JPH0519479Y2 - - Google Patents

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JPH0519479Y2
JPH0519479Y2 JP5724087U JP5724087U JPH0519479Y2 JP H0519479 Y2 JPH0519479 Y2 JP H0519479Y2 JP 5724087 U JP5724087 U JP 5724087U JP 5724087 U JP5724087 U JP 5724087U JP H0519479 Y2 JPH0519479 Y2 JP H0519479Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は窓枠に障子を180度(略180度に近い角
度も含む)回転可能に取付けた回転窓の調整器に
関する。
従来の技術 従来、回転窓には調整器が取付けられており、
この調整器のアームを障子に連結して障子を所定
角度回転させた状態に回転固定できるようになつ
ている。このような調整器において障子を180度
回転させた位置で回転固定する場合は、前記アー
ムの連結を一度解いて障子を回転自在にし、障子
の180度回転後、再び前記アームを取付け直して
固定するか、あるいは調整器以外の別の固定具等
によつて障子を固定していた。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記調整器では障子を180度回
転させる場合、アームを一度取外して障子を回転
させなければならないため、手間がかかると共に
障子を閉鎖状態から連続して回転させることがで
きず、スムーズな回転操作が得られない問題点が
あつた。また、障子回転後の障子の固定作業が面
倒なため、障子の180度回転状態における障子の
固定解除を簡易、迅速に行なうことができなかつ
た。
問題点を解決するための手段 枠材に長手方向に長い案内長孔を有するレール
を止着し、その案内長孔にスライダを移動自在に
取付け、そのスライダにアームの一端部を第1の
連結ピンを介して回動自在に連結し、そのアーム
の他端部を前記框材に障子の回転によつてスライ
ダが案内長孔に沿つて従動するように第2の連結
ピンを介して連結し、第2の連結ピンの框材に対
する取付位置を、障子の180度回転でスライダが
停止位置で停止した時、第1の連結ピンが、第2
の連結ピンを通る障子幅方向に垂直な直線に対し
て回転軸側となるように設定し、アームに障子の
180度回転状態で障子の室内側に突出する操作レ
バーを一体に設け、更に、前記案内長孔には、停
止位置のスライダと対応する位置に、操作レバー
によりアームを第2の連結ピン回りに回動させた
時に、スライダをこの停止位置と、第1の連結ピ
ンが前記垂直な直線に対して回転軸と反対側とな
る固定位置とに移動可能とする案内部を形成して
成ることを特徴とする。
作 用 障子を回転させると、障子の回転によつてスラ
イダがレールの案内長孔に沿つて移動し、障子の
180度回転位置までスライダが障子の回転に従動
し、停止位置で停止する。障子を180度まで回転
させると、障子の室内側に操作レバーが突出し、
この操作レバーを障子回転方向と同方向に回転さ
せるとスライダが案内長孔に設けた案内部を経
て、停止位置から、スライダとアームをつなぐ第
1の連結ピンがアームと框材をつなぐ第2の連結
ピンを通る障子幅方向と垂直な直線に対して障子
の回転軸と反対側となる固定位置に移動する。こ
りにより180度回転状態の障子が固定される。な
お、操作レバーを上記と反対方向に回転させれ
ば、障子の固定が解除される。
実施例 第2図において、1は回転窓の窓枠で、上枠
2、下枠3及び竪枠4,5を枠組して構成されて
いる。6は窓枠1に回転軸7,7を介して回転自
在に取付けられている障子で、上框8、下框9及
び竪框10,11を枠組すると共にガラス12を
組込んで構成されている。回転軸7,7は第1図
に示すように上枠2、下枠3及び上框8、下框9
の中央部に夫々止着されている一対の軸受14,
15に夫々支承されている。回転軸7,7の軸芯
は第7図に示すように障子6を180度回転させた
ときに竪框10,11と竪枠4,5が干渉しない
ように窓枠1より室内側に位置している。
第1図において、25,26は気密材で、一方
の気密材25は下枠3に全長に亘つてねじ21で
固定された突条23aを有する取付片23と下枠
3の左半分にねじ22で固定された取付片24と
に装着されている。他方の気密材26は下框9に
全長に亘つて備えさせた突出片9bに装着されて
いる。9aは下框9に全長に亘つて一体に垂設し
た突出片、3bは下枠3に全長に亘つて備えた立
上り片である。なお、下框9の右半分には前記気
密材25と略同様の気密材(図示せず)が取付片
(図示せず)を介して装着されている。そして、
障子6を閉鎖させると突出片9aが気密材25
に、下框9の右半分に装着した気密材(図示せ
ず)が取付片23の突条23aに夫々圧接すると
共に気密材26が立上り片3bに接触して気密保
持が行なえるようになつている。突出片9a,9
bによつて形成される下框9の下面凹部9c内
と、取付片23、立上り片3bによつて形成され
る下枠3の上面凹部3c内には下框9と下枠3を
連繋する調整器30が取付けられている。以下、
調整器30を第3図、第4図に基づいて説明す
る。なお、図の調整器30は第6図に示されるよ
うに、回転軸7の両側に延在するようにして取付
けられる。
31は下枠3に止着してあるレールで、板材を
折曲して第1図に示されるように断面コ字状に形
成され、その突面31aにはレール31のほぼ全
長に亘つて案内長孔32が穿設されている。レー
ル31の両端には取付孔33が穿設され、その取
付孔33に挿通したねじ38によつてレール31
を下枠3に固定してある。案内長孔32の複数箇
所には障子6を所要の回転角度に固定するための
係止孔34が設けられ、この係止孔34内に後述
のストツプピン35のフランジ部35bが嵌入す
るようになつている。また案内長孔32の第3図
において室外側縁32aの右端付近には案内部7
0が設けられている。この案内部70は緩やかに
傾斜した傾斜部71a,71bと直線部72とを
有し、障子6を180度回転させた状態で後述のス
ライダ50を竪枠4側へ移動させ得るようにして
ある。50はスライダで、スライダ本体40と板
51とから構成されている。スライダ本体40に
はその側面に夫々一対の傾斜面41,42が形成
されている。スライダ本体40の上面ほぼ中央に
は切欠段部43が形成され、残りの上面には第5
図に示すように左右対称に段部44が形成され、
中央に案内長孔32内を滑動する突部45が設け
られている。切欠段部43には突起部35aとフ
ランジ部35bとから成るストツプピン35が介
入される。切欠段部43の更に下方にはストツプ
ピン35のフランジ部35bが挿入可能な円孔4
6が設けられ、この円孔46内にはストツプピン
35を常時上方向に付勢するばね47が挿入され
る。
51は板で、ストツプピン35の突起部35a
が突出する突出孔48が穿設されている。この板
51は、スライダ本体の突部45を案内長孔32
内に挿入させた状態でねじ49によつてスライダ
本体40に取付けられる。これにより、ストツプ
ピン35のフランジ部35bが突面31aの裏面
31bにバネ47によつて当接しているとき、ス
ライダ50は移動可能で、ストツプピン35のフ
ランジ部35bが係止孔34内に入り込んだと
き、スライダ50が固定される。
次に52はアームで、一端が中間部材53を介
して第1の連結ピン55によつてスライダ50に
連結され、他端が中間部材54を介して第2の連
結ピン56によつてベース57に連結されてい
る。ベース57には傾斜部58が形成されて上段
部59が設けられ、上段部59には取付孔60が
穿設され、その取付孔60に挿通したねじ63に
よつてベース57を下框9に固定してある。アー
ム52の下面のベース連結位置付近には板状の操
作レバー65が固着されている。なお、この操作
レバー65はアーム52に一体に設けたものでも
良い。61はレール31の補強材である。
次に障子6を180度回転して固定させる場合に
ついて説明する。障子6の閉鎖状態にあつては第
6図においてスライダ50はレール31の左端に
位置し、アーム52及び操作レバー65は下框9
と下枠3との間に位置している。従つてアーム5
2及び操作レバー65は室外側からは見えない。
障子6を回転軸7を中心として回転させていくと
アーム52によつてスライダ50が従動し、レー
ル31の案内長孔32に沿つてスライダ50が回
転軸7方向へ向かつて移動する。スライダ50の
ストツプピン35が係止孔34位置に到達する
と、レール31の裏面31bに摺接していたスト
ツプピン35のフランジ部35bがばね47によ
つて板51に当接する。これにより、フランジ部
35bが係止孔34内に位置してスライダ50が
固定され、障子6が所定回転角度位置に固定され
る。固定解除はストツプピン35の突起部35a
をフランジ部35bが係止孔34から脱するまで
押すことにより行なわれる。このようにして障子
6の回転及び固定解除操作を続け、スライダ50
がすべての係止孔34を通過すると障子6が180
度回転可能な状態となる。かかる状態から更に障
子6を回転させると、アーム52が回転軸7の周
囲を移動し、180度回転させると第7図の状態と
なり、スライダ50は、実線で示す停止位置に停
止し、この状態では第1の連結ピン55は、第2
の連結ピン56を通る障子幅方向に垂直な直線
(室内外方向の直線)より回転軸7側に位置して
いる。なお、アーム52の長さ及びベース57の
障子6への取付位置は上記したようにアーム52
が回転軸7の周りを移動可能なように設定されて
いる。また、障子6が180度回転したとき、第7
図の停止位置にあるスライダ50に対応する位置
に案内部70が位置するように設定されると共に
操作レバー65が障子6の室内側に突出するよう
にその長さが決められている。180度回転された
障子6の固定は障子6の室内側に突出した操作レ
バー65を図の仮想線位置にまで障子回転方向に
回動させることにより行なわれる。即ち、操作レ
バー65を回動すると、アーム52が第2の連結
ピン56を中心として回動し、スライダ50が案
内部70に案内されながら移動する。この時、ス
ライダ本体40は上記したように傾斜面41,4
2を有しているので、スライダ本体40はレール
31の内壁面36,37(第5図)に干渉されず
にスムーズに移動される。スライダ50は案内部
70を経て更に移動し、案内長孔32の終端に当
接して第7図で2点鎖線で示す固定位置に達す
る。この結果、障子6に風圧等の外力が作用して
もスライダ50がアーム52と下框9との連結位
置に対して回転軸7側とは反対側の固定位置に位
置しているので、障子6が戻り回転することな
く、180度回転した状態で固定される。障子6の
固定解除は操作レバー65を前記と逆方向に回動
させることにより行なわれる。なお、上記固定位
置はアーム52とスライダ50の連結点、即ち第
1の連結ピン55が、アーム52と障子6の連結
点、即ち第2の連結ピン56を通る障子幅方向に
垂直な直線よりも、回転軸7側とは反対側に位置
するようにすれば本考案の目的は達せられるもの
である。以上のように本考案の調整器30は障子
6を180度スムーズに回転させることができると
共に180度回転された障子の固定及び解除を操作
レバー65の揺動だけで行なうことができる。
考案の効果 以上のように本考案にあつては、窓枠の枠材に
レールを止着し、そのレールの案内長孔にスライ
ダを移動自在に取付け、そのスライダと障子の框
材とを障子の回転によつてスライダが案内長孔に
沿つて従動するようにアームと第1、第2の連結
ピンによつて連結してあるので、アームをスライ
ダと框材に連結した侭で障子をスムーズに180度
回転でき、障子の回転操作を容易にできる。また
アームに障子の180度回転状態で障子の室内側に
突出する操作レバーを一体に設け、案内長孔に
は、スライダを、障子を180度回転させた時に停
止する停止位置と、スライダとアームをつなぐ第
1の連結ピンがアームと框材をつなぐ第2の連結
ピンを通る障子幅方向と垂直な直線に対して回転
軸と反対側となる固定位置とに移動可能とする案
内部を形成してあるので、障子を180度回転させ
た状態で操作レバーを揺動させることで障子を固
定したりその固定を解除でき、障子を180度回転
させた状態でも障子の固定と固定解除を簡易、迅
速にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第2図の−線断面図、第2図は回
転窓の正面図、第3図は調整器の平面図、第4図
は−線断面図、第5図は−線断面図、第
6図は障子を所定角度回転させた時の横断面図、
第7図は障子を180度回転させたときの横断面図
である。 1……窓枠、3……下枠、6……障子、7……
回転軸、9……下框、30……調整器、31……
レール、32……案内長孔、50……スライダ、
52……アーム、55……第1の連結ピン、56
……第2の連結ピン、65……操作レバー、70
……案内部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 窓枠の一対の枠材に障子の一対の框材を回転軸
    を介して180度回転可能に取付けて成る回転窓に
    おいて、前記枠材に長手方向に長い案内長孔を有
    するレールを止着し、その案内長孔にスライダを
    移動自在に取付け、そのスライダにアームの一端
    部を第1の連結ピンを介して回動自在に連結し、
    そのアームの他端部を前記框材に障子の回転によ
    つてスライダが案内長孔に沿つて従動するように
    第2の連結ピンを介して連結し、第2の連結ピン
    の框材に対する取付位置を、障子の180度回転で
    スライダが停止位置で停止した時、第1の連結ピ
    ンが、第2の連結ピンを通る障子幅方向に垂直な
    直線に対して回転軸側となるように設定し、アー
    ムに障子の180度回転状態で障子の室内側に突出
    する操作レバーを一体に設け、更に、前記案内長
    孔には、停止位置のスライダと対応する位置に、
    操作レバーによりアームを第2の連結ピン回りに
    回動させた時に、スライダをこの停止位置と、第
    1の連結ピンが前記垂直な直線に対して回転軸と
    反対側となる固定位置とに移動可能とする案内部
    を形成して成ることを特徴とする回転窓の調整
    器。
JP5724087U 1987-04-15 1987-04-15 Expired - Lifetime JPH0519479Y2 (ja)

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JP5724087U JPH0519479Y2 (ja) 1987-04-15 1987-04-15

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JPS63165073U JPS63165073U (ja) 1988-10-27
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