JPH05194514A - 四環式抗生物質およびそれらの製造法 - Google Patents
四環式抗生物質およびそれらの製造法Info
- Publication number
- JPH05194514A JPH05194514A JP4163703A JP16370392A JPH05194514A JP H05194514 A JPH05194514 A JP H05194514A JP 4163703 A JP4163703 A JP 4163703A JP 16370392 A JP16370392 A JP 16370392A JP H05194514 A JPH05194514 A JP H05194514A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alkyl
- aromatic
- mmol
- group
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D487/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
- C07D487/02—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D487/04—Ortho-condensed systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D477/00—Heterocyclic compounds containing 1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring systems, i.e. compounds containing a ring system of the formula:, e.g. carbapenicillins, thienamycins; Such ring systems being further condensed, e.g. 2,3-condensed with an oxygen-, nitrogen- or sulphur-containing hetero ring
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/12—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains three hetero rings
- C07D471/14—Ortho-condensed systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D491/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00
- C07D491/12—Heterocyclic compounds containing in the condensed ring system both one or more rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms and one or more rings having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, not provided for by groups C07D451/00 - C07D459/00, C07D463/00, C07D477/00 or C07D489/00 in which the condensed system contains three hetero rings
- C07D491/14—Ortho-condensed systems
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D495/00—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms
- C07D495/12—Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having sulfur atoms as the only ring hetero atoms in which the condensed system contains three hetero rings
- C07D495/14—Ortho-condensed systems
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Oncology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 式Iのβ−ラクタム抗生物質、その製造方法
ならびに式Iの抗生物質を含有する感染症治療用の組成
物。 (式中、Xは(CH2 )0 〜2 、O、SO0 〜2 または
NH等であり、R(1)はH、C1〜6アルキル、OH
等、R(2)はH、C1〜4アルキル、CH2 OH等、
R(3)はH、C1〜3アルキル−OCO(C1〜6ア
ルキル)等である) 【効果】 上記化合物はグラム陽性グラム陰性微生物と
の両方に対して顕著に良好な抗菌活性を有する顕著な抗
生物質である。それらは、腎デヒドロペプチダーゼに対
して高い安定性を有する。
ならびに式Iの抗生物質を含有する感染症治療用の組成
物。 (式中、Xは(CH2 )0 〜2 、O、SO0 〜2 または
NH等であり、R(1)はH、C1〜6アルキル、OH
等、R(2)はH、C1〜4アルキル、CH2 OH等、
R(3)はH、C1〜3アルキル−OCO(C1〜6ア
ルキル)等である) 【効果】 上記化合物はグラム陽性グラム陰性微生物と
の両方に対して顕著に良好な抗菌活性を有する顕著な抗
生物質である。それらは、腎デヒドロペプチダーゼに対
して高い安定性を有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グラム陽性菌およびグ
ラム陰性菌に対して非常に高い抗菌活性を有し且つそれ
ゆえ微生物感染の治療用医薬品として好適である四環式
基本構造を有するβ−ラクタム誘導体、およびそれらの
製造法に関する。
ラム陰性菌に対して非常に高い抗菌活性を有し且つそれ
ゆえ微生物感染の治療用医薬品として好適である四環式
基本構造を有するβ−ラクタム誘導体、およびそれらの
製造法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】β−
ラクタム、例えば、ペニシリン、セファロスポリンおよ
びカルバペネムは、細菌感染の治療に有用な治療薬であ
る。大抵の既知の抗生物質の不利は、すべての病原体に
対しては活性ではないことである。更に、それらのしば
しばの使用は、抵抗性の生起をもたらす。このことは、
新規の高活性β−ラクタム構造の探索を必要にさせる。
ラクタム、例えば、ペニシリン、セファロスポリンおよ
びカルバペネムは、細菌感染の治療に有用な治療薬であ
る。大抵の既知の抗生物質の不利は、すべての病原体に
対しては活性ではないことである。更に、それらのしば
しばの使用は、抵抗性の生起をもたらす。このことは、
新規の高活性β−ラクタム構造の探索を必要にさせる。
【0003】
【課題を解決するための手段】それゆえ、本発明は、式
Iの新規の種類のβ−ラクタム抗生物質、それらの製造
およびそれらの製薬上許容可能な塩に関する:
Iの新規の種類のβ−ラクタム抗生物質、それらの製造
およびそれらの製薬上許容可能な塩に関する:
【化9】 〔式中、Xは、(CH2 )n (式中、nは0、1または
2である);CR(a)R(b)(式中、R(a)およ
びR(b)は下記基:H;(C1 〜C6 )アルキル;ア
リールおよびヘテロアリール(アリールは、例えば、非
置換であるか(C1 〜C4 )アルキル、F、Cl、B
r、O(C1 〜C4 )アルキル、OH、OCO(C1 〜
C4 )アルキル、NH2 、NH(C1 〜C4 )アルキ
ル、OCOC6 H5 またはNHC6 H5 で置換されてい
るフェニルまたはナフチルであり、ヘテロアリールは1
〜4個のヘテロ原子(例えば、N、OまたはS)を有し
且つ非置換であるか(C1 〜C4 )アルキル、F、C
l、Br、O(C1 〜C4 )アルキル、OH、OCO
(C1 〜C4 )アルキル、NH2 、NH(C1 〜C4 )
アルキル、OCOC6 H5 またはNHC6 H5 で置換さ
れている5〜6員環であり、例えば、フラン、ピロー
ル、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、オキサ
ゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、イミダゾー
ル、チアジアゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピ
リジン、ピリミジンまたはピリダジンである);O;S
On (式中、nは0、1または2である);NR(c)
(式中、R(c)はH、(C1 〜C6 )アルキル、アリ
ール、CO(C1 〜C6 )アルキル、CO−アリール、
CO−ヘテロアリール、(C1 〜C6 )アルコキシカル
ボニル、(C1 〜C6 )アルキルスルホニルおよびアリ
ールスルホニルからなる群から選ばれる)であり、R
(1)は、同一または異種であり、Hおよび(C1 〜C
6 )アルキルからなる群から選ばれる4個までの置換
基、アリール、ヘテロアリール、OH、SH、SO
n (C1 〜C6 )アルキル(式中、nは0、1または2
である)、NR(b)R(c)(式中、R(b)および
R(c)は上に定義の通りである)、CN、NO2 、C
(R(a))=NOR(b)(式中、R(a)およびR
(b)は上に定義の通りである)からなる群から選ばれ
る置換基、CF3 、F、Cl、Br、I、O(C1 〜C
6 )アルキル、OCO(C1 〜C6 )アルキル、OCO
NR(d)R(e)(式中、R(d)およびR(e)は
下記基:水素および(C1 〜C6 )アルキルから互いに
独立に選ばれ、NR(d)R(e)は5または6員環系
に対応することもできる)、SO2 NR(d)R(e)
(式中、R(d)およびR(e)は上に定義の通りであ
る)、CO(C1 〜C6 )アルキル、COアリール、C
O2 H、CO2 (C1 〜C6 )アルキル、CONR
(d)R(e)(式中、R(d)およびR(e)は上に
定義の通りである)、CH2 R(f)(式中、R(f)
は下記基:ヒドロキシル、(C1 〜C6 )アルコキシ、
アシルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキ
シ、(C1 〜C6 )アルキルチオ、アリールチオ、ヘテ
ロアリールチオおよびそれらから誘導できるスルフィニ
ルおよびスルホニル化合物、およびNR(b)R(c)
(式中、R(b)およびR(c)は上に定義の通りであ
る)から選ばれ、R(b)R(c)はさらに環式または
複素環式系の一部であることができる)からなる群から
選ばれる2個までの置換基;NHCO(C1 〜C6 )ア
ルキル;NHCOC6 H5 またはNHCO−ナフチルで
あり;R(2)は、H、(C1 〜C4 )アルキル、CH
2 OH、CH2 OCOR(a)、CH(OH)CH3 、
CH(OCOR(a))CH3 、CH2 NR(b)R
(c)、CH(NR(b)R(c))CH3 、C(CH
3 )=NR(a)、CH〔 +NR(g)R(h)R
(i)〕CH3 (式中、R(a)、R(b)およびR
(c)はR(1)で定義の通りであり、R(g)、R
(h)およびR(i)は互いに独立しており、(C1 〜
C6 )アルキル基;NH2 ;NHR(a)R(b);N
HCO(C1 〜C6 )アルキル;NHCOC6 H5 また
はNHCO−ナフチルである)であり;R(3)は、
H、(C1 〜C3 )アルキル−OCO(C1 〜C6 )ア
ルキル、(C1 〜C3 )アルキル−OCO2 (C1 〜C
6 )アルキルまたは(5−メチル−1,3−ジオキソレ
ン−2−オン−4−イル)メチルであり、5位における
好ましい立体化学はRであり且つ6位における好ましい
立体化学はSである〕。
2である);CR(a)R(b)(式中、R(a)およ
びR(b)は下記基:H;(C1 〜C6 )アルキル;ア
リールおよびヘテロアリール(アリールは、例えば、非
置換であるか(C1 〜C4 )アルキル、F、Cl、B
r、O(C1 〜C4 )アルキル、OH、OCO(C1 〜
C4 )アルキル、NH2 、NH(C1 〜C4 )アルキ
ル、OCOC6 H5 またはNHC6 H5 で置換されてい
るフェニルまたはナフチルであり、ヘテロアリールは1
〜4個のヘテロ原子(例えば、N、OまたはS)を有し
且つ非置換であるか(C1 〜C4 )アルキル、F、C
l、Br、O(C1 〜C4 )アルキル、OH、OCO
(C1 〜C4 )アルキル、NH2 、NH(C1 〜C4 )
アルキル、OCOC6 H5 またはNHC6 H5 で置換さ
れている5〜6員環であり、例えば、フラン、ピロー
ル、チオフェン、チアゾール、イソチアゾール、オキサ
ゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、イミダゾー
ル、チアジアゾール、トリアゾール、テトラゾール、ピ
リジン、ピリミジンまたはピリダジンである);O;S
On (式中、nは0、1または2である);NR(c)
(式中、R(c)はH、(C1 〜C6 )アルキル、アリ
ール、CO(C1 〜C6 )アルキル、CO−アリール、
CO−ヘテロアリール、(C1 〜C6 )アルコキシカル
ボニル、(C1 〜C6 )アルキルスルホニルおよびアリ
ールスルホニルからなる群から選ばれる)であり、R
(1)は、同一または異種であり、Hおよび(C1 〜C
6 )アルキルからなる群から選ばれる4個までの置換
基、アリール、ヘテロアリール、OH、SH、SO
n (C1 〜C6 )アルキル(式中、nは0、1または2
である)、NR(b)R(c)(式中、R(b)および
R(c)は上に定義の通りである)、CN、NO2 、C
(R(a))=NOR(b)(式中、R(a)およびR
(b)は上に定義の通りである)からなる群から選ばれ
る置換基、CF3 、F、Cl、Br、I、O(C1 〜C
6 )アルキル、OCO(C1 〜C6 )アルキル、OCO
NR(d)R(e)(式中、R(d)およびR(e)は
下記基:水素および(C1 〜C6 )アルキルから互いに
独立に選ばれ、NR(d)R(e)は5または6員環系
に対応することもできる)、SO2 NR(d)R(e)
(式中、R(d)およびR(e)は上に定義の通りであ
る)、CO(C1 〜C6 )アルキル、COアリール、C
O2 H、CO2 (C1 〜C6 )アルキル、CONR
(d)R(e)(式中、R(d)およびR(e)は上に
定義の通りである)、CH2 R(f)(式中、R(f)
は下記基:ヒドロキシル、(C1 〜C6 )アルコキシ、
アシルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキ
シ、(C1 〜C6 )アルキルチオ、アリールチオ、ヘテ
ロアリールチオおよびそれらから誘導できるスルフィニ
ルおよびスルホニル化合物、およびNR(b)R(c)
(式中、R(b)およびR(c)は上に定義の通りであ
る)から選ばれ、R(b)R(c)はさらに環式または
複素環式系の一部であることができる)からなる群から
選ばれる2個までの置換基;NHCO(C1 〜C6 )ア
ルキル;NHCOC6 H5 またはNHCO−ナフチルで
あり;R(2)は、H、(C1 〜C4 )アルキル、CH
2 OH、CH2 OCOR(a)、CH(OH)CH3 、
CH(OCOR(a))CH3 、CH2 NR(b)R
(c)、CH(NR(b)R(c))CH3 、C(CH
3 )=NR(a)、CH〔 +NR(g)R(h)R
(i)〕CH3 (式中、R(a)、R(b)およびR
(c)はR(1)で定義の通りであり、R(g)、R
(h)およびR(i)は互いに独立しており、(C1 〜
C6 )アルキル基;NH2 ;NHR(a)R(b);N
HCO(C1 〜C6 )アルキル;NHCOC6 H5 また
はNHCO−ナフチルである)であり;R(3)は、
H、(C1 〜C3 )アルキル−OCO(C1 〜C6 )ア
ルキル、(C1 〜C3 )アルキル−OCO2 (C1 〜C
6 )アルキルまたは(5−メチル−1,3−ジオキソレ
ン−2−オン−4−イル)メチルであり、5位における
好ましい立体化学はRであり且つ6位における好ましい
立体化学はSである〕。
【0004】好ましい化合物Iは、R(1)が4回水素
ではないものである。好ましい化合物Iは、置換基が下
記の意味を有するものである:Xは、CH2 ;C(CH
3 )2 ;CH−フェニル;O;SOn (式中、nは0、
1または2である);NSO2 CH3 ;NSO2 −C6
H4 −CH3 であり;それらのうちCH2 およびSOn
(式中、nは0、1または2である)が特に好ましく、
R(1)は、H、CH3 、C6 H5 、
ではないものである。好ましい化合物Iは、置換基が下
記の意味を有するものである:Xは、CH2 ;C(CH
3 )2 ;CH−フェニル;O;SOn (式中、nは0、
1または2である);NSO2 CH3 ;NSO2 −C6
H4 −CH3 であり;それらのうちCH2 およびSOn
(式中、nは0、1または2である)が特に好ましく、
R(1)は、H、CH3 、C6 H5 、
【化10】 F、Cl、Br、OCH3 、OH、OCOCH3 、OC
ONH−C6 H5 、NH2 、NHCOCH3 、NHSO
2 CH3 、NHSO2 −C6 H4 −CH3 、NHCOC
H2 NH2 、CN、COCH3 、C(CH3 )=NO
H、CO2 H、CO 2 CH3 、CONH2 、CON(C
H3 )2 、
ONH−C6 H5 、NH2 、NHCOCH3 、NHSO
2 CH3 、NHSO2 −C6 H4 −CH3 、NHCOC
H2 NH2 、CN、COCH3 、C(CH3 )=NO
H、CO2 H、CO 2 CH3 、CONH2 、CON(C
H3 )2 、
【化11】 CONHCH2 CO2 H、CH2 OCOCH3 、CH2
SCH2 CH3 、CH2 SCH2 CH2 NH2 、CH2
SCH2 CH2 NHCH(=NH)、CH2 SC
6 H5 、
SCH2 CH3 、CH2 SCH2 CH2 NH2 、CH2
SCH2 CH2 NHCH(=NH)、CH2 SC
6 H5 、
【化12】 CH2 N(CH3 )2 、CH2 NHCOCH2 NH2 、
【化13】 CH2 OHであり、R(2)は、H、CH3 、CH2 C
H3 、CH2 OH、CH(OH)CH3 、CH(OCO
CH3 )CH3 、CH(OCOCH2 −C6 H5 )CH
3 、CH(OCOCH2 O−C6 H5 )CH3 、CH
(NH2 )CH3 、CH〔N+ (CH3 )3 〕CH3 、
CH(NHCOCH3 )CH3 、CH(NHSO2 CH
3 )CH3 、CH(NHSO2 C6 H5 )CH3 、CH
(NHCOCH2 NH2 )CH3 であり、それらのうち
R配置を有するCH(OH)CH3 が特に好ましく、R
(3)は、H、CH2 OCOCH3 、CH2 OCOCH
2 CH3 、CH2 OCOCH2 CH2 CH3 、CH2 O
COCH(CH3 )2 、CH2 OCOC(CH3 )3 、
CH2 OCOC(CH3 )2 CH2 CH3 、CH(CH
3 )OCOCH3 、CH(CH2 CH3 )OCOC
H3 、CH(CH3 )OCOC(CH3 )3 、CH(C
H3 )OCO2 CH3 、CH(CH3 )OCO2 CH2
CH3 、CH(CH3 )OCO2 CH(CH3 )2 、C
H2 OCO2 CH3 である。特に好ましい化合物は、C
H2 X基がβ位にあり、即ち、C(5)水素に対してト
ランスであるものである。
H3 、CH2 OH、CH(OH)CH3 、CH(OCO
CH3 )CH3 、CH(OCOCH2 −C6 H5 )CH
3 、CH(OCOCH2 O−C6 H5 )CH3 、CH
(NH2 )CH3 、CH〔N+ (CH3 )3 〕CH3 、
CH(NHCOCH3 )CH3 、CH(NHSO2 CH
3 )CH3 、CH(NHSO2 C6 H5 )CH3 、CH
(NHCOCH2 NH2 )CH3 であり、それらのうち
R配置を有するCH(OH)CH3 が特に好ましく、R
(3)は、H、CH2 OCOCH3 、CH2 OCOCH
2 CH3 、CH2 OCOCH2 CH2 CH3 、CH2 O
COCH(CH3 )2 、CH2 OCOC(CH3 )3 、
CH2 OCOC(CH3 )2 CH2 CH3 、CH(CH
3 )OCOCH3 、CH(CH2 CH3 )OCOC
H3 、CH(CH3 )OCOC(CH3 )3 、CH(C
H3 )OCO2 CH3 、CH(CH3 )OCO2 CH2
CH3 、CH(CH3 )OCO2 CH(CH3 )2 、C
H2 OCO2 CH3 である。特に好ましい化合物は、C
H2 X基がβ位にあり、即ち、C(5)水素に対してト
ランスであるものである。
【0005】更に、本発明は、 a)式II
【化14】 (式中、R(1)、R(2)およびXは上に定義の通り
であり、NHおよびOH基は必要ならば保護基で置換さ
れ且つR(5)はカルボキシル保護基である)の化合物
を調製し、式IIの化合物をアルカン亜ホスホン酸(phosp
honous acid)エステルまたはトリアルキルホスファイト
で環化し、保護基を除去し、必要ならば、得られた生成
物を製薬上許容可能な塩に転化し、または b)式III
であり、NHおよびOH基は必要ならば保護基で置換さ
れ且つR(5)はカルボキシル保護基である)の化合物
を調製し、式IIの化合物をアルカン亜ホスホン酸(phosp
honous acid)エステルまたはトリアルキルホスファイト
で環化し、保護基を除去し、必要ならば、得られた生成
物を製薬上許容可能な塩に転化し、または b)式III
【化15】 (式中、R(1)、R(2)およびXは上に定義の通り
であり、NHおよびOH基は必要ならば保護基で置換さ
れ且つR(5)はカルボキシル保護基またはR(3)で
記載の基の1つである)の化合物を調製し、式III の化
合物を加熱することによって環化し、必要ならば、保護
基を除去し、必要ならば、得られた生成物Iを製薬上許
容可能な塩に転化し、または c)プロセス変法(a)および(b)によって得られた
R(3)が水素である式Iの化合物をR(3)で与えら
れた基を有するエステルに転化することを特徴とする、
式Iの化合物およびそれらの製薬上許容可能な塩の製造
法を包含する。
であり、NHおよびOH基は必要ならば保護基で置換さ
れ且つR(5)はカルボキシル保護基またはR(3)で
記載の基の1つである)の化合物を調製し、式III の化
合物を加熱することによって環化し、必要ならば、保護
基を除去し、必要ならば、得られた生成物Iを製薬上許
容可能な塩に転化し、または c)プロセス変法(a)および(b)によって得られた
R(3)が水素である式Iの化合物をR(3)で与えら
れた基を有するエステルに転化することを特徴とする、
式Iの化合物およびそれらの製薬上許容可能な塩の製造
法を包含する。
【0006】プロセス(a)による式Iの化合物の製造
を図式Iに示す。
を図式Iに示す。
【化16】 式IVおよびVの化合物から出発して、式VIの化合物を、
先ず製造する。この場合には、XおよびR(1)は、上
に定義の通りであり、Lは脱離基、例えば、−Clまた
は−OCOCH3 である。R(4)は、アルコール保護
基、例えば、トリメチルシリル基またはテトラヒドロピ
ラニル基(例えば、酸加水分解によって開裂できる)、
またはt−ブチルジメチルシリル基またはトリエチルシ
リル基(例えば、テトラブチルアンモニウムフルオリド
によって開裂できる)、またはベンジルオキシカルボニ
ル基または4−ニトロベンジルオキシカルボニル基(水
素化分解によって開裂できる)、或いはアリルオキシカ
ルボニル基(Pd〔P(C6 H5 )3 〕4 によって開裂
できる)である。Yは、水素、或いは臭素であることが
できる。反応は、式Vの化合物を文献の方法と同様に金
属エノラートに転化することによって行う。なかんず
く、下記金属が指摘の酸化状態で使用できる:Li(+
1)、Na(+1)、K(+1)、Mg(+2)、B
(+3)、Si(+4)、Sn(+2)、Zn(+2)
およびTi(+4)。次いで、金属エノラートは、式IV
の化合物と反応でき、或いはそれらの存在下で生成でき
る。必要ならば、ルイス酸、例えば、トリメチルシリル
トリフレート、塩化亜鉛(II)、或いは塩化チタン(I
V)は、反応に加えなければならない。反応条件は、例
えば、文献、例えば、米国特許第4,841,043号
明細書、米国特許第4,772,693号明細書、独国
特許出願公開DE第3,509,769A1号明細書お
よびDeziel等のTetrahydron Letters 30(11)(1
989),1345−1348に記載されているものが
選ばれる。式VIの化合物は、α−異性体とβ−異性体と
の混合物として生成できる。使用する条件および出発物
質に応じて、比率α/βは、9:1から1:5である。
ジアステレオマーは、クロマトグラフィー、或いは結晶
化によって分離できる。しかしながら、混合物は、後の
段階で更に反応させ、分離することもできる。式VII の
化合物を与えるためのアシル化は、それ自体既知の方式
で文献の方法と同様に行う。R(5)は、カルボキシル
保護基、例えば、ベンジル基、4−ニトロベンジル基、
或いはアリルまたは2−クロロアリル基である。これら
は、後に、水素化分解により、またはPd〔P(C6 H
5 )3 〕4 を使用して開裂することができる。式VIIIの
化合物を与えるための環化は、2〜10当量のアルカン
亜ホスホン酸エステルまたはトリアルキルホスファイト
を使用して、好ましくは3〜5当量のジメチルメタンホ
スホナイトまたはジエチルメタンホスホナイトを使用し
て行う。反応は、60℃〜200℃、好ましくは110
℃〜170℃の温度において不活性非プロトン性溶媒中
で行う。好適な溶媒は、例えば、トルエン、キシレン、
或いはメシチレンである。反応時間は、反応体、温度お
よび溶媒に依存し、5分〜 48時間である。生成物
は、溶媒除去後、クロマトグラフィーまたは結晶化によ
って精製する。保護基を除去して式IXの化合物を与え且
つR(3)が水素である式Xの化合物を更に与えること
は、選ばれる保護基に依存し且つ一般の文献法と同様に
前記のように行う。式Xの化合物は、RP−18シリカ
ゲル上でのクロマトグラフィーにより、または結晶化に
より精製できる。
先ず製造する。この場合には、XおよびR(1)は、上
に定義の通りであり、Lは脱離基、例えば、−Clまた
は−OCOCH3 である。R(4)は、アルコール保護
基、例えば、トリメチルシリル基またはテトラヒドロピ
ラニル基(例えば、酸加水分解によって開裂できる)、
またはt−ブチルジメチルシリル基またはトリエチルシ
リル基(例えば、テトラブチルアンモニウムフルオリド
によって開裂できる)、またはベンジルオキシカルボニ
ル基または4−ニトロベンジルオキシカルボニル基(水
素化分解によって開裂できる)、或いはアリルオキシカ
ルボニル基(Pd〔P(C6 H5 )3 〕4 によって開裂
できる)である。Yは、水素、或いは臭素であることが
できる。反応は、式Vの化合物を文献の方法と同様に金
属エノラートに転化することによって行う。なかんず
く、下記金属が指摘の酸化状態で使用できる:Li(+
1)、Na(+1)、K(+1)、Mg(+2)、B
(+3)、Si(+4)、Sn(+2)、Zn(+2)
およびTi(+4)。次いで、金属エノラートは、式IV
の化合物と反応でき、或いはそれらの存在下で生成でき
る。必要ならば、ルイス酸、例えば、トリメチルシリル
トリフレート、塩化亜鉛(II)、或いは塩化チタン(I
V)は、反応に加えなければならない。反応条件は、例
えば、文献、例えば、米国特許第4,841,043号
明細書、米国特許第4,772,693号明細書、独国
特許出願公開DE第3,509,769A1号明細書お
よびDeziel等のTetrahydron Letters 30(11)(1
989),1345−1348に記載されているものが
選ばれる。式VIの化合物は、α−異性体とβ−異性体と
の混合物として生成できる。使用する条件および出発物
質に応じて、比率α/βは、9:1から1:5である。
ジアステレオマーは、クロマトグラフィー、或いは結晶
化によって分離できる。しかしながら、混合物は、後の
段階で更に反応させ、分離することもできる。式VII の
化合物を与えるためのアシル化は、それ自体既知の方式
で文献の方法と同様に行う。R(5)は、カルボキシル
保護基、例えば、ベンジル基、4−ニトロベンジル基、
或いはアリルまたは2−クロロアリル基である。これら
は、後に、水素化分解により、またはPd〔P(C6 H
5 )3 〕4 を使用して開裂することができる。式VIIIの
化合物を与えるための環化は、2〜10当量のアルカン
亜ホスホン酸エステルまたはトリアルキルホスファイト
を使用して、好ましくは3〜5当量のジメチルメタンホ
スホナイトまたはジエチルメタンホスホナイトを使用し
て行う。反応は、60℃〜200℃、好ましくは110
℃〜170℃の温度において不活性非プロトン性溶媒中
で行う。好適な溶媒は、例えば、トルエン、キシレン、
或いはメシチレンである。反応時間は、反応体、温度お
よび溶媒に依存し、5分〜 48時間である。生成物
は、溶媒除去後、クロマトグラフィーまたは結晶化によ
って精製する。保護基を除去して式IXの化合物を与え且
つR(3)が水素である式Xの化合物を更に与えること
は、選ばれる保護基に依存し且つ一般の文献法と同様に
前記のように行う。式Xの化合物は、RP−18シリカ
ゲル上でのクロマトグラフィーにより、または結晶化に
より精製できる。
【0007】
【化17】 式Iの化合物は、図式IIに示すプロセスb)によっても
得ることができる。式XIIIの化合物は、文献に記載の方
法、例えば、R. N. Guthikonda等のJ. Med.Chem. 30
(1987),871−880と同様に式VIの化合物か
ら出発して製造する。式VIIIの化合物を与えるための化
合物XIIIの環化は、不活性非プロトン性溶媒、例えば、
トルエン、キシレンまたはメシチレン中で行う。反応
は、60℃〜200℃、好ましくは110℃〜170℃
の温度で行う。反応時間は、反応体、温度および溶媒に
依存し、5分〜48時間である。生成物は、溶媒除去後
にクロマトグラフィーおよび結晶化によって精製し、次
いで、保護基はプロセスa)に記載のように除去し、必
要ならば、製薬上許容可能な塩を製造する。この場合に
は、R(5)は、R(3)で記載のエステル成分の1つ
であることもでき、それゆえアルコール保護基の除去後
に、生体内で開裂できる式(1)(R(3)はHではな
い)のエステルが、直接得られる。R(6)がアルキ
ル、アリールまたはヘテロアリールである式XVを有する
化合物は、式IXの化合物を文献の方法に従ってアシル化
した後、カルボキシル保護基を除去することによって製
造できる。
得ることができる。式XIIIの化合物は、文献に記載の方
法、例えば、R. N. Guthikonda等のJ. Med.Chem. 30
(1987),871−880と同様に式VIの化合物か
ら出発して製造する。式VIIIの化合物を与えるための化
合物XIIIの環化は、不活性非プロトン性溶媒、例えば、
トルエン、キシレンまたはメシチレン中で行う。反応
は、60℃〜200℃、好ましくは110℃〜170℃
の温度で行う。反応時間は、反応体、温度および溶媒に
依存し、5分〜48時間である。生成物は、溶媒除去後
にクロマトグラフィーおよび結晶化によって精製し、次
いで、保護基はプロセスa)に記載のように除去し、必
要ならば、製薬上許容可能な塩を製造する。この場合に
は、R(5)は、R(3)で記載のエステル成分の1つ
であることもでき、それゆえアルコール保護基の除去後
に、生体内で開裂できる式(1)(R(3)はHではな
い)のエステルが、直接得られる。R(6)がアルキ
ル、アリールまたはヘテロアリールである式XVを有する
化合物は、式IXの化合物を文献の方法に従ってアシル化
した後、カルボキシル保護基を除去することによって製
造できる。
【0008】
【化18】 R(4)がトリメチルシリル基、トリエチルシリル基ま
たはt−ブチルジメチルシリル基である式VIの化合物
は、塩化鉄(III)、酸無水物などのルイス酸を使用し
て、それ自体既知の方法によって、図式III に示すよう
に、式XIV の化合物に更に転化でき、そしてこれらは、
次いで、プロセスa)またはb)によって式XVを有する
生成物に転化できる。R(7)がアミノ保護基、例え
ば、アリルオキシカルボニルまたは4−ニトロベンジル
オキシカルボニルである図式IV中の式XVIII のアミノエ
チル誘導体は、次の通り得られる:前記式VIの化合物か
ら出発して、式XVI のアルコールを製造する。例えば、
R(4)がt−ブチルジメチルシリル基であるならば、
式 XVIの化合物は、無機酸、例えば、メタノール中の
塩酸、またはルイス酸、例えば、アセトニトリル中の三
フッ化ホウ素との反応によって得られる。
たはt−ブチルジメチルシリル基である式VIの化合物
は、塩化鉄(III)、酸無水物などのルイス酸を使用し
て、それ自体既知の方法によって、図式III に示すよう
に、式XIV の化合物に更に転化でき、そしてこれらは、
次いで、プロセスa)またはb)によって式XVを有する
生成物に転化できる。R(7)がアミノ保護基、例え
ば、アリルオキシカルボニルまたは4−ニトロベンジル
オキシカルボニルである図式IV中の式XVIII のアミノエ
チル誘導体は、次の通り得られる:前記式VIの化合物か
ら出発して、式XVI のアルコールを製造する。例えば、
R(4)がt−ブチルジメチルシリル基であるならば、
式 XVIの化合物は、無機酸、例えば、メタノール中の
塩酸、またはルイス酸、例えば、アセトニトリル中の三
フッ化ホウ素との反応によって得られる。
【0009】
【化19】 式XVIIの化合物は、例えば、欧州特許出願公開第891
22711.8号明細書に記載の方法によって得た後、
アミノ基を例えばアリルオキシカルボニル基で保護し、
プロセスa)またはb)によって式XVIII の化合物に転
化する。アミノ保護基の除去後、誘導化、例えば、アシ
ル化またはアルキル化は、カルボキシル保護基を続いて
開裂する前に、文献の方法によって行うことができる。
置換基R(1)は、式Vの前駆物質によって式Iの化合
物に導かれる。しかしながら、若干の場合には、置換基
R(1)をそれ自体既知の反応により、例えば、下記の
転化:R(1)=CH2 OHからR(1)=
22711.8号明細書に記載の方法によって得た後、
アミノ基を例えばアリルオキシカルボニル基で保護し、
プロセスa)またはb)によって式XVIII の化合物に転
化する。アミノ保護基の除去後、誘導化、例えば、アシ
ル化またはアルキル化は、カルボキシル保護基を続いて
開裂する前に、文献の方法によって行うことができる。
置換基R(1)は、式Vの前駆物質によって式Iの化合
物に導かれる。しかしながら、若干の場合には、置換基
R(1)をそれ自体既知の反応により、例えば、下記の
転化:R(1)=CH2 OHからR(1)=
【化20】 またはR(1)=CO2 C6 F5 からR(1)=CON
(CH3 )2 によって式VIIIを有する化合物に導くこと
が有利である。次いで、保護基の除去は、前記のように
行う。R(3)が(C1 〜C6 )アルカノイルオキシ−
(C1 〜C3 )アルキル、(C1 〜C6 )アルコキシカ
ルボニルオキシ−(C1 〜C3 )アルキルまたは(2−
オキソ−5−メチル−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチルである式Iの化合物をプロセスc)によって
得ようとするならば、R(3)が水素である式Iの化合
物は、それ自体既知の方法で式XIX またはXXの化合物と
反応させる。
(CH3 )2 によって式VIIIを有する化合物に導くこと
が有利である。次いで、保護基の除去は、前記のように
行う。R(3)が(C1 〜C6 )アルカノイルオキシ−
(C1 〜C3 )アルキル、(C1 〜C6 )アルコキシカ
ルボニルオキシ−(C1 〜C3 )アルキルまたは(2−
オキソ−5−メチル−1,3−ジオキソレン−4−イ
ル)メチルである式Iの化合物をプロセスc)によって
得ようとするならば、R(3)が水素である式Iの化合
物は、それ自体既知の方法で式XIX またはXXの化合物と
反応させる。
【化21】 この場合には、R(8)は水素または(C1 〜C2 )ア
ルキル基であり、R(9)は(C1 〜C6 )アルキル基
または(C1 〜C6 )アルコキシ基であり、Zはハロゲ
ン、好ましくは塩素、臭素またはヨウ素である。エステ
ル化反応で既知の方法がここで使用される。
ルキル基であり、R(9)は(C1 〜C6 )アルキル基
または(C1 〜C6 )アルコキシ基であり、Zはハロゲ
ン、好ましくは塩素、臭素またはヨウ素である。エステ
ル化反応で既知の方法がここで使用される。
【0010】挙げられる式Iの化合物の製薬上許容可能
な塩の例は、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、
カルシウム塩およびマグネシウム塩またはジエチルアミ
ン、ベネタミン、ピペラジンまたはトロメタミンなどの
有機アミンとの塩である。本発明による式Iの化合物お
よびそれらの製薬上許容可能な塩は、グラム陽性微生物
とグラム陰性微生物との両方に対して顕著に良好な抗菌
活性を示す。化合物は、腎デヒドロペプチダーゼに対し
て高い安定性を有する。式Iの化合物は、ペニシリナー
ゼ生成細菌およびセファロスポリナーゼ生成細菌に対し
て予想外に高活性でもある。それらが好都合の毒物学的
性質および薬理学的性質をさらに示すので、有用な化学
治療薬である。また、本発明は、微生物感染の治療用製
剤(該製剤は本発明による化合物の1種以上を含有す
る)に関する。また、本発明による生成物は、他の活性
物質、例えば、ペニシリン、セファスポリン、キノロ
ン、グリコペプチドまたはアミノグリコシド系列からの
ものと組み合わせて用いることができる。式Iの化合物
およびそれらの製薬上許容可能な塩は、経口投与する
か、筋内投与するか、静脈内投与することができる。活
性物質として式Iの1種またはそれ以上の化合物を含有
する製剤は、式Iの化合物を複数の薬理学上許容可能な
賦形剤または希釈剤、例えば、増量剤(filler)、乳化
剤、潤滑剤、フレーバー矯正剤、着色剤または緩衝物質
と混合し、好適な製剤形、例えば、錠剤、被覆錠剤、カ
プセル剤または非経口投与に好適な懸濁液または溶液に
することによって調製できる。挙げられる賦形剤または
希釈剤の例は、トラガカント、ラクトース、タルク、寒
天、ポリグリコール、エタノールおよび水である。緩衝
物質は、例えば、有機化合物、例えば、N,N′−ジベ
ンジルエチレンジアミン、ジエタノールアミン、エチレ
ンジアミン、N−メチルグルカミン、N−ベンジルフェ
ネチルアミン、ジエチルアミンおよびトリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン(トロメタミン)、または無機
化合物、例えば、ホスフェート緩衝剤、重炭酸ナトリウ
ムおよび炭酸ナトリウムである。緩衝物質の有無で水中
の懸濁液または溶液は、好ましくは、非経口投与に好適
である。また、活性物質を好適な形、例えば、カプセル
剤で賦形剤または希釈剤なしで投与することが可能であ
る。式Iの化合物またはそれらの製薬上許容可能な塩の
好適な投与量は、体重約75kgの成人の場合に約0.4
g〜最大約20g/日、好ましくは1〜10g、特に2
〜6g/日である。個々または一般に多回投与量は投与
でき、個々の投与量は約50〜1,000mg、好ましく
は約100〜500mgの量の活性物質を含有できる。
な塩の例は、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、
カルシウム塩およびマグネシウム塩またはジエチルアミ
ン、ベネタミン、ピペラジンまたはトロメタミンなどの
有機アミンとの塩である。本発明による式Iの化合物お
よびそれらの製薬上許容可能な塩は、グラム陽性微生物
とグラム陰性微生物との両方に対して顕著に良好な抗菌
活性を示す。化合物は、腎デヒドロペプチダーゼに対し
て高い安定性を有する。式Iの化合物は、ペニシリナー
ゼ生成細菌およびセファロスポリナーゼ生成細菌に対し
て予想外に高活性でもある。それらが好都合の毒物学的
性質および薬理学的性質をさらに示すので、有用な化学
治療薬である。また、本発明は、微生物感染の治療用製
剤(該製剤は本発明による化合物の1種以上を含有す
る)に関する。また、本発明による生成物は、他の活性
物質、例えば、ペニシリン、セファスポリン、キノロ
ン、グリコペプチドまたはアミノグリコシド系列からの
ものと組み合わせて用いることができる。式Iの化合物
およびそれらの製薬上許容可能な塩は、経口投与する
か、筋内投与するか、静脈内投与することができる。活
性物質として式Iの1種またはそれ以上の化合物を含有
する製剤は、式Iの化合物を複数の薬理学上許容可能な
賦形剤または希釈剤、例えば、増量剤(filler)、乳化
剤、潤滑剤、フレーバー矯正剤、着色剤または緩衝物質
と混合し、好適な製剤形、例えば、錠剤、被覆錠剤、カ
プセル剤または非経口投与に好適な懸濁液または溶液に
することによって調製できる。挙げられる賦形剤または
希釈剤の例は、トラガカント、ラクトース、タルク、寒
天、ポリグリコール、エタノールおよび水である。緩衝
物質は、例えば、有機化合物、例えば、N,N′−ジベ
ンジルエチレンジアミン、ジエタノールアミン、エチレ
ンジアミン、N−メチルグルカミン、N−ベンジルフェ
ネチルアミン、ジエチルアミンおよびトリス(ヒドロキ
シメチル)アミノメタン(トロメタミン)、または無機
化合物、例えば、ホスフェート緩衝剤、重炭酸ナトリウ
ムおよび炭酸ナトリウムである。緩衝物質の有無で水中
の懸濁液または溶液は、好ましくは、非経口投与に好適
である。また、活性物質を好適な形、例えば、カプセル
剤で賦形剤または希釈剤なしで投与することが可能であ
る。式Iの化合物またはそれらの製薬上許容可能な塩の
好適な投与量は、体重約75kgの成人の場合に約0.4
g〜最大約20g/日、好ましくは1〜10g、特に2
〜6g/日である。個々または一般に多回投与量は投与
でき、個々の投与量は約50〜1,000mg、好ましく
は約100〜500mgの量の活性物質を含有できる。
【0011】
【実施例】本発明に従って製造できる5R,6S−化合
物の下記の例示の態様は、本発明を更に説明するための
ものである。下記略称を例で使用する。THF=テトラ
ヒドロフラン;DMF=ジメチルホルムアミド;s=一
重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、m=多重
線、mc=中心多重線、bs=広い一重線。 例1 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
物の下記の例示の態様は、本発明を更に説明するための
ものである。下記略称を例で使用する。THF=テトラ
ヒドロフラン;DMF=ジメチルホルムアミド;s=一
重線、d=二重線、t=三重線、q=四重線、m=多重
線、mc=中心多重線、bs=広い一重線。 例1 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
【化22】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキ
ソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕
アゼチジン−2−オン (3S,4R)−4−アセトキシ−3−〔(1R)−1
−t−ブチルジメチルシロキシエチル〕アゼチジン−2
−オン102g(0.36モル)およびヨウ素3.0g
(11.8ミリモル)を室温でDMF 260mlおよび
塩化メチレン130ml中のスズ粉末126g(1.06
モル)の懸濁液に加えた。溶液の完全な脱色後、テトラ
フルオロホウ酸銀4.2g(21.6ミリモル)を加
え、混合物を室温で15分間攪拌した。混合物を10℃
に冷却し、DMF60mlおよび塩化メチレン30ml中の
2−ブロモテトラロン120g(0.53モル)の溶液
を1.5時間かけて滴下した(初期温度を10℃±2℃
に保った)。室温で更なる60分後、反応液をシクロヘ
キサン/酢酸エチルの混合物(1:1)1.5リットル
に注ぎ、ケイソウ土( RCelite)で濾過した。有機相を
1N HCl 300ml、5%濃度の水酸化ナトリウ
ム溶液600mlおよび水300mlで抽出し、MgSO4
上で乾燥した。HPLCに従って、粗生成物は、α/β
の比率=2:3で2種の異性体を含有した。β−異性体
(純度>97%)26.3g(20%)をn−ヘプタン
からの再結晶によって単離することが可能であった。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
10(s,6H,SiCH3 );0.87(s,9H,
SiC(CH3 )3 );1.28(d,3H,CH−C
H3 );2.08および2.30(2×mc,2×1
H,CH2 −CH2 −CH);3.07〜3.14
(m,3H,CH2 −CH2 −CHおよびH−3);
4.25(mc,1H,CH−CH3 );4.45(d
d,1H,H−4);5.77(bs,1H,NH);
7.25〜7.38(m,2H,芳香族H);7.52
(mc,1H,芳香族H);8.02(d,1H,芳香
族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−
2−イル)〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2
−オキソアセテート CaCO3 1.07g(10.7ミリモル)およびアリ
ルオキサリルクロライド1.59g(10.7ミリモ
ル)を0℃で保護ガスとしてのアルゴン下において無水
塩化メチレン45ml中の(3S,4R)−3−〔(1
R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−
4−〔(2R)−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン2.0
g(5.35ミリモル)の溶液に加えた。塩化メチレン
10ml中のエチルジイソプロピルアミン1.81ml
(1.34g、10.4ミリモル)を混合物に1時間か
けて滴下し、所定の温度で更なる2時間攪拌した。固体
を吸引下に濾別し、有機相を毎回20mlの水で2回抽出
した。MgSO4 上で乾燥した後、溶媒を回転蒸発器上
で除去し、残渣をシリカゲル(10%H2 Oで失活)上
でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチ
ル=30:1)にかけた。収量1.95g(75%)、
白色結晶。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=0.06および0.08(2×s,2×3
H,SiCH3 );0.85(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.19(d,3H,CH−CH3 ,J=6
Hz);2.03および2.27(2×mc,2×1
H,CH2 −CH2 −CH);3.12(dd,2H,
CH2 −CH2 −CH,J=4.9Hz);3.21
(mc,1H,CH2 −CH2 −CH,J=4.5,1
0Hz);3.32 (dd,1H,H−3,J=4
Hz);4.33(mc,1H,CH−CH3 );4.
67(dd,1H,H−4,J=4Hz);4.81
(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.27〜
5.45(m,2H,CH2 −CH=CH2 ,J=1
0,17Hz,J(アリル)=1Hz);5.97(m
c,1H,CH2 −CH=CH2 );7.23〜7.3
7(m,2H,芳香族H);7.50(m,1H,芳香
族H);8.04(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−
2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−
オキソアセテート300mg(0.62ミリモル)および
ジエチル=メタンホスホナイト255mg(2.12ミリ
モル)を無水メシチレン10ml中でアルゴン下で160
℃において3時間攪拌した。高真空で溶媒を除去しカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤:トルエン
/酢酸エチル=30:1)にかけた後、環化生成物(融
点126℃)176mg(63%)が得られた。 1H−N
MR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.11
(s,6H,SiCH3 );0.92(s,9H,Si
C(CH3 )3 );1.27(d,3H,CH−C
H3 );1.94および2.08(2×mc,2×1
H,CH2 −CH2 −CH);3.07(dd,2H,
CH2 −CH2 −CH);3.18(mc,1H,CH
2 −CH2 −CH);3.28(dd,1H,H−
6);4.20〜4.35(m,2H,CH−CH3 お
よびH−5);4.78(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.23〜5.47(m,2H,CH2 −C
H=CH2 );5.98(mc,1H,CH2 −CH=
CH2 );7.10〜7.25(m,3H,芳香族
H);7.77(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート 酢酸(THF中の10%濃度の溶液)465mg(7.7
5ミリモル)を0℃で無水THF 6ml中のアリル=
(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシエチル〕(1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボキシレート586mg(1.29ミリモ
ル)の溶液に加え、次いで、THF 11ml中のフッ化
テトラブチルアンモニウム3水和物1.22g(3.8
7ミリモル)の溶液を15分かけて滴下した。氷冷を解
除し、反応混合物を室温で更なる54時間攪拌した。溶
媒を真空中で除去し、残渣を酢酸エチルに取り上げ、有
機相を各々25mlの飽和NaHCO3 溶液、水で抽出し
た。MgSO4 上で乾燥し溶液を濃縮した後、生成物を
シリカゲル上でのクロマトグラフィーによって単離した
(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3:1)。収量21
6mg(49%)。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=1.37(d,3H,CH−CH3 );
1.85〜1.99(m,2H,CH2 −CH2 CHお
よびOH);2.08〜2.20(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);3.06(dd,2H,CH2 −CH
2 −CH);3.22(mc,1H,CH2 −CH2 −
CH);3.32(dd,1H,H−6);4.23〜
4.38(m,1H,CH−CH3 );4.35(d
d,1H,H−5);4.78(mc,1H,CH2 −
CH=CH2 );5.24〜5.48(m,2H,CH
2 −CH=CH2 );5.98(mc,1H,CH2 −
CH=CH2 );7.10〜7.29(m,3H,芳香
族H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 酸素を排除しながら、酢酸エチル2ml中の2−エチルヘ
キサン酸カリウム185mg(1.0ミリモル)の溶液を
塩化メチレン3mlに溶解されたアリル=(1S,5R,
6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−
(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート30
9mg(0.92ミリモル)に加えた。トリフェニルホス
フィン12mg(0.05ミリモル)およびPd〔P(C
6 H5 )3 〕4 30mg(0.03ミリモル)添加後、混
合物を室温で30分間攪拌し、塩化メチレン15mlで希
釈し、水20mlを加えた。水相を分離し、塩化メチレン
を水20mlで再度抽出した。次いで、合わせた水相を塩
化メチレン15mlで抽出し、凍結乾燥した。水を使用し
て、残渣を RLiChroprep RP18上でのクロマトグラ
フィーにかけた。生成物含有画分を凍結乾燥した後、目
的生成物155mg(50%)が、得られた。 1 H−NMR(270MHz,DMSO):δ=1.1
3(d,3H,CH−CH3 );1.65および1.9
2(2×mc,2×1H,CH2 −CH2 −CH);
2.84〜3.05(m,3H,CH2 −CH2 −C
H);3.20(dd,1H,H−6);3.95(m
c,1H,CH−CH3 );4.10(dd,1H,H
−5);4.95(d,1H,OH);6.91〜7.
04(m,3H,芳香族H);7.65(d,1H,芳
香族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキ
ソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕
アゼチジン−2−オン (3S,4R)−4−アセトキシ−3−〔(1R)−1
−t−ブチルジメチルシロキシエチル〕アゼチジン−2
−オン102g(0.36モル)およびヨウ素3.0g
(11.8ミリモル)を室温でDMF 260mlおよび
塩化メチレン130ml中のスズ粉末126g(1.06
モル)の懸濁液に加えた。溶液の完全な脱色後、テトラ
フルオロホウ酸銀4.2g(21.6ミリモル)を加
え、混合物を室温で15分間攪拌した。混合物を10℃
に冷却し、DMF60mlおよび塩化メチレン30ml中の
2−ブロモテトラロン120g(0.53モル)の溶液
を1.5時間かけて滴下した(初期温度を10℃±2℃
に保った)。室温で更なる60分後、反応液をシクロヘ
キサン/酢酸エチルの混合物(1:1)1.5リットル
に注ぎ、ケイソウ土( RCelite)で濾過した。有機相を
1N HCl 300ml、5%濃度の水酸化ナトリウ
ム溶液600mlおよび水300mlで抽出し、MgSO4
上で乾燥した。HPLCに従って、粗生成物は、α/β
の比率=2:3で2種の異性体を含有した。β−異性体
(純度>97%)26.3g(20%)をn−ヘプタン
からの再結晶によって単離することが可能であった。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
10(s,6H,SiCH3 );0.87(s,9H,
SiC(CH3 )3 );1.28(d,3H,CH−C
H3 );2.08および2.30(2×mc,2×1
H,CH2 −CH2 −CH);3.07〜3.14
(m,3H,CH2 −CH2 −CHおよびH−3);
4.25(mc,1H,CH−CH3 );4.45(d
d,1H,H−4);5.77(bs,1H,NH);
7.25〜7.38(m,2H,芳香族H);7.52
(mc,1H,芳香族H);8.02(d,1H,芳香
族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−
2−イル)〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2
−オキソアセテート CaCO3 1.07g(10.7ミリモル)およびアリ
ルオキサリルクロライド1.59g(10.7ミリモ
ル)を0℃で保護ガスとしてのアルゴン下において無水
塩化メチレン45ml中の(3S,4R)−3−〔(1
R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−
4−〔(2R)−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン2.0
g(5.35ミリモル)の溶液に加えた。塩化メチレン
10ml中のエチルジイソプロピルアミン1.81ml
(1.34g、10.4ミリモル)を混合物に1時間か
けて滴下し、所定の温度で更なる2時間攪拌した。固体
を吸引下に濾別し、有機相を毎回20mlの水で2回抽出
した。MgSO4 上で乾燥した後、溶媒を回転蒸発器上
で除去し、残渣をシリカゲル(10%H2 Oで失活)上
でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチ
ル=30:1)にかけた。収量1.95g(75%)、
白色結晶。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=0.06および0.08(2×s,2×3
H,SiCH3 );0.85(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.19(d,3H,CH−CH3 ,J=6
Hz);2.03および2.27(2×mc,2×1
H,CH2 −CH2 −CH);3.12(dd,2H,
CH2 −CH2 −CH,J=4.9Hz);3.21
(mc,1H,CH2 −CH2 −CH,J=4.5,1
0Hz);3.32 (dd,1H,H−3,J=4
Hz);4.33(mc,1H,CH−CH3 );4.
67(dd,1H,H−4,J=4Hz);4.81
(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.27〜
5.45(m,2H,CH2 −CH=CH2 ,J=1
0,17Hz,J(アリル)=1Hz);5.97(m
c,1H,CH2 −CH=CH2 );7.23〜7.3
7(m,2H,芳香族H);7.50(m,1H,芳香
族H);8.04(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−
2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−
オキソアセテート300mg(0.62ミリモル)および
ジエチル=メタンホスホナイト255mg(2.12ミリ
モル)を無水メシチレン10ml中でアルゴン下で160
℃において3時間攪拌した。高真空で溶媒を除去しカラ
ムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤:トルエン
/酢酸エチル=30:1)にかけた後、環化生成物(融
点126℃)176mg(63%)が得られた。 1H−N
MR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.11
(s,6H,SiCH3 );0.92(s,9H,Si
C(CH3 )3 );1.27(d,3H,CH−C
H3 );1.94および2.08(2×mc,2×1
H,CH2 −CH2 −CH);3.07(dd,2H,
CH2 −CH2 −CH);3.18(mc,1H,CH
2 −CH2 −CH);3.28(dd,1H,H−
6);4.20〜4.35(m,2H,CH−CH3 お
よびH−5);4.78(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.23〜5.47(m,2H,CH2 −C
H=CH2 );5.98(mc,1H,CH2 −CH=
CH2 );7.10〜7.25(m,3H,芳香族
H);7.77(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート 酢酸(THF中の10%濃度の溶液)465mg(7.7
5ミリモル)を0℃で無水THF 6ml中のアリル=
(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシエチル〕(1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボキシレート586mg(1.29ミリモ
ル)の溶液に加え、次いで、THF 11ml中のフッ化
テトラブチルアンモニウム3水和物1.22g(3.8
7ミリモル)の溶液を15分かけて滴下した。氷冷を解
除し、反応混合物を室温で更なる54時間攪拌した。溶
媒を真空中で除去し、残渣を酢酸エチルに取り上げ、有
機相を各々25mlの飽和NaHCO3 溶液、水で抽出し
た。MgSO4 上で乾燥し溶液を濃縮した後、生成物を
シリカゲル上でのクロマトグラフィーによって単離した
(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3:1)。収量21
6mg(49%)。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=1.37(d,3H,CH−CH3 );
1.85〜1.99(m,2H,CH2 −CH2 CHお
よびOH);2.08〜2.20(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);3.06(dd,2H,CH2 −CH
2 −CH);3.22(mc,1H,CH2 −CH2 −
CH);3.32(dd,1H,H−6);4.23〜
4.38(m,1H,CH−CH3 );4.35(d
d,1H,H−5);4.78(mc,1H,CH2 −
CH=CH2 );5.24〜5.48(m,2H,CH
2 −CH=CH2 );5.98(mc,1H,CH2 −
CH=CH2 );7.10〜7.29(m,3H,芳香
族H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 酸素を排除しながら、酢酸エチル2ml中の2−エチルヘ
キサン酸カリウム185mg(1.0ミリモル)の溶液を
塩化メチレン3mlに溶解されたアリル=(1S,5R,
6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−
(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート30
9mg(0.92ミリモル)に加えた。トリフェニルホス
フィン12mg(0.05ミリモル)およびPd〔P(C
6 H5 )3 〕4 30mg(0.03ミリモル)添加後、混
合物を室温で30分間攪拌し、塩化メチレン15mlで希
釈し、水20mlを加えた。水相を分離し、塩化メチレン
を水20mlで再度抽出した。次いで、合わせた水相を塩
化メチレン15mlで抽出し、凍結乾燥した。水を使用し
て、残渣を RLiChroprep RP18上でのクロマトグラ
フィーにかけた。生成物含有画分を凍結乾燥した後、目
的生成物155mg(50%)が、得られた。 1 H−NMR(270MHz,DMSO):δ=1.1
3(d,3H,CH−CH3 );1.65および1.9
2(2×mc,2×1H,CH2 −CH2 −CH);
2.84〜3.05(m,3H,CH2 −CH2 −C
H);3.20(dd,1H,H−6);3.95(m
c,1H,CH−CH3 );4.10(dd,1H,H
−5);4.95(d,1H,OH);6.91〜7.
04(m,3H,芳香族H);7.65(d,1H,芳
香族H)。
【0012】例2 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 工程1 (3S,4R)−1−〔(アリルオキシカルボニル)−
ヒドロキシメチル〕−3−〔(1R)−1−t−ブチル
ジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イ
ル〕アゼチジン−2−オン グリオキシル酸アリル1.23g(10.8ミリモル)
をアルゴン下で無水THF 6ml中のアゼチジノン(例
1の工程1参照)2.0g(5.35ミリモル)の溶液
に加え、次いで、トリエチルアミン0.21ml(1.5
ミリモル)を注射器によってゆっくりと滴下した。室温
で4時間後、反応混合物を氷水に注ぎ、有機相を分離
し、水相を酢酸エチルで数回抽出した。溶媒を回転蒸発
器上で除去し、粗生成物を工程2で更に直接反応させ
た。 工程2 (3S,4R)−1−〔(アリルオキシカルボニル)−
クロロメチル〕−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキ
ソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕
アゼチジン−2−オン 2,6−ルチジン1.55ml(1.43g、13.3ミ
リモル)を−30℃でTHF 40ml中のヒドロキシ化
合物2.0gの溶液に加えた。THF 5ml中の塩化チ
オニル0.85ml(1.39g、11.6ミリモル)を
滴下し、混合物を所定の温度で1時間攪拌した。反応混
合物を油ポンプ真空中で濃縮し、残渣を酢酸エチルに取
り上げ、生成物を濾過によって不溶性成分から分離し
た。回転蒸発器上での溶媒の除去後、粗物質を工程3で
直ちに更に使用した。 工程3 (3S,4R)−1−〔(アリルオキシカルボニル)−
トリフェニルホスホラニリデンメチル〕−3−〔(1
R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−
4−〔(2R)−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン トリフェニルホスフィン1.3g(4.96ミリモル)
をDMF 6ml中のクロロ化合物の溶液に加え、混合物
を室温で60分間攪拌した。次いで、酢酸エチル30ml
を反応混合物に加え、毎回20mlの希薄NaHCO3 溶
液で3回洗浄した。有機相をMgSO4 上で乾燥し、溶
媒を真空中で除去した。シリカゲル上でのクロマトグラ
フィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=5:1から
2:1)は、ホスホラン905mg(23%、3工程にわ
たって)を与えた。MS(FAB):m/e=738
(M+Li),732(M+H+ )。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート メシチレン20ml中のホスホラン893mg(1.22ミ
リモル)の溶液を160℃で3時間加熱した。溶媒を真
空中で除去し、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグ
ラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=30:1)
にかけた。収量141mg(25%)。 1H−NMRデー
タに従って、化合物は、例1/工程3からの生成物と同
一である。
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 工程1 (3S,4R)−1−〔(アリルオキシカルボニル)−
ヒドロキシメチル〕−3−〔(1R)−1−t−ブチル
ジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イ
ル〕アゼチジン−2−オン グリオキシル酸アリル1.23g(10.8ミリモル)
をアルゴン下で無水THF 6ml中のアゼチジノン(例
1の工程1参照)2.0g(5.35ミリモル)の溶液
に加え、次いで、トリエチルアミン0.21ml(1.5
ミリモル)を注射器によってゆっくりと滴下した。室温
で4時間後、反応混合物を氷水に注ぎ、有機相を分離
し、水相を酢酸エチルで数回抽出した。溶媒を回転蒸発
器上で除去し、粗生成物を工程2で更に直接反応させ
た。 工程2 (3S,4R)−1−〔(アリルオキシカルボニル)−
クロロメチル〕−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキ
ソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕
アゼチジン−2−オン 2,6−ルチジン1.55ml(1.43g、13.3ミ
リモル)を−30℃でTHF 40ml中のヒドロキシ化
合物2.0gの溶液に加えた。THF 5ml中の塩化チ
オニル0.85ml(1.39g、11.6ミリモル)を
滴下し、混合物を所定の温度で1時間攪拌した。反応混
合物を油ポンプ真空中で濃縮し、残渣を酢酸エチルに取
り上げ、生成物を濾過によって不溶性成分から分離し
た。回転蒸発器上での溶媒の除去後、粗物質を工程3で
直ちに更に使用した。 工程3 (3S,4R)−1−〔(アリルオキシカルボニル)−
トリフェニルホスホラニリデンメチル〕−3−〔(1
R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−
4−〔(2R)−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン トリフェニルホスフィン1.3g(4.96ミリモル)
をDMF 6ml中のクロロ化合物の溶液に加え、混合物
を室温で60分間攪拌した。次いで、酢酸エチル30ml
を反応混合物に加え、毎回20mlの希薄NaHCO3 溶
液で3回洗浄した。有機相をMgSO4 上で乾燥し、溶
媒を真空中で除去した。シリカゲル上でのクロマトグラ
フィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=5:1から
2:1)は、ホスホラン905mg(23%、3工程にわ
たって)を与えた。MS(FAB):m/e=738
(M+Li),732(M+H+ )。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート メシチレン20ml中のホスホラン893mg(1.22ミ
リモル)の溶液を160℃で3時間加熱した。溶媒を真
空中で除去し、粗生成物をシリカゲル上でのクロマトグ
ラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=30:1)
にかけた。収量141mg(25%)。 1H−NMRデー
タに従って、化合物は、例1/工程3からの生成物と同
一である。
【0013】例3 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 工程1: アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−ヒド
ロキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル)〕−2−
オキソアゼチジン−1−イル〕−2−オキソアセテート 三フッ化ホウ素エーテル錯化合物(etherate)109mg
(0.78ミリモル)を−40℃でアセトニトリル5ml
中のN−オキサリル化合物(例1の工程2からの生成
物) 250mg(0.52ミリモル)の溶液に20分か
けて滴下した。この温度で更なる2時間後、希薄NaH
CO3 溶液10mlを反応混合物に加え、混合物を酢酸エ
チルで抽出した。有機相をMgSO4 上で乾燥し、溶媒
を真空中で除去した。粗生成物を更に直接反応させて、
シリルエーテルを与えた。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
トリメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1
−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−
イル)〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−オ
キソアセテート 塩化メチレン1mlに溶解されたヒドロキシ化合物177
mg(0.44ミリモル)を塩化メチレン2ml中のトリエ
チルアミン67mg(0.66ミリモル)とクロロトリメ
チルシラン72mg(0.66ミリモル)との混合物にゆ
っくりと加え、室温で2.5時間攪拌した。溶媒を油ポ
ンプ真空中で除去し、残渣をシリカゲル上でのクロマト
グラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=30:
1)にかけた。収量:シリルエーテル64mg(28%、
両方の工程にわたって)。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.10(s,9H,SiCH
3 );1.20(d,3H,CH−CH3 );1.98
〜2.30(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.
06〜3.24(m,3H,CH−CH2 −CH2 );
3.32(dd,1H,H−3);4.29(mc,1
H,CH−CH3 );4.58(dd,1H,H−
4);4.82(d,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.29〜5.47(m,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.98(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.22〜7.35(m,2H,芳香族H);
7.50(mc,1H,芳香族H);8.03(d,1
H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
トリメチルシリルオキシエチル〕−(1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボキシレート トリメチルシリルエーテル131mg(0.30ミリモ
ル)を例1の工程3に記載のようにメタン亜ホスホン酸
ジエチルと反応させた。クロマトグラフィー精製後(シ
リカゲル、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=30:
1)、環化生成物33mg(27%)が得られた。 1H−
NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.16
(s,9H,SiCH3 );1.28(d,3H,CH
−CH3 );1.53〜2.15(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );3.07(mc,2H,CH−CH2
−CH2 );3.19(mc,1H,CH−CH2 −C
H2 );3.29(dd,1H,H−6);4.18〜
4.32(m,2H,H−5およびCH−CH3 );
4.79(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.
22〜5.47(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.99(mc,1H,CH2 −CH=CH2 );7.
10〜7.28(m,3H,芳香族H);7.76
(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート シリル保護基を例1の工程4と同様にフッ化テトラブチ
ルアンモニウム3水和物で開裂した。しかしながら、反
応は、室温で30分後に既に完了した。基質30mg
(0.07ミリモル)から出発して、ヒドロキシ化合物
12mg(49%)が、シリカゲル上でのクロマトグラフ
ィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3:1)後に得
られた。 1H−NMR比較スペクトルに従って、生成物
は、例1の工程4からの生成物と同一である。アリルエ
ステルを開裂してカリウム塩を与えることは、例1の工
程5で既に記載されている。
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 工程1: アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−ヒド
ロキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル)〕−2−
オキソアゼチジン−1−イル〕−2−オキソアセテート 三フッ化ホウ素エーテル錯化合物(etherate)109mg
(0.78ミリモル)を−40℃でアセトニトリル5ml
中のN−オキサリル化合物(例1の工程2からの生成
物) 250mg(0.52ミリモル)の溶液に20分か
けて滴下した。この温度で更なる2時間後、希薄NaH
CO3 溶液10mlを反応混合物に加え、混合物を酢酸エ
チルで抽出した。有機相をMgSO4 上で乾燥し、溶媒
を真空中で除去した。粗生成物を更に直接反応させて、
シリルエーテルを与えた。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
トリメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1
−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−
イル)〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−オ
キソアセテート 塩化メチレン1mlに溶解されたヒドロキシ化合物177
mg(0.44ミリモル)を塩化メチレン2ml中のトリエ
チルアミン67mg(0.66ミリモル)とクロロトリメ
チルシラン72mg(0.66ミリモル)との混合物にゆ
っくりと加え、室温で2.5時間攪拌した。溶媒を油ポ
ンプ真空中で除去し、残渣をシリカゲル上でのクロマト
グラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=30:
1)にかけた。収量:シリルエーテル64mg(28%、
両方の工程にわたって)。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.10(s,9H,SiCH
3 );1.20(d,3H,CH−CH3 );1.98
〜2.30(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.
06〜3.24(m,3H,CH−CH2 −CH2 );
3.32(dd,1H,H−3);4.29(mc,1
H,CH−CH3 );4.58(dd,1H,H−
4);4.82(d,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.29〜5.47(m,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.98(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.22〜7.35(m,2H,芳香族H);
7.50(mc,1H,芳香族H);8.03(d,1
H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
トリメチルシリルオキシエチル〕−(1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボキシレート トリメチルシリルエーテル131mg(0.30ミリモ
ル)を例1の工程3に記載のようにメタン亜ホスホン酸
ジエチルと反応させた。クロマトグラフィー精製後(シ
リカゲル、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=30:
1)、環化生成物33mg(27%)が得られた。 1H−
NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.16
(s,9H,SiCH3 );1.28(d,3H,CH
−CH3 );1.53〜2.15(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );3.07(mc,2H,CH−CH2
−CH2 );3.19(mc,1H,CH−CH2 −C
H2 );3.29(dd,1H,H−6);4.18〜
4.32(m,2H,H−5およびCH−CH3 );
4.79(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.
22〜5.47(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.99(mc,1H,CH2 −CH=CH2 );7.
10〜7.28(m,3H,芳香族H);7.76
(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート シリル保護基を例1の工程4と同様にフッ化テトラブチ
ルアンモニウム3水和物で開裂した。しかしながら、反
応は、室温で30分後に既に完了した。基質30mg
(0.07ミリモル)から出発して、ヒドロキシ化合物
12mg(49%)が、シリカゲル上でのクロマトグラフ
ィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3:1)後に得
られた。 1H−NMR比較スペクトルに従って、生成物
は、例1の工程4からの生成物と同一である。アリルエ
ステルを開裂してカリウム塩を与えることは、例1の工
程5で既に記載されている。
【0014】例4 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
【化23】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)−1−オキ
ソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕
アゼチジン−2−オン 例1の工程1で得られた粗生成物をシリカゲル上でのク
ロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=
4:1)にかけた。n−ヘプタンからの結晶化後、余り
極性ではないα−ジアステレオマーが、収率14%で得
られた。融点(ヘプタン)152℃。 1H−NMR(2
70MHz,CDCl3 ):δ=0.06および0.0
9(2×s,2×3H,SiCH3 );0.89(s,
9H,SiC(CH3 )3 );1.28(d,3H,C
H−CH3 );1.79〜1.98および2.24〜
2.46(2×m,2×1H,CH−CH2 −C
H2 );2.55(mc,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.86(mc,1H,H−3);2.96〜
3.19(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.7
3(dd,1H,H−4);4.20(mc,1H,C
H−CH3 );6.45(br,1H,NH);7.2
4〜7.39(m,2H,芳香族H);7.51(t,
1H,芳香族H);8.01(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)
−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−
2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−
オキソアセテート アゼチジン−2−オン5g(13.4ミリモル)を例1
の工程2に記載のようにアシル化した。シリカゲル上の
クロマトグラフィー(溶離剤:ヘプタン/酢酸エチル=
4:1)後、油状生成物6.06g(93%)が得られ
た。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
05および0.10(2×s,2×3H,SiC
H3 );0.88(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.30(d,3H,CH−CH3 );1.95〜2.
12および2.20〜2.33(2×m,2×1H,C
H−CH2 −CH2 );3.04〜3.11(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.18(m,1H,H
−3); 3.51(mc,1H,CH−CH2 −
CH2 );4.37(mc,1H, CH−C
H3 );4.81(2H,d,CH2 −CH=C
H2 );5.13 (mc,1H,H−4);5.3
3および5.42(2×d,2×1H, CH2 −
CH=CH2 );5.98(mc,1H,CH2 −CH
=CH2 ); 7.22〜7.38(m,2H,芳香族
H);7.51(t,1H,芳香族H);8.03
(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート 無水キシレン150ml中のアリルエステル6.0g(1
2.4ミリモル)を140℃でメタン亜ホスホン酸ジエ
チル10.2g(37.2ミリモル)と反応させた。高
真空中で濃縮しシリカゲル上でのクロマトグラフィー
(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=98:2)にかけた
後、生成物346mg(6%)が得られた。 1H−NMR
(270MHz,CDCl3 ):δ=0.09および
0.10(2×s,2×3H,SiCH3 );0.90
(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.28(d,3
H,CH−CH3 );1.85〜2.05および2.1
8〜2.30(2×m,2×1H,CH−CH2 −CH
2 );2.95〜3.03(m,2H,CH−CH2 −
CH2 );3.18(dd,1H,H−6);3.29
(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );3.78(d
d,1H,H−5);4.24(mc,1H,CH−C
H3 );4.77(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.25および5.44(2×d,2×1H,
CH2 −CH=CH2 );5.99(mc,1H,CH
2 −CH−CH2 );6.95〜7.30(m,3H,
芳香族H);8.48(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート シリルエーテルの開裂を例1の工程4に記載のように行
った。シリルエーテル330mg(0.73ミリモル)か
ら、生成物145mg(59%)が得られ、工程5で直接
使用した。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム アリルエステル145mg(0.43ミリモル)から出発
して、カリウム塩104mg(72%)が、例1の工程5
と同様に凍結乾燥することによって得られた。 1H−N
MR(270MHz,D2 O):δ=1.32(d,3
H,CH−CH3 );1.68〜1.86および2.2
1〜2.33(2×m,2×1H,CH−CH2 −CH
2 );2.89〜2.98(m,2H,CH−CH2 −
CH2 );3.36(mc,1H,CH−CH2 −CH
2 );3.47(dd,1H,H−6);3.88(d
d,1H,H−5);4.25(mc,1H,CH−C
H2 );7.16〜7.30(m,3H,芳香族H);
7.95(d,1H,芳香族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)−1−オキ
ソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕
アゼチジン−2−オン 例1の工程1で得られた粗生成物をシリカゲル上でのク
ロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=
4:1)にかけた。n−ヘプタンからの結晶化後、余り
極性ではないα−ジアステレオマーが、収率14%で得
られた。融点(ヘプタン)152℃。 1H−NMR(2
70MHz,CDCl3 ):δ=0.06および0.0
9(2×s,2×3H,SiCH3 );0.89(s,
9H,SiC(CH3 )3 );1.28(d,3H,C
H−CH3 );1.79〜1.98および2.24〜
2.46(2×m,2×1H,CH−CH2 −C
H2 );2.55(mc,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.86(mc,1H,H−3);2.96〜
3.19(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.7
3(dd,1H,H−4);4.20(mc,1H,C
H−CH3 );6.45(br,1H,NH);7.2
4〜7.39(m,2H,芳香族H);7.51(t,
1H,芳香族H);8.01(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)
−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−
2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−
オキソアセテート アゼチジン−2−オン5g(13.4ミリモル)を例1
の工程2に記載のようにアシル化した。シリカゲル上の
クロマトグラフィー(溶離剤:ヘプタン/酢酸エチル=
4:1)後、油状生成物6.06g(93%)が得られ
た。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
05および0.10(2×s,2×3H,SiC
H3 );0.88(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.30(d,3H,CH−CH3 );1.95〜2.
12および2.20〜2.33(2×m,2×1H,C
H−CH2 −CH2 );3.04〜3.11(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.18(m,1H,H
−3); 3.51(mc,1H,CH−CH2 −
CH2 );4.37(mc,1H, CH−C
H3 );4.81(2H,d,CH2 −CH=C
H2 );5.13 (mc,1H,H−4);5.3
3および5.42(2×d,2×1H, CH2 −
CH=CH2 );5.98(mc,1H,CH2 −CH
=CH2 ); 7.22〜7.38(m,2H,芳香族
H);7.51(t,1H,芳香族H);8.03
(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート 無水キシレン150ml中のアリルエステル6.0g(1
2.4ミリモル)を140℃でメタン亜ホスホン酸ジエ
チル10.2g(37.2ミリモル)と反応させた。高
真空中で濃縮しシリカゲル上でのクロマトグラフィー
(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=98:2)にかけた
後、生成物346mg(6%)が得られた。 1H−NMR
(270MHz,CDCl3 ):δ=0.09および
0.10(2×s,2×3H,SiCH3 );0.90
(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.28(d,3
H,CH−CH3 );1.85〜2.05および2.1
8〜2.30(2×m,2×1H,CH−CH2 −CH
2 );2.95〜3.03(m,2H,CH−CH2 −
CH2 );3.18(dd,1H,H−6);3.29
(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );3.78(d
d,1H,H−5);4.24(mc,1H,CH−C
H3 );4.77(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.25および5.44(2×d,2×1H,
CH2 −CH=CH2 );5.99(mc,1H,CH
2 −CH−CH2 );6.95〜7.30(m,3H,
芳香族H);8.48(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート シリルエーテルの開裂を例1の工程4に記載のように行
った。シリルエーテル330mg(0.73ミリモル)か
ら、生成物145mg(59%)が得られ、工程5で直接
使用した。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム アリルエステル145mg(0.43ミリモル)から出発
して、カリウム塩104mg(72%)が、例1の工程5
と同様に凍結乾燥することによって得られた。 1H−N
MR(270MHz,D2 O):δ=1.32(d,3
H,CH−CH3 );1.68〜1.86および2.2
1〜2.33(2×m,2×1H,CH−CH2 −CH
2 );2.89〜2.98(m,2H,CH−CH2 −
CH2 );3.36(mc,1H,CH−CH2 −CH
2 );3.47(dd,1H,H−6);3.88(d
d,1H,H−5);4.25(mc,1H,CH−C
H2 );7.16〜7.30(m,3H,芳香族H);
7.95(d,1H,芳香族H)。
【0015】例5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−フルオロ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム
シエチル〕−(7−フルオロ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム
【化24】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−7−フル
オロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−7−フルオロテトラロン9.9g(40ミ
リモル)を例1の工程1に記載のように反応させた。シ
リカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン
/酢酸エチル=4:1)後、生成物810mg(8%)が
得られた。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
09(s,6H,SiCH3 );0.88(s,9H,
SiC(CH3 )3 );1.27(d,3H,CH−C
H3 );1.96〜2.15および2.22〜2.35
(2×m,2×1H,CH−CH2 −CH2 );2.7
3(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );3.02〜
3.13(m,3H,H−3,CH−CH2 −C
H2 );4.27(mc,1H,CH−CH3 );4.
43(dd,1H,H−4);5.82(br,1H,
NH);7.16〜7.30(m,2H,芳香族H);
7.67(dd,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−7−フルオロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1
−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル890mg(92
%)をアゼチジン−2−オン756mg(1.93ミリモ
ル)から合成した。融点100〜101℃。 1H−N
MR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.07およ
び0.09(2×s,2×3H,SiCH3 );0.8
6(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.20(d,
3H,CH−CH3 );1.92〜2.10および2.
20〜2.32(2×m,2×1H,CH−CH2 −C
H2 );3.01〜3.12(m,2H,CH−CH2
−CH2 );3.17(mc,1H, C
H−CH2 −CH2 );3.29(mc,1H,H−
3);4.33(mc,1H,CH−CH3 );4.6
9(mc,1H,H−4);4.80(d,2H,CH
2 −CH=CH2 );5.31および5.41(2×
d,2×1H,CH2 −CH=CH2 );5.97(m
c,1H,CH2 −CH=CH2 );7.15〜7.2
8(m,2H,芳香族H);7.70(dd,1H,芳
香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−フル
オロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1
−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート アリルエステル870mg(1.73ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。混合物を160℃で45分
後に仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物326mg
(40%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiC
H3 );0.90(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.27(d,3H,CH−CH3 );1.82〜2.
14(m,2H,CH−CH2 −CH2 );2.97〜
3.06(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.1
7(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );3.28
(dd,1H,H−6);4.27(mc,1H,CH
−CH3 );4.32(dd,1H,H−5);4.7
8(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.27お
よび5.42(2×d,2×1H,CH2 −CH=CH
2 );5.98(mc,1H,CH2 −CH−C
H2 );6.94(dt,1H,芳香族H);7.08
(dd,1H,芳香族H);7.54(dd,1H,芳
香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−フルオロ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物(118mg、50%)を例1の
工程4と同様にシリルエーテル310mg(0.66ミリ
モル)から製造した。この化合物を直ちに更に反応させ
た。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−フルオロ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム カリウム塩47mg(40%)が、例1の工程5と同様に
アリルエステル117mg(0.33ミリモル)から得ら
れた。 1H−NMR(270MHz,D2 O):δ=
1.30(d,3H,CH−CH3 );1.72〜1.
93および2.05〜2.20(2×m,2×1H,C
H−CH2 −CH2 );2.90〜3.05(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.25(mc,1H,
CH−CH2 −CH2 );3.58(dd,1H,H−
6);4.28(mc,1H,CH−CH3 );4.3
8(dd,1H,H−5);6.98(dt,1H,芳
香族H);7.15〜7.28(m,2H,芳香族
H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−7−フル
オロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−7−フルオロテトラロン9.9g(40ミ
リモル)を例1の工程1に記載のように反応させた。シ
リカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン
/酢酸エチル=4:1)後、生成物810mg(8%)が
得られた。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
09(s,6H,SiCH3 );0.88(s,9H,
SiC(CH3 )3 );1.27(d,3H,CH−C
H3 );1.96〜2.15および2.22〜2.35
(2×m,2×1H,CH−CH2 −CH2 );2.7
3(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );3.02〜
3.13(m,3H,H−3,CH−CH2 −C
H2 );4.27(mc,1H,CH−CH3 );4.
43(dd,1H,H−4);5.82(br,1H,
NH);7.16〜7.30(m,2H,芳香族H);
7.67(dd,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−7−フルオロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1
−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル890mg(92
%)をアゼチジン−2−オン756mg(1.93ミリモ
ル)から合成した。融点100〜101℃。 1H−N
MR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.07およ
び0.09(2×s,2×3H,SiCH3 );0.8
6(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.20(d,
3H,CH−CH3 );1.92〜2.10および2.
20〜2.32(2×m,2×1H,CH−CH2 −C
H2 );3.01〜3.12(m,2H,CH−CH2
−CH2 );3.17(mc,1H, C
H−CH2 −CH2 );3.29(mc,1H,H−
3);4.33(mc,1H,CH−CH3 );4.6
9(mc,1H,H−4);4.80(d,2H,CH
2 −CH=CH2 );5.31および5.41(2×
d,2×1H,CH2 −CH=CH2 );5.97(m
c,1H,CH2 −CH=CH2 );7.15〜7.2
8(m,2H,芳香族H);7.70(dd,1H,芳
香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−フル
オロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1
−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート アリルエステル870mg(1.73ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。混合物を160℃で45分
後に仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物326mg
(40%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiC
H3 );0.90(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.27(d,3H,CH−CH3 );1.82〜2.
14(m,2H,CH−CH2 −CH2 );2.97〜
3.06(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.1
7(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );3.28
(dd,1H,H−6);4.27(mc,1H,CH
−CH3 );4.32(dd,1H,H−5);4.7
8(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.27お
よび5.42(2×d,2×1H,CH2 −CH=CH
2 );5.98(mc,1H,CH2 −CH−C
H2 );6.94(dt,1H,芳香族H);7.08
(dd,1H,芳香族H);7.54(dd,1H,芳
香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−フルオロ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物(118mg、50%)を例1の
工程4と同様にシリルエーテル310mg(0.66ミリ
モル)から製造した。この化合物を直ちに更に反応させ
た。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−フルオロ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム カリウム塩47mg(40%)が、例1の工程5と同様に
アリルエステル117mg(0.33ミリモル)から得ら
れた。 1H−NMR(270MHz,D2 O):δ=
1.30(d,3H,CH−CH3 );1.72〜1.
93および2.05〜2.20(2×m,2×1H,C
H−CH2 −CH2 );2.90〜3.05(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.25(mc,1H,
CH−CH2 −CH2 );3.58(dd,1H,H−
6);4.28(mc,1H,CH−CH3 );4.3
8(dd,1H,H−5);6.98(dt,1H,芳
香族H);7.15〜7.28(m,2H,芳香族
H)。
【0016】例6 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(4,4−ジメチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム
シエチル〕−(4,4−ジメチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム
【化25】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2RS)−4,4
−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−4,4−ジメチルテトラロン7.5g(3
0ミリモル)を例1の工程1と同様に反応させた。 1H
−NMRに従って、粗生成物は、α/βの比率=1:3
の2種の異性体を含有した。異性体混合物が、シリカゲ
ル上でのクロマトグラフィー(10%H2 Oで失活、溶
離剤:トルエン/酢酸エチル=5:1)後に得られた。
収量5.4g(59%)。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiCH
3 );0.89(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.32(d,3H,CH−CH3 );1.32(d,
3H,CH−CH3 );1.39(s,3H,CH3 ,
β−化合物);1.41(s,3H,CH3 ,α−化合
物);1.45(s,3H,CH3 ,α−化合物);
1.47(s,3H,CH3 ,β−化合物);1.85
〜2.20(m,2H,6員環H);2.90〜3.0
3(m,1H,6員環H);3.05(dd,1H,H
−3);3.68(dd,1H,H−4,α−化合
物);4.20〜4.35(m.1H,CH−C
H3 );4.46(dd,1H,H−4,β−化合
物);5.73(s,1H,NH,β−化合物);6.
50(s,1H,NH,α−化合物);7.25〜7.
62および7.90〜8.05(m,4H,芳香族
H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R,
S)−4,4−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチ
ジン−1−イル〕−2−オキソアセテート アゼチジノン3.0g(7.5ミリモル)を例1の工程
2と同様に反応させた。 1H−NMRに従って、生成物
は、α/βの比率=1:4の2種の異性体を含有した。
収量3.1g(80%)。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.08および0.11(2×
s,2×3H,SiCH3 );0.88(s,9H,S
iC(CH3 )3 );1.25(d,3H,CH−CH
3 );1.41(s,3H,CH3 );1.48(s,
3H,CH3 );1.80〜2.00(m,2H,6員
環H);3.20(mc,1H,H−3,α−化合
物);3.26(mc,1H,H−3,β−化合物);
3.45〜3.65(m,1H,6員環H,β−化合
物);3.54〜2.75(m,1H,6員環H,α−
化合物);4.20〜4.40(m.1H,CH−CH
3 );4.57(mc,H−4,β−化合物);4.7
0〜4.90(m,2H,−CH2 −CH=CH2 );
5.10(mc,1H,H−4,α−化合物);5.1
0〜5.50(m,2H,−CH2 −CH=CH2 );
5.85〜6.10(m,1H,−CH2 −CH=CH
2 );7.10〜7.60および7.90〜8.05
(m,4H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(4,4−
ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート アリルエステル3.8g(7.5ミリモル)を例1の工
程3と同様に環化した。 1H−NMRに従って、生成物
は、β−異性体を排他的に含有した。収量2.4g(6
8%)。 1H−NMR(270MHz,CDCl3 ):
δ=0.10(s,6H,SiCH3 );0.90
(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.28(d,3
H,CH−CH3 );1.40(s,3H,CH3 );
1.49(s,3H,CH3 );1.75〜1.93
(m,2H,6員環H);3.15〜3.40(m,2
H,6員環HおよびH−6);4.15〜4.40
(m,2H,CH−CH3 およびH−5);4.60〜
4.90(m.2H,CH2 −CH=CH2 );5.2
0〜5.50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.85〜6.10(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.10〜7.40および7.70〜7.80
(m,4H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(4,4−ジメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート シリルエーテル400mg(0.83ミリモル)を例1の
工程4と同様に反応させた。収量60mg(20%)。 1
H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=1.3
4(s,3H,CH3 );1.36(d,3H,CH−
CH3 );1.43(s,3H,CH3 );1.70〜
1.90(m,2H,6員環H);2.75〜3.05
(m,1H,6員環H);3.18(dd,1H,H−
6);3.92(dd,1H,H−5);4.15〜
4.30(m,1H,CH−CH3 );4.60〜4.
75(m.2H,CH2 −CH=CH2 );5.10〜
5.25(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.7
0〜5.90(m,1H,CH2 −CH2 =CH2 );
7.10〜7.40(m,4H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(4,4−ジメチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム アリルエステル50mg(0.14ミリモル)を例1の工
程5と同様に反応させた。収量45mg(92%)。 1H
−NMR(270MHz,D2 O):δ=1.28
(d,3H,CH−CH3 );1.32および1.42
(2×s,2×3H,CH3 );1.82(s,1H,
6員環H);1.86(d,1H,6員環H);3.0
8(mc,1H,6員環H);3.42(dd,1H,
H−6);3.96(dd,1H,H−5);4.23
(mc,1H,CH−CH3 );7.14〜7.30
(m,2H,芳香族H);7.39(dt,1H,芳香
族H);7.52(d.1H,芳香族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2RS)−4,4
−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−4,4−ジメチルテトラロン7.5g(3
0ミリモル)を例1の工程1と同様に反応させた。 1H
−NMRに従って、粗生成物は、α/βの比率=1:3
の2種の異性体を含有した。異性体混合物が、シリカゲ
ル上でのクロマトグラフィー(10%H2 Oで失活、溶
離剤:トルエン/酢酸エチル=5:1)後に得られた。
収量5.4g(59%)。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiCH
3 );0.89(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.32(d,3H,CH−CH3 );1.32(d,
3H,CH−CH3 );1.39(s,3H,CH3 ,
β−化合物);1.41(s,3H,CH3 ,α−化合
物);1.45(s,3H,CH3 ,α−化合物);
1.47(s,3H,CH3 ,β−化合物);1.85
〜2.20(m,2H,6員環H);2.90〜3.0
3(m,1H,6員環H);3.05(dd,1H,H
−3);3.68(dd,1H,H−4,α−化合
物);4.20〜4.35(m.1H,CH−C
H3 );4.46(dd,1H,H−4,β−化合
物);5.73(s,1H,NH,β−化合物);6.
50(s,1H,NH,α−化合物);7.25〜7.
62および7.90〜8.05(m,4H,芳香族
H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R,
S)−4,4−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチ
ジン−1−イル〕−2−オキソアセテート アゼチジノン3.0g(7.5ミリモル)を例1の工程
2と同様に反応させた。 1H−NMRに従って、生成物
は、α/βの比率=1:4の2種の異性体を含有した。
収量3.1g(80%)。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.08および0.11(2×
s,2×3H,SiCH3 );0.88(s,9H,S
iC(CH3 )3 );1.25(d,3H,CH−CH
3 );1.41(s,3H,CH3 );1.48(s,
3H,CH3 );1.80〜2.00(m,2H,6員
環H);3.20(mc,1H,H−3,α−化合
物);3.26(mc,1H,H−3,β−化合物);
3.45〜3.65(m,1H,6員環H,β−化合
物);3.54〜2.75(m,1H,6員環H,α−
化合物);4.20〜4.40(m.1H,CH−CH
3 );4.57(mc,H−4,β−化合物);4.7
0〜4.90(m,2H,−CH2 −CH=CH2 );
5.10(mc,1H,H−4,α−化合物);5.1
0〜5.50(m,2H,−CH2 −CH=CH2 );
5.85〜6.10(m,1H,−CH2 −CH=CH
2 );7.10〜7.60および7.90〜8.05
(m,4H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(4,4−
ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート アリルエステル3.8g(7.5ミリモル)を例1の工
程3と同様に環化した。 1H−NMRに従って、生成物
は、β−異性体を排他的に含有した。収量2.4g(6
8%)。 1H−NMR(270MHz,CDCl3 ):
δ=0.10(s,6H,SiCH3 );0.90
(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.28(d,3
H,CH−CH3 );1.40(s,3H,CH3 );
1.49(s,3H,CH3 );1.75〜1.93
(m,2H,6員環H);3.15〜3.40(m,2
H,6員環HおよびH−6);4.15〜4.40
(m,2H,CH−CH3 およびH−5);4.60〜
4.90(m.2H,CH2 −CH=CH2 );5.2
0〜5.50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.85〜6.10(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.10〜7.40および7.70〜7.80
(m,4H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(4,4−ジメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート シリルエーテル400mg(0.83ミリモル)を例1の
工程4と同様に反応させた。収量60mg(20%)。 1
H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=1.3
4(s,3H,CH3 );1.36(d,3H,CH−
CH3 );1.43(s,3H,CH3 );1.70〜
1.90(m,2H,6員環H);2.75〜3.05
(m,1H,6員環H);3.18(dd,1H,H−
6);3.92(dd,1H,H−5);4.15〜
4.30(m,1H,CH−CH3 );4.60〜4.
75(m.2H,CH2 −CH=CH2 );5.10〜
5.25(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.7
0〜5.90(m,1H,CH2 −CH2 =CH2 );
7.10〜7.40(m,4H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(4,4−ジメチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム アリルエステル50mg(0.14ミリモル)を例1の工
程5と同様に反応させた。収量45mg(92%)。 1H
−NMR(270MHz,D2 O):δ=1.28
(d,3H,CH−CH3 );1.32および1.42
(2×s,2×3H,CH3 );1.82(s,1H,
6員環H);1.86(d,1H,6員環H);3.0
8(mc,1H,6員環H);3.42(dd,1H,
H−6);3.96(dd,1H,H−5);4.23
(mc,1H,CH−CH3 );7.14〜7.30
(m,2H,芳香族H);7.39(dt,1H,芳香
族H);7.52(d.1H,芳香族H)。
【0017】例7 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(クロマノ)〔3,4−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボン酸カリウム
シエチル〕−(クロマノ)〔3,4−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボン酸カリウム
【化26】 工程1: (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)−4−オキ
ソクロマン−3−イル〕アゼチジン−2−オン 3−ブロモクロマン−4−オン3.40g(15ミリモ
ル)を例1の工程1と同様に反応させた。HPLCに従
って、粗生成物は、α/βの比率=1:3の2種の異性
体を含有した。2種の異性体をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3:
1)によって分離することが可能であった。α−異性体
0.50g(13%)が単離された。 1H−NMR(2
70MHz,CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,
SiCH3 );0.89(s,9H,SiC(CH3 )
3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );2.86
(mc,1H,O−CH2 −CH);2.94(mc,
1H,H−3);3.71(dd,1H,H−4);
4.18(mc,1H,CH−CH3 );4.29およ
び4.61(2×1H,O−CH2 −CH);6.78
(bs,1H,NH);7.02(mc,2H,芳香族
H);7.50(mc,1H,芳香族H);7.88
(mc,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)
−4−オキソクロマン−3−イル〕−2−オキソアゼチ
ジン−1−イル〕−2−オキソアセテート アゼチジノン1.00g(2.66ミリモル)を例1の
工程2と同様に塩化アリルオキサリルと反応させた。シ
リカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(10%H2
Oで失活、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=30:1)
後、油1.25g(96%)が得られた。 1H−NMR
(270MHz,CDCl3 ):δ=0.05(s,6
H,SiCH3 );0.84(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.02(d,3H,CH−CH3 );3.
50(m,1H,O−CH2 −CHおよびH−3);
4.24(mc,1H,CH−CH3 );4.60〜
4.80(m,3H,O−CH2 −CHおよびH−
4);4.82(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.37(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.96(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.02(mc,2H,芳香族H);7.50
(mc,1H,芳香族H);7.79(d,1H,芳香
族H)。 工程3 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシエチル〕−(クロマノ)〔3,
4−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸アリル アリルエステル1.30g(2.66ミリモル)を例1
の工程3に記載のように無水キシレン中で反応させた。
シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエ
ン/酢酸エチル=50:1)後、250mg(20%)が
油として単離された。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiCH3 );
0.89(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.28
(d,3H,CH−CH3 );3.24(dd,1H,
H−6);3.60〜3.71(m,1H,OCH2 −
CH);3.77(dd,1H,H−5);4.11
(dd,1H,O−CH2 −CH);4.22(mc,
1H,CH−CH3 );4.59(dd,1H,O−C
H2 −CH);4.70〜4.90(m,2H,CH2
−CH=CH2 );5.25〜5.52(m,2H,C
H2 −CH=CH2 );5.90〜6.10(m,1
H,CH2 −CH=CH2 );6.8〜57.00
(m,2H,芳香族H);7.31(mc,1H,芳香
族H);8.60(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(クロマノ)〔3,4−a〕カル
バペン−2−エム−3−カルボキシレート シリルエーテル250mg(0.55ミリモル)を例1の
工程4と同様に反応させた。クロマトグラフィー(シリ
カゲル、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:2)後、
黄色の油300mgが得られ、直ちに更に反応させた。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(クロマノ)〔3,4−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボキシレート 粗アリルエステル300mgを例1の工程5と同様に反応
させた。クロマトグラフィー( RLiChroprep RP1
8、溶離剤:水)後、100mg(工程3に対して54
%)が黄色の固体として単離された。 1H−NMR(2
70MHz,D2 O):δ=1.31(d,3H,CH
−CH3 );3.57(dd,1H,OCH2 −C
H);3.67(mc,1H,H−1);3.89(d
d,1H,H−5);4.05(dd,1H,O−CH
2 −CH);4.24(mc,1H,CH−CH3 );
4.65(dd,1H,O−CH2 −CH);6.90
〜7.00(m,2H,芳香族H);7.20〜7.3
0(m,1H,芳香族H);8.13(m,1H,芳香
族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)−4−オキ
ソクロマン−3−イル〕アゼチジン−2−オン 3−ブロモクロマン−4−オン3.40g(15ミリモ
ル)を例1の工程1と同様に反応させた。HPLCに従
って、粗生成物は、α/βの比率=1:3の2種の異性
体を含有した。2種の異性体をカラムクロマトグラフィ
ー(シリカゲル、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3:
1)によって分離することが可能であった。α−異性体
0.50g(13%)が単離された。 1H−NMR(2
70MHz,CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,
SiCH3 );0.89(s,9H,SiC(CH3 )
3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );2.86
(mc,1H,O−CH2 −CH);2.94(mc,
1H,H−3);3.71(dd,1H,H−4);
4.18(mc,1H,CH−CH3 );4.29およ
び4.61(2×1H,O−CH2 −CH);6.78
(bs,1H,NH);7.02(mc,2H,芳香族
H);7.50(mc,1H,芳香族H);7.88
(mc,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)
−4−オキソクロマン−3−イル〕−2−オキソアゼチ
ジン−1−イル〕−2−オキソアセテート アゼチジノン1.00g(2.66ミリモル)を例1の
工程2と同様に塩化アリルオキサリルと反応させた。シ
リカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(10%H2
Oで失活、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=30:1)
後、油1.25g(96%)が得られた。 1H−NMR
(270MHz,CDCl3 ):δ=0.05(s,6
H,SiCH3 );0.84(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.02(d,3H,CH−CH3 );3.
50(m,1H,O−CH2 −CHおよびH−3);
4.24(mc,1H,CH−CH3 );4.60〜
4.80(m,3H,O−CH2 −CHおよびH−
4);4.82(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.37(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.96(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.02(mc,2H,芳香族H);7.50
(mc,1H,芳香族H);7.79(d,1H,芳香
族H)。 工程3 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−t−ブチ
ルジメチルシリルオキシエチル〕−(クロマノ)〔3,
4−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸アリル アリルエステル1.30g(2.66ミリモル)を例1
の工程3に記載のように無水キシレン中で反応させた。
シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエ
ン/酢酸エチル=50:1)後、250mg(20%)が
油として単離された。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiCH3 );
0.89(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.28
(d,3H,CH−CH3 );3.24(dd,1H,
H−6);3.60〜3.71(m,1H,OCH2 −
CH);3.77(dd,1H,H−5);4.11
(dd,1H,O−CH2 −CH);4.22(mc,
1H,CH−CH3 );4.59(dd,1H,O−C
H2 −CH);4.70〜4.90(m,2H,CH2
−CH=CH2 );5.25〜5.52(m,2H,C
H2 −CH=CH2 );5.90〜6.10(m,1
H,CH2 −CH=CH2 );6.8〜57.00
(m,2H,芳香族H);7.31(mc,1H,芳香
族H);8.60(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(クロマノ)〔3,4−a〕カル
バペン−2−エム−3−カルボキシレート シリルエーテル250mg(0.55ミリモル)を例1の
工程4と同様に反応させた。クロマトグラフィー(シリ
カゲル、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:2)後、
黄色の油300mgが得られ、直ちに更に反応させた。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(クロマノ)〔3,4−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボキシレート 粗アリルエステル300mgを例1の工程5と同様に反応
させた。クロマトグラフィー( RLiChroprep RP1
8、溶離剤:水)後、100mg(工程3に対して54
%)が黄色の固体として単離された。 1H−NMR(2
70MHz,D2 O):δ=1.31(d,3H,CH
−CH3 );3.57(dd,1H,OCH2 −C
H);3.67(mc,1H,H−1);3.89(d
d,1H,H−5);4.05(dd,1H,O−CH
2 −CH);4.24(mc,1H,CH−CH3 );
4.65(dd,1H,O−CH2 −CH);6.90
〜7.00(m,2H,芳香族H);7.20〜7.3
0(m,1H,芳香族H);8.13(m,1H,芳香
族H)。
【0018】例8 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(チオクロマノ)〔3,4−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボン酸カリウム
シエチル〕−(チオクロマノ)〔3,4−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボン酸カリウム
【化27】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)−4−オキ
ソチオクロマン−3−イル〕アゼチジン−2−オン 3
−ブロモチオクロマン−4−オン4.86g(20ミリ
モル)を例1の工程1と同様に反応させた。2種の異性
体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=6:1)によって分離すること
が可能であった。β−異性体1.36g(17%)が単
離された。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=0.09(s,6H,SiCH3 );0.
88(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.14
(d,3H,CH−CH3 );3.01(mc,1H,
S−CH2 −CH);3.12(dd,1H,H−
3);3.25〜3.31(m,2H,S−CH2 −C
H);4.25(mc,1H,CH−CH3 );4.4
8(dd,1H,H−4);5.89(bs,1H,N
H);7.13〜7.45(m,3H,芳香族H);
8.06(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)
−4−オキソチオクロマン−3−イル〕−2−オキソア
ゼチジン−1−イル〕−2−オキソアセテート アゼチジノン1.35g(3.45ミリモル)を例1の
工程2と同様に塩化アリルオキサリルと反応させた。シ
リカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(10%H2
Oで失活、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3:1)
後、黄色の固体1.43g(82%)が得られた。 1H
−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.07
(s,6H,SiCH3 );0.82(s,9H,Si
C(CH3 )3 );1.04(d,3H,CH−C
H3 );3.31〜3.38(m,3H,S−CH2 −
CHおよびS−CH2 −CH);3.41(dd,1
H,H−3);4.31(mc,1H,CH−C
H3 );4.81(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );4.92(mc,1H,H−4);5.30〜
5.47(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.
96(mc,1H,CH2 −CH=CH2 );7.12
〜7.42(m,3H,芳香族H);8.08(d,1
H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(チオクロ
マノ)〔3,4−a〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート アリルエステル2.02g(4.0ミリモル)を例1の
工程3に記載のように反応させた。シリカゲル上でのク
ロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=5
0:1)後、930mg(49%)が黄色の固体として単
離された。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
10(s,6H,SiCH3 );0.90(s,9H,
SiC(CH3 )3 );1.28(d,3H,CH−C
H3 );2.98(dd,1H,H−6);3.19〜
3.38(m,3H,S−CH2 −CHおよびS−CH
2 −CH);4.28(mc,1H,CH−CH3 );
4.39(dd,1H,H−5);4.76(mc,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.31(mc,2H,
CH2 −CH=CH2 );5.91(mc,1H,CH
2 −CH=CH2 );6.97〜7.22(m,3H,
芳香族H);7.53(mc,1H,芳香族H) 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(チオクロマノ)〔3,4−a〕
カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート シリルエーテル326mg(0.69ミリモル)を例1の
工程4と同様に反応させた。クロマトグラフィー(シリ
カゲル、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:1)後、
白色の固体161mg(65%)が得られた。 1H−NM
R(270MHz,CDCl3 ):δ=1.39(d,
3H,CH−CH3 );3.02(dd,1H,H−
6);3.18〜3.47(m,3H,S−CH2 −C
HおよびS−CH2 −CH);4.29(mc,1H,
CH−CH3 );4.41(dd,1H,H−5);
4.68〜4.79(m,2H, C
H2 −CH=CH2 );5.23〜5.42(m,2
H, CH2 −CH=CH2 );5.
93(m,1H,CH2 −CH=CH2 ); 6.9
8〜7.21(m,3H,芳香族H);7.53(m
c,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(チオクロマノ)〔3,4−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボン酸カリウム アリルエステル161mg(0.45ミリモル)を例1の
工程5と同様に反応させた。クロマトグラフィー( RLi
Chroprep RP18、溶離剤:水)後、白色の固体64
mg(40%)が単離された。 1H−NMR(270MH
z,D2 O):δ=1.31(d,3H,CH−C
H3 );3.10〜3.42(m,3H,S−CH2 −
CHおよびS−CH2 −CH);3.56(dd,1
H,H−6);4.28(mc,1H,CH−C
H3 );4.43(dd,1H,H−5);7.04〜
7.10(m,1H,芳香族H);7.17〜7.24
(m,2H,芳香族H);7.39(mc,1H,芳香
族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)−4−オキ
ソチオクロマン−3−イル〕アゼチジン−2−オン 3
−ブロモチオクロマン−4−オン4.86g(20ミリ
モル)を例1の工程1と同様に反応させた。2種の異性
体をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=6:1)によって分離すること
が可能であった。β−異性体1.36g(17%)が単
離された。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=0.09(s,6H,SiCH3 );0.
88(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.14
(d,3H,CH−CH3 );3.01(mc,1H,
S−CH2 −CH);3.12(dd,1H,H−
3);3.25〜3.31(m,2H,S−CH2 −C
H);4.25(mc,1H,CH−CH3 );4.4
8(dd,1H,H−4);5.89(bs,1H,N
H);7.13〜7.45(m,3H,芳香族H);
8.06(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)
−4−オキソチオクロマン−3−イル〕−2−オキソア
ゼチジン−1−イル〕−2−オキソアセテート アゼチジノン1.35g(3.45ミリモル)を例1の
工程2と同様に塩化アリルオキサリルと反応させた。シ
リカゲル上でのカラムクロマトグラフィー(10%H2
Oで失活、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3:1)
後、黄色の固体1.43g(82%)が得られた。 1H
−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.07
(s,6H,SiCH3 );0.82(s,9H,Si
C(CH3 )3 );1.04(d,3H,CH−C
H3 );3.31〜3.38(m,3H,S−CH2 −
CHおよびS−CH2 −CH);3.41(dd,1
H,H−3);4.31(mc,1H,CH−C
H3 );4.81(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );4.92(mc,1H,H−4);5.30〜
5.47(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.
96(mc,1H,CH2 −CH=CH2 );7.12
〜7.42(m,3H,芳香族H);8.08(d,1
H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(チオクロ
マノ)〔3,4−a〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート アリルエステル2.02g(4.0ミリモル)を例1の
工程3に記載のように反応させた。シリカゲル上でのク
ロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=5
0:1)後、930mg(49%)が黄色の固体として単
離された。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
10(s,6H,SiCH3 );0.90(s,9H,
SiC(CH3 )3 );1.28(d,3H,CH−C
H3 );2.98(dd,1H,H−6);3.19〜
3.38(m,3H,S−CH2 −CHおよびS−CH
2 −CH);4.28(mc,1H,CH−CH3 );
4.39(dd,1H,H−5);4.76(mc,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.31(mc,2H,
CH2 −CH=CH2 );5.91(mc,1H,CH
2 −CH=CH2 );6.97〜7.22(m,3H,
芳香族H);7.53(mc,1H,芳香族H) 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(チオクロマノ)〔3,4−a〕
カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート シリルエーテル326mg(0.69ミリモル)を例1の
工程4と同様に反応させた。クロマトグラフィー(シリ
カゲル、溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:1)後、
白色の固体161mg(65%)が得られた。 1H−NM
R(270MHz,CDCl3 ):δ=1.39(d,
3H,CH−CH3 );3.02(dd,1H,H−
6);3.18〜3.47(m,3H,S−CH2 −C
HおよびS−CH2 −CH);4.29(mc,1H,
CH−CH3 );4.41(dd,1H,H−5);
4.68〜4.79(m,2H, C
H2 −CH=CH2 );5.23〜5.42(m,2
H, CH2 −CH=CH2 );5.
93(m,1H,CH2 −CH=CH2 ); 6.9
8〜7.21(m,3H,芳香族H);7.53(m
c,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(チオクロマノ)〔3,4−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボン酸カリウム アリルエステル161mg(0.45ミリモル)を例1の
工程5と同様に反応させた。クロマトグラフィー( RLi
Chroprep RP18、溶離剤:水)後、白色の固体64
mg(40%)が単離された。 1H−NMR(270MH
z,D2 O):δ=1.31(d,3H,CH−C
H3 );3.10〜3.42(m,3H,S−CH2 −
CHおよびS−CH2 −CH);3.56(dd,1
H,H−6);4.28(mc,1H,CH−C
H3 );4.43(dd,1H,H−5);7.04〜
7.10(m,1H,芳香族H);7.17〜7.24
(m,2H,芳香族H);7.39(mc,1H,芳香
族H)。
【0019】例9 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−アセトキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
【化28】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−アセトキシエチ
ル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 合計100mg(0.62ミリモル)のFeCl3 を0℃
で無水酢酸10ml(10.82g、106ミリモル)中
の例1の工程1からのシリルエーテル2.0g(5.3
5ミリモル)の溶液に少しずつ加え、混合物を氷冷下に
2.5時間攪拌した。塩化メチレン25mlおよび水25
mlをこの混合物に加え、有機相を分離し、水相を毎回1
0mlの塩化メチレンで2回抽出した。有機相を飽和Na
HCO3 溶液で洗浄しMgSO4 上で乾燥した後、粗生
成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィーに(溶離
剤:トルエン/酢酸エチル=2:1)にかけた。収量
1.56g(97%)。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=1.42(d,3H,CH−C
H3 );1.94〜2.11(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.03(s,3H,COCH3 );2.
22〜2.34(m,1H,CH2 −CH2 −CH);
2.73(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.
11(dd,2H,CH2 −CH2 −CH);3.20
(dd,1H,H−3);4.19(dd,1H,H−
4);5.33(mc,1H,CH−CH3 );6.0
8(bs,1H,NH);7.23〜7.37(m,2
H,芳香族H);7.52(mc,1H,芳香族H);
8.01(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−アセ
トキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕−2−オ
キソアゼチジン−1−イル〕−2−オキソアセテート アゼチジノン1.45g(4.8ミリモル)を例1の工
程2と同様に塩化アリルオキサリルと反応させた。シリ
カゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:トルエ
ン/酢酸エチル=30:1)後、生成物1.62g(8
1%)が単離された。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=1.37(d,3H,CH−C
H3 );2.02〜2.15(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.20〜2.30(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);3.09〜3.47(m,3H,CH
2 −CH2 −CH);3.51(dd,1H,H−
3);4.49(dd,1H,H−4);4.85(m
c,2H,CH2 −CH=CH2 );5.30〜5.4
8(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.89〜
6.06(m,1H,CH2 −CH=CH2 およびCH
−CH3 );7.32〜7.37(m,2H,芳香族
H);7.47〜7.54(m,1H,芳香族H);
8.05(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
アセトキシエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート アリルエステル245mg(0.59ミリモル)を例1の
工程3に記載のように反応させた。シリカゲル上でのク
ロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3
0:1)後、生成物55mg(24%)が油として単離さ
れた。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=1.
41(d,3H,CH−CH3 );1.85〜2.16
(m,2H,CH2 −CH2 −CH);2.07(s,
3H,COCH3 );3.04〜3.11(m,2H,
CH2 −CH2 −CH);3.20(mc,1H,CH
2 −CH2 −CH);3.47(dd,1H,H−
6);4.30(dd,1H,H−5);4.79(m
c,2H,CH2 −CH=CH2 );5.21〜5.4
6(m,3H,CH2 −CH=CH2 およびCH−CH
3 );5.91〜6.08(m,1H,CH2 −CH=
CH2 );7.11〜7.29(m,3H,芳香族
H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程4 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−アセトキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム アリルエステル118mg(0.31ミリモル)を例1の
工程5に記載のように反応させた。カリウム塩を RLiCh
roprep RP18(溶離剤:H2 O、次いで、15%C
H3 CNまで勾配)上で精製した。収量49mg(41
%)。 1 H−NMR(270MHz,D2 O):δ=1.37
(d,3H,CH−CH3 );1.74〜1.97
(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.05〜2.
23(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.14
(s,3H,COCH3 );2.98〜3.06(m,
2H,CH−CH2 −CH2 );3.23(mc,1
H,CH−CH2 −CH2 );3.55(dd,1H,
H−6);4.41(dd,1H,H−5);5.30
(mc,1H,CH−CH3 );7.13〜7.28
(m,3H,芳香族H);7.47(d,1H,芳香族
H)。
ル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 合計100mg(0.62ミリモル)のFeCl3 を0℃
で無水酢酸10ml(10.82g、106ミリモル)中
の例1の工程1からのシリルエーテル2.0g(5.3
5ミリモル)の溶液に少しずつ加え、混合物を氷冷下に
2.5時間攪拌した。塩化メチレン25mlおよび水25
mlをこの混合物に加え、有機相を分離し、水相を毎回1
0mlの塩化メチレンで2回抽出した。有機相を飽和Na
HCO3 溶液で洗浄しMgSO4 上で乾燥した後、粗生
成物をシリカゲル上でのクロマトグラフィーに(溶離
剤:トルエン/酢酸エチル=2:1)にかけた。収量
1.56g(97%)。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=1.42(d,3H,CH−C
H3 );1.94〜2.11(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.03(s,3H,COCH3 );2.
22〜2.34(m,1H,CH2 −CH2 −CH);
2.73(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.
11(dd,2H,CH2 −CH2 −CH);3.20
(dd,1H,H−3);4.19(dd,1H,H−
4);5.33(mc,1H,CH−CH3 );6.0
8(bs,1H,NH);7.23〜7.37(m,2
H,芳香族H);7.52(mc,1H,芳香族H);
8.01(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−アセ
トキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕−2−オ
キソアゼチジン−1−イル〕−2−オキソアセテート アゼチジノン1.45g(4.8ミリモル)を例1の工
程2と同様に塩化アリルオキサリルと反応させた。シリ
カゲル上のカラムクロマトグラフィー(溶離剤:トルエ
ン/酢酸エチル=30:1)後、生成物1.62g(8
1%)が単離された。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=1.37(d,3H,CH−C
H3 );2.02〜2.15(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.20〜2.30(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);3.09〜3.47(m,3H,CH
2 −CH2 −CH);3.51(dd,1H,H−
3);4.49(dd,1H,H−4);4.85(m
c,2H,CH2 −CH=CH2 );5.30〜5.4
8(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.89〜
6.06(m,1H,CH2 −CH=CH2 およびCH
−CH3 );7.32〜7.37(m,2H,芳香族
H);7.47〜7.54(m,1H,芳香族H);
8.05(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
アセトキシエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カ
ルボキシレート アリルエステル245mg(0.59ミリモル)を例1の
工程3に記載のように反応させた。シリカゲル上でのク
ロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=3
0:1)後、生成物55mg(24%)が油として単離さ
れた。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=1.
41(d,3H,CH−CH3 );1.85〜2.16
(m,2H,CH2 −CH2 −CH);2.07(s,
3H,COCH3 );3.04〜3.11(m,2H,
CH2 −CH2 −CH);3.20(mc,1H,CH
2 −CH2 −CH);3.47(dd,1H,H−
6);4.30(dd,1H,H−5);4.79(m
c,2H,CH2 −CH=CH2 );5.21〜5.4
6(m,3H,CH2 −CH=CH2 およびCH−CH
3 );5.91〜6.08(m,1H,CH2 −CH=
CH2 );7.11〜7.29(m,3H,芳香族
H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程4 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−アセトキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム アリルエステル118mg(0.31ミリモル)を例1の
工程5に記載のように反応させた。カリウム塩を RLiCh
roprep RP18(溶離剤:H2 O、次いで、15%C
H3 CNまで勾配)上で精製した。収量49mg(41
%)。 1 H−NMR(270MHz,D2 O):δ=1.37
(d,3H,CH−CH3 );1.74〜1.97
(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.05〜2.
23(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.14
(s,3H,COCH3 );2.98〜3.06(m,
2H,CH−CH2 −CH2 );3.23(mc,1
H,CH−CH2 −CH2 );3.55(dd,1H,
H−6);4.41(dd,1H,H−5);5.30
(mc,1H,CH−CH3 );7.13〜7.28
(m,3H,芳香族H);7.47(d,1H,芳香族
H)。
【0020】例10 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム
シエチル〕−(7−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム
【化29】 前駆物質 2,7−ジブロモ−1−テトラロン 7−ブロモ−1−テトラロン34.8g(155ミリモ
ル)を乾燥ジエチルエーテル775mlに溶解した。臭素
8.0ml(24.8g、155ミリモル)を20分かけ
て滴下した。即座の脱色が第一滴の添加時にさえ生じ
た。混合物をその後室温で1時間攪拌し、次いで、振と
うによって9%濃度の重炭酸ナトリウム溶液、飽和塩化
ナトリウム溶液で抽出した。硫酸マグネシウム上で乾燥
した後、溶媒を回転蒸発器上で取り除き、油状残渣を油
ポンプで恒量に乾燥した。週末にわたって、結晶が冷蔵
庫で得られ、エタノール中でこすり、吸引下に濾別し
た。真空乾燥機中で五酸化リン上で乾燥した後、褐色の
結晶30.6g(65%)が得られた。融点76〜77
℃。 1H−NMR(60MHz,CDCl3 ):δ=
2.30〜2.60および2.80〜3.30(2×
m,2×2H,CH2 −CH2 );4.80(mc,1
H,CHBr);7.20(d,1H,芳香族H);
7.70(dd,1H,芳香族H);8.31(d,1
H,芳香族H)。 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)−7−ブロ
モ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト
−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2,7−ジブロモ−1−テトラロン5.0g(16.4
ミリモル)を例1の工程1に記載のように反応させた。
シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエ
ン/酢酸エチル=5:1)後、生成物1.37g(25
%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=0.07および0.09(2×s,6H,
SiCH3 );0.89(s,9H,SiC(CH3 )
3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );1.70
〜2.20(m,1H,CH2 −CH2 −CH);2.
30(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);2.53
(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);2.84(m
c,1H,CH2 −CH2 −CH);2.95〜3.1
0(m,2H,CH2 −CH2 −CHおよびH−3);
3.71(dd,1H,H−4);4.20(mc,1
H,CH−CH3 );6.42(s,1H,NH);
7.16(d,1H,芳香族H);7.60(dd,1
H,芳香族H);8.12(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)
−7−ブロモ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−
イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル800mg(81
%)をアゼチジン−2−オン790mg(1.75ミリモ
ル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,CD
Cl3 ):δ=0.04および0.10(2×s,6
H,SiCH3 );0.88(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.29(d,3H,CH−CH3 );1.
90〜2.10(m,1H,CH−CH2 −CH);
2.20〜2.35(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.95〜3.10(m,2H,CH2 −CH2
−CH);3.17(mc,1H,H−3);3.49
(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);4.35(m
c,1H,CH−CH3 );4.82(mc,2H,C
H2 −CH=CH2 );5.30〜5.50(m,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.85〜6.10
(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.18(d,
1H,芳香族H);7.60(dd,1H,芳香族
H);8.15(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−ブロ
モ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート アリルエステル800mg(1.42ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で45分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物290mg
(38%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.10および0.11(2×s,
6H,SiCH3 );0.90(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );
1.80〜2.00(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.15〜2.30(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.87〜3.00(m,2H,CH2 −C
H2 −CH);3.19(dd,1H,H−6);3.
26(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.79
(dd,1H,H−5);4.22(mc,1H,CH
−CH3 );4.70〜4.90(m,2H,
CH2 −CH=CH2 );5.22〜5.55
(m,2H, CH2 −CH=C
H2 );5.90〜6.10(m,1H,
CH2 −CH=CH2 );7.02(d,1H,
芳香族H);7.38(dd,1H,芳香族H);8.
70(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−ブロモ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル280mg(0.53ミリモル)から製造した。
シリカゲル上でのカラムクロマトフィー後、160mg
(73%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=1.39(d,3H,CH−C
H3 );1.84〜2.00(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.20〜2.40(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.88〜3.00(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.20〜3.35(m,2H,
CH2 −CH2 −CHおよびH−6);3.83(d
d,1H,H−5);4.26(mc,1H,CH−C
H3 );4.70〜4.95(m,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.23〜5.55(m,2H,CH2 −
CH=CH2 );5.90〜6.10(m,1H,CH
2 −CH=CH2 );7.04(d,1H,芳香族
H);7.40(dd,1H,芳香族H);8.66
(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩40mg(26%)が、アリルエステル16
0mg(0.38ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(270MHz,D2 O):δ=1.33(d,3H,
CH−CH3 );1.60〜1.85(m,1H,CH
2 −CH2 −CH);2.20〜2.35(m,1H,
CH2 −CH2 −CH);2.70〜3.00(m,2
H,CH2 −CH2 −CH);3.25〜3.40
(m,1H,CH2 −CH2 −CH);3.48(d
d,1H,H−6);3.87(dd,1H,H−
5);4.25(mc,1H,CH−CH3 );7.1
3(d,1H,芳香族H);7.38(dd,1H,芳
香族H);8.28(d,1H,芳香族H)。
ル)を乾燥ジエチルエーテル775mlに溶解した。臭素
8.0ml(24.8g、155ミリモル)を20分かけ
て滴下した。即座の脱色が第一滴の添加時にさえ生じ
た。混合物をその後室温で1時間攪拌し、次いで、振と
うによって9%濃度の重炭酸ナトリウム溶液、飽和塩化
ナトリウム溶液で抽出した。硫酸マグネシウム上で乾燥
した後、溶媒を回転蒸発器上で取り除き、油状残渣を油
ポンプで恒量に乾燥した。週末にわたって、結晶が冷蔵
庫で得られ、エタノール中でこすり、吸引下に濾別し
た。真空乾燥機中で五酸化リン上で乾燥した後、褐色の
結晶30.6g(65%)が得られた。融点76〜77
℃。 1H−NMR(60MHz,CDCl3 ):δ=
2.30〜2.60および2.80〜3.30(2×
m,2×2H,CH2 −CH2 );4.80(mc,1
H,CHBr);7.20(d,1H,芳香族H);
7.70(dd,1H,芳香族H);8.31(d,1
H,芳香族H)。 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)−7−ブロ
モ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト
−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2,7−ジブロモ−1−テトラロン5.0g(16.4
ミリモル)を例1の工程1に記載のように反応させた。
シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエ
ン/酢酸エチル=5:1)後、生成物1.37g(25
%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=0.07および0.09(2×s,6H,
SiCH3 );0.89(s,9H,SiC(CH3 )
3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );1.70
〜2.20(m,1H,CH2 −CH2 −CH);2.
30(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);2.53
(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);2.84(m
c,1H,CH2 −CH2 −CH);2.95〜3.1
0(m,2H,CH2 −CH2 −CHおよびH−3);
3.71(dd,1H,H−4);4.20(mc,1
H,CH−CH3 );6.42(s,1H,NH);
7.16(d,1H,芳香族H);7.60(dd,1
H,芳香族H);8.12(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)
−7−ブロモ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−
イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル800mg(81
%)をアゼチジン−2−オン790mg(1.75ミリモ
ル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,CD
Cl3 ):δ=0.04および0.10(2×s,6
H,SiCH3 );0.88(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.29(d,3H,CH−CH3 );1.
90〜2.10(m,1H,CH−CH2 −CH);
2.20〜2.35(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.95〜3.10(m,2H,CH2 −CH2
−CH);3.17(mc,1H,H−3);3.49
(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);4.35(m
c,1H,CH−CH3 );4.82(mc,2H,C
H2 −CH=CH2 );5.30〜5.50(m,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.85〜6.10
(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.18(d,
1H,芳香族H);7.60(dd,1H,芳香族
H);8.15(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−ブロ
モ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート アリルエステル800mg(1.42ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で45分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物290mg
(38%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.10および0.11(2×s,
6H,SiCH3 );0.90(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );
1.80〜2.00(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.15〜2.30(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.87〜3.00(m,2H,CH2 −C
H2 −CH);3.19(dd,1H,H−6);3.
26(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.79
(dd,1H,H−5);4.22(mc,1H,CH
−CH3 );4.70〜4.90(m,2H,
CH2 −CH=CH2 );5.22〜5.55
(m,2H, CH2 −CH=C
H2 );5.90〜6.10(m,1H,
CH2 −CH=CH2 );7.02(d,1H,
芳香族H);7.38(dd,1H,芳香族H);8.
70(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−ブロモ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル280mg(0.53ミリモル)から製造した。
シリカゲル上でのカラムクロマトフィー後、160mg
(73%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=1.39(d,3H,CH−C
H3 );1.84〜2.00(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.20〜2.40(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.88〜3.00(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.20〜3.35(m,2H,
CH2 −CH2 −CHおよびH−6);3.83(d
d,1H,H−5);4.26(mc,1H,CH−C
H3 );4.70〜4.95(m,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.23〜5.55(m,2H,CH2 −
CH=CH2 );5.90〜6.10(m,1H,CH
2 −CH=CH2 );7.04(d,1H,芳香族
H);7.40(dd,1H,芳香族H);8.66
(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩40mg(26%)が、アリルエステル16
0mg(0.38ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(270MHz,D2 O):δ=1.33(d,3H,
CH−CH3 );1.60〜1.85(m,1H,CH
2 −CH2 −CH);2.20〜2.35(m,1H,
CH2 −CH2 −CH);2.70〜3.00(m,2
H,CH2 −CH2 −CH);3.25〜3.40
(m,1H,CH2 −CH2 −CH);3.48(d
d,1H,H−6);3.87(dd,1H,H−
5);4.25(mc,1H,CH−CH3 );7.1
3(d,1H,芳香族H);7.38(dd,1H,芳
香族H);8.28(d,1H,芳香族H)。
【0021】例11 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム
シエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム
【化30】 前駆物質 2−ブロモ−7−クロロ−1−テトラロン 7−クロロ−1−テトラロン10g(60ミリモル)を
例10における前駆物質の場合に記載のように反応させ
た。生成物は、ロウ状結晶の形で得られた。収量15.
4g(98%)。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=2.30〜2.60(m,2H,CH2 −
CH2 );2.80〜3.00(m,1H,CH2 −C
H2 );3.20〜3.40(m,1H,CH2 −CH
2 );4.72(t,1H,CHBr);7.25
(d,1H,芳香族H);7.49(dd,1H,芳香
族H);8.06(d,1H,芳香族H)。 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−7−クロ
ロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト
−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−7−クロロ−1−テトラロン15.4g
(59ミリモル)を例1の工程1に記載のように反応さ
せた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=5:1)後、生成物5.50g
(30%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.08および0.09(2×s,
6H,SiCH3 );0.86(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );
1.90〜2.15(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.20〜2.38(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.65〜2.80(m,1H,CH2 −C
H2 −CH);3.00〜3.18(m,3H,CH2
−CH2 −CHおよびH−3);4.26(mc,1
H,CH−CH3 );4.42(dd,1H,H−
4);5.74(bs,1H,NH);7.23(d,
1H,芳香族H);7.46(dd,1H,芳香族
H);7.98(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−7−クロロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−
イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル3.8g(96
%)をアゼチジン−2−オン3.10g(7.60ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=0.06および0.08(2×s,6
H,SiCH3 );0.87(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.20(d,3H,CH−CH3 );1.
90〜2.10(m,1H,CH2 −CH2 −CH);
2.20〜2.33(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);3.00〜3.23(m,3H,CH2 −CH2
−CH);3.29(t,1H,H−3);4.33
(mc,1H,CH−CH3 );4.79(t,1H,
H−4);4.80(mc,2H,CH2 −CH=CH
2 );5.28〜5.50(m,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.90〜6.10(m,1H,CH2 −C
H=CH2 );7.22(d,1H,芳香族H);7.
46(dd,1H,H−3);4.33(mc,1H,
芳香族H);8.01(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−クロ
ロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート アリルエステル3.80g(7.3ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で45分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物1.50
g(42%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiCH
3 );0.90(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.28(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.
15(m,2H,CH2 −CH2 −CH);2.95〜
3.08(m,2H,CH2 −CH2 −CH);3.1
7(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.30
(dd,1H,H−6);4.20〜4.38(m,2
H,CH−CH3 およびH−5);4.65〜4.95
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.20〜5.
50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜
6.10(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.0
6(d,1H,芳香族H);7.19(dd,1H,芳
香族H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル1.5g(3.07ミリモル)から製造した。
シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、200
mg(17%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=1.37(d,3H,CH−C
H3 );1.80〜2.00(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.05〜2.20(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.90〜3.10(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.10〜3.28(m,1H,
CH2 −CH2 −CH);3.32(dd,1H,H−
6);4.28(mc,1H,CH−CH3 );4.3
5(dd,1H,H−5);4.60〜4.95(m,
2H,CH2 −CH=CH2 );5.20〜5.50
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜6.
10(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.07
(d,1H,芳香族H);7.21(dd,1H,芳香
族H);7.77(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩30mgが、アリルエステル35mg(0.0
94ミリモル)から得られた。 1H−NMR(270M
Hz,D2 O):δ=1.31(d,3H,CH−CH
3 );1.70〜1.95(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.50〜2.70(m,1H,CH2 −C
H2 −CH);2.90〜3.10(m,2H,CH2
−CH2 −CH);3.27(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);3.60(dd,1H,H−6);4.2
9(mc,1H,CH−CH3 );4.40(dd,1
H,H−5);7.20(d,1H,芳香族H);7.
12(dd,1H,芳香族H);7.50(d,1H,
芳香族H)。
例10における前駆物質の場合に記載のように反応させ
た。生成物は、ロウ状結晶の形で得られた。収量15.
4g(98%)。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=2.30〜2.60(m,2H,CH2 −
CH2 );2.80〜3.00(m,1H,CH2 −C
H2 );3.20〜3.40(m,1H,CH2 −CH
2 );4.72(t,1H,CHBr);7.25
(d,1H,芳香族H);7.49(dd,1H,芳香
族H);8.06(d,1H,芳香族H)。 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−7−クロ
ロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト
−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−7−クロロ−1−テトラロン15.4g
(59ミリモル)を例1の工程1に記載のように反応さ
せた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=5:1)後、生成物5.50g
(30%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.08および0.09(2×s,
6H,SiCH3 );0.86(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );
1.90〜2.15(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.20〜2.38(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.65〜2.80(m,1H,CH2 −C
H2 −CH);3.00〜3.18(m,3H,CH2
−CH2 −CHおよびH−3);4.26(mc,1
H,CH−CH3 );4.42(dd,1H,H−
4);5.74(bs,1H,NH);7.23(d,
1H,芳香族H);7.46(dd,1H,芳香族
H);7.98(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−7−クロロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−
イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル3.8g(96
%)をアゼチジン−2−オン3.10g(7.60ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=0.06および0.08(2×s,6
H,SiCH3 );0.87(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.20(d,3H,CH−CH3 );1.
90〜2.10(m,1H,CH2 −CH2 −CH);
2.20〜2.33(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);3.00〜3.23(m,3H,CH2 −CH2
−CH);3.29(t,1H,H−3);4.33
(mc,1H,CH−CH3 );4.79(t,1H,
H−4);4.80(mc,2H,CH2 −CH=CH
2 );5.28〜5.50(m,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.90〜6.10(m,1H,CH2 −C
H=CH2 );7.22(d,1H,芳香族H);7.
46(dd,1H,H−3);4.33(mc,1H,
芳香族H);8.01(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−クロ
ロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート アリルエステル3.80g(7.3ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で45分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物1.50
g(42%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiCH
3 );0.90(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.28(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.
15(m,2H,CH2 −CH2 −CH);2.95〜
3.08(m,2H,CH2 −CH2 −CH);3.1
7(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.30
(dd,1H,H−6);4.20〜4.38(m,2
H,CH−CH3 およびH−5);4.65〜4.95
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.20〜5.
50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜
6.10(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.0
6(d,1H,芳香族H);7.19(dd,1H,芳
香族H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル1.5g(3.07ミリモル)から製造した。
シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、200
mg(17%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=1.37(d,3H,CH−C
H3 );1.80〜2.00(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.05〜2.20(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.90〜3.10(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.10〜3.28(m,1H,
CH2 −CH2 −CH);3.32(dd,1H,H−
6);4.28(mc,1H,CH−CH3 );4.3
5(dd,1H,H−5);4.60〜4.95(m,
2H,CH2 −CH=CH2 );5.20〜5.50
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜6.
10(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.07
(d,1H,芳香族H);7.21(dd,1H,芳香
族H);7.77(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩30mgが、アリルエステル35mg(0.0
94ミリモル)から得られた。 1H−NMR(270M
Hz,D2 O):δ=1.31(d,3H,CH−CH
3 );1.70〜1.95(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.50〜2.70(m,1H,CH2 −C
H2 −CH);2.90〜3.10(m,2H,CH2
−CH2 −CH);3.27(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);3.60(dd,1H,H−6);4.2
9(mc,1H,CH−CH3 );4.40(dd,1
H,H−5);7.20(d,1H,芳香族H);7.
12(dd,1H,芳香族H);7.50(d,1H,
芳香族H)。
【0022】例12 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム
シエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム
【化31】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)−7−クロ
ロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト
−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−7−クロロ−1−テトラロン15.4g
(59ミリモル)を例1の工程1に記載のように反応さ
せた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=5:1)後、生成物6.15g
(34%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.08および0.10(2×s,
6H,SiCH3 );1.29(d,3H,CH−CH
3 );1.77〜2.00(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.20〜2.40(m,1H,CH2 −C
H2 −CH);2.47〜2.60(m,1H,CH2
−CH2 −CH);2.85(mc,2H,CH2 −C
H2 −CH);2.98〜3.15(m,2H,CH2
−CH2 −CHおよびH−3);3.71(dd,1
H,H−4);4.20(mc,1H,CH−C
H3 );6.42(bs,1H,NH);7.23
(d,1H,芳香族H);7.47(dd,1H,芳香
族H);7.96(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)
−7−クロロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−
イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル4.92g(5
9%)をアゼチジン−2−オン6.5g(15.9ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=0.04および0.10(2×s,6
H,SiCH3 );0.90(s,9H,Si((CH
3 )3 );1.29(d,3H,CH−CH3 );1.
92〜2.10(m,1H,CH2 −CH2 −CH);
2.21〜2.35(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);3.04(mc,2H,CH2 −CH2 −C
H);3.18(mc,1H,H−3);3.50(m
c,1H,CH2 −CH2 −CH);4.36(mc,
CH−CH3 );4.81(mc,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.11(mc,1H,H−4);5.3
0〜5.50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.90〜6.10(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.22(d,1H,芳香族H);7.47
(dd,1H,芳香族H);7.98(d,1H,芳香
族H)。 工程3 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−クロ
ロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート アリルエステル4.92g(9.46ミリモル)の環化
を例1に記載のように行った。160℃で45分後、混
合物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物2.1
g(46%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.10および0.11(2×
s,6H,SiCH3 );0.92(s,9H,SiC
(CH3 )3 );1.29(d,3H,CH−C
H3 );1.80〜2.00(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.17〜2.30(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.90〜3.02(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.20(dd,1H,H−
6);3.80(dd,1H,H−5);4.23(m
c,1H,CH−CH3 );4.78(mc,2H,C
H2 −CH=CH2 );5.23〜5.56(m,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜6.10
(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.10(d,
1H,芳香族H);7.25(dd,1H,芳香族
H);8.58(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル0.98mg(2ミリモル)から製造した。 RLi
Chroprep RP18上でのカラムクロマトグラフィー
(溶離剤:アセトニトリル/水=9:1)後、440mg
(59%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=1.38(d,3H,CH−C
H3 );1.82〜1.98(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.22〜2.35(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.87〜3.02(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.27(dd,1H,H−
6);3.28〜3.37(m,1H,CH2 −CH2
−CH);3.83(dd,1H,H−5);4.28
(mc,1H,CH−CH3 );4.81(mc,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.20〜5.52
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜6.
12(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.09
(d,1H,芳香族H);7.24(dd,1H,芳香
族H);8.52(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩85mg(44%)が、アリルエステル20
0mg(0.54ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(270MHz,D2 O):δ=1.32(d,3H,
CH−CH3 );1.71(mc,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.20〜2.31(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.82〜2.96(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.32(mc,1H,CH2 −
CH2 −CH);3.48(dd,1H,H−6);
3.85(dd,1H,H−5);4.24(mc,1
H,CH−CH3 );7.12〜7.28(m,2H,
芳香族H);8.08(d,1H,芳香族H)
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)−7−クロ
ロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト
−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−7−クロロ−1−テトラロン15.4g
(59ミリモル)を例1の工程1に記載のように反応さ
せた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=5:1)後、生成物6.15g
(34%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.08および0.10(2×s,
6H,SiCH3 );1.29(d,3H,CH−CH
3 );1.77〜2.00(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.20〜2.40(m,1H,CH2 −C
H2 −CH);2.47〜2.60(m,1H,CH2
−CH2 −CH);2.85(mc,2H,CH2 −C
H2 −CH);2.98〜3.15(m,2H,CH2
−CH2 −CHおよびH−3);3.71(dd,1
H,H−4);4.20(mc,1H,CH−C
H3 );6.42(bs,1H,NH);7.23
(d,1H,芳香族H);7.47(dd,1H,芳香
族H);7.96(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2S)
−7−クロロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1−
イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル4.92g(5
9%)をアゼチジン−2−オン6.5g(15.9ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=0.04および0.10(2×s,6
H,SiCH3 );0.90(s,9H,Si((CH
3 )3 );1.29(d,3H,CH−CH3 );1.
92〜2.10(m,1H,CH2 −CH2 −CH);
2.21〜2.35(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);3.04(mc,2H,CH2 −CH2 −C
H);3.18(mc,1H,H−3);3.50(m
c,1H,CH2 −CH2 −CH);4.36(mc,
CH−CH3 );4.81(mc,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.11(mc,1H,H−4);5.3
0〜5.50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.90〜6.10(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.22(d,1H,芳香族H);7.47
(dd,1H,芳香族H);7.98(d,1H,芳香
族H)。 工程3 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−クロ
ロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート アリルエステル4.92g(9.46ミリモル)の環化
を例1に記載のように行った。160℃で45分後、混
合物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物2.1
g(46%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.10および0.11(2×
s,6H,SiCH3 );0.92(s,9H,SiC
(CH3 )3 );1.29(d,3H,CH−C
H3 );1.80〜2.00(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.17〜2.30(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.90〜3.02(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.20(dd,1H,H−
6);3.80(dd,1H,H−5);4.23(m
c,1H,CH−CH3 );4.78(mc,2H,C
H2 −CH=CH2 );5.23〜5.56(m,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜6.10
(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.10(d,
1H,芳香族H);7.25(dd,1H,芳香族
H);8.58(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル0.98mg(2ミリモル)から製造した。 RLi
Chroprep RP18上でのカラムクロマトグラフィー
(溶離剤:アセトニトリル/水=9:1)後、440mg
(59%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=1.38(d,3H,CH−C
H3 );1.82〜1.98(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.22〜2.35(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.87〜3.02(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.27(dd,1H,H−
6);3.28〜3.37(m,1H,CH2 −CH2
−CH);3.83(dd,1H,H−5);4.28
(mc,1H,CH−CH3 );4.81(mc,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.20〜5.52
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜6.
12(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.09
(d,1H,芳香族H);7.24(dd,1H,芳香
族H);8.52(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩85mg(44%)が、アリルエステル20
0mg(0.54ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(270MHz,D2 O):δ=1.32(d,3H,
CH−CH3 );1.71(mc,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.20〜2.31(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.82〜2.96(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.32(mc,1H,CH2 −
CH2 −CH);3.48(dd,1H,H−6);
3.85(dd,1H,H−5);4.24(mc,1
H,CH−CH3 );7.12〜7.28(m,2H,
芳香族H);8.08(d,1H,芳香族H)
【0023】例13 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(5,7−ジメチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム
シエチル〕−(5,7−ジメチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム
【化32】 前駆物質 2−ブロモ−5,7−ジメチル−1−テトラロン 5,7−ジメチル−1−テトラロン52g(298ミリ
モル)を例10における前駆物質の場合に記載のように
反応させた。生成物は、石油エーテル中での摩砕後に結
晶形で得られた。収量62.2g(83%)。融点79
〜80℃。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=2.
30(s,3H,CH3 );2.34(s,3H,CH
3 );2.43〜2.58(m,2H,CH2 −C
H2 );2.83(mc,1H,CH2 −CH2 );
2.95〜3.13(m,1H,CH2 −CH2 );
4.70(t,1H,CHBr);7.23(s,1
H,芳香族H);7.79(s,1H,芳香族H)。 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−5,7−
ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−5,7−ジメチル−1−テトラロン8.2
g(32.8ミリモル)を例1の工程1に記載のように
反応させた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶
離剤:トルエン/酢酸エチル=5:1)後、生成物2.
53g(26%)が得られた。 1H−NMR(270M
Hz,CDCl3 ):δ=0.90および0.91(2
×s,6H,SiCH3 );0.97(s,9H,Si
C(CH3 )3 );1.28(d,3H,CH−C
H3 );1.90〜2.15(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.25〜2.60(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.29(s,3H,CH3 );2.
33(s,3H,CH3 );2.60〜2.90(m,
2H,CH2 −CH2 −CH);2.95〜3.12
(m,2H,CH2 −CH2 −CHおよびH−3);
4.24(mc,1H,CH−CH3 );4.40(d
d,1H,H−4);5.72(bs,1H,NH);
7.20(s,1H,芳香族H);7.69(s,1
H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−5,7−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン
−1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル1.9g(96
%)をアゼチジン−2−オン1.54g(3.84ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=0.04および0.06(2×s,6
H,SiCH3 );0.87(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.19(d,3H,CH−CH3 );1.
90〜2.10(m,1H,CH−CH2 −CH);
2.20〜2.29(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.29(s,3H,CH3 );2.32(s,
3H,CH3 );2.70〜2.90(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.00〜3.27(m,2H,
CH2 −CH2 −CH);3.42(t,1H,H−
3);4.32(mc,1H,CH−CH3 );4.6
2(dd,1H,H−4);4.81(mc,2H,C
H2 −CH=CH2 );5.25〜5.50(m,1
H,CH2 −CH=CH2 );5.87〜6.10
(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.18(s,
1H,芳香族H);7.70(s,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(5,7−
ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート アリルエステル1.9g(3.7ミリモル)の環化を例
1に記載のように行った。160℃で60分後、混合物
を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物790mg
(44%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiC
H3 );0.90(s,6H,SiC(CH3 )3 );
1.80〜2.00(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.10〜2.18(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.19(s,3H,CH3 );2.27
(s,3H,CH3 );2.64〜2.82(m,1
H,CH2 −CH2 −CH);2.92(mc,1H,
CH2 −CH2 −CH);3.09(mc,1H,CH
2 −CH2 −CH);3.27(dd,1H,H−
6);4.15〜4.35(mc,2H,CH−CH3
およびH−5);4.77(mc,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.32(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.88〜6.09(m,1H,CH2 −CH
=CH2 );6.95(s,1H,芳香族H);7.3
5(s,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(5,7−ジメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル790mg(1.64ミリモル)から製造した。
シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、300
mg(50%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=1.48(d,3H,CH−C
H3 );1.77〜2.00(m,2H,CH2 −CH
2 −CH);2.20(s,3H,CH3 );2.28
(s,3H,CH3 );2.65〜2.83(m,2
H,CH2 −CH2 −CH);2.92(mc,1H,
CH2 −CH2 −CH);3.14(mc,1H,CH
2 −CH2 −CH);3.31(dd,1H,H−
6);4.20〜4.40(m,2H,CH−CH3 お
よびH−5);4.78(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.33(mc,2H,CH2 −CH=CH
2 );5.88〜6.10(m,1H,CH2 −CH=
CH2 );6.97(s,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(5,7−ジメチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩60mg(21%)が、アリルエステル30
0mg(0.41ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(270MHz,D2 O):δ=1.29(d,3H,
CH−CH3 );1.60〜1.82(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);2.18(s,3H,CH3 );
2.22(s,3H,CH3 );2.58〜2.83
(m,2H,CH2 −CH2 −CH);2.90(m
c,1H,CH2 −CH2 −CH);3.06(dd,
1H,H−6);4.27(mc,1H,CH−C
H3 );4.32(dd,1H,H−5);7.00
(s,1H,芳香族H);7.12(s,1H,芳香族
H)。
モル)を例10における前駆物質の場合に記載のように
反応させた。生成物は、石油エーテル中での摩砕後に結
晶形で得られた。収量62.2g(83%)。融点79
〜80℃。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=2.
30(s,3H,CH3 );2.34(s,3H,CH
3 );2.43〜2.58(m,2H,CH2 −C
H2 );2.83(mc,1H,CH2 −CH2 );
2.95〜3.13(m,1H,CH2 −CH2 );
4.70(t,1H,CHBr);7.23(s,1
H,芳香族H);7.79(s,1H,芳香族H)。 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−5,7−
ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ
ナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 2−ブロモ−5,7−ジメチル−1−テトラロン8.2
g(32.8ミリモル)を例1の工程1に記載のように
反応させた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶
離剤:トルエン/酢酸エチル=5:1)後、生成物2.
53g(26%)が得られた。 1H−NMR(270M
Hz,CDCl3 ):δ=0.90および0.91(2
×s,6H,SiCH3 );0.97(s,9H,Si
C(CH3 )3 );1.28(d,3H,CH−C
H3 );1.90〜2.15(m,1H,CH2 −CH
2 −CH);2.25〜2.60(m,1H,CH2 −
CH2 −CH);2.29(s,3H,CH3 );2.
33(s,3H,CH3 );2.60〜2.90(m,
2H,CH2 −CH2 −CH);2.95〜3.12
(m,2H,CH2 −CH2 −CHおよびH−3);
4.24(mc,1H,CH−CH3 );4.40(d
d,1H,H−4);5.72(bs,1H,NH);
7.20(s,1H,芳香族H);7.69(s,1
H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−5,7−ジメチル−1−オキソ−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン
−1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル1.9g(96
%)をアゼチジン−2−オン1.54g(3.84ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,C
DCl3 ):δ=0.04および0.06(2×s,6
H,SiCH3 );0.87(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.19(d,3H,CH−CH3 );1.
90〜2.10(m,1H,CH−CH2 −CH);
2.20〜2.29(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.29(s,3H,CH3 );2.32(s,
3H,CH3 );2.70〜2.90(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);3.00〜3.27(m,2H,
CH2 −CH2 −CH);3.42(t,1H,H−
3);4.32(mc,1H,CH−CH3 );4.6
2(dd,1H,H−4);4.81(mc,2H,C
H2 −CH=CH2 );5.25〜5.50(m,1
H,CH2 −CH=CH2 );5.87〜6.10
(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.18(s,
1H,芳香族H);7.70(s,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(5,7−
ジメチル−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート アリルエステル1.9g(3.7ミリモル)の環化を例
1に記載のように行った。160℃で60分後、混合物
を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物790mg
(44%)が得られた。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,SiC
H3 );0.90(s,6H,SiC(CH3 )3 );
1.80〜2.00(m,1H,CH2 −CH2 −C
H);2.10〜2.18(m,1H,CH2 −CH2
−CH);2.19(s,3H,CH3 );2.27
(s,3H,CH3 );2.64〜2.82(m,1
H,CH2 −CH2 −CH);2.92(mc,1H,
CH2 −CH2 −CH);3.09(mc,1H,CH
2 −CH2 −CH);3.27(dd,1H,H−
6);4.15〜4.35(mc,2H,CH−CH3
およびH−5);4.77(mc,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.32(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.88〜6.09(m,1H,CH2 −CH
=CH2 );6.95(s,1H,芳香族H);7.3
5(s,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(5,7−ジメチル−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル790mg(1.64ミリモル)から製造した。
シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、300
mg(50%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=1.48(d,3H,CH−C
H3 );1.77〜2.00(m,2H,CH2 −CH
2 −CH);2.20(s,3H,CH3 );2.28
(s,3H,CH3 );2.65〜2.83(m,2
H,CH2 −CH2 −CH);2.92(mc,1H,
CH2 −CH2 −CH);3.14(mc,1H,CH
2 −CH2 −CH);3.31(dd,1H,H−
6);4.20〜4.40(m,2H,CH−CH3 お
よびH−5);4.78(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.33(mc,2H,CH2 −CH=CH
2 );5.88〜6.10(m,1H,CH2 −CH=
CH2 );6.97(s,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(5,7−ジメチル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩60mg(21%)が、アリルエステル30
0mg(0.41ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(270MHz,D2 O):δ=1.29(d,3H,
CH−CH3 );1.60〜1.82(m,2H,CH
2 −CH2 −CH);2.18(s,3H,CH3 );
2.22(s,3H,CH3 );2.58〜2.83
(m,2H,CH2 −CH2 −CH);2.90(m
c,1H,CH2 −CH2 −CH);3.06(dd,
1H,H−6);4.27(mc,1H,CH−C
H3 );4.32(dd,1H,H−5);7.00
(s,1H,芳香族H);7.12(s,1H,芳香族
H)。
【0024】例14 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−〔7−〔(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)−カルボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボン酸カリウム
シエチル〕−〔7−〔(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)−カルボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボン酸カリウム
【化33】 前駆物質 ペンタフルオロフェニル=1−テトラロン−7−カルボ
キシレート ペンタフルオロフェノール7.3g(38ミリモル)お
よびジシクロヘキシルカルボジイミド8.5g(41ミ
リモル)を0℃で酢酸エチル50ml中の1−テトラロン
−7−カルボン酸6.6g(35ミリモル)の懸濁液に
加えた。室温で1時間攪拌した後、尿素を吸引下に濾別
し、酢酸エチルで洗浄し、溶液を真空中で濃縮した。n
−ヘプタン250mlおよび酢酸エチル50mlを使用して
残渣を沸騰加熱下に溶解し、活性炭で処理した。活性炭
を沸騰加熱下に濾別した。0℃に冷却した後、生成物
は、晶出した。所望のエステル8.6g(70%)が、
吸引下に濾別することによって得られた。融点113
℃。 1H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=
2.20(mc,2H,CH2 −CH2 −CH2 );
2.75(t,2H,CH2 −CH2 −CH2 );3.
09(t,2H,CH2 −CH2 −CH2 );7.47
(d,1H,芳香族H);8.26(dd,1H,芳香
族H);8.88(d,1H,芳香族H)。 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキ
ソ−7−ペンタフルオロフェノキシカルボニル−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕アゼチジ
ン−2−オン 先ずトリエチルアミン6.0ml(44ミリモル)、次い
で、トリメチルシリルトリフレート9.2ml(51ミリ
モル)を0℃で無水塩化メチレン90ml中のアゼチジノ
ン5.13g(18ミリモル)とペンタフルオロフェニ
ルエステル8.23g(23ミリモル)との溶液に加え
た。混合物を室温で更なる4時間攪拌し、反応液を飽和
炭酸水素ナトリウム溶液220mlに加え、有機相を分離
し、水相を酢酸エチル200mlで1回抽出した。合わせ
た有機相を飽和塩化ナトリウム溶液100mlで洗浄し、
2N塩酸270mlで処理し、30分間強攪拌した。有機
相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮
した。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=2:1)にかけ、n−ヘプタン
から結晶化した後、所望のモル極性ジアステレオマー
1.21g(12%)が得られた。融点149℃。 1H
−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.1
(s,6H,SiCH3 );0.89(s,9H,Si
C(CH3 )3 );1.30(d,3H,CH−C
H3 );2.05〜2.20および2.30〜2.45
(2×m,2×1H,CH2 −CH2 −CH);2.8
1(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.11
(dd,1H,H−3);3.15〜3.30(m,2
H,CH2 −CH2 −CH);4.28(mc,1H,
CH−CH3 );4.45(mc,1H,H−4);
5.74(bs,1H,NH);7.48(d,1H,
芳香族H);8.27(dd,1H,芳香族H);8.
82(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−1−オキソ−7−ペンタフルオロフェノキシカルボニ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕
−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−オキソアセ
テート 例1の工程2と同様に、アリルエステル2.8g(98
%)をアゼチジン−2−オン2.4g(4.1ミリモ
ル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,CD
Cl3 ):δ=0.08および0.10(2×s,6
H,SiCH3 );0.86(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.27(d,3H,CH−CH3 );1.
98〜2.10および2.25〜2.40(2×m,2
×1H,CH2 −CH2 −CH);3.15〜3.40
(m,4H,CH2 −CH2 −CHおよびH−3);
4.36(mc,1H,CH−CH3 );4.72(d
d,1H,H−4);4.81(mc,2H,CH2 −
CH=CH2 );5.30〜5.50(m,2H,CH
2 −CH=CH2 );5.90〜6.05(m,1H,
CH2 −CH=CH2 );7.48(d,1H,芳香族
H);8.27(dd,1H,芳香族H);8.89
(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−ペン
タフルオロフェノキシカルボニル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボキシレート アリルエステル2.4g(3.45ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。140℃で10分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物1.04
g(46%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.12(s,6H,SiCH
3 );0.90(s,6H,SiC(CH3 )3 );
1.28(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.
20(m,2H,CH2 −CH2 −CH);3.05〜
3.28(m,3H,CH2 −CH2 −CH);3.3
1(dd,1H,H−6);4.27(mc,1H,C
H−CH3 );4.38(dd,1H,H−5);4.
77(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.28
(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.85〜
6.05(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.3
0(d,1H,芳香族H);8.01(dd,1H,芳
香族H);8.55(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−〔7−
〔(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル〕−
1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕
カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート ペンタフルオロフェニルエステル500mg(0.75ミ
リモル)をDMF3mlに溶解し、N−メチルピペラジン
277μl (2.48ミリモル)を−78℃で加えた。
この温度で更なる1時間後、混合物を水10mlと2N塩
酸0.9mlと塩化メチレン7.5mlとの混合物に加え、
有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で
濃縮した。残渣のクロマトグラフィー(溶離剤:塩化メ
チレン/メタノール=10:1、次いで、7:1)後、
目的化合物329mg(75%)が得られた。 1H−NM
R(270MHz,CDCl3 ):δ=0.07(s,
6H,SiCH3 );0.89(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.26(d,3H,CH−CH3 );
1.6〜2.15(m,2H,CH2 −CH2 −C
H);2.33(s,3H,NCH3 );2.3〜2.
6(m,4H,ピペラジン−CH2 );3.0〜3.2
3(m,3H,CH2 −CH2 −CH);3.28(d
d,1H,H−6);3.4〜3.9(m,4H,ピペ
ラジン−CH2 );4.26(mc,1H,CH−CH
3 );4.33(dd,1H,H−5);4.75(m
c,2H,CH2 −CH=CH2 );5.35(mc,
2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜6.10
(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.18(d,
1H,芳香族H);7.34(dd,1H,芳香族
H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程5 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−〔7−〔(4−メチルピペラジン
−1−イル)カルボニル〕−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル320mg(0.55ミリモル)から製造した。
反応完了後、混合物を酢酸エチル30mlおよび水10ml
で希釈した。水相を希薄炭酸水素ナトリウム溶液で中和
し、各々の場合に20mlの酢酸エチルで2回抽出した。
硫酸ナトリウム上で乾燥し真空中で濃縮した後、生成物
79mg(31%)が得られ、直ちに更に反応させた。 工程6 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−〔7−〔(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)カルボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボ
ン酸カリウム カリウム塩7.6mg(10%)が、アリルエステル79
mg(0.17ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(270MHz,D2 O):δ=1.29(d,3H,
CH−CH3 );1.75〜1.95および2.08〜
2.22(2×m,2×1H,CH2 −CH2 −C
H);2.63(s,3H,CH3 );2.7〜3.2
および3.5〜4.0(2×m,11H,ピペラジン−
CH2 ,H−6およびCH2 −CH2 −CH);3.2
7(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);4.27
(mc,1H,CH−CH3 );4.39(dd,1
H,H−5);7.30(mc,2H,芳香族H);
7.47(d,1H,芳香族H)。
キシレート ペンタフルオロフェノール7.3g(38ミリモル)お
よびジシクロヘキシルカルボジイミド8.5g(41ミ
リモル)を0℃で酢酸エチル50ml中の1−テトラロン
−7−カルボン酸6.6g(35ミリモル)の懸濁液に
加えた。室温で1時間攪拌した後、尿素を吸引下に濾別
し、酢酸エチルで洗浄し、溶液を真空中で濃縮した。n
−ヘプタン250mlおよび酢酸エチル50mlを使用して
残渣を沸騰加熱下に溶解し、活性炭で処理した。活性炭
を沸騰加熱下に濾別した。0℃に冷却した後、生成物
は、晶出した。所望のエステル8.6g(70%)が、
吸引下に濾別することによって得られた。融点113
℃。 1H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=
2.20(mc,2H,CH2 −CH2 −CH2 );
2.75(t,2H,CH2 −CH2 −CH2 );3.
09(t,2H,CH2 −CH2 −CH2 );7.47
(d,1H,芳香族H);8.26(dd,1H,芳香
族H);8.88(d,1H,芳香族H)。 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキ
ソ−7−ペンタフルオロフェノキシカルボニル−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕アゼチジ
ン−2−オン 先ずトリエチルアミン6.0ml(44ミリモル)、次い
で、トリメチルシリルトリフレート9.2ml(51ミリ
モル)を0℃で無水塩化メチレン90ml中のアゼチジノ
ン5.13g(18ミリモル)とペンタフルオロフェニ
ルエステル8.23g(23ミリモル)との溶液に加え
た。混合物を室温で更なる4時間攪拌し、反応液を飽和
炭酸水素ナトリウム溶液220mlに加え、有機相を分離
し、水相を酢酸エチル200mlで1回抽出した。合わせ
た有機相を飽和塩化ナトリウム溶液100mlで洗浄し、
2N塩酸270mlで処理し、30分間強攪拌した。有機
相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮
した。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=2:1)にかけ、n−ヘプタン
から結晶化した後、所望のモル極性ジアステレオマー
1.21g(12%)が得られた。融点149℃。 1H
−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.1
(s,6H,SiCH3 );0.89(s,9H,Si
C(CH3 )3 );1.30(d,3H,CH−C
H3 );2.05〜2.20および2.30〜2.45
(2×m,2×1H,CH2 −CH2 −CH);2.8
1(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.11
(dd,1H,H−3);3.15〜3.30(m,2
H,CH2 −CH2 −CH);4.28(mc,1H,
CH−CH3 );4.45(mc,1H,H−4);
5.74(bs,1H,NH);7.48(d,1H,
芳香族H);8.27(dd,1H,芳香族H);8.
82(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−1−オキソ−7−ペンタフルオロフェノキシカルボニ
ル−1,2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕
−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−オキソアセ
テート 例1の工程2と同様に、アリルエステル2.8g(98
%)をアゼチジン−2−オン2.4g(4.1ミリモ
ル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,CD
Cl3 ):δ=0.08および0.10(2×s,6
H,SiCH3 );0.86(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.27(d,3H,CH−CH3 );1.
98〜2.10および2.25〜2.40(2×m,2
×1H,CH2 −CH2 −CH);3.15〜3.40
(m,4H,CH2 −CH2 −CHおよびH−3);
4.36(mc,1H,CH−CH3 );4.72(d
d,1H,H−4);4.81(mc,2H,CH2 −
CH=CH2 );5.30〜5.50(m,2H,CH
2 −CH=CH2 );5.90〜6.05(m,1H,
CH2 −CH=CH2 );7.48(d,1H,芳香族
H);8.27(dd,1H,芳香族H);8.89
(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−ペン
タフルオロフェノキシカルボニル−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボキシレート アリルエステル2.4g(3.45ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。140℃で10分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物1.04
g(46%)が得られた。 1H−NMR(270MH
z,CDCl3 ):δ=0.12(s,6H,SiCH
3 );0.90(s,6H,SiC(CH3 )3 );
1.28(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.
20(m,2H,CH2 −CH2 −CH);3.05〜
3.28(m,3H,CH2 −CH2 −CH);3.3
1(dd,1H,H−6);4.27(mc,1H,C
H−CH3 );4.38(dd,1H,H−5);4.
77(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.28
(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.85〜
6.05(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.3
0(d,1H,芳香族H);8.01(dd,1H,芳
香族H);8.55(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−〔7−
〔(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル〕−
1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕
カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート ペンタフルオロフェニルエステル500mg(0.75ミ
リモル)をDMF3mlに溶解し、N−メチルピペラジン
277μl (2.48ミリモル)を−78℃で加えた。
この温度で更なる1時間後、混合物を水10mlと2N塩
酸0.9mlと塩化メチレン7.5mlとの混合物に加え、
有機相を分離し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で
濃縮した。残渣のクロマトグラフィー(溶離剤:塩化メ
チレン/メタノール=10:1、次いで、7:1)後、
目的化合物329mg(75%)が得られた。 1H−NM
R(270MHz,CDCl3 ):δ=0.07(s,
6H,SiCH3 );0.89(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.26(d,3H,CH−CH3 );
1.6〜2.15(m,2H,CH2 −CH2 −C
H);2.33(s,3H,NCH3 );2.3〜2.
6(m,4H,ピペラジン−CH2 );3.0〜3.2
3(m,3H,CH2 −CH2 −CH);3.28(d
d,1H,H−6);3.4〜3.9(m,4H,ピペ
ラジン−CH2 );4.26(mc,1H,CH−CH
3 );4.33(dd,1H,H−5);4.75(m
c,2H,CH2 −CH=CH2 );5.35(mc,
2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜6.10
(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.18(d,
1H,芳香族H);7.34(dd,1H,芳香族
H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程5 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−〔7−〔(4−メチルピペラジン
−1−イル)カルボニル〕−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボキシレート ヒドロキシエチル化合物を例1の工程4と同様にシリル
エーテル320mg(0.55ミリモル)から製造した。
反応完了後、混合物を酢酸エチル30mlおよび水10ml
で希釈した。水相を希薄炭酸水素ナトリウム溶液で中和
し、各々の場合に20mlの酢酸エチルで2回抽出した。
硫酸ナトリウム上で乾燥し真空中で濃縮した後、生成物
79mg(31%)が得られ、直ちに更に反応させた。 工程6 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−〔7−〔(4−メチルピペラジン−1−イ
ル)カルボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボ
ン酸カリウム カリウム塩7.6mg(10%)が、アリルエステル79
mg(0.17ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(270MHz,D2 O):δ=1.29(d,3H,
CH−CH3 );1.75〜1.95および2.08〜
2.22(2×m,2×1H,CH2 −CH2 −C
H);2.63(s,3H,CH3 );2.7〜3.2
および3.5〜4.0(2×m,11H,ピペラジン−
CH2 ,H−6およびCH2 −CH2 −CH);3.2
7(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);4.27
(mc,1H,CH−CH3 );4.39(dd,1
H,H−5);7.30(mc,2H,芳香族H);
7.47(d,1H,芳香族H)。
【0025】例15 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(6−メトキシカルボニルクロマノ)
〔3,4−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
シエチル〕−(6−メトキシカルボニルクロマノ)
〔3,4−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
【化34】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)−6−メト
キシカルボニル−4−オキソクロマン−3−イル〕−ア
ゼチジン−2−オン (3S,4R)−4−アセトキシ−3−〔(1R)−1
−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−アゼチジ
ン−2−オン960mg(3.35ミリモル)および4−
オキソクロマン−6−イルカルボン酸メチル1.03g
(5.0ミリモル)から出発して、余り極性ではないジ
アステレオマー370mg(25%)が、例14の工程1
に記載のようにクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン
/酢酸エチル=10:1、1.11、次いで、2:1)
後に得られた。 1H−NMR(270MHz,CDCl
3 ):δ=0.08および0.10(2×1s,2×3
H,SiCH3 );0.90(s,9H,Si(C
H3 )3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );
2.85〜2.98(m,2H,O−CH2 −CHおよ
びH−3);3.72(dd,1H,H−4);3.9
2(s,3H,CO2 CH3 );4.18(mc,1
H,CH−CH3 );4.32および4.65(2×m
c,2×1H,O−CH2 −CH);6.26(bs,
1H,NH);7.03(d,1H,芳香族H);8.
18(dd,1H,芳香族H);8.59(d,1H,
芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)
−6−メトキシカルボニル−4−オキソクロマン−3−
イル)〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−オ
キソアセテート 例1の工程2と同様に、前記(3R)異性体550mg
(1.25ミリモル)を塩化アリルオキサリルと反応さ
せた。氷水で3回洗浄しMgSO4 で乾燥した後、タイ
トル化合物が増粘油として定量的収量で得られ、直ちに
環化した。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=0.02および0.08(2×s,2×3
H,SiCH3 );0.82(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.08(d,3H,CH−CH3 );3.
2〜3.4(m,2H,O−CH2 −CHおよびH−
3);3.90(s,3H,CO2 −CH3 ;4.2〜
4.5(m,4H,H−4,CH−CH3 およびO−C
H2 −CH);4.77(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.35(mc,2H,CH2 −CH=CH
2 );5.95(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.02(mc,1H,芳香族H);7.98
(mc,1H,芳香族H);8.60(mc,1H,芳
香族H)。 工程3 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(6−メト
キシカルボニルクロマノ)−〔3,4−a〕カルバペン
−2−エム−3−カルボキシレート 工程2からの粗生成物1.25ミリモルをメシチレン2
5ml中のMeP(OEt)2 600mg(4.4ミリモ
ル)と共に1時間加熱した。トルエン/酢酸エチル(1
0:1)を使用して、冷溶液を10%水で失活されたシ
リカゲル上でのクロマトグラフィーに直接かけた。タイ
トル化合物が、油(160mg、25%)として得られ
た。 1H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=
0.11(s,6H,SiCH3 );0.91(s,9
H,SiC(CH3 )3 );1.25(d,3H,CH
−CH3 );3.25(dd,1H,H−6);3.6
2〜3.70(m,1H,O−CH2 −CH);3.7
7(dd,1H,H−5);3.92(s,3H,CO
2 CH3 );4.10〜4.20(m,1H,O−CH
2 −CH);4.24(mc,1H,CH−CH3 );
4.61〜4.68(m,1H,O−CH2 −CH);
4.72〜4.80(m,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.25〜5.50(m,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.90〜6.05(m,1H,CH2 −
CH=CH2 );6.90(d,1H,芳香族H);
7.94(dd,1H,芳香族H);9.29(d,1
H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(6−メトキシカルボニルクロマ
ノ)−〔3,4−a〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート シリルエーテル150mg(0.29ミリモル)を例1の
工程4と同様に反応させた(反応時間20時間)。クロ
マトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:
1)後、結晶性生成物80mg(69%)が得られた。 1
H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=1.3
8(d,3H,CH−CH3 );3.32(dd,1
H,H−6);3.62〜3.73(m,1H,O−C
H2 −CH);3.82(dd,1H,H−5);3.
92(s,3H,CO2 CH3 );4.15(mc,1
H,O−CH2 −CH);4.28(mc,1H,CH
−CH3 );4.66〜4.95(m,3H,O−CH
2 −CHおよびCH2 −CH=CH2 );5.25〜
5.50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.9
5〜6.12(m,1H,CH2 −CH=CH2 );
6.92(d,1H,芳香族H);7.96(dd,1
H,芳香族H);9.24(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(6−メトキシカルボニルクロマノ)
〔3,4−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム アリルエステル80mg(0.20ミリモル)を例1の工
程5と同様に反応させた。反応液をジエチルエーテル3
mlおよび水2mlと共に1時間後攪拌し、水を使用して水
相をポリスチレン吸収剤樹脂 RAmberlite XAD−2
(粒径20〜60メッシュ)(1.5×15cmのカラ
ム、各々の場合に画分10ml)上でのクロマトグラフィ
ーにかけた。生成物含有画分を凍結乾燥し、無定形固体
25mg(32%)が得られた。 1H−NMR(270M
Hz,D2 O):δ=1.29(d,3H,CH−CH
3 );3.58(dd,1H,H−6);3.69(m
c,1H,O−CH2 −CH);3.75(dd,1
H,H−5);3.90(s,3H,CO2 CH3 );
4.12(dd,1H,O−CH2 −CH);4.27
(mc,1H,CH−CH3 );4.65(dd,1
H,O−CH2 −CH);6.95(d,1H,芳香族
H);7.82(dd,1H,芳香族H);8.98
(d,1H,芳香族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)−6−メト
キシカルボニル−4−オキソクロマン−3−イル〕−ア
ゼチジン−2−オン (3S,4R)−4−アセトキシ−3−〔(1R)−1
−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−アゼチジ
ン−2−オン960mg(3.35ミリモル)および4−
オキソクロマン−6−イルカルボン酸メチル1.03g
(5.0ミリモル)から出発して、余り極性ではないジ
アステレオマー370mg(25%)が、例14の工程1
に記載のようにクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン
/酢酸エチル=10:1、1.11、次いで、2:1)
後に得られた。 1H−NMR(270MHz,CDCl
3 ):δ=0.08および0.10(2×1s,2×3
H,SiCH3 );0.90(s,9H,Si(C
H3 )3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );
2.85〜2.98(m,2H,O−CH2 −CHおよ
びH−3);3.72(dd,1H,H−4);3.9
2(s,3H,CO2 CH3 );4.18(mc,1
H,CH−CH3 );4.32および4.65(2×m
c,2×1H,O−CH2 −CH);6.26(bs,
1H,NH);7.03(d,1H,芳香族H);8.
18(dd,1H,芳香族H);8.59(d,1H,
芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(3R)
−6−メトキシカルボニル−4−オキソクロマン−3−
イル)〕−2−オキソアゼチジン−1−イル〕−2−オ
キソアセテート 例1の工程2と同様に、前記(3R)異性体550mg
(1.25ミリモル)を塩化アリルオキサリルと反応さ
せた。氷水で3回洗浄しMgSO4 で乾燥した後、タイ
トル化合物が増粘油として定量的収量で得られ、直ちに
環化した。 1H−NMR(270MHz,CDC
l3 ):δ=0.02および0.08(2×s,2×3
H,SiCH3 );0.82(s,9H,SiC(CH
3 )3 );1.08(d,3H,CH−CH3 );3.
2〜3.4(m,2H,O−CH2 −CHおよびH−
3);3.90(s,3H,CO2 −CH3 ;4.2〜
4.5(m,4H,H−4,CH−CH3 およびO−C
H2 −CH);4.77(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.35(mc,2H,CH2 −CH=CH
2 );5.95(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.02(mc,1H,芳香族H);7.98
(mc,1H,芳香族H);8.60(mc,1H,芳
香族H)。 工程3 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(6−メト
キシカルボニルクロマノ)−〔3,4−a〕カルバペン
−2−エム−3−カルボキシレート 工程2からの粗生成物1.25ミリモルをメシチレン2
5ml中のMeP(OEt)2 600mg(4.4ミリモ
ル)と共に1時間加熱した。トルエン/酢酸エチル(1
0:1)を使用して、冷溶液を10%水で失活されたシ
リカゲル上でのクロマトグラフィーに直接かけた。タイ
トル化合物が、油(160mg、25%)として得られ
た。 1H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=
0.11(s,6H,SiCH3 );0.91(s,9
H,SiC(CH3 )3 );1.25(d,3H,CH
−CH3 );3.25(dd,1H,H−6);3.6
2〜3.70(m,1H,O−CH2 −CH);3.7
7(dd,1H,H−5);3.92(s,3H,CO
2 CH3 );4.10〜4.20(m,1H,O−CH
2 −CH);4.24(mc,1H,CH−CH3 );
4.61〜4.68(m,1H,O−CH2 −CH);
4.72〜4.80(m,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.25〜5.50(m,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.90〜6.05(m,1H,CH2 −
CH=CH2 );6.90(d,1H,芳香族H);
7.94(dd,1H,芳香族H);9.29(d,1
H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(6−メトキシカルボニルクロマ
ノ)−〔3,4−a〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート シリルエーテル150mg(0.29ミリモル)を例1の
工程4と同様に反応させた(反応時間20時間)。クロ
マトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:
1)後、結晶性生成物80mg(69%)が得られた。 1
H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=1.3
8(d,3H,CH−CH3 );3.32(dd,1
H,H−6);3.62〜3.73(m,1H,O−C
H2 −CH);3.82(dd,1H,H−5);3.
92(s,3H,CO2 CH3 );4.15(mc,1
H,O−CH2 −CH);4.28(mc,1H,CH
−CH3 );4.66〜4.95(m,3H,O−CH
2 −CHおよびCH2 −CH=CH2 );5.25〜
5.50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.9
5〜6.12(m,1H,CH2 −CH=CH2 );
6.92(d,1H,芳香族H);7.96(dd,1
H,芳香族H);9.24(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1R,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(6−メトキシカルボニルクロマノ)
〔3,4−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム アリルエステル80mg(0.20ミリモル)を例1の工
程5と同様に反応させた。反応液をジエチルエーテル3
mlおよび水2mlと共に1時間後攪拌し、水を使用して水
相をポリスチレン吸収剤樹脂 RAmberlite XAD−2
(粒径20〜60メッシュ)(1.5×15cmのカラ
ム、各々の場合に画分10ml)上でのクロマトグラフィ
ーにかけた。生成物含有画分を凍結乾燥し、無定形固体
25mg(32%)が得られた。 1H−NMR(270M
Hz,D2 O):δ=1.29(d,3H,CH−CH
3 );3.58(dd,1H,H−6);3.69(m
c,1H,O−CH2 −CH);3.75(dd,1
H,H−5);3.90(s,3H,CO2 CH3 );
4.12(dd,1H,O−CH2 −CH);4.27
(mc,1H,CH−CH3 );4.65(dd,1
H,O−CH2 −CH);6.95(d,1H,芳香族
H);7.82(dd,1H,芳香族H);8.98
(d,1H,芳香族H)。
【0026】例16 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−メトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム
シエチル〕−(7−メトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム
【化35】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−7−メト
キシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト−2−イル〕アゼチジン−2−オン THF 10ml中の7−メトキシテトラロン2g(1
1.4ミリモル)を−78℃でリチウムジイソプロピル
アミド(12.2ミリモル、THF/ヘプタン6:4
中)の1.5モル溶液8.1mlおよび無水THF 60
mlに加えた。−78℃で10分後、混合物を0℃で30
分間攪拌する。次いで、ヘキサン中のチタン酸クロロト
リイソプロポキシ(13.3ミリモル)の1モル溶液1
3.3mlを−78℃で滴下し、混合物をこの温度で70
分間攪拌した。THF5mlに溶解された(3S,4R)
−4−アセトキシ−3−〔(1R)−1−t−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル〕−アゼチジン−2−オン
2.87g(10ミリモル)添加後、反応混合物を0℃
に加温し、混合物をこの温度で30分間攪拌した。反応
混合物を飽和塩化アンモニウム溶液170mlに注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。有機相を水洗し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、真空中で乾燥した。粗生成物は、3:1の
比率の(1S)−ジアステレオマーおよび(1R)−ジ
アステレオマーを含有する。残渣をシリカゲル上でのク
ロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=
4:1)にかけ、生成物をn−ヘプタン120mlから結
晶化した。収量1.28g(32%)、白色結晶。 1H
−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.09
(s,6H,Si(CH3 )2 );0.88(s,9
H,SiC(CH3 )3 );1.27(d,3H,CH
−CH3 );1.95〜2.12および2.21〜2.
33(2×m,2×1H,CH−CH2 −CH2 );
2.71(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.9
8〜3.08(m,2H,CH−CH2 −CH2 );
3.10(dd,1H,H−3);3.84(s,3
H,OCH3 );4.26(m,1H,CH−C
H3 );4.44(m,1H,H−4);5.75(b
r,1H,NH);7.09(dd,1H,芳香族
H);7.17(d,1H,芳香族H);7.49
(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−7−メトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル)〕−2−オキソアゼチジン−
1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アゼチジノン1.1g(2.2
7ミリモル)をアシル化した。粗生成物をシリカゲル上
のクロマトグラフィー(溶離剤:ヘプタン/酢酸エチル
=4:1)によって精製した。収量1.15g(82
%)。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
07および0.09(2×s,2×3H,SiC(CH
3 )2 );0.87(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.20(d,3H,CH−CH3 );
1.90〜2.30(m,2H,CH−CH2 −C
H2 );3.00〜3.09(m,2H,CH−CH2
−CH2 );3.21(m,1H,CH−CH2 −CH
2 );3.29(m,1H,H−3);3.83(s,
3H,OCH3 );4.33(m,1H,CH−C
H3 );4.67(m,1H,H−4);4.81
(d,2H,CH2 −CH=CH2 );5.30および
5.41(2×d,2×1H,CH2 −CH=C
H2 );5.98(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.08(dd,1H,芳香族H);7.17
(d,1H,芳香族H);7.51(d,1H,芳香族
H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−メト
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1
−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程3と同様に、工程2からの生成物1.13g
(2.2ミリモル)を140℃においてキシレン25ml
中で環化した。収量370mg(35%)。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
10(s,6H,Si(CH3 )2 );0.90(s,
9H,SiC(CH3 )3 );1.27(d,3H,C
H−CH3 );1.80〜2.13(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );2.95〜3.04
(m,2H, CH−CH2 −C
H2 );3.17(m,1H,CH−CH2 );3.2
8( dd,1H,H−6);3.78(s,3H,O
CH3 );4.20〜4.34(m,2H,H−5およ
びCH−CH3 );4.77(m,2H,
CH2 −CH=CH2 );5.25および5.41(2
×d,2×1H, CH2 −CH=CH2 );5.
99(m,1H,CH2 −CH=CH2 ); 6.8
1(dd,1H,芳香族H);7.03(d,1H,芳
香族H); 7.40(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−メトキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4に記載のように、369mg(0.76ミリ
モル)を反応させた。粗生成物をシリカゲル上でのクロ
マトグラフィー(溶離剤:ヘプタン/酢酸エチル=1:
1)にかけた。収量119mg(43%)。 1H−NMR
(270MHz,CDCl3 ):δ=1.37(d,3
H,CH−CH3 );1.81〜2.18(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );2.92〜3.08(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.21(m,1H,C
H−CH2 −CH2 );3.33(dd,1H,H−
6);3.78(s,3H,OCH3 );4.20〜
4.37(m,2H,H−5およびCH−CH3 );
4.80(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.2
6および5.41(2×d,2×1H,CH2 −CH=
CH2 );6.00(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.82(dd,1H,芳香族H);7.03
(d,1H,芳香族H);7.41(d,1H,芳香族
H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−メトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム 例1の工程5と同様に、119mg(0.33ミリモル)
を反応させた。粗生成物を RLiChroprep RP18上で
のクロマトグラフィーにかけた。この際に、無機塩が水
で除去された。次いで、生成物を水中の20%アセトニ
トリルで溶離した。収量45mg(37%)。 1H−NM
R(200MHz,D2 O):δ=1.28(d,3
H,CH−CH3 );1.80および2.05(2×m
c,2×1H,CH2 −CH2 −CH);2.85〜
3.05(m,2H,CH2 −CH2 −CH);3.2
1(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.55
(dd,1H,H−6);3.79(s,3H,OCH
3 );4.2〜4.4(m,2H,H−5およびCH−
CH3 );6.7〜7.2(m,3H,芳香族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−7−メト
キシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト−2−イル〕アゼチジン−2−オン THF 10ml中の7−メトキシテトラロン2g(1
1.4ミリモル)を−78℃でリチウムジイソプロピル
アミド(12.2ミリモル、THF/ヘプタン6:4
中)の1.5モル溶液8.1mlおよび無水THF 60
mlに加えた。−78℃で10分後、混合物を0℃で30
分間攪拌する。次いで、ヘキサン中のチタン酸クロロト
リイソプロポキシ(13.3ミリモル)の1モル溶液1
3.3mlを−78℃で滴下し、混合物をこの温度で70
分間攪拌した。THF5mlに溶解された(3S,4R)
−4−アセトキシ−3−〔(1R)−1−t−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル〕−アゼチジン−2−オン
2.87g(10ミリモル)添加後、反応混合物を0℃
に加温し、混合物をこの温度で30分間攪拌した。反応
混合物を飽和塩化アンモニウム溶液170mlに注ぎ、酢
酸エチルで抽出した。有機相を水洗し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、真空中で乾燥した。粗生成物は、3:1の
比率の(1S)−ジアステレオマーおよび(1R)−ジ
アステレオマーを含有する。残渣をシリカゲル上でのク
ロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=
4:1)にかけ、生成物をn−ヘプタン120mlから結
晶化した。収量1.28g(32%)、白色結晶。 1H
−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.09
(s,6H,Si(CH3 )2 );0.88(s,9
H,SiC(CH3 )3 );1.27(d,3H,CH
−CH3 );1.95〜2.12および2.21〜2.
33(2×m,2×1H,CH−CH2 −CH2 );
2.71(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.9
8〜3.08(m,2H,CH−CH2 −CH2 );
3.10(dd,1H,H−3);3.84(s,3
H,OCH3 );4.26(m,1H,CH−C
H3 );4.44(m,1H,H−4);5.75(b
r,1H,NH);7.09(dd,1H,芳香族
H);7.17(d,1H,芳香族H);7.49
(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−7−メトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル)〕−2−オキソアゼチジン−
1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アゼチジノン1.1g(2.2
7ミリモル)をアシル化した。粗生成物をシリカゲル上
のクロマトグラフィー(溶離剤:ヘプタン/酢酸エチル
=4:1)によって精製した。収量1.15g(82
%)。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
07および0.09(2×s,2×3H,SiC(CH
3 )2 );0.87(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.20(d,3H,CH−CH3 );
1.90〜2.30(m,2H,CH−CH2 −C
H2 );3.00〜3.09(m,2H,CH−CH2
−CH2 );3.21(m,1H,CH−CH2 −CH
2 );3.29(m,1H,H−3);3.83(s,
3H,OCH3 );4.33(m,1H,CH−C
H3 );4.67(m,1H,H−4);4.81
(d,2H,CH2 −CH=CH2 );5.30および
5.41(2×d,2×1H,CH2 −CH=C
H2 );5.98(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );7.08(dd,1H,芳香族H);7.17
(d,1H,芳香族H);7.51(d,1H,芳香族
H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−メト
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1
−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程3と同様に、工程2からの生成物1.13g
(2.2ミリモル)を140℃においてキシレン25ml
中で環化した。収量370mg(35%)。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
10(s,6H,Si(CH3 )2 );0.90(s,
9H,SiC(CH3 )3 );1.27(d,3H,C
H−CH3 );1.80〜2.13(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );2.95〜3.04
(m,2H, CH−CH2 −C
H2 );3.17(m,1H,CH−CH2 );3.2
8( dd,1H,H−6);3.78(s,3H,O
CH3 );4.20〜4.34(m,2H,H−5およ
びCH−CH3 );4.77(m,2H,
CH2 −CH=CH2 );5.25および5.41(2
×d,2×1H, CH2 −CH=CH2 );5.
99(m,1H,CH2 −CH=CH2 ); 6.8
1(dd,1H,芳香族H);7.03(d,1H,芳
香族H); 7.40(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(7−メトキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4に記載のように、369mg(0.76ミリ
モル)を反応させた。粗生成物をシリカゲル上でのクロ
マトグラフィー(溶離剤:ヘプタン/酢酸エチル=1:
1)にかけた。収量119mg(43%)。 1H−NMR
(270MHz,CDCl3 ):δ=1.37(d,3
H,CH−CH3 );1.81〜2.18(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );2.92〜3.08(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.21(m,1H,C
H−CH2 −CH2 );3.33(dd,1H,H−
6);3.78(s,3H,OCH3 );4.20〜
4.37(m,2H,H−5およびCH−CH3 );
4.80(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.2
6および5.41(2×d,2×1H,CH2 −CH=
CH2 );6.00(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.82(dd,1H,芳香族H);7.03
(d,1H,芳香族H);7.41(d,1H,芳香族
H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−メトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム 例1の工程5と同様に、119mg(0.33ミリモル)
を反応させた。粗生成物を RLiChroprep RP18上で
のクロマトグラフィーにかけた。この際に、無機塩が水
で除去された。次いで、生成物を水中の20%アセトニ
トリルで溶離した。収量45mg(37%)。 1H−NM
R(200MHz,D2 O):δ=1.28(d,3
H,CH−CH3 );1.80および2.05(2×m
c,2×1H,CH2 −CH2 −CH);2.85〜
3.05(m,2H,CH2 −CH2 −CH);3.2
1(mc,1H,CH2 −CH2 −CH);3.55
(dd,1H,H−6);3.79(s,3H,OCH
3 );4.2〜4.4(m,2H,H−5およびCH−
CH3 );6.7〜7.2(m,3H,芳香族H)。
【0027】例17 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−メトキシカルボニル−1,2,3,
4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボン酸ナトリウム
シエチル〕−(7−メトキシカルボニル−1,2,3,
4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボン酸ナトリウム
【化36】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−7−メト
キシカルボニル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕−アゼチジン−2−オン 例16の工程1に記載のように、1−テトラロン−7−
カルボン酸メチル500mg(2.45ミリモル)を反応
させた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離
剤:トルエン/酢酸エチル=5:1)後、生成物220
mg(23%)が得られた。 1H−NMR(200MH
z,CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,SiCH
3 );0.85(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.26(d,3H,CH−CH3 );1.94〜2.
20(m,1H, CH−CH2 −C
H2 );2.22〜2.40(m,1H,
CH−CH2 −CH2 );2.68〜2.82
(m,1H, CH−CH2 −C
H2 );3.05〜3.22(m,3H,
CH−CH2 −CH2 およびH−4);3.95
(s,3H,COOCH3 );4.26(mc,1H,
CH−CH3 );4.24(dd,1H,H−3);
5.72(bs,1H,NH);7.38(d,1H,
芳香族H);8.18(dd,1H,芳香族H);8.
65(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−7−メトキシカルボニル−1−オキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼ
チジン−1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル100mg(38
%)をアゼチジン−2−オン210mg(0.49ミリモ
ル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,CD
Cl3 ):δ=0.08(2×s,6H,Si(C
H3 )2 );0.84(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.20(d,3H,CH−CH3 );
1.90〜2.15(m,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.20〜2.36(m,1H,CH−CH2
−CH2 );3.05〜3.28(m,3H,CH−C
H2 −CH2 );3.32(mc,1H,H−4);
3.92(s,3H,COOCH3 );4.34(m
c,1H,CH−CH3 );4.68(mc,1H,H
−3);4.81(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.25〜5.50(m,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.88〜6.10(m,1H,CH2 −
CH=CH2 );7.36(d,1H,芳香族H);
8.16(dd,1H,芳香族H);8.70(d,1
H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−メト
キシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボ
キシレート アリルエステル880mg(1.62ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で15分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物550mg
(66%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.89(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.24(d,3H,CH−CH3 );
1.80〜2.20(m,2H,CH−CH2 −C
H2 );3.30〜3.40(m,4H,CH−CH2
−CH2 およびH−5);3.88(s,3H,COO
CH3 );4.25(mc,1H,CH−CH3 );
4.33(dd,1H,H−6);4.78(mc,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.18〜5.50
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.80〜6.
20(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.20
(d,1H,芳香族H);7.86(dd,1H,芳香
族H);8.40(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−7−メトキシカルボニル−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト〔2,1−a〕カルバ
ペン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4と同様に、ヒドロキシエチル化合物をシリ
ルエーテル550mg(1.08ミリモル)から製造し
た。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、2
00mg(47%)が得られた。 1H−NMR(200M
Hz,CDCl3 ):δ=1.38(d,3H,CH−
CH3 );1.80〜2.20(m,2H,CH−CH
2 −CH2 );3.00〜3.30(m,3H,CH−
CH2 −CH2 );3.36(mc,1H,H−5);
3.90(s,3H,COOH3 );4.28(mc,
1H,CH−CH3 );4.38 (dd,1H,H
−6);4.80(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 ); 5.20〜5.50(m,2H,CH2 −C
H=CH2 );5.80〜6.10(m,1H,CH2
−CH=CH2 );7.20(d,1H,芳香族H);
7.88(dd,1H,芳香族H);8.41
(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−メトキシカルボニル−1,2,3,
4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩45mg(25%)が、190mg(0.48
ミリモル)から得られた。 1H−NMR(200MH
z,D2 O):δ=1.36(d,3H,CH−C
H3 );1.60〜2.00(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.10〜2.20(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );2.95〜3.16(m,2H,CH
−CH2 −CH2 );3.25(mc,1H,CH−C
H2 −CH2 );3.59(dd,1H,H−6);
3.92(s,3H,COOCH3 );4.30(m
c,1H,CH−CH3 );4.41(dd,1H,H
−5);7.25(d,1H,芳香族H);7.73
(dd,1H,芳香族H);7.98(d,1H,芳香
族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−7−メト
キシカルボニル−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕−アゼチジン−2−オン 例16の工程1に記載のように、1−テトラロン−7−
カルボン酸メチル500mg(2.45ミリモル)を反応
させた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離
剤:トルエン/酢酸エチル=5:1)後、生成物220
mg(23%)が得られた。 1H−NMR(200MH
z,CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,SiCH
3 );0.85(s,9H,SiC(CH3 )3 );
1.26(d,3H,CH−CH3 );1.94〜2.
20(m,1H, CH−CH2 −C
H2 );2.22〜2.40(m,1H,
CH−CH2 −CH2 );2.68〜2.82
(m,1H, CH−CH2 −C
H2 );3.05〜3.22(m,3H,
CH−CH2 −CH2 およびH−4);3.95
(s,3H,COOCH3 );4.26(mc,1H,
CH−CH3 );4.24(dd,1H,H−3);
5.72(bs,1H,NH);7.38(d,1H,
芳香族H);8.18(dd,1H,芳香族H);8.
65(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−7−メトキシカルボニル−1−オキソ−1,2,3,
4−テトラヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼ
チジン−1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル100mg(38
%)をアゼチジン−2−オン210mg(0.49ミリモ
ル)から合成した。 1H−NMR(270MHz,CD
Cl3 ):δ=0.08(2×s,6H,Si(C
H3 )2 );0.84(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.20(d,3H,CH−CH3 );
1.90〜2.15(m,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.20〜2.36(m,1H,CH−CH2
−CH2 );3.05〜3.28(m,3H,CH−C
H2 −CH2 );3.32(mc,1H,H−4);
3.92(s,3H,COOCH3 );4.34(m
c,1H,CH−CH3 );4.68(mc,1H,H
−3);4.81(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.25〜5.50(m,2H,CH2 −CH
=CH2 );5.88〜6.10(m,1H,CH2 −
CH=CH2 );7.36(d,1H,芳香族H);
8.16(dd,1H,芳香族H);8.70(d,1
H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(7−メト
キシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボ
キシレート アリルエステル880mg(1.62ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で15分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物550mg
(66%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=0.10(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.89(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.24(d,3H,CH−CH3 );
1.80〜2.20(m,2H,CH−CH2 −C
H2 );3.30〜3.40(m,4H,CH−CH2
−CH2 およびH−5);3.88(s,3H,COO
CH3 );4.25(mc,1H,CH−CH3 );
4.33(dd,1H,H−6);4.78(mc,2
H,CH2 −CH=CH2 );5.18〜5.50
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.80〜6.
20(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.20
(d,1H,芳香族H);7.86(dd,1H,芳香
族H);8.40(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−7−メトキシカルボニル−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト〔2,1−a〕カルバ
ペン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4と同様に、ヒドロキシエチル化合物をシリ
ルエーテル550mg(1.08ミリモル)から製造し
た。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、2
00mg(47%)が得られた。 1H−NMR(200M
Hz,CDCl3 ):δ=1.38(d,3H,CH−
CH3 );1.80〜2.20(m,2H,CH−CH
2 −CH2 );3.00〜3.30(m,3H,CH−
CH2 −CH2 );3.36(mc,1H,H−5);
3.90(s,3H,COOH3 );4.28(mc,
1H,CH−CH3 );4.38 (dd,1H,H
−6);4.80(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 ); 5.20〜5.50(m,2H,CH2 −C
H=CH2 );5.80〜6.10(m,1H,CH2
−CH=CH2 );7.20(d,1H,芳香族H);
7.88(dd,1H,芳香族H);8.41
(d,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(7−メトキシカルボニル−1,2,3,
4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩45mg(25%)が、190mg(0.48
ミリモル)から得られた。 1H−NMR(200MH
z,D2 O):δ=1.36(d,3H,CH−C
H3 );1.60〜2.00(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.10〜2.20(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );2.95〜3.16(m,2H,CH
−CH2 −CH2 );3.25(mc,1H,CH−C
H2 −CH2 );3.59(dd,1H,H−6);
3.92(s,3H,COOCH3 );4.30(m
c,1H,CH−CH3 );4.41(dd,1H,H
−5);7.25(d,1H,芳香族H);7.73
(dd,1H,芳香族H);7.98(d,1H,芳香
族H)。
【0028】例18 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボン酸ナトリウム
シエチル〕−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボン酸ナトリウム
【化37】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−5.6−
ジメトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 例16の工程1と同様に、5,6−ジメトキシ−1−テ
トラロン500mg(2.42ミリモル)を反応させた。
シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエ
ン/酢酸エチル=5:1)後、生成物270mg(29
%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,CDC
l3 ):δ=0.08(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.85(s,9H,Si(C
H3 )3 );1.25(d,3H,CH−CH3 );
1.80〜2.12(m,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.20〜2.12(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.60〜2.95(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );3.08(dd,1H,H−3);
3.28(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );4.
84(s,3H,O−CH3 );4.94(s,3H,
O−CH3 );4.27(mc,1H,CH−C
H3 );4.42(dd,1H,H−4);5.69
(bs,1H,NH);6.91(d,1H,芳香族
H);7.82(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−5,6−ジメトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト−2−イル)〕−2−オキソアゼチ
ジン−1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル910mg(49
%)をアゼチジン−2−オン1.46g(3.37ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(200MHz,C
DCl3 ):δ=0.05(s,3H,Si(C
H3 ));0.06(s,3H,Si(CH3 ));
0.84(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.18
(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.10
(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.17〜2.
38(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.70〜
3.00(m,1H,CH−CH2 −CH2 );3.1
0〜3.40(m,3H,CH−CH2 −CH2 および
H−3);3.84(s,3H,O−CH3 );3.9
3(s,3H,O−CH3 );4.32(mc,1H,
CH−CH3 );4.64(mc,1H,H−4);
4.81(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.
20〜5.50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.80〜6.10(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.89(d,1H,芳香族H);7.84
(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(5,6−
ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート アリルエステル850mg(1.56ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で30分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物190mg
(24%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.88(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );
1.65〜2.00(m,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.02〜2.20(m,1H,CH2 −CH
2 );2.70〜3.18(m,3H,CH−CH2 −
CH2 );3.26(mc,1H,H−6);3.80
(s,3H,O−CH3 );3.88(s,3H,O−
CH3 );4.18〜4.35(m,2H,CH−CH
3 およびH−5);4.78(mc,2H,CH2 −C
H=CH2 );5.20〜5.50(m,2H,CH2
−CH=CH2 );5.86〜6.18(m,1H,C
H2 −CH=CH2 );6.78(d,1H,芳香族
H);7.64(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(5,6−ジメトキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4と同様に、ヒドロキシエチル化合物をシリ
ルエーテル180mg(0.35ミリモル)から製造し
た。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、5
5mg(39%)が得られた。 1H−NMR(200MH
z,CDCl3 ):δ=1.39(d,3H,CH−C
H3 );1.80〜2.00(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.08〜2.30(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );2.75〜3.00(m,1H,CH
−CH2 −CH2 );3.05〜3.28(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );3.34(dd,1H,H−
6);3.80(s,3H,OCH3 );3.85
(s,3H,OCH3 );4.20〜4.40(m,2
H,CH−CH3 およびH−5);4.60〜4.92
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.20〜5.
50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜
6.15(m,1H,CH2 −CH=CH2 );6.8
0(d,1H,芳香族H);7.65(d,1H,芳香
族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩40mg(84%)が、50mg(0.125
ミリモル)から得られた。 1H−NMR(200MH
z,D2 O):δ=1.34(d,3H,CH−C
H3 );1.40〜1.70(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.10〜2.30(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );2.82(mc,1H,CH−CH2
−CH2 );3.00〜3.24(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );3.56(dd,1H,H−6);
3.80(s,3H,OCH3 );3.90(s,3
H,OCH3 );4.28(mc,1H,CH−C
H3 );4.36(dd,1H,H−5);6.94
(d,1H,芳香族H);7.32(d,1H,芳香族
H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−5.6−
ジメトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 例16の工程1と同様に、5,6−ジメトキシ−1−テ
トラロン500mg(2.42ミリモル)を反応させた。
シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエ
ン/酢酸エチル=5:1)後、生成物270mg(29
%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,CDC
l3 ):δ=0.08(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.85(s,9H,Si(C
H3 )3 );1.25(d,3H,CH−CH3 );
1.80〜2.12(m,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.20〜2.12(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.60〜2.95(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );3.08(dd,1H,H−3);
3.28(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );4.
84(s,3H,O−CH3 );4.94(s,3H,
O−CH3 );4.27(mc,1H,CH−C
H3 );4.42(dd,1H,H−4);5.69
(bs,1H,NH);6.91(d,1H,芳香族
H);7.82(d,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−5,6−ジメトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト−2−イル)〕−2−オキソアゼチ
ジン−1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル910mg(49
%)をアゼチジン−2−オン1.46g(3.37ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(200MHz,C
DCl3 ):δ=0.05(s,3H,Si(C
H3 ));0.06(s,3H,Si(CH3 ));
0.84(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.18
(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.10
(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.17〜2.
38(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.70〜
3.00(m,1H,CH−CH2 −CH2 );3.1
0〜3.40(m,3H,CH−CH2 −CH2 および
H−3);3.84(s,3H,O−CH3 );3.9
3(s,3H,O−CH3 );4.32(mc,1H,
CH−CH3 );4.64(mc,1H,H−4);
4.81(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.
20〜5.50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.80〜6.10(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.89(d,1H,芳香族H);7.84
(d,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(5,6−
ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート アリルエステル850mg(1.56ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で30分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物190mg
(24%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.88(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.28(d,3H,CH−CH3 );
1.65〜2.00(m,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.02〜2.20(m,1H,CH2 −CH
2 );2.70〜3.18(m,3H,CH−CH2 −
CH2 );3.26(mc,1H,H−6);3.80
(s,3H,O−CH3 );3.88(s,3H,O−
CH3 );4.18〜4.35(m,2H,CH−CH
3 およびH−5);4.78(mc,2H,CH2 −C
H=CH2 );5.20〜5.50(m,2H,CH2
−CH=CH2 );5.86〜6.18(m,1H,C
H2 −CH=CH2 );6.78(d,1H,芳香族
H);7.64(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(5,6−ジメトキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4と同様に、ヒドロキシエチル化合物をシリ
ルエーテル180mg(0.35ミリモル)から製造し
た。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、5
5mg(39%)が得られた。 1H−NMR(200MH
z,CDCl3 ):δ=1.39(d,3H,CH−C
H3 );1.80〜2.00(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.08〜2.30(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );2.75〜3.00(m,1H,CH
−CH2 −CH2 );3.05〜3.28(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );3.34(dd,1H,H−
6);3.80(s,3H,OCH3 );3.85
(s,3H,OCH3 );4.20〜4.40(m,2
H,CH−CH3 およびH−5);4.60〜4.92
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.20〜5.
50(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.90〜
6.15(m,1H,CH2 −CH=CH2 );6.8
0(d,1H,芳香族H);7.65(d,1H,芳香
族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(5,6−ジメトキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩40mg(84%)が、50mg(0.125
ミリモル)から得られた。 1H−NMR(200MH
z,D2 O):δ=1.34(d,3H,CH−C
H3 );1.40〜1.70(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.10〜2.30(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );2.82(mc,1H,CH−CH2
−CH2 );3.00〜3.24(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );3.56(dd,1H,H−6);
3.80(s,3H,OCH3 );3.90(s,3
H,OCH3 );4.28(mc,1H,CH−C
H3 );4.36(dd,1H,H−5);6.94
(d,1H,芳香族H);7.32(d,1H,芳香族
H)。
【0029】例19 ピバロイルオキシメチル=(1S,5R,6S)−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,
4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボキシレート
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,
4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボキシレート
【化38】 ピバル酸クロロメチル18mg(0.12ミリモル)を乾
燥DMF 2mlに溶解し、臭化ナトリウム12mg(0.
12ミリモル)を加えた。室温で48時間後、混合物を
ガラス詰綿で濾過し、(1S,5R,6S)−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,
4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボン酸カリウム(例1)20mg
(0.06ミリモル)を濾液に加え、混合物を室温で更
なる4時間攪拌した。それを水10mlとジエチルエーテ
ル70mlとに取り上げた。有機相を各々10mlの9%濃
度の重炭酸ナトリウム溶液、25%濃度の塩化アンモニ
ウム溶液、3×10mlの水で洗浄した。それを硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、濃縮し、油ポンプによって恒量に
乾燥した。タイトル化合物20mg(81%)が得られ
る。 1H−NMR(200MHz,CDCl3 ):δ=
1.24(s,9H,C(CH3 )3 );1.36
(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.20およ
び2.80〜3.30(2×m,5H,CH2 −CH2
−CH);3.34(dd,1H,H−6);4.32
(mc,1H,CH−CH3 );4.36(dd,1
H,H−5); 5.91(mc,2H,O−CH2 −
O);7.00〜7.30(m,3H,芳香族H);
7.72(d,1H,芳香族H)。
燥DMF 2mlに溶解し、臭化ナトリウム12mg(0.
12ミリモル)を加えた。室温で48時間後、混合物を
ガラス詰綿で濾過し、(1S,5R,6S)−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−(1,2,3,
4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−
2−エム−3−カルボン酸カリウム(例1)20mg
(0.06ミリモル)を濾液に加え、混合物を室温で更
なる4時間攪拌した。それを水10mlとジエチルエーテ
ル70mlとに取り上げた。有機相を各々10mlの9%濃
度の重炭酸ナトリウム溶液、25%濃度の塩化アンモニ
ウム溶液、3×10mlの水で洗浄した。それを硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、濃縮し、油ポンプによって恒量に
乾燥した。タイトル化合物20mg(81%)が得られ
る。 1H−NMR(200MHz,CDCl3 ):δ=
1.24(s,9H,C(CH3 )3 );1.36
(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.20およ
び2.80〜3.30(2×m,5H,CH2 −CH2
−CH);3.34(dd,1H,H−6);4.32
(mc,1H,CH−CH3 );4.36(dd,1
H,H−5); 5.91(mc,2H,O−CH2 −
O);7.00〜7.30(m,3H,芳香族H);
7.72(d,1H,芳香族H)。
【0030】例20 〔1−(ピバロイルオキシ)エチル〕−(1S,5R,
6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−
(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−
(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
【化39】 例19に記載のように、カリウム塩(例1)100mg
(0.3ミリモル)をピパル酸1−ブロモエチル125
mg(0.6ミリモル)と反応させた。シリカゲル上での
クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル/n−ヘプタ
ン=3:1)後、生成物が油として得ることができた。
収量50mg(39%)。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=1.21および1.23(2×s,
9H,C(CH3 )3 );1.36(d,3H,CH−
CH3 );1.53および1.57(2×d,3H,O
CH(CH3 )O);1.75〜2.25(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );3.02〜3.15(m,2
H,CH−CH2 );3.25(mc,1H,CH−C
H2 −CH2 );3.34(dd,1H,H−6);
4.20〜4.40(m,2H,H−6およびCHCH
3 );6.80〜7.35および7.73〜7.82
(2×m,5H,OCH(CH3 )Oおよび芳香族
H)。
(0.3ミリモル)をピパル酸1−ブロモエチル125
mg(0.6ミリモル)と反応させた。シリカゲル上での
クロマトグラフィー(溶離剤:酢酸エチル/n−ヘプタ
ン=3:1)後、生成物が油として得ることができた。
収量50mg(39%)。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=1.21および1.23(2×s,
9H,C(CH3 )3 );1.36(d,3H,CH−
CH3 );1.53および1.57(2×d,3H,O
CH(CH3 )O);1.75〜2.25(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );3.02〜3.15(m,2
H,CH−CH2 );3.25(mc,1H,CH−C
H2 −CH2 );3.34(dd,1H,H−6);
4.20〜4.40(m,2H,H−6およびCHCH
3 );6.80〜7.35および7.73〜7.82
(2×m,5H,OCH(CH3 )Oおよび芳香族
H)。
【0031】例21 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−〔7−〔(4,4−ジメチルピペラジニウ
ム−1−イル)カルボニル〕−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボキシレート
シエチル〕−〔7−〔(4,4−ジメチルピペラジニウ
ム−1−イル)カルボニル〕−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボキシレート
【化40】 例14の工程4からの475mg(0.82ミリモル)か
ら出発して、ヒドロキシエチル化合物を工程5に記載の
ように製造した。粗生成物をジクロロメタン10ml中の
ヨードメタン215μl (3.2ミリモル)でアルキル
化した。室温で24時間後、混合物を真空中で濃縮し、
粗生成物を例1の工程5に記載のように更に反応させ
た。 RLiChroprep RP18上でクロマトグラフィーに
かけ凍結乾燥した後、目的生成物37.9mg(11%)
が得られた。 1H−NMR(270MHz,D2 O):
δ=1.30(d,3H,CH−CH3 );1.75〜
1.95および2.1〜2.25(2×m,2×1H,
CH−CH2 −CH2 );3.03〜3.15(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.28(s,6H,N
(CH3 )2 );3.3〜4.2(m,10H,ピペラ
ジン−CH2 ,H−6,CH−CH2 −CH2 );4.
27(mc,1H,CH−CH3 );4.39(dd,
1H,H−5);7.33(mc,2H,芳香族H);
7.49(d,1H,芳香族H)。
ら出発して、ヒドロキシエチル化合物を工程5に記載の
ように製造した。粗生成物をジクロロメタン10ml中の
ヨードメタン215μl (3.2ミリモル)でアルキル
化した。室温で24時間後、混合物を真空中で濃縮し、
粗生成物を例1の工程5に記載のように更に反応させ
た。 RLiChroprep RP18上でクロマトグラフィーに
かけ凍結乾燥した後、目的生成物37.9mg(11%)
が得られた。 1H−NMR(270MHz,D2 O):
δ=1.30(d,3H,CH−CH3 );1.75〜
1.95および2.1〜2.25(2×m,2×1H,
CH−CH2 −CH2 );3.03〜3.15(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.28(s,6H,N
(CH3 )2 );3.3〜4.2(m,10H,ピペラ
ジン−CH2 ,H−6,CH−CH2 −CH2 );4.
27(mc,1H,CH−CH3 );4.39(dd,
1H,H−5);7.33(mc,2H,芳香族H);
7.49(d,1H,芳香族H)。
【0032】例22 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−〔7−〔(モルホリン−4−イル)−カル
ボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
シエチル〕−〔7−〔(モルホリン−4−イル)−カル
ボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム
【化41】 工程1 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−〔7−
〔(モルホリン−4−イル)−カルボニル〕−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト〕〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート 例14の工程4と同様に、ペンタフルオロフェニルエス
テル500mg(0.75ミリモル)をモルホリン215
μl (2.48ミリモル)と反応させる。クロマトグラ
フィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:1)後、
目的生成物251mg(59%)が得られた。 1H−NM
R(200MHz,CDCl3 ):δ=0.09(s,
6H,SiCH3 );0.89(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.27(d,3H,CH−CH3 );
1.8〜2.15(m,2H,CH2 −CH2 −C
H);3.0〜3.3(m,4H,CH2 −CH2 −C
HおよびH−6);3.4〜3.9(m,8H,モルホ
リン−CH2 );4.18〜4.38(m,2H,CH
−CH3 およびH−5);4.76(mc,2H,CH
2 −CH=CH2 );5.34(mc,2H,CH2 −
CH=CH2 );5.85〜6.10(m,1H,CH
2 −CH=CH2 );7.10〜7.40(m,2H,
芳香族H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程2: アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−〔7−〔(モルホリン−4−イ
ル)−カルボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フト〕〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート シリルエーテル237mg(0.42ミリモル)を例14
の工程5と同様に反応させた。 RLiChroprep RP18
上でのクロマトグラフィー(溶離剤:水/アセトニトリ
ル勾配)後、生成物77mg(41%)が得られた。 1H
−NMR(200MHz,CDCl3 ):δ=1.37
(d,3H,CH−CH3 );1.75〜2.20
(m,2H,CH2 −CH2 −CH);2.90〜3.
15(m,3H,CH2 −CH2 −CH);3.29
(dd,1H,H−6);3.4〜3.9(m,8H,
モルホリン−CH2 );4.18〜4.35(m,2
H,CH−CH3 およびH−5);5.77(mc,2
H,CH2 −CH−CH2 );5.22〜5.50
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.88〜6.
10(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.15〜
7.40(m,2H,芳香族H);7.82(d,1
H,芳香族H)。 工程3 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−〔7−〔(モルホリン−4−イル)−カル
ボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナフト〕
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 例1の工程5と同様に、アミド73mg(0.16ミリモ
ル)を2−エチルヘキサン酸カリウム35.7mg(0.
194ミリモル)および2−エチルヘキサン酸15μl
(=0.097ミリモル)と反応させた。 RLiChroprep
RP18上でのクロマトグラフィー(溶離剤:水/ア
セトニトリル、水から水/アセトニトリル9:1の勾
配)後、カリウム塩35mg(48%)が得られた。 1H
−NMR(200MHz,D2 O):δ=1.35
(d,3H,CH−CH3 );1.75〜2.05およ
び2.10〜2.30(2×m,2×1H,CH2 −C
H2 −CH);3.00〜3.18(m,2H,CH2
−CH2 −CH);3.32(mc,1H,CH2 −C
H2 −CH);3.45〜4.02(m,9H,モルホ
リン−CH2 およびH−6);4.33(mc,1H,
CH−CH3 );4.45(dd,1H,H−5);
7.32(mc,2H,芳香族H);7.50(d,1
H,芳香族H)。
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−〔7−
〔(モルホリン−4−イル)−カルボニル〕−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト〕〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート 例14の工程4と同様に、ペンタフルオロフェニルエス
テル500mg(0.75ミリモル)をモルホリン215
μl (2.48ミリモル)と反応させる。クロマトグラ
フィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:1)後、
目的生成物251mg(59%)が得られた。 1H−NM
R(200MHz,CDCl3 ):δ=0.09(s,
6H,SiCH3 );0.89(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.27(d,3H,CH−CH3 );
1.8〜2.15(m,2H,CH2 −CH2 −C
H);3.0〜3.3(m,4H,CH2 −CH2 −C
HおよびH−6);3.4〜3.9(m,8H,モルホ
リン−CH2 );4.18〜4.38(m,2H,CH
−CH3 およびH−5);4.76(mc,2H,CH
2 −CH=CH2 );5.34(mc,2H,CH2 −
CH=CH2 );5.85〜6.10(m,1H,CH
2 −CH=CH2 );7.10〜7.40(m,2H,
芳香族H);7.78(d,1H,芳香族H)。 工程2: アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−〔7−〔(モルホリン−4−イ
ル)−カルボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナ
フト〕〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート シリルエーテル237mg(0.42ミリモル)を例14
の工程5と同様に反応させた。 RLiChroprep RP18
上でのクロマトグラフィー(溶離剤:水/アセトニトリ
ル勾配)後、生成物77mg(41%)が得られた。 1H
−NMR(200MHz,CDCl3 ):δ=1.37
(d,3H,CH−CH3 );1.75〜2.20
(m,2H,CH2 −CH2 −CH);2.90〜3.
15(m,3H,CH2 −CH2 −CH);3.29
(dd,1H,H−6);3.4〜3.9(m,8H,
モルホリン−CH2 );4.18〜4.35(m,2
H,CH−CH3 およびH−5);5.77(mc,2
H,CH2 −CH−CH2 );5.22〜5.50
(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.88〜6.
10(m,1H,CH2 −CH=CH2 );7.15〜
7.40(m,2H,芳香族H);7.82(d,1
H,芳香族H)。 工程3 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−〔7−〔(モルホリン−4−イル)−カル
ボニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロナフト〕
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 例1の工程5と同様に、アミド73mg(0.16ミリモ
ル)を2−エチルヘキサン酸カリウム35.7mg(0.
194ミリモル)および2−エチルヘキサン酸15μl
(=0.097ミリモル)と反応させた。 RLiChroprep
RP18上でのクロマトグラフィー(溶離剤:水/ア
セトニトリル、水から水/アセトニトリル9:1の勾
配)後、カリウム塩35mg(48%)が得られた。 1H
−NMR(200MHz,D2 O):δ=1.35
(d,3H,CH−CH3 );1.75〜2.05およ
び2.10〜2.30(2×m,2×1H,CH2 −C
H2 −CH);3.00〜3.18(m,2H,CH2
−CH2 −CH);3.32(mc,1H,CH2 −C
H2 −CH);3.45〜4.02(m,9H,モルホ
リン−CH2 およびH−6);4.33(mc,1H,
CH−CH3 );4.45(dd,1H,H−5);
7.32(mc,2H,芳香族H);7.50(d,1
H,芳香族H)。
【0033】例23 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボン酸ナトリウム
シエチル〕−(6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−
エム−3−カルボン酸ナトリウム
【化42】 工程1 (3S,4R)−2−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−6,7−
ジメトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフト−2−イル〕−アゼチジン−2−オン 例16の工程1に記載のように、6,7−ジメトキシ−
1−テトラロン4.0g(19.4ミリモル)を反応さ
せた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=3:1)後、生成物1.3g
(32%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.85(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.24(d,3H,CH−CH3 );
1.90〜2.10(m,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.20〜2.40(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.60〜2.78(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );2.90〜3.20(m,3H,CH
−CH2 −CH2 およびH−3);3.90(s,3
H,OCH3 );3.94(s,3H,OCH3 );
2.23(mc,1H,CH−CH3 );4.44(d
d,1H,H−4);5.72(bs,1H,NH);
6.65(s,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−6,7−ジメトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジ
ン−1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル2.35g(7
7%)をアゼチジン−2−オン2.43g(5.6ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(200MHz,C
DCl3 ):δ=0.05(s,3H,Si(C
H3 ));0.07(s,3H,Si(CH3 ));
0.83(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.18
(d,3H,CH−CH3 );1.90〜2.14
(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.15〜2.
38(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.90〜
3.40(m,4H,CH−CH2 −CH2 およびH−
3);3.89(s,3H,OCH3 );3.92
(s,3H,OCH3 );4.32(mc,1H,CH
−CH3 );4.64(mc,1H,H−4);4.8
1(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.25〜
5.52(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.8
0〜6.20(m,1H,CH2 −CH=CH2 );
6.65(s,1H,芳香族H);7.50(s,1
H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(6,7−
ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート アリルエステル2.35g(4.6ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で20分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物230mg
(16%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.91(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.23(d,3H,CH−CH3 );
1.80〜2.20(m,2H,CH−CH2 −C
H2 );2.90〜3.20(m,3H,CH−CH2
−CH2 );3.26(dd,1H,H−3);3.8
3(s,3H,OCH3 );3.84(s,3H,OC
H3 );4.20〜4.36(m,2H,CH−CH3
およびH−4);4.78(m,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.20〜5.53(m,2H,CH2 −C
H=CH2 );5.83〜6.13(m,1H,CH2
−CH=CH2 );6.59(s,1H,芳香族H);
7.58(s,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(6,7−ジメトキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4と同様に、ヒドロキシエチル化合物をシリ
ルエーテル375mg(0.73ミリモル)から製造し
た。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、1
00mg(34%)が得られた。 1H−NMR(200M
Hz,CDCl3 ):δ=1.38(d,3H,CH−
CH3 );1.60〜2.20(m,2H,CH−CH
2 −CH2 );2.30〜3.22(m,3H,CH−
CH2 −CH2 );3.32(dd,1H,H−6);
3.86(s,6H,OCH3 );4.20〜4.40
(m,2H,CH−CH3 およびH−5);4.60〜
4.95(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.2
0〜5.58(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.88〜6.18(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.60(s,1H,芳香族H);7.59
(s,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕(6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩12mg(14%)が、アリルエステル90
mg(0.225ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(200MHz,D2 O):δ=1.34(d,3H,
CH−CH3 );1.60〜1.90(m,1H,CH
−CH2 −CH2 );2.02〜2.20(m,1H,
CH−CH2 −CH2 );2.90〜3.10(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.10〜3.30
(m,1H,CH−CH2 −CH2 );3.58(d
d,1H,H−6);3.82(s,3H,OC
H3 );3.86(s,3H,OCH3 );4.20〜
4.40(m,2H,CH−CH3 およびH−5);
6.86(s,1H,芳香族H);7.24(s,1
H,芳香族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−6,7−
ジメトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロナフト−2−イル〕−アゼチジン−2−オン 例16の工程1に記載のように、6,7−ジメトキシ−
1−テトラロン4.0g(19.4ミリモル)を反応さ
せた。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:
トルエン/酢酸エチル=3:1)後、生成物1.3g
(32%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.85(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.24(d,3H,CH−CH3 );
1.90〜2.10(m,1H,CH−CH2 −C
H2 );2.20〜2.40(m,1H,CH−CH2
−CH2 );2.60〜2.78(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );2.90〜3.20(m,3H,CH
−CH2 −CH2 およびH−3);3.90(s,3
H,OCH3 );3.94(s,3H,OCH3 );
2.23(mc,1H,CH−CH3 );4.44(d
d,1H,H−4);5.72(bs,1H,NH);
6.65(s,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−6,7−ジメトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジ
ン−1−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アリルエステル2.35g(7
7%)をアゼチジン−2−オン2.43g(5.6ミリ
モル)から合成した。 1H−NMR(200MHz,C
DCl3 ):δ=0.05(s,3H,Si(C
H3 ));0.07(s,3H,Si(CH3 ));
0.83(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.18
(d,3H,CH−CH3 );1.90〜2.14
(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.15〜2.
38(m,1H,CH−CH2 −CH2 );2.90〜
3.40(m,4H,CH−CH2 −CH2 およびH−
3);3.89(s,3H,OCH3 );3.92
(s,3H,OCH3 );4.32(mc,1H,CH
−CH3 );4.64(mc,1H,H−4);4.8
1(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.25〜
5.52(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.8
0〜6.20(m,1H,CH2 −CH=CH2 );
6.65(s,1H,芳香族H);7.50(s,1
H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(6,7−
ジメトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート アリルエステル2.35g(4.6ミリモル)の環化を
例1に記載のように行った。160℃で20分後、混合
物を仕上げた。クロマトグラフィー後、生成物230mg
(16%)が得られた。 1H−NMR(200MHz,
CDCl3 ):δ=0.09(s,6H,Si(C
H3 )2 );0.91(s,9H,SiC(C
H3 )3 );1.23(d,3H,CH−CH3 );
1.80〜2.20(m,2H,CH−CH2 −C
H2 );2.90〜3.20(m,3H,CH−CH2
−CH2 );3.26(dd,1H,H−3);3.8
3(s,3H,OCH3 );3.84(s,3H,OC
H3 );4.20〜4.36(m,2H,CH−CH3
およびH−4);4.78(m,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.20〜5.53(m,2H,CH2 −C
H=CH2 );5.83〜6.13(m,1H,CH2
−CH=CH2 );6.59(s,1H,芳香族H);
7.58(s,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(6,7−ジメトキシ−1,2,
3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペ
ン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4と同様に、ヒドロキシエチル化合物をシリ
ルエーテル375mg(0.73ミリモル)から製造し
た。シリカゲル上でのカラムクロマトグラフィー後、1
00mg(34%)が得られた。 1H−NMR(200M
Hz,CDCl3 ):δ=1.38(d,3H,CH−
CH3 );1.60〜2.20(m,2H,CH−CH
2 −CH2 );2.30〜3.22(m,3H,CH−
CH2 −CH2 );3.32(dd,1H,H−6);
3.86(s,6H,OCH3 );4.20〜4.40
(m,2H,CH−CH3 およびH−5);4.60〜
4.95(m,2H,CH2 −CH=CH2 );5.2
0〜5.58(m,2H,CH2 −CH=CH2 );
5.88〜6.18(m,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.60(s,1H,芳香族H);7.59
(s,1H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕(6,7−ジメトキシ−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エ
ム−3−カルボン酸ナトリウム ナトリウム塩12mg(14%)が、アリルエステル90
mg(0.225ミリモル)から得られた。 1H−NMR
(200MHz,D2 O):δ=1.34(d,3H,
CH−CH3 );1.60〜1.90(m,1H,CH
−CH2 −CH2 );2.02〜2.20(m,1H,
CH−CH2 −CH2 );2.90〜3.10(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.10〜3.30
(m,1H,CH−CH2 −CH2 );3.58(d
d,1H,H−6);3.82(s,3H,OC
H3 );3.86(s,3H,OCH3 );4.20〜
4.40(m,2H,CH−CH3 およびH−5);
6.86(s,1H,芳香族H);7.24(s,1
H,芳香族H)。
【0034】例24 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(5−フルオロ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム
シエチル〕−(5−フルオロ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム
【化43】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−5−フル
オロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 例16の工程1に記載のように、リチウムジイソプロピ
ルアミドテトラヒドロフラン複合体(シクロヘキサン中
22.5ミリモル)の1.5モル溶液15mlを−78℃
でTHF 100ml中の5−フルオロ−1−テトラロン
3.28g(20.0ミリモル)の溶液に加えた。混合
物を−78℃で10分、0℃で30分間攪拌した。次い
で、ヘキサン中のチタン酸クロロトリイソプロポキシ
(24ミリモル)の1モル溶液24mlを−78℃で滴下
し、混合物をこの温度で70分間攪拌した。THF 1
0mlに溶解された(3S,4R)−4−アセトキシ−3
−〔(1R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエ
チル〕−アゼチジン−2−オン5.75g(20ミリモ
ル)添加後、反応混合物を0℃に加温し、この温度で3
0分間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶
液170mlに注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水
洗し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。
粗生成物は、2:1の比率の(1S)−ジアステレオマ
ーおよび(1R)−ジアステレオマーを含有した。残渣
をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トル
エン/酢酸エチル=6:1)にかけ、生成物を RLiChro
prep RP18上でのクロマトグラフィー(溶離剤:アセトニ
トリル/水=3:1)にかけてジアステレオマーを分離
した。収量1.05g(13%)、白色結晶。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
09(s,6H,Si(CH3 )2 );0.88(s,
9H,SiC(CH3 )3 );1.24(d,3H,C
H−CH3 );1.99〜2.17(2×m,2H,C
H−CH2 −CH2 );2.70〜3.01(m,3
H,CH−CH2 −CH2 );3.08(dd,1H,
H−3);4.21(m,1H,CH−CH3 );4.
42(m,1H,H−4);5.78(bs,1H,N
H);7.20〜7.41(m,2H,芳香族H);
7.82(m,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−5−フルオロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1
−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アゼチジノン0.95g(2.
42ミリモル)をアシル化した。粗生成物は、ペンタン
(15ml)と共に攪拌することによって精製した。収量
0.55g(46%)。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.06および0.08(2×s,
2×3H,Si(CH3 )2 );0.84(s,9H,
SiC(CH3 )3 );1.19(d,3H,CH−C
H3 );1.90〜2.40(m,2H,CH−CH2
−CH2 );2.80〜3.00(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );3.18〜3.39(m,3H,CH
−CH2 −CH2 およびH−3);4.36(m,1
H,H−4);4.80(d,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.52および5.40(2×d,2×1H,
CH2 −CH=CH2 );5.98(m,1H,CH2
−CH=CH2 );7.20〜7.40(m,2H,芳
香族H);7.84(dd,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(5−フル
オロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1
−a〕カルバペン−2−エム−カルボキシレート 例1の工程3と同様に、工程2からの生成物0.55g
(1.09ミリモル)を160℃でメシチレン20ml中
で環化した。この温度で45分後、混合物を仕上げ、粗
生成物をクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸
エチル=50:1)にかけた。収量460mg(89
%)。 1H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ
=0.10(s,6H,Si(CH3 )2 );0.90
(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.27(d,3
H,CH−CH3 );1.80〜2.13(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );2.95〜3.04(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.17(m,1H,C
H−CH2 −CH2 );3.28(dd,1H,H−
6);4.20〜4.34(m,2H,H−5およびC
H−CH3 );4.77(m,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.25および5.41(2×s,2×1H,
CH2 −CH=CH2 );5.99(m,1H,CH2
−CH=CH2 );6.81(dd,1H,芳香族
H);7.03(d,1H,芳香族H);7.40
(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(5−フルオロ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4に記載のように、450mg(0.95ミリ
モル)を反応させた。粗生成物をシリカゲル上でのクロ
マトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:
1)にかけた。収量240mg(71%)。物質は、直ち
に更に反応させた。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(5−フルオロ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム 例1の工程5と同様に、240mg(0.67ミリモル)
を反応させた。粗生成物を RLiChroprep RP18上で
のクロマトグラフィー(溶離剤:水)にかけた。収量5
7mg(24%)。 1H−NMR(200MHz,D
2 O):δ=1.28(d,3H,CH−CH3 );
1.71〜1.96および2.17〜2.30(2×
m,2×1H,CH2 −CH2 −CH);2.85〜
2.98(m,1H,CH2 −CH2 −CH);3.0
7〜3.38(m,2H,CH2 −CH2 −CH);
3.61(dd,1H,H−6);4.23〜4.38
(m,1H,CH−CH3 );4.42(dd,1H,
H−5);6.97〜7.37(m,3H,芳香族
H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−5−フル
オロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 例16の工程1に記載のように、リチウムジイソプロピ
ルアミドテトラヒドロフラン複合体(シクロヘキサン中
22.5ミリモル)の1.5モル溶液15mlを−78℃
でTHF 100ml中の5−フルオロ−1−テトラロン
3.28g(20.0ミリモル)の溶液に加えた。混合
物を−78℃で10分、0℃で30分間攪拌した。次い
で、ヘキサン中のチタン酸クロロトリイソプロポキシ
(24ミリモル)の1モル溶液24mlを−78℃で滴下
し、混合物をこの温度で70分間攪拌した。THF 1
0mlに溶解された(3S,4R)−4−アセトキシ−3
−〔(1R)−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエ
チル〕−アゼチジン−2−オン5.75g(20ミリモ
ル)添加後、反応混合物を0℃に加温し、この温度で3
0分間攪拌した。反応混合物を飽和塩化アンモニウム溶
液170mlに注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機相を水
洗し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。
粗生成物は、2:1の比率の(1S)−ジアステレオマ
ーおよび(1R)−ジアステレオマーを含有した。残渣
をシリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トル
エン/酢酸エチル=6:1)にかけ、生成物を RLiChro
prep RP18上でのクロマトグラフィー(溶離剤:アセトニ
トリル/水=3:1)にかけてジアステレオマーを分離
した。収量1.05g(13%)、白色結晶。 1 H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ=0.
09(s,6H,Si(CH3 )2 );0.88(s,
9H,SiC(CH3 )3 );1.24(d,3H,C
H−CH3 );1.99〜2.17(2×m,2H,C
H−CH2 −CH2 );2.70〜3.01(m,3
H,CH−CH2 −CH2 );3.08(dd,1H,
H−3);4.21(m,1H,CH−CH3 );4.
42(m,1H,H−4);5.78(bs,1H,N
H);7.20〜7.41(m,2H,芳香族H);
7.82(m,1H,芳香族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−5−フルオロ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1
−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アゼチジノン0.95g(2.
42ミリモル)をアシル化した。粗生成物は、ペンタン
(15ml)と共に攪拌することによって精製した。収量
0.55g(46%)。 1H−NMR(270MHz,
CDCl3 ):δ=0.06および0.08(2×s,
2×3H,Si(CH3 )2 );0.84(s,9H,
SiC(CH3 )3 );1.19(d,3H,CH−C
H3 );1.90〜2.40(m,2H,CH−CH2
−CH2 );2.80〜3.00(m,1H,CH−C
H2 −CH2 );3.18〜3.39(m,3H,CH
−CH2 −CH2 およびH−3);4.36(m,1
H,H−4);4.80(d,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.52および5.40(2×d,2×1H,
CH2 −CH=CH2 );5.98(m,1H,CH2
−CH=CH2 );7.20〜7.40(m,2H,芳
香族H);7.84(dd,1H,芳香族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(5−フル
オロ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1
−a〕カルバペン−2−エム−カルボキシレート 例1の工程3と同様に、工程2からの生成物0.55g
(1.09ミリモル)を160℃でメシチレン20ml中
で環化した。この温度で45分後、混合物を仕上げ、粗
生成物をクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸
エチル=50:1)にかけた。収量460mg(89
%)。 1H−NMR(270MHz,CDCl3 ):δ
=0.10(s,6H,Si(CH3 )2 );0.90
(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.27(d,3
H,CH−CH3 );1.80〜2.13(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );2.95〜3.04(m,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.17(m,1H,C
H−CH2 −CH2 );3.28(dd,1H,H−
6);4.20〜4.34(m,2H,H−5およびC
H−CH3 );4.77(m,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.25および5.41(2×s,2×1H,
CH2 −CH=CH2 );5.99(m,1H,CH2
−CH=CH2 );6.81(dd,1H,芳香族
H);7.03(d,1H,芳香族H);7.40
(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(5−フルオロ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4に記載のように、450mg(0.95ミリ
モル)を反応させた。粗生成物をシリカゲル上でのクロ
マトグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:
1)にかけた。収量240mg(71%)。物質は、直ち
に更に反応させた。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(5−フルオロ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム 例1の工程5と同様に、240mg(0.67ミリモル)
を反応させた。粗生成物を RLiChroprep RP18上で
のクロマトグラフィー(溶離剤:水)にかけた。収量5
7mg(24%)。 1H−NMR(200MHz,D
2 O):δ=1.28(d,3H,CH−CH3 );
1.71〜1.96および2.17〜2.30(2×
m,2×1H,CH2 −CH2 −CH);2.85〜
2.98(m,1H,CH2 −CH2 −CH);3.0
7〜3.38(m,2H,CH2 −CH2 −CH);
3.61(dd,1H,H−6);4.23〜4.38
(m,1H,CH−CH3 );4.42(dd,1H,
H−5);6.97〜7.37(m,3H,芳香族
H)。
【0035】例25 ピバロイルオキシメチル=(1S,5R,6S)−6−
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−(チオクロマ
ノ)−〔1,2−c〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート
〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−(チオクロマ
ノ)−〔1,2−c〕カルバペン−2−エム−3−カル
ボキシレート
【化44】 例19に記載のように、臭化ナトリウム12mg(0.1
2ミリモル)をピバル酸クロロメチル18mg(0.12
ミリモル)に加え、次いで、混合物を(1S,5R,6
S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−(チ
オクロマノ)〔1,2−c〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸カリウム(例8)18mg(0.05ミリモ
ル)と反応させた。タイトル化合物15mg(81%)が
得られた。 1H−NMR(200MHz,CDC
l3 ):δ=1.25(s,9H, C(C
H3 )3 );1.36(d,3H,CH−CH3 );
3.00〜3.45(m,4H,S−CH2 −CHおよ
びH−6);4.36(mc,1H, CH−CH
3 );4.41(dd,1H,H−5);5.91(m
c,2H, OCH2 );6.98〜7.27(m,3
H,芳香族H);7.50(d,1H,芳香族H)。
2ミリモル)をピバル酸クロロメチル18mg(0.12
ミリモル)に加え、次いで、混合物を(1S,5R,6
S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕−(チ
オクロマノ)〔1,2−c〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸カリウム(例8)18mg(0.05ミリモ
ル)と反応させた。タイトル化合物15mg(81%)が
得られた。 1H−NMR(200MHz,CDC
l3 ):δ=1.25(s,9H, C(C
H3 )3 );1.36(d,3H,CH−CH3 );
3.00〜3.45(m,4H,S−CH2 −CHおよ
びH−6);4.36(mc,1H, CH−CH
3 );4.41(dd,1H,H−5);5.91(m
c,2H, OCH2 );6.98〜7.27(m,3
H,芳香族H);7.50(d,1H,芳香族H)。
【0036】例26 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−ヒドロキシエチ
ル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 例1からの工程1の1.6g(4.3ミリモル)をアセ
トニトリル8.5mlに溶解し、三フッ化ホウ素エーテル
錯化合物0.96mlを0℃で加えた。0℃で15分後、
反応を完了し、各々10mlの酢酸エチルと水とを加え
た。pHを7.0に調整し、水相を再度酢酸エチルで抽出
した。硫酸マグネシウム上で乾燥した後、抽出物を真空
中で濃縮乾固した。収量:油805mg(73%)。この
油は冷蔵庫での放置時に固体になった。 1H−NMR
(200MHz,CDCl3 ):δ=1.40(d,3
H,CH−CH3 );1.85〜2.08および2.1
9〜2.36(2×m,2H,CH−CH2 −C
H2 );2.73(mc,1H,CH−CH2 −C
H2 );3.03〜3.18(m,3H,H−3および
CH−CH2 −CH2 );3.85(dd,1H,H−
4);4.20(mc,1H,CH−CH3 );4.4
5(bs,1H,OH);6.17(bs,1H,N
H);7.25〜7.38および7.48〜7.59
(2×m,3H,芳香族H);8.02(dd,1H,
芳香族H)。 工程2 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−トリエチルシリ
ルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕−アゼチ
ジン−2−オン ピリジン0.06mlおよびトリエチルクロロシラン0.
1mlを0℃で無水塩化メチレン3ml中の工程1からのヒ
ドロキシエチル化合物100mg(0.39ミリモル)に
順次加え、次いで、室温で3時間攪拌した。反応混合物
を塩化メチレン10mlで希釈し、希塩酸、飽和NaHC
O3 溶液、水で順次洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥
し真空中で濃縮した後、残渣をシリカゲル上でのクロマ
トグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:
2)にかけた。収量122mg(85%)。 1H−NMR
(200MHz,CDCl3 ):δ=0.50〜0.7
0(2×m,6Hおよび9H,SiCH2 CH3 );
1.28(d,3H,CH−CH3 );1.95〜2.
38(m,2H,CH−CH2 −CH2 );2.76
(dt,1H,CH−CH2 −CH2 );3.02〜
3.16(m,3H,CH−CH2 −CH2 およびH−
3);4.23(mc,1H,CH−CH3 );4.4
3(dd,1H,H−4);5.8(bs,1H,N
H);7.22〜7.38および7.45〜7.57
(2×m,3H,芳香族H);8.02(dd,1H,
芳香族H)。更に他の反応を例3に記載のように行っ
た。
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−ヒドロキシエチ
ル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロナフト−2−イル〕アゼチジン−2−オン 例1からの工程1の1.6g(4.3ミリモル)をアセ
トニトリル8.5mlに溶解し、三フッ化ホウ素エーテル
錯化合物0.96mlを0℃で加えた。0℃で15分後、
反応を完了し、各々10mlの酢酸エチルと水とを加え
た。pHを7.0に調整し、水相を再度酢酸エチルで抽出
した。硫酸マグネシウム上で乾燥した後、抽出物を真空
中で濃縮乾固した。収量:油805mg(73%)。この
油は冷蔵庫での放置時に固体になった。 1H−NMR
(200MHz,CDCl3 ):δ=1.40(d,3
H,CH−CH3 );1.85〜2.08および2.1
9〜2.36(2×m,2H,CH−CH2 −C
H2 );2.73(mc,1H,CH−CH2 −C
H2 );3.03〜3.18(m,3H,H−3および
CH−CH2 −CH2 );3.85(dd,1H,H−
4);4.20(mc,1H,CH−CH3 );4.4
5(bs,1H,OH);6.17(bs,1H,N
H);7.25〜7.38および7.48〜7.59
(2×m,3H,芳香族H);8.02(dd,1H,
芳香族H)。 工程2 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−トリエチルシリ
ルオキシエチル〕−4−〔(2R)−1−オキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフト−2−イル〕−アゼチ
ジン−2−オン ピリジン0.06mlおよびトリエチルクロロシラン0.
1mlを0℃で無水塩化メチレン3ml中の工程1からのヒ
ドロキシエチル化合物100mg(0.39ミリモル)に
順次加え、次いで、室温で3時間攪拌した。反応混合物
を塩化メチレン10mlで希釈し、希塩酸、飽和NaHC
O3 溶液、水で順次洗浄した。硫酸ナトリウム上で乾燥
し真空中で濃縮した後、残渣をシリカゲル上でのクロマ
トグラフィー(溶離剤:トルエン/酢酸エチル=1:
2)にかけた。収量122mg(85%)。 1H−NMR
(200MHz,CDCl3 ):δ=0.50〜0.7
0(2×m,6Hおよび9H,SiCH2 CH3 );
1.28(d,3H,CH−CH3 );1.95〜2.
38(m,2H,CH−CH2 −CH2 );2.76
(dt,1H,CH−CH2 −CH2 );3.02〜
3.16(m,3H,CH−CH2 −CH2 およびH−
3);4.23(mc,1H,CH−CH3 );4.4
3(dd,1H,H−4);5.8(bs,1H,N
H);7.22〜7.38および7.45〜7.57
(2×m,3H,芳香族H);8.02(dd,1H,
芳香族H)。更に他の反応を例3に記載のように行っ
た。
【0037】例27 1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル=(1S,5
R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕
−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕
−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
【化45】 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム(例1)100mg(0.30ミリモル)を無水
DMF 2.5mlに溶解し、ヨウ化1−(エトキシカル
ボニルオキシ)エチル145mg(0.59ミリモル)を
0℃で加えた。30分後、反応混合物を水10mlに取
り上げ、毎回20mlの酢酸エチルで2回抽出した。有機
相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮し、残
渣を RLiChroprep RP18上でのクロマトグラフィー
(溶離剤:水/アセトニトリル勾配)にかけた。収量6
0mg(49%)。 1H−NMR(200MHz,DMS
O):δ=1.17(d,3H,CH−CH3 );1.
24(t,3H,OCH2 −CH3 );1.47(d,
3H,O2 CH−CH3 );1.75〜2.12(m,
2H,CH−CH2 −CH2 );3.02(mc,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.18〜3.33
(m,1H,H−6);3.40(mc,1H,CH−
CH2 −CH2 );4.03(mc,1H,CH−CH
3 );4.19(q,2H,OCH2 −CH3 );4.
30および4.35(2×dd,1H,H−5);5.
12(d,1H,OH);6.93(mc,1H,OC
H(CH3 )O);7.04〜7.34および7.48
〜7.70(2×m,4H,芳香族H)。
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボン酸
カリウム(例1)100mg(0.30ミリモル)を無水
DMF 2.5mlに溶解し、ヨウ化1−(エトキシカル
ボニルオキシ)エチル145mg(0.59ミリモル)を
0℃で加えた。30分後、反応混合物を水10mlに取
り上げ、毎回20mlの酢酸エチルで2回抽出した。有機
相を硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮し、残
渣を RLiChroprep RP18上でのクロマトグラフィー
(溶離剤:水/アセトニトリル勾配)にかけた。収量6
0mg(49%)。 1H−NMR(200MHz,DMS
O):δ=1.17(d,3H,CH−CH3 );1.
24(t,3H,OCH2 −CH3 );1.47(d,
3H,O2 CH−CH3 );1.75〜2.12(m,
2H,CH−CH2 −CH2 );3.02(mc,2
H,CH−CH2 −CH2 );3.18〜3.33
(m,1H,H−6);3.40(mc,1H,CH−
CH2 −CH2 );4.03(mc,1H,CH−CH
3 );4.19(q,2H,OCH2 −CH3 );4.
30および4.35(2×dd,1H,H−5);5.
12(d,1H,OH);6.93(mc,1H,OC
H(CH3 )O);7.04〜7.34および7.48
〜7.70(2×m,4H,芳香族H)。
【0038】例28 1−(イソブトキシカルボニルオキシ)エチル=(1
S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエ
チル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート
S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエ
チル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート
【化46】 例27に記載のように、カリウム塩100mg(0.30
ミリモル)とヨウ化1−(イソブトキシカルボニルオキ
シ)エチル157mg(0.58ミリモル)とを反応させ
た。 RLiChroprep RP18上でのクロマトグラフィー
後、プロドラッグエステル52mg(40%)が得られ
た。 1H−NMR(200MHz,DMSO):δ=
0.93(2×d,6H,CH(CH3 )2 );1.0
6(d,3H,CH−CH3 );1.27〜1.41
(m,4H,OCH(CH3 )OおよびCH−(C
H3 )2 );1.77〜2.10(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );3.02(mc,2H,CH−CH2
−CH2 );3.20〜3.32(m,1H,H−
6);3.36〜3.45(mc,1H,CH−CH2
−CH2 );3.80〜4.08(m,3H,CH−C
H3 およびOCH2 −CH);4.30および4.36
(2×dd,1H,H−5);5.08および5.13
(2×d,1H,OH);6.82(mc,1H,OC
H(CH3 )O);7.04〜7.33(m,3H,芳
香族H);7.60(d,1H,芳香族H)。
ミリモル)とヨウ化1−(イソブトキシカルボニルオキ
シ)エチル157mg(0.58ミリモル)とを反応させ
た。 RLiChroprep RP18上でのクロマトグラフィー
後、プロドラッグエステル52mg(40%)が得られ
た。 1H−NMR(200MHz,DMSO):δ=
0.93(2×d,6H,CH(CH3 )2 );1.0
6(d,3H,CH−CH3 );1.27〜1.41
(m,4H,OCH(CH3 )OおよびCH−(C
H3 )2 );1.77〜2.10(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );3.02(mc,2H,CH−CH2
−CH2 );3.20〜3.32(m,1H,H−
6);3.36〜3.45(mc,1H,CH−CH2
−CH2 );3.80〜4.08(m,3H,CH−C
H3 およびOCH2 −CH);4.30および4.36
(2×dd,1H,H−5);5.08および5.13
(2×d,1H,OH);6.82(mc,1H,OC
H(CH3 )O);7.04〜7.33(m,3H,芳
香族H);7.60(d,1H,芳香族H)。
【0039】例29 1−(sec−ブトキシカルボニルオキシ)エチル=
(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート
(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)
〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシ
レート
【化47】 例27と同様に、カリウム塩100mg(0.30ミリモ
ル)を0℃でヨウ化1−(sec−ブトキシカルボニル
オキシ)エチル157mg(0.58ミリモル)と反応さ
せた。 RLiChroprep RP18上での精製後、生成物
が、油として得ることができた。収量72mg(55
%)。 1H−NMR(200MHz,DMSO):δ=
0.94(t,3H,CH2 −CH3 );1.10〜
1.28(m,6H,CH−CH3 およびCH(C
H3 )CH2 );1.47(d,3H,OCH(C
H3 )O);1.58(mc,2H,CH2 −C
H3 );1.86〜2.10(m,2H,CH−CH2
−CH2 );3.02(mc,2H,CH−CH2 −C
H2 );3.19〜3.30(m,1H,H−6);
3.40(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );4.
03(mc,1H,CH−CH3 );4.27および
4.35(2×dd,1H,H−5);4.65(m
c,1H,CH(CH3 )CH2 );5.08および
5.12(2×d,1H,OH);6.38(mc,1
H,OCH(CH3 )O);7.07〜7.32(m,
3H,芳香族H);7.60(d,1H,芳香族H)。
ル)を0℃でヨウ化1−(sec−ブトキシカルボニル
オキシ)エチル157mg(0.58ミリモル)と反応さ
せた。 RLiChroprep RP18上での精製後、生成物
が、油として得ることができた。収量72mg(55
%)。 1H−NMR(200MHz,DMSO):δ=
0.94(t,3H,CH2 −CH3 );1.10〜
1.28(m,6H,CH−CH3 およびCH(C
H3 )CH2 );1.47(d,3H,OCH(C
H3 )O);1.58(mc,2H,CH2 −C
H3 );1.86〜2.10(m,2H,CH−CH2
−CH2 );3.02(mc,2H,CH−CH2 −C
H2 );3.19〜3.30(m,1H,H−6);
3.40(mc,1H,CH−CH2 −CH2 );4.
03(mc,1H,CH−CH3 );4.27および
4.35(2×dd,1H,H−5);4.65(m
c,1H,CH(CH3 )CH2 );5.08および
5.12(2×d,1H,OH);6.38(mc,1
H,OCH(CH3 )O);7.07〜7.32(m,
3H,芳香族H);7.60(d,1H,芳香族H)。
【0040】例30 1−(ブトキシカルボニルオキシ)エチル=(1S,5
R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕
−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキシエチル〕
−(1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1−
a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート
【化48】 例27に記載のように、カリウム塩100mg(0.30
ミリモル)をヨウ化1−(ブトキシカルボニルオキシ)
エチル157mg(0.58ミリモル)と反応させた。 R
LiChroprep RP18上でのクロマトグラフィー後、生
成物44mg(34%)が得られた。 1H−NMR(20
0MHz,DMSO):δ=0.90(t,3H,CH
2 −CH3 );1.15(d,3H,CH−CH3 );
1.20〜1.66(m,7H,OCH(CH3 )Oお
よびCH2 −CH2 −CH3 );1.75〜2.13
(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.03(m
c,2H,CH−CH2 −CH2 );3.23〜3.4
2(m,2H,H−6およびCH−CH2 −CH2 );
4.02(mc,1H,CH−CH3 );4.15
(t,2H,OCH2 );4.28および4.33(2
×dd,1H,H−5);5.08および5.11(2
×s,1H,OH);6.83(mc,1H,OCH
(CH3 )O);7.07〜7.34(m,3H,芳香
族H);7.60(d,1H,芳香族H)。
ミリモル)をヨウ化1−(ブトキシカルボニルオキシ)
エチル157mg(0.58ミリモル)と反応させた。 R
LiChroprep RP18上でのクロマトグラフィー後、生
成物44mg(34%)が得られた。 1H−NMR(20
0MHz,DMSO):δ=0.90(t,3H,CH
2 −CH3 );1.15(d,3H,CH−CH3 );
1.20〜1.66(m,7H,OCH(CH3 )Oお
よびCH2 −CH2 −CH3 );1.75〜2.13
(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.03(m
c,2H,CH−CH2 −CH2 );3.23〜3.4
2(m,2H,H−6およびCH−CH2 −CH2 );
4.02(mc,1H,CH−CH3 );4.15
(t,2H,OCH2 );4.28および4.33(2
×dd,1H,H−5);5.08および5.11(2
×s,1H,OH);6.83(mc,1H,OCH
(CH3 )O);7.07〜7.34(m,3H,芳香
族H);7.60(d,1H,芳香族H)。
【0041】例31 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕−(6−メトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム
シエチル〕−(6−メトキシ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−
3−カルボン酸カリウム
【化49】 工程1 (3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−6−メト
キシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト−1−イル〕アゼチジン−2−オン 例16の工程1と同様に、6−メトキシテトラロン50
g(284ミリモル)を4−アセトキシ−3〔(1R)
−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕アゼチ
ジン−2−オン71g(247ミリモル)と反応させ
た。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:ト
ルエン/酢酸エチル=2:1)にかけ、次いで、n−ヘ
プタンから結晶化した後、β−異性体24.5g(25
%)が単離された。 1H−NMR(270MHz,CD
Cl3 ):δ=0.09(s,6H,SiCH3 );
0.89(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.27
(d,3H,CH−CH3 );1.95〜2.06およ
び2.20〜2.33(2×m,2H,CH−CH2 −
CH2 );2.69(mc,1H,CH−CH2 −CH
2 );3.01〜3.12(m,3H,CH−CH2 −
CH2 およびH−3);3.87(s,3H,OC
H3 );4.26(mc,1H,CH−CH3 );4.
45(dd,1H,H−4);5.72(bs,1H,
NH);6.71(d,1H,芳香族H);6.84
(mc,1H,芳香族H);7.99(d,1H,芳香
族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−6−メトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1
−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アゼチジノン2.4g(5.9
5ミリモル)を塩化アリルオキサリルと反応させた。シ
リカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:石油エー
テル/酢酸エチル=4:1)にかけた後、生成物2.4
g(78%)が淡黄色の固体として得られた。 1H−N
MR(CDCl3 ,200MHz):δ=0.07およ
び0.08(2×s,6H,SiCH3 );0.84
(s,9H,Si(CH3 )3 );1.18(d,3
H,CH−CH3 );1.90〜2.32(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );3.02〜3.23(m,3
H,CH−CH2 −CH2 );3.34(dd,1H,
H−3);3.85(s,3H,OCH3 );4.35
(mc,1H,CH−CH3 );4.65(dd,1
H,H−4);4.80(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.36(mc,2H,CH2 −CH=CH
2 );5.97(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.70(d,1H,芳香族H);6.94
(mc,1H,芳香族H);8.00(d,1H,芳香
族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(6−メト
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1
−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程3に記載のように、アリルエステル2.4g
(4.6ミリモル)を無水メシチレン中で環化した。シ
リカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン
/酢酸エチル=30:1)後、生成物750mg(33
%)が単離された。 1H−NMR(200MHz,CD
Cl3 ):δ=0.07(s,6H,SiCH3 );
0.90(s,9H,Si(CH3 )3 );1.27
(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.14
(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.03(m
c,2H,CH−CH2 −CH2 );3.10(mc,
1H,CH−CH2 −CH2 );3.25(dd,1
H,H−6);3.80(s,3H,OCH3 );4.
15〜4.34(m,2H,CH−CH3 およびH−
5);4.78(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.34(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.97(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.60〜6.77(m,2H,芳香族H);
7.83(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(6−メトキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4と同様に、ヒドロキシエチル化合物をシリ
ルエーテル500mg(1.03ミリモル)から製造し
た。収量130mg(34%)。 1H−NMR(200M
Hz,DMSO):δ=1.16(d,3H,CH−C
H3 ); 1.72〜2.08(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );2.98(mc, 2H,CH−CH
2 −CH2 );3.09〜3.27(m,1H,
CH−CH2 −CH2 );3.34(d,1H,
H−6);3.75(s,3H,OCH3 );4.00
(mc,1H,CH−CH3 );4.28(dd,1
H,H−5);4.69(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.07(d,1H,OH);5.19〜
5.43(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.
93(mc,1H,CH2 −CH=CH2 );6.63
〜6.76(m,2H,芳香族H);7.60(d,1
H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕(6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸カリウム 例1の工程5と同様に、アリルエステル114mg(0.
308ミリモル)を反応させた。 RLiChroprep RP1
8上でのクロマトグラフィー(溶離剤:水、アセトニト
リル勾配0〜15%)にかけ、凍結乾燥した後、カリウ
ム塩48mg(42%)得られた。 1H−NMR(200
MHz,DMSO):δ=1.15(d,3H,CH−
CH3 );1.62および1.94(2×mc,2H,
CH−CH2 −CH2 );2.75〜3.00(m,3
H,CH−CH2 −CH2 );3.16(dd,1H,
H−6);3.69(s,3H,OCH3 );3.95
(mc,1H,CH−CH3 );4.07(dd,1
H,H−5);4.96(bs,1H,OH);6.5
2〜6.73(m,2H,芳香族H);7.68(d,
1H,芳香族H)。
チルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)−6−メト
キシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロナフ
ト−1−イル〕アゼチジン−2−オン 例16の工程1と同様に、6−メトキシテトラロン50
g(284ミリモル)を4−アセトキシ−3〔(1R)
−1−t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕アゼチ
ジン−2−オン71g(247ミリモル)と反応させ
た。シリカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:ト
ルエン/酢酸エチル=2:1)にかけ、次いで、n−ヘ
プタンから結晶化した後、β−異性体24.5g(25
%)が単離された。 1H−NMR(270MHz,CD
Cl3 ):δ=0.09(s,6H,SiCH3 );
0.89(s,9H,SiC(CH3 )3 );1.27
(d,3H,CH−CH3 );1.95〜2.06およ
び2.20〜2.33(2×m,2H,CH−CH2 −
CH2 );2.69(mc,1H,CH−CH2 −CH
2 );3.01〜3.12(m,3H,CH−CH2 −
CH2 およびH−3);3.87(s,3H,OC
H3 );4.26(mc,1H,CH−CH3 );4.
45(dd,1H,H−4);5.72(bs,1H,
NH);6.71(d,1H,芳香族H);6.84
(mc,1H,芳香族H);7.99(d,1H,芳香
族H)。 工程2 アリル=〔(3S,4R)−3−〔(1R)−1−t−
ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−4−〔(2R)
−6−メトキシ−1−オキソ−1,2,3,4−テトラ
ヒドロナフト−2−イル〕−2−オキソアゼチジン−1
−イル〕−2−オキソアセテート 例1の工程2と同様に、アゼチジノン2.4g(5.9
5ミリモル)を塩化アリルオキサリルと反応させた。シ
リカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:石油エー
テル/酢酸エチル=4:1)にかけた後、生成物2.4
g(78%)が淡黄色の固体として得られた。 1H−N
MR(CDCl3 ,200MHz):δ=0.07およ
び0.08(2×s,6H,SiCH3 );0.84
(s,9H,Si(CH3 )3 );1.18(d,3
H,CH−CH3 );1.90〜2.32(m,2H,
CH−CH2 −CH2 );3.02〜3.23(m,3
H,CH−CH2 −CH2 );3.34(dd,1H,
H−3);3.85(s,3H,OCH3 );4.35
(mc,1H,CH−CH3 );4.65(dd,1
H,H−4);4.80(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.36(mc,2H,CH2 −CH=CH
2 );5.97(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.70(d,1H,芳香族H);6.94
(mc,1H,芳香族H);8.00(d,1H,芳香
族H)。 工程3 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
t−ブチルジメチルシリルオキシエチル〕−(6−メト
キシ−1,2,3,4−テトラヒドロナフト)〔2,1
−a〕カルバペン−2−エム−3−カルボキシレート 例1の工程3に記載のように、アリルエステル2.4g
(4.6ミリモル)を無水メシチレン中で環化した。シ
リカゲル上でのクロマトグラフィー(溶離剤:トルエン
/酢酸エチル=30:1)後、生成物750mg(33
%)が単離された。 1H−NMR(200MHz,CD
Cl3 ):δ=0.07(s,6H,SiCH3 );
0.90(s,9H,Si(CH3 )3 );1.27
(d,3H,CH−CH3 );1.80〜2.14
(m,2H,CH−CH2 −CH2 );3.03(m
c,2H,CH−CH2 −CH2 );3.10(mc,
1H,CH−CH2 −CH2 );3.25(dd,1
H,H−6);3.80(s,3H,OCH3 );4.
15〜4.34(m,2H,CH−CH3 およびH−
5);4.78(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.34(mc,2H,CH2 −CH=C
H2 );5.97(mc,1H,CH2 −CH=C
H2 );6.60〜6.77(m,2H,芳香族H);
7.83(d,1H,芳香族H)。 工程4 アリル=(1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−
ヒドロキシエチル〕−(6−メトキシ−1,2,3,4
−テトラヒドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2
−エム−3−カルボキシレート 例1の工程4と同様に、ヒドロキシエチル化合物をシリ
ルエーテル500mg(1.03ミリモル)から製造し
た。収量130mg(34%)。 1H−NMR(200M
Hz,DMSO):δ=1.16(d,3H,CH−C
H3 ); 1.72〜2.08(m,2H,CH−C
H2 −CH2 );2.98(mc, 2H,CH−CH
2 −CH2 );3.09〜3.27(m,1H,
CH−CH2 −CH2 );3.34(d,1H,
H−6);3.75(s,3H,OCH3 );4.00
(mc,1H,CH−CH3 );4.28(dd,1
H,H−5);4.69(mc,2H,CH2 −CH=
CH2 );5.07(d,1H,OH);5.19〜
5.43(mc,2H,CH2 −CH=CH2 );5.
93(mc,1H,CH2 −CH=CH2 );6.63
〜6.76(m,2H,芳香族H);7.60(d,1
H,芳香族H)。 工程5 (1S,5R,6S)−6−〔(1R)−1−ヒドロキ
シエチル〕(6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロナフト)〔2,1−a〕カルバペン−2−エム−3
−カルボン酸カリウム 例1の工程5と同様に、アリルエステル114mg(0.
308ミリモル)を反応させた。 RLiChroprep RP1
8上でのクロマトグラフィー(溶離剤:水、アセトニト
リル勾配0〜15%)にかけ、凍結乾燥した後、カリウ
ム塩48mg(42%)得られた。 1H−NMR(200
MHz,DMSO):δ=1.15(d,3H,CH−
CH3 );1.62および1.94(2×mc,2H,
CH−CH2 −CH2 );2.75〜3.00(m,3
H,CH−CH2 −CH2 );3.16(dd,1H,
H−6);3.69(s,3H,OCH3 );3.95
(mc,1H,CH−CH3 );4.07(dd,1
H,H−5);4.96(bs,1H,OH);6.5
2〜6.73(m,2H,芳香族H);7.68(d,
1H,芳香族H)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 491/147 7019−4C 495/14 F 9164−4C (72)発明者 ノルベルト、クラス ドイツ連邦共和国フランクフルト、アム、 マイン、90、ゲオルク‐シュパイアー‐シ ュトラーセ、60 (72)発明者 ルドルフ、ラトレル ドイツ連邦共和国ケーニヒシュタイン/タ ウヌス、ホイホールウェーク、6ハー (72)発明者 テオ、ボルマン ドイツ連邦共和国ホーフハイム、アム、タ ウヌス、ガルテンシュトラーセ、25 (72)発明者 ミヒャル、リムベルト ドイツ連邦共和国ホーフハイム、アム、タ ウヌス、アム、アルテン、ビルンバウム、 21 (72)発明者 アストリト、マルクス ドイツ連邦共和国リーダーバッハ、ズルツ バッヒェル、シュトラーセ、6
Claims (9)
- 【請求項1】式Iのβ−ラクタム抗生物質、およびその
製薬上許容可能な塩: 【化1】 〔式中、Xは、 (CH2 )n (式中、nは0、1または2である);C
R(a)R(b)(式中、R(a)およびR(b)は下
記基:H;(C1 〜C6 )アルキル;非置換であるか
(C1 〜C4 )アルキル、F、Cl、Br、O(C1 〜
C4 )アルキル、OH、OCO(C1 〜C4 )アルキ
ル、NH2 、NH(C1 〜C4 )アルキル、OCOC6
H5 またはNHC6 H5 で置換されているフェニルまた
はナフチルからなる群から選ばれるアリール;1〜4個
のN、OまたはS原子を有し且つ非置換であるか(C1
〜C4 )アルキル、F、Cl、Br、O(C1 〜C4 )
アルキル、OH、OCO(C1 〜C4 )アルキル、NH
2 、NH(C1 〜C4 )アルキル、OCOC6 H5 また
はNHC6 H5 で置換されている5〜6員環からなる群
から選ばれるヘテロアリールから互いに独立に選ぶこと
ができる);O;SOn (式中、nは0、1または2で
ある);NR(c)(式中、R(c)はH、(C1 〜C
6 )アルキル、アリール、CO(C1 〜C6 )アルキ
ル、CO−アリール、CO−ヘテロアリール、(C1 〜
C6 )アルコキシカルボニル、(C1 〜C6 )アルキル
スルホニルおよびアリールスルホニルからなる群から選
ばれる)であり、R(1)は、 同一または異種であって、Hおよび(C1 〜C6 )アル
キルからなる群から選ばれる4個までの置換基、アリー
ル、ヘテロアリール、OH、SH、SOn (C1 〜
C6 )アルキル(式中、nは0、1または2である)、
NR(b)R(c)(式中、R(b)およびR(c)は
上に定義の通りである)、CN、NO2 、C(R
(a))=NOR(b)(式中、R(a)およびR
(b)は上に定義の通りである)からなる群から選ばれ
る置換基、CF3 、F、Cl、Br、I、O(C1 〜C
6 )アルキル、OCO(C1 〜C6 )アルキル、OCO
NR(d)R(e)(式中、R(d)およびR(e)は
下記基:水素および(C1 〜C6 )アルキルから互いに
独立に選ばれ、NR(d)R(e)は5または6員環系
に対応することもできる)、SO2 NR(d)R(e)
(式中、R(d)およびR(e)は上に定義の通りであ
る)、CO(C1 〜C6 )アルキル、COアリール、C
O2 H、CO2 (C1 〜C6 )アルキル、CONR
(d)R(e)(式中、R(d)およびR(e)は上に
定義の通りである)、CH2 R(f)(式中、R(f)
は下記基:ヒドロキシル、(C1 〜C6 )アルコキシ、
アシルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキ
シ、(C1 〜C6 )アルキルチオ、アリールチオ、ヘテ
ロアリールチオおよびそれらから誘導できるスルフィニ
ルおよびスルホニル化合物、およびNR(b)R(c)
(式中、R(b)およびR(c)は上に定義の通りであ
る)から選ばれ、R(b)R(c)はさらに環式または
複素環式系の一部であることができる)からなる群から
選ばれる2個までの置換基;NHCO(C1 〜C6 )ア
ルキル;NHCOC6 H5 またはNHCO−ナフチルで
あり;R(2)は、 H、(C1 〜C4 )アルキル、CH2 OH、CH2 OC
OR(a)、CH(OH)CH3 、CH(OCOR
(a))CH3 、CH2 NR(b)R(c)、CH(N
R(b)R(c))CH3 、C(CH3 )=NR
(a)、CH〔 +NR(g)R(h)R(i)〕CH3
(式中、R(a)、R(b)およびR(c)はR(1)
で定義の通りであり、R(g)、R(h)およびR
(i)は互いに独立しており、(C1 〜C6 )アルキル
基;NH2 ;NHR(a)R(b);NHCO(C1 〜
C6 )アルキル;NHCOC6 H5 またはNHCO−ナ
フチルである)であり;R(3)は、 H、(C1 〜C3 )アルキル−OCO(C1 〜C6 )ア
ルキル、(C1 〜C3 )アルキル−OCO2 (C1 〜C
6 )アルキルまたは(5−メチル−1,3−ジオキソレ
ン−2−オン−4−イル)メチルであり、5位における
好ましい立体化学はRであり且つ6位における好ましい
立体化学はSである〕。 - 【請求項2】式Iのβ−ラクタム抗生物質、およびその
製薬上許容可能な塩: 【化2】 〔式中、Xは、 (CH2 )n (式中、nは0、1または2である);C
R(a)R(b)(式中、R(a)およびR(b)は下
記基:H;(C1 〜C6 )アルキル;非置換であるか
(C1 〜C4 )アルキル、F、Cl、Br、O(C1 〜
C4 )アルキル、OH、OCO(C1 〜C4 )アルキ
ル、NH2 、NH(C1 〜C4 )アルキル、OCOC6
H5 またはNHC6 H5 で置換されているフェニルまた
はナフチルからなる群から選ばれるアリール;1〜4個
のN、OまたはS原子を有し且つ非置換であるか(C1
〜C4 )アルキル、F、Cl、Br、O(C1 〜C4 )
アルキル、OH、OCO(C1 〜C4 )アルキル、NH
2 、NH(C1 〜C4 )アルキル、OCOC6 H5 また
はNHC6 H5 で置換されている5〜6員環からなる群
から選ばれるヘテロアリールから互いに独立に選ぶこと
ができる);O;SOn (式中、nは0、1または2で
ある);NR(c)(式中、R(c)はH、(C1 〜C
6 )アルキル、アリール、CO(C1 〜C6 )アルキ
ル、CO−アリール、CO−ヘテロアリール、(C1 〜
C6 )アルコキシカルボニル、(C1 〜C6 )アルキル
スルホニルおよびアリールスルホニルからなる群から選
ばれる)であり、R(1)は、 同一または異種であり、Hおよび(C1 〜C6 )アルキ
ルからなる群から選ばれる4個までの置換基、アリー
ル、ヘテロアリール、OH、SH、SOn (C1 〜
C6 )アルキル(式中、nは0、1または2である)、
NR(b)R(c)(式中、R(b)およびR(c)は
上に定義の通りである)、CN、NO2 、C(R
(a))=NOR(b)(式中、R(a)およびR
(b)は上に定義の通りである)からなる群から選ばれ
る置換基、CF3 、F、Cl、Br、I、O(C1 〜C
6 )アルキル、OCO(C1 〜C6 )アルキル、OCO
NR(d)R(e)(式中、R(d)およびR(e)は
下記基:水素および(C1 〜C6 )アルキルから互いに
独立に選ばれ、NR(d)R(e)は5または6員環系
に対応することもできる)、SO2 NR(d)R(e)
(式中、R(d)およびR(e)は上に定義の通りであ
る)、CO(C1 〜C 6 )アルキル、COアリール、C
O2 H、CO2 (C1 〜C6 )アルキル、CONR
(d)R(e)(式中、R(d)およびR(e)は上に
定義の通りである)、CH2 R(f)(式中、R(f)
は下記基:ヒドロキシル、(C1 〜C6 )アルコキシ、
アシルオキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキ
シ、(C1 〜C6 )アルキルチオ、アリールチオ、ヘテ
ロアリールチオおよびそれらから誘導できるスルフィニ
ルおよびスルホニル化合物、およびNR(b)R(c)
(式中、R(b)およびR(c)は上に定義の通りであ
る)から選ばれ、R(b)R(c)はさらに環式または
複素環式系の一部であることができる)からなる群から
選ばれる2個までの置換基;NHCO(C1 〜C6 )ア
ルキル;NHCOC6 H5 またはNHCO−ナフチルで
あり;R(2)は、 H、(C1 〜C4 )アルキル、CH2 OH、CH2 OC
OR(a)、CH(OH)CH3 、CH(OCOR
(a))CH3 、CH2 NR(b)R(c)、CH(N
R(b)R(c))CH3 、C(CH3 )=NR
(a)、CH〔 +NR(g)R(h)R(i)〕CH3
(式中、R(a)、R(b)およびR(c)はR(1)
で定義の通りであり、R(g)、R(h)およびR
(i)は互いに無関係であり、(C1 〜C6 )アルキル
基;NH2 ;NHR(a)R(b);NHCO(C1 〜
C6 )アルキル;NHCOC6 H5 またはNHCO−ナ
フチルである)であり;R(3)は、 H、(C1 〜C3 )アルキル−OCO(C1 〜C6 )ア
ルキル、、(C1 〜C3 )アルキル−OCO2 (C1 〜
C6 )アルキルまたは(5−メチル−1,3−ジオキソ
レン−2−オン−4−イル)メチルであり、5位におけ
る好ましい立体化学はRであり且つ6位における好まし
い立体化学はSであるが、R(1)が4回水素である化
合物を排除する〕。 - 【請求項3】置換基が下記の意味を有する、請求項1に
記載の化合物I:Xは、CH2 ;C(CH3 )2 ;CH
−フェニル;O;SOn (式中、nは0、1または2で
ある);NSO2 CH3 ;NSO2 −C6 H4 −CH3
であり;それらのうちCH2 およびSOn (式中、nは
0、1または2である)が特に好ましく、 R(1)は、H、CH3 、C6 H5 、 【化3】 F、Cl、Br、OCH3 、OH、OCOCH3 、OC
ONH−C6 H5 、NH2 、NHCOCH3 、NHSO
2 CH3 、NHSO2 −C6 H4 −CH3 、NHCOC
H2 NH2 、CN、COCH3 、C(CH3 )=NO
H、CO2 H、CO2 CH3 、CONH2 、CON(C
H3 )2 、 【化4】 CONHCH2 CO2 H、CH2 OCOCH3 、CH2
SCH2 CH3 、CH2 SCH2 CH2 NH2 、CH2
SCH2 CH2 NHCH(=NH)、CH2 SC
6 H5 、 【化5】 CH2 N(CH3 )2 、CH2 NHCOCH2 NH2 、 【化6】 CH2 OHであり、 R(2)は、H、CH3 、CH2 CH3 、CH2 OH、
CH(OH)CH3 、CH(OCOCH3 )CH3 、C
H(OCOCH2 −C6 H5 )CH3 、CH(OCOC
H2 O−C6 H5 )CH3 、CH(NH2 )CH3 、C
H〔N+ (CH3 )3 〕CH3 、CH(NHCOC
H3 )CH3 、CH(NHSO2 CH3 )CH3 、CH
(NHSO2 C6 H5 )CH3 、CH(NHCOCH2
NH2 )CH3 であり、それらのうちR配置を有するC
H(OH)CH3 が特に好ましく、 R(3)は、H、CH2 OCOCH3 、CH2 OCOC
H2 CH3 、CH2 OCOCH2 CH2 CH3 、CH2
OCOCH(CH3 )2 、CH2 OCOC(C
H3 )3 、CH2 OCOC(CH3 )2 CH2 CH3 、
CH(CH3 )OCOCH3 、CH(CH2 CH3 )O
COCH3 、CH(CH3 )OCOC(CH3 )3 、C
H(CH3 )OCO2 CH3 、CH(CH3 )OCO2
CH2 CH3 、CH(CH3 )OCO2 CH(CH3 )
2 、CH2 OCO2 CH3 である。 - 【請求項4】R(2)がNH2 、NHR(a)R
(b)、NHCO(C1 〜C4 )アルキル、NHCOC
6 H5 またはNHCO−ナフチルの意味を有する、請求
項1に記載の化合物I。 - 【請求項5】立体化学が5R、6Sである、請求項1に
記載の化合物I。 - 【請求項6】a)式II 【化7】 (式中、R(1)、R(2)およびXは請求項1に定義
の通りであり、NHおよびOH基は必要ならば保護基で
置換され且つR(5)はカルボキシル保護基である)の
化合物を調製し、 式IIの化合物をアルカン亜ホスホン酸エステルで環化
し、 保護基を除去し、 必要ならば、得られた生成物を製薬上許容可能な塩に転
化し、または b)式III 【化8】 (式中、R(1)、R(2)およびXは請求項1に定義
の通りであり、NHおよびOH基は必要ならば保護基で
置換され且つR(5)はカルボキシル保護基またはR
(3)で記載の基の1つである)の化合物を調製し、 式III の化合物を加熱することによって環化し、 必要ならば、保護基を除去し、 必要ならば、得られた生成物Iを製薬上許容可能な塩に
転化し、またはc)プロセス変法(a)および(b)に
よって得られたR(3)が水素である式Iの化合物をR
(3)で与えられた基を有するエステルに転化すること
を特徴とする、請求項1に記載の式Iの化合物およびそ
の製薬上許容可能な塩の製造法。 - 【請求項7】感染症の治療用薬物の製造のための請求項
1に記載の化合物Iの使用。 - 【請求項8】請求項1に記載の有効量の化合物Iを製薬
上通常の添加剤と共に用意し、治療すべき人に投与する
ことを特徴とする感染症の治療法。 - 【請求項9】請求項1に記載の有効量の化合物Iを含有
することを特徴とする感染症の治療用組成物。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4117564.6 | 1991-05-29 | ||
DE4117564 | 1991-05-29 | ||
DE4126653 | 1991-08-13 | ||
DE4126653.6 | 1991-08-13 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05194514A true JPH05194514A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=25904049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4163703A Pending JPH05194514A (ja) | 1991-05-29 | 1992-05-29 | 四環式抗生物質およびそれらの製造法 |
Country Status (18)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5405844A (ja) |
EP (1) | EP0517065A1 (ja) |
JP (1) | JPH05194514A (ja) |
KR (1) | KR920021548A (ja) |
CN (1) | CN1068814A (ja) |
AU (1) | AU649831B2 (ja) |
BR (1) | BR9202049A (ja) |
CA (1) | CA2069764A1 (ja) |
CZ (1) | CZ160792A3 (ja) |
FI (1) | FI922437A (ja) |
HU (1) | HUT63168A (ja) |
IE (1) | IE921720A1 (ja) |
IL (1) | IL102025A0 (ja) |
MX (1) | MX9202536A (ja) |
NO (1) | NO922104L (ja) |
NZ (1) | NZ242894A (ja) |
PL (1) | PL294721A1 (ja) |
TW (1) | TW198035B (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5372993A (en) * | 1993-06-10 | 1994-12-13 | Merck & Co., Inc. | Bridged carbapenem compounds, compositions containing such compounds and methods of use |
US5374630A (en) * | 1993-06-10 | 1994-12-20 | Merck & Co., Inc. | Bridged carbapenem antibacterial compounds |
US5384317A (en) * | 1993-08-02 | 1995-01-24 | Merck & Co., Inc. | Bridged biphenyl carbapenem compounds, compositions containing such compounds and methods of use |
US5401735A (en) * | 1993-08-02 | 1995-03-28 | Merck & Co., Inc. | Bridged biphenyl carbapenem antibacterial compounds |
US5698547A (en) * | 1994-04-01 | 1997-12-16 | Microcide Pharmaceuticals, Inc. | Cephalosporin antibiotics |
US5688786A (en) * | 1994-04-01 | 1997-11-18 | Microcide Pharmaceuticals, Inc. | β-lactam antibiotics |
US6318348B1 (en) | 2000-06-08 | 2001-11-20 | Visteon Global Technologies, Inc. | Stratified exhaust gas recirculation strategy for internal combustion engine |
US9101600B2 (en) | 2010-03-11 | 2015-08-11 | New York University | Compounds as RORγt modulators and uses thereof |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3509769A1 (de) * | 1985-03-19 | 1986-09-25 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Verfahren zur herstellung von carbapenemzwischenprodukten |
US4841043A (en) * | 1985-12-23 | 1989-06-20 | Bristol-Myers Company | Stereoselective synthesis of 1-β-alkyl carbapenem antibiotic intermediates |
US4772683A (en) * | 1986-02-24 | 1988-09-20 | Bristol-Myers Company | High percentage beta-yield synthesis of carbapenem intermediates |
CA2004798A1 (en) * | 1988-12-09 | 1990-06-09 | Jacques Banville | 6-aminoalkyl carbapenems |
CZ285778B6 (cs) * | 1989-09-08 | 1999-11-17 | Glaxo S.P.A. | Kyselina 10-(1-hydroxyethyl)-11-oxo-1-azatricyklo/7,2,0,03,8/-undec-2en-2-karboxylová a její deriváty, způsob jejich výroby, použití pro výrobu farmaceutických prostředků a farmaceutické prostředky s jejich obsahem |
AU636913B2 (en) * | 1989-10-11 | 1993-05-13 | Takeda Chemical Industries Ltd. | Tricyclic carbapenem compounds |
-
1991
- 1991-11-06 TW TW080108749A patent/TW198035B/zh active
-
1992
- 1992-05-25 EP EP92108792A patent/EP0517065A1/de not_active Withdrawn
- 1992-05-26 NZ NZ242894A patent/NZ242894A/en unknown
- 1992-05-27 IL IL102025A patent/IL102025A0/xx unknown
- 1992-05-27 FI FI922437A patent/FI922437A/fi not_active Application Discontinuation
- 1992-05-27 NO NO92922104A patent/NO922104L/no unknown
- 1992-05-27 CZ CS921607A patent/CZ160792A3/cs unknown
- 1992-05-28 PL PL29472192A patent/PL294721A1/xx unknown
- 1992-05-28 US US07/889,350 patent/US5405844A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-05-28 CN CN92104064A patent/CN1068814A/zh active Pending
- 1992-05-28 MX MX9202536A patent/MX9202536A/es unknown
- 1992-05-28 CA CA002069764A patent/CA2069764A1/en not_active Abandoned
- 1992-05-28 AU AU17294/92A patent/AU649831B2/en not_active Ceased
- 1992-05-29 BR BR929202049A patent/BR9202049A/pt not_active Application Discontinuation
- 1992-05-29 JP JP4163703A patent/JPH05194514A/ja active Pending
- 1992-05-29 KR KR1019920009294A patent/KR920021548A/ko not_active Application Discontinuation
- 1992-05-29 HU HU9201801A patent/HUT63168A/hu unknown
- 1992-07-01 IE IE172092A patent/IE921720A1/en not_active Application Discontinuation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
TW198035B (ja) | 1993-01-11 |
HU9201801D0 (en) | 1992-08-28 |
CA2069764A1 (en) | 1992-11-30 |
NO922104L (no) | 1992-11-30 |
BR9202049A (pt) | 1993-01-19 |
FI922437A0 (fi) | 1992-05-27 |
CZ160792A3 (en) | 1993-04-14 |
NZ242894A (en) | 1994-10-26 |
US5405844A (en) | 1995-04-11 |
AU649831B2 (en) | 1994-06-02 |
MX9202536A (es) | 1992-11-01 |
IE921720A1 (en) | 1992-12-02 |
HUT63168A (en) | 1993-07-28 |
EP0517065A1 (de) | 1992-12-09 |
AU1729492A (en) | 1992-12-03 |
NO922104D0 (no) | 1992-05-27 |
CN1068814A (zh) | 1993-02-10 |
IL102025A0 (en) | 1992-12-30 |
KR920021548A (ko) | 1992-12-18 |
PL294721A1 (ja) | 1993-02-08 |
FI922437A (fi) | 1992-11-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5393751A (en) | Tricyclic carbapenem compounds | |
JP2000510143A (ja) | 抗菌薬としての3―フェニル―フラン―(5h)―2―オンおよびジヒドロフラン―2―オン誘導体 | |
JP2569455B2 (ja) | β−ラクタム誘導体の製法 | |
JPH11513680A (ja) | 抗生物質活性を有する5−(アセトアミドメチル)−3−アリールジヒドロフラン−2−オンおよびテトラヒドロフラン−2−オン誘導体 | |
JP2979235B2 (ja) | 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物 | |
US5459260A (en) | Tricyclic or tetracyclic carbapenem compounds, their production and use | |
KR880002512B1 (ko) | 페넴 화합물 및 이의 제조방법 | |
JPH05194514A (ja) | 四環式抗生物質およびそれらの製造法 | |
US5607928A (en) | Carbapenem derivatives containing a bicyclic ketone substituent and their use as anti-infectives | |
EP0080162B1 (en) | 2-(fluoroalkylthio)substituted penems, processes for preparing them, and pharmaceutical compositions containing them | |
AU609488B2 (en) | (5r, 6s, 1r)-6-(1-hydroxyethyl)-2-(methoxymethyl)penem-3- carboxylic acid derivatives | |
WO1996028455A1 (fr) | Nouveaux derives de carbapeneme | |
JP3159984B2 (ja) | 抗生物質化合物 | |
JPS6254427B2 (ja) | ||
US4000154A (en) | 3-Substituted-6β-(amino- and acylamino)-7-oxo-1,3-diazabicyclo[3.2.0]-h | |
EP0575375A1 (en) | Antibacterial condensed carbapenemes | |
US5605895A (en) | Cephalosporin antibiotics and processes for preparation thereof | |
US5036063A (en) | Penem derivatives | |
JPH0798821B2 (ja) | 2−(9−フルオレノニル)−カルバペネム | |
JPS6324990B2 (ja) | ||
JPH06179675A (ja) | カルバペネム、該カルバペネムを含有する抗菌作用を有する医薬調剤および該医薬調剤の製造法並びに該医薬調剤を製造するための中間体 | |
JPH0291073A (ja) | 新規化合物、その製法及びそれを含む医薬組成物 | |
JPH05279366A (ja) | カルバペネム誘導体 | |
JP2643753B2 (ja) | 2−オキシカルバペネム誘導体の製法 | |
IT9009393A1 (it) | Penem ditiocarbammati, loro uso e procedimento di fabbricazione relativi |