JPH05194103A - 加熱蒸散用薬剤含有体及びそれを用いた薬剤の加熱蒸散方法 - Google Patents
加熱蒸散用薬剤含有体及びそれを用いた薬剤の加熱蒸散方法Info
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- JPH05194103A JPH05194103A JP4029977A JP2997792A JPH05194103A JP H05194103 A JPH05194103 A JP H05194103A JP 4029977 A JP4029977 A JP 4029977A JP 2997792 A JP2997792 A JP 2997792A JP H05194103 A JPH05194103 A JP H05194103A
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Abstract
は必要最小限の溶剤を含有した高濃度の薬剤成分を含有
し、加熱使用時に目詰りが殆ど発生せず、長期間に亘っ
て充分な薬剤を有効に蒸散できる安定した品質の加熱蒸
散用薬剤含有体及び加熱蒸散方法を提供する。 【構成】 熱可塑性樹脂粉末を無機粉末及び/又は有機
粉末あるいは必要に応じて他の添加剤と共に混合し、押
出成形、圧縮成形等の方法により、加熱蒸散用薬剤含有
体を仮成形し、その時点あるいは時後において、その熱
可塑性樹脂粉末の融点付近において熱可塑性樹脂粉末の
みを表面融着して成形する。このような細孔を多数有す
る加熱蒸散用薬剤含有体に、薬剤成分をそのまま又は必
要最小限の溶剤に溶解させて添加、塗布、浸漬等適当な
方法により含有せしめた固体状の薬剤含有体1を用い、
これを発熱体3等により直椄的又は間接的に加熱して薬
剤を蒸散させる。
Description
及びそれを用いた薬剤の加熱蒸散方法に関し、更に詳し
くは、殺虫、殺菌、消臭、芳香等を目的として、薬剤を
含有する固体状薬剤含有体を直接的又は間接的に加熱す
ることにより薬剤を蒸散させる加熱蒸散方法、及びそれ
に用いる加熱蒸散用薬剤含有体に関する。
熱蒸散製剤として、固体、液体又はペースト状の薬剤を
発熱体を用いて加熱蒸散させる方法が知られており、そ
の代表的な例は電気蚊取器である。電気蚊取器は、薬剤
を含有する殺虫マットを電気的に加熱される発熱板上に
載置し、薬剤を蒸散させて殺虫等の目的に用いられるも
のであり、上記殺虫マットとしては、従来よりパルプや
石綿等を主とする繊維板等の基材に薬剤を保持させたも
のが用いられている。
の加熱蒸散方法においては、長時間にわたって加熱使用
されるため、薬剤成分の分解と蒸散速度をいかに調節し
て薬剤を長時間安定して蒸散させるかということが問題
になる。薬剤成分の蒸散を調節するための除放化剤とし
ては従来種々の化合物が知られており、例えばピペロニ
ルブトキサイド、ピレスロイド系殺虫剤、パラフィン
類、オリーブ油、ピーナッツ油等の油脂類及びそれらの
水添加油類、あるいはジエチルトルアミド等の忌避剤や
ある種の界面活性剤類を添加して除放化させることが考
えられている。一方、有効成分の分解を抑制する方法と
しては一般に酸化防止剤の配合が知られており、特開昭
53−121927号公報には種々の有効な酸化防止剤
が開示されている。しかしながら、このような方策をと
っても、加熱使用後の有効成分の残存率は高く、有効成
分の充分な有効利用の点でなお課題が残っている。
蒸散方式の場合、殺虫マットはパルプを水溶性高分子に
て結着して構成されているものもあるため、高濃度の薬
剤を含有させ、長期間連続して加熱使用した場合には、
パルプ及び水溶性高分子が劣化し、薬剤の蒸散に悪影響
を与え、長期間に亘って安定した蒸散が得られず、それ
に伴って効力の低下が見られ、また薬剤残存率も高くな
る。さらに、パルプマットにおいては、被加熱部への薬
剤移行が比較的速く、被加熱部での過多な薬剤蓄積が起
こるため、前記した悪影響と共に安定した蒸散が得られ
ない要因となっている。
加熱する加熱蒸散方法の問題を解決する手段として、薬
液中に加熱蒸散体の一部を浸漬することにより該加熱蒸
散体に薬液を吸液すると共に、その上部を加熱すること
により吸液された薬液を蒸散させる方式、いわゆる薬液
吸液式の加熱蒸散方法が種々提案されている。そして、
このような薬液吸液式の加熱蒸散方法においては、一般
に無機粉体から成形された加熱蒸散体が用いられてお
り、また、このような加熱蒸散体を製造する方法として
は、無機粉体と澱粉、半合成品のセルロース誘導体、カ
ルボキシメチルセルロース(CMC)等のバインダーを
水又は熱水とともに練合し、押出成形する方法が一般に
用いられている(特公昭61−23163号公報参
照)。
に用いられる薬液は一般に有機溶剤溶液であり、例えば
殺虫液の場合、一般にピレスロイド系薬剤を一定濃度含
有したn−パラフィン等の炭化水素溶液から成ってい
る。炭化水素系溶剤は非常に燃焼し易いため火災を招き
易いという欠点を有している。
解決し、また前記殺虫マットを用いた加熱蒸散方法の問
題を解決すべく、薬剤を含有する固体状薬剤含有体を発
熱体により加熱して薬剤を蒸散させる加熱蒸散方法を開
発し、既にその一部については特許出願している。この
ような加熱蒸散方法に用いる固体状薬剤含有体として、
前記薬液吸液式の加熱蒸散方法で用いられている加熱蒸
散体を流用することが考えられる。しかしながら、加熱
蒸散体のバインダーとして用いられているCMCや澱粉
は共に、長時間加熱すると分解等が進んで強度劣化を生
じ、このCMCや澱粉等のバインダ−の劣化が薬剤の蒸
散や薬剤の分解、重合等に影響し、長期間に亘って安定
した蒸散が得られないという問題がある。また、澱粉、
CMC等の水溶性高分子は、環境の湿度により固化状態
が変化する。すなわち、高湿時には、これらの水溶性高
分子が水分を含んでしまうことにより軟化し、加熱蒸散
体の強度を著しく損なうことになる。さらにまた、澱
粉、CMC等の水溶性高分子をバインダーとして用いた
加熱蒸散体は、これらのバインダーの耐水性が不充分で
あるため、水性の薬剤には用いることができない。
題を解消し、溶剤の使用をなくし、薬剤成分のみ、ある
いは必要最小限の溶剤を含有した高濃度の薬剤成分を含
有し、加熱使用時に目詰りが殆ど発生せず、長期間に亘
って充分な薬剤を有効に蒸散できる安定した品質の加熱
蒸散用薬剤含有体を提供することにある。さらに本発明
の目的は、薬剤の加熱蒸散に際して、薬剤が塗布含浸さ
れた薬剤含有体を直接的又は間接的に加熱し、薬剤の熱
分解や薬剤含有体の目詰り等の劣化を抑制し、有効揮散
率に優れ、長時間に亘って安定して薬剤を蒸散できる方
法を提供することにある。
的を達成するために、熱可塑性樹脂粉末と無機粉末及び
/又は有機粉末の混合物を粉末粒子を密着させた状態で
熱可塑性樹脂粉末の融点付近に加熱し、熱可塑性樹脂粉
末と隣接する粒子とを表面融着して成ることを特徴とす
る加熱蒸散用薬剤含有体が提供される。薬剤成分はその
まま又は適切な量の溶剤に溶解させて添加、塗布又は浸
漬により含有せしめる。さらに、本発明によれば、熱可
塑性樹脂粉末と無機粉末及び/又は有機粉末の混合物を
粉末粒子を密着させた状態で熱可塑性樹脂粉末の融点付
近に加熱し、熱可塑性樹脂粉末と隣接する粒子とを表面
融着して成り、薬剤成分をそのまま又は適切な量の溶剤
に溶解させて添加、塗布又は浸漬により含有せしめてな
る薬剤含有体を、直接的又は間接的に加熱して薬剤を蒸
散させることを特徴とする薬剤の加熱蒸散方法が提供さ
れる。
は、熱可塑性樹脂粉末を無機粉末及び/又は有機粉末、
あるいは必要に応じて他の添加剤と共に混合し、押出成
形、圧縮成形等の方法により、加熱蒸散用薬剤含有体を
仮成形し、その時点あるいは事後において、その熱可塑
性樹脂粉末の融点付近において熱可塑性樹脂粉末のみを
表面融着して成形したものである。即ち、粉末粒子が密
着した状態において、加熱によって熱可塑性樹脂粉末粒
子の表面を少なくとも部分的に溶融させ、密接した粒子
と接点的に表面融着させたものであり、このため粒子と
粒子の隙間によって連続的な細孔が形成された内部構造
を有する。このような細孔を多数有する加熱蒸散用薬剤
含有体に、薬剤成分をそのまま又は必要最小限の溶剤に
溶解させて添加、塗布、浸漬等適当な方法により含有せ
しめた固体状の薬剤含有体を用い、これを発熱体等によ
り直接的又は間接的に加熱して薬剤を蒸散させるもので
ある。
体は、粉末粒子の結着に耐熱性、耐薬品性の良好な熱可
塑性樹脂粉末を用い、従来のような加熱により劣化して
薬剤に対して悪影響を与える水溶性バインダーを非使用
乃至少量しか使用していないため、加熱使用時にその物
性が変化することがなく、長期加熱使用においても劣化
が生じず、目詰り無しに長期間に亘る薬剤の加熱蒸散が
可能となる。従って、本発明の加熱蒸散用薬剤含有体を
用いることにより、薬剤成分を高濃度で含有せしめるこ
とができると共に、間接的にもまた直接的にも加熱で
き、いずれの場合にも高い有効揮散率で長期間に亘って
安定して薬剤を蒸散できる。また、本発明の加熱蒸散方
法は、従来の薬液吸液式の加熱蒸散方法とは異なり、薬
剤の有機溶剤溶液を用いないので薬液容器を必要とせ
ず、薬剤を含有させた固体状薬剤含有体を加熱するだけ
で薬剤を蒸散させることができるので、火災の危険性を
回避でき、安全性を向上できる。
前記したように、熱可塑性樹脂粉末と無機粉末及び/又
は有機粉末との混合物の仮成形体を熱可塑性樹脂粉末の
融点付近に加熱し、該熱可塑性樹脂粉末粒子の表面部分
を溶融させ、密接した粒子と接点的に表面融着させたも
のであり、粒子間の隙間によって連続的な細孔が形成さ
れている。このような方法にて形成される細孔径は、粒
子の形状、粒径及び粒度分布によって左右される傾向に
ある。従って、上記のような成形方法を用いることによ
り、加熱蒸散用薬剤含有体の細孔を任意に調整すること
が可能になる。すなわち、本発明の加熱蒸散用薬剤含有
体に用いる粉末が球状あるいはそれに近い形状である場
合、形成される細孔は、その粉末の粒径及び粒度分布に
よって決定される傾向にあるため、それらの調整によ
り、任意の細孔径及び細孔分布を有する加熱蒸散用薬剤
含有体を調整することが可能となり、ひいては揮散量を
調整することが可能になる。用いる粉体粒子の粒径が大
きいと、形成される細孔も当然のことながら大きくな
る。また、粒度分布の幅が広いと形成される細孔分布の
幅も広くなる。粒径を小さく、粒度分布の幅を小さくす
ると、その細孔は小さく、また細孔分布の幅も狭くな
る。加熱蒸散用薬剤含有体の細孔が大きいと、薬剤の被
加熱面側への移行が過多になり、長期間に亘っての薬剤
の蒸散状態を良好に維持できない。一方、細孔径が小さ
過ぎると、加熱使用時に薬剤の目詰りを引き起こし易
く、蒸散不良の原因となる。そこで、粉末粒子を分級
し、粒径を均一化した一定の粒度分布の粉末を用いるこ
とにより、一定の細孔径及び細孔分布を有する加熱蒸散
用薬剤含有体を成形することができ、またその細孔径及
び細孔分布を任意に調整することができる。このように
して、加熱蒸散用薬剤含有体の細孔径分布及び細孔分布
の幅を狭く規制することにより、薬剤の移行を常に一定
にすることができ、安定した薬剤蒸散を行うことができ
る。
可塑性樹脂粉末が無機粉末及び/又は有機粉末と密着し
た状態でその接触部分が融着しているので、多孔性を失
うことなく、折れ及び割れに対する強度の向上が得られ
る。さらに、熱可塑性樹脂粉末は、耐水性及び耐湿性に
も優れているので、高湿時においても強度低下を示さな
いため、一般的使用の環境下においても一定の強度を保
つ安定した品質の加熱蒸散用薬剤含有体の成形が可能で
ある。また、熱可塑性樹脂粉末は水に対して安定である
ため、本発明の加熱蒸散用薬剤含有体を用いることによ
って、水ベースの消臭剤、防菌防黴剤、殺虫剤、香料等
の水溶性や乳化した薬液を蒸散することが可能となる。
さらに、本発明の加熱蒸散用薬剤含有体は、熱伝導率の
良好な無機粉末及び/又は有機粉末を熱可塑性樹脂粉末
にて結着して成形しているので、薬剤含有体の熱伝導率
が良好であり、比較的低い加熱温度でも薬剤を蒸散させ
ることができる。このように比較的低い加熱温度で蒸散
を行うため、薬剤の熱劣化が生じにくく、長期に亘って
安定した蒸散が得られる。
ては、PTFE(四フッ化エチレン樹脂)・PVdF
(フッ化ビニリデン樹脂)等のフッ素系樹脂、ポリアセ
タ−ル、ポリアリレ−ト、ポリエ−テルエ−テルケト
ン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリ
カ−ボネ−ト、ナイロン6・ナイロン66・ナイロン1
1・ナイロン12・芳香族ナイロンやそれらの共重合物
等のポリアミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリ
サルホン・ポリエ−テルサルホン等のポリサルホン系樹
脂、ポリフエニレンエ−テル、ポリフェニレンサルファ
イド、ポリプチレンテレフタレ−ト、ポリプロピレン、
ポリメチルペンテン、AES樹脂、AS樹脂、ABS樹
脂、MBS樹脂等が例示できるが、耐熱性、耐薬品性の
点でフッ素系樹脂、ポリアミド、ポリフェニレンサルフ
ァイド等が好ましく、さらには、使用薬液、使用温度に
応じて選択される。
機粉末及び/又は有機粉末としては、リン酸水素カルシ
ウム及びその無水物、リン酸カルシウム、リン酸カルシ
ウム系アパタイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、ヒドロタルシド、水酸化アルミニウムゲル、水酸化
アルミナ・マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アル
ミニウム、ケイ酸マグネシウム、無水ケイ酸、クレ−、
ケイソウ土、カオリン、コロイダルシリカ、水ガラス、
リン酸アルミニウム、リン酸マグネシウム、石膏、マグ
ネシアセメントや、酸化第二鉄(ベンガラ)、酸化第一
鉄、酸化亜鉛(亜鉛華)、酸化アルミニウム、酸化ジル
コニウム、酸化チタン、酸化銅、三酸化タングステン等
の金属酸化物及び鉄、銅、アルミニウム、タングステン
等の金属粉末類などの無機粉末や、結晶セルロ−ス、C
MC、MC、澱粉、HPMC、HPC、HPS等の有機
粉末を用いることができる。
及び細孔形成性のためには、球状あるいはそれに近い形
状であることが好ましいが限定されるものではない。そ
して粒径は、細孔形成性の点で、300μm以下、好ま
しくは1μm〜10μm程度のものがよいが、特に限定
されるものではない。表面融着時の温度は、用いる熱可
塑性樹脂粉末の種類及び使用量により異なり、それらの
融点近傍にて加熱するのであるが、その加熱時間は、熱
可塑性樹脂粉末が熱劣化及び過多な融解を示さない程度
に調整することが好ましい。また、2種以上の融点の異
なる熱可塑性樹脂粉末を用いることも可能である。この
場合、融点の低い樹脂粉末に対応して表面融着させるこ
とが好ましい。これらの加熱方法としては、電気加熱、
赤外線加熱、超音波融着や振動融着等の摩擦加熱等が利
用できる。本発明の加熱蒸散用薬剤含有体の形状は、平
板状、ドーナツ状、円柱状等任意であり、発熱体の形状
及び薬剤の蒸散性により選択される。
流動性や滑性・滑沢性を向上させるために、加熱蒸散用
薬剤含有体の特性を損なわぬ範囲で必要に応じて滑剤、
滑沢剤として、タルク、ステアリン酸マグネシウム、ス
テアリン酸ナトリウム等のステアリン酸塩、N−ラウリ
ル−DL−アスパラギン酸−β−ラウリルエステルやN
6 −ラウロイル−L−リジン等のアミノ酸系滑沢剤やホ
ウ酸、流動パラフィン、安息香酸ナトリウム、カルボワ
ックス等のワックス類等を添加することもできる。ま
た、加熱蒸散用薬剤含有体の強度向上のために、ガラス
繊維、カーボン繊維等の繊維状粉体を添加することもで
きる。なお、加熱蒸散用薬剤含有体には、その特性を損
なわない範囲で必要に応じて顔料、色素、防腐剤、酸化
防止剤、紫外線吸収剤、難燃剤、誤食防止剤等の添加剤
を配合してもよい。
樹脂の熱劣化を防止するため、加熱をゆるやかに行うこ
とや、不活性ガス中で加熱することや、粉体中に酸化防
止剤を添加する等の手法が考えられる。中でも酸化防止
剤を添加する手法は、製造性を考慮すると、簡便であ
る。添加できる酸化防止剤としては、加熱時に分解や揮
散せず、通常の高分子樹脂に添加するものを用いること
ができる。例えば、アリル−β−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,
2’−メチレン−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフ
ェノール)、2,2’−メチレン−ビス(2−メチル−
6−t−ブチルフェノール)、4,4’−メチレン−ビ
ス(2−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,
4’−メチレン−ビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノ
ール)、4,4’−ブチリデン−ビス(3−メチル−6
−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス(3−
メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,3,5−ト
リメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、1,1,3−
トリス−(2−メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)ブタン、テトラキス[メチレン(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート]
メタン、2−メルカプトベンズイミダゾール、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、フェ
ニル−β−ナフチルアミン、N,N−ジフェニル−p−
フェニレンジアミン、2,2,4−トリメチル−1,2
−ジヒドロキノリンポリマー、6−エトキシ−2,2,
4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン、2−t−
ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−
メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、
3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ベンジルフ
ォスフォネート−ジエチルエステル、ビス(3,5−ジ
−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジルホスホン酸エチ
ル)カルシウム:ポリエチレンワックス、トリス[2−
(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシヒド
ロ−シンナモイルオキシル)エチル]イソシアヌレー
ト、トリスー(4−t−ブチル−2,6−ジメチル−3
−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、3,9−ビ
ス[1,1−ジメチル−2−{β−(3−t−ブチル−
4−ヒドロキシ−5−メチル−フェニル)プロピオニル
オキシ}エチル]−2,4,8,10−テトラオキザス
ピロ[5,5]ウンデカン、ジトリデシル−3,3’−
チオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3’−チオ
ジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプ
ロピオネート、トリエチレングリコールービス[3−
(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート],1,6−ヘキサンジオール−ビ
ス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート]、N,N’−ヘキサメチレン
ビス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ−ヒド
ロシンナマミド)、2,2−チオ−ジエチレンビス[3
−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート]、N、N’−ビス[3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ニル]ヒドラジン、トリス−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレート及び
2,4−ビス−(n−オクチルチオ)−6−(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジ−t−ブチルアニリノ)−1,3,
5−トリアジンなどの化合物が挙げられる。これらの化
合物は、単独でも、また2種類以上を組み合わせても混
合使用することもできる。
散用薬剤含有体を成形することにより、加熱による樹脂
の劣化を防止し、より安定した品質の加熱蒸散用薬剤含
有体が成形可能である。また酸化防止剤は、加熱使用時
における薬剤の劣化や重合等を防止する効果も発現する
ため、より安定した蒸散が得られる。また薬液中に添加
しても同様の効果が期待できる。
化防止剤、例えば、ジラウリルチオジプロピオネート
(DLTP)やジステアリルチオジプロピオネート(D
STP)等を、前記酸化防止剤と組み合わせて、混合使
用することもできる。さらに、安定剤として紫外線吸収
剤を用いることにより、保管時、使用時の耐光性を一段
と向上させることができる。
殺菌、消臭、芳香等を目的として、各種殺虫剤、殺菌
剤、消臭剤、香料等の薬剤を加熱蒸散させる加熱蒸散装
置の加熱蒸散用薬剤含有体として好適に用いることがで
きる。本発明の加熱蒸散用薬剤含有体を用いるのに適し
た装置の一例を図1に示す。図中、1は本発明に係る加
熱蒸散用薬剤含有体であり、加熱装置2の発熱体3上に
載置して用いられる。図2は、加熱蒸散用薬剤含有体の
他の態様を示したものである。この加熱蒸散用薬剤含有
体は、薬剤含有体1とそれを内包する容器4とから成
る。容器4は更に、上部容器5と下部容器6の2部材か
ら成り、その内表面に薬剤含有体担持用の複数のリブ7
が形成されている。また、上部容器5及び下部容器6の
中央部にそれぞれ通気孔8及び9が形成されている。そ
して、上部容器5及び下部容器6の外表面には、発熱体
上に載置した時に容器4と発熱体との間に空隙が形成さ
れて間接的に加熱されるように突部10が突設されてい
る。なお、該突部10を形成せず、容器4を直に発熱体
上に載置し、下部容器6の底壁を介して間接的に加熱さ
れるように構成してもよい。また、前記上部容器5及び
下部容器6の内表面と薬剤含有体1の間には上記リブ7
によって間隙Xが形成されるようにして、加熱により蒸
散した薬剤が開口部11に向かってよりスムーズに流れ
るように構成されている。
用いるのに適した装置の他の態様を示したものである。
図中、1は本発明に係る加熱蒸散用薬剤含有体であり、
保持容器13の内部に嵌着された保持体12に嵌合され
ている。この保持容器13は収納容器14内に係脱自在
に収納・保持されている。収納容器14の上部は開放さ
れており、この開放部に環状(あるいは一対の半環状)
の発熱体15が固着されている。また、収納容器14の
下部には通気孔16が設けてある。17は発熱体15に
接続されたコードである。以上図示したものは本発明の
加熱蒸散用薬剤含有体を用いるのに好適な装置の一例で
あるが、これに限らず各種形状の装置を用いることがで
きることは言うまでもない。
ては、使用される薬剤に応じ、耐熱性・耐薬剤性を有す
る事が望まれる。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリサルフォン、ポリアセター
ル、メラミン樹脂、ポリ四フッ化エチレン、フェノール
樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂、メタアクリル酸樹脂、ポリアリレート、ポリケ
トン、ポリアミドイミド、ポリアリルサルフォン、ポリ
フェニレンサルファイド、ポリフェニルサルフォン、ポ
リエーテルニトリル等が挙げられる。容器の形状は、加
熱蒸散用薬剤含有体の形状により選択される。また、図
1に示す使用態様のように容器を用いなくてもかまわな
い。
含有される薬剤により選択されるが、容器を用いる、用
いないに拘らず、通常、加熱蒸散用薬剤含有体の被加熱
部表面温度を40℃〜200℃に保持することが好まし
い。また、前記発熱体の発熱方法としては、抵抗ヒータ
ー(ニクロム線等)・半導体(PTC)を用いたヒータ
ーに通電する方法、酸化反応(鉄・マグネシウム等の金
属の酸化等)、加水反応(生石灰と水の反応等)、アル
コール・ガス・灯油・ワックス等の燃焼熱、また白金触
媒を使用したアルコール・ガス等の燃焼熱を利用する方
法、及びその他の熱源を直接あるいは間接的に利用する
方法が用いられる。
目的に応じて種々の蒸散性薬剤を含有させることができ
る。例えば殺虫を目的として使用する場合、殺虫剤とし
ては、従来より用いられている各種蒸散性殺虫剤を用い
ることができ、ピレスロイド系殺虫剤、カーバメイト系
殺虫剤、有機リン系殺虫剤等を挙げることができる。一
般に安全性が高いことからピレスロイド系殺虫剤が好適
に用いられ、例えばアレスリン、d1・d−T80−ア
レスリン、d・d−T80−アレスリン、d・d−T8
0−プラレトリン、フタルスリン、d−T80−レスメ
トリン、d−T80−フラメトリン、ペルメトリン、フ
ェノトリン、フェンバレレート、シペルメトリン、シフ
ェノトリン、エムペントリン、テラレスリン、エトフェ
ンプロックス、ベンフルスリン等従来公知の各種ピレス
ロイド系殺虫剤を用いることができる。また同様に、芳
香を目的として使用する場合には、天然及び人工の各種
香料を用いることができ、例えば動物性、植物性の天然
香料、炭化水素、アルコール、フェノール、アルデヒ
ド、ケトン、ラクトン、オキシド、エステル類等の人口
香料などであり、これらの1種を単独で使用できる他、
2種以上を混合して使用することもできる。さらに、目
的に応じて消臭剤、殺菌剤、防バイ剤、防錆剤、殺ダニ
剤、忌避剤等の各種薬剤についても、加熱により蒸散す
る薬剤であれば使用できる。
有させる時点において、薬剤の滲透性あるいは拡散性を
向上させる目的で、必要最小限の溶剤を用いることもで
きる。溶剤としては、脂肪族飽和炭化水素系溶剤を用い
ることができる。市販されているものとしては、例え
ば、0号ソルべントH(日本石油株式会社製)、0号ソ
ルベントM(日本石油株式会社製)、ノルマルパラフィ
ン(三石・テキサコケミカル株式会社製)、IPソルベ
ント2028(出光石油化学株式会社製)などが挙げら
れる。また、不飽和脂肪族炭化水素系溶剤も用いること
ができる。その他、水、アルコール類、エチレングリコ
ールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル類やグ
リコール類、IPM等のエステルも用いることができ
る。
ついてさらに具体的に説明する。 実施例1〜4 下記表1に示す各処方の成分を混合し、プレス機にて2
00cm2 /kgのプレス圧で圧縮成形後、下記表2に
示す温度条件下(用いた各熱可塑性樹脂の融点に相当)
にて20分加熱し、約30mm×18mm×8mmの平
板状の固形薬剤含有体を調製した。なお、表1に示す各
熱可塑性樹脂粉末の粒径は2〜20μm、基剤粉末の粒
径は5〜30μmである。
た。
含有体に表3に示す各薬剤を所定量塗布含浸させ、一日
放置後、それぞれを図1に示す加熱蒸散器にセットし
た。発熱体に通電して薬剤含有体の下面部を約90℃と
なるように加熱し、各加熱時間目の薬剤の蒸散量を測定
した。その結果を表4に示す。なお、蒸散量は次のよう
にして測定した。 蒸散量:蒸散蒸気を一定時間毎にシリカゲル充填カラム
で1時間トラップした後、アセトンで抽出、濃縮後、ガ
スクロマトグラフで定量分析した。
粉末及び/又は有機粉末を熱可塑性高分子樹脂粉末の表
面融着により結着してなる薬剤含有体を用いた場合、1
80時間の長期間に亘る加熱使用においても、安定した
薬剤蒸散が得られた。
し、押出成形後25℃で24時間乾燥させ、その後、前
記表2に示す温度条件下にて20分加熱し、放冷後、研
削加工を施し、図4に示す多段円柱状の固形薬剤含有体
を調製した。なお、表5に示す各熱可塑性樹脂粉末及び
基剤粉末の粒径は、前記実施例 1〜4で用いたものと同
じである。
重量部に水を加えて練合し、押出成形後、乾燥させ、研
削加工を施し、図4に示す固形薬剤含有体を調製した。
状の固形薬剤含有体に表6に示す各薬剤を所定量含有さ
せ、それぞれを図3に示す加熱蒸散器にセットした。発
熱体に通電して薬剤含有体の上側面部を約90℃となる
ように加熱し、各加熱時間目の薬剤の蒸散量を測定し
た。その結果を表7に示す。
蒸散用薬剤含有体は、形状の如何に拘らず、180時間
の長期間に亘って安定した薬剤蒸散が得られた。
し、押出成形後25℃で24時間乾燥させ、その後、前
記表2に示す温度条件下にて20分加熱し、約7.0m
m×70mm(直径×長さ)の円柱状の固形薬剤含有体
を調製した。なお、表8に示す各熱可塑性樹脂粉末及び
基剤粉末の粒径は、前記実施例 1〜4で用いたものと同
じである。
部に水を加えて練合し、押出成形後乾燥させ、約7.0
mm×70mm(直径×長さ)の円柱状の固形薬剤含有
体を調製した。
柱状の薬剤含有体を24時間以上、25℃、75%R.
H.及び水中にそれぞれ放置した後、薬剤含有体の両端
より各1cmの箇所を平板で水平に支持し、その上に薬
剤含有体中央部に直交するように直径1cm、長さ3c
mの丸棒を配し、丸棒上部より加圧し、薬剤含有体が折
れる直前の強度を測定し、25℃、75%R.H.に放
置した薬剤含有体の強度に対する水中に放置した薬剤含
有体の強度の割合(百分率)を求めた。その結果を表9
に示す。
子樹脂粉末により表面融着してなる薬剤含有体は、水中
に放置しても、水による強度低下をほとんど示さず、水
性の殺虫液等に対しても安定した品質を確保することが
可能である。これに対して、比較例3のものは、水中に
放置すると形状を保つことができず、水溶性や乳化した
水性の殺虫液等を含有させることはできない。また、親
水性のアルコール類、グリコール類、グリコールエーテ
ル類等の溶剤を用いることも困難である。
/又は有機粉末を熱可塑性樹脂の表面融着により結着・
成形した加熱蒸散用薬剤含有体を用い、これを直接的又
は間接的に加熱して薬剤蒸散を行うものであるため、以
下のような効果・利点が得られる。 イ)溶剤を必要最小限又は全く使用せずに薬剤を含有さ
せ、長期に亘って安定して薬剤蒸散を行うことができ
る。 ロ)加熱蒸散用薬剤含有体に薬剤のみを含有させて蒸散
できるため、薬剤含有体のコンパクト化が可能となり、
形状も任意に調製できる。 ハ)無機粉末及び/又は有機粉末の結着に用いる熱可塑
性樹脂粉末は耐湿性及び耐水性が良好であるため、薬剤
含有体の品質が環境の変化を受けず常に安定であり、ま
た耐薬剤性の良好な熱可塑性樹脂を用いているので常に
安定した薬剤蒸散が得られる。また、水溶性や乳化した
溶剤を用いた香料、消臭剤、防菌防黴剤、殺ダニ剤、殺
菌剤などの蒸散性の薬液を蒸散することが可能である。 ニ)従来の薬液吸液式の加熱蒸散方法のように薬剤の溶
剤溶液を用いるものではなく、薬剤を含有せしめた固形
の薬剤含有体を用いるものであるため、溶剤による火災
の危険性を回避できる。
した装置の一例を加熱装置の内部構造を省略して示す概
略断面図である。
を示す断面図である。
した装置の他の例を示す概略断面図である。
体を示す側面図である。
体、4 容器、5 上部容器、6 下部容器、8,9
通気孔、11 開口部、12 保持体、13 保持容
器、14 収納容器、15 発熱体、16 通気孔、1
7 コード。
Claims (3)
- 【請求項1】 熱可塑性樹脂粉末と無機粉末及び/又は
有機粉末の混合物を粉末粒子を密着させた状態で熱可塑
性樹脂粉末の融点付近に加熱し、熱可塑性樹脂粉末と隣
接する粒子とを表面融着して成ることを特徴とする加熱
蒸散用薬剤含有体。 - 【請求項2】 薬剤成分をそのまま又は適切な量の溶剤
に溶解させて添加、塗布又は浸漬により含有せしめてな
ることを特徴とする請求項1に記載の加熱蒸散用薬剤含
有体。 - 【請求項3】 熱可塑性樹脂粉末と無機粉末及び/又は
有機粉末の混合物を粉末粒子を密着させた状態で熱可塑
性樹脂粉末の融点付近に加熱し、熱可塑性樹脂粉末と隣
接する粒子とを表面融着して成り、薬剤成分をそのまま
又は適切な量の溶剤に溶解させて添加、塗布又は浸漬に
より含有せしめてなる薬剤含有体を、直接的又は間接的
に加熱して薬剤を蒸散させることを特徴とする薬剤の加
熱蒸散方法。
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JP02997792A JP3308291B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 加熱蒸散用薬剤含有体及びそれを用いた薬剤の加熱蒸散方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05194103A true JPH05194103A (ja) | 1993-08-03 |
JP3308291B2 JP3308291B2 (ja) | 2002-07-29 |
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ID=12291024
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JP02997792A Expired - Lifetime JP3308291B2 (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 加熱蒸散用薬剤含有体及びそれを用いた薬剤の加熱蒸散方法 |
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- 1992-01-22 JP JP02997792A patent/JP3308291B2/ja not_active Expired - Lifetime
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