JPH0519337A - 閃光発光装置 - Google Patents

閃光発光装置

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JPH0519337A
JPH0519337A JP17018791A JP17018791A JPH0519337A JP H0519337 A JPH0519337 A JP H0519337A JP 17018791 A JP17018791 A JP 17018791A JP 17018791 A JP17018791 A JP 17018791A JP H0519337 A JPH0519337 A JP H0519337A
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voltage
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Keiichi Tsuchida
啓一 土田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】カメラ等の誤動作や、静電気等のノイズによる
誤動作が発生しても閃光発光管が誤発光せず、IGBT
が破損することのない閃光発光装置を提供することを目
的とする。 【構成】電源電池の電圧を昇圧する電源昇圧回路1と、
この電源昇圧回路1の出力により充電されるメインコン
デンサ3と、このメインコンデンサ3と並列に接続され
た閃光発光管5と、この閃光発光管5の発光動作を制御
するよう、上記閃光発光管5と直列に接続されたゲート
絶縁型バイポーラトランジスタを有する光量制御回路6
と、上記電源昇圧回路1の出力により充電されるととも
に、上記閃光発光管5に発光動作を開始させるためのト
リガーコンデンサを有するトリガー回路4とを備える閃
光発光装置において、上記閃光発光管5の発光動作の直
前においてのみ、上記トリガーコンデンサへの充電動作
と、上記ゲート絶縁型バイポーラトランジスタへのゲー
ト端子へのバイアス電圧の印加動作との少なくとも一方
を許可する発光制御手段7を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、閃光発光装置、詳しく
はゲート絶縁型バイポーラトランジスタを用いた光量制
御回路を具備した閃光発光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ストロボの閃光発光装置内の閃光
発光制御手段には、周知のように種々のものが提供され
ている。
【0003】そして、上記閃光発光制御のためのスイッ
チング手段として、特開昭61−50125号公報,特
開昭64−17033号公報等に示されているように、
近年、IGBT(ゲート絶縁型バイポーラトランジス
タ)等の電圧制御型スイッチング素子が使用されてい
る。また、本出願人も、特開平2−20000号公報、
特願平2−147600号公報等に示されているよう
に、このIGBTを上記スイッチング手段として用いた
閃光発光装置を提案している。
【0004】このIGBTは、高速大電流のスイッチン
グ動作が可能であり、ストロボ発光量の制御や、連続的
なパルス発光の制御が容易に行えるという特徴を有して
いる。
【0005】次に、上記IGBTを使用した、最も簡素
なストロボ用の閃光発光制御回路を図8に示す。
【0006】この閃光発光制御回路は、図示しないCP
Uから端子Cに入力される制御信号により、図示しない
直流低電圧電源が電源昇圧回路101に接続されると、
同電源昇圧回路101により直流高電圧が生成され、メ
インコンデンサ102が充電される。このメインコンデ
ンサ102の充電が完了すると、抵抗106とツェナー
ダイオード107からなる定電圧回路により、絶縁ゲー
ト型バイポーラトランジスタである、IGBT108の
ゲートに上記ツェナーダイオード107により決定され
る電圧が印加され、同IGBT108はオン状態とな
る。またこのとき、閃光発光管109の両端には高電圧
が印加されているが、放電発光するには至ってない。
【0007】一方、図示しないCPUより、端子Bを介
して、トリガートランス112,抵抗110,トリガー
コンデンサ111,サイリスタ113からなるトリガー
回路に対し放電発光信号が与えられると、このトリガー
回路は、放電誘導のためのトリガー電圧をトリガー電極
109tに印加する。すると、これによって上記閃光発
光管109が励起状態となり、予め高電圧が印加されて
いる閃光発光管109は、瞬間的に大電流が流れ放電発
光するに至る。
【0008】次に、発光を停止するために、端子Aに対
して図示しないCPUより“H”レベルの信号を印加す
ると、トランジスタ105がオンすることにより上記I
GBT108がオフして上記閃光発光管109の放電発
光が停止する。
【0009】また、図9に示す制御回路は、速い周期の
連続パルス放電発光を可能としたストロボ発光制御回路
の例である。
【0010】抵抗240,241,242,243,2
44、245,トランジスタ246,247,248,
249,トランス250,コンデンサ251,252,
およびダイオード253,254,255からなる回路
201は、公知の電源昇圧回路である。この電源昇圧回
路201は、前記図8に示される閃光発光制御回路と同
様に、図中、端子Dに接続される図示しない直流低電圧
電源の直流低電圧を直流高電圧に昇圧させる変換器であ
り、メインコンデンサ202の両端と、抵抗206およ
びツェナーダイオード207からなる直列回路の両端と
に、それぞれダイオード221およびダイオード220
を図示のように介して接続されている。また、この電源
昇圧回路201は、図示しないCPUから端子Cに入力
される制御信号により動作して、上記メインコンデンサ
202を充電させるようになっている。
【0011】上記メインコンデンサ202は、上記図8
に示す回路同様、上記電源昇圧回路201から供給され
る直流高電圧により充電され、高電圧を閃光発光管20
9に印加する。このメインコンデンサ202の両端に
は、閃光発光管209,ダイオード227,IGBT2
08からなる直列回路、および、トランス212,コン
デンサ211,231,サイリスタ213,抵抗21
0,229,230からなるトリガー回路が接続されて
いる。そして、上記閃光発光管209は、上記トリガー
回路からトリガー電極209tにトリガー電圧が印加さ
れることにより放電発光するようになっている。
【0012】IGBT208は、上記図8の回路同様、
絶縁ゲート型バイポーラトランジスタであり、上記閃光
発光管209の発光量を制御するスイッチング素子であ
る。上記抵抗206と、ツェナーダイオード207とか
らなる直列回路は、上記IGBT208を駆動させる定
電圧回路であり、上記ツェナーダイオード207のカソ
ード側が上記IGBT108のゲートに抵抗228を介
して接続されている。抵抗203,204およびトラン
ジスタ205からなるスイッチング回路は、図示しない
CPUの制御によりスイッチング動作を行い、上記IG
BT208をオフさせる回路であり、上記トランジスタ
205のコレクタが上記ツェナーダイオード207のカ
ソード側に接続されている一方、上記抵抗203の一端
が図示しないCPUに接続される端子Aに接続されてい
る。
【0013】上記トリガー回路は、上記CPUから端子
Bに入力される制御信号により動作して、高電圧の放電
誘導電圧を発生し、上記閃光発光管109の放電発光を
促すものである。
【0014】なお、抵抗222,223の分圧回路はメ
インコンデンサ202の充電完了電圧をチェックする回
路であり、抵抗224,コンデンサ225は周知の倍電
圧回路である。
【0015】このように構成された閃光発光制御回路に
おいては、前記図8に示される制御回路と同様に、図示
しないCPUの制御信号により、図示しない直流低電圧
電源が電源昇圧回路201の端子Dに接続されると、同
電源昇圧回路201により直流高電圧が生成され、メイ
ンコンデンサ202が充電される。このメインコンデン
サ202の充電が完了すると、抵抗206とツェナーダ
イオード207からなる定電圧回路により、IGBT2
08のゲートに上記ツェナーダイオード207により決
定される電圧が印加され、上記IGBT208はオン状
態となる。またこのとき、閃光発光管209の両端には
高電圧が印加されているが、未だ放電発光するには至っ
てない。
【0016】一方、図示しないCPUより、端子Bを介
して前記トリガー回路に対し放電発光信号が与えられる
と、このトリガー回路は、放電誘導のためのトリガー電
圧をトリガー電極209tに印加する。すると、これに
よって上記閃光発光管209が励起状態となり、予め高
電圧が印加されている閃光発光管209は、瞬間的に大
電流が流れ放電発光するに至る。
【0017】次に、発光を停止するために、端子Aに対
して図示しないCPUより“H”レベルの信号を印加す
ると、トランジスタ205がオンすることにより上記I
GBT208がオフして上記閃光発光管209の放電発
光が停止する。ここで、上記端子Aに“L”レベルの信
号を印加すると、閃光発光管20は未だ励起状態にある
ので、再び発光する。上記スイッチング回路は高速スイ
ッチングが可能であるため、このようにCPUから端子
Aに対する信号を制御することによって速い周期の連続
パルス放電発光が可能である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらの従
来の閃光発光制御回路では、トリガー電極にトリガー電
圧を印加するのに先立ち、予めIGBTのゲートにゲー
ト電圧を印加するようにしている。このとき、IGBT
内部において、ゲートとGNDとの間の絶縁抵抗による
漏れ電流が生じるためIGBTのゲート電圧が降下する
という現象が起きる。すなわち、たとえば、上記図8に
示した回路においては、メインコンデンサ102が充電
完了後、抵抗106およびIGBT108を介して、常
時、上記メインコンデンサ102の蓄積電荷が放電する
こととなる。この放電量は、上記抵抗106の抵抗値を
大きくすることにより、ある程度無視できるレベルまで
は抑えることが可能である。
【0019】しかしながら、上記IGBT108のゲー
トには無視できない容量成分があるため、上記抵抗10
6の抵抗値を大きくすると、この容量成分と前記抵抗値
とで形成される時定数により、上記IGBT108のゲ
ート電圧の立ち上がりが遅くなる。よって、速い周期の
連続パルス放電発光を要求される場合、上記抵抗106
の抵抗値を大きくすることができない。
【0020】この抵抗106の抵抗値を大きくできない
場合、すなわち、上述のように、速い周期の連続パルス
放電発光を要求される場合等においては、上記メインコ
ンデンサ102の充電終了後、長期間にわたりこの状態
を放置しておくと、上記IGBT108における上記蓄
積電荷の放電により、このIGBT108のゲート電圧
が降下してしまう。このとき、カメラの誤動作や、静電
気等のノイズの影響で上記トリガー回路が誤って動作す
ると、トリガー電極109tにトリガー電圧が印加され
た状態となり、これによって閃光発光管109が発光し
てしまう。すると、この発光の際に流れる発光電流によ
りIGBT108が破損してしまう結果となる。
【0021】ここで、上記発光電流によりIGBTが破
損する条件について、図10〜図12を参照して詳しく
説明する。
【0022】図10は、IGBTのゲート電圧VGEと、
それに対応する許容コレクタ電流IC の関係を示した線
図である。この線図は、IGBTのコレクタに電流を流
すとき、その電流値がそのとき印加されているゲート電
圧に対応する許容範囲値(図中斜線部)を越える場合、
このIGBTを破損させてしまう虞があることを示して
いる。なお、ゲート電圧VGEが図中V1 以下のときコレ
クタ電流は流れず、同V2 は上記IGBTの最大定格電
圧である。
【0023】図11は、IGBTのコレクタ電流IC
と、前記閃光発光制御回路等に使用されるメインコンデ
ンサの電圧VMCとの関係を示した線図である。この図よ
り、IGBTのコレクタ電流IC はメインコンデンサ電
圧VMCにより変化することがわかる。なお、上記メイン
コンデンサ電圧VMCが最低発光電圧(図中VMin )以下
のときは、閃光発光管は発光せずコレクタ電流も流れな
い。
【0024】図12は、上記2つの線図によりメインコ
ンデンサ電圧VMCとIGBTのゲート電圧VGEの関係を
示した線図である。図中I で示した部分は、メインコン
デンサ電圧VMCが上記図11で示したVMIN 以下,IG
BTのゲート電圧VGEが上記図10で示したV1 以下
で、ともに、閃光発光管を発光させるには電圧が不足し
ている領域である。図中IIで示した部分は、メインコン
デンサ電圧VMCが最大定格以上、IGBTのゲート電圧
VGEが上記図10で示した最大定格V2 以上の領域であ
る。次に、図中III の領域は、通常の発光が可能であ
り、誤動作等が生じてトリガー電極にトリガー電圧が印
加されたとしてもIGBTの破損には至らない領域であ
る。
【0025】さて、メインコンデンサ電圧およびIGB
Tのゲート電圧が、図中IVの範囲にあるときに閃光発光
管を発光させると、IGBTのゲート電圧不足により発
光時に流れる上記IGBTのコレクタ電流が上記図10
で示した許容電流値を越えてしまうので、これによって
IGBTを破損させてしまう。
【0026】ところで、従来の閃光発光装置では、上述
のとおりIGBTのゲート−GND間での漏れ電流によ
り、上記IGBTのゲート電圧が上記Dの範囲にまで降
下してしまう虞がある。このとき、上述のようにカメラ
の誤動作や静電気等によりトリガー回路が動作して閃光
発光管が発光してしまうと、IGBTに許容範囲以上の
コレクタ電流が流れ、ついにはこのIGBTを破損させ
てしまうという不具合があった。
【0027】本発明はかかるIGBTの特性上の問題点
に鑑みてなされたものであり、カメラ等の誤動作や、静
電気等のノイズによる誤動作が発生しても閃光発光管が
誤発光せず、IGBTが破損することのない閃光発光装
置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による閃光発光装置は、図1の概念図に示す
ように、電源電池の電圧を昇圧する電源昇圧回路1と、
この電源昇圧回路1の出力により充電されるメインコン
デンサ3と、このメインコンデンサ3と並列に接続され
た閃光発光管5と、この閃光発光管5の発光動作を制御
するよう、上記閃光発光管5と直列に接続されたゲート
絶縁型バイポーラトランジスタを有する光量制御回路6
と、上記電源昇圧回路1の出力により充電されるととも
に、上記閃光発光管5に発光動作を開始させるためのト
リガーコンデンサを有するトリガー回路4とを備える閃
光発光装置において、上記閃光発光管5の発光動作の直
前においてのみ、上記トリガーコンデンサへの充電動作
と、上記ゲート絶縁型バイポーラトランジスタへのゲー
ト端子へのバイアス電圧の印加動作との少なくとも一方
を許可する発光制御手段7を設けたことを特徴とする。
【0029】
【作用】本発明においては、予め充電されているメイン
コンデンサ3の放電電荷によって発光する閃光発光管5
の発光動作の直前において、発光制御手段7の制御によ
り、トリガー回路4内のトリガーコンデンサへの充電動
作と、光量制御回路6内のゲート絶縁型バイポーラトラ
ンジスタへのゲート端子へのバイアス電圧の印加動作と
の少なくとも一方を許可して、トリガー電極にトリガー
電圧を印加し、上記閃光発光管5を発光させる。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0031】図2は、本発明の第1実施例である閃光発
光装置の構成を示す電気回路図である。
【0032】この電気回路は、直流電源E1 の低電圧を
直流高電圧に昇圧させるDC/DCコンバータからなる
電源昇圧回路1と、この昇圧回路1に並列に接続された
トリガー回路4および逆流防止用ダイオード2,メイン
コンデンサ3,の直列回路と、上記メインコンデンサ3
に並列に接続された閃光発光管5,光量制御回路6の直
列回路と、上記電源昇圧回路1,トリガー回路4,光量
制御回路6の動作をそれぞれ制御する発光制御回路7と
で、その主要部が構成されている。
【0033】上記メインコンデンサ3は、上記電源昇圧
回路1から供給される直流高電圧によって充電され、こ
の直流高電圧を閃光発光管5に印加するようになってい
て、この閃光発光管5は、上記トリガー回路4からトリ
ガー電極5tにトリガー電圧が印加されることにより、
キセノンガス等を封入した放電管内がイオン化され、瞬
時に放電発光するようになっている。
【0034】上記発光制御回路7は、その制御信号出力
端子P1 ,P2,P3 がそれぞれ電源昇圧回路1,トリ
ガー回路4,光量制御回路6に接続されていて、上記発
光制御回路7内にあるCPUからの出力信号により種々
の制御を行うようになっている。
【0035】上記電源昇圧回路1は、低電圧の直流電源
である電源電池E1 と、この電源電池E1 の両端に並列
に接続されたトランジスタTr1,Tr2 と抵抗R1 ,
R2とからなる直列回路と、同じく上記電源電池E1 と
並列に接続された、昇圧トランスT1 の1次巻線とトラ
ンジスタTr3 とからなる直列回路と、整流用ダイオー
ドD1 と上記昇圧トランスT1 の2次巻線および抵抗R
3 とからなる直列回路が図示のように接続されて構成さ
れている。なお、上記トランジスタTr1 のベースが上
記発光制御回路7の制御信号出力端子P1 に接続され、
発光制御回路7からの制御信号を受けるようになってい
る。
【0036】上記トリガー回路4は、上記電源昇圧回路
1の出力端に並列に接続された抵抗R4 とトリガーサイ
リスタSCR1 とからなる直列回路と、このトリガーサ
イリスタSCR1 に並列に接続されたトリガーコンデン
サC1 とトリガートランスT2 の1次巻線とからなる直
列回路と、上記トリガー電極5tに接続された上記トリ
ガートランスT2 の2次巻線とが図示のように接続され
て構成されている。また、上記トリガーサイリスタSC
R1 のゲートが上記発光制御回路7の制御信号出力端子
P2 に接続され、発光制御回路7からの制御信号を受け
るようになっている。
【0037】上記光量制御回路6は、発光電流ループに
対して直列に接続され、上記閃光発光管5の発光光量の
制御を行うIGBT1 と、上記電源昇圧回路1の出力端
に並列に接続された抵抗R5 およびツェナーダイオード
D3 とからなる直列回路と、上記ツェナーダイオードD
3 に並列に接続されたトランジスタTr4 とが図示のよ
うに接続されて構成されている。なお、上記トランジス
タTr4 のベースが上記発光制御回路7の制御信号出力
端子P3 に接続され、発光制御回路7よりの制御を受け
るようになっている。
【0038】なお、図中、符号VTC,VMC,VGE,VT
はそれぞれ、トリガーコンデンサC1 の充電電圧,メイ
ンコンデンサ3の充電電圧,IGBT1 のゲート電圧,
トリガー電極5tに印加するトリガー電圧を示す。また
これらの電圧の動作による変化は図3タイムチャートに
示される。
【0039】このように構成された閃光発光回路におけ
る各部の動作は、トランジスタTr1 のベースに上記発
光制御回路7よりオン信号を入力すると、トランジスタ
Tr1 のエミッタ−コレクタ間〜トランジスタTr2 の
エミッタ−ベース間〜抵抗R3 に対して電流が流れ、ト
ランジスタTr2 にコレクタ電流が流れる。このトラン
ジスタTr2 のコレクタ電流はトランジスタTr3 のベ
ース電流となって同トランジスタTr3 にコレクタ電流
を流す。すると、昇圧トランスT1 の1次巻線に電流が
流れ、このとき発生する、上記1次巻線の2次巻線に対
する鎖交磁束によって上記2次巻線には高電圧が誘起さ
れる。
【0040】これにより、ダイオードD1 ,トリガー回
路4内の抵抗R4 を介してトリガー回路4内のトリガー
コンデンサC1 に充電電流が流れるとともに、ダイオー
ドD1 ,ダイオード2を介してメインコンデンサ3にも
充電電流が流れる。この充電電流は、上記トランジスタ
Tr3 のベース電流が増加するのにともない増加して上
記コンデンサを充電する。そして、この正帰還作用によ
って上記トランジスタTr3 は飽和状態となる。
【0041】すると、昇圧トランスT1 の1次側の電流
変化がなくなるために、2次側の磁束変化もなくなる。
よって、昇圧トランスT1 の2次側には、ダイオードD
1 に対して逆電圧をかけるような電圧が生じ、トランジ
スタTr2 を逆バイアスすることにより、トランジスタ
Tr2 のコレクタ電流が止まりトランジスタTr3 もオ
フする。ここで、昇圧トランスT1 の2次巻き線には振
動が起こり、トランジスタTr2 を正バイアスする半波
のときに上記トランジスタTr2 が再びオンとなり、前
記の初期状態に戻り次の1サイクルの動作を開始する。
そして、このような発振動作を繰り返し行うことによ
り、トリガーコンデンサC1 とメインコンデンサ3とが
所定の電圧まで充電されることになる。
【0042】さて、上記トリガーコンデンサC1 には、
電源昇圧回路1〜抵抗R4 〜トリガーコンデンサC1 〜
トリガートランスT2 の1次巻き線〜電源昇圧回路1と
いう閉ループで充電電流が流れるため、このトリガーコ
ンデンサC1 は、メインコンデンサ3と同じ電圧まで充
電されることになる。
【0043】ここで、発光制御回路7よりトリガーサイ
リスタSCR1 のゲートに発光信号が送信されると、上
記トリガーコンデンサC1 に蓄えられた電荷は、トリガ
ーコンデンサC1 〜トリガーサイリスタSCR1 〜トリ
ガートランスT2 の1次巻線〜トリガーコンデンサC1
による閉ループに沿って流れる。上記トリガートランス
T2 の1次巻線に電流が流れると、上記トランスの1次
巻線の2次巻線に対する鎖交磁束が生じるため2次巻線
には高電圧が誘起される。そして、この高電圧がトリガ
ー電圧としてトリガー電極5tに印加され、閃光発光管
5が発光する。また、上記トリガー電圧が印加された
後、上記発光信号をオフするとトリガー回路4は初期状
態に戻る。
【0044】光量制御回路6において、発光制御回路7
の制御出力端子P3 の信号がオフのとき、同発光制御回
路7の出力端子P1 より電源昇圧回路1に対してオン信
号が入力され、この電源昇圧回路1が動作すると、電源
昇圧回路1〜抵抗R5 〜IGBT1 のゲート−エミッタ
間〜電源昇圧回路1の閉ループに沿って電流が流れ、上
記IGBT1 のゲート−エミッタ間にある容量分が充電
される。この充電電圧は、ツェナーダイオードD3 によ
って上記IGBT1 のゲート電圧に必要な電圧に保たれ
る。そして、上記発光制御回路7の端子P2 からトリガ
ー回路4に対してオン信号が出力されると、上述の通
り、トリガーサイリスタSCR1 がオンし、トリガー電
圧がトリガー電極5tに印加され、閃光発光管5が発光
する。この発光にともない、上記閃光発光管5に流れる
発光電流がそのままIGBT1 に流れることになる。
【0045】次に、発光制御回路7の端子P3 より光量
制御回路6に対してオン信号が出力されると、トランジ
スタTr4 がオンする。これにより上記IGBT1 のゲ
ート容量に充電されていた電荷は上記トランジスタTr
4 を流れ、IGBT1 ゲート−エミッタ間電圧は0Vと
なり、IGBT1 がオフし、閃光発光管5の発光が停止
する。
【0046】次に、このように構成された第1実施例の
動作を、図3に示すタイミングチャートおよび図4に示
すフローチャートにより説明する。
【0047】まず、初期設定としてステップS1におい
て、発光制御回路7の制御信号出力端子P1 (充電およ
びトリガー許可信号)から電源昇圧回路1にオフ信号,
同出力端子P2 (発光信号)からトリガー回路4にオン
信号,同出力端子P3 (光量制御信号)から光量制御回
路6にオン信号をそれぞれ送信する。このとき、メイン
コンデンサ3の電圧VMCと、トリガー回路4のトリガー
コンデンサC1 の電圧VC1はともに0Vなので、仮に発
光制御回路7の出力端子P2 よりトリガー回路4にオン
信号が出力されても発光は行われない。
【0048】なお、上記出力端子P1 からの信号は
“H”レベルがオフ信号,同端子P2 およびP3 からの
信号は“H”レベルがオン信号となる。これは、出力端
子P1 からの信号が入力するトランジスタTr1が
“L”レベルアクティブであるのに対して、出力端子P
2 ,P3 からの信号が入力する素子がともに“H”レベ
ルアクティブであることによるものである。
【0049】次に、ステップS2において、出力端子P
1 から電源昇圧回路1にオン信号を送信し、電源昇圧回
路1を駆動させる。これによりメインコンデンサ3が充
電を開始する。ところで、このとき、トリガー回路4の
トリガーサイリスタSCR1がオンしているため、電源
昇圧回路1からの出力電流は上記トリガーサイリスタS
CR1 に流れ込み、トリガーコンデンサC1 が充電され
ることはない。なお、抵抗R4 は、上記のような場合、
すなわちメインコンデンサ3のみが充電されている場
合、上記トリガーサイリスタSCR1 に流れる電流を制
限する役目を果たす。
【0050】ステップS3において、メインコンデンサ
3の充電電圧VMCが、閃光発光管5を発光させるのに充
分な電圧(VTH)に達したか否かを判定し、イエスであ
るならステップS4に移り、ノーであるならステップS
2に戻りVTHに達するまで充電を繰り返す。なお、図3
に示す2例は、メインコンデンサ3の最大充電電圧をV
THとした。
【0051】上記ステップS3において、メインコンデ
ンサ3の充電電圧が所定の電圧に到達したと判定された
ときは、同時にステップS4において、出力端子P1 か
らオフ信号を出力し、電源昇圧回路1の動作を停止させ
メインコンデンサ3への充電を終了する。
【0052】次に、ステップS5においてカメラのレリ
ーズが押されたか否かを監視しておき、レリーズが押さ
れるまでステップS3,ステップS4,ステップS5の
ループを繰り返す。上記レリーズが押された場合、次の
ステップS6において、出力端子P2 ,P3 よりそれぞ
れオフ信号を出力して、トリガーコンデンサC1 への充
電と、IGBT1 のゲート容量に対する充電を行う準備
をする。
【0053】そして、ステップS7において、出力端子
P1 よりオン信号を出力し、同時にステップS8でタイ
マーをセットする。このステップS7によって電源昇圧
回路1が再び駆動され、トリガーコンデンサC1 とIG
BT1 のゲート容量に対して充電が行われる。これらの
充電は先のステップS8にてセットした時間だけ行わ
れ、タイマーアップした後、次のステップS9において
電源昇圧回路1を停止させる。
【0054】次にステップS10において、出力端子P
2 からオン信号を出力し、トリガーサイリスタSCR1
をオンさせることによりトリガー電圧VT をトリガー電
極5tに印加し、閃光発光管5を発光させる(IXe)。
この発光後ステップS11で、図示しない測定手段を用
いて、フィルム面において所定の光量に達するまでルー
プを繰り返す。ここで、所定の光量に達するとステップ
S12において、出力端子P3 からオフ信号を出力し発
光が終了する。
【0055】このように本実施例では、トリガーコンデ
ンサC1 とIGBT1 のゲート容量とへの充電を閃光発
光管5の発光の直前に行うようにシーケンスを組んでい
るので、まず、メインコンデンサ3の充電中(トリガー
コンデンサC1 とIGBT1のゲート容量とへの充電は
禁止されている)に、すなわちメインコンデンサ3の充
電電圧が閃光発光管5を発光させ得る電圧値に到達する
ことも有り得るときに、何等かのノイズ等により、たと
えば、トリガーサイリスタSCR1 がオンしたとしても
上記トリガーコンデンサC1 には電荷が充電されていな
いので、トリガー電極5tにトリガー電圧が印加される
ことはない。これにより、閃光発光管5が誤発光するこ
とはないのでIGBT1 の破損は免れる。
【0056】また、上記メインコンデンサ3の充電が終
了してから、カメラのレリーズが押されるまでの比較的
長い期間において、上記同様に何等かの誤動作が発生し
ても、上記同様トリガーコンデンサC1 には電荷が充電
されていないので、トリガー電極5tにトリガー電圧が
印加されることはない。さらに、何等かの誤動作により
トリガー回路4が動作して、トリガー電圧がトリガー電
極5tに印加されたと同じ状態になったとしても、この
ときIGBT1 のゲート電圧は未だ0Vであるので、閃
光発光管5が発光することはない。従って、いずれの場
合においてもIGBT1 の破損は免れる。
【0057】なお、本実施例では、電源昇圧回路1が、
メインコンデンサ3の充電用電源とトリガーコンデンサ
C1 の充電用電源とを兼ねているが、これら電源を分け
て構成しても構わない。
【0058】図5は、本発明の第2実施例である閃光発
光装置の構成を示す電気回路図である。
【0059】この第2実施例は、上記第1実施例におい
て、トリガー回路4と光量制御回路6の構成および発光
制御回路7による制御手順が異なるだけで、他の構成、
すなわち、電源昇圧回路1,ダイオード2,メインコン
デンサ3,閃光発光管5,トリガー電極5t等の構成お
よび作用は上記第1実施例と同様なものとなっている。
従って、その詳細な説明は省略する。なお、図中、符号
VMC,VGE,VT ,VC21 ,VC22 はそれぞれ、メイン
コンデンサ3の充電電圧,IGBT2 のゲート電圧,ト
リガー電極5tに印加するトリガー電圧,コンデンサC
21の充電電圧,コンデンサC22の充電電圧の測定点を示
す。またこれらの電圧の変化は図6のタイムチャートに
示す。
【0060】光量制御回路6Aは、電源昇圧回路1の出
力端に並列に接続された、ダイオードD23,抵抗R25,
コンデンサC22の直列回路と、コンデンサC22にそれぞ
れ並列に接続された、ツェナーダイオードD24、抵抗R
20と、さらに上記コンデンサC22に並列にそれぞれ接続
された、抵抗R27,抵抗R28,トランジスタTr27から
なる直列回路、およびトランジスタTr26,抵抗R26か
らなる直列回路、トランジスタTr24,トランジスタT
r25からなる直列回路と、発光電流ループ内に直列に接
続されるとともに、上記トランジスタTr25に並列に接
続されるIGBT2 とが図示のように接続されて構成さ
れている。
【0061】このように構成された光量制御回路6Aの
動作は、トランジスタTr27がオフ状態のとき電源昇圧
回路1が起動すると、IGBT2 のゲートバイアス用コ
ンデンサC22に対して充電が行われ、このコンデンサC
22の電圧はツェナーダイオードD24によって定まる電圧
値まで上昇する。
【0062】いま、上記トランジスタTr27をオンさせ
るとトランジスタTr26,Tr24がオンする。このとき
トランジスタTr25はオフしたままなので、IGBT2
のゲート電圧は、上記コンデンサC22の両端電圧と同じ
となり、これによりIGBT2 がオン状態となる。次
に、トランジスタTr27をオフするとトランジスタTr
26,Tr24がオフし、それと同時にトランジスタTr25
がオンすることより、IGBT2 のゲート電圧が0Vと
なり、よって、同IGBT2 がオフ状態となる。(な
お、この回路の更に詳細は、USP 4,999,66
3参照)トリガー回路4Aは、上記第1実施例における
トリガー回路4のうち、トリガーサイリスタSCR1 を
IGBT2 に置き換えたもので、その他の構成および作
用は第1実施例と同様である。すなわち、上記電源昇圧
回路1に並列に接続された抵抗R29と上記IGBT2 と
からなる直列回路と、このIGBT2 に並列に接続され
たトリガーコンデンサC21とトリガートランスT22の1
次巻線とからなる直列回路と、上記トリガー電極5tに
接続された上記トリガートランスT22の2次巻線とが、
図示のように接続されて構成されている。なお、上記I
GBT2 は上記光量制御回路6Aの構成にも含まれてお
り、トリガー回路4Aの駆動と閃光発光管5の発光光量
の制御を兼ねている。
【0063】また、発光制御回路7Aの制御信号出力端
子P1 ,P4 がそれぞれ電源昇圧回路1,光量制御回路
6Aに接続され、上記発光制御回路7A内にあるCPU
からの出力信号により種々の制御を行うようになってい
る。
【0064】次に、本第2実施例の具体的な動作を、図
6に示すタイミングチャートおよび図7に示すフローチ
ャートにより説明する。
【0065】まず、初期設定としてステップS21にお
いて、発光制御回路7Aの制御信号出力端子P1 (充電
およびトリガー許可信号)から電源昇圧回路1にオフ信
号,同端子P4 (トリガーおよび発光制御信号)から光
量制御回路6Aにオフ信号をそれぞれ送信する。このと
き、メインコンデンサ3の電圧VMCと、トリガー回路4
AのトリガーコンデンサC21の電圧VC21 はともに0V
である。
【0066】次にステップS22において、出力端子P
4 から光量制御回路6Aにオン信号を出力した後、ステ
ップS23にて出力端子P1 から電源昇圧回路1にオン
信号を出力し、電源昇圧回路1を駆動させる。これによ
りメインコンデンサ3と、光量制御回路6A内のコンデ
ンサC22とが充電を開始する。ところで、このタイミン
グでIGBT2 もオンするため、電源昇圧回路1からの
出力電流は上記IGBT2 に流れ込み、トリガーコンデ
ンサC21が充電されることはない。なお、抵抗R29は、
上記のような場合、すなわちメインコンデンサ3と上記
コンデンサC22のみが充電されている場合、上記IGB
T2 に流れる電流を制限する役目を果たす。
【0067】ステップS24において、メインコンデン
サ3の充電電圧VMCが、閃光発光管5を発光させるのに
充分な電圧(VTH)に達したか否かを判定し、イエスで
あるならステップS25に移り、ノーであるならステッ
プS22に戻り、充電電圧がVTHに達するまで充電を繰
り返す。なお、図6に示す例は、メインコンデンサ3の
最大充電電圧をVTHとした。
【0068】上記ステップS24においてメインコンデ
ンサ3の充電電圧が所定の電圧に到達すると、これと同
時にステップS25において、出力端子P1 からオフ信
号を出力し、電源昇圧回路1の動作を停止させメインコ
ンデンサ3への充電を終了させるとともに、出力端子P
4 からもオフ信号を出力して、IGBT2 をオフさせ
る。
【0069】また、このとき、上記コンデンサC22の充
電も終了するが、このコンデンサC22の容量は上記IG
BT2 のゲートバイアスを得るだけの容量値を有してお
り、必要時以外(たとえば、今の状態にようにIGBT
2 を動作させない場合)は、並列に挿入されている抵抗
R20により充電電荷を消費するようにして、IGBT2
をオンさせないようになっている。
【0070】次に、ステップS26においてカメラのレ
リーズが押されたか否かを監視しておき、レリーズが押
されるまでステップS24,ステップS25,ステップ
S26のループを繰り返す。上記レリーズが押された場
合、次のステップS27において、出力端子P1 よりオ
ン信号を出力し、同時にステップS28でタイマーをセ
ットする。このステップS27によって電源昇圧回路1
が再び駆動され、トリガーコンデンサC21とIGBT2
のゲートバイアス用コンデンサC22とに対して充電が行
われる(VC22 )。この充電は先のステップS28にて
セットした時間だけ行われ、タイマーアップした後、ス
テップS29において電源昇圧回路1を停止させる。
【0071】次にステップS30において、出力端子P
4 からオン信号を出力し、IGBT2 をオンさせること
によりトリガー電圧VT をトリガー電極5tに印加す
る。これにより閃光発光管5の発光が開始する(IX
e)。この発光後、ステップS31で、図示しない測定
手段を用いてフィルム面において所定の光量に達するま
でループを繰り返す。ここで、所定の光量に達するとス
テップS32において、出力端子P4 からオフ信号を出
力し発光が終了する。
【0072】このように本第2実施例では、トリガーコ
ンデンサC21への充電を閃光発光管5の発光の直前に行
うようにシーケンスを組んでいるので、まず、メインコ
ンデンサ3の充電中(トリガーコンデンサC21への充電
は禁止されている)に、すなわち、メインコンデンサ3
の充電電圧VMCが閃光発光管5を発光させ得る電圧値に
到達することも有り得るときに、何等かのノイズ等によ
り、トリガー回路4Aが誤動作を起こしたとしても、こ
のとき、上記トリガーコンデンサC21には電荷が充電さ
れていないので、トリガー電極5tにトリガー電圧が印
加されることはない。これにより、閃光発光管5が誤発
光することはないのでIGBT2 の破損は免れる。
【0073】また、上記メインコンデンサ3の充電が終
了してから、カメラのレリーズが押されるまでの比較的
長い期間において、上記同様に何等かの誤動作が発生し
ても、上記同様トリガーコンデンサC21には電荷が充電
されていないので、トリガー電極5tにトリガー電圧が
印加されることはない。さらに、何等かの誤動作により
トリガー電圧がトリガー電極5tに印加されたと同じ状
態になったとしても、このとき、IGBT2 のゲート電
圧は0Vであるので、閃光発光管5が発光することはな
い。従って、いずれの場合においてもIGBT2 の破損
は免れる。
【0074】なお、本第2実施例では、電源昇圧回路1
が、メインコンデンサ3の充電用電源とトリガーコンデ
ンサC21充電用電源およびIGBT2 ゲートバイアス用
コンデンサC22の充電用電源とを兼ねているが、これら
電源を分けて構成しても構わない。
【0075】また、本第2実施例では、IGBT2 がト
リガー回路駆動と発光光量制御を兼ねているが、この2
つの他にも、たとえば、倍電圧回路等の駆動を制御させ
ても良い。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、閃
光発光管を発光させる直前において、トリガー回路内の
トリガーコンデンサに対して充電をし、および/または
IGBTのゲート端子へのバイアス電圧の印加動作を行
うようにすることで、カメラ等の誤動作や、静電気等の
ノイズによりトリガー回路が誤って動作しても、閃光発
光管が発光することがなく、これによりIGBTを破損
させる虞がない閃光発光装置を提供できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念を示した閃光発光装置の構成ブロ
ック図。
【図2】本発明の第1実施例を示す閃光発光装置の電気
回路図。
【図3】上記第1実施例における閃光発光装置の具体的
な動作を示すタイミングチャート。
【図4】上記第1実施例における閃光発光装置の具体的
な動作を示すフローチャート。
【図5】本発明の第2実施例を示す閃光発光装置の電気
回路図。
【図6】上記第2実施例における閃光発光装置の具体的
な動作を示すタイミングチャート。
【図7】上記第2実施例における閃光発光装置の具体的
な動作を示すフローチャート。
【図8】従来の閃光発光装置の1例を示す電気回路図。
【図9】従来の閃光発光装置の他の例を示す電気回路
図。
【図10】IGBTにおけるゲート電圧に対応する許容
コレクタ電流の関係を示した線図。
【図11】閃光発光装置内のメインコンデンサの充電電
圧とIGBTのコレクタ電流の関係を示した線図。
【図12】閃光発光装置内のメインコンデンサの充電電
圧とIGBTのゲート電圧の関係を示した線図。
【符号の説明】
1…電源昇圧回路 2…ダイオード 3…メインコンデンサ 4…トリガー回路 5…閃光発光管 6…光量制御回路 7…発光制御回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】電源電池の電圧を昇圧する電源昇圧回路
    と、 この電源昇圧回路の出力により充電されるメインコンデ
    ンサと、 このメインコンデンサと並列に接続された閃光発光管
    と、 この閃光発光管の発光動作を制御するよう、上記閃光発
    光管と直列に接続されたゲート絶縁型バイポーラトラン
    ジスタを有する光量制御回路と、 上記電源昇圧回路の出力により充電されるとともに、上
    記閃光発光管に発光動作を開始させるためのトリガーコ
    ンデンサを有するトリガー回路と、 を備えた閃光発光装置において、 上記閃光発光管の発光動作の直前においてのみ、上記ト
    リガーコンデンサへの充電動作と、上記ゲート絶縁型バ
    イポーラトランジスタのゲート端子へのバイアス電圧の
    印加動作との少なくとも一方を許可する発光制御手段を
    設けたことを特徴とする閃光発光装置。
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