JPH05196273A - 機器の自己診断装置 - Google Patents

機器の自己診断装置

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Publication number
JPH05196273A
JPH05196273A JP4027489A JP2748992A JPH05196273A JP H05196273 A JPH05196273 A JP H05196273A JP 4027489 A JP4027489 A JP 4027489A JP 2748992 A JP2748992 A JP 2748992A JP H05196273 A JPH05196273 A JP H05196273A
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JP
Japan
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abnormality detection
processing
signal
abnormality
timer
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Application number
JP4027489A
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English (en)
Inventor
Hajime Sugiyama
肇 杉山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機器を制御する制御装置が暴走したか否かが
判る機器の自己診断装置を得る。 【構成】 タイマ手段(107)が一連の機器の制御処理の
開始から終了まで繰り返しクロック信号を一定間隔でカ
ウントしたタイマ信号を出力する。割込信号発生手段(1
08)がタイマ手段(107)からのタイマ信号が一連の機器の
制御処理に要する時間以上の所定値になると割り込み信
号を発生する。処理内容記憶手段(110)が一連の機器制
御処理における実行中の処理内容を記憶する。割込プロ
グラム実行手段(109)が割込信号発生手段(108)からの割
り込み信号を受けると暴走か否かの処理を実行する。プ
ログラム暴走判定手段(111)が割込プログラム実行手段
(109)により制御されて処理内容記憶手段(110)に記憶さ
れた実行中の処理内容に基づいてプログラムの暴走が起
こっているか否かを判定し、この判定結果を判定結果表
示手段(112)が表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、機器、例えば空調機
の自己診断装置に係わり、特に、機器を制御するマイク
ロコンピュータなどによって構成された制御装置が暴走
したか否かが判る機器の自己診断装置及びきめ細かい自
己診断が可能で異常を発見しやすい機器の自己診断装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば、特開昭61−127
010号公報に示された異常内容が診断できる空調機の
制御装置を示すものであり、図において、(1)は空調機
の制御装置を構成するマイクロコンピュータで、ディジ
タル入力回路(6)からの信号及びアナログ入力回路7か
らの信号が入力されるとともに、制御信号を出力制御回
路(8)及びモニタ出力回路(9)に出力する機器制御手段
(2)と、この機器制御手段(2)に入出力ノードが接続さ
れ、機器制御手段(2)からの指示に従い空調機の各部に
おける異常を検出するための異常検出手段(3)と、この
異常検出手段(3)により検出された異常内容を判別する
異常内容判別手段(4)と、この異常内容判別手段(4)によ
って判別された異常内容に応じて異なるパターンを発生
する出力発生手段(5)とを有しているものである。
【0003】(10)は診断を行なうときに出力発生手段
(5)を動作させる信号を上記出力発生手段(5)に出力する
診断設定手段で、電源端子と接地端子との間に直列に接
続された診断スイッチ(10a)と、抵抗(10b)とから構成さ
れているものであり、診断スイッチ(10a)と抵抗(10b)と
の接続点が上記出力発生手段(5)に接続されているもの
である。(11)は上記出力発生手段(5)からの出力に従っ
て表示を行なう1つの表示器で、電源端子と上記出力発
生手段(5)の出力ノードとの間に直列接続された抵抗(11
a)と発光素子(LED)11bとによって構成されてい
るものである。
【0004】次に、このように構成された機器の制御装
置における異常内容を検出するために動作について説明
する。まず、診断スイッチ(10a)をオンさせることによ
ってマイクロコンピュータ(1)における出力発生手段(5)
が動作状態にされる。マイクロコンピュータ(1)におけ
る機器制御手段(2)に接続された空調機のいずれかの部
分に異常が生じると、マイクロコンピュータ(1)におけ
る異常検出手段(3)は異常が生じた空調機の部分を検出
し、異常内容判別手段(4)がこの異常検出手段(3)により
検出された異常内容を判別する。この異常内容判別手段
(4)によって判別された異常内容は出力発生手段(5)に入
力され、出力発生手段(5)から入力された異常内容に応
じたパターン、例えば異常内容に応じた点灯回数及び点
灯時間を持つように制御するパターンが表示器(11)に出
力される。その結果、表示器(11)における発光素子11
bは異常内容に応じた点灯回数及び点灯時間によって発
光し、使用者はその発光状態によって異常を知ることが
できるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記のよう
に構成されたものにあっては、外部の何等かの原因によ
ってマイクロコンピュータ(1)が暴走して空調機が運転
停止した場合、空調機のいずれかの部分の異常によって
運転停止したのか判断しがたく、運転停止した原因の再
確認が必要であった。また、上記のように構成されたも
のにあっては、マイクロコンピュータ(1)によって異常
検出するための異常検知手順が機器制御手段(2)におけ
る記憶手段に記憶されているものであるが、この記憶手
段の記憶容量に限界があるため、異常検出する項目、つ
まり、診断すべき項目が限られてしまうものであった。
【0006】この発明は、上記した点に鑑みてなされた
ものであり、機器を制御するマイクロコンピュータなど
によって構成される制御装置が暴走したか否かが判る機
器の自己診断装置を得ることを目的とするものである。
この発明の第2の目的は、きめ細かい自己診断が可能で
異常を発見しやすい機器の自己診断装置を得ることであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係わる機器の自己診断装置は、クロック信号が入力され
てこのクロック信号に基づいたタイマ信号を出力すると
ともに、一連の機器制御処理が終了すると出力させるリ
セット信号によりタイマ信号がリセットされるタイマ手
段と、このタイマ手段からのタイマ信号を受け、入力さ
れたタイマ信号が所定値になると割り込み信号を発生す
る割込信号発生手段と、一連の機器制御処理における実
行中の処理内容を記憶する処理内容記憶手段と、割込信
号発生手段からの割り込み信号を受けると処理内容記憶
手段によって記憶された実行中の処理内容を出力させる
割込処理手段とを設けたものである。
【0008】この発明の第2の発明に係わる自己診断装
置は、異常検知手順を読み込む異常検知手順読込手段
と、この異常検知手順読込手段によって読み込まれた異
常検知手順を記憶する異常検知手順記憶手段と、この異
常検知手順記憶手段に記憶された異常検知手順に従って
異常検知を実行する異常検知実行手段と、この異常検知
実行手段によって実行された診断結果を出力する診断結
果出力手段とを設けたものである。
【0009】
【作用】この発明においては、割込信号発生手段が、タ
イマ手段からのタイマ信号が所定値以上になると割り込
み信号を発生させ、割込処理手段がこの割り込み信号を
受けると処理内容記憶手段によって記憶された実行中の
処理内容を出力させ、機器の運転停止が暴走によるもの
か否かを判定できるようにする。
【0010】また、この発明の第2の発明においては、
異常検知手順記憶手段が、異常検知手順読込手段によっ
て読み込まれた異常検知手順を記憶し、異常検知手順実
行手段が異常検知手順記憶手段によって記憶された異常
検知手順に従って異常検知を実行し、診断結果出力手段
から診断結果を出力させ、種々の異常検知に簡単に対応
できるようにする。
【0011】
【実施例】
実施例1.図1ないし図3はこの発明の実施例1を示す
ものであり、図1において、(100)は交流電源、(101)は
この交流電源からの電力の供給を受け、圧縮機(102)を
駆動するためのインバータ回路、(103)は上記交流電源
(100)を直流電圧に変換する室外側電源回路、(104)はこ
の室外側電源回路から直流電力を受けて上記インバータ
回路(101)を制御する室外側マイクロコンピュータ、(10
5)は上記交流電源(100)を直流電圧に変換する室内側電
源回路である。
【0012】(106)はこの室内側電源回路から直流電力
を受けて、空調機における一連の機器制御処理(図3の
フローチャートに示したステップST1〜ステップST
7の処理)を行なうとともに、この一連の機器制御処理
における暴走を自己診断処理(図3のフローチャートに
示したステップST8〜ステップST10)を行なうマ
イクロコンピュータによって構成された室内側制御装置
である。
【0013】この室内側制御装置(106)における暴走を
自己診断処理する部分は、図2に詳細に示すように、ク
ロック信号を受け、このクロック信号に基づいた、つま
り、このクロック信号を一定間隔でカウントしたタイマ
信号を出力するとともに、一連の機器制御処理が終了す
ると出力されるリセット信号によりタイマ信号がリセッ
トされるタイマ手段(107)と、このタイマ手段(107)から
のタイマ信号を受け、入力されたタイマ信号が所定値に
なると割り込み信号を発生する割込信号発生手段(108)
と、上記一連の機器制御処理における実行中の処理内
容、この実施例1においては、実行中の処理プログラム
を記憶するDRAMやSRAMなどのRAM(ダイナミ
ックランダムアクセスメモリ)からなる処理内容記憶手
段(110)と、上記割込信号発生手段(108)からの割り込み
信号を受けると図3のフローチャートに示したステップ
ST8〜ステップST10の処理を実行させる割込プロ
グラム実行手段(109)と、この割込プログラム実行手段
(109)により制御されて上記処理内容記憶手段(110)に記
憶された実行中の処理内容に基づいてプログラムの暴走
が起こっているか否かを判定し、この判定結果、この実
施例1においては、暴走と判定した時に信号を出力する
プログラム暴走判定手段(111)とを有しているものであ
る。
【0014】なお、上記割込プログラム実行手段(109)
とプログラム暴走判定手段(111)とによって上記割込信
号発生手段(108)からの割り込み信号を受けると、上記
処理内容記憶手段(110)によって記憶された実行中の処
理内容を出力させる割込処理手段を構成しているもので
ある。(112)は上記プログラム暴走判定手段(111)からの
判定結果を受け、この判定結果を表示する判定結果表示
手段で、この実施例1においては、上記プログラム暴走
判定手段(111)からの信号を受けて点灯する発光素子で
あり、運転表示のための表示手段と兼用しているもので
ある。(113)は上記室内側制御装置(106)における割込プ
ログラム実行手段(109)及び処理内容記憶手段(110)をリ
セットさせるための信号を出力する暴走処理リセットス
イッチ、(114)は上記室内側制御装置(106)に室温情報を
与えるための室温サーミスタである。
【0015】次にこのように構成された空調機の制御装
置における動作、主として一連の機器制御処理における
暴走を自己診断処理する動作について図3のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、ステップST1に示す
ように、室内側制御装置(106)における機器制御処理手
段(図示せず)かタイマ手段(107)及び処理内容記憶手
段(110)にリセット信号を出力する。タイマ手段(107)は
このリセット信号によりタイマ信号がリセット、この実
施例1においては100に相当するタイマ信号とされ、
その後クロック信号に基づいてカウントダウンされたタ
イマ信号を出力するものである。また、処理内容記憶手
段(110)はリセット信号により記憶内容がすべてクリ
ア、この実施例1においては0にセットされる。
【0016】次に、ステップST2に進み、室内側制御
装置(106)における機器制御手段が、処理内容記憶手段
(110)に通常空調制御Aを行なうための処理プログラム
である処理内容1を記憶させ、ステップST3に進んで
通常空調制御Aを行なう。その後、ステップST4に進
み、室内側制御装置(106)における機器制御手段が、処
理内容記憶手段(110)に処理内容1を通常空調制御Bを
行なうための処理プログラムである処理内容2に変更し
て記憶させ、ステップST5に進んで通常空調制御Bを
行なう。そして、ステップST6に進み、室内側制御装
置(106)における機器制御手段が、処理内容記憶手段(11
0)に処理内容2を通常空調制御Cを行なうための処理プ
ログラムである処理内容3に変更して記憶させ、ステッ
プST4に進んで通常空調制御Cを行ない、ステップS
T1に押り、上記したステップST1〜ステップST7
の一連の機器制御処理が行なわれるものである。
【0017】このステップST1〜ステップST7の処
理に要する時間は、正常に動作している限り、タイマ手
段(107)からのタイマ信号が100からクロック信号に
基づいてカウントダウンされても0になる以前の充分に
余裕がある範囲内で終了する時間である。従って、正常
に動作している限り、割込信号発生手段(108)から割込
信号が出力されることはなく、暴走を自己診断処理する
プログラムは実行されないものである。
【0018】次に、何等かの原因によって一連の機器制
御処理におけるある部分、例えばステップST5におけ
る通常空調制御Bに暴走が発生したとする。すると、ス
テップST5にて暴走が発生しているため、それ以後の
ステップには進まず、所定時間、つまり、タイマ手段(1
07)からのタイマ信号が100からクロック信号に基づ
いてカウントダウンされて0になってもステップST1
に戻らないため、タイマ手段(107)からのタイマ信号が
0になった時に割込信号発生手段(108)から割込信号が
出力され、ステップST8以降のステップに進み、割込
プログラム実行手段(109)に基づいて暴走を自己診断処
理するプログラムを実行することになる。
【0019】ステップST8では暴走処理リセットスイ
ッチ(113)が投入されているか否かを判定するステップ
であり、暴走処理リセットスイッチ(113)が投入されて
いると割込プログラム実行手段(109)及び処理内容記憶
手段(110)をリセットし、処理内容記憶手段(110)の処理
内容を0にして一連の機器制御処理の先頭に戻り、空調
機を運転待機状態にする。暴走処理リセットスイッチ(1
13)が投入されていないと、ステップST10に進み、
割込プログラム実行手段(109)によって処理内容記憶手
段(110)に記憶されている処理内容2が読み出され、プ
ログラム暴走判定手段(111)がこの読み出された処理内
容2に基づいてプログラムの暴走が起こっているか否か
を判定し、暴走と判定した時に判定結果表示手段(112)
に信号を出力して、判定結果表示手段(112)に暴走して
いる旨の表示を行なわせて処理を終了するものである。
【0020】このように構成された実施例1のものにあ
っては、室内側制御装置(106)における機器制御手段に
おけるプログラムの暴走が生じて空調機が運転停止され
た場合に、他の異常により空調機が運転停止した場合と
区別して簡単かつ速やかにプログラムが暴走したことを
知ることができるものである。
【0021】実施例2.図4及び図5はこの発明の実施
例2を示すものであり、上記実施例1に示したものと比
較して、上記実施例1のものが処理内容記憶手段(110)
としてDRAMやSRAMのような揮発性のRAMを用
いているのに対し、図4に示すように処理内容記憶手段
(110)としてEEPROMなどのような書き込み/読み
出し可能な不揮発性のRAMを用い、さらに図5に示す
ように室内側制御装置(106)における機器制御手段が、
ステップST1に入る前に、処理内容記憶手段(110)に
記憶された内容が0、つまり記憶内容がクリアされてい
るか否かを判定し、クリアされていればステップST1
に進み、クリアされていなければステップST8に進む
ステップST0を実行するようにしたものである。
【0022】このように構成された実施例2のものにあ
っても、空調機の制御装置における動作、主として一連
の機器制御処理における暴走を自己診断処理する動作
は、図6に示したステップST0を実行する以外は上記
実施例1と同様に行なわれるものである。従って、この
実施例2のものにあっては、室内側制御装置(106)にお
ける機器制御手段におけるプログラムの暴走が生じて空
調機が運転停止された場合に、他の異常により空調機が
運転停止した場合と区別して簡単かつ速やかにプログラ
ムが暴走したことを知ることができるものであり、さら
に、プログラムの暴走状態で電源を切っても、電源を復
帰したときに処理内容記憶手段(110)には暴走を起こし
た処理プログラムからなる処理内容が記憶されているた
め、確実にプログラムが暴走したことを知ることができ
るものである。
【0023】なお、上記実施例1及び2のものにあって
は、処理内容記憶手段(110)に室内側制御装置(106)にお
ける機器制御手段における通常空調制御を行なう処理プ
ログラムをそのまま処理内容として記憶させるようにし
ているが、通常空調制御を行なう処理プログラムを記憶
している記憶手段のアドレスまたは処理プログラムN
o.などの処理内容として記憶しておき、割込プログラ
ム実行手段(109)がステップ10にて処理内容記憶手段
(110)の処理内容から処理プログラムを読み出すように
しても良いものである。
【0024】また、判定結果表示手段(112)は、プログ
ラム暴走判定手段(111)からの暴走を示す信号に基づい
て点灯表示するものとしたが、プログラム暴走判定手段
(111)が暴走と判定した処理内容記憶手段(110)に記憶さ
れた処理内容を表示するようにしたものであっても良い
ものである。さらに、室内側制御装置(106)にあって
は、上記図11にて示した従来例のもののような異常検
出手段、異常内容判定手段及び出力発生手段を有したも
のであっても良いものである。
【0025】実施例3.図6ないし図8はこの発明の実
施例3を示すものであり、図6において(200)は交流電
源、(201)はこの交流電源からの電力の供給を受け、圧
縮機(202)を駆動するためのインバータ回路、(203)は上
記交流電源(200)を直流電圧に変換する室外側電源回
路、(204)はこの室外側電源回路(203)から直流電力を受
けて上記インバータ回路(201)を制御する室外側マイク
ロコンピュータ、(205)は上記交流電源(200)を直流電圧
に変換する室内側電源回路、(206)はこの室内側電源回
路(205)から直流電力を受けて、空調機における一連の
機器制御処理(通常の空調制御処理)を行なうとともに、
空調機における所定部分の異常検出処理(故障診断モー
ド)を実行するマイクロコンピュータによって構成され
た室内側制御装置で、上記室外側マイクロコンピュータ
(204)と通信制御線により接続されているものである。
【0026】この室内側制御装置(206)における異常検
出処理をする部分は、図7に詳細に示すように、空調機
における所定部分、例えば室温を検出する室温サーミス
ター(212)が接続される室内側制御装置(206)のアナログ
/ディジタル変換ポートや、室内ファンモータを駆動す
るためのリレー(213)や、基準クロックの入力部分など
の部分毎に対する異常を検出するための処理プログラム
である異常検知手順を入出力ポート(215)から読み込む
異常検知手順読込手段(207)と、この異常検知手順読込
手段(207)によって読み込まれた異常検知手順を記憶す
る異常検知手順記憶手段(208)と、この異常検知手順記
憶手段(208)に記憶された異常検知手順に従って異常検
知を実行し、図8に示したフローチャートのステップS
3〜ステップS7の処理を行なう異常検知手順実行手段
(209)と、上記異常検知手順記憶手段(208)に記憶された
異常検知手順に基づいた上記異常検知手順実行手段(20
9)に従って空調機における上記異常検知手順記憶手段(2
08)に記憶された異常検知手順に対応した部分の異常の
検知を行なうための異常検知手段(210)と、上記異常検
知手順実行手段(209)によって異常診断が実行された診
断結果を出力する診断結果出力手段(211)とを有してい
るものである。
【0027】上記診断結果出力手段(211)は、この実施
例3のものにあっては、上記異常検知手順実行手段(20
9)によって異常診断が実行された診断結果である異常を
示す信号に基づいて異常を示す表示を点灯表示する例え
ば運転表示用表示手段(LED)(214)を兼用した異常
表示手段、及び、あるいは上記異常検知手順実行手段(2
09)によって異常診断が実行された診断結果である異常
を示す信号に基づいて異常を示す音を発生する異常発音
手段によって構成されているものである。
【0028】次にこのように構成された空調機の制御装
置における動作、主として故障診断モードによる自己診
断処理する動作について図8のフローチャートに基づい
て説明する。まず、ステップS1に示すように、室内側
制御装置(106)における機器制御手段(図示せず)が故
障診断モードが否かを判定し、故障診断モードでなけれ
ば、ステップS2に進み、一連の機器制御処理(通常の
空調制御処理)が行なわれ、このステップS2が繰り返
し行なわれるものである。ステップS1にて故障診断モ
ードであると判断すると、ステップS3に進み、異常検
知手順実行手段(209)の指令に従い、異常検知手順読込
手段(207)が入出力ポート(215)から故障診断用の外部プ
ログラムである処理プログラム、例えばアナログ/ディ
ジタル変換ポートに対する異常を検出するための処理プ
ログラムを読み込み、ステップS4に進む。
【0029】このステップS4では、異常検知手順実行
手段(209)が、異常検知手順読込手段(207)に読み込まれ
た処理プログラムに従って異常検知手段(210)により例
えばアナログ/ディジタル変換ポートの状態、異常を検
知する。そしてステップS5に進み、異常検知手段(21
0)によって検知した状態が異常か否かを異常検知手順実
行手段(209)が判断し、異常であると判断すると、ステ
ップS6に進み、診断結果出力手段(211)に異常を出力
させ、点灯または音によって検査者に異常を知らせるも
のである。また、ステップS5において異常検知手順実
行手段(209)が異常なしと判断するとステップS7に進
み、異常検知手順実行手段(209)が次の故障診断を行な
うか否かを判断し、次の故障診断を行なうと判断すると
ステップS3に進む。
【0030】このステップS3では、異常検知手順実行
手段(209)の指令に従い、異常検知手順読込手段(207)が
入出力ポート(215)から故障診断用の外部プログラムで
ある処理プログラム、例えばリレー(213)に対する異常
を検出するための処理プログラムを読み込み、ステップ
S4以降に進んで上記と同様にして故障診断が行なわ
れ、種々の故障診断用の外部プログラムに対して故障診
断が行なわれるものである。ステップS7にて異常検知
手順実行手段(209)が次の故障診断を行なわないと判断
すると、故障診断モードを終了と判断して故障診断を終
了するものである。
【0031】このように構成された実施例3のものにあ
っては、室内側制御装置(206)を構成するマイクロコン
ピュータにおける異常検知手順記憶手段(208)の記憶容
量が小さいものであっても、異常を検知する部分に対す
る処理プログラム毎に読み込んで処理するので、種々の
異常検知を行なうことができ、きめ細かい自己診断がで
きるとともに故障発見が簡単かつ速やかに行なえるもの
である。なお、上記実施例3のものにあっては、異常検
知手順読込手段(207)、異常検知手順記憶手段(208)、及
び異常検知手順実行手段(209)をマイクロコンピュータ
によって構成したものを示したが、それぞれの手段を個
別のハードウェアによって構成しても良いものである。
【0032】実施例4.図9及び図10はこの発明の実
施例4を示すものであり、上記実施例3のものと比較し
て、実施例3のものが上記診断結果出力手段(211)を、
点灯表示する異常表示手段及び、あるいは音を発生する
異常発音手段としたものに対し、異常検知実行手段(20
9)によって実行された診断結果を入出力ポート(215)か
ら外部へ診断データとして出力する異常検知結果出力手
段としたものであり、さらに図10に示すように室内側
制御装置(206)における異常検知結果出力手段(211)によ
るステップS6の処理が異常検知手順実行手段(209)に
よって実行された診断結果を異常検知結果出力手段(21
1)から入出力ポート(215)を介して外部へ診断データと
して出力するようにしたものである。
【0033】このように構成された実施例4のものにあ
っても、空調機の制御装置における動作、主として故障
診断モードによる自己診断処理する動作は、図10に示
したステップ6が変更された以外は上記実施例3と同様
に行なわれるものである。従って、この実施例4のもの
にあっては、実施例3のものと同様に室内側制御装置(2
06)を構成するマイクロコンピュータにおける異常検知
手順記憶手段(208)の記憶容量が小さいものであって
も、異常を検知する部分に対する処理プログラム毎に読
み込んで処理するので、種々の異常検知を行なうことが
でき、きめ細かい自己診断ができるとともに故障発見が
簡単かつ速やかに行なえるとともに、異常検知結果出力
手段(211)から診断結果をデータとして出力しているた
め、この出力された診断結果のデータを他のコンピュー
タ等によってより正確な診断結果の故障判定が行なえ、
かつ故障診断の操作の自動化が図れるものである。
【0034】なお、上記実施例4のものにあっては、異
常検知手順読込手段(207)、異常検知手順記憶手段(20
8)、異常検知手順実行手段(209)、及び異常検知結果出
力手段(211)をマイクロコンピュータによって構成した
ものを示したが、それぞれの手段を個別のハードウェア
によって構成しても良いものである。
【0035】
【発明の効果】この発明の第1の発明は、以上に述べた
ようにクロック信号に基づいたタイマ信号を出力すると
ともに、一連の機器制御処理が終了すると出力されるリ
セット信号によりタイマ信号がリセットされるタイマ手
段と、入力されたタイマ信号が所定値になると割り込み
信号を発生する割込信号発生手段と、一連の機器制御処
理における実行中の処理内容を記憶する処理内容記憶手
段と、割込信号発生手段からの割り込み信号を受ける
と、処理内容記憶手段によって記憶された実行中の処理
内容を出力させる割込処理手段とを設けたものとしたの
で、室内側制御装置における機器制御手段におけるプロ
グラムの暴走が生じて空調機が運転停止された場合に、
他の異常により空調機が運転停止した場合と区別して簡
単かつ速やかにプログラムが暴走したことを知ることが
できるという効果を有するものである。
【0036】この発明の第2の発明は、異常検知手段を
読み込む異常検知手順読込手段と、この異常検知手順読
込手段によって読み込まれた異常検知手順を記憶する異
常検知手順記憶手段と、この異常検知手順記憶手段に記
憶された異常検知手順に従って異常検知を実行する異常
検知実行手段と、この異常検知実行手段によって実行さ
れた診断結果を出力する診断結果出力手段とを設けたも
のとしたので、異常を検知する部分に対する処理プログ
ラム毎に読み込んで処理できるため、種々の異常検知を
行なうことができ、きめ細かい自己診断ができるととも
に故障発見が簡単かつ速やかに行なえるという効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1における機器の自己診断装
置を示すための構成図。
【図2】この発明の実施例1における機器の自己診断装
置を示すブロック線図。
【図3】この発明の実施例1における機器の自己診断装
置における処理を示すためのフローチャート。
【図4】この発明の実施例2における機器の自己診断装
置を示すブロック線図。
【図5】この発明の実施例2における機器の自己診断装
置における処理を示すためのフローチャート。
【図6】この発明の実施例3における機器の自己診断装
置を示すための構成図。
【図7】この発明の実施例3における機器の自己診断装
置を示すブロック線図。
【図8】この発明の実施例3における機器の自己診断装
置における処理を示すためのフローチャート。
【図9】この発明の実施例4における機器の自己診断装
置を示すブロック線図。
【図10】この発明の実施例4における機器の自己診断
装置における処理を示すためのフローチャート。
【図11】従来の空調機の制御装置を示すブロック線
図。
【符号の説明】
107 タイマ手段 108 割込信号発生手段 109 割込プログラム実行手段 110 処理内容記憶手段 111 プログラム暴走判定手段 112 判定結果表示手段 207 異常検知手順読込手段 208 異常検知手順記憶手段 209 異常検知手順実行手段 210 異常検知手段 211 診断結果出力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 11/30 310 B 9290−5B 11/34 Q 9290−5B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロック信号が入力されてクロック信号
    に基づいたタイマ信号を出力するとともに、一連の機器
    制御処理が終了すると出力されるリセット信号によりタ
    イマ信号がリセットされるタイマ手段、このタイマ手段
    からのタイマ信号を受け、入力されたタイマ信号が所定
    値になると割り込み信号を発生する割込信号発生手段、
    上記一連の機器制御処理における実行中の処理内容を記
    憶する処理内容記憶手段、上記割込信号発生手段からの
    割り込み信号を受けると、上記処理内容記憶手段によっ
    て記憶された実行中の処理内容を出力させる割込処理手
    段を備えた機器の自己診断装置。
  2. 【請求項2】 異常検知手順を読み込む異常検知手順読
    込手段、この異常検知手順読込手段によって読み込まれ
    た異常検知手順を記憶する異常検知手順記憶手段、この
    異常検知手順記憶手段に記憶された異常検知手順に従っ
    て異常検知を実行する異常検知実行手段、この異常検知
    実行手段によって実行された診断結果を出力する診断結
    果出力手段を備えた機器の自己診断装置。
JP4027489A 1992-01-20 1992-01-20 機器の自己診断装置 Pending JPH05196273A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08128713A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd 空気調和機の状態表示装置
JP2007315618A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Sanyo Electric Co Ltd 空気調和装置

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