2、4に巻回するための巻線溝7b,7cおよび8
b,8cが形成されている。スライダ7、8は符号7
a,8aの面を接合面としてコアアッセンブリ1の両側
面に接着剤あるいはガラス溶着によって接合される。
2、4とともに不図示の磁気ディスクに摺動接触して両
コア2、4の摺動接触を安定化し、保護するもので、セ
ラミックスなどの非磁性材料で形成され、コイル巻線を
コア2、4に巻回するための巻線溝7b,7cおよび8
b,8cが形成されている。スライダ7、8は符号7
a,8aの面を接合面としてコアアッセンブリ1の両側
面に接着剤あるいはガラス溶着によって接合される。
【0007】この接合後、コア2aに記録再生用コイル
9を巻回し、またコア4aに消去用コイル11を巻回し
て、図7に示す磁気ヘッド本体12が構成される。
9を巻回し、またコア4aに消去用コイル11を巻回し
て、図7に示す磁気ヘッド本体12が構成される。
【0008】そして磁気ヘッド本体12を不図示のステ
ンレスやリン青銅からなる支持板上に固定し、その支持
板に不図示の外部回路導出用のフレキシブルプリント基
板を結合し、コイル端末9a,11aのそれぞれを前記
フレキシブルプリント基板の接続部に接続して磁気ヘッ
ドが構成される。
ンレスやリン青銅からなる支持板上に固定し、その支持
板に不図示の外部回路導出用のフレキシブルプリント基
板を結合し、コイル端末9a,11aのそれぞれを前記
フレキシブルプリント基板の接続部に接続して磁気ヘッ
ドが構成される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来例の磁気ヘッドに
おいて、電気特性上の問題点の一つにイレーズクロスト
ークがある。イレーズクロストークには、大きく分けて
リードクロストークおよびライトクロストークの2つが
あり、従来例のような先行消去型磁気ヘッドで問題とな
るのは主にリードクロストークである。
おいて、電気特性上の問題点の一つにイレーズクロスト
ークがある。イレーズクロストークには、大きく分けて
リードクロストークおよびライトクロストークの2つが
あり、従来例のような先行消去型磁気ヘッドで問題とな
るのは主にリードクロストークである。
【0010】これは、再生を行なう時に消去ギャップも
磁気記録媒体のデータを記録したトラック上に位置する
ため、図8に示すように消去コア4にも媒体Mの磁界に
よる磁束が流れ、その磁束が記録再生コア2側に漏れて
しまい、記録再生ギャップ3で読み込んだ正規の信号に
対して時間的にずれた信号となり、ピークシフトの要因
になり、エラー発生率を上げてしまうというものであ
る。
磁気記録媒体のデータを記録したトラック上に位置する
ため、図8に示すように消去コア4にも媒体Mの磁界に
よる磁束が流れ、その磁束が記録再生コア2側に漏れて
しまい、記録再生ギャップ3で読み込んだ正規の信号に
対して時間的にずれた信号となり、ピークシフトの要因
になり、エラー発生率を上げてしまうというものであ
る。
【0011】そこで本発明の課題は、この種の磁気ヘッ
ドにおいて、クロストークを低減できる構造を提供する
ことにある。
ドにおいて、クロストークを低減できる構造を提供する
ことにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、それぞれ複数のコアを磁気記録媒
体に摺動接触する前部とその反対側の後部で接合してな
る記録再生用磁気コアと消去用磁気コアを非磁性スペー
サを介し接合し、磁気記録媒体の摺動方向に沿って並設
したコアアッセンブリを有する磁気ヘッドにおいて、消
去用磁気コアを構成する複数のコアどうしの後部の接合
面の位置は、記録再生用磁気コアを構成する複数のコア
どうしの後部の接合面より前部側にずれている構造を採
用した。
め、本発明によれば、それぞれ複数のコアを磁気記録媒
体に摺動接触する前部とその反対側の後部で接合してな
る記録再生用磁気コアと消去用磁気コアを非磁性スペー
サを介し接合し、磁気記録媒体の摺動方向に沿って並設
したコアアッセンブリを有する磁気ヘッドにおいて、消
去用磁気コアを構成する複数のコアどうしの後部の接合
面の位置は、記録再生用磁気コアを構成する複数のコア
どうしの後部の接合面より前部側にずれている構造を採
用した。
【0013】
【作用】このような構造によれば、上記の接合面の位置
ずれにより、消去用磁気コアから記録再生用コアへの磁
束の漏れが少なくなり、クロストークを低減できる。
ずれにより、消去用磁気コアから記録再生用コアへの磁
束の漏れが少なくなり、クロストークを低減できる。
【0014】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。尚、各実施例の図において従来例の図6〜図8中と
共通ないし対応する部分には、同一符号を付してあり、
共通部分の説明は省略する。
る。尚、各実施例の図において従来例の図6〜図8中と
共通ないし対応する部分には、同一符号を付してあり、
共通部分の説明は省略する。
【0015】[第1実施例]図1は、本発明の第1実施
例によるフロッピーディスクドライブ装置用磁気ヘッド
を構成するコアアッセンブリの構造を示している。以
下、このコアアッセンブリ1の従来例と異なる点を説明
する。
例によるフロッピーディスクドライブ装置用磁気ヘッド
を構成するコアアッセンブリの構造を示している。以
下、このコアアッセンブリ1の従来例と異なる点を説明
する。
【0016】図1において符号2cは、記録再生コア2
を構成するコア2a、2bをガラス溶着により接合する
ためにコア2aの後部に形成された溝に溶着ガラスを充
填したバックガラス部である。同様に、符号4cは、消
去コア4を構成するコア4a、4bをガラス溶着により
接合するためにコア4aの後部に形成された溝に溶着ガ
ラスを充填したバックガラス部である。
を構成するコア2a、2bをガラス溶着により接合する
ためにコア2aの後部に形成された溝に溶着ガラスを充
填したバックガラス部である。同様に、符号4cは、消
去コア4を構成するコア4a、4bをガラス溶着により
接合するためにコア4aの後部に形成された溝に溶着ガ
ラスを充填したバックガラス部である。
【0017】従来ではバックガラス部2c、4cの高さ
が同様であったが(図8参照)、本実施例ではバックガ
ラス部2c、4cの高さが異なっており、これにより、
記録再生コア2を構成するコア2a、2bの後部接合面
2dと消去コア4を構成するコア4a、4bの後部接合
面4dの位置が高さ方向に完全にずれている。
が同様であったが(図8参照)、本実施例ではバックガ
ラス部2c、4cの高さが異なっており、これにより、
記録再生コア2を構成するコア2a、2bの後部接合面
2dと消去コア4を構成するコア4a、4bの後部接合
面4dの位置が高さ方向に完全にずれている。
【0018】即ち、コアアッセンブリ1の後端を基準と
して、消去コア4の後部接合面4dの下端の高さH2が
記録再生コア2の後部接合面2dの上端の高さH1以上
になっており、接合面4dの位置が接合面2dに対して
前部側(ギャップ3、5側)へ完全にずれている。
して、消去コア4の後部接合面4dの下端の高さH2が
記録再生コア2の後部接合面2dの上端の高さH1以上
になっており、接合面4dの位置が接合面2dに対して
前部側(ギャップ3、5側)へ完全にずれている。
【0019】本実施例の磁気ヘッドの上記以外の構造は
先述の従来例と共通とする。
先述の従来例と共通とする。
【0020】このような構造によれば、図2に示すよう
に、磁気記録媒体Mに記録された信号の再生を行なう場
合、消去コア4から記録再生コア2側に漏れる磁束は少
なくなり、しかも漏れた磁束の多くはスペーサである非
磁性間隔層6に接したコア2bだけを通ってそのまま消
去コア4側に戻るので、記録再生コイル9と鎖交してク
ロストークとなる磁束を顕著に減少させることができ
る。即ちイレーズクロストークを低減し、ピークシフ
ト、エラー発生を防止できる。
に、磁気記録媒体Mに記録された信号の再生を行なう場
合、消去コア4から記録再生コア2側に漏れる磁束は少
なくなり、しかも漏れた磁束の多くはスペーサである非
磁性間隔層6に接したコア2bだけを通ってそのまま消
去コア4側に戻るので、記録再生コイル9と鎖交してク
ロストークとなる磁束を顕著に減少させることができ
る。即ちイレーズクロストークを低減し、ピークシフ
ト、エラー発生を防止できる。
【0021】[第2実施例]図3は、本発明の第2実施
例による磁気ヘッドのコアアッセンブリを示している。
この場合、消去コア4の高さ寸法を記録再生コア2より
小さくすることにより、消去コア4の後部接合面4dの
位置を記録再生コア2の後部接合面2dに対して前部側
へ完全にずらしている。このような構造によっても第1
実施例と同様な効果が得られる。
例による磁気ヘッドのコアアッセンブリを示している。
この場合、消去コア4の高さ寸法を記録再生コア2より
小さくすることにより、消去コア4の後部接合面4dの
位置を記録再生コア2の後部接合面2dに対して前部側
へ完全にずらしている。このような構造によっても第1
実施例と同様な効果が得られる。
【0022】[第3実施例]図4は、本発明の第3実施
例のコアアッセンブリを示している。これは、記録時に
記録トラックの両側を消去するトンネル消去型のもので
あり、消去コア4に2つの消去ギャップ5a、5bが形
成されている。
例のコアアッセンブリを示している。これは、記録時に
記録トラックの両側を消去するトンネル消去型のもので
あり、消去コア4に2つの消去ギャップ5a、5bが形
成されている。
【0023】トンネル消去では、リードクロストークよ
りライトクロストークによるアシンメトリィ悪化が問題
となる。ライトクロストークとは、データー信号を記録
再生コア2で媒体に記録する際、消去コア4に発生させ
ている消去磁束が記録再生コア2側に漏れて、データー
信号磁束に悪影響を与えてしまうというものである。
りライトクロストークによるアシンメトリィ悪化が問題
となる。ライトクロストークとは、データー信号を記録
再生コア2で媒体に記録する際、消去コア4に発生させ
ている消去磁束が記録再生コア2側に漏れて、データー
信号磁束に悪影響を与えてしまうというものである。
【0024】そこで本実施例では第1実施例と同様にバ
ックガラス部2c、4cの高さを異ならせることによ
り、消去コア4の後部接合面4dの位置を記録再生コア
2の後部接合面2dに対して前部側へ完全にずらしてい
る。このような構造によって消去磁束の記録再生コア2
側への漏れを減少させ、ライトクロストークも同様に低
減できる。
ックガラス部2c、4cの高さを異ならせることによ
り、消去コア4の後部接合面4dの位置を記録再生コア
2の後部接合面2dに対して前部側へ完全にずらしてい
る。このような構造によって消去磁束の記録再生コア2
側への漏れを減少させ、ライトクロストークも同様に低
減できる。
【0025】[第4実施例]図5は、本発明の第4実施
例のコアアッセンブリを示している。この場合、記録再
生コア2は、記録再生ギャップ3を介し接合されたフロ
ントコア21、22の後端部にバックコア23を接合し
て構成される。消去コア4も同様に、消去ギャップ5を
介し接合されたフロントコア41、42の後端部にバッ
クコア43を接合して構成される。
例のコアアッセンブリを示している。この場合、記録再
生コア2は、記録再生ギャップ3を介し接合されたフロ
ントコア21、22の後端部にバックコア23を接合し
て構成される。消去コア4も同様に、消去ギャップ5を
介し接合されたフロントコア41、42の後端部にバッ
クコア43を接合して構成される。
【0026】ただし、バックコア23、24の接合前
に、フロントコア21、22及び41、42は非磁性間
隔層6を介し接合されてフロントコアアッセンブリ10
1として構成され、フロントコア21、41にそれぞれ
不図示の記録再生コイルを巻回したコイルボビンと消去
コイルを巻回したコイルボビンが嵌合される。
に、フロントコア21、22及び41、42は非磁性間
隔層6を介し接合されてフロントコアアッセンブリ10
1として構成され、フロントコア21、41にそれぞれ
不図示の記録再生コイルを巻回したコイルボビンと消去
コイルを巻回したコイルボビンが嵌合される。
【0027】またバックコア23、43は非磁性間隔層
6’を介し接合してバックコアアッセンブリ102とし
て構成された後、矢印で示すようにフロントコアアッセ
ンブリ101の後端部に接合される。
6’を介し接合してバックコアアッセンブリ102とし
て構成された後、矢印で示すようにフロントコアアッセ
ンブリ101の後端部に接合される。
【0028】ここで、バックコア23、43にはガラス
部23a、43aがそれぞれ非磁性間隔層6’の近傍と
なる部分に形成されており、ガラス部23a、43aの
高さ方向の位置は完全にずれている。これにより、消去
コア4のフロントコア42とバックコア43の接合面の
位置は記録再生コア2のフロントコア22とバックコア
23の接合面の大部分(バックコア23のコアガラス部
23aの図中右側に僅かに残された部分の接合面部分を
除く)に対し、前部側に完全にずれることになる。
部23a、43aがそれぞれ非磁性間隔層6’の近傍と
なる部分に形成されており、ガラス部23a、43aの
高さ方向の位置は完全にずれている。これにより、消去
コア4のフロントコア42とバックコア43の接合面の
位置は記録再生コア2のフロントコア22とバックコア
23の接合面の大部分(バックコア23のコアガラス部
23aの図中右側に僅かに残された部分の接合面部分を
除く)に対し、前部側に完全にずれることになる。
【0029】このような構造においても先述と同様の作
用で同様にクロストークを低減できる。なお上記の構造
でガラス部23a、43aの形状は加工方法の違いで様
々な形状になり、図示の形状に限定されないことは勿論
である。
用で同様にクロストークを低減できる。なお上記の構造
でガラス部23a、43aの形状は加工方法の違いで様
々な形状になり、図示の形状に限定されないことは勿論
である。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、それぞれ複数のコアを磁気記録媒体に摺動接
触する前部とその反対側の後部で接合してなる記録再生
用磁気コアと消去用磁気コアを非磁性スペーサを介し接
合し、磁気記録媒体の摺動方向に沿って並設したコアア
ッセンブリを有する磁気ヘッドにおいて、消去用磁気コ
アを構成する複数のコアどうしの後部の接合面の位置
は、記録再生用磁気コアを構成する複数のコアどうしの
後部の接合面より前部側にずれている構造を採用したの
で、消去用磁気コアから記録再生用コアへの磁束の漏れ
が少なくなり、クロストークを低減でき、記録、再生を
良好に行なえるという優れた効果が得られる。
によれば、それぞれ複数のコアを磁気記録媒体に摺動接
触する前部とその反対側の後部で接合してなる記録再生
用磁気コアと消去用磁気コアを非磁性スペーサを介し接
合し、磁気記録媒体の摺動方向に沿って並設したコアア
ッセンブリを有する磁気ヘッドにおいて、消去用磁気コ
アを構成する複数のコアどうしの後部の接合面の位置
は、記録再生用磁気コアを構成する複数のコアどうしの
後部の接合面より前部側にずれている構造を採用したの
で、消去用磁気コアから記録再生用コアへの磁束の漏れ
が少なくなり、クロストークを低減でき、記録、再生を
良好に行なえるという優れた効果が得られる。
【図1】本発明の第1実施例によるフロッピーディスク
ドライブ装置用磁気ヘッドを構成するコアアッセンブリ
の構造を示す斜視図である。
ドライブ装置用磁気ヘッドを構成するコアアッセンブリ
の構造を示す斜視図である。
【図2】同コアアッセンブリの消去ギャップによる再生
磁束の分布を示した説明図である。
磁束の分布を示した説明図である。
【図3】第2実施例によるコアアッセンブリの構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図4】第3実施例によるコアアッセンブリの構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図5】第4実施例によるコアアッセンブリの構造を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図6】従来のフロッピーディスクドライブ装置用磁気
ヘッドの本体の構造を示す分解斜視図である。
ヘッドの本体の構造を示す分解斜視図である。
【図7】同磁気ヘッド本体の組み立てた状態の斜視図で
ある。
ある。
【図8】同従来例のコアアッセンブリの消去ギャップに
よる再生磁束の分布を示した説明図である。
よる再生磁束の分布を示した説明図である。
1 コアアッセンブリ 2 記録再生コア 2a、2b コア 2c バックガラス部 2d 後部接合面 3 記録再生ギャップ 4 消去コア 4a、4b コア 4c バックガラス部 4d 後部接合面 5 消去ギャップ 6、6’非磁性間隔層 21、22、41、42 フロントコア 23、43 バックコア 23a、43a ガラス部 101 フロントコアアッセンブリ 102 バックコアアッセンブリ
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれ複数のコアを磁気記録媒体に摺
動接触する前部とその反対側の後部で接合してなる記録
再生用磁気コアと消去用磁気コアを非磁性スペーサを介
し接合し、磁気記録媒体の摺動方向に沿って並設したコ
アアッセンブリを有する磁気ヘッドにおいて、消去用磁
気コアを構成する複数のコアどうしの後部の接合面の位
置は、記録再生用磁気コアを構成する複数のコアどうし
の後部の接合面より前部側にずれていることを特徴とす
る磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1351092A JPH05205218A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1351092A JPH05205218A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05205218A true JPH05205218A (ja) | 1993-08-13 |
Family
ID=11835145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1351092A Pending JPH05205218A (ja) | 1992-01-29 | 1992-01-29 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05205218A (ja) |
-
1992
- 1992-01-29 JP JP1351092A patent/JPH05205218A/ja active Pending
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