JPH05201588A - 媒体幅寄せ機構 - Google Patents

媒体幅寄せ機構

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JPH05201588A
JPH05201588A JP1248492A JP1248492A JPH05201588A JP H05201588 A JPH05201588 A JP H05201588A JP 1248492 A JP1248492 A JP 1248492A JP 1248492 A JP1248492 A JP 1248492A JP H05201588 A JPH05201588 A JP H05201588A
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Satoru Tsuri
悟 釣
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 反りのある媒体をガイドによって矯正しなが
ら羽根車によって斜行修正する媒体幅寄せ機構に関し、
反りのある媒体でも斜行修正のための幅寄せを円滑に行
うことができる媒体幅寄せ機構を提供することを目的と
する。 【構成】 搬送路6の所定位置で媒体5を検出する媒体
検出手段19と、媒体検出時に斜行有無を検出する斜行検
出手段21と、少なくとも上下一対の送りローラ20と、斜
行有り検出時に下側送りローラ20を退避させる退避手段
8と、媒体検出手段19の手前上方に昇降可能に設けた高
摩擦係数の可撓性材料で成る羽根車9と、羽根車9の少
なくとも片側に羽根車9の軸10に同軸に固定或いは回転
自在に設けられた所定径のガイド板17と、斜行有り検出
時に羽根車9及びガイド板17を少なくとも羽根車9が媒
体5に接する迄降下させる昇降手段14と、降下した羽根
車9を斜行なし検出まで回転駆動させる駆動制御手段22
とを備えた構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関で使用される
記帳機等の媒体搬送における幅寄せ機構に係り、特に媒
体の種類に応じて異なる移送力が設定される少なくとも
一対の羽根車によって幅寄せすることができる媒体幅寄
せ機構に関するものである。
【0002】近来、金融機関で使用されている自動預金
支払兼用機 (Automatic Teller Ma-cine:以下ATMと
いう)や記帳機等に組み込まれた通帳プリンタによって
取引データの記帳が行われており、通帳の他に取引の種
類によって異なるサイズの伝票に取引データの記入が行
われている。
【0003】このような印字媒体を記帳機の媒体挿入口
に挿入する時にガイド面に沿って挿入しても、斜行して
しまうことが多く、幅寄せ機構によって斜行を修正して
いるが、媒体に上方に凹の反りがある場合には、反った
媒体の端部が送りローラに接触して摩擦によって幅寄せ
が円滑に行われず、また伝票のように腰が弱い媒体で反
りがある場合には、反った媒体の端部が羽根車に接触し
て不要な移送力の増大により突当て面に強く押し付けら
れてジャムを発生するので、反りを矯正して幅寄せが正
常に行われる方法が望まれている。
【0004】
【従来の技術】図6〜図9により従来方法を説明する。
全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
【0005】図6に本発明が適用される記帳機を示して
おり、図に示すように、記帳機は通帳5a、或いは伝票50
が挿入される挿入口1を備えた装置本体2と、顧客の口
座番号、及び取引内容等を操作入力するキーボード (以
下KBという)3と、操作処理内容等が表示されるディス
プレイ (以下CRTという)4とで構成されている。
【0006】装置本体2は図示省略したコンピュータセ
ンタにオンライン接続されている。また通常、通帳5aは
伝票50より挿入幅が狭く、挿入口1の幅は、最大幅の伝
票の幅に設定されているので、通帳5a及び幅の狭い伝票
50は搬送路6aの一方の側壁60aを基準面として幅寄せし
て搬送される。
【0007】従ってテラーが通帳5a或いは伝票50 (以下
通帳で説明する) を挿入口1より挿入して、KB3より
取引データを入力するとCRT4に表示されるので、こ
れを確認して確認釦を押すと、コンピュータセンタとの
交信が行われて、通帳5aに取引データが印字されて排出
される。
【0008】ここにおいて通帳5aの装置内への吸入方法
を詳しく説明すると、図7に示すように、まず挿入口1
から通帳5aを矢印A方向に挿入すると、センサSによっ
て通帳5aが検出されて、プランジャーマグネット(以下
PMという)8aの励磁により図示していないレバー機構
が作動して押えローラR3,R4 がクローズ状態になってモ
ータM1の駆動により送りローラR1,R2 が回転して通帳5a
は図中破線で示す幅寄せ位置へ送られる。
【0009】この時、図8(a) に示すように、通帳5aが
搬送路6aの左側の側壁60aにガイドされて斜行がない状
態であれば、センサS2,S3 が何れも通帳5aを検出し、更
に通帳5aの先端がセンサS1に検出されるので、通帳5aは
幅寄せ動作を必要とせずそのままプリンタ部7へ送られ
る。
【0010】もし、図8(b) に示すように、センサS1の
検出だけ(或いはセンサS3,S1 だけか、センサS2,S1 だ
け) であると、通帳5aは斜行修正の必要があり、次に説
明する方法で幅寄せが行われる。
【0011】幅寄せ機構については、本出願人により、
実願昭62−044755号「紙葉類の幅寄せ機構」及
び特願平03−168579号「媒体幅寄せ機構」に出
願されているが、以下概要を図9を参照して説明する。
【0012】図9(a) 及び(b) の平面図及び正面図に示
すように、可撓性を有し摩擦係数の高い材料, 例えばウ
レタンゴムで形成された複数の羽根車9a〜9cが、通帳5a
の搬送方向と直交する方向に回転するように設けられ、
羽根車9a及び羽根車9b,9cの軸10a,10b は保持部材11に
回転自在に支持されている。
【0013】羽根車9aの羽根90aの長さは羽根車9b,9c
の羽根90b,90c の長さより大きく設定(即ち、羽根車9a
の直径は羽根車9b,9c の直径より大きい) されている。
保持部材11は断面が下向きのコ字形で内部に後述する駆
動機構の一部が設けられ、保持部材11の図において右端
に回動軸12が固定され、回動軸12は図示省略した装置フ
レームに回動自在に支持されている。
【0014】回動軸12にレバー13の一端が固定され、他
端はPM14a及び復旧ばね15に連結されており、PM14
aの励磁/励磁解除によって保持部材11は矢印C、D方
向に揺動する。
【0015】保持部材11は常態では図中2点鎖線で示す
位置,即ち、矢印D方向に回動した位置にあり、羽根車
9a〜9cは羽根の先端が搬送路6aから退避している。また
矢印C方向に回動した時は、保持部材11は図示省略した
ストッパによって水平位置で停止し、この時、羽根車9a
〜9cは搬送路6aの上板61に設けられた孔16a〜16cから
搬送路6a内に進入して、羽根90aの先端が搬送路6aの下
板62の上面に接触して僅か曲がり、羽根90b,90c は下板
62の上面から僅か離れる程度の長さに設定されている。
【0016】また図10(a) に示すように、回動軸12に滑
合するプーリP1、軸10bにプーリP2,P3 、軸10aにプー
リP4が夫々設けられ、プーリP1はベルトB1を介してモー
タM2に連結され、プーリP1とプーリP2、プーリP3とプー
リP4が夫々ベルトB2,B3 で連結されている。従ってモー
タM2の回転により羽根車9a〜9cが回転する。
【0017】なお送りローラR1,R2 は図面を簡単にする
ために図示省略している。このような構成を有してお
り、通帳5aの斜行修正を行う時は、PM8aの励磁を解除
してローラR3,R4 をオープンにし、同時にモータM2の駆
動により羽根車9a〜9cを矢印E方向に回転させると共
に、PM14aを励磁して羽根車9a〜9cを搬送路6aに進入
させて通帳5aに接触させると、回転する羽根車9a〜9cの
撓みと摩擦によって通帳5aが移動して、搬送路6aの側壁
60aに幅寄せされる。
【0018】センサS2,S3 によって幅寄せが検出される
と、モータM2が停止してPM14aの励磁を解除して、羽
根車9a〜9cが常態位置に退避し、次いでPM8aを励磁し
て押えローラR3,R4 がクローズし、送りローラR1,R2 の
駆動により通帳5aはプリンタ部7へ送られる。プリンタ
部7で取引データが印刷された通帳5aは矢印B方向へ搬
送されて挿入口1から送出される。
【0019】また伝票50のような単票の場合の斜行修正
では、図10(b) に示すように、伝票50の厚さが通帳5aに
比べて薄いので、羽根車9b,9c は伝票50に接触せず、羽
根車9aだけによって側壁60aに幅寄せされる。
【0020】即ち、伝票50のように薄く腰の弱い媒体で
は、幅寄せの移送力が大きいと側壁60aに伝票50の端部
が押し付けられて座屈によりジャムが発生するので、こ
れを防止するために羽根車9aの移送力だけで幅寄せして
いる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上記従来方法によれ
ば、通帳5aに上方に凹の変形、即ち、反りがある時に
は、羽根車9bと羽根車9cが間隔をおいて配置されている
ので、その位置付近の反りは矯正されるが、離れた位
置、例えば羽根車9aの位置では矯正されず、図11に示す
ように、通帳5aの端部が送りローラR1,R2 に接触して摩
擦による負荷が大きくなって、羽根車9a〜9cの回転によ
る円滑な幅寄せができない。
【0022】また伝票50のような単票媒体に反りがある
場合には、本来接触しない筈の羽根車9b,9c に伝票50が
接触してしまい、羽根車9aの幅寄せの移送力に羽根車9
b,9cの不要な移送力が加わって、側壁60aに強く押され
て座屈によりジャムが発生することがある。という問題
点がある。
【0023】本発明は、反りのある媒体でも斜行修正の
ための幅寄せを円滑に行うことができる幅寄せ機構を提
供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】第1図は本発明の原理構
成図で、(a) は平面図、(b) は正面図である。図におい
て、5は媒体、6 は搬送路、10は軸、60は側壁、19は搬
送路6を搬送された媒体5が搬送路6上の所定位置にき
たことを検出する媒体検出手段、21は媒体検出手段19に
よって媒体5が検出された時に、媒体5の斜行の有無を
検出する斜行検出手段、20は媒体検出手段19の手前の所
定位置に、媒体5の搬送方向に対して直角方向に設けら
れ、上下から搬送路6内に突出し、媒体5を挟持して搬
送する少なくとも一対の送りローラ、8は斜行検出手段
21が斜行有りを検出した時に、少なくとも下側の送りロ
ーラ20を搬送路6から退避させる退避手段、9は媒体検
出手段19より媒体5の長さのほぼ半分手前の、搬送路6
の上方に昇降可能に設けられ、可撓性を有し、且つ摩擦
係数の高い材料で形成された少なくとも一対の羽根車、
17は羽根車9と同軸に羽根車9の少なくとも片側に固定
或いは回転自在に設けられ、所定径に形成されたガイド
板、14は斜行検出手段21が斜行有りを検出した時に、羽
根車9及びガイド板17を搬送路6内に進入させて少なく
とも羽根車9が媒体5に接する所定位置まで降下させる
昇降手段、22は羽根車9が所定位置まで降下した時に、
羽根車9を所定方向に回転駆動させる駆動制御手段であ
る。
【0025】従って羽根車9の回転によって媒体5を搬
送路6の一方の側壁60方向へ移送し、斜行検出手段21が
斜行無しを検出するまで、駆動制御手段22による羽根車
9の駆動を継続するように構成されている。
【0026】
【作用】搬送路6を搬送された媒体5が媒体検出手段19
に検出されると、斜行検出手段21が媒体5の斜行の有無
を検出し、斜行有りの時は、退避手段8によって少なく
とも下側の送りローラ20が搬送路6から退避する。
【0027】続いて昇降手段14によって羽根車9及びガ
イド板17が降下して搬送路6内に進入して少なくとも羽
根車9が媒体5に接すると、駆動制御手段22によって羽
根車9が回転して可撓性と摩擦力により媒体5を一方の
側壁60の方向へ移送して幅寄せする。
【0028】もし媒体5に上方に凹の反りがあった場合
には、羽根車9及びガイド板17が降下した時に、反った
媒体5の端部にガイド板17が接触して媒体5の反りを矯
正し、羽根車9の回転により媒体5を側壁60の方向へ幅
寄せする。
【0029】そして斜行検出手段21が媒体5の斜行無し
を検出すると、駆動制御手段22による羽根車9の回転が
停止する。このようにして、媒体5に反りがある時には
ガイド板17によって媒体5の端部を押し下げて反りを矯
正することができるので、媒体5の端部が送りローラ20
に接触して摩擦による幅寄せ時の負荷が増加するのを防
止でき、円滑に斜行修正のための幅寄せを行うことがで
きる。
【0030】
【実施例】図2〜図4により本発明の一実施例(請求項
1及び請求項2に対応する)を説明する。図2は実施例
を示す構成図、図3は実施例の制御ブロック図、図4は
実施例の説明図を示す。全図を通じて同一符号は同一対
象物を示す。
【0031】図2及び図3のセンサS1、センサS2,S3 及
び駆動制御部22aは、図1の媒体検出手段19、斜行検出
手段21及び駆動制御手段22に夫々対応し、図2及び図4
の通帳5a及び伝票50は、図1の媒体5に対応し、図2及
び図3の送りローラR1,R2 及び押えローラR3,R4 は、図
1の送りローラ20に対応している。
【0032】また図2及び図3のPM8a及びレバー機構
80は、図1の退避手段8に対応し、また図2の保持部材
11、回動軸12、レバー13、PM14a及び復旧ばね15は、
図1の昇降手段14に対応している。
【0033】図2(a) 及び(b) に示すように、羽根車9a
の軸10aの両端に羽根車9aより僅か小さい径の円板状の
ガイド板17a,17b が同軸に固定され、羽根車9b,9c の軸
10bの両端に羽根車9b,9c に接触しないように、羽根車
9b,9c とほぼ同径の円板状のガイド板17c,17d が、軸10
bより大きい孔18a,18b(請求項2の孔に対応)で嵌入さ
れている。
【0034】またガイド板17c,17d の外側の軸10bの端
部に孔18a,18b より大きい径のスペーサが嵌められてガ
イド板17c,17d が軸10bから落ちないようにしている。
但し図2(b) ではスペーサの無い状態で内部が見えるよ
うに示している。
【0035】軸10bの径と孔18a,18b の径の寸法差は少
なくとも通帳5aの最大厚さ寸法に設定され、従ってガイ
ド板17c,17d は軸10bに対して通帳5aの最大厚さ寸法だ
け上下に移動することができる。
【0036】ガイド板17a,17b の径は、保持部材11を水
平位置にした時に、搬送路6a上の通帳5a或いは伝票50に
上方に凹の反りがなかった時には接触せず、大きい反り
があった時には通帳5a或いは伝票50に接触して反りを小
さく矯正する。
【0037】またガイド板17c,17d は、羽根車9b,9c と
ほぼ同じ径に設定され、保持部材11を水平位置にした時
に、自重で搬送路6a上の通帳5a或いは伝票50に接触し、
その厚さに応じて上下位置が決まる。
【0038】従って羽根車9aが回転するとガイド板17a,
17b も回転するが、羽根車9b,9c が回転してもガイド板
17c,17d は回転しない。但し羽根車9a〜9cの回転によっ
て通帳5a或いは伝票50が幅寄せされて移動する時には、
その移動に応じてガイド板17c,17d も回転する。
【0039】また図3において、駆動制御部22aは、C
PU及び制御プログラムを備え、CPUは制御プログラ
ムによって各部を制御し、センサS,S1〜S3の媒体検出信
号、斜行検出信号に基いて、通帳5a或いは伝票50の搬送
及び幅寄せ動作を制御する。
【0040】23はセンサアンプ、24はマグネットドライ
バ、25はモータドライバを示す。このような構成を有す
るので、従来例の説明と同様に、挿入口1に挿入された
通帳5aがセンサSに検出されて、駆動制御部22aの制御
によりPM8aが励磁されて押えローラR3,R4 がクローズ
して、モータM1の駆動で送りローラR1,R2 が回転して通
帳5aが搬送される。
【0041】そして搬送路6aの左側の側壁60aにガイド
されて幅寄せ位置にきた時に、斜行がない状態であれ
ば、センサS2,S3 が何れも通帳5aを検出し、更に通帳5a
の先端がセンサS1に検出されるので、通帳5aは幅寄せ動
作を必要とせずそのままプリンタ部7へ送られる。
【0042】もしセンサS1の検出だけ(或いはセンサS
3,S1 だけか、センサS2, S1だけ) であると、PM8aの
励磁が解除されて押えローラR3,R4 が搬送路6aから退避
し、次にモータM2を駆動させると共に、PM14aが励磁
されて保持部材11が矢印C方向に回動して水平に位置す
る。
【0043】すると回転する羽根車9a〜9cの先端がいず
れも搬送路6aの下板62の上面の通帳5aに接触し、通帳5a
に上方に反りがなければ、ガイド板17a,17b は通帳5aに
接触しないが、ガイド板17c,17d は通帳5a上に自重で接
触し、羽根車9a〜9cの回転で通帳5aを側壁60aの方向へ
移送させて幅寄せが行われる。
【0044】この時、通帳5aに上方に凹の反りがある
と、図4(a) の要部正面図に示すように、ガイド板17a,
17b が回転しながら通帳5aの反って立ち上がった部分に
接触して押し下げて、反った通帳5aの端部が送りローラ
R1,R2 に接触しないように反りを矯正する。この状態で
通帳5aに接触して回転するガイド板17a,17b は通帳5aの
幅寄せの移送力の増大に僅かながら寄与している。
【0045】またガイド板17c,17d は自重では反りを矯
正できず、反った通帳5aに接触した状態で搬送路6aの下
板62の上面より上方に位置する。従って通帳5aと送りロ
ーラR1,R2 が接触するために生じた摩擦による負荷の増
大が防止できる。
【0046】また伝票50の幅寄せを行う時は、図4(b)
の側面図に示すように、PM14aの励磁で保持部材11が
水平に位置した時に、羽根車9aの先端は伝票50に接触し
ているが、伝票50に上方に凹の反りがなければ、ガイド
板17a,17b及び羽根車9b,9cの先端は伝票50面より僅か上
に位置し、ガイド板17c,17d が自重で伝票50面に接触し
羽根車9aの回転による移送力だけで伝票50を側壁60aの
方向へ幅寄せされる。
【0047】この時、伝票50に上方に凹の反りがある
と、ガイド板17a〜17dが伝票50の反って立ち上がった
部分に接触して押し下げて、ガイド板17a,17b は反った
伝票50の端部が送りローラR1,R2 に接触しないように反
りを矯正し、またガイド板17c,17d は反った伝票50が羽
根車9b,9c に接触しないように反りを矯正する。
【0048】従って伝票50と送りローラR1,R2 が接触す
るために生じた摩擦による負荷の増大を防止することが
でき、また伝票50が反って羽根車9b,9c に接触するため
に生じた移送力の増大が防止でき、羽根車9aだけで幅寄
せされるので、伝票50の座屈によるジャムの発生を防止
することができる。
【0049】通帳5a或いは伝票50の斜行が修正されると
センサS2,S3 の検出で、駆動制御部22aはモータM2の駆
動を停止して羽根車9a,9c の回転を停止し、PM14aの
励磁を解除して保持部材11を矢印D方向に回動させて羽
根車9a,9c を搬送路6aから退避させる。
【0050】そしてPM8aを励磁して押えローラR3,R4
をクローズさせ、モータM1の駆動によって送りローラR
1,R2 の回転によって、通帳5a或いは伝票50をプリンタ
部7へ搬送する。
【0051】また図5に異なる実施例 (請求項2及び請
求項3に対応する)を示す。図5が図2で説明した実施
例と異なるのは、円板状のガイド板17a,17b に代えて、
羽根車状のガイドとしたことである。
【0052】即ち、図5の側面図に示すように、羽根車
9aの軸10aの両端に羽根車9b,9c と同材料で同径及び同
形状に形成されたガイド車17e,17f(即ち、羽根車9b,9c
と同じもの) が固定されている。
【0053】このような構成を有するので、通帳5aに上
方に凹の反りがある時に、斜行修正のために保持部材11
が水平に位置すると、回転する羽根車9a〜9cの先端が通
帳5aに接触すると共に、ガイド車17e,17f が回転しなが
ら通帳5aの反って立ち上がった部分に接触して押し下げ
て、反った通帳5aの端部が送りローラR1,R2 に接触しな
いように反りを矯正する。
【0054】そして羽根車9a〜9cの回転による移送力で
通帳5aを側壁60aの方向へ移送させて幅寄せが行われ
る。従って通帳5aと送りローラR1,R2 が接触するために
生じた摩擦による負荷の増大が防止できる。
【0055】また伝票50に上方に凹の反りがある時に、
斜行修正のために保持部材11が水平に位置すると、回転
する羽根車9aの先端が伝票50に接触すると共に、ガイド
車17e,17f が回転しながら伝票50の反って立ち上がった
部分に接触して押し下げて反りを矯正し、またガイド板
17c,17d は反った伝票50が羽根車9b,9c に接触しないよ
うに反りを矯正して、羽根車9aの回転による移送力で幅
寄せが行われる。
【0056】この場合には、ガイド車17e,17f と羽根車
9b,9c は同じ部材であるので、共通に使用でき、部品点
数を少なくすることができる。このようにして、通帳5a
或いは伝票50のように厚さの異なる媒体に、夫々上方に
凹の反りがあっても、ガイド板17a〜17d、或いはガイ
ド車17e,17f 及びガイド板17c,17d によって反りを矯正
することができるので、斜行修正のための幅寄せを円滑
に行うことができる。
【0057】上記実施例では、ガイド板17a,17b を羽根
車9aの軸10aの両端に固定した場合を説明したが、ガイ
ド17a,17b が羽根車9aと共に回転することによる幅寄せ
の移送力の増加を不要とする場合には、ガイド17a,17b
を回転自在に取り付けても良く、同様の効果が得られ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1では、媒体の斜行修正のための幅寄せ用の羽根車
の少なくとも片側に羽根車と同軸に所定径のガイド板を
固定或いは回転自在に取り付けたことにより、媒体に上
方に凹の反りがある時に、反りを矯正して媒体の端部が
送りローラに接触して摩擦が増加することを防止して円
滑に幅寄せを行うことができる。
【0059】請求項2では、ガイド板を羽根車の軸より
所定寸法だけ大きい径の孔を有し、孔を軸に嵌入した構
成とすることにより、ガイド板が所定寸法だけ上下移動
可能となり、伝票のような薄く腰の弱い単票媒体に上方
に凹の反りがある時に、ガイド板が自重で反りを矯正す
ることができる。
【0060】従って上記実施例及び異なる実施例のよう
に異なる径の複数の羽根車を使用して、径の小さい羽根
車の軸にガイド板を嵌入した場合に、薄く腰の弱い媒体
の反った端部がその羽根車に接触しないように反りを矯
正して、媒体の幅寄せ移送力の不要な増大を防止するこ
とができ、媒体が側壁に強く押さて座屈によりジャムが
発生するのを防止することができる。
【0061】請求項3では、羽根車の軸に固定されたガ
イド板を羽根車と同材料で羽根車状に形成したことによ
り、媒体の反りを矯正することができると共に、部品点
数を減少させることができ、コストの改善を図ることが
できる。という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成図
【図2】 本発明の実施例を示す構成図
【図3】 実施例の制御ブロック図
【図4】 実施例の説明図
【図5】 異なる実施例を示す構成図
【図6】 記帳機を例示する斜視図
【図7】 本発明が適用される通帳プリンタの内部側面
【図8】 斜行修正の説明図
【図9】 従来例を示す構成図
【図10】 従来例の説明図
【図11】 従来例の問題点を示す説明図
【符号の説明】
5は媒体、 5aは通帳、 8は退
避手段、8a,14aはPM、 9,9a 〜9cは羽根車、
10,10a,10bは軸、11は保持部材、 14は昇降手
段、 17,17a〜17d はガイド板、17e,17f はガイ
ド車、 18a,18b は孔、 19は媒体検出手段、21
は斜行検出手段、 22は駆動制御手段、 22aは駆
動制御部、20,R1,R2は送りローラ、50は伝票、
60,60aは側壁、R3,R4 は押えローラ、 S,S1 〜S3
はセンサ、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送路(6) を搬送された媒体(5) が該搬
    送路(6) 上の所定位置にきたことを検出する媒体検出手
    段(19)と、 該媒体検出手段(19)によって媒体(5) が検出された時
    に、該媒体(5) の斜行の有無を検出する斜行検出手段(2
    1)と、 該媒体検出手段(19)の手前の所定位置に、媒体(5) の搬
    送方向に対して直角方向に設けられ、上下から該搬送路
    (6) 内に突出し、媒体(5) を挟持して搬送する少なくと
    も一対の送りローラ(20)と、 該斜行検出手段(21)が斜行有りを検出した時に、少なく
    とも下側の該送りローラ(20)を該搬送路(6) から退避さ
    せる退避手段(8) と、 該媒体検出手段(19)より該媒体(5) の長さのほぼ半分手
    前の、該搬送路(6) の上方に昇降可能に設けられ、可撓
    性を有し、且つ摩擦係数の高い材料で形成された少なく
    とも一個の羽根車(9) と、 該羽根車(9) の少なくとも片側に該羽根車(9) の軸(10)
    に同軸に固定或いは回転自在に設けられ、所定径に形成
    されたガイド板(17)と、 該斜行検出手段(21)が斜行有りを検出した時に、該羽根
    車(9) 及び該ガイド板(17)を該搬送路(6) 内に進入させ
    て少なくとも該羽根車(9) が媒体(5) に接する所定位置
    まで降下させる昇降手段(14)と、 該羽根車(9) が該所定位置まで降下した時に、該羽根車
    (9) を所定方向に回転駆動させる駆動制御手段(22)とを
    備え、 該羽根車(9) の回転によって該媒体(5) を該搬送路(6)
    の一方の側壁(60)方向へ移送し、該斜行検出手段(21)が
    斜行無しを検出するまで、該駆動制御手段(22)による該
    羽根車(9) の駆動を継続することを特徴とする媒体幅寄
    せ機構。
  2. 【請求項2】 前記ガイド板(17)は、前記羽根車(9) の
    前記軸(10)より所定寸法だけ大きい径の孔を有し、該孔
    を該軸(10)に嵌入したことを特徴とする請求項1の媒体
    幅寄せ機構。
  3. 【請求項3】 前記羽根車(9) の前記軸(10)に固定され
    た前記ガイド板(17)は、前記羽根車(9) と同材料で羽根
    車状に形成されたことを特徴とする請求項1の媒体幅寄
    せ機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012224461A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 媒体幅寄せユニット

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