JPH03119507A

JPH03119507A - 磁気ヘッド

Info

Publication number: JPH03119507A
Application number: JP25531389A
Authority: JP
Inventors: Kazunari Nakagawa; 和成中川; Takeshi Tottori; 猛志鳥取
Original assignee: Hitachi Maxell Ltd
Current assignee: Maxell Ltd
Priority date: 1989-10-02
Filing date: 1989-10-02
Publication date: 1991-05-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、フロッピーディスクドライブやハードディス
クドライブなどに用いて好適な、複数個の磁気ヘッドチ
ップを一体化してなる磁気ヘッドに係り、更に詳しくは
、トラック密度や線記録密度幅が異なる磁気記録媒体に
対して互換性をもたせた磁気ヘッドに関する。

［従来の技術］最近、フロッピーディスクやハードディスク等の磁気メ
モリの大容量化に伴い、磁気記録媒体として高記録密度
化対応のメタルフロッピーなどが開発され、記録される
信号は線記録密度及びトラック密度を高めたものとなっ
ている。そして、これ等フロッピーディスクやハードデ
ィスクは、その線記録密度、トラック密度が異なるさま
ざまのタイプのものが怜及しており、磁気ヘッドは、通
常各磁気記録媒体の容量種別に応じてトラック幅及び／
またはギャップ長の異なるものを個別に作製して、これ
を対応する種別の磁気記録媒体に対し使い分けるように
していた。

［発明が解決しようとする課題］上述したように、従来は、所謂ヘッドキャリッジに搭載
される磁気ヘッドは、特定の容量種別の磁気記録媒体（
磁気ディスク）にのみ対応してトラック幅及びギャップ
長が規定されており、ヘツドキャリッジ上の磁気ヘッド
のトラック幅及びギャップ長が単一のものに固定されて
いるため、２種類以上の磁気記録媒体に対し記録再生す
ることが出来ず、異種の磁気記録媒体に対し互換性のな
いものであった。

本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、異種の記録容量の磁気記録媒体に対し互換
性がある磁気ヘッドを提供することにある。

［課題を解決するための手段］本発明による磁気ヘッドは、上記した目的を達成するた
め、トラック幅またはギャップ長の少くとも一方が異な
る２個以上の磁気ヘッドチップを、磁気記録媒体の走行
方向と略平行な方向に並設すると共に、隣接磁気ヘッド
チップ間に非磁性材よりなるスライダを介在させて各磁
気ヘッドチップを一体化するように、構成される。

また、本発明においては好ましくは、前記隣接磁気ヘッ
ドチップ間に位置するスライダの媒体摺動面側には、磁
気記録媒体の走行方向と平行な溝が形成される。

［作　用］例えば、トラック幅及びギャップ長の比較的大きい第１
の磁気ヘッドチップが従前より広く普及しているγ（ガ
ンマ）酸化鉄を用いたフロッピーディスク（第１のフロ
ッピーディスク）用として、また、トラック幅及びギャ
ップ長の比較的小さい第２の磁気ヘッドチップが近時普
及しつつある高密度メタルフロッピーディスク（第２の
フロッピーディスク）用としてそれぞれ構成され、両磁
気ヘッドチップはコンバク１〜に一体化された状態でヘ
ッドキャリッジに搭載される。そして、第１の磁気ヘッ
ドチップによって記録再生する場合には、第１のフロッ
ピーディスクのトラックピッチに対応したヘッド送り（
ヘッドシーク）動作がなされ、第２の磁気ヘッドチップ
によって記録再生する場合には、第２のフロッピーディ
スクの１−ラックピッチに対応したヘッド送り動作がな
される。これにより、ヘッドキャリッジに搭載されるコ
ンパクトな単一の複合化した磁気ヘッドによって、２種
類のフロッピーディスクに記録再生を行うことが可能と
なり、記録容量の異なる磁気記録媒体に対する互換性が
得られる。

［実施例コ以下、本発明を図示した実施例によって説明する。

第１図及び第２図は本発明の第１実施例による磁気ヘッ
ドに係り、第１図はその斜視図、第２図は摺動面側の要
部平面図である。

第１，２図において、符号１で総括して示すのは磁気ヘ
ッドで、第１の磁気ヘッドチップ２と、第２の磁気ヘッ
ドチップ３と、端部スライダ材４Ａ、４Ａと、中間スラ
イダ材４Ｂとによって主に構成されている。

上記第１の磁気ヘッドチップ２は、第１コア半体５と第
２コア半体６とを具備し、両コア半体５゜６はフロント
側とリア側で突合わされてガラス７で接合されると共に
、フロント側には図示せぬギャップ規制材を介して作動
ギャップ８が形成されている。また、第１コア半体５の
切欠きで形成される巻線窓を利用して第１コア半体５に
はコイル９が巻回されている。

本実施例においては、この第１の磁気ヘッドチップ２は
、γ酸化鉄を用いたフロッピーディスク（第１のフロッ
ピーディスク）用に構成されており、第１．第２コア半
休は例えばＭ　ｎ　−Ｚ　ｎフェライトなどの従前より
広く用いられているバルク軟磁性材からなっており、ま
た、上記第１のフロッピーディスクが、例えば１．６Ｍ
Ｂの３．５インチディスクの場合、トラック幅Ｔｗ＋（
第２図）は約１１５μｍ、ギャップ長は約２μｍとされ
ている。

前記第２の磁気ヘッドチップ３も、第１コア半休１０と
第２コア半体１１とを具備し、各コア半休１０．１１は
、例えばＭ　ｎ　−Ｚ　ｎフェライトなどバルク軟磁性
材で形成されたコア基体１２，１３と、該コア基体１２
．１３の突合わせ面側に被着形成された高飽和磁束密度
、高透磁率の非晶質Ｇ　ｏ　−Ｎ　ｂ　−Ｚ　ｒ合金、
センダストなどよりなる軟磁性膜１４．，１４とで構成
されている。上記第■、第２コア半休１０．１１もフロ
ント側とリア側で突合わされてガラス７で接合されると
共に、フロント側には図示せぬギャップ規制材を介して
作動ギャップ］５が形成されている。また、第１コア半
休１０の切欠きで形成される巻線窓（図示せず）を利用
して第１コア半休１０にはコイル９が巻回されている。

本実施例においては、この第２の磁気ヘッドチップ３は
、メタル紛を用いた所謂高密度メタルフロッピーディス
ク（第２のフロッピーディスク）用に構成されており、
上記第２のフロッピーディスクが、例えば１．２．５Ｍ
Ｂの３．５インチディスクの場合、トラック幅ＴＷ２　
　（第２図）は約５０μｍ、ギャップ長は約０．３５μ
ｍとされている。

前記第１の磁気ヘッドチップ２と第２の磁気ヘッドチッ
プ３とは、その各作動ギャップ８．１５が媒体摺動（媒
体走行）方向Ａと略直交する方向で路間−直線上に整合
するように、その側面同志が前記中間スライダ材４Ｂに
結合・固着され、また、第１．第２磁気ヘッドチップ２
，３の他方の側面にはそれぞれ前記端部スライダ材４−
Ａ、４Ａがそれぞれ固着されて、これによって第１．第
２の磁気ヘッドチップ２，３並びに各スライダ材４Ａ、
４Ａ、４Ｂが媒体摺動力向と略平行に並設・固着された
磁気ヘッド１が形成されている。なお、第１．第２の磁
気ヘッドチップ２，３並びに各スライダ材４Ａ、４Ａ、
４Ｂとの固着は、適宜接合用ガラス、樹脂系接着剤など
によってなされ、該各部材２，３，４．Ａ、４．Ａ、４
Ｂの摺動面側は均一に高さが揃えられる。

本実施例においては、前記各スライダ材４Ａ。

４Ａ、４．Ｂは、チタン酸バリウム、チタン酸カルシウ
ム、ホトセラムなどの非磁性セラミックスよりなり、第
１．第２の磁気ヘッドチップ２，３の間に位置する中間
スライダ材４Ｂの媒体摺動面側には、媒体摺動方向Ａと
平行な溝１６が形成されている。上記溝１６は、空気整
流作用によって前記各作動ギャップ８，１５部分が、磁
気記録媒体（フロッピーディスク）と安定したコンタク
トを得るために設けられており、その効果を期待するた
めには、溝１６の幅Ｇｗ（第２図）は０．６ｍｍ以上に
することが望ましい。また、第１．第２の磁気ヘッドチ
ップ２，３のトラック間隔Ｗ（第２図）の上限は、複合
磁気ヘッド１の軽量・コンバク１〜化の要請や、ディス
クカートリッジのヘッドウィンドで規制されるヘッド移
動領域端部におけるヘッド移動マージンなどを考慮して
３．５インチディスクの場合には３ｍｍ以下とすること
が望ましい。また、トラック間隔Ｗの下限は、両磁気ヘ
ッドチップ２．ｊのへラドタッチを考慮して適正値が決
定されることが望ましい。

上記した構成の磁気ヘッド１は、図示していないが、例
えば公知のジンバル板バネを介してヘッドキャリッジに
搭載され、フロッピーディスクの半径方向に移送される
。そして、第１の磁気ヘッドチップ２によって前記γ酸
化鉄を用いた第１のフロッピーディスクに記録再生する
場合には、第１のフロッピーディスクのトラックピッチ
に対応したヘッド送り（ヘッドシーク）動作がなされ。

８− また、第２の磁気ヘッドチップ３によって前記メタル紛
を用いた第２のフロッピーディスクに記録再生する場合
には、第２のフロッピーディスクのトラックピッチに対
応したヘッド送り動作がなされる。これにより、ヘッド
送り制御回路等の回路系に工夫を用するも、ヘッドキャ
リッジに搭載されるコンパクトな単一の複合化した磁気
ヘッド１によって、記録容量の異なる少くとも２種類の
フロッピーディスクに記録再生を行うことが可能となる
。

第３図は本発明の第２実施例に係る磁気ヘッドを示す斜
視図である。本実施例における磁気ヘッド１′は、前記
第１実施例の第１．第２の磁気ヘッドチップ２，３に更
に第３の磁気ヘッドチップ２０を付加し、第２の磁気ヘ
ッドチップ２と第３の磁気ヘッドチップ２０との間に前
記溝１６を形成した中間スライダ材４Ｂを配し、また、
第３の磁気ヘッドチップ２０の外側面に前記端部スライ
ダ材４Ａを配し、各磁気ヘッドチップ２，３，２０、並
びに各スライダ材４Ａ、／Ｉ−Ａ、４Ｂ、４Ｂを前記実
施例と同様に一体化しである。上記第３の磁気ヘッドチ
ップ２０は、前記第２の磁気ヘッドチップ３と構造上は
同等のヘッド構造をとるも、その作動ギャップ２１のト
ラック幅並びにギャップ長は、前記第２の磁気ヘッドチ
ップ３のそれよりも小さく形成されている。

斯様な構成をとる本実施例においては、記録容量の異な
る少くとも３種類のフロッピーディスクに記録再生を行
うことが可能となる。

以上、本発明を図示した実施例によって説明したが、当
業者には本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が
可能で、−棒体されるヘッドチップの個数、各ヘッドチ
ップの構造、コア材質などは任意に変更可能である。

［発明の効果コ以上のように本発明によれば、異種の磁気記録媒体に対
して互換性のある、且つ、中間スライダ材に溝を設ける
という簡単な構造で各ヘッドチップのへラドタッチの良
好な磁気ヘッドが提供でき、その価値は多大である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の第１実施例に係り、第１図
は磁気ヘッドの斜視図、第２図は磁気ヘッドの摺動面側
の要部平面図、第３図は本発明の第２実施例に係る磁気
ヘッドの斜視図である。１、］′・・・・・・磁気ヘッド、２・・・・・第１の
磁気ヘッドチップ、３・・・・・・第２の磁気ヘッドチ
ップ、４Ａ・・・・・・端部スライダ材、４Ｂ・・・・
・中間スライダ材、５・・・・・第１コア半休、６・・
・・・第２コア半休、７・・ガラス、８・・・・・作動
ギャップ、９・・・・・・コイル、１０・・・・・・第
１コア半体、１１・・・・・・第２コア半休、１２．１
３・・・・・コア基体、１４・・・・・軟磁性膜、１５
・・・・・作動ギャップ、１６・・・・・溝、２０・・
・・・・第３の磁気ヘッドチップ、２１・・・・・・作
動ギャップ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）トラック幅またはギャップ長の少くとも一方が異
なる２個以上の磁気ヘッドチップを、磁気記録媒体の走
行方向と略平行な方向に並設すると共に、隣接磁気ヘッ
ドチップ間に非磁性材よりなるスライダを介在させて各
磁気ヘッドチップを一体化したことを特徴とする磁気ヘ
ッド。
（２）請求項１記載において、前記隣接磁気ヘッドチッ
プ間に位置するスライダの媒体摺動面側には、磁気記録
媒体の走行方向と略平行な溝が形成されたことを特徴と
する磁気ヘッド。