JPH05203989A - 短絡解消方法 - Google Patents

短絡解消方法

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JPH05203989A
JPH05203989A JP3286892A JP3286892A JPH05203989A JP H05203989 A JPH05203989 A JP H05203989A JP 3286892 A JP3286892 A JP 3286892A JP 3286892 A JP3286892 A JP 3286892A JP H05203989 A JPH05203989 A JP H05203989A
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JP
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wirings
short circuit
metal film
wiring
film
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JP3286892A
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Junji Shioda
純司 塩田
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Casio Computer Co Ltd
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  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
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  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】基板上に形成した複数の配線が互いに短絡した
状態となっている場合でも、この配線の短絡を解消して
短絡欠陥のない良品とする。 【構成】基板1上に成膜した金属膜10をパターニング
して複数の配線GL,CLを形成した後、これら配線G
L,CLの上にレジストマスク11を形成し、前記パタ
ーニングした金属膜10のレジストマスク11で覆われ
ていない部分をその全厚にわたって陽極酸化して、この
部分の全厚を絶縁性をもつ酸化膜10aとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は基板上に形成された複数
の配線間の短絡欠陥を解消するための短絡解消方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばアクティブマトリックス液晶表示
素子に用いられる薄膜トランジスタパネル(以下、TF
Tパネルという)は、図11および図12に示すよう
に、ガラスからなる透明基板1の上に、複数の透明画素
電極2と、これら画素電極2にそれぞれつながる複数の
薄膜トランジスタ3と、これら薄膜トランジスタ3につ
ながる複数本のゲート配線GLとデータ配線DLとを設
けた構成となっている。
【0003】上記薄膜トランジスタ3は、一般に逆スタ
ガー構造とされている。この逆スタガー構造の薄膜トラ
ンジスタ3は、基板1上に形成したゲート配線GLに形
成されたゲート電極Gと、このゲート電極Gを覆うゲー
ト絶縁膜4と、このゲート絶縁膜4の上に形成されたi
型半導体層5と、このi型半導体層5の上にn型半導体
層6を介して形成されたソース,ドレイン電極S,Dと
からなっており、前記n型半導体層6は、i型半導体層
5のチャンネル領域に対応する部分において切り離し分
離されている。なお、7はi型半導体層5のチャンネル
領域の上に形成されたブロッキング絶縁膜であり、この
ブロッキング絶縁膜7は、n型半導体層6のチャンネル
領域対応部分を切り離し分離するエッチング時にi型半
導体層5を保護するために設けられている。
【0004】上記薄膜トランジスタ3のゲート絶縁膜4
は、上記ゲート配線GLを覆って基板1のほぼ全面に形
成されており、画素電極2とデータ配線DLは、上記ゲ
ート絶縁膜(透明膜)4の上に形成されている。そし
て、画素電極2は上記薄膜トランジスタ3のソース電極
Sに接続され、データ配線DLは薄膜トランジスタ3の
ドレイン電極Dにつながっている。
【0005】また、上記基板1の上には、各画素電極2
との間にストレージキャパシタを構成するためのキャパ
シタ配線CLが設けられている。このキャパシタ配線C
Lは、上記ゲート配線GLと同じ金属膜で形成されてお
り、ストレージキャパシタは、上記キャパシタ配線CL
と画素電極2およびその間のゲート絶縁膜4とで構成さ
れている。このストレージキャパシタは、画素電極2の
選択時(薄膜トランジスタ3のON時)に画素電極2に
印加される電荷を蓄積するもので、このストレージキャ
パシタにより非選択期間中の画素電極2の電位が保持さ
れる。なお、上記キャパシタ配線CLは基準電位(接地
電位)に接続される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記TFT
パネルを製造する場合、基板1上に形成されるゲート配
線GLおよびキャパシタ配線CLは、基板1上に金属膜
を成膜し、この金属膜をフォトリソグラフィ法によりパ
ターニングして形成されている。
【0007】しかしこの場合、金属膜の上に塗布したフ
ォトレジストの露光処理に用いる露光マスクにゴミ等の
異物が付着していると、露光後現像処理されたレジスト
膜に前記異物の形状に応じた異常パターン部ができ、こ
のレジスト膜をマスクとする金属膜のパターニング時に
前記異常パターンに対応する部分の金属膜がエッチング
されずに残るため、この金属膜の残存状態によっては、
パターニングされたゲート配線GLとキャパシタ配線C
Lとが互いに短絡した状態になってしまうことがある。
【0008】図13は、ゲート配線GLとキャパシタ配
線CLとの短絡状態を示しており、ゲート配線GLとキ
ャパシタ配線CLとは、その間に残った金属膜からなる
短絡部aにおいて短絡している。
【0009】なお、このような配線の短絡は、ゲート配
線GLとキャパシタ配線CLとの間だけでなく、データ
配線DL,DL間にも発生しており、またTFTパネル
に限らず、基板上に複数の配線を形成した配線板等にお
いても発生している。
【0010】そして、従来は、上記のような短絡を発生
したTFTパネルや配線板等はこれを不良品として廃棄
処分しているが、これではTFTパネルや配線板等の製
造歩留が悪くなってしまう。
【0011】本発明の目的は、基板上に形成した複数の
配線が互いに短絡した状態となっている場合でも、この
配線の短絡を解消して短絡欠陥のない良品とすることが
できる短絡解消方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の短絡解消方法
は、基板上に成膜した金属膜をパターニングして複数の
配線を形成した後、これら配線の上にレジストマスクを
形成し、前記パターニングした金属膜の前記レジストマ
スクで覆われていない部分をその全厚にわたって陽極酸
化することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】このように、金属膜をパターニングして形成し
た各配線の上にレジストマスクを形成しておいて、前記
パターニングした金属膜のレジストマスクで覆われてい
ない部分をその全厚にわたって陽極酸化すると、配線間
に前記金属膜のパターニング時にエッチングされずに残
った金属膜からなる短絡部がある場合でも、この部分の
金属膜の全厚が絶縁性をもつ酸化膜となるため、前記短
絡部配線の短絡が解消される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図11および図1
2に示したTFTパネルを製造する場合におけるゲート
配線GLとキャパシタ配線CLとの短絡の解消を例にと
って説明する。
【0015】図1〜図3は本発明の第1の実施例を示し
ている。図1は短絡解消工程図であり、(a)は基板1
上にゲート配線GLおよびキャパシタ配線CLを形成し
た状態の斜視図、(b)は各配線GL,CLの上にレジ
ストマスク11を形成した状態の斜視図、(c)は配線
GL,CLの短絡を解消した状態の斜視図である。ま
た、図2は図1(c)の配線短絡部分の断面図である。
【0016】上記ゲート配線GLおよびキャパシタ配線
CLは、基板1上に、Al ,Al 系合金,Cr ,Mo 等
からなる配線用金属膜10を成膜し、この金属膜10を
フォトリソグラフィ法によりパターニングして形成す
る。
【0017】この場合、配線用金属膜10の上に塗布し
たフォトレジスト(図示せず)の露光処理に用いる露光
マスクにゴミ等の異物が付着していると、[発明が解決
しようとする課題]の項でも説明したように、露光後現
像処理されたレジスト膜に前記異物の形状に応じた異常
パターン部ができ、このレジスト膜をマスクとする金属
膜10のパターニング時に前記異常パターンに対応する
部分の金属膜10がエッチングされずに残るため、この
金属膜10の残存状態によっては、パターニングされた
ゲート配線GLとキャパシタ配線CLとが、この配線G
L,CL間に残った金属膜10からなる短絡部aにおい
て図1(a)に示すように短絡した状態になってしま
う。
【0018】そこで、この実施例では、次のようにして
配線GL,CLの短絡を解消している。
【0019】まず、図1(b)に示すように、上記金属
膜10をパターニングして形成した各配線GL,CLの
上に、その全長にわたって、これら配線GL,CLをそ
の両側縁部を除いて覆うレジストマスク11を形成す
る。このレジストマスク11は、配線GL,CLを形成
した基板1上にフォトレジストを塗布し、このフォトレ
ジスト膜を露光マスク(配線用金属膜10のパターニン
グに用いた露光マスクとは別のマスク)を用いて露光処
理した後、これを現像処理して形成する。
【0020】次に、上記パターニングした金属膜10の
レジストマスク11で覆われていない部分、つまり各配
線GL,CLの両側縁部と配線GL,CL間の短絡部a
とを、その全厚にわたって陽極酸化し、図1(c)およ
び図2に示すように、前記各配線GL,CLの両側縁部
と配線GL,CL間の短絡部aの全厚を、絶縁性をもつ
酸化膜10aとする。
【0021】この陽極酸化は、図4に示した陽極酸化装
置によって行なう。この陽極酸化装置は、電解液22を
満たした電解液槽21と、電解液22中に浸漬された白
金等からなる網状の陰極23と、この陰極23と上記基
板1上の各配線GL,CLとの間に電圧を印加するため
の電源(直流電源)24とからなっている。
【0022】そして、上記金属膜10の陽極酸化は、図
4に示すように、各配線GL,CLの上にレジストマス
ク11を形成した基板1を電解液22中に浸漬して、前
記金属膜10を電解液中において陰極23と対向させ、
金属膜10と前記陰極23との間に電源24から直流電
圧を印加して行なう。なお、金属膜10への電圧の印加
は、後工程で切り離される基板端縁部に各配線GL,C
Lの端部を共通接続する電圧供給ラインLaを形成して
おき、この電圧供給ラインLaにクリップ形接続部材2
5を接続して行なう。
【0023】このように、電解液22中において対向さ
せた金属膜10と陰極23との間に電圧を印加すると、
陽極である金属膜10のレジストマスク11で覆われて
いない酸化領域(各配線GL,CLの両側縁部と配線G
L,CL間の短絡部a)が、電解液中で化成反応を起し
てその表面から陽極酸化されて行く。この場合、陽極酸
化の進行深さは印加電圧によって決まるため、金属膜1
0の膜厚に応じてこの金属膜10をその全厚にわたって
酸化させるのに十分な電圧を印加すれば、金属膜10の
酸化領域をその全厚にわたって陽極酸化することができ
る。
【0024】なお、図1(c)および図2では、便宜
上、金属膜10を陽極酸化した酸化膜10aの膜厚を、
レジストマスク11で覆われている非酸化部分の膜厚と
同じ厚さとしているが、金属を酸化させると、その体積
が増加するため、実際には、前記酸化膜10aの膜厚は
非酸化部分の膜厚より厚くなる。
【0025】この後は、各配線GL,CLの上に形成し
ておいたレジストマスク11を剥離して短絡消去工程を
終了する。図3はこの状態を示しており、配線GL,C
Lの短絡は、配線GL,CL間の短絡部aの全厚を絶縁
性をもつ酸化膜10aとしたことによって解消される。
【0026】なお、上記金属膜10の陽極酸化に際して
各配線GL,CLの上にレジストマスク11を形成する
際に用いる露光マスクにゴミ等の異物が付着している
と、形成されたレジストマスク11に前記異物の形状に
応じた異常パターン部ができるが、前記レジストマスク
11の形成に用いる露光マスクは、配線用金属膜10の
パターニングに用いた露光マスクとは別のマスクである
ため、レジストマスク11の異常パターン部が配線G
L,CL間の短絡部aと同じ箇所にできることはほとん
どないから、前記短絡部aがレジストマスク11の異常
パターン部で覆われてこの短絡部aを陽極酸化できなく
なるようなことはない。
【0027】すなわち、上記実施例の短絡解消方法は、
基板1上に成膜した金属膜10をパターニングしてゲー
ト配線GLおよびキャパシタ配線CLを形成した後、こ
れら配線GL,CLの上にレジストマスク11を形成
し、前記パターニングした金属膜10の前記レジストマ
スク11で覆われていない部分をその全厚にわたって陽
極酸化するものであり、このような処理を行なうと、配
線GL,CL間に前記金属膜10のパターニング時にエ
ッチングされずに残った金属膜10からなる短絡部aが
ある場合でも、この部分の金属膜10の全厚が絶縁性を
もつ酸化膜10aとなって前記短絡部aでの配線GL,
CLの短絡が解消されるため、上記配線GL,CLを形
成した基板1を、短絡欠陥のない良品とすることができ
る。
【0028】したがって、図11および図12に示した
TFTパネルの製造において、基板1上に形成したゲー
ト配線GLとキャパシタ配線CLの短絡を上記方法で解
消すれば、ゲート配線GLとキャパシタ配線CLとの間
に短絡欠陥のないTFTパネルを製造できるから、TF
Tパネルの製造歩留を向上させることができる。
【0029】また、上記TFTパネルにおいては、その
薄膜トランジスタ3のゲート電極Gとソース,ドレイン
電極S,Dとの間の絶縁耐圧と、ゲート配線GLおよび
キャパシタ配線CLとデータ配線DLとの間の絶縁耐圧
とを十分に確保することが望ましい。
【0030】そこで、この実施例では、基板1上に形成
したゲート配線GLとキャパシタ配線CLの短絡を上記
のようにして解消した後、配線GL,CL上のレジスト
マスク11を剥離して低電圧での陽極酸化を行ない、こ
れら配線GL,CLの非酸化部分の表面にも図5および
図6のように酸化膜10bを生成させている。
【0031】このようにゲート配線GLおよびキャパシ
タ配線CLの表面にも酸化膜10bを生成させれば、ゲ
ート配線GLに形成したゲート電極Gとソース,ドレイ
ン電極S,Dとの間と、ゲート配線GLおよびキャパシ
タ配線CLとデータ配線DLとの間の絶縁層とが、前記
酸化膜10bとゲート絶縁膜4との二層膜となるため、
これらの間の絶縁耐圧を高くすることができる。
【0032】さらに、上記配線GL,CLは、この配線
での電圧降下をできるだけ小さくするため、低抵抗金属
であるAl 、またはAl にTi またはTa 等の高融点金
属を含有させたAl 系合金で形成するのが望ましいが、
上記配線GL,CLをAl で形成すると、この配線G
L,CLを形成した基板1上にSi Nからなる絶縁膜
(図12におけるゲート絶縁膜4)をプラズマCVD法
で成膜(基板温度約250〜350℃で成膜)する際に
配線GL,CLの表面が荒れてヒロックが発生し、この
ヒロックの影響により成膜された絶縁膜に欠陥が発生す
る。また、配線GL,CLを上記Al 系合金で形成すれ
ば、前記ヒロックの発生は抑制されるが、この場合は、
前記絶縁膜の成膜時に配線GL,CLのエッジ部に突起
が発生し、この突起の影響によって成膜された絶縁膜に
欠陥が発生する。
【0033】しかし、上記実施例のように、短絡解消時
に配線GL,CL間の短絡部aだけでなく配線GL,C
Lの両側縁部も陽極酸化してこの部分を酸化膜10aと
するとともに、短絡解消後に配線GL,CLの非酸化部
分の表面も陽極酸化して配線表面も酸化膜10bとすれ
ば、この酸化膜10a,10bによって上記ヒロックや
突起の発生が抑えられるから、配線GL,CLを低抵抗
のAl またはAl 系合金で形成することが可能になる。
【0034】なお、上記第1の実施例では、ゲート配線
GLとキャパシタ配線CLの両側縁部と配線GL,CL
間の短絡部aとをその全厚にわたって陽極酸化している
が、配線GL,CLの短絡は、少なくとも前記短絡部a
をその全厚にわたって陽極酸化することで解消すること
ができる。
【0035】すなわち、図7および図8は本発明の第2
の実施例を示している。この第2の実施例は、金属膜1
0をパターニングして形成したゲート配線GLとキャパ
シタ配線CLの上に、これら配線GL,CLの一側縁部
(同じ向きの側縁部)を除いて配線上面と他側面とを覆
うようにレジスト11を形成し、前記パターニングした
金属膜10のレジストマスクで覆われていない部分、つ
まり各配線GL,CLの一側縁部と配線GL,CL間の
短絡部aとをその全厚にわたって陽極酸化して、この部
分の全厚を酸化膜10aとするものである。
【0036】また、図9および図10は本発明の第3の
実施例を示している。この第3の実施例は、金属膜10
をパターニングして形成したゲート配線GLとキャパシ
タ配線CLの上に、これら配線GL,CLの上面および
両側面を覆うようにレジスト11を形成し、前記パター
ニングした金属膜10のレジストマスクで覆われていな
い部分、つまり配線GL,CL間の短絡部aをその全厚
にわたって陽極酸化して、この部分の全厚を酸化膜10
aとするものである。
【0037】上記第2および第3の実施例によって配線
GL,CLの短絡を解消した場合も、この後に前記レジ
ストマスク11を剥離して低電圧での陽極酸化を行なう
ことにより、前記配線GL,CLの非酸化金属部分の表
面にも酸化膜を生成させれば、上記TFTパネルの絶縁
耐圧を高くすることができる。
【0038】なお、上記第1〜第3の実施例はいずれ
も、図11および図12に示したTFTパネルを製造す
る場合におけるゲート配線GLとキャパシタ配線CLと
の短絡を解消する例であるが、本発明は、上記TFTパ
ネルのデータ配線DL,DL間の短絡の解消にも、また
TFTパネルに限らず、基板上に複数の配線を形成した
配線板等における配線の短絡解消にも適用できる。
【0039】また、上記実施例では、金属膜10の陽極
酸化を、電解液中において化成反応を起させる方法で行
なっているが、この金属膜10の陽極酸化は、ガス雰囲
気中で化成反応を起させるプラズマ酸化によって行なっ
てもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の短絡解消方法は、基板上に成膜
した金属膜をパターニングして複数の配線を形成した
後、これら配線の上にレジストマスクを形成し、前記パ
ターニングした金属膜の前記レジストマスクで覆われて
いない部分をその全厚にわたって陽極酸化して、この部
分の全厚を絶縁性をもつ酸化膜とするものであるから、
基板上に形成した複数の配線が互いに短絡した状態とな
っている場合でも、この配線の短絡を解消して短絡欠陥
のない良品とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す短絡解消工程図。
【図2】図1(c)の断面図。
【図3】短絡解消後にレジストマスクを剥離した状態の
斜視図。
【図4】金属膜の陽極酸化に用いる陽極酸化装置の斜視
図。
【図5】短絡解消後に配線表面を陽極酸化した状態の斜
視図。
【図6】図5の断面図。
【図7】本発明の第2の実施例を示す短絡解消状態の斜
視図。
【図8】図7の断面図。
【図9】本発明の第3の実施例を示す短絡解消状態の斜
視図。
【図10】図9の断面図。
【図11】TFTパネルの一部分の平面図。
【図12】図11の XII−XII 線に沿う拡大断面図。
【図13】上記TFTパネルにおけるゲート配線とキャ
パシタ配線との短絡状態を示す拡大平面図。
【符号の説明】
1…基板、10…金属膜、GL…ゲート配線、CL…キ
ャパシタ配線、10a…酸化膜、11…レジストマス
ク。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // H05K 3/22 A 7511−4E

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上に形成した複数の配線の短絡を解消
    する方法であって、前記基板上に成膜した金属膜をパタ
    ーニングして前記複数の配線を形成した後、これら配線
    の上にレジストマスクを形成し、前記パターニングした
    金属膜の前記レジストマスクで覆われていない部分をそ
    の全厚にわたって陽極酸化することを特徴とする短絡解
    消方法。
JP3286892A 1992-01-24 1992-01-24 短絡解消方法 Pending JPH05203989A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6157430A (en) * 1997-03-24 2000-12-05 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Active matrix liquid crystal device including brush-clearable multiple layer electrodes and a method of manufacturing the same
JP2005166726A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Sii Nanotechnology Inc 集積回路の配線変更方法

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