JPH05193255A - 感熱記録紙 - Google Patents
感熱記録紙Info
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- JPH05193255A JPH05193255A JP4007082A JP708292A JPH05193255A JP H05193255 A JPH05193255 A JP H05193255A JP 4007082 A JP4007082 A JP 4007082A JP 708292 A JP708292 A JP 708292A JP H05193255 A JPH05193255 A JP H05193255A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- thermal recording
- electron
- heat
- recording sheet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高感度で画像均一性に優れた感熱記録紙を提
供する。 【構成】 LBKP86部(CSF370ml)、タル
ク14部からなるパルプスラリーに硫酸バンド3%、カ
チオン化澱粉3%を加えて50g/m2の原紙を抄造
し、この原紙上に感熱塗液をブレードで7g/m2(乾
燥重量)となるよう塗工し、カレンダー処理して感熱層
塗工面のベック平滑度400秒となるようにした。この
感熱記録紙の原紙JAPAN TappiNo.51〜8
7(ブリストー法)に規定される吸収係数(Ka)は
0.18(ml/m2・ms1/2)で、粗さ指数(Vr)
は5.8(ml/m2)であった。
供する。 【構成】 LBKP86部(CSF370ml)、タル
ク14部からなるパルプスラリーに硫酸バンド3%、カ
チオン化澱粉3%を加えて50g/m2の原紙を抄造
し、この原紙上に感熱塗液をブレードで7g/m2(乾
燥重量)となるよう塗工し、カレンダー処理して感熱層
塗工面のベック平滑度400秒となるようにした。この
感熱記録紙の原紙JAPAN TappiNo.51〜8
7(ブリストー法)に規定される吸収係数(Ka)は
0.18(ml/m2・ms1/2)で、粗さ指数(Vr)
は5.8(ml/m2)であった。
Description
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は感熱記録紙に関し、更に
詳しくは印字部の画像均一性にすぐれた感熱記録紙に関
する。
詳しくは印字部の画像均一性にすぐれた感熱記録紙に関
する。
【0002】
【従来の技術】少なくとも1種の無色ないし淡色の塩基
性染料(染料前駆体)とフェノール類、有機酸などとの
加熱発色反応を利用した感熱記録材料はこれまでに各種
のものが発表され(特公昭45−14039号公報な
ど)広く実用化されている。
性染料(染料前駆体)とフェノール類、有機酸などとの
加熱発色反応を利用した感熱記録材料はこれまでに各種
のものが発表され(特公昭45−14039号公報な
ど)広く実用化されている。
【0003】これらの感熱記録材料は計測用記録計、コ
ンピューターおよび情報通信の端末機、ファクシミリ、
乗車券自動券売機など広い分野に応用されている。これ
らの記録装置はサーマルヘッドや熱ペンなどの熱素子を
備えており、この素子を加熱することにより発色させて
記録を得ることができる。
ンピューターおよび情報通信の端末機、ファクシミリ、
乗車券自動券売機など広い分野に応用されている。これ
らの記録装置はサーマルヘッドや熱ペンなどの熱素子を
備えており、この素子を加熱することにより発色させて
記録を得ることができる。
【0004】近年になって、用途の多様化と装置の高性
能化が進み、これに伴い、感熱記録紙に対し要求される
品質もより高度なものとなってきている。
能化が進み、これに伴い、感熱記録紙に対し要求される
品質もより高度なものとなってきている。
【0005】例えば、ファクシミリではA4版の記録に
従来数分かかっていたものが1分以内で可能になってい
るが、感熱記録紙について従来より大幅な記録感度及び
画像均一性の向上が要求されている。
従来数分かかっていたものが1分以内で可能になってい
るが、感熱記録紙について従来より大幅な記録感度及び
画像均一性の向上が要求されている。
【0006】また、最近ではこのような品質を維持し、
なおかつ安価な感熱記録紙が要求されるようになってき
た。このような要求を満たすためになされてきた提案は
以下のようなものが多い。
なおかつ安価な感熱記録紙が要求されるようになってき
た。このような要求を満たすためになされてきた提案は
以下のようなものが多い。
【0007】(1)無色ないし淡色の塩基性染料(電子供
与性染料前駆体)と、一般にフェノール類、または有機
酸からなる呈色剤(電子供与性化合物)の組合せに、さ
らに熱可融性物質(一般にこれを増感剤という)を併用
することに関している。
与性染料前駆体)と、一般にフェノール類、または有機
酸からなる呈色剤(電子供与性化合物)の組合せに、さ
らに熱可融性物質(一般にこれを増感剤という)を併用
することに関している。
【0008】(2)パルプを主成分とする紙と感熱記録層
との間に下塗層を設けることに関している。
との間に下塗層を設けることに関している。
【0009】しかしながら、(1)の方法では記録感度の
向上は可能だが画像均一性に関しては十分なものは得ら
れていない。また、(2)の方法では、記録感度、画像均
一性共に向上するが、生産コストが高くなり安価なもの
を供給することは困難である。
向上は可能だが画像均一性に関しては十分なものは得ら
れていない。また、(2)の方法では、記録感度、画像均
一性共に向上するが、生産コストが高くなり安価なもの
を供給することは困難である。
【0010】また、Japan TAPPI 紙パルプ
試験方法 No.51−87[紙及び板紙の液体吸収性試験
方法(ブリストー法)]で測定した吸収係数や粗さ指数
を規定した感熱記録紙としては、特開平2−27667
3号では高感度感熱記録紙を得る目的で粗さ指数8ml
/m2以下の支持体上にアンダーコート層、感熱層を塗
布することが、特開平2−204086号では塗膜の表
面強度とヘッド粕の改善の目的で水に対する吸収係数
0.40ml/m2・(ms)1/2以下でアマニ油に対す
る吸収係数0.10ml/m2・(ms)1/2以上のアン
ダーコート層も設けた支持体に感熱発色層を塗布する感
熱記録紙が開示されているが、これらはいずれもアンダ
ーコート層を有する二層型感熱記録紙に関するものであ
り、本発明の紙支持体に直接感熱発色層を塗布すること
を特徴とする安価な感熱記録紙に関するものとは異な
る。
試験方法 No.51−87[紙及び板紙の液体吸収性試験
方法(ブリストー法)]で測定した吸収係数や粗さ指数
を規定した感熱記録紙としては、特開平2−27667
3号では高感度感熱記録紙を得る目的で粗さ指数8ml
/m2以下の支持体上にアンダーコート層、感熱層を塗
布することが、特開平2−204086号では塗膜の表
面強度とヘッド粕の改善の目的で水に対する吸収係数
0.40ml/m2・(ms)1/2以下でアマニ油に対す
る吸収係数0.10ml/m2・(ms)1/2以上のアン
ダーコート層も設けた支持体に感熱発色層を塗布する感
熱記録紙が開示されているが、これらはいずれもアンダ
ーコート層を有する二層型感熱記録紙に関するものであ
り、本発明の紙支持体に直接感熱発色層を塗布すること
を特徴とする安価な感熱記録紙に関するものとは異な
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような従来の欠点が改善された高感度の感熱記録紙を提
供すること、即ち高感度で画像均一性にすぐれた安価な
感熱記録紙を提供することにある。
ような従来の欠点が改善された高感度の感熱記録紙を提
供すること、即ち高感度で画像均一性にすぐれた安価な
感熱記録紙を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、パルプを主成
分とする紙を支持体とし、その支持体の少なくとも片面
上に無色または淡色の電子供与性染料前駆体と電子受容
性化合物との呈色反応を利用する感熱記録層を設けてな
る感熱記録紙において、該支持体のJ.TAPPI紙パ
ルプ試験方法No.51−87[紙及び板紙の液体吸収性
試験方法(ブリストー法)]で測定した吸収係数(K
a)が0.20ml/m2(ms)1/2以下で、かつ粗さ
指数(Vr)が6.0ml/m2以下であることを特徴
とする感熱記録紙に存する。
分とする紙を支持体とし、その支持体の少なくとも片面
上に無色または淡色の電子供与性染料前駆体と電子受容
性化合物との呈色反応を利用する感熱記録層を設けてな
る感熱記録紙において、該支持体のJ.TAPPI紙パ
ルプ試験方法No.51−87[紙及び板紙の液体吸収性
試験方法(ブリストー法)]で測定した吸収係数(K
a)が0.20ml/m2(ms)1/2以下で、かつ粗さ
指数(Vr)が6.0ml/m2以下であることを特徴
とする感熱記録紙に存する。
【0013】ここで、支持体のKaが0.20を越える
場合は、支持体上に塗布する感熱記録液が支持体内に浸
透しやすくなり、その結果発色濃度の低下及び画像均一
性を悪化させてしまう。また、支持体のVrが6.0を
越える場合は、支持体表面が粗くなるため支持体上に塗
布した感熱記録層の膜厚が不均一となり、画像均一性を
悪化させてしまうという問題点を有する。
場合は、支持体上に塗布する感熱記録液が支持体内に浸
透しやすくなり、その結果発色濃度の低下及び画像均一
性を悪化させてしまう。また、支持体のVrが6.0を
越える場合は、支持体表面が粗くなるため支持体上に塗
布した感熱記録層の膜厚が不均一となり、画像均一性を
悪化させてしまうという問題点を有する。
【0014】本発明のパルプを主体とする紙支持体(原
紙)を抄紙するにあたっては、ロジン、アルキルケテン
ダイマー、アルケニル無水コハク酸等の内添サイズ薬品
や、クレー、タルク、炭酸カルシウムなどの填料を必要
に応じて用いることができる。
紙)を抄紙するにあたっては、ロジン、アルキルケテン
ダイマー、アルケニル無水コハク酸等の内添サイズ薬品
や、クレー、タルク、炭酸カルシウムなどの填料を必要
に応じて用いることができる。
【0015】またポリアクリルアミド、デンプンなどの
紙力増強剤、湿潤紙力増強樹脂などを加えてよい。
紙力増強剤、湿潤紙力増強樹脂などを加えてよい。
【0016】また、PVA、デンプン、SBR、スチレ
ン−無水マレイン酸などを表面サイズないし塗工しても
よい。
ン−無水マレイン酸などを表面サイズないし塗工しても
よい。
【0017】またパルプの種類、叩解度に関しても特に
限定することはない。
限定することはない。
【0018】原紙のKa、Vrは、パルプの種類、叩解
度、内添サイズ薬品、填料、表面サイズ剤等の種類や配
合を変えることにより様々に変化するが、パルプの叩解
を浅くするとKa値は大きくなる傾向にあり、填料の配
合率を高くするとVrが大きくなる傾向にある。また、
中性紙は一般にKa、Vrが大きくなる傾向にある。し
かし、これらは他の条件によって容易に変化するもので
あり、いかなる条件においてもこの傾向が見られるわけ
ではない。
度、内添サイズ薬品、填料、表面サイズ剤等の種類や配
合を変えることにより様々に変化するが、パルプの叩解
を浅くするとKa値は大きくなる傾向にあり、填料の配
合率を高くするとVrが大きくなる傾向にある。また、
中性紙は一般にKa、Vrが大きくなる傾向にある。し
かし、これらは他の条件によって容易に変化するもので
あり、いかなる条件においてもこの傾向が見られるわけ
ではない。
【0019】感熱記録層を形成するための感熱発色性物
質(電子供与性染料前駆体)、呈色剤(電子受容性化合
物)、結着剤などは、一般に使用されるいかなるものを
も使用できる。支持体上に感熱記録層形成塗液を塗工
し、必要に応じスーパーカレンダーなどで平滑化処理を
行う。
質(電子供与性染料前駆体)、呈色剤(電子受容性化合
物)、結着剤などは、一般に使用されるいかなるものを
も使用できる。支持体上に感熱記録層形成塗液を塗工
し、必要に応じスーパーカレンダーなどで平滑化処理を
行う。
【0020】また、必要に応じて感熱記録層の上にオー
バーコート層を塗工することや、原紙にバック層を塗工
することもできる。
バーコート層を塗工することや、原紙にバック層を塗工
することもできる。
【0021】感熱記録層に含まれる発色性物質は、感熱
処理前には無色ないし淡色の電子供与性染料前駆体であ
って、感熱処理により有機酸又はフェノール化合物(呈
色剤)と反応して発色するものである。このような発色
性物質としては、トリフェニルメタン系、トリフェニル
メタン−フタリド系、フルオラン系、ジフェニルメタン
系、ロイコオーラミン系、スピロピラン系、インドリン
系、インジゴ系などの各種ロイコ染料などのいずれも使
用できる。
処理前には無色ないし淡色の電子供与性染料前駆体であ
って、感熱処理により有機酸又はフェノール化合物(呈
色剤)と反応して発色するものである。このような発色
性物質としては、トリフェニルメタン系、トリフェニル
メタン−フタリド系、フルオラン系、ジフェニルメタン
系、ロイコオーラミン系、スピロピラン系、インドリン
系、インジゴ系などの各種ロイコ染料などのいずれも使
用できる。
【0022】また、電子受容性化合物(呈色剤)として
はフェノール化合物の実用例が多く、P−ヒドロキシ安
息香酸誘導体、フタル酸誘導体、ナフトエ酸誘導体、な
どのモノフェノール類、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン(ビスフェノールA)およびその類
似化合物、ビスフェノールスルホン、ビスフェノールス
ルフィドなどのフェノール類などのいずれも使用でき
る。それ以外のものも使用できることはいうまでもな
い。
はフェノール化合物の実用例が多く、P−ヒドロキシ安
息香酸誘導体、フタル酸誘導体、ナフトエ酸誘導体、な
どのモノフェノール類、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)プロパン(ビスフェノールA)およびその類
似化合物、ビスフェノールスルホン、ビスフェノールス
ルフィドなどのフェノール類などのいずれも使用でき
る。それ以外のものも使用できることはいうまでもな
い。
【0023】本発明に使用する結着剤としては、一般に
知られている水溶性樹脂が使用できる。具体的には、ポ
リビニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラビ
アゴム、ゼラチン、カゼイン、デンプン、ポリビニルピ
ロリドン、スチレン−無水マレイン酸共重合物、ポリア
クリル酸塩、ポリアクリル酸共重合物等が挙げられる。
又、スチレン、ブタジェンラテックスのような疎水性樹
脂の水性エマルジョンでもよい。
知られている水溶性樹脂が使用できる。具体的には、ポ
リビニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アラビ
アゴム、ゼラチン、カゼイン、デンプン、ポリビニルピ
ロリドン、スチレン−無水マレイン酸共重合物、ポリア
クリル酸塩、ポリアクリル酸共重合物等が挙げられる。
又、スチレン、ブタジェンラテックスのような疎水性樹
脂の水性エマルジョンでもよい。
【0024】感熱記録層形成用塗液(感熱層塗液)調製
にあたっては、分散助剤として、分散剤、消泡剤等の界
面活性剤を必要により添加し、また増白剤あるいはサー
マルヘッドへの塗布物の付着を防止するために、タル
ク、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、又はデンプ
ン等の充填剤を加えることができる。塗工時の発砲を抑
えるための消泡剤、塗布性を良くするための界面活性剤
等を添加することも効果的である。
にあたっては、分散助剤として、分散剤、消泡剤等の界
面活性剤を必要により添加し、また増白剤あるいはサー
マルヘッドへの塗布物の付着を防止するために、タル
ク、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、又はデンプ
ン等の充填剤を加えることができる。塗工時の発砲を抑
えるための消泡剤、塗布性を良くするための界面活性剤
等を添加することも効果的である。
【0025】また、滑剤、離型剤、感度調節剤として、
パラフィンワックス、マイクロックリスタリンワック
ス、ポリオレフィンワックス、カルナバワックスなどの
動物、植物、鉱物ワックス類や、脂肪酸およびその金属
塩、高級脂肪酸の多価アルコールエステル、高級脂肪酸
とアミンの縮合物などを併用することができる。
パラフィンワックス、マイクロックリスタリンワック
ス、ポリオレフィンワックス、カルナバワックスなどの
動物、植物、鉱物ワックス類や、脂肪酸およびその金属
塩、高級脂肪酸の多価アルコールエステル、高級脂肪酸
とアミンの縮合物などを併用することができる。
【0026】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明
する。なお以下において示す部及び%はいずれも重量基
準である。
する。なお以下において示す部及び%はいずれも重量基
準である。
【0027】実施例1 (A液) 3−N−エチル−3−N−イソブチルアミノ 100部 −6−メチル−7−アニリノフルオラン 25%ポリビニルアルコール水溶液 40部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル 1部 水 59部 (B液) ビスフェノールA 100部 25%ポリビニルアルコール水溶液 40部 水 60部 (C液) シュウ酸ジ−P−メチルベンジルエステル 100部 25%ポリビニルアルコール水溶液 40部 水 60部 (D液) 炭酸カルシウム 100部 ポリアクリル酸ソーダ 1部 (分散剤、花王社製 ポイズ520) 水 99部 A、B、C、Dの各液は、それぞれに記載した組成物を
それぞれ湿式分散機を使用して粒子径が0.8μ以下に
なるまで分散を行った。
それぞれ湿式分散機を使用して粒子径が0.8μ以下に
なるまで分散を行った。
【0028】次にA液14部、B液26部、C液26
部、D液100部、30%ステアリン酸亜鉛分散液10
部、30%パラフィンワックス分散液10部、25%デ
ンプン水溶液44部、水20部を混合攪拌して感熱層塗
液とした。
部、D液100部、30%ステアリン酸亜鉛分散液10
部、30%パラフィンワックス分散液10部、25%デ
ンプン水溶液44部、水20部を混合攪拌して感熱層塗
液とした。
【0029】次にパルプとしてLBKP(ろ水度370
mlC.S.F)100%を、填料としてタルク(日本
タルク工業社製、タルクB、平均粒径10.9μ)10
0%を用い、パルプ86部、填料14部の原料に0.5
%のロジン系サイズ剤(荒川化学社製、SP−OA)、
2%の硫酸バンド、0.4%のカチオン化デンプン(王
子ナショナル社製、CATO−F)、0.2%の尿素樹
脂(三井東圧化学社製、ユーラシンP−1500)、1
00ppmのポリアクリルアミド(協立有機社製、ハイ
モロークNR−11L)を加え、表面サイズ剤として3
%濃度の酸化デンプン(王子コーンスターチ社製、王子
エースA)、0.8%濃度のPVA(クラレ社製、PV
A117K)の混合液を塗布して(乾燥後の塗布量1.
4g/m2)、光坪50g/m2、紙厚65μの原紙(支
持体)を抄造した。
mlC.S.F)100%を、填料としてタルク(日本
タルク工業社製、タルクB、平均粒径10.9μ)10
0%を用い、パルプ86部、填料14部の原料に0.5
%のロジン系サイズ剤(荒川化学社製、SP−OA)、
2%の硫酸バンド、0.4%のカチオン化デンプン(王
子ナショナル社製、CATO−F)、0.2%の尿素樹
脂(三井東圧化学社製、ユーラシンP−1500)、1
00ppmのポリアクリルアミド(協立有機社製、ハイ
モロークNR−11L)を加え、表面サイズ剤として3
%濃度の酸化デンプン(王子コーンスターチ社製、王子
エースA)、0.8%濃度のPVA(クラレ社製、PV
A117K)の混合液を塗布して(乾燥後の塗布量1.
4g/m2)、光坪50g/m2、紙厚65μの原紙(支
持体)を抄造した。
【0030】この原紙に上記感熱塗液をブレードで乾燥
後の塗工量が7g/m2になるように塗工した。
後の塗工量が7g/m2になるように塗工した。
【0031】さらにこれをカレンダーを用いて感熱層塗
工面のベック平滑度が400秒になるようにした。
工面のベック平滑度が400秒になるようにした。
【0032】比較例1 原紙抄造条件においてパルプろ水度480ml(CS
F)とした以外は上記実施例1と同様にして感熱記録紙
を作成した。
F)とした以外は上記実施例1と同様にして感熱記録紙
を作成した。
【0033】比較例2 原紙抄造条件をパルプ80部、填料20部とした以外は
上記実施例1と同様にして感熱記録紙を作成した。
上記実施例1と同様にして感熱記録紙を作成した。
【0034】比較例3 原紙抄造条件を軽質炭酸カルシウム3部、タルク1部の
割合で配合した填料を20部、パルプ80部とし、硫酸
バンド0.4%とした以外は上記実施例1と同様にして
感熱記録紙を作成した。
割合で配合した填料を20部、パルプ80部とし、硫酸
バンド0.4%とした以外は上記実施例1と同様にして
感熱記録紙を作成した。
【0035】各例の感熱記録紙について、支持体に関し
てはあらかじめブリストー法(J.TAPPI No.5
1−87)による動的吸水性試験を行いKa、Vrの値
を算出した。また、感熱記録紙の動発色感度と画像均一
性の評価をした。その結果を表1に示す。なお試験法は
下記のとおりである。
てはあらかじめブリストー法(J.TAPPI No.5
1−87)による動的吸水性試験を行いKa、Vrの値
を算出した。また、感熱記録紙の動発色感度と画像均一
性の評価をした。その結果を表1に示す。なお試験法は
下記のとおりである。
【0036】(1)動発色感度 実機感熱ファクシミリを試験用に改造した装置を用いて
測定した。1ライン記録時間40mses/ライン、ド
ットあたりの印加エネルギーを0.60mjに調整して
印字し、その印字濃度をマクベス濃度計RD−514で
測定し、記録感度を代表する値とした。
測定した。1ライン記録時間40mses/ライン、ド
ットあたりの印加エネルギーを0.60mjに調整して
印字し、その印字濃度をマクベス濃度計RD−514で
測定し、記録感度を代表する値とした。
【0037】(2)画像均一性 感熱記録紙をリコー製ファクシミリL−50にてNo.3
チャート(画像電子学会)で印字させ、印字部の画像均
一製を目視により判定した。
チャート(画像電子学会)で印字させ、印字部の画像均
一製を目視により判定した。
【0038】
【表1】
【0039】
【発明の効果】本発明により、画像均一性を改善した高
感度の安価な感熱記録紙の提供が可能になった。
感度の安価な感熱記録紙の提供が可能になった。
Claims (1)
- 【請求項1】 パルプを主成分とする紙を支持体とし、
その支持体の少なくとも片面上に無色、または淡色の電
子供与性染料前駆体と電子受容性化合物との呈色反応を
利用する感熱記録層を設けてなる感熱記録紙において、
該支持体のJ.TAPPI紙パルプ試験方法No.51−
87[紙及び板紙の液体吸収性試験方法(ブリストー
法)]で測定した吸収係数(Ka)が0.20ml/m
2(ms)1/2以下で、かつ粗さ指数(Vr)が6.0m
l/m2以下であることを特徴とする感熱記録紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4007082A JPH05193255A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 感熱記録紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4007082A JPH05193255A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 感熱記録紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05193255A true JPH05193255A (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=11656171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4007082A Pending JPH05193255A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | 感熱記録紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05193255A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015182417A (ja) * | 2014-03-26 | 2015-10-22 | 北越紀州製紙株式会社 | 感熱記録紙用の原紙及び該原紙を用いた感熱記録紙 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5933180A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-22 | Oji Paper Co Ltd | 感熱記録紙の製造法 |
JPH03146392A (ja) * | 1989-11-01 | 1991-06-21 | Honshu Paper Co Ltd | 感熱記録紙 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP4007082A patent/JPH05193255A/ja active Pending
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