JPH0519142U - 脱気包装袋 - Google Patents

脱気包装袋

Info

Publication number
JPH0519142U
JPH0519142U JP073908U JP7390891U JPH0519142U JP H0519142 U JPH0519142 U JP H0519142U JP 073908 U JP073908 U JP 073908U JP 7390891 U JP7390891 U JP 7390891U JP H0519142 U JPH0519142 U JP H0519142U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag body
bag
welded
suction hose
parallel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP073908U
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 和田
Original Assignee
株式会社一陽
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社一陽 filed Critical 株式会社一陽
Priority to JP073908U priority Critical patent/JPH0519142U/ja
Publication of JPH0519142U publication Critical patent/JPH0519142U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)
  • Packages (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸引ホース挿入筒を袋本体と一体成形するこ
とで、密閉性と耐久性とに優れた脱気包装袋を提供す
る。 【構成】 非通気性の合成樹脂シート材で一辺側に開口
辺を有した袋本体を形成し、該開口辺とは反対側の他辺
側角部位に、角を三角形状に切り落として形成した吸気
口辺を設け、該吸気口辺の両端側よりは、吸気口辺と夫
々略直角状の平行溶着部で該袋本体の両面素材を溶着し
て、両平行溶着部の間に吸気口辺より袋本体内に連通す
る吸引ホース挿入筒部を形成し、平行溶着部の内側端か
らは共に両平行溶着部の外側に曲る連続溶着部で袋本体
の両面素材を溶着してなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は布団やコート等の比較的空気を多く含んで嵩張る品物を、家庭用電機 掃除機の吸気力を利用して、脱気して圧縮包装する脱気包装袋の改良に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の脱気包装袋は、非通気性の合成樹脂シート材で一辺側に収納物 出し入れ用の開口辺を設け、また、該袋本体の開口辺とは別の適所には、吸引ホ ースを連結する吸気口を設けてなる。なお、上記非通気性の合成樹脂シート材と しては、通常異種の合成樹脂層を積層したものが使用され、「図3」に示すごと く袋本体を形成する両面素材10a,10bの両内側面には熱可塑性合成樹脂層 11aを、両外側面には通気性の少ない耐熱性乃至熱硬化性樹脂層11bを積層 したものを使用している。
【0003】 そして、上記吸気口は大別して以下の3通りのものが実用されている。 「第1従来例」 袋本体の表側素材に合成樹脂で成形した吸引ホース嵌着筒を 設け、この吸引ホース嵌着筒内には吸引ホースの差込みで開弁する密閉弁を収納 し、さらに、該吸引ホース嵌着筒には密閉蓋を嵌着したもの。 「第2従来例」 上記第1従来例より密閉弁を省略したもの。すなわち、密閉 蓋を螺合等で吸引ホース嵌着筒に嵌着することのみで、吸気口となる該吸引ホー ス嵌着筒を密閉するもの。 「第3従来例」 「図4」および「図5」に示す袋本体1の開口辺1a以外の 辺部位に、該袋本体1内に連通する別途用意したチューブ状の吸引ホース挿入筒 3aを設け、この吸引ホース挿入筒3aは袋本体1内を脱気した後に電気アイロ ン等で溶着密閉するようになしたもの。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、上記の第1従来例と第2従来例は、吸引ホース嵌着筒をインジェクシ ョン成形法等で別途製作し、この吸引ホース嵌着筒を袋本体に溶着等の手段で固 着しなくてはならず、製造に手数がかかり高価となる欠点を有しているのが最も 大きな課題であることが知られている。
【0005】 上記に比較して、第3従来例は吸引ホース挿入筒3aを別途用意するも、この 吸引ホース挿入筒3aは袋本体1と同じ素材の合成樹脂シート材で得ることがで き、インジェクション成形型を必要とせず、固着も従来のヒートシール法で行え るため、製造が容易で安価に提供できる利点を有している。しかし、この第3従 来例も、袋本体1および吸引ホース挿入筒3aが、その内面を熱可塑性合成樹脂 層11aとして、この熱可塑性合成樹脂層11aを加熱溶着して製袋、または吸 引ホース挿入筒3aを形成しているため、袋本体1と吸引ホース挿入筒3aとの 連結部位では「図5」に示すごとく、吸引ホース挿入筒3aの端部を折返して、 熱可塑性合成樹脂層11aを外側に向けて袋本体1の内面の熱可塑性合成樹脂層 11aと接合して溶着しなくてはならず、この吸引ホース挿入筒3aの両側での 袋本体1の密閉性、耐久性等で信頼性が少ないという欠点を有するものであった 。
【0006】 そこで、本考案は上記課題を解決すべくなされたもので、吸引ホース挿入筒を 袋本体と一体成形することで、密閉性と耐久性とに優れた脱気包装袋を提供する ことを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的に沿い、先述実用新案登録請求の範囲を要旨とする本考案の構成は 前述課題を解決するために、非通気性の合成樹脂シート材で一辺側に開口辺1a を有した袋本体1を形成し、 上記袋本体1の開口辺1aとは反対側の他辺1b側角部位に、該袋本体1の角 を三角形状に切り落として形成した吸気口辺1cを設け、 上記吸気口辺1cの両端側よりは、この吸気口辺1cと夫々略直角状の平行溶 着部2a,2aで該袋本体1の両面素材10a,10bを溶着して、この両平行 溶着部2a,2aの間に吸気口辺1cより袋本体1内に連通する吸引ホース挿入 筒部3を形成し、 さらに、上記平行溶着部2a,2aの内側端からは共に両平行溶着部2a,2 aの外側に曲り、一方は他辺1aに他方は袋本体1の一方側側辺1dに到達する 連続溶着部2b,2bで同じく該袋本体1の両面素材10a,10bを溶着して なる技術的手段を講じたものである。
【0008】
【作用】
それ故、本考案脱気包装袋は、まず、袋本体1の開口辺1aより収納物Mを収 納するのは従来と同じで、次いで、該開口辺1aを従来法と同じく電気アイロン で加熱圧着して溶着密閉するか、後述する開口密閉具本体10と嵌合パイプ20 とで密封し、次に、電気掃除機の吸引ホース30を吸気口辺1cより吸引ホース 挿入筒部3を介して袋本体1内に挿入し、袋本体1内を脱気する。そして、脱気 が終了したら吸引ホース30を抜き取り該吸引ホース挿入筒部3を開口辺1aと 同様に密閉して脱気包装を完了するものである。
【0009】 上記、脱気包装過程において、吸引ホース30で脱気する際には、吸引ホース 挿入筒部3の内面と吸引ホース30の外周面との間の密閉性を保つ必要性を有し 、また、脱気が終了して吸引ホース30を抜き取ったら即座に吸引ホース挿入筒 部3より外気が袋本体1内に流入するのを防止しなくてはならないことになるが 、本考案では、所定の長さの吸引ホース挿入筒部3を設けているため、脱気過程 においては吸引ホース挿入筒部3の外側から吸引ホース30を手で握ることで吸 引ホース挿入筒部3の内面と吸引ホース30の外周面との間の密閉性を保つ作用 を呈し、さらに、吸引ホース30を抜き取ったらその手を離さずに吸引ホース挿 入筒部3を即座に握りつぶして仮にこの吸引ホース挿入筒部3の密閉を保つ作用 を呈する。
【0010】 そして、本考案は上記吸引ホース挿入筒部3を袋本体1の一部を利用して形成 しているため、連結部の密閉性低下、引き裂き強度低下を最も最小にとどめる作 用を呈するものである。
【0011】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添附図面に従って説明すれば以下の通りである。図中 1が袋本体で、この袋本体1は非通気性の合成樹脂シート材で一辺側に開口辺1 aを有した形状に構成されてなるのは従来と同じである。
【0012】 上記袋本体1は、前述もした通り、袋本体1を形成する両面素材10a,10 bの両内側面には熱可塑性合成樹脂層11aを、両外側面には通気性の少ない耐 熱性乃至熱硬化性樹脂層11bを積層したものを使用し、さらに、図示はしてい ないが3層以上に積層したものを使用してもよい。また、該袋本体1の製袋法も 従来公知な方法が使用でき、図では省略してあるが、必要辺部をヒートシール法 で溶着して行われる。なお、一般的に合成樹脂性の袋は長尺のチューブを形成し 、このチューブを必要長さに切断し、チューブの開口一辺をヒートシール法で溶 着しているが、本考案に使用する非通気性の合成樹脂シート材は積層材を使用し ているため、ラミネーション工程でチューブ状の積層が比較的困難であるため枚 葉状のシートを使用し、開口辺1aを除いた三辺、または開口辺1aと二つ折し た折曲辺とを除いた二辺とを溶着して製袋するのが有利である。
【0013】 そして、上記袋本体1の開口辺1aとは反対側の他辺1b側角部位に、該袋本 体1の角を三角形状に切り落として形成した吸気口辺1cを設けてある。
【0014】 上記吸気口辺1cは、「図1」に鎖線で示す角部を三角形状に切断することで 形成され、無論この吸気口辺1cは、袋本体1の内外を連通するように設けられ るものである。
【0015】 上記吸気口辺1cの両端側よりは、この吸気口辺1cと夫々略直角状の平行溶 着部2a,2aで該袋本体1の両面素材10a,10bを溶着して、この両平行 溶着部2a,2aの間に吸気口辺1cより袋本体1内に連通する吸引ホース挿入 筒部3を形成してある。
【0016】 上記平行溶着部2a,2aは、袋本体1に従来公知なヒートシールを施すこと によって形成でき、通常は熱源で加熱された型を袋本体1に圧接して、該袋本体 1の両面素材10a,10bを、その両内面側の熱可塑性合成樹脂層11a,1 1aを互いに溶着させるようになしている。なお、該平行溶着部2a,2aは所 望の長さに設定されることは無論である。
【0017】 さらに、上記平行溶着部2a,2aの内側端からは共に両平行溶着部2a,2 aの外側に曲り、一方は他辺1aに他方は袋本体1の一方側側辺1dに到達する 連続溶着部2b,2bで同じく該袋本体1の両面素材10a,10bを溶着して なる。
【0018】 上記連続溶着部2b,2bは、平行溶着部2a,2aに連続して設けられるも ので、一方の平行溶着部2aとこれに連続する一方の連続溶着部2bでL字状の 溶着部が、他方の平行溶着部2aとこれに連続する他方の連続溶着部2bで左右 逆L字状の溶着部が形成されることになるが、L字状および左右逆L字状の両溶 着部の内側、すなわち、平行溶着部2aと連続溶着部2bと袋本体1の一辺で囲 まれた部位は共に溶着してもよい。また、このL字状および左右逆L字状の両溶 着部の内側は三角形状に切り落としてもよいが、切り落としに手数を要すること から図示例ではそのまま残した状態となしてある。さらにまた、図ではL字状お よび左右逆L字状の角部は直角状に尖って示してあるが、実際には円弧状の曲線 となして、収納物Mで袋本体1が膨らんでも力が集中する部位が無いようになし てある。
【0019】 そして、図示実施では開口辺1aを開口密閉具40で密閉するようになしてあ り、この開口密閉具40は、開口密閉具本体41と嵌合パイプ42とで構成され ている。
【0020】 上記開口密閉具本体41は袋本体1の開口辺1aより長い平板部43の上面側 に円筒部44を平行状態に一体連設し、さらに、この円筒部44の頂端部位には 長手方向に開溝45を設けてなる。
【0021】 すなわち、上記開口密閉具本体41は、断面形状が横向きIの字状の平板部4 3の上に、欠円部が上を向いたCの字状の円筒部44を一体化した断面形状とな してある。なお、この開口密閉具本体41は、合成樹脂材の押出成形法または引 抜成形法で成形すればよい。
【0022】 また、上記開溝44の幅は後記嵌合パイプ42の外径よりは小さくして、この 嵌合パイプ42が円筒部43よりは容易には脱落しないようになすのは無論であ る。
【0023】 また、上記嵌合パイプ42は上記開口密閉具本体41の開溝45から円筒部4 4内に圧入される径を有してなる。
【0024】 したがって、上記開口密閉具40は、袋本体1の開口辺1aの縁部を円筒部4 4の内周面と嵌合パイプ42の外周面とで挟圧保持されて密閉され、この嵌合パ イプ42の着脱のみで容易に開口部を密閉できることになる。
【0025】 なお、開口辺1aの密閉は上記開口密閉具40を使用せず従来の電気アイロン による溶着で行ってもよく、吸引ホース挿入筒部3の密閉は小型の開口密閉具4 0を使用するか、電気アイロンによる溶着で行えばよいものである。
【0026】
【考案の効果】
本考案は上記のごときであるので、吸引ホース挿入筒部3が袋本体1と一体形 成されているため、構成が簡易で安価な脱気包装袋を提供することができるもの である。
【0027】 また、本考案は吸引ホース挿入筒部3を袋本体1と一体形成したため、両者の 連結部での強度低下、密閉性低下が防止できる脱気包装袋を提供することができ るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案脱気包装袋の開口密閉装置の一実施例を
示す平面図である。
【図2】使用状態斜視図である。
【図3】袋本体の部分拡大断面図である。
【図4】従来例平面図である。
【図5】A−A線断面図である。
【符号の説明】
1 袋本体 1a 開口編 1b 他辺 1c 吸気口辺 1d 一方側側辺 2a 平行溶着部 2b 連続溶着部 3 吸引ホース挿入筒部 10a 素材 10b 素材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非通気性の合成樹脂シート材で一辺側に
    開口辺(1a)を有した袋本体(1)を形成し、 上記袋本体(1)の開口辺(1a)とは反対側の他辺
    (1b)側角部位に、該袋本体(1)の角を三角形状に
    切り落として形成した吸気口辺(1c)を設け、 上記吸気口辺(1c)の両端側よりは、この吸気口辺
    (1c)と夫々略直角状の平行溶着部(2a,2a)で
    該袋本体(1)の両面素材(10a,10b)を溶着し
    て、この両平行溶着部(2a,2a)の間に吸気口辺
    (1c)より袋本体(1)内に連通する吸引ホース挿入
    筒部(3)を形成し、 さらに、上記平行溶着部(2a,2a)の内側端からは
    共に両平行溶着部(2a,2a)の外側に曲り、一方は
    他辺(1a)に他方は袋本体(1)の一方側側辺(1
    d)に到達する連続溶着部(2b,2b)で同じく該袋
    本体(1)の両面素材(10a,10b)を溶着してな
    る脱気包装袋。
JP073908U 1991-08-21 1991-08-21 脱気包装袋 Pending JPH0519142U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP073908U JPH0519142U (ja) 1991-08-21 1991-08-21 脱気包装袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP073908U JPH0519142U (ja) 1991-08-21 1991-08-21 脱気包装袋

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0519142U true JPH0519142U (ja) 1993-03-09

Family

ID=13531756

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP073908U Pending JPH0519142U (ja) 1991-08-21 1991-08-21 脱気包装袋

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0519142U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030016524A (ko) * 2001-08-21 2003-03-03 세향산업 주식회사 식품용기의 진공장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030016524A (ko) * 2001-08-21 2003-03-03 세향산업 주식회사 식품용기의 진공장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2938784B2 (ja) プラスチックチャック
EP1761438B1 (en) Leak proof closure device with spring member
US7665896B1 (en) Plastic bag to facilitate evacuation prior to sealing
EP0983943A2 (en) Resealable package having venting structure
JPH0549643U (ja) 自己密封性圧縮包装袋及び圧縮包装器セット
KR20030011580A (ko) 지퍼백 및 그 제조 방법
JPS6355076A (ja) 新規なバルブを組み入れた容器及びその製造方法
US5511697A (en) Reclosable pouch and method of construction
US20040037478A1 (en) Slider with arm
WO2012165453A1 (ja) ジッパーテープのヒートシール方法、ジッパーテープ付フィルムロールの製造方法、及びジッパーテープ付包装袋の製造方法
WO1998001287A1 (en) Hollow resin container and method of manufacturing same
WO2012090337A1 (ja) 逆止弁及びこれを備えた収納体
JPH0519142U (ja) 脱気包装袋
JP3759683B2 (ja) ファスナーバッグ
JP4316368B2 (ja) 自立袋およびその製造方法
JP2000141511A (ja) 紙製容器およびその製造方法
JP3086212U (ja) 再閉包装袋およびプラスチック製線状ファスナー
JP3025235U (ja) 圧縮保存袋の弁構造
JP4728048B2 (ja) パウチ容器用基材及びその基材を用いたパウチ容器の製造方法
WO2008038330A1 (fr) Sac étanche
CN220975124U (zh) 一种密封袋
JP2934851B2 (ja) 逆止弁付き袋体
JPH0433219Y2 (ja)
JPH0681949U (ja) 圧縮保存袋
CN217865778U (zh) 一种方便使用的包装袋