JPH05197975A - 光学式ディスクプレーヤ - Google Patents

光学式ディスクプレーヤ

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JPH05197975A
JPH05197975A JP700592A JP700592A JPH05197975A JP H05197975 A JPH05197975 A JP H05197975A JP 700592 A JP700592 A JP 700592A JP 700592 A JP700592 A JP 700592A JP H05197975 A JPH05197975 A JP H05197975A
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JP
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signal
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recording
control
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Application number
JP700592A
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English (en)
Inventor
Shigeaki Wachi
滋明 和智
Masanobu Nakamura
政信 中村
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多数の周回パターンを形成する記録トラックが
その各周に所定数のブロックを有して設けられ、各ブロ
ックにクロッキング用記録部と情報記録部とが設けられ
たディスクについてのシーク動作を、それに要される時
間が効果的に短縮される状態のもとで行う。 【構成】シーク動作中に再生されたアドレス情報(D
A)と目標アドレス情報(DAT)との比較結果に応じ
て形成される制御信号が、最終目標アドレス情報と再生
されたアドレス情報(DA)とが夫々あらわすアドレス
間の差が所定の差以上であるとき供給されるヘッド駆動
手段(15,37)と、最終目標アドレス情報と再生さ
れたアドレス情報(DA)とが夫々あらわすアドレス間
の差が所定の差未満となったとき供給されるトラッキン
グ制御手段(14,38)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の周回パターンを
形成する記録トラックがその各周に所定数の記録区分を
有して設けられ、記録区分の夫々が制御用領域とそれに
続く情報領域とを含み、制御用領域にクロッキング用記
録部が設けられて成るディスクに対して、選択された記
録区分における情報領域からの情報再生あるいは選択さ
れた記録区分における情報領域への情報記録を行う光学
式ディスクプレーヤに関する。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体としてのディスクにおい
て、記録された情報の読取りが行えるのみならず、ディ
スクとして形成された後にも光ビームを用いて情報を記
録することができる、所謂、書込可能な光ディスクが提
案されている。斯かる書込可能な光ディスクは、通常、
所定の記録フォーマットのもとに情報の書込みがなされ
るようにされ、例えば、図4に示されるディスクDKの
如くのものとされる。
【0003】図4に示されるディスクDKにおいては、
中央孔10の周囲に環状のレーベル部12が配され、さ
らに、レーベル部12の周囲に拡がる環状の記録面部1
4が設けられている。そして、記録面部14には、中央
孔10を取り囲む多数の周回パターンを形成する渦巻状
の記録トラックTKが設けられ、その各一周分、即ち、
1周回トラックが所定数m(例えば、32)個のセクタ
ーSC1,SC2,・・・SCmに区画されており、例
えば、各周回トラックにおけるセクターSC1という如
くに、夫々の周回トラック間において対応する関係にあ
る複数のセクターは、ディスクDKの半径方向に配列さ
れたものとされる。このような記録トラックTKが設け
られたもとで、ディスクDKは、記録再生装置に装着さ
れて矢印Rの方向に回転せしめられ、光ビームを用いて
の情報記録あるいは情報再生に供される。
【0004】上述の各周回トラックにおけるセクターS
C1〜SCmの夫々は、図5に示される如く、記録トラ
ックTKに沿って配列される、所定数n(例えば、4
3)個のブロックBL1,BL2,・・・BLnを含む
ものとされる。これらブロックについても、例えば、各
周回トラックにおけるセクターSC1のブロックBL1
という如くに、ディスクDKの半径方向に配列された複
数のセクター間において対応する関係にある複数のブロ
ックは、ディスクDKの半径方向に配列されたものとさ
れる。
【0005】このような各セクターにおけるブロックB
L1〜BLnの夫々は、図5においてブロックBL1に
ついての例示がなされている如くに、その始端部側に制
御用領域ACが、例えば、2バイトの情報量に対応する
ものとされて設けられるとともに、それに続く情報領域
AIが、例えば、16バイトの情報量に対応するものと
されて設けられ、全体が18バイトの情報量に対応する
ものとされる。そして、各ブロックの制御用領域ACに
は、トラッキング制御用ピットQa及びQbとクロッキ
ング用ピットQcとが予め形成されている。トラッキン
グ制御用ピットQa及びQbは、トラック中心線Kcの
外側及び内側となる位置に所定の相互間隔を置いて配さ
れ、ディスクDKがディスクプレーヤに装着されて光ビ
ームを用いての情報記録もしくは情報再生に供されるに
あたり、光ビームにより読み取られて光ビームの記録ト
ラックTKに対するトラッキング情報を提供する。ま
た、クロッキング用ピットQcは、トラック中心線Kc
上における、トラッキング制御用ピットQa及びQbか
ら所定の距離だけ離隔した位置に配され、ディスクDK
がディスクプレーヤに装着されて光ビームを用いての情
報記録もしくは情報再生に供されるにあたり、光ビーム
により読み取られて、ディスクプレーヤにおけるクロッ
ク信号の再生に寄与する。
【0006】また、各ブロックの情報領域AIについて
は、各セクターにおける最初のブロックであるブロック
BL1にはアドレス情報DAが記録され、また、各セク
ターにおけるブロックBL1に続くブロックBL2〜B
Lnの夫々にはプログラム情報DPが記録される。これ
らアドレス情報DAあるいはプログラム情報DPは、デ
ィスクDKがディスクプレーヤに装着されて光ビームを
用いての情報再生に供される際には、制御用領域ACに
配されたクロッキング用ピットQcの読取出力に同期し
て形成されるクロック信号に基づいて再生される。
【0007】斯かるディスクDKが、例えば、情報記録
がなされたものとされ、ディスクプレーヤに装着され
て、それからの情報再生がなされるに際しては、ディス
クDKが中央孔10を回動中心として回転せしめられる
もとで、ディスクDKに光学ヘッドからの読取用光ビー
ムが入射せしめられて、ディスクDKに形成された記録
トラックTKが読取用光ビームにより連続的に走査され
ていき、そのときのディスクDKからの反射光ビームが
光学ヘッドに配された光検出器により検出されて得られ
る読取出力信号に基づいて情報が再生されるノーマル再
生動作状態がとられる。このようなノーマル再生動作状
態のもとにおいては、ディスクDKに入射せしめられる
光学ヘッドからの読取用光ビームが、それを適正な集束
状態をもってディスクDKに到達するものとすべく制御
するフォーカス制御手段、及び、それを記録トラックT
Kに適正に追従させるべく記録トラックTKを過る方向
に移動させて制御するトラッキング制御手段による制御
を受けるものとされる。
【0008】そして、ノーマル再生動作状態がとられる
にあたっては、ノーマル再生動作状態のもとでの情報再
生が、ディスクDKにおける選択された位置から開始さ
れるようになされることが要求され、それゆえ、ノーマ
ル再生動作状態がとられるに先立って、ディスクDKに
おける読取用光ビームの入射位置が選択された位置に合
致せしめられることが必要とされる。即ち、ディスクD
Kにおける選択された位置が設定されたとき、読取用光
ビームがディスクDKにおける選択された位置以外の位
置に入射している場合には、その読取用光ビームがディ
スクDKにおける選択された位置に入射する状態をとる
べく移動せしめられるシーク動作が行われることにな
り、其の際のディスクDKにおける選択された位置の設
定は、その目的位置をあらわす目的地アドレス情報が指
定されることによりなされる。このようなシーク動作に
あっては、読取用光ビームが、そのディスクDKにおけ
る入射位置が、周回パターンを形成する渦巻状の記録ト
ラックTKを過る方向に移動せしめられて行われる。
【0009】従来提案されているディスクプレーヤにお
いては、シーク動作が行われる場合には、読取用光ビー
ムのディスクDKにおける入射位置を速やかにディスク
DKにおける選択された位置に到達させるべく、先ず、
読取用光ビームをディスクDKに入射させる光学ヘッド
が、記録トラックTKが形成する周回パターンを過る方
向に、ディスクDKにおける目的地アドレス情報に対応
する位置に向けて移動せしめられる。その後、光学ヘッ
ドの記録トラックTKが形成する周回パターンを過る方
向への移動が停止せしめられてノーマル再生動作状態が
とられ、ディスクDKからアドレス情報が再生される。
そして、再生されたアドレス情報と目的地アドレス情報
とが比較され、両者間のアドレス差が所定の差以上であ
るときには、再度、光学ヘッドが、記録トラックTKが
形成する周回パターンを過る方向に、ディスクDKにお
ける目的地アドレス情報に対応する位置に向けて移動せ
しめられる。また、再生されたアドレス情報と目的地ア
ドレス情報との間のアドレス差が所定の差未満となった
とき、トラッキング制御手段により、光学ヘッドからデ
ィスクDKに入射せしめられる読取用光ビームの入射位
置が記録トラックTKを過る方向に移動せしめられる小
規模トラックジャンプ(例えば、1トラック・トラック
ジャンプ)動作が行われ、読取用光ビームの入射位置が
目的地アドレス情報に対応する位置に到達せしめられ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如くに行われる従来提案されているディスクプレーヤに
おけるシーク動作にあっては、光学ヘッドがディスクD
Kに対して記録トラックTKが形成する周回パターンを
過る方向に移動せしめられた後、斯かる移動が停止せし
められてノーマル再生動作状態がとられ、ディスクDK
におけるその位置でのアドレス情報が再生される動作が
行われるので、そのシーク動作に要される時間が充分に
短縮せしめられているとは言えないことが多い。
【0011】斯かる点に鑑み、本発明は、多数の周回パ
ターンを形成する記録トラックがその各周に所定数の記
録区分を有して設けられ、各記録区分にクロッキング用
記録部と情報記録部とが設けられて成るディスクが装着
されたもとで、光ビームを用いてのディスクからの情報
再生あるいはディスクへの情報記録を行うにあたり、シ
ーク動作をそれに要される時間が効果的に短縮される状
態のもとで行うことができる光学式ディスクプレーヤを
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る光学式ディスクプレーヤは、多数の周
回パターンを形成する記録トラックがその各周に所定数
の記録区分を有して設けられ、記録区分の夫々が制御用
領域とそれに続く情報領域とを含み、制御用領域にクロ
ッキング用記録部が設けられて成るディスクに、読取用
光ビームを入射させるとともにその読取用光ビームのデ
ィスクにおける入射位置を記録トラックを過る方向に移
動させて制御するビーム制御機構、及び、ディスクから
の光ビームを検出して読取出力信号を得る読取信号形成
部を備えた光学ヘッド部と、光学ヘッド部をディスクに
対して記録トラックが形成する周回パターンを過る方向
に移動させるヘッド駆動手段と、光学ヘッド部における
ビーム制御機構を駆動するビーム制御機構駆動手段と、
光学ヘッド部における読取信号形成部から得られる読取
出力信号中のクロッキング用記録部についての読取成分
に同期したクロック信号を形成するクロック再生部と、
光学ヘッド部における読取信号形成部から得られる読取
出力信号中の情報領域に基づく読取成分から、実アドレ
ス情報をクロック再生部により形成されるクロック信号
に基づいて再生するアドレス情報再生部と、最終目標ア
ドレス情報を含むものとされる目標アドレス情報を供給
する目標アドレス設定部と、ヘッド駆動手段及びビーム
制御機構駆動手段に対する動作制御部とを備え、動作制
御部が、目標アドレス情報と実アドレス情報とを比較し
て得られる比較結果に応じた制御信号を形成するととも
に、最終目標アドレス情報と実アドレス情報とが夫々あ
らわすアドレス間の差が所定の差以上であるとき、制御
信号をヘッド駆動手段に供給して、ヘッド駆動手段に制
御信号に応じて光学ヘッド部を移動させる動作を行わ
せ、また、最終目標アドレス情報と実アドレス情報とが
夫々あらわすアドレス間の差が所定の差未満であると
き、制御信号をビーム制御機構駆動手段に供給すること
により、ビーム制御機構に制御信号に応じて読取用光ビ
ームのディスクにおける入射位置を移動させる動作を行
わせるものとされて、構成される。
【0013】
【作用】このように構成される本発明に係る光学式ディ
スクプレーヤにあっては、多数の周回パターンを形成す
る記録トラックがその各周に所定数の記録区分を有して
設けられ、記録区分の夫々が制御用領域とそれに続く情
報領域とを含み、制御用領域にクロッキング用記録部が
設けられて成るディスクについてのシーク動作が行われ
るにあたり、シーク動作中にあっても、クロック再生部
が読取信号形成部から得られる読取出力信号中のクロッ
キング用記録部についての読取成分に同期したクロック
信号を形成し、かつ、アドレス情報再生部が読取信号形
成部から得られる読取出力信号中の情報領域に基づく読
取成分から、実アドレス情報をクロック再生部により形
成されるクロック信号に基づいて再生する。そして、シ
ーク動作中において再生された実アドレス情報と目標ア
ドレス情報との比較の結果に応じて形成される制御信号
が、最終目標アドレス情報と実アドレス情報とが夫々あ
らわすアドレス間の差が所定の差以上であるとき、ヘッ
ド駆動手段に供給されて、ヘッド駆動手段が制御信号に
応じて光学ヘッド部を移動させる動作を行うものとさ
れ、また、最終目標アドレス情報と実アドレス情報とが
夫々あらわすアドレス間の差が所定の差未満であると
き、ビーム制御機構駆動手段に供給されて、ビーム制御
機構駆動手段により駆動されるビーム制御機構が、制御
信号に応じて読取用光ビームのディスクにおける入射位
置を移動させる動作を行わせるものとされ、その結果、
読取用光ビームのディスクにおける入射位置が最終目標
アドレス情報に対応する位置に到達せしめられる。
【0014】従って、本発明に係る光学式ディスクプレ
ーヤによれば、多数の周回パターンを形成する記録トラ
ックがその各周に所定数の記録区分を有して設けられ、
記録区分の夫々が制御用領域とそれに続く情報領域とを
含み、制御用領域にクロッキング用記録部が設けられて
成るディスクについてのシーク動作が、ノーマル再生動
作状態をとってディスクからアドレス情報を再生する動
作を伴うことなく、円滑かつ迅速に行われ、それによ
り、シーク動作がそれに要される時間が効果的に短縮さ
れる状態のもとで実施されることになる。
【0015】
【実施例】図1は、本発明に係る光学式ディスクプレー
ヤの一例を示し、この例は、前述の図4及び図5に示さ
れる如くの記録フォーマットがとられるディスクDKか
らの情報再生を行うものとされている。
【0016】図1に示される例においては、ディスクD
Kが、ディスク装着部40に装着され、ディスク駆動部
41により所定の回転速度をもって回転駆動されるディ
スク装着部40に伴って回動せしめられる。そして、デ
ィスクDKには、光学ヘッド42が対向せしめられてい
る。
【0017】光学ヘッド42は、レーザ光ビーム等の読
取用光ビームをディスクDKに入射させ、ディスクDK
に入射した読取用光ビームがディスクDKに形成された
記録トラックTKにより変調されて反射されることによ
り形成される、ディスクDKからの反射光ビームに基づ
いて得られた読取出力信号を送出する。従って、光学ヘ
ッド42からの読取用光ビームのディスクDKに対する
入射位置が、ディスクDKにおける情報読取位置とな
る。
【0018】光学ヘッド42は、読取用光ビームを適正
な集束状態をもってディスクDKに入射させるためのフ
ォーカス制御、及び、ディスクDKに対する読取用光ビ
ームの入射位置を記録トラックTKに適正に追従させる
ためのトラッキング制御を行い得るものとされたビーム
制御機構13を有しているとともに、ディスクDKから
の反射光ビームを検出する光検出器、及び、光検出器か
らの検出出力信号に基づいて読取出力信号及びフォーカ
スエラー信号等を形成する回路部から成る信号形成部を
内蔵している。ビーム制御機構13は、ディスクDKに
対する読取用光ビームの入射位置を、ディスクDKに形
成された記録トラックTKを過る方向に移動させること
ができるものとされており、トラッキング制御は、ディ
スクDKに対する読取用光ビームの入射位置を記録トラ
ックTKを過る方向に移動させることによって行われ
る。
【0019】また、光学ヘッド42は、それをディスク
DKの半径方向、即ち、ディスクDKにおいて記録トラ
ックTKが形成する周回パターンを過る方向に移動させ
るための、例えば、リニアモータ機構により構成された
ヘッド駆動部15が付設されたものとされている。さら
に、光学ヘッド42には、ビーム制御機構13の作動位
置を検出する位置センサ16が内蔵されており、位置セ
ンサ16から得られる、ビーム制御機構13の作動位置
をあらわす検出出力信号Spが、スイッチ17における
選択接点17a及びスイッチ18における選択接点18
bの夫々に供給される。
【0020】光学ヘッド42に内蔵された信号形成部か
らは、入射した読取用光ビームがディスクDKに形成さ
れた記録トラックTKにより変調されて反射されること
により形成される、ディスクDKからの反射光ビームに
基づいて形成された、ディスクDKに入射する読取用光
ビームの集束状態をあらわすフォーカスエラー信号Sf
及びディスクDKに形成された記録トラックTKが有す
る各記録区分からの読取出力信号SIが送出される。フ
ォーカスエラー信号Sfは、フォーカス制御信号形成部
21に供給され、フォーカス制御信号形成部21から、
フォーカスエラー信号Sfに基づいて形成されたフォー
カス制御信号SFが得られて、それが光学ヘッド42が
有するビーム制御機構13に供給される。それにより、
ビーム制御機構13は、フォーカス制御信号SFに応じ
て、ディスクDKに入射する読取用光ビームについての
フォーカス制御を行うものとされる。
【0021】また、光学ヘッド42に内蔵された信号形
成部から送出される読取出力信号SIは、増幅部22を
経て、トラッキングエラー信号形成部23,パルス検出
部24及びゲート部25に供給される。読取出力信号S
I中には、前述の図5に示される如くにして、ディスク
DKに形成された記録トラックTKにおける各ブロック
の制御用領域ACに設けられたトラッキング制御用ピッ
トQa及びQb及びクロッキング用ピットQcについて
の読取成分と、ディスクDKに形成された記録トラック
TKにおける各ブロックにあって制御用領域ACに続く
ものとなる情報領域AIに記録されたアドレス情報DA
もしくはプログラム情報DPについての読取成分とが含
まれる。
【0022】読取出力信号SI中のトラッキング制御用
ピットQa及びQb及びクロッキング用ピットQcにつ
いての読取成分は、例えば、図2に示される如くに、夫
々、制御用領域ACについての読取期間中においてパル
スPa,Pb及びPcとして現れる。その際、ディスク
DKにおける読取用光ビームの入射位置が、記録トラッ
クTKのトラック中心線Kc上にある状態、即ち、読取
用光ビームが記録トラックTKに対する適正なトラッキ
ング状態におかれたもとで読取出力信号SIが得られる
場合には、トラッキング制御用ピットQaに基づくパル
スPaのレベルとトラッキング制御用ピットQbに基づ
くパルスPbのレベルとが実質的に等しく、かつ、クロ
ッキング用ピットQcに基づくパルスPcのレベルがパ
ルスPa及びPbの夫々のレベルより絶対値において大
となる。
【0023】一方、ディスクDKにおける読取用光ビー
ムの入射位置が、記録トラックTKに対する適正なトラ
ッキング状態におかれず、記録トラックTKのトラック
中心線KcからピットQa側に変位した状態のもとで読
取出力信号SIが得られる場合には、パルスPaのレベ
ルがパルスPbのレベルより絶対値において大となり、
かつ、パルスPcのレベルが、絶対値において、パルス
PaのレベルとパルスPbのレベルとの間となる。ま
た、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位置
が、記録トラックTKのトラック中心線Kcからピット
Qb側に変位した状態のもとで読取出力信号SIが得ら
れる場合には、パルスPaのレベルがパルスPbのレベ
ルより絶対値において小となり、かつ、パルスPcのレ
ベルが、絶対値において、パルスPaのレベルとパルス
Pbのレベルとの間となる。
【0024】パルス検出部24においては、読取出力信
号SI中におけるクロッキング用ピットQcに基づくパ
ルスPcの検出がなされ、検出されたパルスPcがクロ
ック再生部26に供給される。クロック再生部26は、
パルスPc同期するものとされるクロック信号PCを発
生する。このクロック信号PCは、トラッキングエラー
信号形成部23に供給されるとともに、他の各部に供給
される。
【0025】トラッキングエラー信号形成部23におい
ては、クロック再生部26からのクロック信号PCに基
づいて、読取出力信号SI中におけるトラッキング制御
用ピットQaに基づくパルスPa及びトラッキング制御
用ピットQbに基づくパルスPbの夫々に対応するサン
プリング・パルスが形成され、それらによりパルスPa
及びPbの夫々のレベルがサンプル・ホールドされる。
そして、サンプル・ホールドされたパルスPa及びPb
の夫々のレベルの相互比較が行われ、その比較結果に基
づいて、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位
置と記録トラックTKのトラック中心線Kcとの位置関
係をあらわすトラッキングエラー信号Stが形成され
る。このようにして、トラッキングエラー信号形成部2
3から得られるトラッキングエラー信号Stは、スイッ
チ27の選択接点27aに供給される。
【0026】一方、ゲート部25においては、クロック
再生部26からのクロック信号PCに基づいて、読取出
力信号SI中の、ディスクDKに形成された記録トラッ
クTKにおける各ブロックの情報領域AIに記録された
アドレス情報DAもしくはプログラム情報DPについて
の読取成分が現れる期間に対応したゲート・パルスが形
成され、それにより、アドレス情報DAもしくはプログ
ラム情報DPについての読取成分が、例えば、図2に示
される如くの、情報領域AIについての読取期間中にお
いて得られる情報パルス群PIとして取り出される。そ
して、ゲート部25からの情報パルス群PIは、波形整
形部28により波形されて情報パルス群PI’とされた
後、デコーダ29に供給される。
【0027】デコーダ29には、クロック再生部26か
らのクロック信号PCも供給され、デコーダ29におい
ては、波形整形部28からの情報パルス群PI’に対す
るクロック信号PCをもっての各種の処理がなされる。
そして、デコーダ29から、再生情報信号DIが得られ
て、プログラム情報処理部30及びアドレス情報再生部
31に供給される。プログラム情報処理部30からは、
ゲート部25から得られる情報パルス群PIがプログラ
ム情報DPについての読取成分であるとき、デコーダ2
9からの再生情報信号DIに対するクロック再生部26
からのクロック信号PCをもっての処理がなされ、再生
情報信号DIに基づいて再生されたプログラム情報DP
が得られ、それが出力端子32に導出される。また、ア
ドレス情報再生部31からは、ゲート部25から得られ
る情報パルス群PIがアドレス情報DAについての読取
成分であるとき、デコーダ29からの再生情報信号DI
に対するクロック再生部26からのクロック信号PCを
もっての処理がなされ、再生情報信号DIに基づいて再
生されたアドレス情報DAが得られ、それが制御ユニッ
ト35に供給される。
【0028】制御ユニット35には、クロック再生部2
6からのクロック信号PCが供給されるとともに、アド
レス情報再生部31からの再生されたアドレス情報DA
が供給される目標アドレス設定部36が接続されてお
り、目標アドレス設定部36は、図1に示される例にデ
ィスクDKに関してのシーク動作を行わせるべく、目標
アドレス情報DATを制御ユニット35に供給するもの
とされている。シーク動作に際して目標アドレス設定部
36から制御ユニット35に供給される目標アドレス情
報DATは、例えば、ディスクDKにおける読取用光ビ
ームの入射位置がディスクDK上におけるアドレスD1
の位置にあるとき、ディスクDKにおける読取用光ビー
ムの入射位置をディスクDK上におけるアドレスD2の
位置にまで移動させるシーク動作、即ち、開始アドレス
をD1とするとともに終了アドレスをD2とするシーク
動作が行われる場合、図3に示される如くに、シーク動
作の開始時点Toから時間の経過に比例して“0”から
増加していく値をとる変数Nに対して、開始アドレスD
1をあらわす目標アドレス値DToから終了アドレスD
2をあらわす最終目標アドレス値DTtまで、図3に示
される曲線によって近似的にあらわされる如くの関係を
もって変化する目標アドレス値DTxをとるものとされ
る。そして、目標アドレス情報DATのうち最終目標ア
ドレス値DTtをとるものが最終目標アドレス情報であ
り、最終目標アドレス情報が供給される時点Ttにおい
て変数Nは値Ntをとる。
【0029】このように、目標アドレス設定部36から
制御ユニット35に、図3に示される如くの、最終目標
アドレス値DTtをとる最終目標アドレス情報を含む目
標アドレス情報DATが供給されるもとで、シーク動作
が行われるにあたっては、制御ユニット35において、
アドレス情報再生部31から供給される、そのときのデ
ィスクDKにおける読取用光ビームの入射位置に対応す
るアドレス情報、即ち、実アドレス情報である再生され
たアドレス情報DAと、目標アドレス設定部36から供
給される目標アドレス情報DATとが比較される。斯か
る比較は、例えば、目標アドレス情報DATに関わる変
数Nの変化毎に、目標アドレス情報DATがあらわすア
ドレス値DTxと再生されたアドレス情報DAがあらわ
すアドレス値Dxとの間の差(DTx−Dx)がとられ
ることにより行われる。そして、目標アドレス情報DA
T及び再生されたアドレス情報DAが夫々あらわすアド
レス値の差(DTx−Dx)に応じた制御信号Csが形
成され、それがスイッチ27の選択接点27b、及び、
スイッチ17の選択接点17bに供給される。
【0030】また、それとともに、制御ユニット35に
おいて、アドレス情報再生部31から供給される再生さ
れたアドレス情報DAと最終目標アドレス情報とが比較
され、最終目標アドレス情報があらわす最終目標アドレ
ス値DTtと再生されたアドレス情報DAがあらわすア
ドレス値Dxとの間の差(DTt−Dx)が求められ
る。そして、最終目標アドレス情報及び再生されたアド
レス情報DAが夫々あらわすアドレス値間の差(DTt
−Dx)が予め設定された基準値DR以上(DTx−D
x≧DR)である場合には、制御ユニット35から、ス
イッチ制御信号S1,S2及びS3がいずれも高レベル
をとるものとされて送出され、スイッチ27,17及び
18に夫々供給される。それにより、スイッチ27が、
高レベルをとるスイッチ制御信号S1に応じて、その可
動接点27cが選択接点27bに接続される状態とさ
れ、スイッチ17が、高レベルをとるスイッチ制御信号
S2に応じて、その可動接点17cが選択接点17bに
接続される状態とされ、さらに、スイッチ18が、高レ
ベルをとるスイッチ制御信号S3に応じて、その可動接
点18cが選択接点18bに接続される状態とされる。
【0031】従って、斯かる際には、制御ユニット35
から得られる制御信号Csが、スイッチ17を通じてヘ
ッド駆動信号形成部37に供給される。ヘッド駆動信号
形成部37は、制御ユニット35からの制御信号Csに
基づくヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッド駆動
部15に供給する。それにより、ヘッド駆動信号SHに
応じて作動するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド
42が、ディスクDKの半径方向、即ち、ディスクDK
において記録トラックTKが形成する周回パターンを過
る方向に移動せしめられる。
【0032】また、このとき、光学ヘッド42に内蔵さ
れた位置センサ16から得られる検出出力信号Spが、
スイッチ18を通じてトラッキング制御信号形成部38
に供給され、トラッキング制御信号形成部38が検出出
力信号Spに基づくトラッキング制御信号STを形成
し、それを光学ヘッド42のビーム制御機構13に供給
する。それにより、ビーム制御機構13は、ディスクD
Kに入射する読取用光ビームを、位置センサ16から得
られる検出出力信号Spに従って制御することになる。
【0033】このようにして光学ヘッド42がディスク
DKにおいて記録トラックTKが形成する周回パターン
を過る方向に移動せしめられることにより、ディスクD
Kにおける読取用光ビームの入射位置が、ディスクDK
における記録トラックTKを過る方向に移動せしめられ
るが、斯かるもとにおいても、ディスクDKの回転に伴
う、ディスクDKの記録トラックTKにおける図5に示
される如くの各ブロックの読取用光ビームに対する相対
移動速度は、読取用光ビームの入射位置の記録トラック
TKを過る方向の移動速度に比較して極めて速いので、
読取用光ビームによる記録トラックTKにおけるブロッ
クのうちの連続する複数個を単位とする読取りが断続的
に行われる。それにより、光学ヘッド42がディスクD
Kにおいて記録トラックTKが形成する周回パターンを
過る方向に移動せしめられるもとにあっても、光学ヘッ
ド42に内蔵された信号形成部から得られる読取出力信
号SIに基づいて、クロック再生部26によりクロック
信号PCが適正に形成されるとともに、アドレス情報再
生部31から再生されたアドレス情報DAが、断続的に
ではあるが、適正に得られる。
【0034】従って、ヘッド駆動信号SHに応じて作動
するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド42がディ
スクDKにおいて記録トラックTKが形成する周回パタ
ーンを過る方向に移動せしめられるもとにあっても、制
御ユニット35において、再生されたアドレス情報DA
と目標アドレス情報DATとが比較され、その比較結果
に応じた制御信号Csが形成される動作、及び、再生さ
れたアドレス情報DAと最終目標アドレス情報とが比較
され、その比較結果に応じたスイッチ制御信号S1,S
2及びS3が形成される動作が適正に行われる。そし
て、ディスクDKにおいて記録トラックTKが形成する
周回パターンを過る方向における光学ヘッド42の移動
が、再生されたアドレス情報DAがあらわすアドレス値
Dxが目標アドレス情報DATがあらわす目標アドレス
値に追従して変化していく状態となるようにして行われ
る。
【0035】その後、最終目標アドレス情報及び再生さ
れたアドレス情報DAが夫々あらわすアドレス値間の差
(DTt−Dx)が予め設定された基準値DR未満(D
Tt−Dx<DRとなったときには、制御ユニット35
から、スイッチ制御信号S1が高レベルをとるものとさ
れて送出されるとともに、スイッチ制御信号S2及びS
3の各々が低レベルをとるものとされて送出され、スイ
ッチ制御信号S1,S2及びS3がスイッチ27,17
及び18に夫々供給される。それにより、スイッチ27
が、高レベルをとるスイッチ制御信号S1に応じて、そ
の可動接点27cが選択接点27bに接続される状態と
され、スイッチ17が、低レベルをとるスイッチ制御信
号S2に応じて、その可動接点17cが選択接点17a
に接続される状態とされ、さらに、スイッチ18が、低
レベルをとるスイッチ制御信号S3に応じて、その可動
接点18cが選択接点18aに接続される状態とされ
る。
【0036】従って、斯かる際には、制御ユニット35
から得られる制御信号Csが、スイッチ27及び18を
通じてトラッキング制御信号形成部38に供給され、ト
ラッキング制御信号形成部38が制御信号Csに基づく
トラッキング制御信号STを形成し、それを光学ヘッド
42のビーム制御機構13に供給する。それにより、ビ
ーム制御機構13が、ディスクDKにおける読取用光ビ
ームの入射位置を、制御信号Csに応じて、ディスクD
Kにおける記録トラックTKを過る方向に小刻みに移動
させる。
【0037】また、このとき、光学ヘッド42に内蔵さ
れた位置センサ16から得られる検出出力信号Spが、
スイッチ17を通じてヘッド駆動信号形成部37に供給
され、ヘッド駆動信号形成部37が検出出力信号Spに
応じたヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッド駆動
部15に供給する。それにより、ヘッド駆動信号SHに
応じて作動するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド
42が、ディスクDKの半径方向に極めて遅い速度をも
って移動せしめられる。
【0038】このようにして、ビーム制御機構13によ
りディスクDKにおける読取用光ビームの入射位置が、
制御信号Csに応じて、ディスクDKにおける記録トラ
ックTKを過る方向に小刻みに移動せしめられるもとに
おいても、ディスクDKの回転に伴う、ディスクDKの
記録トラックTKにおける図5に示される如くの各ブロ
ックの読取用光ビームに対する相対移動速度は、読取用
光ビームの入射位置の記録トラックTKを過る方向の移
動速度に比較して極めて速いので、読取用光ビームによ
る記録トラックTKにおけるブロックのうちの連続する
複数個を単位とする読取りが断続的に行われる。それに
より、光学ヘッド42がディスクDKにおいて記録トラ
ックTKが形成する周回パターンを過る方向に移動せし
められるもとにあっても、光学ヘッド42に内蔵された
信号形成部から得られる読取出力信号SIに基づいて、
クロック再生部26によりクロック信号PCが適正に形
成されるとともに、アドレス情報再生部31から再生さ
れたアドレス情報DAが、断続的にではあるが、適正に
得られる。
【0039】従って、制御信号Csに基づくトラッキン
グ制御信号STに応じて作動するビーム制御機構13に
よって、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位
置がディスクDKにおける記録トラックTKを過る方向
に小刻みに移動せしめられるもとにあっても、制御ユニ
ット35において、再生されたアドレス情報DAと目標
アドレス情報DATとが比較され、その比較結果に応じ
た制御信号Csが形成される動作、及び、再生されたア
ドレス情報DAと最終目標アドレス情報とが比較され、
その比較結果に応じたスイッチ制御信号S1,S2及び
S3が形成される動作が適正に行われる。その結果、デ
ィスクDKにおける記録トラックTKを過る方向におけ
る読取用光ビームの入射位置の移動が、再生されたアド
レス情報DAがあらわすアドレス値Dxが目標アドレス
情報DATがあらわす目標アドレス値に追従して変化し
ていく状態となるようにして行われる。
【0040】そして、再生されたアドレス情報DAがあ
らわすアドレス値Dxが最終目標アドレス情報があらわ
す最終目標アドレス値DTtに一致する(Dx=DT
t)状態となると、制御ユニット35は、制御信号Cs
の送出を停止するとともに、スイッチ制御信号S1,S
2及びS3をいずれも低レベルをとるものとして送出す
る。それにより、スイッチ27が、低レベルをとるスイ
ッチ制御信号S1に応じて、その可動接点27cが選択
接点27aに接続される状態とされ、スイッチ17が、
低レベルをとるスイッチ制御信号S2に応じて、その可
動接点17cが選択接点17aに接続される状態とさ
れ、さらに、スイッチ18が、低レベルをとるスイッチ
制御信号S3に応じて、その可動接点18cが選択接点
18aに接続される状態とされる。
【0041】斯かる際には、トラッキングエラー信号形
成部23から得られるトラッキングエラー信号Stが、
スイッチ27及び18を通じてトラッキング制御信号形
成部38に供給され、トラッキング制御信号形成部38
がトラッキングエラー信号Stに基づくトラッキング制
御信号STを形成して、それを光学ヘッド42のビーム
制御機構13に供給する。また、このとき、光学ヘッド
42に内蔵された位置センサ16から得られる検出出力
信号Spが、スイッチ17を通じてヘッド駆動信号形成
部37に供給され、ヘッド駆動信号形成部37が検出出
力信号Spに応じたヘッド駆動信号SHを形成し、それ
をヘッド駆動部15に供給する。
【0042】従って、ディスクDKにおける読取用光ビ
ームの入射位置が最終目標アドレス値DTtに対応する
位置に到達したことにより、シーク動作が終了せしめら
れて、ノーマル再生動作が行われることになり、トラッ
キング制御信号STの供給がなされるビーム制御機構1
3が、トラッキングエラー信号Stに応じて、ディスク
DKにおける読取用光ビームの入射位置をディスクDK
における記録トラックTKに追従させるべく制御し、ま
た、ヘッド駆動信号SHの供給がなされるヘッド駆動部
15が、光学ヘッド42をディスクDKの半径方向に極
めて遅い速度をもって移動させる状態とされる。
【0043】このようにして、図1に示される例におい
ては、ディスクDKについてのシーク動作が、その途中
において、ディスクDKにおける記録トラックTKから
アドレス情報DAを再生すべくノーマル再生動作を行う
状態がとられることなく、円滑かつ効率的に行われ、従
って、シーク動作に要される時間が効果的に短縮される
ことになる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る光学式ディスクプレーヤにあっては、多数の周回パ
ターンを形成する記録トラックがその各周に所定数の記
録区分を有して設けられ、記録区分の夫々が制御用領域
とそれに続く情報領域とを含み、制御用領域にクロッキ
ング用記録部が設けられて成るディスクについてのシー
ク動作が行われるにあたり、シーク動作中においても、
ディスクのクロッキング用記録部からの読取成分に同期
したクロック信号が形成され、かつ、形成されたクロッ
ク信号に基づき、ディスクの情報領域についての読取成
分から、実アドレス情報が再生される。そして、シーク
動作中において再生された実アドレス情報と目標アドレ
ス情報とに基づいて、読取用光ビームのディスクにおけ
る入射位置が最終目標アドレス情報に対応する位置に到
達せしめられる。
【0045】従って、本発明に係る光学式ディスクプレ
ーヤによれば、多数の周回パターンを形成する記録トラ
ックがその各周に所定数の記録区分を有して設けられ、
記録区分の夫々が制御用領域とそれに続く情報領域とを
含み、制御用領域にクロッキング用記録部が設けられて
成るディスクについてのシーク動作が、その途中におい
てノーマル再生動作状態をとってディスクからアドレス
情報を再生する動作を伴うことなく、円滑かつ迅速に行
われ、それにより、シーク動作がそれに要される時間が
効果的に短縮される状態のもとで実施されることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学式ディスクプレーヤの一例を
示すブロ ック接続図である。
【図2】図1に示される例において得られる読取出力信
号の説明に供される波形図である。
【図3】図1に示される例における目標アドレス情報の
説明に供される相関図である。
【図4】ディスクにおける記録フォーマットの説明に供
される概念図である。
【図5】図4に示されるディスクに形成された記録トラ
ックにおける記録フォーマットの説明に供される概念図
である。
【符号の説明】
13 ビーム制御機構 15 ヘッド駆動部 16 位置センサ 17,18,27 スイッチ 23 トラッキングエラー信号形成部 24 パルス検出部 25 ゲート部 26 クロック再生部 29 デコーダ 30 プログラム情報処理部 31 アドレス情報再生部 35 制御ユニット 36 目標アドレス設定部 37 ヘッド駆動信号形成部 38 トラッキング制御信号形成部 40 ディスク装着部 41 ディスク駆動部 42 光学ヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の周回パターンを形成する記録トラッ
    クがその各周に所定数の記録区分を有して設けられ、該
    記録区分の夫々が制御用領域とそれに続く情報領域とを
    含み、上記制御用領域にクロッキング用記録部が設けら
    れて成るディスクに、読取用光ビームを入射させるとと
    もに該読取用光ビームの上記ディスクにおける入射位置
    を上記記録トラックを過る方向に移動させて制御するビ
    ーム制御機構、及び、上記ディスクからの光ビームを検
    出して読取出力信号を得る読取信号形成部を備えた光学
    ヘッド部と、 該光学ヘッド部を上記ディスクに対して上記記録トラッ
    クが形成する周回パターンを過る方向に移動させるヘッ
    ド駆動手段と、 上記光学ヘッド部におけるビーム制御機構を駆動するビ
    ーム制御機構駆動手段と、 上記光学ヘッド部における読取信号形成部から得られる
    読取出力信号中の上記クロッキング用記録部についての
    読取成分に同期したクロック信号を形成するクロック再
    生部と、 上記光学ヘッド部における読取信号形成部から得られる
    読取出力信号中の上記情報領域に基づく読取成分から、
    実アドレス情報を上記クロック再生部により形成される
    クロック信号に基づいて再生するアドレス情報再生部
    と、 最終目標アドレス情報を含むものとされる目標アドレス
    情報を供給する目標アドレス設定部と、 上記目標アドレス情報と上記実アドレス情報とを比較し
    て得られる比較結果に応じた制御信号を形成するととも
    に、上記最終目標アドレス情報と上記実アドレス情報と
    が夫々あらわすアドレス間の差が所定の差以上であると
    き、上記制御信号を上記ヘッド駆動手段に供給して、該
    ヘッド駆動手段に上記制御信号に応じて上記光学ヘッド
    部を移動させる動作を行わせ、また、上記最終目標アド
    レス情報と上記実アドレス情報とが夫々あらわすアドレ
    ス間の差が所定の差未満であるとき、上記制御信号を上
    記ビーム制御機構駆動手段に供給することにより、上記
    ビーム制御機構に上記制御信号に応じて上記読取用光ビ
    ームの上記ディスクにおける入射位置を移動させる動作
    を行わせる動作制御部と、を備えて構成される光学式デ
    ィスクプレーヤ。
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