JPH03127305A

JPH03127305A - 磁気ヘツド

Info

Publication number: JPH03127305A
Application number: JP26401689A
Authority: JP
Inventors: Kazunari Nakagawa; 和成中川
Original assignee: Hitachi Maxell Ltd
Current assignee: Maxell Ltd
Priority date: 1989-10-12
Filing date: 1989-10-12
Publication date: 1991-05-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、フロッピーディスクドライブやハードディス
クドライブなどに用いて好適な、複数個の磁気ヘッドチ
ップを一体化してなる磁気ヘッドに係り、更に詳しくは
、トラック密度や線記＠密度幅が異なる磁気記録媒体に
対して互換性をもたせた磁気ヘッドに関する。

［従来の技術］最近、フロッピーディスクやハードディスク等の磁気メ
モリの大容量化に伴い、磁気記８媒体として高記録密度
化対応のメタルフロッピーなどが開発され、記録される
信号は線記録密度及びトラック密度を高めたものとなっ
ている。そして、これ等フロッピーディスクやハードデ
ィスクは、その線記録密度、トラック密度が異なるさま
ざまのタイプのものが曽及しており、磁気ヘッドは１通
常各磁気記録媒体の容量種別に応じてトラック幅及び／
またはギャップ長の異なるものを個別に作製して、これ
を対応する種別の磁気記録媒体に対し使い分けるように
していた。

［発明が解決しようとする課題］上述したように、従来は、所謂ヘッドキャリッジに搭載
される磁気ヘッドは、特定の容量種別の磁気記録媒体（
磁気ディスク）にのみ対応してトラック幅及びギャップ
長が規定されており、ヘッドキャリッジ上の磁気ヘッド
のトラック幅及びギャップ長が単一のものに固定されて
いるため、２穐類以上の磁気記録媒体に対し記録再生す
ることが出来ず、異種の磁気記録媒体に対し互換性のな
いものであった。

本発明は上記の点に鑑みなされたもので、その目的とす
るところは、異種の記録容量の磁気記録媒体に対し互換
性がある磁気ヘッドを提供することにある。

［１ｌｌＩＷ１を解決するための手段］本発明による磁
気ヘッドは、上記した目的を達成するため、共に記録再
生を行うべきトラック幅またはギャップ長の少くとも一
方が異なる２個の磁気ヘッドチップを、該両磁気ヘッド
チップが磁気記録媒体のトラック走行方向と略一致する
方向で一直線に整合するように、該両磁気ヘッドチップ
間に非磁性材よりなるセパレータを介して一体化した、
構成とされる。

［作　用］例えば、トラック幅及びギャップ長の比較的大きい第１
の磁気ヘッドチップが従前より広＜？ｉ′及しているγ
（ガンマ）酸化鉄を用いたフロッピーディスク（第１の
フロッピーディスク）用として。

また、トラック幅及びギャップ長の比較的小さい第２の
磁気ヘッドチップが近特怜及しつつある高密度メタルフ
ロッピーディスク（第２のフロッピーディスク）用とし
てそれぞれ構成され、両磁気ヘッドチップはコンパクト
に直列に一体化された状態でヘッドキャリッジに搭載さ
れる。そして、第１の磁気ヘッドチップによって記録再
生する場合には、第１のフロッピーディスクのトラック
ピッチに対応したヘッド送り（ヘッドシーク、トラッキ
ング）動作がなされ、第２の磁気ヘッドチップによって
記録再生する場合には、第２のフロッピーディスクのト
ラックピッチに対応したヘッド送り動作がなされる。こ
れにより、ヘッドキャリッジに搭載されるコンパクトな
単一の複合化した磁気ヘッドによって、　２１ｉ［１類
のフロッピーディスクに記録再生を行うことが可能とな
り、記録容量の異なる磁気記録媒体に対する互換性が得
られる。

［実施例］以下、本発明を図示した実施例によって説明する。

第１図及び第２図は本発明の第１実施例による磁気ヘッ
ドに係り、第１図はその斜視図、第２図は２つの磁気ヘ
ッドチップの作動ギャップと磁気記録媒体上のトラック
との関係を示す説明図である。

第１．２図において、符号１で総括して示すのは磁気ヘ
ッドで、第１の磁気ヘッドチップ２と、第２の磁気ヘッ
ドチップ３と、セパレータ４とによって主に構成されて
いる。

上記第１の磁気ヘッドチップ２は、第１コア半体５と第
２コア半体６とを具備し、両コア半体５゜６はフロント
側とリア側で突合わされてガラス７で接合されると共に
、フロント側には図示せぬギャップ規制材を介して作動
ギャップ８が形成されている。また、巻線窓を利用して
第２コア半体６にはコイル９が巻回されている。

本実施例においては、この第１の磁気ヘッドチップ２が
、γ酸化鉄を用いたフロッピーディスク（第１のフロッ
ピーディスク）用に構成されており（低密度用ヘッドと
され）、第１．第２コア半休５．６は例えばＭｎ−Ｚｎ
フェライトなどの従前より広く用いられているバルク軟
磁性材からなっている。そして、上記第１のフロッピー
ディスクが、例えば１．６ＭＢの３．５インチディスク
の場合、トラック幅Ｔ　ｗ　＋は約１１５μｍ、ギャッ
プ長は約２μｍとされている。

前記第２の磁気ヘッドチップ３も、第１コア半休１０と
第２コア半体１１とを具備し、両コア半体１０．１１は
フロント側とリア側で突合わされてガラス７で接合され
ると共に、フロント側には図示せぬギャップ規制材を介
して作動ギャップ１２が形成されている。また、巻線窓
を利用して第２コア半休工１にはコイル１３が巻回され
ている。

本実施例においては、この第２の磁気ヘッドチップ３が
、メタル船を用いた高保磁力の所謂高密度メタルフロッ
ピーディスク（第２のフロッピーディスク）用に構成さ
れており（高密度用ヘッドとされ）、第１．第２コア半
休１０．１１は、例えば高飽和磁束密度、高透磁率のセ
ンダストなどからなっている。そして、上記第２のフロ
ッピーディスクが５例えば１２．５ＭＢの３．５インチ
ディスクの場合、トラック幅Ｔ　Ｗ　２は約５０μｍ、
ギャップ長は約０，３５μｍとされている。

前記第１の磁気ヘッドチップ２と第２の磁気ヘッドチッ
プ３とは、その各作動ギャップ８．１２が媒体摺動（媒
体走行）方向へとそれぞれ略直交し、且つ主体部が媒体
摺動力向Ａと略同一方向で一直線上に整合するように、
その端面同志が前記セパレータ４を介して直列に固着・
一体化される。

このセパレータ４は、第１．第２の磁気ヘッドチップ２
，３間のクロストークを防止するためのもので、チタン
酸バリウム、チタン酸カルシウム、ホトセラムなどの非
磁性セラミックスが用いられる。なお、第１．第２の磁
気ヘッドチップ２，３とセパレータ４との固着は、適宜
接合用ガラス。

樹脂系接着剤などによってなされ、該各部材２゜３．４
の摺動面側は均一に高さが揃えられる。

上記した構成の磁気ヘッド１は、図示していないが、例
えば公知のジンバル板バネを介してヘラ（Ｚキャリッジ
に搭載され、フロッピーディスクの半径方向に移送され
る。そして、第１の磁気ヘッドチップ２によって前記γ
酸化鉄を用いた第１のフロッピーディスクに記録再生す
る場合には、第１のフロッピーディスクのトラックピッ
チに対応したヘッド送り動作がなされ、また、第２の磁
気ヘッドチップ３によって前記メタル紛を用いた第２の
フロッピーディスクに記録再生する場合には、第２のフ
ロッピーディスクのトラックピッチに対応したヘッド送
り動作がなされる。これにより、ヘッドキャリッジに搭
載されるコンパクトなｇｔ　−の複合化した磁気ヘッド
１によって、記録容星の異なる少くとも２種類のフロッ
ピーディスクに記録再生を行うことが可能となる。

次に、第２図によって第１．第２の磁気ヘッドチップ２
，３の作動ギャップ８，１２と磁気ディスク（フロッピ
ーディスク）の記録トラックとの関係を説明する。前記
２つの作動ギャップ８，１２は、ゆるやかな円弧状の媒
体走行方向（媒体上のトラック走行方向）Ａに略沿った
直線上で離間しているので、作動ギャップ８，１２の少
くとも何れか一方は磁気ディスクのヘッド移送半径線Ｒ
上から外れ、アジマスずれθＷ、ｏｎが発生する。

（第２図においては図示の都合上、磁気ディスク上のト
ランクＴ　＋　−Ｔ　２の半径を強調して描いであるが
、実際には略直線に近い円弧となる。）公知のようにア
ジマスずれがあると他のディスクドライブで記録した磁
気ディスクを再生した際に、再生出力が低下する。この
アジマスずれの再生出力への影響はトラック幅に比例し
、記録波長に反比例するので、システムの使用に応じて
作動ギャップ８，１２の間隔が決定されることが望まし
い。現在１発表されているシステムの互換を、例えば、
３．５インチの１．６ＭＢと１２．５ＭＢについて考え
ると、最内周１−ラックにおいて半径線Ｒからの各作動
ギャップ８，１２までの距離Ｄｗ、Ｄｎが２００μｍの
場合、前記アジマスずれθＷ、θｎがそれぞれ約０．６
＠となり、アジマスロスによる再生出力域は、両磁気ヘ
ッドチップ２．３共に略等しく約２ｄＢとなって５これ
以上の出力域は実用上好ましくない、そこで１本実施例
においては、上記ＤＷ、Ｄｎを２００μｍ以下に設定す
るようにしである。また、第１．第２の磁気ヘッドチッ
プ２，３を一体となって同一半径線Ｒに略沿ってトラッ
キングさせるためには。

２つの作動ギャップ８，１２のアジマスずれを略等しく
すること、すなわち、Ｉ）Ｗ、Ｏｎを略等しくすること
が望ましく１本実施例においてはＤｗ。

Ｄｎを等しく設定して１両作動ギャップ８，１２の間隔
が４００μｍ以下となるようにしである。

斯様な構成をとる本実施例においては、新らたに媒体密
度の識別機能などを付加するだけで、従来のヘッド送り
機構を使用してトラッキング（ヘッド送り）動作が可能
となる。

第３図は本発明の第２実施例に係る磁気ヘッドＩＡを示
す斜視図である。

本実施例においては、第２の磁気ヘッドチップ２０の第
１コア半休２１．第２コア半体２２を、例えばＭｎ−Ｚ
ｎフェライトなどのバルク磁性材で形成されたコア基体
２３．２４と、該コア基体２３．２４の突合わせ面側に
被着形成された高飽和磁束密度及び高透磁率を有する非
晶ｌｎＣｏ　−Ｎｂ−Ｚｒ合金、センダストなどの軟磁
性膜２５゜２６とからなるもので構成してあり、フロン
ト側の軟磁性膜２５．２６同志を図示せぬギャップ規制
膜を介して接合して作動ギャップ２７を形成しである。

なお、２８はコイルである。

そして、この第２の磁気ヘッドチップ２０を、メタル紛
を用いた高保磁力の高密度メタルフロッピーディスクに
対して充分な記録再生能力をもつ高密度用ヘッドとし、
他方の第１の磁気ヘッドチップ２は前記第１実施例と同
様のものにしである。

（第２の磁気ヘッドチップ２０のトラック幅並びにギャ
ップ長は第１の磁気ヘッドチップのそれに比して小さい
ものとなっている。）斯様な構成をとるこの第２実施例においても、前記第１
実施例と同等の効果がある。

第４図は本発明の第３実施例に係る磁気ヘッドＩＢを示
す斜視図である。

本実施例は、前記第２実施例の磁気ヘッドに、前記第１
の磁気ヘッドチップ（低密度用ヘッド）２で記録される
信号トラックの両サイドの信号を消去するためのサイド
イレーズ用の磁気ヘッドチップ３０．３０を付加した構
成とされている。すなわち、一般に低密度用ヘッド（第
１の磁気ヘッドチップ２）においてはトラック幅が比較
的広く、トラッキングの精度がさほどまでに要求されな
いため、精密なトラッキングサーボ機構をもたないこと
が多い。そこで１本実施例においては、第１の磁気ヘッ
ドチップ２によるオーバーライドＩＩＳのトラック両サ
イドでの消しもれを無くすように上記したサイドイレー
ズ用の磁気ヘッドチップ３０゜３０が付設されている。

図示から明らかなように、本実施例においては、前記第
２実施例の前記第２の磁気ヘッドチップ２０の厚みが若
干薄くされ、該第２の磁気ヘッドチップ２０の両側面に
非磁性セラミックスなどよりなるセパレータ３１．３１
が固着され、第２の磁気ヘッドチップ（高密度ヘッド）
２０とサイドイレーズ用の磁気ヘッドチップ３０．３０
とを磁気的に絶縁している。そして、このセパレータ３
１゜３１と第２の磁気ヘッドチップ２ｏとを合せた厚み
が、前記第１の磁気ヘッドチップ２の厚みと等しくされ
、上記セパレータ３１．３１の外側面、前記セパレータ
４の外側面、及び前記第１の磁気ヘッドチップ２の外側
面の一部に、サイドイレーズ用の磁気ヘッドチップ３０
．３０が固着されている。

サイドイレーズ用の磁気ヘッドチップ３ｏは、第１コア
３２．第２コア３３、バックコア３４を具備し、第１コ
ア３２と第２コア３３とはフロント側で接合されて作動
ギャップ３５が形成されており、第１コア３２と第２コ
ア３３とはそのリア側をバックコア３４を介して磁気的
に結合されている。また、バックコア３４にはコイル３
６が巻回されている。このサイドイレーズ用の磁気ヘン
トチツブ３０のコイル３６は、前記第２の磁気ヘッドチ
ップ（高密度ヘッド）２０とのクロストークを防ぐため
に、図示の如く、第２の磁気ヘッドチップ２０の前記コ
イル２８と交差させないようにすることが望ましい。な
お、３７．３７は第１の磁気ヘッドチップ２の両側面に
固着された非磁性よりなるスライダ材である。

斯様な構成をとるこの第３実施例においても、前記第１
．第２実施例と同等の効果を奏する上。

第１の磁気ヘッドチップ２によるオーバーライド時に信
号（記＠）トラックの両側をサイドイレーズすることが
可能となる。

なお、上述した各実施例においては、第１のヘッドチッ
プ（低密度用ヘッド）と第２の磁気ヘッドチップ（高密
度用ヘッド）とは、両者のトラッり幅並びにギャップ長
が共に異なるものを示したが、トラック幅またはギャッ
プ長の少くとも一方が異なるものであれば、異種の磁気
記録媒体との互換性があり本発明が適用可能である。ま
た、第１のヘッドチップ（低密度用ヘッド）と第２の磁
気ヘッドチップ（高密度用ヘッド）の構造、コア材質な
どは任意に変更可能である。

［Ｕ明の効果コ以上のように本発明によれば、２種類の磁気記録媒体に
対して互換性のある。コンパクトな磁気ヘッドを提供で
き、その産業的価値は大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の第１実施例に係り、第１図
は磁気ヘッドの斜視図、第２図は２つの磁気ヘッドチッ
プの作動ギャップと磁気記録媒体上のトラックとの関係
を示す説明図、第３図は本発明の第２実施例に係る磁気
ヘッドの斜視図、第４図は本発明の第３実施例に係る磁
気ヘッドの斜視図である。１、ＩＡ、ＩＢ・・・・・・磁気ヘッド、２・・・・・
・第１の磁気ヘッドチップ（低密度用ヘッド）、３・・
・・・・第２の磁気ヘッドチップ（高密度ヘッド）、４
・・・・・・セパレータ、５・・・・・・第１コア半体
、６・・・・・・第２コア半休、７・・・・・・ガラス
、８・・・・・・作動ギャップ、９・・・・・・コイル
、１０・・・・・・第１コア半体、１１・・・・・・第
２コア半体、Ｌ２・・・・・・作動ギャップ、１３・・
・・・・コイル、２０・・・・・・第２の磁気ヘッドチ
ップ（高密度ヘッド）、２１・・・・・・第１コア半休
、２２・・・・・・第２コア半休、２３，２４・・・・
・・コア基体、２５．２６・・・・・・軟磁性膜、２７
・・・・・・作動ギャップ、２８・・・・・・コイル、
３０・・・・・・サイドイレーズ用の磁気ヘッドチップ
、３１・・・・・・セパレータ、３２・・・・・・第１
コア５３３・・・・・・第２コア、３４・・・・・・バ
ックコア、３５・・・・・・作動ギャップ、３６・・・
・・・コイル、３７・・・・・・スライダ材。フ１ち゛どＵ）七区気へ一／ドテッフ。１２　作動ｊ（゛マシ：γ 第２図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）共に記録再生を行うべきトラック幅またはギャッ
プ長の少くとも一方が異なる２個の磁気ヘッドチップを
、該両磁気ヘッドチップが磁気記録媒体のトラック走行
方向と略一致する方向で一直線に整合するように、該両
磁気ヘッドチップ間に非磁性材よりなるセパレータを介
して一体化したことを特徴とする磁気ヘッド。
（２）請求項１記載において、前記２個の磁気ヘッドチ
ップの作動ギャップ間隔が４００μｍ以下であることを
特徴とする磁気ヘッド。
（３）請求項１記載において、前記２個の磁気ヘッドチ
ップはそのトラック幅が異なるようにされ、トラック幅
の大きい磁気ヘッドチップによつて記録される信号のサ
イドイレーズ用の磁気ヘッドチップを、トラック幅の小
さい磁気ヘッドチップと磁気的に絶縁されるように両側
面に配したことを特徴とする磁気ヘッド。