JPH05199068A - 超音波遅延線 - Google Patents
超音波遅延線Info
- Publication number
- JPH05199068A JPH05199068A JP832792A JP832792A JPH05199068A JP H05199068 A JPH05199068 A JP H05199068A JP 832792 A JP832792 A JP 832792A JP 832792 A JP832792 A JP 832792A JP H05199068 A JPH05199068 A JP H05199068A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic delay
- dimension
- medium
- ultrasonic
- ultrasonic wave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種映像機器に使用される超音波遅延線にお
いて、共用の収納体を使用できるようにして、生産管理
上の効率化をはかることを目的とする。 【構成】 所望の遅延時間に対し、所定の超音波遅延媒
体1の横寸法対縦寸法の比を維持して横寸法と縦寸法を
算定した後、横寸法のみは所定の超音波遅延媒体1と同
一寸法の超音波遅延媒体13とすることにより、収納体
を共用できる。
いて、共用の収納体を使用できるようにして、生産管理
上の効率化をはかることを目的とする。 【構成】 所望の遅延時間に対し、所定の超音波遅延媒
体1の横寸法対縦寸法の比を維持して横寸法と縦寸法を
算定した後、横寸法のみは所定の超音波遅延媒体1と同
一寸法の超音波遅延媒体13とすることにより、収納体
を共用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダや
ビデオカメラなどの映像機器の画質向上に用いる超音波
遅延線に関する。
ビデオカメラなどの映像機器の画質向上に用いる超音波
遅延線に関する。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の超音波遅延線について説明
する。
する。
【0003】図2において、1は横寸法がaで縦寸法が
bの平行な2組の端面と斜面で5角形を形成したガラス
板製の超音波遅延媒体でa対bの寸法比は4対1であ
る。2は電極、3は半田などの接着剤、4および5は、
超音波遅延媒体1の斜面に配設した1H入力用のトラン
スジューサ(1Hとは1走査時間)および1H出力用の
トランスジューサ、6は1H信号印加用のリード線、7
は1H遅延信号取出し用のリード線、8はアース用のリ
ード線、9は超音波の不要振動を吸収するためのエポキ
シ系樹脂製の不要反射吸収材であり、10は1H正規遅
延信号の伝播経路を示す。
bの平行な2組の端面と斜面で5角形を形成したガラス
板製の超音波遅延媒体でa対bの寸法比は4対1であ
る。2は電極、3は半田などの接着剤、4および5は、
超音波遅延媒体1の斜面に配設した1H入力用のトラン
スジューサ(1Hとは1走査時間)および1H出力用の
トランスジューサ、6は1H信号印加用のリード線、7
は1H遅延信号取出し用のリード線、8はアース用のリ
ード線、9は超音波の不要振動を吸収するためのエポキ
シ系樹脂製の不要反射吸収材であり、10は1H正規遅
延信号の伝播経路を示す。
【0004】以上の各構成よりなる超音波遅延線につい
て、各構成要素の関係と動作を説明する。リード線6に
信号電圧を印加することにより、トランスジューサ4が
励振され、超音波遅延媒体1に超音波を放射する。この
超音波は超音波遅延媒体の内部および表面を横波として
正規遅延信号の伝播経路10にしたがって反射を繰り返
しながら伝播し、1Hの遅延時間を持ってトランスジュ
ーサ5に到達し、そのトランスジューサ5が振動する。
この振動を電気信号に変換し、リード線7より取出す。
ところが、超音波はある指向角を持って伝播するため、
正規の遅延時間とは異なる遅延時間を持った信号が存在
する。この信号を減衰させるために、周知のように超音
波遅延媒体1の伝播経路10以外に不要反射吸収材9を
塗布している。
て、各構成要素の関係と動作を説明する。リード線6に
信号電圧を印加することにより、トランスジューサ4が
励振され、超音波遅延媒体1に超音波を放射する。この
超音波は超音波遅延媒体の内部および表面を横波として
正規遅延信号の伝播経路10にしたがって反射を繰り返
しながら伝播し、1Hの遅延時間を持ってトランスジュ
ーサ5に到達し、そのトランスジューサ5が振動する。
この振動を電気信号に変換し、リード線7より取出す。
ところが、超音波はある指向角を持って伝播するため、
正規の遅延時間とは異なる遅延時間を持った信号が存在
する。この信号を減衰させるために、周知のように超音
波遅延媒体1の伝播経路10以外に不要反射吸収材9を
塗布している。
【0005】超音波遅延媒体1は各リード線6,7,8
を端子に接続して所定寸法の収納体に収納されて超音波
遅延線となる。
を端子に接続して所定寸法の収納体に収納されて超音波
遅延線となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、テレビ放送方式あるいはビデオデッキ
などの用途により遅延時間の異なる超音波遅延線が必要
なとき、超音波遅延媒体1の各トランスジューサ5,6
を貼り合わせる斜面の寸法を調整したり、あるいはその
調整だけでは不十分な場合には、横寸法と縦寸法の比は
同一で実質寸法を変更させている。このため、収納する
超音波遅延媒体1の形状寸法に合わせた収納体を用意す
る必要があり、収納体に共用性がなく、生産管理上非効
率的であるという問題点を有していた。本発明は上記従
来の問題点を解決するもので、共用の収納体を使用で
き、生産管理上の効率が良い超音波遅延線を提供するこ
とを目的とする。
従来の構成では、テレビ放送方式あるいはビデオデッキ
などの用途により遅延時間の異なる超音波遅延線が必要
なとき、超音波遅延媒体1の各トランスジューサ5,6
を貼り合わせる斜面の寸法を調整したり、あるいはその
調整だけでは不十分な場合には、横寸法と縦寸法の比は
同一で実質寸法を変更させている。このため、収納する
超音波遅延媒体1の形状寸法に合わせた収納体を用意す
る必要があり、収納体に共用性がなく、生産管理上非効
率的であるという問題点を有していた。本発明は上記従
来の問題点を解決するもので、共用の収納体を使用で
き、生産管理上の効率が良い超音波遅延線を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の超音波遅延線は、所定の超音波遅延媒体の基
準寸法の横寸法を一定に固定し、縦寸法を変化させて所
望の遅延時間とした超音波遅延体を備えた構成としたも
のである。
に本発明の超音波遅延線は、所定の超音波遅延媒体の基
準寸法の横寸法を一定に固定し、縦寸法を変化させて所
望の遅延時間とした超音波遅延体を備えた構成としたも
のである。
【0008】
【作用】この構成において、超音波遅延媒体を同一形状
の収納体に収納することとなる。
の収納体に収納することとなる。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0010】本実施例の超音波遅延線の超音波遅延媒体
の構成、またその動作は、図2で説明した従来例の構成
とほぼ同じ、またその動作と同等であるのでその説明は
省略する。
の構成、またその動作は、図2で説明した従来例の構成
とほぼ同じ、またその動作と同等であるのでその説明は
省略する。
【0011】従来例よりも遅延時間が短い超音波遅延媒
体を必要とするとき、図1(b)に示すように、ガラス
板製の超音波遅延媒体12の寸法は横寸法がcで縦寸法
がd(c対dの寸法比は4対1である。)で、従来例の
超音波遅延媒体1の寸法の横寸法aと縦寸法bに比して
それぞれ短くなり、従来例の収納体よりも小さい形状の
収納体に超音波遅延媒体12を収納して完成品とする。
体を必要とするとき、図1(b)に示すように、ガラス
板製の超音波遅延媒体12の寸法は横寸法がcで縦寸法
がd(c対dの寸法比は4対1である。)で、従来例の
超音波遅延媒体1の寸法の横寸法aと縦寸法bに比して
それぞれ短くなり、従来例の収納体よりも小さい形状の
収納体に超音波遅延媒体12を収納して完成品とする。
【0012】本実施例では、図1(a)に示すように、
ガラス板製の超音波遅延媒体13の形状を超音波遅延媒
体12に破線で示した部分11を加えた横寸法aとし、
縦寸法はdのままとすることにより、遅延時間は短くし
た所定値を変えることなく、従来例の超音波遅延媒体1
の横寸法aにできる。縦寸法dは、従来例の超音波遅延
媒体1の縦寸法bよりも短くなるが、横寸法差(a−
c)対縦寸法差(b−d)の比が4対1であるので縦寸
法dの縦寸法bに対する変化率は僅かで、従来例で用い
る収納体を共用しても収納状態に及ぼす影響は少なく、
所定の性能を維持できる。以上のように本実施例によれ
ば、遅延時間を短くする必要のとき、トランスジューサ
4,5の配設面の変更では対応できず、超音波遅延媒体
の寸法・形状を変更する必要が生じたときも横寸法は変
更しない超音波遅延媒体13を用いることにより、新た
な収納体を準備する必要がなく、収納体を共用できる。
ガラス板製の超音波遅延媒体13の形状を超音波遅延媒
体12に破線で示した部分11を加えた横寸法aとし、
縦寸法はdのままとすることにより、遅延時間は短くし
た所定値を変えることなく、従来例の超音波遅延媒体1
の横寸法aにできる。縦寸法dは、従来例の超音波遅延
媒体1の縦寸法bよりも短くなるが、横寸法差(a−
c)対縦寸法差(b−d)の比が4対1であるので縦寸
法dの縦寸法bに対する変化率は僅かで、従来例で用い
る収納体を共用しても収納状態に及ぼす影響は少なく、
所定の性能を維持できる。以上のように本実施例によれ
ば、遅延時間を短くする必要のとき、トランスジューサ
4,5の配設面の変更では対応できず、超音波遅延媒体
の寸法・形状を変更する必要が生じたときも横寸法は変
更しない超音波遅延媒体13を用いることにより、新た
な収納体を準備する必要がなく、収納体を共用できる。
【0013】また、従来例よりも遅延時間が長い超音波
遅延媒体を必要とするとき、上述の遅延時間が短い超音
波遅延媒体13と同様の考え方にしたがって、横寸法を
一定にして変えることなく、縦寸法を長くすることによ
り、共通の収納体の使用が可能な超音波遅延線とするこ
とができる。
遅延媒体を必要とするとき、上述の遅延時間が短い超音
波遅延媒体13と同様の考え方にしたがって、横寸法を
一定にして変えることなく、縦寸法を長くすることによ
り、共通の収納体の使用が可能な超音波遅延線とするこ
とができる。
【0014】なお、実施例では、5角形の超音波遅延媒
体について説明したが、3組の対向する端面が平行であ
る6角形の超音波遅延媒体でも横寸法を一定に固定し、
縦寸法を変化させて所望の遅延時間とすることにより上
述と同様の効果が得られる。
体について説明したが、3組の対向する端面が平行であ
る6角形の超音波遅延媒体でも横寸法を一定に固定し、
縦寸法を変化させて所望の遅延時間とすることにより上
述と同様の効果が得られる。
【0015】
【発明の効果】以上の実施例の説明からも明らかなよう
に本発明は、所定の超音波遅延媒体の基準寸法の横寸法
は一定に固定し、縦寸法を変化させて所望の遅延時間と
した超音波遅延媒体を備えた構成により、共用の収納体
を使用でき、生産管理上の効率化ができる優れた超音波
遅延線を実現できるものである。
に本発明は、所定の超音波遅延媒体の基準寸法の横寸法
は一定に固定し、縦寸法を変化させて所望の遅延時間と
した超音波遅延媒体を備えた構成により、共用の収納体
を使用でき、生産管理上の効率化ができる優れた超音波
遅延線を実現できるものである。
【図1】(a)は本発明の一実施例の超音波遅延線の超
音波遅延媒体の正面図 (b)は同超音波遅延線と同等の遅延時間の従来の超音
波遅延媒体の正面図
音波遅延媒体の正面図 (b)は同超音波遅延線と同等の遅延時間の従来の超音
波遅延媒体の正面図
【図2】従来の超音波遅延線の収納体を欠載して要部の
概念を示した正面図
概念を示した正面図
13 超音波遅延媒体
Claims (2)
- 【請求項1】横(長さ)寸法対縦(高さ)寸法の比がn
対1(ただしnは整数値)で、かつ、2組の対向する端
面が平行の5角形の超音波遅延媒体であって、横寸法を
一定に固定し、縦寸法を変化させて所望の遅延時間とし
た超音波遅延媒体を備えた超音波遅延線。 - 【請求項2】超音波遅延媒体は、3組の対向する端面が
平行の6角形である請求項1記載の超音波遅延線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP832792A JPH05199068A (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 超音波遅延線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP832792A JPH05199068A (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 超音波遅延線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05199068A true JPH05199068A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11690092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP832792A Pending JPH05199068A (ja) | 1992-01-21 | 1992-01-21 | 超音波遅延線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05199068A (ja) |
-
1992
- 1992-01-21 JP JP832792A patent/JPH05199068A/ja active Pending
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