JP3343925B2 - 光学式ディスクプレーヤ - Google Patents

光学式ディスクプレーヤ

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JP3343925B2
JP3343925B2 JP01696292A JP1696292A JP3343925B2 JP 3343925 B2 JP3343925 B2 JP 3343925B2 JP 01696292 A JP01696292 A JP 01696292A JP 1696292 A JP1696292 A JP 1696292A JP 3343925 B2 JP3343925 B2 JP 3343925B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多数の周回パターンを
形成する記録トラックが設けられたディスクに読取用光
ビームを入射させるとともに読取用光ビームを記録トラ
ックを過る方向に移動させて制御するビーム制御機構、
及び、ディスクからの光ビームを検出して読取出力信号
を得る読取信号形成部とを有した光学ヘッド部を備え、
ノーマル再生動作に加えて、ディスクに対するシーク動
作を行うものとされた光学式ディスクプレーヤに関す
る。
【0002】
【従来の技術】情報記録媒体としてのディスクにおい
て、記録された情報の読取りが行えるのみならず、ディ
スクとして形成された後にも光ビームを用いて情報を記
録することができる、所謂、書込可能な光ディスクが提
案されている。斯かる書込可能な光ディスクは、通常、
所定の記録フォーマットのもとに情報の書込みがなされ
るようにされ、例えば、図6において示されるディスク
DKの如くのものとされる。
【0003】図6に示されるディスクDKにおいては、
中央孔10が形成された中央部の周囲に環状のレーベル
部12が配され、さらに、レーベル部12の周囲に拡が
る環状の記録面部14が設けられている。そして、記録
面部14には、中央孔10を取り囲む多数の周回パター
ンを形成する渦巻状の記録トラックTKが設けられ、そ
の各一周分、即ち、1周回トラックが所定数m(例え
ば、32)個のセクターSC1,SC2,・・・SCm
に区画されており、例えば、各周回トラックにおけるセ
クターSC1という如くに、夫々の周回トラック間にお
いて対応する関係にある複数のセクターは、ディスクD
Kの半径方向に配列されたものとされる。このような記
録トラックTKが設けられたもとで、ディスクDKは、
記録再生装置に装着されて矢印Rの方向に回転せしめら
れ、光ビームを用いての情報記録あるいは情報再生に供
される。
【0004】上述の各周回トラックにおけるセクターS
C1〜SCmの夫々は、図7に示される如く、記録トラ
ックTKに沿って配列される、所定数n(例えば、4
3)個のブロックBL1,BL2,・・・BLnを含む
ものとされる。これらブロックについても、例えば、各
周回トラックにおけるセクターSC1のブロックBL1
という如くに、ディスクDKの半径方向に配列された複
数のセクター間において対応する関係にある複数のブロ
ックは、ディスクDKの半径方向に配列されたものとさ
れる。
【0005】このような各セクターにおけるブロックB
L1〜BLnの夫々は、図7においてブロックBL1に
ついての例示がなされている如くに、その始端部側に制
御用領域ACが、例えば、2バイトの情報量に対応する
ものとされて設けられるとともに、それに続く情報領域
AIが、例えば、16バイトの情報量に対応するものと
されて設けられ、全体が18バイトの情報量に対応する
ものとされる。そして、各ブロックの制御用領域ACに
は、トラッキング制御用ピットQa及びQbとクロッキ
ング用ピットQcとが予め形成されている。トラッキン
グ制御用ピットQa及びQbは、トラック中心線Kcの
外側及び内側となる位置に所定の相互間隔を置いて配さ
れ、ディスクDKがディスクプレーヤに装着されて光ビ
ームを用いての情報記録もしくは情報再生に供されるに
あたり、光ビームにより読み取られて光ビームの記録ト
ラックTKに対するトラッキング情報を提供する。ま
た、クロッキング用ピットQcは、トラック中心線Kc
上における、トラッキング制御用ピットQa及びQbか
ら所定の距離だけ離隔した位置に配され、ディスクDK
がディスクプレーヤに装着されて光ビームを用いての情
報記録もしくは情報再生に供されるにあたり、光ビーム
により読み取られて、ディスクプレーヤにおけるクロッ
ク信号の再生に寄与する。
【0006】また、各ブロックの情報領域AIについて
は、各セクターにおける最初のブロックであるブロック
BL1にはアドレス情報DAが記録され、また、各セク
ターにおけるブロックBL1に続くブロックBL2〜B
Lnの夫々にはプログラム情報DPが記録される。これ
らアドレス情報DAあるいはプログラム情報DPは、デ
ィスクDKがディスクプレーヤに装着されて光ビームを
用いての情報再生に供される際には、制御用領域ACに
配されたクロッキング用ピットQcの読取出力に同期し
て形成されるクロック信号に基づいて再生される。
【0007】斯かるディスクDKが、例えば、情報記録
がなされたものとされ、ディスクプレーヤに装着され
て、それからの情報再生がなされるに際しては、ディス
クDKが中央孔10を回動中心として回転せしめられる
もとで、ディスクDKに光学ヘッドからの読取用光ビー
ムが入射せしめられて、ディスクDKに形成された記録
トラックTKが読取用光ビームにより連続的に走査され
ていき、そのときのディスクDKからの反射光ビームが
光学ヘッドに配された光検出器により検出されて得られ
る読取出力信号に基づいて情報が再生されるノーマル再
生動作状態がとられる。このようなノーマル再生動作状
態のもとにおいては、ディスクDKに入射せしめられる
光学ヘッドからの読取用光ビームが、それを適正な集束
状態をもってディスクDKに到達するものとすべく制御
するフォーカス制御手段、及び、それを記録トラックT
Kに適正に追従させるべく記録トラックTKを過る方向
に移動させて制御するトラッキング制御手段による制御
を受けるものとされる。
【0008】そして、ノーマル再生動作状態がとられる
にあたっては、ノーマル再生動作状態のもとでの情報再
生が、ディスクDKにおける選択された位置から開始さ
れるようになされることが要求され、それゆえ、ノーマ
ル再生動作状態がとられるに先立って、ディスクDKに
おける読取用光ビームの入射位置が選択された位置に合
致せしめられることが必要とされる。即ち、ディスクD
Kにおける選択された位置が設定されたとき、読取用光
ビームがディスクDKにおける選択された位置以外の位
置に入射している場合には、その読取用光ビームがディ
スクDKにおける選択された位置に入射する状態をとる
べく移動せしめられるシーク動作が行われることにな
り、その際のディスクDKにおける選択された位置の設
定は、その目的位置をあらわす目的地アドレス情報が指
定されることによりなされる。シーク動作は、読取用光
ビームが、そのディスクDKにおける入射位置を、周回
パターンを形成する渦巻状の記録トラックTKを過る方
向に移動させるものとされて行われる。
【0009】このようなシーク動作が行われる場合に
は、読取用光ビームのディスクDKにおける入射位置を
速やかにディスクDKにおける選択された位置に到達さ
せるべく、先ず、読取用光ビームをディスクDKに入射
させる光学ヘッドが、記録トラックTKが形成する周回
パターンを過る方向に、ディスクDKにおける目的地ア
ドレス情報に対応する位置に向けて移動せしめられる。
その際、ディスクDKにおける記録トラックTKに記録
されたアドレス情報が、光学ヘッドからディスクDKに
入射せしめられる読取用光ビームにより読み取られて再
生される。そして、再生されたアドレス情報と目的地ア
ドレス情報とが比較され、両者間のアドレス差が所定の
差以上であるときには、引き続き、光学ヘッドが、記録
トラックTKが形成する周回パターンを過る方向に、デ
ィスクDKにおける目的地アドレス情報に対応する位置
に向けて移動せしめられる。そして、再生されたアドレ
ス情報と目的地アドレス情報との間のアドレス差が所定
の差未満となったとき、光学ヘッドに内蔵された光ビー
ム制御機構、例えば、トラッキング制御手段により、光
学ヘッドからディスクDKに入射せしめられる読取用光
ビームが移動せしめられて、そのディスクDKにおける
入射位置が、記録トラックTKを過る方向に移動せしめ
られる小規模トラックジャンプ(例えば、1トラック・
トラックジャンプ)動作が行われ、読取用光ビームの入
射位置が目的地アドレス情報に対応する位置に到達せし
められる。
【0010】即ち、シーク動作時においては、先ず、光
学ヘッドがディスクDKにおける記録トラックTKが形
成する周回パターンを過る方向に移動せしめられ、続い
て、トラッキング制御手段が作動せしめられることによ
って、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位置
が、ディスクDKにおいて記録トラックTKが形成する
周回パターンを過る方向に移動せしめられる。
【0011】光学ヘッドに内蔵された光ビーム制御機構
としてのトラッキング制御手段は、例えば、図8に示さ
れる如くに、光学ヘッドに内蔵された、ディスクDKに
読取用光ビームを入射させる対物レンズ1を移動させ、
それによって、対物レンズ1を通じてディスクDKに入
射する読取用光ビームの入射位置を、ディスクDKにお
いて記録トラックTKが形成する周回パターンを過る方
向に移動せしめるものとされる。即ち、板バネ部材2に
よって移動可能に支持された対物レンズ1に駆動コイル
3が装着され、対物レンズ1に対向して固定された磁石
4の磁界内に配される。そして、駆動コイル3に駆動制
御信号が供給されることにより、板バネ部材2を変形さ
せて、対物レンズ1を矢印Tによってあらわされる如く
に移動させる。
【0012】このようなトラッキング制御手段は、板バ
ネ部材2によって支持された対物レンズ1を自然な位置
におく中立点位置と、対物レンズ1を自然な位置から、
矢印Tによってあらわされる、或る方向あるいはそれと
は反対の方向に移動した位置をとらせる、中立点から変
位した作動位置をとるものとされる。また、斯かるトラ
ッキング制御手段には、対物レンズ1を支持する板バネ
部材2に位置センサ5が設けられ、その位置センサ5に
よってトラッキング制御手段の作動位置が検出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くのトラッキ
ング制御手段が備えられたもとでシーク動作が行われる
にあたっては、再生されたアドレス情報と目的地アドレ
ス情報との間のアドレス差が所定の差以上であって、光
学ヘッドが記録トラックTKが形成する周回パターンを
過る方向に移動せしめられる際には、トラッキング制御
手段が中立点位置を含む所望の変位範囲内の作動位置に
おかれるものとされることが望まれ、また、再生された
アドレス情報と目的地アドレス情報との間のアドレス差
が所定の差未満となり、トラッキング制御手段が作動せ
しめられることによって、ディスクDKにおける読取用
光ビームの入射位置が移動せしめられる際には、トラッ
キング制御手段が、中立点位置を含む所望の変位範囲内
の変位をもって、ディスクDKにおける読取用光ビーム
の入射位置をディスクDKにおいて記録トラックTKが
形成する周回パターンを過る方向に移動せしめるものと
されることが望まれる。
【0014】しかしながら、実際にあたっては、種々の
原因により、光学ヘッドが記録トラックTKが形成する
周回パターンを過る方向に移動せしめられるとき、トラ
ッキング制御手段が中立点位置を含む所望の変位範囲内
を越えて変位した状態におかれ、また、トラッキング制
御手段が作動せしめられることによってディスクDKに
おける読取用光ビームの入射位置が移動せしめられると
き、トラッキング制御手段が中立点位置を含む所望の変
位範囲内を越える変位を行う状態におかれ、それによ
り、例えば、光学ヘッドが記録トラックTKが形成する
周回パターンを過る方向の移動を終了したとき、あるい
は、トラッキング制御手段がディスクDKにおける読取
用光ビームの入射位置を移動させる動作を終了したとき
等において、ディスクDKに入射する読取用光ビーム
が、不所望な挙動を行うものとされて、不安定な状態に
おかれることになる不都合を生じる。
【0015】斯かる点に鑑み、本発明は、中央部を包囲
した多数の周回パターンを形成する記録トラックが設け
られ、その中央部を中心にして回転せしめられるディス
クに、読取用光ビームを入射させる光学ヘッドがディス
クにおける記録トラックが形成する周回パターンを過る
方向に移動せしめられ、続いて、光学ヘッドにおける光
ビーム制御機構が作動せしめられることによって、ディ
スクにおける読取用光ビームの入射位置が、目的位置ま
で、ディスクにおいて記録トラックが形成する周回パタ
ーンを過る方向に移動せしめられるシーク動作が、ディ
スクに入射する読取用光ビームの不所望な挙動を伴うこ
となく、安定に行われるものとされる光学式ディスクプ
レーヤを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成すべ
く、本発明に係る光学式ディスクプレーヤは、中央部を
包囲した多数の周回パターンを形成する記録トラックが
設けられ、その中央部を中心にして回動せしめられるデ
ィスクに、読取用光ビームを入射させるとともに読取用
光ビームを記録トラックを過る方向に移動させて制御す
るビーム制御機構、及び、ディスクからの光ビームを検
出して読取出力信号を得る読取信号形成部を備えた光学
ヘッド部と、光学ヘッド部をディスクに対して記録トラ
ックが形成する周回パターンを過る方向に移動させるヘ
ッド駆動手段と、光学ヘッド部におけるビーム制御機構
を駆動するビーム制御機構駆動手段と、光学ヘッド部に
おけるビーム制御機構の作動位置を検出し、検出された
作動位置に応じた作動位置信号を発生する作動位置検出
手段と、作動位置信号のレベルを検出し、検出された作
動位置信号のレベルの絶対値が所定レベル値未満である
とき第1の状態をとり、検出された作動位置信号のレベ
ルの絶対値が所定レベル値以上であるとき第2の状態を
とるレベル判別信号を発生するレベル判別部と、光学ヘ
ッド部における読取信号形成部から得られる読取出力信
号に基づいて、ディスクにおける読取用光ビームの入射
位置に対応する実アドレス情報を再生するアドレス情報
再生部と、ディスクにおける読取用光ビームの入射位置
の記録トラックを過る方向の移動にあたり、開始アドレ
ス情報から最終目標アドレス情報まで逐次変化する目標
アドレス情報を供給する目標アドレス設定部と、ヘッド
駆動手段とビーム制御機構駆動手段に対する動作制御
部とを備え、動作制御部が、目標アドレス情報と実アド
レス情報とに応じた制御信号を形成するとともに、最終
目標アドレス情報と実アドレス情報とが夫々あらわすア
ドレス間の差が所定の差以上であるもとでは、レベル判
別部から第1の状態をとるレベル判別信号が得られると
き、制御信号をヘッド駆動手段に供給するとともに作動
位置信号をビーム制御機構駆動手段に供給し、また、レ
ベル判別部から第2の状態をとるレベル判別信号が得ら
れるとき、作動位置信号をヘッド駆動手段及びビーム制
御機構駆動手段の両者に供給し、一方、最終目標アドレ
ス情報と実アドレス情報とが夫々あらわすアドレス間の
差が所定の差未満であるもとでは、レベル判別部から第
1の状態をとるレベル判別信号が得られるとき、制御信
号をビーム制御機構駆動手段に供給するとともに作動位
置信号をヘッド駆動手段に供給し、また、レベル判別部
から第2の状態をとるレベル判別信号が得られるとき、
作動位置信号をビーム制御機構駆動手段及びヘッド駆動
手段の両者に供給するものとされて、構成される。
【0017】
【作用】このように構成される本発明に係る光学式ディ
スクプレーヤにおいては、中央部を包囲した多数の周回
パターンを形成する記録トラックが設けられ、その中央
部を中心にして回転せしめられるディスクに、読取用光
ビームを入射させるとともに読取用光ビームを記録トラ
ックを過る方向に移動させて制御するビーム制御機構を
有した光学ヘッド部が、ディスクにおける記録トラック
が形成する周回パターンを過る方向に移動せしめられ、
続いて、光学ヘッド部におけるビーム制御機構が作動せ
しめられることによって、ディスクにおける読取用光ビ
ームの入射位置が、目的位置まで、ディスクにおいて記
録トラックが形成する周回パターンを過る方向に移動せ
しめられるシーク動作が行われるにあたり、最終目標ア
ドレス情報と実アドレス情報とが夫々あらわすアドレス
間の差が所定の差以上であるもとでは、レベル判別部か
ら第1の状態をとるレベル判別信号が得られるとき、光
学ヘッド部が目標アドレス情報と実アドレス情報とに
じた制御信号に応じて移動せしめられるともに、ビー
ム制御機構がその作動位置に応じて得られる作動位置信
号により動作制御され、また、レベル判別部から第2の
状態をとるレベル判別信号が得られるとき、光学ヘッド
部及びビーム制御機構の両者が作動位置信号により動作
制御され、一方、最終目標アドレス情報と実アドレス情
報とが夫々あらわすアドレス間の差が所定の差未満とな
ったもとでは、レベル判別部から第1の状態をとるレベ
ル判別信号が得られるとき、光学ヘッド部が作動位置信
号に応じて動作制御されるともに、ビーム制御機構が
制御信号に応じて作動せしめられ、また、レベル判別部
から第2の状態をとるレベル判別信号が得られるとき、
光学ヘッド部及びビーム制御機構の両者が作動位置信号
により動作制御される。
【0018】それにより、シーク動作中において、ビー
ム制御機構が、中立点位置を含む所望の変位範囲内を越
えない変位を行う状態をもって、ディスクに入射する読
取用光ビームを記録トラックを過る方向に移動させる制
御を行うものとされ、その結果、本発明に係る光学式デ
ィスクプレーヤにあっては、シーク動作が、ディスクに
入射する読取用光ビームの不所望な挙動を伴うことな
く、安定に行われることになる。
【0019】
【実施例】図1は、本発明に係る光学式ディスクプレー
ヤの一例を示し、この光学式ディスクプレーヤは、前述
の図6及び図7に示される如くの記録フォーマットがと
られるディスクDKからの情報再生を行うものとされて
いる。
【0020】図1に示される光学式ディスクプレーヤに
おいては、ディスクDKが、ディスク装着部40に中央
孔10を係合させて装着され、ディスク駆動部41によ
り所定の回転速度をもって回転駆動されるディスク装着
部40に伴って回動せしめられる。そして、ディスクD
Kには、光学ヘッド42が対向せしめられている。
【0021】光学ヘッド42は、レーザ光ビーム等の読
取用光ビームをディスクDKに入射させ、ディスクDK
に入射した読取用光ビームがディスクDKに形成された
記録トラックTKにより変調されて反射されることによ
り形成される、ディスクDKからの反射光ビームに基づ
いて得られた読取出力信号を送出する。従って、光学ヘ
ッド42からの読取用光ビームのディスクDKに対する
入射位置が、ディスクDKにおける情報読取位置とな
る。
【0022】光学ヘッド42は、読取用光ビームを適正
な集束状態をもってディスクDKに入射させるためのフ
ォーカス制御、及び、ディスクDKに対する読取用光ビ
ームの入射位置を記録トラックTKに適正に追従させる
ためのトラッキング制御を行い得るものとされたビーム
制御機構13を有しているとともに、ディスクDKから
の反射光ビームを検出する光検出器、及び、光検出器か
らの検出出力信号に基づいて読取出力信号及びフォーカ
スエラー信号等を形成する回路部から成る信号形成部を
内蔵している。ビーム制御機構13は、そのうちのトラ
ッキング制御を行う部分が、図8に示されるトラッキン
グ制御手段と同様に構成されたものとされており、ディ
スクDKに入射する読取用光ビームを、ディスクDKに
形成された記録トラックTKを過る方向に移動させるこ
とができるものとされている。
【0023】また、光学ヘッド42は、それをディスク
DKの半径方向、即ち、ディスクDKにおいて記録トラ
ックTKが形成する周回パターンを過る方向に移動させ
るための、例えば、リニアモータ機構により構成された
ヘッド駆動部15が付設されたものとされている。さら
に、光学ヘッド42には、ビーム制御機構13における
トラッキング制御を行う部分の作動位置を検出する位置
センサ16が、図8に示されるトラッキング制御手段に
設けられた位置センサ5に相当するものとされて内蔵さ
れており、位置センサ16からは、ビーム制御機構13
におけるトラッキング制御を行う部分の作動位置をあら
わす作動位置信号Spが得られる。
【0024】ビーム制御機構13におけるトラッキング
制御を行う部分の作動位置Dhと位置センサ16から得
られる作動位置信号SpのレベルVSpとは、例えば、
図2に示されるグラフ(横軸:Dh,縦軸:VSp)に
あらわされる如くに、線形関係を有するものとされる。
そして、ビーム制御機構13におけるトラッキング制御
を行う部分が中立点位置からの変位がaである作動位置
をとるとき、作動位置信号SpのレベルVSpがVLと
され、また、ビーム制御機構13におけるトラッキング
制御を行う部分が中立点位置からの変位が−aである作
動位置をとるとき、作動位置信号SpのレベルVSpが
−VLとされる。
【0025】このような変位a及び−aは、ビーム制御
機構13におけるトラッキング制御を行う部分におけ
る、ディスクDKに入射する読取用光ビームを制御する
に際しての望ましい変位の最大値を示しており、それゆ
え、変位−aから変位aまでが、ビーム制御機構13に
おけるトラッキング制御を行う部分についての中立点位
置を含む望ましい変位範囲とされている。従って、作動
位置信号SpのレベルVSpにおける−VLからVLま
でが、ビーム制御機構13におけるトラッキング制御を
行う部分についての中立点位置を含む望ましい変位範囲
に対応することになる。このようにして、位置センサ1
6から得られる作動位置信号Spは、スイッチ17にお
ける選択接点17a及びスイッチ18における選択接点
18bの夫々に供給されるとともに、レベル判別部50
に供給される。
【0026】光学ヘッド42に内蔵された信号形成部か
らは、入射した読取用光ビームがディスクDKに形成さ
れた記録トラックTKにより変調されて反射されること
により形成される、ディスクDKからの反射光ビームに
基づいて形成された、ディスクDKに入射する読取用光
ビームの集束状態をあらわすフォーカスエラー信号Sf
及びディスクDKに形成された記録トラックTKが有す
る各記録区分からの読取出力信号SIが送出される。フ
ォーカスエラー信号Sfは、フォーカス制御信号形成部
21に供給され、フォーカス制御信号形成部21から、
フォーカスエラー信号Sfに基づいて形成されたフォー
カス制御信号SFが得られて、それが光学ヘッド42が
有するビーム制御機構13におけるフォーカス制御を行
う部分に供給される。それにより、ビーム制御機構13
は、フォーカス制御信号SFに応じて、ディスクDKに
入射する読取用光ビームについてのフォーカス制御を行
うものとされる。
【0027】また、光学ヘッド42に内蔵された信号形
成部から送出される読取出力信号SIは、増幅部22を
経て、トラッキングエラー信号形成部23,パルス検出
部24及びゲート部25に供給される。読取出力信号S
I中には、前述の図7に示される如くにして、ディスク
DKに形成された記録トラックTKにおける各ブロック
の制御用領域ACに設けられたトラッキング制御用ピッ
トQa及びQb及びクロッキング用ピットQcについて
の読取成分と、ディスクDKに形成された記録トラック
TKにおける各ブロックにあって制御用領域ACに続く
ものとなる情報領域AIに記録されたアドレス情報DA
もしくはプログラム情報DPについての読取成分とが含
まれる。
【0028】読取出力信号SI中のトラッキング制御用
ピットQa及びQb及びクロッキング用ピットQcにつ
いての読取成分は、例えば、図3に示される如くに、夫
々、制御用領域ACについての読取期間中においてパル
スPa,Pb及びPcとして現れる。その際、ディスク
DKにおける読取用光ビームの入射位置が、記録トラッ
クTKのトラック中心線Kc上にある状態、即ち、読取
用光ビームが記録トラックTKに対する適正なトラッキ
ング状態におかれたもとで読取出力信号SIが得られる
場合には、トラッキング制御用ピットQaに基づくパル
スPaのレベルとトラッキング制御用ピットQbに基づ
くパルスPbのレベルとが実質的に等しく、かつ、クロ
ッキング用ピットQcに基づくパルスPcのレベルがパ
ルスPa及びPbの夫々のレベルより絶対値において大
となる。
【0029】一方、ディスクDKにおける読取用光ビー
ムの入射位置が、記録トラックTKに対する適正なトラ
ッキング状態におかれず、記録トラックTKのトラック
中心線KcからピットQa側に変位した状態のもとで読
取出力信号SIが得られる場合には、パルスPaのレベ
ルがパルスPbのレベルより絶対値において大となり、
かつ、パルスPcのレベルが、絶対値において、パルス
PaのレベルとパルスPbのレベルとの間となる。ま
た、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位置
が、記録トラックTKのトラック中心線Kcからピット
Qb側に変位した状態のもとで読取出力信号SIが得ら
れる場合には、パルスPaのレベルがパルスPbのレベ
ルより絶対値において小となり、かつ、パルスPcのレ
ベルが、絶対値において、パルスPaのレベルとパルス
Pbのレベルとの間となる。
【0030】パルス検出部24においては、読取出力信
号SI中におけるクロッキング用ピットQcに基づくパ
ルスPcの検出がなされ、検出されたパルスPcがクロ
ック再生部26に供給される。クロック再生部26は、
パルスPcに同期するものとされるクロック信号PCを
発生する。このクロック信号PCは、トラッキングエラ
ー信号形成部23に供給されるとともに、他の各部に供
給される。
【0031】トラッキングエラー信号形成部23におい
ては、クロック再生部26からのクロック信号PCに基
づいて、読取出力信号SI中におけるトラッキング制御
用ピットQaに基づくパルスPa及びトラッキング制御
用ピットQbに基づくパルスPbの夫々に対応するサン
プリング・パルスが形成され、それらによりパルスPa
及びPbの夫々のレベルがサンプル・ホールドされる。
そして、サンプル・ホールドされたパルスPa及びPb
の夫々のレベルの相互比較が行われ、その比較結果に基
づいて、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射位
置と記録トラックTKのトラック中心線Kcとの位置関
係をあらわすトラッキングエラー信号Stが形成され
る。このようにして、トラッキングエラー信号形成部2
3から得られるトラッキングエラー信号Stは、スイッ
チ27の選択接点27aに供給される。
【0032】一方、ゲート部25においては、クロック
再生部26からのクロック信号PCに基づいて、読取出
力信号SI中の、ディスクDKに形成された記録トラッ
クTKにおける各ブロックの情報領域AIに記録された
アドレス情報DAもしくはプログラム情報DPについて
の読取成分が現れる期間に対応したゲート・パルスが形
成され、それにより、アドレス情報DAもしくはプログ
ラム情報DPについての読取成分が、例えば、図3に示
される如くの、情報領域AIについての読取期間中にお
いて得られる情報パルス群PIとして取り出される。そ
して、ゲート部25からの情報パルス群PIは、波形整
形部28により波形されて情報パルス群PI’とされた
後、デコーダ29に供給される。
【0033】デコーダ29には、クロック再生部26か
らのクロック信号PCも供給され、デコーダ29におい
ては、波形整形部28からの情報パルス群PI’に対す
るクロック信号PCをもっての各種の処理がなされる。
そして、デコーダ29から、再生情報信号DIが得られ
て、プログラム情報処理部30及びアドレス情報再生部
31に供給される。プログラム情報処理部30からは、
ゲート部25から得られる情報パルス群PIがプログラ
ム情報DPについての読取成分であるとき、デコーダ2
9からの再生情報信号DIに対するクロック再生部26
からのクロック信号PCをもっての処理がなされ、再生
情報信号DIに基づいて再生されたプログラム情報DP
が得られ、それが出力端子32に導出される。また、ア
ドレス情報再生部31からは、ゲート部25から得られ
る情報パルス群PIがアドレス情報DAについての読取
成分であるとき、デコーダ29からの再生情報信号DI
に対するクロック再生部26からのクロック信号PCを
もっての処理がなされ、再生情報信号DIに基づいて再
生されたアドレス情報DAが得られ、それが制御ユニッ
ト35に供給される。
【0034】制御ユニット35には、クロック再生部2
6からのクロック信号PCが供給されるとともに、アド
レス情報再生部31からの再生されたアドレス情報DA
が供給される目標アドレス設定部36が接続されてお
り、目標アドレス設定部36は、ディスクDKに関して
のシーク動作が行われる状態とすべく、目標アドレス情
報DATを制御ユニット35に供給するものとされてい
る。シーク動作に際して目標アドレス設定部36から制
御ユニット35に供給される目標アドレス情報DAT
は、例えば、ディスクDKにおける読取用光ビームの入
射位置がディスクDK上におけるアドレスD1の位置に
あるとき、ディスクDKにおける読取用光ビームの入射
位置をディスクDK上におけるアドレスD2の位置にま
で移動させるシーク動作、即ち、開始アドレスをD1と
するとともに終了アドレスをD2とするシーク動作が行
われる場合、図4に示される如くに、シーク動作の開始
時点Toから時間の経過に比例して“0”から増加して
いく値をとる変数Nに対して、開始アドレスD1をあら
わす目標アドレス値DToから終了アドレスD2をあら
わす最終目標アドレス値DTtまで、図4に示される曲
線によって近似的にあらわされる如くの関係をもって変
化する目標アドレス値DTxをとるものとされる。そし
て、目標アドレス情報DATのうち最終目標アドレス値
DTtをとるものが最終目標アドレス情報であり、最終
目標アドレス情報が供給される時点Ttにおいて変数N
は値Ntをとる。
【0035】このように、目標アドレス設定部36から
制御ユニット35に、図4に示される如くの、最終目標
アドレス値DTtをとる最終目標アドレス情報を含む目
標アドレス情報DATが供給されるもとで、シーク動作
が行われるにあたっては、制御ユニット35において、
アドレス情報再生部31から供給される、そのときのデ
ィスクDKにおける読取用光ビームの入射位置に対応す
るアドレス情報、即ち、実アドレス情報である再生され
たアドレス情報DAと、目標アドレス設定部36から供
給される目標アドレス情報DATとが比較される。斯か
る比較は、例えば、目標アドレス情報DATに関わる変
数Nの変化毎に、目標アドレス情報DATがあらわすア
ドレス値DTxと再生されたアドレス情報DAがあらわ
すアドレス値Dxとの間の差(DTx−Dx)がとられ
ることにより行われる。そして、目標アドレス情報DA
T及び再生されたアドレス情報DAが夫々あらわすアド
レス値の差(DTx−Dx)に応じた制御信号Csが形
成され、それがスイッチ17の選択接点17b、及び、
スイッチ27の選択接点27bに供給される。なお、ス
イッチ27の可動接点27cにはスイッチ18の選択接
点18aが接続されている。
【0036】光学ヘッド42に内蔵された位置センサ1
6から得られる作動位置信号Spが供給されるレベル判
別部50は、作動位置信号SpのレベルVSpを検出
し、検出された作動位置信号SpのレベルVSpが、上
述のレベルVL以上あるいはレベル−VL以下であると
き、例えば、高レベルをとり、検出された作動位置信号
SpのレベルVSpが、レベルVLより低いあるいはレ
ベル−VLより高いとき、例えば、低レベルをとるレベ
ル判別信号Cpを発生して、それを制御ユニット35に
供給する。即ち、レベル判別部50からは、作動位置信
号SpのレベルVSpの絶対値がレベル値VL以上であ
るとき、高レベルをとるレベル判別信号Cpが得られ、
また、作動位置信号SpのレベルVSpの絶対値がレベ
ル値VL未満であるとき、低レベルをとるレベル判別信
号Cpが得られることになり、低レベルをとるレベル判
別信号Cpは、ビーム制御機構13におけるトラッキン
グ制御を行う部分が、中立点位置を含む望ましい変位範
囲内の作動位置をとる状態にあることをあらわし、ま
た、高レベルをとるレベル判別信号Cpは、ビーム制御
機構13におけるトラッキング制御を行う部分が、中立
点位置を含む望ましい変位範囲を越えた作動位置をとる
状態にあることをあらわす。
【0037】上述の如くにして制御信号Csを送出する
制御ユニット35においては、アドレス情報再生部31
から供給される再生されたアドレス情報DAと最終目標
アドレス情報とが比較され、最終目標アドレス情報があ
らわす最終目標アドレス値DTtと再生されたアドレス
情報DAがあらわすアドレス値Dxとの間の差(DTt
−Dx)が求められる。
【0038】その結果、最終目標アドレス情報及び再生
されたアドレス情報DAが夫々あらわすアドレス値間の
差(DTt−Dx)が予め設定された基準値DR以上
(DTt−Dx≧DR)である場合には、レベル判別部
50からのレベル判別信号Cpが低レベルをとるとき、
従って、ビーム制御機構13におけるトラッキング制御
を行う部分が、中立点位置を含む望ましい変位範囲内の
作動位置をとる状態にあるとき、制御ユニット35か
ら、スイッチ制御信号S1,S2及びS3がいずれも高
レベルをとるものとされて送出され、スイッチ27,1
7及び18に夫々供給される。それにより、スイッチ2
7が、高レベルをとるスイッチ制御信号S1に応じて、
その可動接点27cが選択接点27bに接続される状態
とされ、スイッチ17が、高レベルをとるスイッチ制御
信号S2に応じて、その可動接点17cが選択接点17
bに接続される状態とされ、さらに、スイッチ18が、
高レベルをとるスイッチ制御信号S3に応じて、その可
動接点18cが選択接点18bに接続される状態とされ
る。
【0039】従って、斯かる際には、制御ユニット35
から得られる制御信号Csが、スイッチ17を通じてヘ
ッド駆動信号形成部37に供給される。ヘッド駆動信号
形成部37は、制御ユニット35からの制御信号Csに
基づくヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッド駆動
部15に供給する。それにより、ヘッド駆動信号SHに
応じて作動するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド
42が、ディスクDKの半径方向、即ち、ディスクDK
において記録トラックTKが形成する周回パターンを過
る方向に移動せしめられる。
【0040】また、このとき、光学ヘッド42に内蔵さ
れた位置センサ16から得られる作動位置信号Spが、
スイッチ18を通じてトラッキング制御信号形成部38
に供給され、トラッキング制御信号形成部38が作動位
置信号Spに基づくトラッキング制御信号STを形成
し、それを光学ヘッド42のビーム制御機構13におけ
るトラッキング制御を行う部分に供給する。それによ
り、ビーム制御機構13におけるトラッキング制御を行
う部分は、ディスクDKに入射する読取用光ビームを、
位置センサ16から得られる作動位置信号Spに従って
制御することになる。
【0041】斯かるもとで、レベル判別部50からのレ
ベル判別信号Cpが高レベルをとるものとなると、従っ
て、ビーム制御機構13におけるトラッキング制御を行
う部分が、中立点位置を含む望ましい変位範囲を越えた
作動位置をとる状態となると、制御ユニット35から、
スイッチ制御信号S1及びS3が高レベルをとるものと
されて、また、スイッチ制御信号S2が低レベルをとる
ものとされて送出され、スイッチ27,17及び18に
夫々供給される。それにより、スイッチ27が、高レベ
ルをとるスイッチ制御信号S1に応じて、その可動接点
27cが選択接点27bに接続される状態とされ、スイ
ッチ17が、低レベルをとるスイッチ制御信号S2に応
じて、その可動接点17cが選択接点17aに接続され
る状態とされ、さらに、スイッチ18が、高レベルをと
るスイッチ制御信号S3に応じて、その可動接点18c
が選択接点18bに接続される状態とされる。
【0042】従って、斯かる際には、位置センサ16か
ら得られる作動位置信号Spが、スイッチ17を通じて
ヘッド駆動信号形成部37に供給されるとともに、スイ
ッチ18を通じてトラッキング制御信号形成部38に供
給される。ヘッド駆動信号形成部37は、作動位置信号
Spに基づくヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッ
ド駆動部15に供給する。それにより、ヘッド駆動信号
SHに応じて作動するヘッド駆動部15によって、光学
ヘッド42が、ディスクDKの半径方向、即ち、ディス
クDKにおいて記録トラックTKが形成する周回パター
ンを過る方向に移動せしめられる。また、トラッキング
制御信号形成部38が作動位置信号Spに基づくトラッ
キング制御信号STを形成し、それを光学ヘッド42の
ビーム制御機構13におけるトラッキング制御を行う部
分に供給する。それにより、ビーム制御機構13におけ
るトラッキング制御を行う部分は、ディスクDKに入射
する読取用光ビームを、位置センサ16から得られる作
動位置信号Spに従って制御することになる。このよう
にされることにより、ビーム制御機構13におけるトラ
ッキング制御を行う部分は、中立点位置を含む望ましい
変位範囲内の作動位置をとるもとで、ディスクDKに入
射する読取用光ビームを制御する状態に迅速に戻され
る。
【0043】このようにして光学ヘッド42がディスク
DKにおいて記録トラックTKが形成する周回パターン
を過る方向に移動せしめられることにより、ディスクD
Kにおける読取用光ビームの入射位置が、ディスクDK
における記録トラックTKを過る方向に比較的高い速度
をもって移動せしめられるが、斯かるもとにおいても、
ディスクDKの回転に伴う、ディスクDKの記録トラッ
クTKにおける図7に示される如くの各ブロックの読取
用光ビームに対する相対移動は、読取用光ビームの入射
位置の記録トラックTKを過る方向の移動に比較して極
めて速いので、読取用光ビームによる記録トラックTK
におけるブロックのうちの連続する複数個を単位とする
読取りが断続的に行われる。それにより、光学ヘッド4
2がディスクDKにおいて記録トラックTKが形成する
周回パターンを過る方向に移動せしめられるもとにあっ
ても、光学ヘッド42に内蔵された信号形成部から得ら
れる読取出力信号SIに基づいて、クロック再生部26
によりクロック信号PCが適正に形成されるとともに、
アドレス情報再生部31から再生されたアドレス情報D
Aが、断続的にではあるが、適正に得られる。
【0044】従って、ヘッド駆動信号SHに応じて作動
するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド42がディ
スクDKにおいて記録トラックTKが形成する周回パタ
ーンを過る方向に移動せしめられるもとにあっても、制
御ユニット35において、再生されたアドレス情報DA
と目標アドレス情報DATとが比較され、その比較結果
に応じた制御信号Csが形成される動作、及び、再生さ
れたアドレス情報DAと最終目標アドレス情報とが比較
され、その比較結果に応じたスイッチ制御信号S1,S
2及びS3が形成される動作が適正に行われる。そし
て、ディスクDKにおいて記録トラックTKが形成する
周回パターンを過る方向における光学ヘッド42の移動
が、再生されたアドレス情報DAがあらわすアドレス値
Dxが目標アドレス情報DATがあらわす目標アドレス
値に追従して変化していく状態となるようにして行われ
る。
【0045】その後、最終目標アドレス情報及び再生さ
れたアドレス情報DAが夫々あらわすアドレス値間の差
(DTt−Dx)が予め設定された基準値DR未満(D
Tt−Dx<DR)となると、レベル判別部50からの
レベル判別信号Cpが低レベルをとるとき、従って、ビ
ーム制御機構13におけるトラッキング制御を行う部分
が、中立点位置を含む望ましい変位範囲内の作動位置を
とる状態にあるとき、制御ユニット35から、スイッチ
制御信号S1が高レベルをとるものとされ、さらに、ス
イッチ制御信号S2及びS3が低レベルをとるものとさ
れて送出され、スイッチ27,17及び18に夫々供給
される。それにより、スイッチ27が、高レベルをとる
スイッチ制御信号S1に応じて、その可動接点27cが
選択接点27bに接続される状態とされ、スイッチ17
が、低レベルをとるスイッチ制御信号S2に応じて、そ
の可動接点17cが選択接点17aに接続される状態と
され、さらに、スイッチ18が、低レベルをとるスイッ
チ制御信号S3に応じて、その可動接点18cが選択接
点18aに接続される状態とされる。
【0046】従って、斯かる際には、制御ユニット35
から得られる制御信号Csが、スイッチ27及び18を
通じてトラッキング制御信号形成部38に供給される。
トラッキング制御信号形成部38は、制御ユニット35
からの制御信号Csに基づくトラッキング制御信号ST
を形成し、それを光学ヘッド42のビーム制御機構13
におけるトラッキング制御を行う部分に供給する。それ
により、ビーム制御機構13におけるトラッキング制御
を行う部分は、ディスクDKに入射する読取用光ビーム
を、制御ユニット35から得られる制御信号Csに従っ
て、ディスクDKの半径方向、即ち、ディスクDKにお
いて記録トラックTKを過る方向に移動せしめて制御す
ることになる。
【0047】また、このとき、光学ヘッド42に内蔵さ
れた位置センサ16から得られる作動位置信号Spが、
スイッチ17を通じてヘッド駆動信号形成部37に供給
される。ヘッド駆動信号形成部37は、位置センサ16
からの作動位置信号Spに基づくヘッド駆動信号SHを
形成し、それを光学ヘッド42のヘッド駆動部15に供
給する。それにより、ヘッド駆動信号SHに応じて作動
するヘッド駆動部15によって、光学ヘッド42の位置
が制御される。
【0048】斯かるもとで、レベル判別部50からのレ
ベル判別信号Cpが高レベルをとるものとなると、従っ
て、ビーム制御機構13におけるトラッキング制御を行
う部分が、中立点位置を含む望ましい変位範囲を越えた
作動位置をとる状態となると、制御ユニット35から、
スイッチ制御信号S1及びS3が高レベルをとるものと
されて、また、スイッチ制御信号S2が低レベルをとる
ものとされて送出され、スイッチ27,17及び18に
夫々供給される。それにより、スイッチ27が、高レベ
ルをとるスイッチ制御信号S1に応じて、その可動接点
27cが選択接点27bに接続される状態とされ、スイ
ッチ17が、低レベルをとるスイッチ制御信号S2に応
じて、その可動接点17cが選択接点17aに接続され
る状態とされ、さらに、スイッチ18が、高レベルをと
るスイッチ制御信号S3に応じて、その可動接点18c
が選択接点18bに接続される状態とされる。
【0049】従って、斯かる際には、位置センサ16か
ら得られる作動位置信号Spが、スイッチ17を通じて
ヘッド駆動信号形成部37に供給されるとともに、スイ
ッチ18を通じてトラッキング制御信号形成部38に供
給される。ヘッド駆動信号形成部37は、作動位置信号
Spに基づくヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッ
ド駆動部15に供給する。それにより、ヘッド駆動信号
SHに応じて作動するヘッド駆動部15によって、光学
ヘッド42が、ディスクDKの半径方向、即ち、ディス
クDKにおいて記録トラックTKが形成する周回パター
ンを過る方向に移動せしめられる。また、トラッキング
制御信号形成部38が作動位置信号Spに基づくトラッ
キング制御信号STを形成し、それを光学ヘッド42の
ビーム制御機構13におけるトラッキング制御を行う部
分に供給する。それにより、ビーム制御機構13におけ
るトラッキング制御を行う部分は、ディスクDKに入射
する読取用光ビームを、位置センサ16から得られる作
動位置信号Spに従って制御することになる。このよう
にされることにより、ビーム制御機構13におけるトラ
ッキング制御を行う部分は、中立点位置を含む望ましい
変位範囲内の作動位置をとるもとで、ディスクDKに入
射する読取用光ビームを制御する状態に迅速に戻され
る。
【0050】このようにして、ビーム制御機構13によ
りディスクDKにおける読取用光ビームの入射位置が、
ディスクDKにおける記録トラックTKを過る方向に比
較的低い速度をもって移動せしめられるもとにおいて
も、ディスクDKの回転に伴う、ディスクDKの記録ト
ラックTKにおける図7に示される如くの各ブロックの
読取用光ビームに対する相対移動は、読取用光ビームの
入射位置の記録トラックTKを過る方向の移動に比較し
て極めて速いので、読取用光ビームによる記録トラック
TKにおけるブロックのうちの連続する複数個を単位と
する読取りが断続的に行われる。それにより、光学ヘッ
ド42がディスクDKにおいて記録トラックTKが形成
する周回パターンを過る方向に移動せしめられるもとに
あっても、光学ヘッド42に内蔵された信号形成部から
得られる読取出力信号SIに基づいて、クロック再生部
26によりクロック信号PCが適正に形成されるととも
に、アドレス情報再生部31から再生されたアドレス情
報DAが、断続的にではあるが、適正に得られる。
【0051】従って、制御信号Csもしくは作動位置信
号Spに基づくトラッキング制御信号STに応じて作動
するビーム制御機構13におけるトラッキング制御を行
う部分によって、ディスクDKにおける読取用光ビーム
の入射位置がディスクDKにおける記録トラックTKを
過る方向に比較的低い速度をもって移動せしめられるも
とにあっても、制御ユニット35において、再生された
アドレス情報DAと目標アドレス情報DATとが比較さ
れ、その比較結果に応じた制御信号Csが形成される動
作、及び、再生されたアドレス情報DAと最終目標アド
レス情報とが比較され、その比較結果に応じたスイッチ
制御信号S1,S2及びS3が形成される動作が適正に
行われる。その結果、ディスクDKにおける記録トラッ
クTKを過る方向における読取用光ビームの入射位置の
移動が、再生されたアドレス情報DAがあらわすアドレ
ス値Dxが目標アドレス情報DATがあらわす目標アド
レス値に追従して変化していく状態となるようにして行
われる。
【0052】そして、再生されたアドレス情報DAがあ
らわすアドレス値Dxが最終目標アドレス情報があらわ
す最終目標アドレス値DTtに一致する(Dx=DT
t)状態となると、制御ユニット35は、制御信号Cs
の送出を停止するとともに、スイッチ制御信号S1,S
2及びS3をいずれも低レベルをとるものとして送出す
る。それにより、スイッチ27が、低レベルをとるスイ
ッチ制御信号S1に応じて、その可動接点27cが選択
接点27aに接続される状態とされ、スイッチ17が、
低レベルをとるスイッチ制御信号S2に応じて、その可
動接点17cが選択接点17aに接続される状態とさ
れ、さらに、スイッチ18が、低レベルをとるスイッチ
制御信号S3に応じて、その可動接点18cが選択接点
18aに接続される状態とされる。
【0053】斯かる際には、トラッキングエラー信号形
成部23から得られるトラッキングエラー信号Stが、
スイッチ27及び18を通じてトラッキング制御信号形
成部38に供給され、トラッキング制御信号形成部38
がトラッキングエラー信号Stに基づくトラッキング制
御信号STを形成して、それを光学ヘッド42のビーム
制御機構13におけるトラッキング制御を行う部分に供
給する。また、このとき、光学ヘッド42に内蔵された
位置センサ16から得られる作動位置信号Spが、スイ
ッチ17を通じてヘッド駆動信号形成部37に供給さ
れ、ヘッド駆動信号形成部37が作動位置信号Spに応
じたヘッド駆動信号SHを形成し、それをヘッド駆動部
15に供給する。
【0054】従って、ディスクDKにおける読取用光ビ
ームの入射位置が最終目標アドレス値DTtに対応する
位置に到達したことにより、シーク動作が終了せしめら
れて、ノーマル再生動作が行われることになり、トラッ
キング制御信号STの供給がなされるビーム制御機構1
3におけるトラッキング制御を行う部分が、トラッキン
グエラー信号Stに応じて、ディスクDKにおける読取
用光ビームの入射位置をディスクDKにおける記録トラ
ックTKに追従させるべく制御し、また、ヘッド駆動信
号SHの供給がなされるヘッド駆動部15が、光学ヘッ
ド42をディスクDKの半径方向に極めて低い速度をも
って移動させる状態とされる。
【0055】上述の如くの図1に示される本発明に係る
光学式ディスクプレーヤの一例において用いられている
レベル判別部50は、具体的には、例えば、図5に示さ
れる如くに形成される。
【0056】図5に示されるレベル判別部50の具体構
成例においては、光学ヘッド42に内蔵された位置セン
サ16から得られる作動位置信号Spが、レベル比較部
51及び52に夫々供給され、レベル比較部51におい
て正極性基準電圧源53からのレベルVLを有した基準
電圧とレベル比較されるとともに、レベル比較部52に
おいて負極性基準電圧源54からのレベル−VLを有し
た基準電圧とレベル比較される。レベル比較部51から
は、作動位置信号Spのレベルが基準電圧源53からの
基準電圧のレベルVL以上であるとき高レベルをとり、
作動位置信号Spのレベルが正極性基準電圧源53から
の基準電圧のレベルVL未満であるとき低レベルをとる
比較出力信号C1が得られ、また、レベル比較部52か
らは、作動位置信号Spのレベルが負極性基準電圧源5
4からの基準電圧のレベル−VL以下であるとき高レベ
ルをとり、作動位置信号Spのレベルが負極性基準電圧
源54からの基準電圧のレベル−VLより高いとき低レ
ベルをとる比較出力信号C2が得られる。そして、レベ
ル比較部51からの比較出力信号C1とレベル比較部5
2からの比較出力信号C2とが、オア回路55を通じて
取り出されてレベル判別信号Cpとされる。斯かるレベ
ル判別信号Cpは、比較出力信号C1及びC2が、両者
が高レベルをとる状態もしくはいずれか一方が高レベル
をとる状態にあるとき、高レベルをとり、比較出力信号
C1及びC2の両者が低レベルをとる状態にあるとき、
低レベルをとる。
【0057】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明に
係る光学式ディスクプレーヤにあっては、中央部を包囲
した多数の周回パターンを形成する記録トラックが設け
られ、その中央部を中心にして回転せしめられるディス
クに、読取用光ビームを入射させるとともに読取用光ビ
ームを記録トラックを過る方向に移動させて制御するビ
ーム制御機構を有した光学ヘッド部が、ディスクにおけ
る記録トラックが形成する周回パターンを過る方向に移
動せしめられ、続いて、光学ヘッド部における光ビーム
制御機構が作動せしめられることによって、ディスクに
おける読取用光ビームの入射位置が、目的位置まで、デ
ィスクにおいて記録トラックが形成する周回パターンを
過る方向に移動せしめられるシーク動作が行われるにあ
たり、光学ヘッド部がディスクにおける記録トラックが
形成する周回パターンを過る方向に比較的高い速度をも
って移動せしめられるとき、及び、光学ヘッド部におけ
る光ビーム制御機構が作動せしめられて、ディスクにお
ける読取用光ビームの入射位置がディスクにおける記録
トラックを過る方向に移動せしめられるときのいずれに
おいても、光ビーム制御機構が、実質的に常時、中立点
位置を含む所望の変位範囲内の作動位置をとる状態にお
かれることになる。
【0058】従って、本発明に係る光学式ディスクプレ
ーヤによれば、ディスクに入射する読取用光ビームを記
録トラックを過る方向に移動させる制御を行うものとさ
れ、その結果、本発明に係る光学式ディスクプレーヤに
あっては、光学ヘッド部がディスクにおける記録トラッ
クが形成する周回パターンを過る方向に比較的高い速度
をもって移動せしめられ、続いて、光学ヘッド部におけ
る光ビーム制御機構が作動せしめられることによって行
われるシー動作が、ディスクに入射する読取用光ビー
ムの不所望な挙動を伴うことなく、極めて安定に行われ
ることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学式ディスクプレーヤの一例を
示すブロック接続図である。
【図2】図1に示される光学式ディスクプレーヤにおけ
る光学ヘッドに内蔵されたビーム制御機構に付随する位
置センサの説明に供される特性図である。
【図3】図1に示される光学式ディスクプレーヤにおい
て得られる読取出力信号の説明に供される波形図であ
る。
【図4】図1に示される光学式ディスクプレーヤにおけ
る目標アドレス情報の説明に供される相関図である。
【図5】図1に示される光学式ディスクプレーヤの一例
におけるレベル判別部の具体例を示すブロック接続図で
ある。
【図6】ディスクにおける記録フォーマットの説明に供
される概念図である。
【図7】図6に示されるディスクに形成された記録トラ
ックにおける記録フォーマットの説明に供される概念図
である。
【図8】光学式ディスクプレーヤにおけるトラッキング
制御手段の説明に供される概略構成図である。
【符号の説明】
13 ビーム制御機構 15 ヘッド駆動部 16 位置センサ 17,18,27 スイッチ 23 トラッキングエラー信号形成部 29 デコーダ 30 プログラム情報処理部 31 アドレス情報再生部 35 制御ユニット 36 目標アドレス設定部 37 ヘッド駆動信号形成部 38 トラッキング制御信号形成部 40 ディスク装着部 41 ディスク駆動部 42 光学ヘッド 50 レベル判別部 51,52 レベル比較部 53 正極性基準電圧源 54 負極性基準電圧源 DK ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−280080(JP,A) 特開 平1−296435(JP,A) 特開 平2−161625(JP,A) 特開 平3−152727(JP,A) 特開 平3−183029(JP,A) 特開 平4−105221(JP,A) 特開 平4−243023(JP,A) 特開 平5−197975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/085 G11B 7/09 G11B 7/095

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部を包囲した多数の周回パターンを形
    成する記録トラックが設けられ、上記中央部を中心にし
    て回動せしめられるディスクに、読取用光ビームを入射
    させるとともに該読取用光ビームを上記記録トラックを
    過る方向に移動させて制御するビーム制御機構、及び、
    上記ディスクからの光ビームを検出して読取出力信号を
    得る読取信号形成部を備えた光学ヘッド部と、 該光学ヘッド部を上記ディスクに対して上記記録トラッ
    クが形成する周回パターンを過る方向に移動させるヘッ
    ド駆動手段と、 上記光学ヘッド部におけるビーム制御機構を駆動するビ
    ーム制御機構駆動手段と、 上記光学ヘッド部におけるビーム制御機構の作動位置を
    検出し、検出された作動位置に応じた作動位置信号を発
    生する作動位置検出手段と、 上記作動位置信号のレベルを検出し、検出された作動位
    置信号のレベルの絶対値が所定レベル値未満であるとき
    第1の状態をとり、検出された作動位置信号のレベルの
    絶対値が上記所定レベル値以上であるとき第2の状態を
    とるレベル判別信号を発生するレベル判別部と、 上記光学ヘッド部における読取信号形成部から得られる
    読取出力信号に基づいて、上記ディスクにおける上記読
    取用光ビームの入射位置に対応する実アドレス情報を再
    生するアドレス情報再生部と、上記ディスクにおける上記読取用光ビームの入射位置の
    上記記録トラックを過る方向の移動にあたり、開始アド
    レス情報から最終目標アドレス情報まで逐次変化する
    標アドレス情報を供給する目標アドレス設定部と、 上記目標アドレス情報と上記実アドレス情報とに応じた
    制御信号を形成するとともに、上記最終目標アドレス情
    報と上記実アドレス情報とが夫々あらわすアドレス間の
    差が所定の差以上であるもとでは、上記レベル判別部か
    ら上記第1の状態をとるレベル判別信号が得られると
    き、上記制御信号を上記ヘッド駆動手段に供給するとと
    もに上記作動位置信号を上記ビーム制御機構駆動手段に
    供給し、また、上記レベル判別部から上記第2の状態を
    とるレベル判別信号が得られるとき、上記作動位置信号
    を上記ヘッド駆動手段及び上記ビーム制御機構駆動手段
    の両者に供給し、一方、上記最終目標アドレス情報と上
    記実アドレス情報とが夫々あらわすアドレス間の差が所
    定の差未満であるもとでは、上記レベル判別部から上記
    第1の状態をとるレベル判別信号が得られるとき、上記
    制御信号を上記ビーム制御機構駆動手段に供給するとと
    もに上記作動位置信号を上記ヘッド駆動手段に供給し、
    また、上記レベル判別部から上記第2の状態をとるレベ
    ル判別信号が得られるとき、上記作動位置信号を上記ビ
    ーム制御機構駆動手段及び上記ヘッド駆動手段の両者に
    供給する動作制御手段と、 を備えて構成される光学式ディスクプレーヤ。
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