JPH05203065A - 空圧用制御弁装置 - Google Patents
空圧用制御弁装置Info
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- JPH05203065A JPH05203065A JP1274492A JP1274492A JPH05203065A JP H05203065 A JPH05203065 A JP H05203065A JP 1274492 A JP1274492 A JP 1274492A JP 1274492 A JP1274492 A JP 1274492A JP H05203065 A JPH05203065 A JP H05203065A
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Abstract
いようにした空圧制御弁装置を提供することを目的とす
る。 【構成】圧縮空気源に接続される入口7、空気圧作動器
に接続される出口4及び大気に連通する排気口5を形成
した本体2と、前記入口7及び出口4に連絡して前記本
体2に形成されるシリンダ孔3と、このシリンダ孔3に
挿入され一端側に操作入力を受けるとともに他端側に前
記出口4に連絡される圧力室Aを区画して移動可能なピ
ストン12と、このピストン12の移動に応じて開閉可
能に設けられ前記入口7と前記圧力室Aとの間の連通・
遮断を行なう給気弁34及び前記圧力室Aと前記排気口
5との間の連通・遮断を行なう排気弁35とを備えた空
圧用制御弁装置において、微小な流路面積をもって前記
圧力室を常時大気に連通させる通路25を設けてなるこ
とを特徴とする。
Description
ムにおいて人的操作に応じ送出される圧力を制御するた
めに用いられる、例えばブレ−キバルブ,アクセルバル
ブといった空圧用制御弁装置に関する。
開平3−36141号公報に示されたものがある。これ
は、圧縮空気源に接続される入口、空気圧作動器に接続
される出口及び大気に連通する排気口を形成した本体
と、前記入口及び出口に連絡して前記本体に形成される
シリンダ孔と、このシリンダ孔に挿入され一端側に操作
入力を受けるとともに他端側に前記出口に連絡される圧
力室を区画して移動可能なピストン、このピストンの移
動に応じて開閉可能に設けられ前記入口と前記圧力室と
の間の連通・遮断を行なう給気弁及び前記圧力室と前記
排気口との間の連通・遮断を行なう排気弁とを備えたも
のである。
されたものがある。これは、圧縮空気源に接続される入
口、空気圧作動器に接続される出口及び大気に連通する
排気口を形成した本体と、前記入口及び出口に連絡して
前記本体に形成されるシリンダ孔と、このシリンダ孔に
挿入され一端側に操作入力を受けるとともに他端側に前
記出口に連絡される圧力室を区画して移動可能なピスト
ン、このピストンの移動に応じて開閉可能に設けられ前
記入口と前記圧力室との間の連通・遮断を行う給気弁及
び前記圧力室と前記排気口との間の連通・遮断を行なう
排気弁とを備え、前記排気弁が、互いに着離座可能な金
属製シ−ト部とゴム製シ−ル部とを有しているものであ
る。
用制御弁装置では、ピストンに作用する操作入力と圧力
室に導入された圧力よる作用力とが釣り合い、排気弁及
び供給弁がともに閉弁した状態から、操作入力を弱め
て、排気弁を開弁させて空圧作動器に供給された圧縮空
気を大気に排出させる際、ピストンの本体に対する摺動
抵抗やシ−ル部の撓み変形(排気弁のシ−ル部をゴム製
とした場合、閉弁時にピストン,金属製シ−ト部を介し
て作用する操作力により、シ−ト部がシ−ル部を凹ませ
るような変形)等により、排気弁が開弁するまでのピス
トンの戻りストロ−クが規定量以上に大きくなってしま
い、操作解除に対して排気遅れが生じるという問題があ
る。
たもので、操作解除に対する排気遅れが生じないように
した空圧制御弁装置を提供することを目的とする。
に、本発明は、圧縮空気源に接続される入口、空気圧作
動器に接続される出口及び大気に連通する排気口を形成
した本体と、前記入口及び出口に連絡して前記本体に形
成されるシリンダ孔と、このシリンダ孔に挿入され一端
側に操作入力を受けるとともに他端側に前記出口に連絡
される圧力室を区画して移動可能なピストンと、このピ
ストンの移動に応じて開閉可能に設けられ前記入口と前
記圧力室との間の連通・遮断を行なう給気弁及び前記圧
力室と前記排気口との間の連通・遮断を行なう排気弁と
を備えた空圧用制御弁装置において、微小な流路面積を
もって前記圧力室を常時大気に連通させる通路を設けて
なることを特徴とする。
金属製シ−ト部とゴム製シ−ル部とを有している空圧用
制御弁装置において、前記シ−ト部には、前記ピストン
から受ける作用力の減少に伴う前記シ−ル部の撓み量の
減少に応じて、微小な流路面積をもって前記圧力室を前
記排気口に連通させる溝を形成してなることを特徴とす
る。
トンで区画される圧力室を通常時大気に連通する微小な
流路面積を有する通路が設けてあるので、給気弁および
排気弁の開閉操作に関係なく、常に、出口側から微少量
の圧縮空気が大気中に排出されることになる。
トンから受ける作用力の減少に伴う排気弁のシ−ル部の
撓み量の減少に応じて、微小な流路面積をもって圧力室
を排気口に連通させる溝が設けてあるので、操作力の減
少に応じ、排気弁のシ−ト部がシ−ル部から完全に離れ
る前に出口側の圧縮空気が溝を介して排気口側に流れて
大気中への排出が開始される。
アクセルバルブ1のバルブ本体であって、上下に貫通す
るシリンダ孔3を有し、周面下方部分には出口4、周面
上方部分には排気口5がそれぞれ開口している。シリン
ダ孔3は、上方から順に大径孔部3A、中径孔部3B、
小径孔部3C、弁孔部3Dが連続しており、この下方開
口には蓋部材6が取付けられている。蓋部材6は弁孔部
3Dに開口する入口7とこの入口7の上端部にテ−パ形
状の下方弁座8を備え、図示しない配管を介して圧縮空
気源に接続されている。出口4は弁孔部3Dに開口し、
図示しない配管を介してエンジン等のスロットルを開閉
するための空圧作動器に接続されている。排気口5は2
つの通孔9を通して大径孔部3Aに連通しており、チェ
ックバルブ装置10がボルト11で装着収納されてい
る。
部3B及び小径孔部3Cに延在してピストン12が摺動
可能に収納されている。ピストン12は軸部13、小径
部14、大径部15および中径部16の順に一体形成さ
れており、この軸部13の先端部には、摺動自在にばね
受け部材17が外嵌されている。このばね受け部材17
は、ピストン12の大径部15との間に介装された予負
荷を与えられた反力用ばね18により上方へ付勢されて
いるとともに、ボルト・ワッシャ19で上方から押さえ
られている。反力用ばね18の内側には、ピストン12
の小径部14に支持された副反力用ばね20が配設され
ている。ピストン12の大径部15は、シリンダ孔3の
中径孔部3B内周面にシ−ルリング21Aを介在させて
摺動自在に嵌合されており、該中径孔部3Bの底との間
に縦孔22により出口4に連通される圧力室Aを画成
し、この下方にある中径部16はシリンダ孔3の小径孔
部3C内周面にシ−ルリング21Bを介在させて摺動自
在に嵌入している。ピストン12には、中径部16下端
から上方に向かうシリンダ孔3の大径孔部3Aと弁孔部
3Dとを連通する逆L字形の通路23を有し、この通路
23の下端部は円錐形状の上方弁座24が形成され、ま
た、ピストン12には、出口4側の圧力室Aと通路23
とを常時連通するφ0.5mm以下の極小貫通路25が形
成されている。
装置26が収納されている。給排気弁装置26は、ゴム
製の上方球弁部27、この上方球弁部27をピストン1
2の中径部16下端に設けられた筒状部材28の孔28
a内に載置させる弁受け部材29、この弁受け部材29
と蓋部材6との間に張設される弁ばね30、該筒状部材
28と蓋部材6との間に張設される弁ばね31、該上方
球弁部27から下方に一体に伸びる弁ロッド32、この
弁ロッド32の下方先端部に装着されたゴム製の下方球
弁部33を有し、上方球弁部27は上方弁座24ととも
に出口4と排気口5との連通・遮断を行なう排気弁34
を構成し、下方球弁部33は下方弁座8とともに入口7
と出口4との連通・遮断を行なう給気弁35を構成して
いる。尚、弁ロッド32は蓋部材6上端部と弁孔部3D
を連通する小孔36に対して摺動自在の内嵌されてい
る。
ンダ孔3と同心の孔37aを有するマウティングプレ−
ト37がボルト38により取付られている。マウティン
グプレ−ト37の孔37aにはブッシュ39を介してカ
ップ形状のプランジャ40が摺動自在に嵌合されてお
り、ばね受け部材17上面に載置されボルト・ワッシャ
19を覆っている。プランジャ40の上端面には、マウ
ティングプレ−ト37の突起部41のピン42を介して
回動可能に支持されたアクセルペダル43がロ−ラ44
を介して係合している。
ルペダル43を踏み込むと、プランジャ40、ばね受け
部材17、反力用ばね18を介して、アクセルペダル4
3の踏み込み量が大きい時には更に副反力用ばね20を
介して伝達される入力により、ピストン12が下降し、
ピストン12の上方弁座24に上方球弁部27が着座す
るとともに、上記入力により上方球弁部27が撓みなが
ら(上方弁座24が上方球弁部27を押しつけ変形させ
ながら)弁ロッド32が押し下げられて、下方球弁部3
3が下方弁座8から離座する。これにより、排気弁34
が閉弁するとともに給気弁35が開弁し、入口7を排気
口5に対して遮断して、入口7から弁孔部3Dを通して
出口4に圧縮空気が供給され、該出口4から図示しない
配管を通して空圧作動器側に圧縮空気が送出される。こ
のとき、圧縮空気の一部は縦孔22を通って圧力室Aに
流入し、ピストン12の大径部15をばね18と20の
ばね力に抗して押し上げるとともに、圧力室Aからは、
微小貫通路25を通して、常に、微少量の圧縮空気が通
路23に流出する。
トン12は圧力室Aに導入される圧力に応じた作用力と
ブレ−キベダル43の操作入力とが釣り合い、排気弁3
4と給気弁35をともに閉じるように上方側に移動する
が、一方、微小貫通路25からは、常に、微少量の圧縮
空気が排気口5から大気に流出しているので、給気弁3
5は開閉を繰返しながら、出口4内の圧力を安定な状態
に移行させる。
と、ばね30と31のばね力により、ピストン12が上
昇し、ピストン12の上方弁座24が上方球弁部27か
ら該上方球弁部27の上記撓みを解除しつつ離座すると
ともに、弁ロッド32が上昇し、球弁部33が下方弁座
8に当接する。これにより、給気弁35が閉弁し、出口
4内および圧力室A内の圧縮空気を排気口5から大気中
に排出する。
び排気弁34の開閉に無関係に圧力室Aと通路23とを
連通する極小貫通路25を設けて、常に、圧縮空気を排
気口5側に微少量排気している状態となっているので、
アクセルペダル43の操作入力を弱めて、排気弁34を
開弁させて空圧作動器に供給された圧縮空気を大気に排
出させる際、ピストン12のシ−ルリング21A、21
Bのバルブ本体2に対する摺動抵抗や上方弁座24に対
するゴム製の上方球弁部27の撓みが生じても、ピスト
ン12の上方弁座24が上方球弁部27から離座させる
ようになるまでに微小貫通路25によりすでに排気が開
始しているので、排気開始までに要するピストン12の
戻りストロ−クはほとんど0となり、アクセルペダル4
3の操作解除に対しての排気遅れを生じることはない。
は圧力室Aと通路23に連通するようにピストン12に
設けてあるが、これに限定されるものではなく圧力室A
と大気中とを直接連通するようにシリンダ本体2に設け
たものであってもよい。
6はブレ−キバルブ45のブレ−キバルブ本体であっ
て、上本体47と下本体48とを上下に嵌合連結して形
成されており、上下に貫通するシリンダ孔49と、この
シリンダ孔49に連通してブレ−キバルブ本体46の周
面に開口する入口50、51および出口52、53を有
し、シリンダ孔49の下端部は排気口54が形成されて
いる。シリンダ孔49は、上方から順に第1の大径孔部
49A、第1の小径孔部49B、第2の大径孔部49C
および第2の小径孔部49Dが連続している。入口5
0、51は図示しない配管を通して圧縮空気源に接続さ
れ、出口52、53は図示しない配管を通して車輪にブ
レ−キを作用させる空圧作動器に直接あるいはリレ−バ
ルブ等を介して接続されている。
は、金属製のメインピストン55が摺動可能に収納され
ている。このメインピストン55はシ−ルリング56A
を介してシリンダ孔49の内周面に摺接する皿状の大径
部57を有し、この大径部57によりシリンダ孔49内
に圧力室Aを画成し、該圧力室Aに介装された戻しばね
58により上方に付勢されている。この圧力室Aは出口
52寄りに設けられた縦孔59を通して出口52に通じ
ている。メインピストン55は上方に伸びる軸状部60
とこの軸状部60と同心で下方に伸びる中空軸部61と
を一体に設けられ、この中空軸部61下端の周部には半
径外方に突出し金属製シ−ト部となる上方排気弁座62
が形成されている。入口側50の上方排気弁座62先端
部には、図3の如く圧力室Aとメインピストン55の中
空軸部61内とを連通する所定溝深さPの排気溝63が
設けてある。
にはリレ−ピストン65が摺動可能に収納されている。
このリレ−ピストン65はシ−ルリング56Bを介して
第2の大径孔部49Cの内周面に摺動する皿状の大径部
66を有し、この大径部66により該大径孔部49C
を、縦孔67を通して出口53と連通する圧力室Bと通
孔68を通して縦孔59の底と連通する中継室Cとに画
成しており、該中継室Cの上下底間に介装されたばね6
9により下向きの押力を受けている。リレ−ピストン6
5は筒状部70を有し、該筒状部70の出口52に対向
する上方に伸びる部分には、シリンダ孔49の第1の大
径孔部49Aと49Cとの間に設けられた第1の小径孔
部49Bに連通するスリット71を有し、該小径孔部4
9Bを貫通して第1の大径孔部内49Aに伸び、上方先
端部がメインピストン55の中空軸部61内に摺動可能
に嵌入されている。筒状部70内には下方から連結ボル
ト72が筒状の連結部材73を貫通して挿入されてお
り、また、この連絡ボルト72はメインピストン55の
軸状部60に形成された貫通孔60aに嵌合されて上方
へ伸びており、その端部は軸状部60から突出しており
ナット73によりストッパ板74を介してメインピスト
ンの軸状部60上端に取付けられている。リレ−ピスト
ン65は、筒状部70の頂壁に形成された中心孔70a
に連絡部材73の大径部が摺動自在に挿通し、この大径
部と小径部との間の段部にばね受けリング75を当接さ
せ、このばね受けリング75と連絡ボルト72の頭部と
の間にばね76A、76Bを介装させて上方に付勢され
ている。77はばね受け板部材であって、周壁を持つコ
ップ状をなし、メインピストン55の軸状部60が貫通
する筒部が形成され、この筒部をメインピスト55の軸
状部60に摺動自在に外嵌し、メインピストン55との
間に介装された予負荷を与えられた反力用ばね78とこ
の反力用ばね78内側に設けられた副反力用ばね79に
より上方へ付勢されるとともに、ストッパ板74を介し
てナット73により上方から押さえられている。
上方弁装置の上方弁部材80がリレ−ピストン65の筒
状部70に摺動可能に外嵌して配設されている。上方弁
部材80は、この上端周部に外方に伸びるフランジ部8
0Aと該フランジ部80Aの全面に亘り上方弁部材80
に外嵌された座金81で支持されたゴム製シ−ル部82
が形成されており、ストッパ83により小径孔部49B
の内壁下方に支持されたばね受け部材84に摺動自在に
嵌合するとともに、このばね受け部材84と該フランジ
部80Aとの間にばね85を介装して上方に付勢され
て、小径孔部49Bの開口部に形成された上方給気弁座
86に上方弁部材80のゴム製シ−ル部82が着座して
いる。この状態で、上方弁部材80はメインピストン5
5下端に形成されている上方排気弁座62に着座可能に
対向している。上方弁部材80と上方排気弁座62とは
出口51と排気口54との間に位置して通常時開の上方
排気弁87を構成し、上方弁部材80と上方給気弁座8
6とは出口52と入口50との間に位置して通常時閉の
上方給気弁88を構成している。89は上方弁部材80
に設けられたストッパである。
成された小径孔部49Dには下方弁装置の筒状をなす下
方弁部材90が収納されている。この小径孔部49Dの
下開口部には蓋材91が嵌合されるとともに、下端面に
はチェックバルブ装置92が蓋材91を抜止めして取着
されている。この下方弁部材90は蓋材91とこの蓋材
91により支持されたばね受け部材93に摺動自在に嵌
合し、このばね受け部材93と下方弁部材90との間に
ばね94を介装して上方に付勢されて下方給気弁座95
に着座しており、この状態でリレ−ピストン65の筒状
部70の下端に形成した下方排気弁座96に着座可能に
対向している。下方弁部材90と下方排気弁座96とは
出口53と排気口54との間に位置して通常開の下方排
気弁97を構成し、下方弁部材90と下方給気弁座95
とは出口53と入口51間に位置して通常閉の下方給気
弁98を構成している。99は下方弁部材90の蓋材9
1から突出する部分に取着されたストッパである。
と同心の孔100Aと凹部100Bを有するマウティン
グプレ−ト101がボルト102により取付られてい
る。マウティングプレ−ト101の孔100Aにはブッ
シュ103を介してカップ形状のプランジャ104が摺
動自在に嵌合されており、プランジャ104の開口端側
が凹部100B内にあるばね受け部材77上面に載置さ
れ、ナット73、ストッパ板74を覆っている。プラン
ジャ104の上端面には、マウティングプレ−ト101
の突起部105のピン106を介して回動可能に支持さ
れたブレ−キペダル107がロ−ラ108と伝達板部材
109を介して係合している。
キペダル107を踏み込むと、プランジャ104、ばね
受け部材77、ばね78、79を介して伝達される入力
により、メインピストン55が戻しばね58のばね力に
抗して下降し、上方排気弁座62が上方弁部材80のゴ
ム製シ−ル部82上面に着座して、当該ゴム製シ−ル部
82に撓みを生じさせつつ該上方弁部材80を押し下
げ、これにより、上方排気弁87が閉弁するとともに上
方弁部材80が上方給気弁座86から離座して上方給気
弁88が開弁し、出口52を排気口54に対して遮断し
て、入口50から圧力室A、縦孔59を通して出口52
に圧縮空気が供給され、該出口52から図示しない配管
を通して空圧作動器に圧縮空気が送出される。
れた圧縮空気の一部は通孔68を通して中継室Cに流入
するので、この圧縮空気の圧力とばね69の作用を受け
てリレ−ピストン65が下降し、下方排気弁座96が下
方弁部材90上面に着座して該下方弁部材90を押し下
げ、これにより、下方排気弁97が閉弁するとともに下
方弁部材90が下方給気弁座95から離座して下方給気
弁98が開弁し、出口53を排気口54に対して遮断し
て、入口51から圧力室B、縦孔67を通して出口53
に圧縮空気が供給され、該出口53から図示しない配管
を通して空圧作動器に圧縮空気が送出される。
ってメインピストン55及びリレ−ピストン65は圧力
室Aおよび中継室Cに導入される圧力に応じた作用力と
ブレ−キベダル43の操作入力とが釣り合う位置に移動
し、上方排気弁87、上方給気弁88、下方排気弁9
7、下方給気弁98の全てが閉弁状態となり、出口52
と53内の圧力が安定する。このとき、メインピストン
55の上方移動により上方弁部材80のゴム製シ−ル部
82の撓みも幾分和らげられ撓み量約2P(メインピス
ト55の上方排気弁座62に設けられた排気溝63の溝
深さPの約2倍)の状態となる。
と、ばね58のばね力と出口52の出口圧により、メイ
ンピストン55が上方に移動する。このとき、メインピ
ストン55の上方排気弁座62は上方弁部材80のゴム
製シ−ル部82の撓みを除々に解除しつつ上方に移動
し、上方弁部材80のゴム製シ−ル部82の撓みが上記
撓み量約2Pの半分以下になると、上方排気弁座62の
排気溝63から圧力室Aの圧縮空気が排気口54に流出
し始め、次いで、上方排気弁62が上方弁部材80から
離れて上方排気弁87が完全に開弁する。また、上記動
作と同時に、下方排気弁97が開弁する。これにより、
圧力室A、Bと入口50、51間が遮断されるとともに
圧力室A、Bと排気口54とが連通し上記空圧作動器に
供給されていた圧縮空気は圧力室A、Bを通して排気口
54から大気に開放される。
ピストン55に作用する操作入力と圧力室Aの圧力によ
る作用力とが釣り合う状態から、操作力を解除し、メイ
ンピストン55が上方に移動する過程で、上方弁部材8
0のゴム製シ−ル部82の全撓み量2Pの半分のところ
で、即ち、メインピストン55の上方排気弁座62が完
全に上方弁部材80から離座する前に排気溝63が排気
口54と圧力室Aとを連通させる構造となっているの
で、メインピストン55のシ−ルリング56Aおよびリ
レ−ピストン65のシ−ルリング56Bのバルブ本体4
6に対する摺動抵抗や上方排気弁座62による上方弁部
材80のゴム製シ−ル部82の撓みが生じてメインピス
トン55の戻りストロ−クが規定量以上になったとして
も、メインピストン55の上方排気弁座62が上方弁部
材80のゴム製シ−ル部82から完全に離座する前に排
気が開始されるので、従来と比して、排気開始に要する
メインピストン12の戻りストロ−クは極めて小さくな
り、ブレ−キペダル107の操作解除に対しての排気遅
れを減少させることができる。
を用いて圧縮空気を空圧作動器に送る空圧用制御弁装置
において、ゴム製の上方球弁部27が当接する上方弁座
24に弁孔部3Dと通路23とを連通する実施例2に示
す如く排気溝を設けたものであってもよく、この場合、
実施例2と同様な効果を得ることができる。
気弁88を用いて圧縮空気を空圧作動器に送る空圧用制
御弁装置において、圧力室Aと排気口54(大気中)と
を連通する実施例1で示す如くの微小貫通路を設けたも
のであってもよく、この場合、実施例1と同様な効果を
得ることができる。
御弁装置によれば、ピストンで区画される圧力室を通常
時大気に連通する微小の通路、又は排気弁のシ−ト部に
ピストンから受ける作用力の減少に伴うシ−ル部の撓み
量の減少に応じて圧力室と排気口とを連通させる溝を設
けているので、操作入力を弱めて、空圧作動器に供給さ
れた圧縮空気を大気に排出させる際、排気弁が完全に開
弁する以前に圧力室と大気中が連通する。従って、ピス
トンの本体に対する摺動抵抗やシ−ル部の撓み変形等が
生じてもピストンの排気を開始させるストロ−クが規定
量以上に大きくならず操作解除に対する排気遅れが生じ
ることを確実に防止することができる。
断面概略構成図を示すものである。
断面概略構成図を示すものである。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】圧縮空気源に接続される入口、空気圧作動
器に接続される出口及び大気に連通する排気口を形成し
た本体と、前記入口及び出口に連絡して前記本体に形成
されるシリンダ孔と、このシリンダ孔に挿入され一端側
に操作入力を受けるとともに他端側に前記出口に連絡さ
れる圧力室を区画して移動可能なピストンと、このピス
トンの移動に応じて開閉可能に設けられ前記入口と前記
圧力室との間の連通・遮断を行なう給気弁及び前記圧力
室と前記排気口との間の連通・遮断を行なう排気弁とを
備えた空圧用制御弁装置において、微小な流路面積をも
って前記圧力室を常時大気に連通させる通路を設けてな
る空圧用制御弁装置。 - 【請求項2】圧縮空気源に接続される入口、空気圧作動
器に接続される出口及び大気に連通する排気口を形成し
た本体と、前記入口及び出口に連絡して前記本体に形成
されるシリンダ孔と、このシリンダ孔に挿入され一端側
に操作入力を受けるとともに他端側に前記出口に連絡さ
れる圧力室を区画して移動可能なピストンと、このピス
トンの移動に応じて開閉可能に設けられ前記入口と前記
圧力室との間の連通・遮断を行なう給気弁及び前記圧力
室と前記排気口との間の連通・遮断を行なう排気弁とを
備え、前記排気弁が、互いに着離座可能な金属製シ−ト
部とゴム製シ−ル部とを有している空圧用制御弁装置に
おいて、前記シ−ト部には、前記ピストンから受ける作
用力の減少に伴う前記シ−ル部の撓み量の減少に応じ
て、微小な流路面積をもって前記圧力室を前記排気口に
連通させる溝を形成してなる空圧用制御弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4012744A JP2615298B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 空圧用制御弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4012744A JP2615298B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 空圧用制御弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05203065A true JPH05203065A (ja) | 1993-08-10 |
JP2615298B2 JP2615298B2 (ja) | 1997-05-28 |
Family
ID=11813932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4012744A Expired - Fee Related JP2615298B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 空圧用制御弁装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2615298B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103407440A (zh) * | 2013-08-22 | 2013-11-27 | 瑞立集团瑞安汽车零部件有限公司 | 杠杆阀 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5452334A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-24 | Mitsubishi Electric Corp | Valve apparatus with slit |
JPS5997194A (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-04 | ヤマハ株式会社 | ピアノ自動演奏装置におけるソレノイド駆動方法 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP4012744A patent/JP2615298B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5452334A (en) * | 1977-09-30 | 1979-04-24 | Mitsubishi Electric Corp | Valve apparatus with slit |
JPS5997194A (ja) * | 1982-11-26 | 1984-06-04 | ヤマハ株式会社 | ピアノ自動演奏装置におけるソレノイド駆動方法 |
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---|---|---|---|---|
CN103407440A (zh) * | 2013-08-22 | 2013-11-27 | 瑞立集团瑞安汽车零部件有限公司 | 杠杆阀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2615298B2 (ja) | 1997-05-28 |
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