JPH05192970A - 射出成形機 - Google Patents
射出成形機Info
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- JPH05192970A JPH05192970A JP4027215A JP2721592A JPH05192970A JP H05192970 A JPH05192970 A JP H05192970A JP 4027215 A JP4027215 A JP 4027215A JP 2721592 A JP2721592 A JP 2721592A JP H05192970 A JPH05192970 A JP H05192970A
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- JP
- Japan
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- auxiliary
- cylinder
- oil chamber
- screw
- injection molding
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- Granted
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/47—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
- B29C45/50—Axially movable screw
- B29C45/5008—Drive means therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単一油圧シリンダを備える既存の射出成形機
を直接利用することにより、大幅なコストダウン及び小
型コンパクト化を図るとともに、汎用性を高める。 【構成】 スクリュ3に対して同軸上に配した油圧シリ
ンダ(主シリンダ)2により、当該スクリュ3を進退駆
動するスクリュ駆動機構Eを備える。主シリンダ2の両
側に一対の補助シリンダ4、5を平行に配設し、補助シ
リンダ4、5におけるピストン部4p、5pの先端を、
ジョイント機構6を介して主シリンダ2におけるピスト
ン部2pの先端に結合する。
を直接利用することにより、大幅なコストダウン及び小
型コンパクト化を図るとともに、汎用性を高める。 【構成】 スクリュ3に対して同軸上に配した油圧シリ
ンダ(主シリンダ)2により、当該スクリュ3を進退駆
動するスクリュ駆動機構Eを備える。主シリンダ2の両
側に一対の補助シリンダ4、5を平行に配設し、補助シ
リンダ4、5におけるピストン部4p、5pの先端を、
ジョイント機構6を介して主シリンダ2におけるピスト
ン部2pの先端に結合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多段式の油圧シリンダに
よりスクリュを進退駆動するスクリュ駆動機構を備える
射出成形機に関する。
よりスクリュを進退駆動するスクリュ駆動機構を備える
射出成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図6に示すようなスクリュ進退
駆動用油圧シリンダ61を備える油圧式の射出成形機6
0は知られている。同射出成形機60はスクリュ62を
備え、スクリュ62の先端側は加熱筒63の内部に挿通
するとともに、スクリュ62の後端は油圧シリンダ61
におけるピストン部64の先端に結合する。また、油圧
シリンダ61の後端にはスクリュ回転駆動用オイルモー
タ65を備え、同オイルモータ65の出力シャフトはス
プライン機構66を介してピストン部64の後端から内
部に挿通する。よって、油圧シリンダ61を作動制御す
れば、スクリュ62を進退制御できるとともに、オイル
モータ65を作動制御すれば、スクリュ62を回転制御
できる。
駆動用油圧シリンダ61を備える油圧式の射出成形機6
0は知られている。同射出成形機60はスクリュ62を
備え、スクリュ62の先端側は加熱筒63の内部に挿通
するとともに、スクリュ62の後端は油圧シリンダ61
におけるピストン部64の先端に結合する。また、油圧
シリンダ61の後端にはスクリュ回転駆動用オイルモー
タ65を備え、同オイルモータ65の出力シャフトはス
プライン機構66を介してピストン部64の後端から内
部に挿通する。よって、油圧シリンダ61を作動制御す
れば、スクリュ62を進退制御できるとともに、オイル
モータ65を作動制御すれば、スクリュ62を回転制御
できる。
【0003】ところで、この種の射出成形機では射出速
度、射出圧力等の成形条件を設定するに際し、成形品の
大きさや形状に応じた最適な値を設定しているが、その
設定範囲はスクリュ駆動機構の能力に依存するため、単
一の油圧シリンダの場合には設定範囲が制限される弱点
がある。
度、射出圧力等の成形条件を設定するに際し、成形品の
大きさや形状に応じた最適な値を設定しているが、その
設定範囲はスクリュ駆動機構の能力に依存するため、単
一の油圧シリンダの場合には設定範囲が制限される弱点
がある。
【0004】このため、従来は実開平2−146017
号公報及び特公昭59−15295号公報で開示される
ように、大きさの異なる複数の出力を取出せる多段式の
油圧シリンダを使用し、これにより、成形条件を設定す
る際の設定範囲の拡大を図っていた。なお、前者の射出
成形機はスクリュの軸心に対して対称となる位置に並列
に配置した対をなす単一油圧シリンダを、スクリュに複
数対連結したものであり、また、後者の射出成形機は段
階的に径寸法の異なる数種のラムをその径寸法の大きな
順に連続させ、このラムとシリンダにより構成した作用
室を円筒状に形成するとともに、各作用室にそれぞれ油
の流入管を接続して方向制御弁に導き、それぞれの作用
室に同時に、或いは各作用室に時間差を設けて油を圧入
し、油圧シリンダを作動させるようにしたものである。
号公報及び特公昭59−15295号公報で開示される
ように、大きさの異なる複数の出力を取出せる多段式の
油圧シリンダを使用し、これにより、成形条件を設定す
る際の設定範囲の拡大を図っていた。なお、前者の射出
成形機はスクリュの軸心に対して対称となる位置に並列
に配置した対をなす単一油圧シリンダを、スクリュに複
数対連結したものであり、また、後者の射出成形機は段
階的に径寸法の異なる数種のラムをその径寸法の大きな
順に連続させ、このラムとシリンダにより構成した作用
室を円筒状に形成するとともに、各作用室にそれぞれ油
の流入管を接続して方向制御弁に導き、それぞれの作用
室に同時に、或いは各作用室に時間差を設けて油を圧入
し、油圧シリンダを作動させるようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の射出成形機はいずれも次のような解決すべき課題が存
在した。
の射出成形機はいずれも次のような解決すべき課題が存
在した。
【0006】第一に、油圧シリンダを含む射出装置全体
の構造が単一油圧シリンダの場合に比べて大きく異なる
ため、単一油圧シリンダを備える既存の射出成形機をそ
のまま利用できず、著しいコストアップを招く。
の構造が単一油圧シリンダの場合に比べて大きく異なる
ため、単一油圧シリンダを備える既存の射出成形機をそ
のまま利用できず、著しいコストアップを招く。
【0007】第二に、スクリュを直接駆動する油圧シリ
ンダ自身が大径化又は数量の増加を来すため、射出装置
全体の大型化を招く。
ンダ自身が大径化又は数量の増加を来すため、射出装置
全体の大型化を招く。
【0008】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、単一油圧シリンダを備える
既存の射出成形機を直接利用することにより、大幅なコ
ストダウン及び小型コンパクト化を図れるとともに、汎
用性に優れる射出成形機の提供を目的とする。
課題を解決したものであり、単一油圧シリンダを備える
既存の射出成形機を直接利用することにより、大幅なコ
ストダウン及び小型コンパクト化を図れるとともに、汎
用性に優れる射出成形機の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はスクリュ3に対
して同軸上に配した油圧シリンダ(主シリンダ)2によ
り、当該スクリュ3を進退駆動するスクリュ駆動機構E
を備えてなる射出成形機1を構成するに際して、特に、
主シリンダ2の両側に一対の補助シリンダ4、5を平行
に配設し、補助シリンダ4、5におけるピストン部4
p、5pの先端を、ジョイント機構6を介して主シリン
ダ2におけるピストン部2pの先端に結合してなること
を特徴とする。
して同軸上に配した油圧シリンダ(主シリンダ)2によ
り、当該スクリュ3を進退駆動するスクリュ駆動機構E
を備えてなる射出成形機1を構成するに際して、特に、
主シリンダ2の両側に一対の補助シリンダ4、5を平行
に配設し、補助シリンダ4、5におけるピストン部4
p、5pの先端を、ジョイント機構6を介して主シリン
ダ2におけるピストン部2pの先端に結合してなること
を特徴とする。
【0010】この場合、ジョイント機構6はジョイント
ブロック7を備え、ジョイントブロック7の両側に補助
シリンダ4、5のピストン部4p、5pを結合するとと
もに、ジョイントブロック7の中央に主シリンダ2のピ
ストン部2pを回動自在に支持する。また、少なくとも
主シリンダ2の後油室(主後油室)Ca、補助シリンダ
4…の後油室(補助後油室)Cb…及び補助シリンダ4
…の前油室(補助前油室)Cc…の受圧面積Sa〔cm
2〕、Sb〔cm2〕及びSc〔cm2〕をそれぞれ異な
らせるとともに、少なくとも主後油室Ca、補助後油室
Cb…又は補助前油室Cc…の一又は二以上を選択して
圧油を供給可能な油圧回路8を備えて構成する。
ブロック7を備え、ジョイントブロック7の両側に補助
シリンダ4、5のピストン部4p、5pを結合するとと
もに、ジョイントブロック7の中央に主シリンダ2のピ
ストン部2pを回動自在に支持する。また、少なくとも
主シリンダ2の後油室(主後油室)Ca、補助シリンダ
4…の後油室(補助後油室)Cb…及び補助シリンダ4
…の前油室(補助前油室)Cc…の受圧面積Sa〔cm
2〕、Sb〔cm2〕及びSc〔cm2〕をそれぞれ異な
らせるとともに、少なくとも主後油室Ca、補助後油室
Cb…又は補助前油室Cc…の一又は二以上を選択して
圧油を供給可能な油圧回路8を備えて構成する。
【0011】
【作用】本発明に係る射出成形機1は、主シリンダ2の
主後油室Caのみに圧油を供給すれば、スクリュ3が前
進するとともに、このときのスクリュ3に対する出力F
a〔kg〕の大きさは、主後油室Caの受圧面積Sa
〔cm2〕と油圧回路8の油圧Po〔kg/cm2〕の積
(Sa×Po)となる。
主後油室Caのみに圧油を供給すれば、スクリュ3が前
進するとともに、このときのスクリュ3に対する出力F
a〔kg〕の大きさは、主後油室Caの受圧面積Sa
〔cm2〕と油圧回路8の油圧Po〔kg/cm2〕の積
(Sa×Po)となる。
【0012】また、補助シリンダ4…の補助後油室Cb
…のみに圧油を供給すれば、スクリュ3が前進するとと
もに、このときのスクリュ3に対する出力Fbの大きさ
は、補助後油室Cb…の受圧面積Sbと油圧Poの積
(Sb×Po)となる。
…のみに圧油を供給すれば、スクリュ3が前進するとと
もに、このときのスクリュ3に対する出力Fbの大きさ
は、補助後油室Cb…の受圧面積Sbと油圧Poの積
(Sb×Po)となる。
【0013】一方、補助シリンダ4…の補助前油室Cc
…のみに圧油を供給すれば、スクリュ3を後退させる方
向に加圧することになり、スクリュ3に対しての出力F
cの大きさは、補助前油室Cc…の受圧面積Scと油圧
Poの積(Sc×Po)となり、負方向に作用する。
…のみに圧油を供給すれば、スクリュ3を後退させる方
向に加圧することになり、スクリュ3に対しての出力F
cの大きさは、補助前油室Cc…の受圧面積Scと油圧
Poの積(Sc×Po)となり、負方向に作用する。
【0014】したがって、受圧面積Sa、受圧面積Sb
及び受圧面積Scの大きさを、Sa>Sb>Scの関係
に構成するとともに、油圧回路8を制御することによ
り、主後油室Ca、補助後油室Cb…及び補助前油室C
c…の一又は二以上を選択して圧油を供給すれば、スク
リュ3に対する出力として、F1=Fb−Fc、F2=
Fb、F3=Fa−Fc、F4=Fa、F5=Fa+F
b−Fc、F6=Fa+Fbの六通りの大きさ、換言す
れば異なる六通りの射出圧力を選択できる。
及び受圧面積Scの大きさを、Sa>Sb>Scの関係
に構成するとともに、油圧回路8を制御することによ
り、主後油室Ca、補助後油室Cb…及び補助前油室C
c…の一又は二以上を選択して圧油を供給すれば、スク
リュ3に対する出力として、F1=Fb−Fc、F2=
Fb、F3=Fa−Fc、F4=Fa、F5=Fa+F
b−Fc、F6=Fa+Fbの六通りの大きさ、換言す
れば異なる六通りの射出圧力を選択できる。
【0015】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【0016】まず、本発明に係る射出成形機の構成につ
いて、図1〜図4を参照して説明する。
いて、図1〜図4を参照して説明する。
【0017】図中、符号1は射出成形機であり、特に、
射出装置の一部を示す。3はスクリュであり、その先端
側は加熱筒11の内部に挿通するとともに、スクリュ3
の後端はスクリュ駆動機構E側に結合する。
射出装置の一部を示す。3はスクリュであり、その先端
側は加熱筒11の内部に挿通するとともに、スクリュ3
の後端はスクリュ駆動機構E側に結合する。
【0018】スクリュ駆動機構Eは主シリンダ(スクリ
ュ進退駆動用油圧シリンダ)2を備える。主シリンダ2
はシリンダ部13に片ロッドタイプのピストン部2pを
内蔵し、このピストン部2pのピストンロッド2prは
シリンダ部13の前端から前方に突出する。そして、シ
リンダ部13におけるピストン本体2pmの後方は主後
油室Ca、ピストン本体2pmの前方は主前油室Cdと
なる。
ュ進退駆動用油圧シリンダ)2を備える。主シリンダ2
はシリンダ部13に片ロッドタイプのピストン部2pを
内蔵し、このピストン部2pのピストンロッド2prは
シリンダ部13の前端から前方に突出する。そして、シ
リンダ部13におけるピストン本体2pmの後方は主後
油室Ca、ピストン本体2pmの前方は主前油室Cdと
なる。
【0019】また、主シリンダ2の左右両側には一対の
補助シリンダ(油圧シリンダ)4、5を結合部材14、
15を介して平行に配設する。補助シリンダ4(5側も
同じ)はシリンダ部16に片ロッドタイプのピストン部
4pを内蔵し、このピストン部4pのピストンロッド4
prはシリンダ部16の前端から前方に突出するととも
に、シリンダ部16におけるピストン本体4pmの後方
は補助後油室Cb、ピストン本体4pmの前方は補助前
油室Ccとなる。なお、他方の補助シリンダ5におい
て、17はシリンダ部、5pはピストン部を示す。
補助シリンダ(油圧シリンダ)4、5を結合部材14、
15を介して平行に配設する。補助シリンダ4(5側も
同じ)はシリンダ部16に片ロッドタイプのピストン部
4pを内蔵し、このピストン部4pのピストンロッド4
prはシリンダ部16の前端から前方に突出するととも
に、シリンダ部16におけるピストン本体4pmの後方
は補助後油室Cb、ピストン本体4pmの前方は補助前
油室Ccとなる。なお、他方の補助シリンダ5におい
て、17はシリンダ部、5pはピストン部を示す。
【0020】一方、主シリンダ2におけるピストン部2
p(ピストンロッド2pr)は先端にスクリュ固定ブロ
ック18を取付けるとともに、この固定ブロック18の
前端に形成した凹部にスクリュ3の後端を挿入して固定
する。また、固定ブロック18と補助シリンダ4、5に
おけるピストン部4p、5pの前端はジョイント機構6
を介して結合する。即ち、固定ブロック18の外周面は
前後一対のベアリング19、20を介してジョイントブ
ロック7の中央に回動自在に取付け、このジョイントブ
ロック7の両側にピストン部4p、5pの前端を固定す
る。これにより、ピストン部2はジョイントブロック7
によって回動自在に支持されるとともに、ピストン部2
pとピストン部4p、5pはジョイントブロック7を介
して前後方向(進退方向)に一体変位する。なお、この
場合、前側のベアリング19は補助シリンダ4、5の射
出圧力に耐えるスラスト軸受を利用する。
p(ピストンロッド2pr)は先端にスクリュ固定ブロ
ック18を取付けるとともに、この固定ブロック18の
前端に形成した凹部にスクリュ3の後端を挿入して固定
する。また、固定ブロック18と補助シリンダ4、5に
おけるピストン部4p、5pの前端はジョイント機構6
を介して結合する。即ち、固定ブロック18の外周面は
前後一対のベアリング19、20を介してジョイントブ
ロック7の中央に回動自在に取付け、このジョイントブ
ロック7の両側にピストン部4p、5pの前端を固定す
る。これにより、ピストン部2はジョイントブロック7
によって回動自在に支持されるとともに、ピストン部2
pとピストン部4p、5pはジョイントブロック7を介
して前後方向(進退方向)に一体変位する。なお、この
場合、前側のベアリング19は補助シリンダ4、5の射
出圧力に耐えるスラスト軸受を利用する。
【0021】他方、主シリンダ2の後端にはスクリュ回
転駆動用オイルモータ21を取付ける。オイルモータ2
1の回転シャフト21sは前方へ延出し、スプライン機
構22を介してピストン部2pの後端から内部に挿通す
る。
転駆動用オイルモータ21を取付ける。オイルモータ2
1の回転シャフト21sは前方へ延出し、スプライン機
構22を介してピストン部2pの後端から内部に挿通す
る。
【0022】なお、主後油室Caの受圧面積Sa、補助
後油室Cb…の受圧面積Sb及び補助前油室Cc…の受
圧面積Scの大きさは、Sa>Sb>Scの関係に選定
する。この場合、受圧面積Sb及び受圧面積Scはそれ
ぞれ一対の補助シリンダ4側と5側の双方を加えた大き
さである。
後油室Cb…の受圧面積Sb及び補助前油室Cc…の受
圧面積Scの大きさは、Sa>Sb>Scの関係に選定
する。この場合、受圧面積Sb及び受圧面積Scはそれ
ぞれ一対の補助シリンダ4側と5側の双方を加えた大き
さである。
【0023】また、図4に示すように、主シリンダ2の
主後油室Ca及び主前油室Cd、補助シリンダ4、5に
おける補助後油室Cb…及び補助前油室Cc…、さら
に、オイルモータ21は油圧回路8に接続する。油圧回
路8は、油圧ポンプ23、油タンク24、四ポート切換
弁V1、三ポート切換弁V2、V3、リリーフ弁25、
チェック弁26を備え、図4に示すように接続する。
主後油室Ca及び主前油室Cd、補助シリンダ4、5に
おける補助後油室Cb…及び補助前油室Cc…、さら
に、オイルモータ21は油圧回路8に接続する。油圧回
路8は、油圧ポンプ23、油タンク24、四ポート切換
弁V1、三ポート切換弁V2、V3、リリーフ弁25、
チェック弁26を備え、図4に示すように接続する。
【0024】次に、本発明に係る射出成形機1の全体的
な動作について説明する。
な動作について説明する。
【0025】射出成形機1は主シリンダ2及び補助シリ
ンダ4、5を作動制御すれば、スクリュ3を進退制御で
きるとともに、オイルモータ21を作動制御すれば、ス
クリュ3を回転制御できる。
ンダ4、5を作動制御すれば、スクリュ3を進退制御で
きるとともに、オイルモータ21を作動制御すれば、ス
クリュ3を回転制御できる。
【0026】一方、スクリュ3の進退制御時には、油圧
回路8により、各油室Ca、Cb、Ccの一又は二以上
を選択して圧油を供給すれば、スクリュ3に対する出力
として、F1=Fb−Fc、F2=Fb、F3=Fa−
Fc、F4=Fa、F5=Fa+Fb−Fc、F6=F
a+Fbの六通りの大きさを選択できる。この場合、出
力Faは主後油室Caの受圧面積Saと油圧回路8の油
圧Poの積(Sa×Po)、出力Fbは補助後油室Cb
…の受圧面積Sbと油圧Poの積(Sb×Po)、出力
Fcは補助前油室Cc…の受圧面積Scと油圧Poの積
(Sc×Po)であり、Fcは負方向に作用する。
回路8により、各油室Ca、Cb、Ccの一又は二以上
を選択して圧油を供給すれば、スクリュ3に対する出力
として、F1=Fb−Fc、F2=Fb、F3=Fa−
Fc、F4=Fa、F5=Fa+Fb−Fc、F6=F
a+Fbの六通りの大きさを選択できる。この場合、出
力Faは主後油室Caの受圧面積Saと油圧回路8の油
圧Poの積(Sa×Po)、出力Fbは補助後油室Cb
…の受圧面積Sbと油圧Poの積(Sb×Po)、出力
Fcは補助前油室Cc…の受圧面積Scと油圧Poの積
(Sc×Po)であり、Fcは負方向に作用する。
【0027】図5は各出力F1〜F6を選択するに際し
て切換制御する各切換弁V1、V2、V3の制御マトリ
クスであり、○印は図1において対応するシンボルa側
又はシンボルb側に切換えることを意味するとともに、
双方無印は中立位置を意味する。一例として、出力F1
を選択した場合には、切換弁V1はシンボルa側に、切
換弁V2はシンボルa側に、切換弁V3はシンボルb側
にそれぞれ切換えられる。その他の出力モードにおいて
も、図5に示す制御マトリクスに従って各切換弁V1、
V2、V3が同様に切換制御される。
て切換制御する各切換弁V1、V2、V3の制御マトリ
クスであり、○印は図1において対応するシンボルa側
又はシンボルb側に切換えることを意味するとともに、
双方無印は中立位置を意味する。一例として、出力F1
を選択した場合には、切換弁V1はシンボルa側に、切
換弁V2はシンボルa側に、切換弁V3はシンボルb側
にそれぞれ切換えられる。その他の出力モードにおいて
も、図5に示す制御マトリクスに従って各切換弁V1、
V2、V3が同様に切換制御される。
【0028】このように、本発明に係る射出成形機1は
図6に示した従来の射出成形機60に対して、若干の変
更は要するものの、基本的な構造は変更することなく、
補助シリンダ4、5とジョイント機構6の追加により多
段式の射出成形機を構成でき、低コストに実施できる。
また、水平方向に三つのシリンダが合理的に併設される
ため、デッドスペースを排除でき、小型コンパクト化を
図れる利点がある。
図6に示した従来の射出成形機60に対して、若干の変
更は要するものの、基本的な構造は変更することなく、
補助シリンダ4、5とジョイント機構6の追加により多
段式の射出成形機を構成でき、低コストに実施できる。
また、水平方向に三つのシリンダが合理的に併設される
ため、デッドスペースを排除でき、小型コンパクト化を
図れる利点がある。
【0029】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、本発明におけるスクリュとは樹脂を射出可能な
プランジャ等の各種射出部材を含む概念である。その
他、細部の構成、形状等において、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で任意に変更できる。
本発明はこのような実施例に限定されるものではない。
例えば、本発明におけるスクリュとは樹脂を射出可能な
プランジャ等の各種射出部材を含む概念である。その
他、細部の構成、形状等において、本発明の要旨を逸脱
しない範囲で任意に変更できる。
【0030】
【発明の効果】このように、本発明に係る射出成形機
は、主シリンダの両側に一対の補助シリンダを平行に配
設し、補助シリンダにおけるピストン部の先端を、ジョ
イント機構を介して主シリンダにおけるピストン部の先
端に結合してなるため、単一油圧シリンダを備える既存
の射出成形機を直接利用することにより、容易に多段式
の射出成形機を得ることができ、大幅なコストダウン及
び小型コンパクト化を図れるとともに、汎用性を高める
ことができるという顕著な効果を奏する。
は、主シリンダの両側に一対の補助シリンダを平行に配
設し、補助シリンダにおけるピストン部の先端を、ジョ
イント機構を介して主シリンダにおけるピストン部の先
端に結合してなるため、単一油圧シリンダを備える既存
の射出成形機を直接利用することにより、容易に多段式
の射出成形機を得ることができ、大幅なコストダウン及
び小型コンパクト化を図れるとともに、汎用性を高める
ことができるという顕著な効果を奏する。
【図1】本発明に係る射出成形機の一部断面を含む部分
構成図、
構成図、
【図2】図1中A−A線断面図、
【図3】図1中B−B線断面図、
【図4】同射出成形機における油圧回路図、
【図5】出力に対する各切換弁の制御マトリクス図、
【図6】従来技術に係る射出成形機の一部断面を含む部
分構成図、
分構成図、
1 射出成形機 2 スクリュ進退駆動用油圧シリンダ(主シリンダ) 2p ピストン部 3 スクリュ 4 補助シリンダ 4p ピストン部 5 補助シリンダ 5p ピストン部 6 ジョイント機構 7 ジョイントブロック 8 油圧回路 E スクリュ駆動機構 Ca 主後油室 Cb 補助後油室 Cc 補助前油室
Claims (4)
- 【請求項1】 スクリュに対して同軸上に配した油圧シ
リンダ(主シリンダ)により、当該スクリュを進退駆動
するスクリュ駆動機構を備えてなる射出成形機におい
て、主シリンダの両側に一対の補助シリンダを平行に配
設し、補助シリンダにおけるピストン部の先端を、ジョ
イント機構を介して主シリンダにおけるピストン部の先
端に結合してなることを特徴とする射出成形機。 - 【請求項2】 ジョイント機構はジョイントブロックを
備え、ジョイントブロックの両側に補助シリンダのピス
トン部を結合するとともに、ジョイントブロックの中央
に主シリンダのピストン部を回動自在に支持することを
特徴とする請求項1記載の射出成形機。 - 【請求項3】 少なくとも主シリンダの後油室(主後油
室)、補助シリンダの後油室(補助後油室)及び補助シ
リンダの前油室(補助前油室)の受圧面積をそれぞれ異
ならせてなることを特徴とする請求項1記載の射出成形
機。 - 【請求項4】 少なくとも主後油室、補助後油室又は補
助前油室の一又は二以上を選択して圧油を供給可能な油
圧回路を備えることを特徴とする請求項1又は3記載の
射出成形機。
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