JPH04263107A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッドの製造方法

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JPH04263107A
JPH04263107A JP2364491A JP2364491A JPH04263107A JP H04263107 A JPH04263107 A JP H04263107A JP 2364491 A JP2364491 A JP 2364491A JP 2364491 A JP2364491 A JP 2364491A JP H04263107 A JPH04263107 A JP H04263107A
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magnetic
magnetic material
core
magnetic head
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JP2364491A
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Koichi Hara
浩一 原
Minoru Kato
実 加藤
Mutsuhiro Yamada
山田 睦洋
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Canon Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体に対し磁
気コアを摺動接触させて情報の磁気記録または再生を行
なう磁気ヘッドの製造方法に関し、特にフレキシブルな
ディスク状磁気記録媒体としてのフロッピーディスクに
対して記録、再生を行なうFDD(フロッピーディスク
ドライブ装置)用の磁気ヘッドの製造に好適な磁気ヘッ
ドの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、FDDでは1〜2MBの容量で、
いわゆるトンネル消去方式により記録を行なうものが製
品化されていた。トンネル消去方式では、図9に示すよ
うに磁気ヘッドの磁気コアとして、媒体(ディスク)が
摺動接触する摺動面に記録再生ギャップ(記録再生用の
磁気ギャップ)3を形成した記録再生コア2と、消去ギ
ャップ(消去用の磁気ギャップ)5、5’を形成した消
去コア4をスペーサ6を介し接合し、媒体摺動方向に沿
って並設した磁気コアが設けられる。そして矢印方向に
摺動するディスクに対して記録再生ギャップ3によりデ
ータが記録された後に消去ギャップ5,5′によりデー
タの両側部分が消去されてデータトラック22が形成さ
れるようになっている。
【0003】ところが、最近ではFDDの高容量化が進
んできており、10MB(メガバイト)以上の容量を持
つものまで製品化されてきている。高容量化は線記録密
度とトラック密度を向上させて達成する。1〜2MBの
容量を持つFDDでは、最大線記録密度9.7KBPI
(キロビットパーインチ)でトラック密度が135TP
I(トラックパーインチ)であるが、10MB以上の容
量を達成するには、最大線記録密度35KBPI以上で
トラック密度が405TPI以上と線記録密度、トラッ
ク密度ともに3〜4倍とする必要が生じる。そしてトラ
ック密度を向上する場合はトンネル消去方式ではなく、
あらかじめディスクにサーボ信号を記録してデータの記
録を行なうサーボ信号方式が使用される。
【0004】図10はサーボ信号方式によりディスクに
記録を行なう場合を説明するもので、この場合は予めデ
ィスクに記録されたサーボ信号24によりトラック位置
決めを行ない、記録再生ギャップ3のみを有する記録再
生コア40のみの磁気ヘッドでデータが書き込まれ、デ
ータトラック22が形成される。このようなサーボ信号
方式は200TPI以上のトラック密度を向上したFD
Dに使用される。
【0005】ところが一般的なFDDの使用の仕方とし
て上位機種は下位機種との互換性を保つことがソフト、
データの互換を保つうえで必要とされている。例えば3
.5インチで2MBの容量の製品で、1MBのR/W互
換(1MBの書き込み、読み出し可能)、4MBの容量
の製品で1MB及び2MBのR/W互換が可能となって
いる。
【0006】しかし、これらはトラック密度が135T
PIで同じであるからR/W互換が可能となっており、
トラック密度が異なってくるとトラック密度の低いもの
の読み出しはできるが書き込みはできないので、従来の
ソフト、データの互換が充分にとれるものではなくなっ
てしまう。
【0007】そこでトラック密度が異なっても互換性を
保つことができるようにするために、トンネル消去タイ
プの磁気コアとサーボ信号タイプの磁気コアをトラック
幅方向に並設した複合型の磁気ヘッドが提案されている
。その構造を図11〜図13により説明する。
【0008】図11は上記磁気ヘッドの本体の構造を示
す分解斜視図である。図11において符号1はバックコ
ア15、16とでトンネル消去タイプの磁気コアを構成
するフロントコアアッセンブリ(以下コアアッセンブリ
と略す)であり、例えば135TPIのトラック密度の
記録再生コア2とトンネル消去を行う消去コア4のフロ
ントコア部分をスペーサ6を介して結合した結合体とし
て構成されている。
【0009】記録再生コア2は記録再生ギャップ3を介
してL字形のフロントコア2aとI字形のフロントコア
2bを接合し、更にフロントコア2a、2bの後端部に
バックコア15を接合して構成される。また、消去コア
4は消去ギャップ5、5’を介してL字形のフロントコ
ア4aとI字形のフロントコア4bを接合し、更にフロ
ントコア4a、4bの後端部にバックコア16を接合し
て構成される。
【0010】一方、符号25はバックコア29とで高ト
ラック密度(例えば405〜1000TPI)のサーボ
信号タイプの記録再生コア40を構成するコアアッセン
ブリであり、L字形とT字形のフロントコア25a、2
5bを記録再生ギャップ26を介し接合して構成される
。そしてコアアッセンブリ25の図中下端部にバックコ
ア29を接合して記録再生コア40が構成される。
【0011】磁気ヘッド本体の組立て工程では、まずコ
アアッセンブリ1、25が非磁性フェライトやセラミッ
クよりなる間隔板30を挟んで接着により接合され、更
にその両側に非磁性のスライダ7、8が接着、ガラス溶
着などにより接合される。
【0012】間隔板30はコアアッセンブリ1、25の
側面の上端部に対応して細長い矩形に形成されている。 なお間隔板30は磁性材料を両面から非磁性材料で挟み
込んだ積層構造のものでも良い。
【0013】またスライダ7、8はコアアッセンブリ1
、25と共に不図示のディスクに摺動接触してコアアッ
センブリ1、25の摺動接触を安定化するとともに、コ
アアッセンブリ1、25を保護するものであり、セラミ
ックなどから形成され、切り欠き部7b,8bを有して
おり、コアアッセンブリ1、25に対向するそれぞれの
側面において切り欠かれていない接合面7a、8aがコ
アアッセンブリ1、25に接合される。
【0014】この接合後に、コイル10を巻回したコイ
ルボビン9がコアアッセンブリ1のフロントコア2aに
嵌合される。またスペーサ17を介して結合されたバッ
クコア15、16のバックコア16部分にコイル13を
巻回したコイルボビン12をはめ込み、バックコア15
、16をフロントコア2a、2b、4a、4bの図中下
端部に接合する。
【0015】またコイル28を巻回したコイルボビン2
7をコアアッセンブリ25のフロントコア25bにはめ
込み、バックコア29をフロントコア25a、25bの
下端部に接合する。
【0016】こうして図12に示す磁気ヘッド本体31
が構成され、さらに図13のように磁気ヘッド本体31
をステンレスやベリリウム銅からなる支持板19に固定
し、支持板19に結合されたフレキシブルプリント基板
20にコイル端末10a、13a、28aを接続して磁
気ヘッド35が構成される。
【0017】このようにして構成された磁気ヘッド35
は不図示のFDD内のヘッドキャリッジ上に支持板19
を固定して取り付けられ、磁気ヘッド本体31の図中上
面をディスク摺動面32としてディスクに摺動接触して
記録、再生を行なう。その際にトラック密度の違いによ
りコアアッセンブリ1からなる記録再生コア2と消去コ
ア4か、またはコアアッセンブリ25からなる記録再生
コア40を適宜選択して使用することにより、トラック
密度の異なる上位機種と下位機種とのR/W互換が可能
となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
の複合型の磁気ヘッドにおいては、コアアッセンブリ1
,25が薄い間隔板30を介してごく近接しているため
に、コアアッセンブリ1,25相互間での漏洩磁束によ
る誘導、いわゆるクロストークが問題となってくる。
【0019】例えば、上位のトラック密度のコアアッセ
ンブリ25の記録再生ギャップ26で再生しているとき
、近接した下位のトラック密度のコアアッセンブリ1の
記録再生ギャップ3は上位のトラックを複数トラック再
生することになり、そのコアアッセンブリ1に流れる磁
束が漏洩磁束となって上位のコアアッセンブリ25に流
れ込んでしまう。
【0020】このようなクロストークが発生してしまう
ことによって、データの信頼性を欠いてしまうなど、F
DDを構成する上で重要な問題となる。またクロストー
クが生じてしまうと記録、再生時のコア効率を落として
しまうので、充分な記録を行なうためにはコイルに印加
する電流を多く必要としたり、再生効率の低下によるマ
ージンの低下やノイズの影響を受けやすくなる等の問題
があった。
【0021】そこで本発明の課題は、この種の磁気ヘッ
ドにおいてクロストークを効果的に防止できる構造の磁
気ヘッドを安価に製造できる製造方法を提供することに
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明によれば、磁気ギャップを介し接合された2
つのフロントコアからなり、磁気記録媒体摺動部の媒体
摺動方向に沿った両端部に非磁性材からなるスペーサが
固定されたフロントコアアッセンブリを有する磁気ヘッ
ドの製造方法であって、前記2つのフロントコアそれぞ
れの複数個分の素材である2つの磁性材ピースの媒体摺
動面を形成する面に溝を形成し、該溝に前記スペーサを
形成する非磁性材を埋め込む工程と、前記2つの磁性材
ピースのそれぞれに磁気ヘッドのトラック幅を規定する
トラック溝を所定間隔で複数形成するとともに、少なく
とも一方の磁性材ピースに磁気ヘッドのコイル巻線を巻
装するための巻線溝を形成する工程と、前記2工程後に
前記2つの磁性材ピースのトラック溝を形成した面を突
き合わせて接合し、該接合により得た磁性材ピースの接
合体を切断して前記フロントコアアッセンブリを複数個
得る工程を有する構成、及び、前記2つの磁性材ピース
に磁気ヘッドのトラック幅を規定するトラック溝を所定
間隔で複数形成するとともに、少なくとも一方の磁性材
ピースに磁気ヘッドのコイル巻線を巻装するための巻線
溝を形成する工程と、該工程後に前記2つの磁性材ピー
スのトラック溝を形成した面を突き合わせて接合すると
ともに、磁性材ピースどうしの突き合わせ面に対向する
両外側面のそれぞれに前記スペーサの複数個分の素材で
ある非磁性材ピースを固着する工程と、該工程により得
た磁性材ピースと非磁性材ピースの組立体を切断して前
記フロントコアアッセンブリを複数個得る工程を有する
構成を採用した。
【0023】
【作用】上記構成によれば、上記の非磁性材を埋め込ん
だ2つの磁性材ピースから、もしくは該2つの磁性材ピ
ースと非磁性材ピースから、FDD用複合型磁気ヘッド
に用いてクロストークを低減できるフロントコアアッセ
ンブリを一度に多数個製造できる。
【0024】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。ここでは先述したFDD用の複合型磁気ヘッドの製
造方法を実施例としており、実施例の各図において従来
技術を説明した図9〜図13中と共通の部分には共通の
符号が付してあり、その説明は省略する。
【0025】第1実施例 まず、図1及び図2は本発明の第1実施例の製造方法に
より製造されたFDD用複合型磁気ヘッドの本体の構造
を示している。両図に示す磁気ヘッド本体においてサー
ボ信号タイプの記録再生コア45を構成するコアアッセ
ンブリ65の構造が図11、図12の従来例のコアアッ
センブリ25と異なっている。
【0026】即ち従来例のコアアッセンブリ25はL字
形とT字形の薄板状のフロントコア25a、25bが記
録再生ギャップ26を介し接合されて構成され、ディス
クに摺動接触する図中上部のディスク摺動方向(図12
中矢印A方向)に沿った長さはトンネル消去タイプの記
録再生コア2、消去コア4のコアアッセンブリ1と同じ
である。
【0027】これに対して本実施例のコアアッセンブリ
65は、記録再生ギャップ26を介しL字形とI字形の
薄板状のフロントコア50a、50bを接合して構成さ
れ、両コア50a、50bのディスクに摺動接触する上
部のディスク摺動方向(図2中矢印A方向)に沿った長
さはコアアッセンブリ1よりかなり短くなっている。
【0028】更にコア50a、50bの上端部の外側、
即ちコアアッセンブリ65のディスク摺動部のディスク
摺動方向に沿った両端部に非磁性材からなるスペーサ5
1a、51bが固定されている。スペーサ51a、51
bは矩形の薄板状に形成され、ディスク摺動方向に沿い
、その上面はコア50a、50bと面一でディスク摺動
面となる。そしてスペーサ51a、51bを含めたコア
アッセンブリ65のディスク摺動方向に沿った長さがコ
アアッセンブリ1の長さと同じになっている。
【0029】次にコアアッセンブリ65の製造工程を図
3により説明する。まず図3の(a)、(d)の符号5
6、57は、それぞれコアアッセンブリ65のフロント
コア50a、50bの複数個分の素材である磁性材ピー
スであり、フェライト等の高透磁率磁性材料から直方形
のブロック状に形成されている。
【0030】製造工程では、まず磁性材ピース56、5
7の後にフロントコア50a、50bのディスク摺動面
となる図3(a)、(d)中で上面に断面が矩形で直線
状の溝52a、52bを形成し、スペーサ51a、51
bを形成するためのガラスあるいはセラミックなどの非
磁性材53a、53bを埋め込む。具体的にガラスの場
合は溶着して埋め込み、セラミックの場合は溝52a、
52bの形状に形成した後、溝52a、52bに嵌合し
接着する。
【0031】次に磁性材ピース56、57の後で記録再
生ギャップ26を介し突き合わされる突き合わせ面とな
る面に対し、図3の(b)、(e)に示すように、記録
再生ギャップ26のトラック幅を規定するためのトラッ
ク溝54を所定間隔で平行に複数本形成する。
【0032】次に図3の(c)に示すように、一方の磁
性材ピース56にトラック溝54と直交する巻線溝55
を形成する。この巻線溝55は図1のコイルボビン27
をフロントコア50aに嵌合するためのスペース、即ち
コイル28を巻装するためのスペースを得るためのもの
である。
【0033】次に磁性材ピース56、57のトラック溝
54を形成した突き合わせ面に対し、必要に応じてFe
−Al−Si系合金等の高飽和磁束密度材料の薄膜をス
パッタ、蒸着等の薄膜形成技術によって所定の厚さで形
成し、その後、記録再生ギャップ26を形成するための
SiO2、CrO2 等の非磁性薄膜を形成する。
【0034】次に図3の(f)に示すように、トラック
溝54の位置を合わせて磁性材ピース56、57どうし
を突き合わせ、非磁性材53a,53bより融点の低い
ガラス58の溶着などにより接合してコアブロック60
を得る。
【0035】次にコアブロック60を切断線61、62
、63、64に沿って切断して図3の(g)に示す形状
とし、更に切断線65に沿って切断、ラップ加工して図
3の(h)に示すコアアッセンブリ65の完成品が多数
個得られる。
【0036】以上のように製造したコアアッセンブリと
図1中の各部材を先述した従来例と同様の組立て工程で
組み立てて図2の磁気ヘッド本体70を得て、さらに従
来と同様の組立て工程で磁気ヘッド本体70を支持板に
固定するなどして磁気ヘッドが完成する。
【0037】このようにして構成した磁気ヘッドにおい
てコアアッセンブリ65のフロントコア50a、50b
はコイルボビン27を嵌合しバックコア29とでリング
状の磁気回路を形成するのに不必要な部分、即ち図11
の従来例のコアアッセンブリ25において上端部の左右
両側に突出している部分がなく、その部分が非磁性のス
ペーサ51a、51bとなっているので、そのぶん漏洩
磁束を発生することも拾うことも少なく、コアアッセン
ブリ1、65間のクロストークを低減でき、記録再生効
率を向上できる。またスペーサ51a、51bがあるこ
とによりディスク摺動面32のその部分に溝ができず、
ディスクの円滑な摺動接触が損なわれることはない。
【0038】そして上述したコアアッセンブリ65の製
造工程によれば磁性材ピース56、57から一度に多数
個のコアアッセンブリ65を製造する、いわゆる多数個
取りが可能であり、生産性がよく、上記クロストークを
防止できる高性能のFDD用複合型磁気ヘッドを安価に
製造できる。
【0039】第2実施例 次に図4〜図6は上述したコアアッセンブリ65の第2
実施例による製造工程を説明するものである。
【0040】図4、図5の(a)に示す磁性材ピース5
6、57はそれぞれ先述したフロントコア50a、50
bの素材であるが、本実施例では第1実施例のようにブ
ロック状でなく板状に形成する。そして図4、図5の(
b)に示すように、磁性材ピース56、57の突き合わ
せ面となる面にトラック溝54を同様に形成し、図4の
(c)のように一方の磁性材ピース56に巻線溝55を
形成する。そして第1実施例と同様に、磁性材ピース5
6、57の突き合わせ面に必要に応じて高飽和磁束密度
材の薄膜を形成し、記録再生ギャップ26のための非磁
性薄膜を形成した後、図6の(a)のように磁性材ピー
ス56、57を突き合わせ、ガラス58の溶着などによ
り接合し、コアブロック60を得る。
【0041】次に図6の(b)のように、磁性材ピース
56、57どうしの突き合わせ面に対向する両外側面の
それぞれに非磁性材ピース59a、59bを接着剤sで
接着する。非磁性材ピース59a、59bは前述したス
ペーサ51a、51bの複数個分の素材であり、セラミ
ックやノンマグフェライトなどから矩形板状に形成する
【0042】次にコアブロック60と非磁性材ピース5
9a、59bの組立体を切断線62、63に沿って切断
し、ラップ加工し、図6の(c)に示したコアアッセン
ブリ65が多数個得られる。
【0043】以上のような工程によっても第1実施例と
同じコアアッセンブリ65の多数個取りが可能で、生産
性が良く、同様にクロストークを防止できるFDD用複
合型磁気ヘッドを安価に製造できる。
【0044】なお上記工程で図6の(b)のようにコア
ブロック60に非磁性材ピース59a、59bを接着す
るときに、接着剤sがディスク摺動面となる上面に出っ
張ってしまい、これを除去するためラップ加工する必要
がある。
【0045】この手間をなくすために、図7の(a)に
示すように、非磁性材ピース59a、59bの上面に、
ごく浅い(深さ0.05〜0.5mm)溝59cを形成
しておいてもよい。この場合、コアブロック60と非磁
性材ピース59a、59bの組立体を切断して得られる
コアアッセンブリ65には、図7の(b)に示すように
、フロントコア50a、50bの上面(ディスク摺動面
)とスペーサ51a、51bの上面の間に低い段差hが
でき、この段差により上記の接着剤sの出っ張りをなく
すことができる。
【0046】なお図7の(b)のコアアッセンブリ65
を図8に示す他の磁気ヘッド構成部材と組み立てて磁気
ヘッド本体を構成した場合に上記段差hによりヘッドの
ディスク摺動面にスペーサ51a、51b部分で浅い溝
ができるが、ディスク摺動面の仕上げ加工の寸法により
前記溝を無くすこともできるし、前記溝を残しておき、
ディスク摺動時に気流によりディスクの接触圧を下げる
、もしくはゴミよけのための空気流入溝とすることもで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の磁気ヘッドの製造方法によれば、磁気ギャップを介し
接合された2つのフロントコアからなり、磁気記録媒体
摺動部の媒体摺動方向に沿った両端部に非磁性材からな
るスペーサが固定されたフロントコアアッセンブリを有
する磁気ヘッドの製造方法であって、非磁性材ピースを
埋め込んだ2つの磁性材ピースにトラック溝、巻線溝を
形成し、磁性材ピースを突き合わせて接合し、その接合
体を切断して上記フロントコアアッセンブリを複数個得
る構成、及び、2つの磁性材ピースにトラック溝、巻線
溝を形成し、磁性材ピースを突き合わせて接合し、その
接合体に非磁性材ピースを固着し、その組立体を切断し
て上記フロントコアアッセンブリを複数個得る構成を採
用したので、FDD用複合型磁気ヘッドにおける2つの
フロントコアアッセンブリ間のクロストークを防止でき
るフロントコアアッセンブリを生産性良く安価に作製で
き、高性能のFDD用複合型磁気ヘッドを安価に製造で
きるという優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の方法により製造されるF
DD用複合型磁気ヘッドの本体の分解斜視図である。
【図2】同磁気ヘッド本体の組み立てた状態の斜視図で
ある。
【図3】同磁気ヘッド本体のサーボ信号タイプの磁気コ
アを構成するフロントコアアッセンブリの製造工程を示
す斜視図である。
【図4】第2実施例によるフロントコアアッセンブリの
製造工程を示す斜視図である。
【図5】同製造工程を示す斜視図である。
【図6】同製造工程を示す斜視図である。
【図7】同製造工程の一部を変更した例を示す斜視図で
ある。
【図8】同変更例により製造される磁気ヘッド本体の分
解斜視図である。
【図9】FDDにおける記録方式としてトンネル消去方
式の説明図である。
【図10】サーボ信号方式の説明図である。
【図11】従来のFDD用複合型磁気ヘッドの本体の分
解斜視図である。
【図12】同磁気ヘッド本体の組み立てた状態の斜視図
である。
【図13】同磁気ヘッドの全体の斜視図である。
【符号の説明】
1、65  フロントコアアッセンブリ2、45  記
録再生コア 7、8  スライダ 51a、51b  非磁性材のスペーサ53a、53b
  非磁性材 54  トラック溝 55  巻線溝 56、57  磁性材ピース 59a、59b  非磁性材ピース 60  コアブロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  磁気ギャップを介し接合された2つの
    フロントコアからなり、磁気記録媒体摺動部の媒体摺動
    方向に沿った両端部に非磁性材からなるスペーサが固定
    されたフロントコアアッセンブリを有する磁気ヘッドの
    製造方法であって、前記2つのフロントコアそれぞれの
    複数個分の素材である2つの磁性材ピースの媒体摺動面
    を形成する面に溝を形成し、該溝に前記スペーサを形成
    する非磁性材を埋め込む工程と、前記2つの磁性材ピー
    スのそれぞれに磁気ヘッドのトラック幅を規定するトラ
    ック溝を所定間隔で複数形成するとともに、少なくとも
    一方の磁性材ピースに磁気ヘッドのコイル巻線を巻装す
    るための巻線溝を形成する工程と、前記2工程後に前記
    2つの磁性材ピースのトラック溝を形成した面を突き合
    わせて接合し、該接合により得た磁性材ピースの接合体
    を切断して前記フロントコアアッセンブリを複数個得る
    工程を有することを特徴とする磁気ヘッドの製造方法。
  2. 【請求項2】  磁気ギャップを介し接合された2つの
    フロントコアからなり、磁気記録媒体摺動部の媒体摺動
    方向に沿った両端部に非磁性材からなるスペーサが固定
    されたフロントコアアッセンブリを有する磁気ヘッドの
    製造方法であって、前記2つのフロントコアそれぞれの
    複数個分の素材である2つの磁性材ピースに磁気ヘッド
    のトラック幅を規定するトラック溝を所定間隔で複数形
    成するとともに、少なくとも一方の磁性材ピースに磁気
    ヘッドのコイル巻線を巻装するための巻線溝を形成する
    工程と、該工程後に前記2つの磁性材ピースのトラック
    溝を形成した面を突き合わせて接合するとともに、磁性
    材ピースどうしの突き合わせ面に対向する両外側面のそ
    れぞれに前記スペーサの複数個分の素材である非磁性材
    ピースを固着する工程と、該工程により得た磁性材ピー
    スと非磁性材ピースの組立体を切断して前記フロントコ
    アアッセンブリを複数個得る工程を有することを特徴と
    する磁気ヘッドの製造方法。
JP2364491A 1990-03-13 1991-02-19 磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH04263107A (ja)

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