JP2934851B2 - 逆止弁付き袋体 - Google Patents

逆止弁付き袋体

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JP2934851B2 JP10038090A JP3809098A JP2934851B2 JP 2934851 B2 JP2934851 B2 JP 2934851B2 JP 10038090 A JP10038090 A JP 10038090A JP 3809098 A JP3809098 A JP 3809098A JP 2934851 B2 JP2934851 B2 JP 2934851B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は合成樹脂製の袋体の
開口部に逆止弁構造を有する事を特徴とする逆止弁付き
袋体に関し、より具体的には袋体の開口部から袋体内部
への連通に際して逆止弁を有する弁シートを設けること
により、袋体内に内容物を入れる場合には容易に流入で
きる反面、一旦入った内容物の流出を弁シートの逆止弁
により阻止する逆止弁付き袋体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製の逆止弁付き袋体に関
しては例えば特開平1年240451号に示すように薄
い軟質合成樹脂製のシートからなる袋体の内側上部に、
薄い軟質合成樹脂製のシートからなる逆止弁を付設した
逆止弁付き袋体であって、前記逆止弁を幅が前記袋体と
同幅で、下方に逆V字状シートとその両外側に位置する
シートより構成し、前記逆V字状シートとその両外側に
位置するシートが重合する部分において袋幅方向に小間
隔を隔てた多数箇所の熱融着により前記逆V字状シート
とその両外側に位置するシート間の双方に上部の開口に
連通する多数の小孔を形成すると共にこの小孔及び前記
開口を残して熱融着により袋状に形成してある逆止弁付
き袋がある。
【0003】また、例えば特開平1年267161号に
示すように表層は熱融着性プラスチック皮膜或いは熱融
着性プラスチックを主体とするシート状物であり、中層
は対向して重ね合わせた熱融着性プラスチック皮膜より
なり対向面の一部に結果として不着となるよう不着処理
部があり不着処理部を挟む弁側融着線により弁腔を形成
してあり、中層の両面に表層を配して弁側融着線と交差
し不着処理部を横切る上辺接合線そして下辺接合線側部
接合線等により接合して、表層を外壁とし中層に形成さ
れる弁腔を通じて外部とつながる気密室が形成されてい
る気密袋がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、先ず特開平
1年240451号に示す逆止弁付き袋に関しては『逆
止弁を幅が前記袋体と同幅で、下方に逆V字状シートと
その両外側に位置するシートより構成し、前記逆V字状
シートとその両外側に位置するシートが重合する部分に
おいて袋幅方向に小間隔を隔てた多数箇所の熱融着によ
り前記逆V字状シートとその両外側に位置するシート間
の双方に上部の開口に連通する多数の小孔を形成すると
共にこの小孔及び前記開口を残して熱融着により袋状に
形成』したものであることから、下方に逆V字状シート
とその両外側に位置するシートを構成した上逆V字状シ
ートとその両外側のシートが重合する部分において袋幅
方向に小間隔を隔てた多数箇所の熱融着を行ない逆V字
状シートとその両外側に位置するシート間の双方に上部
の開口に連通する多数の小孔を形成することにより逆止
弁を構成するものである。
【0005】従って、逆V字状シートとその両外側に位
置するシートを用い、かつ逆V字状シートが溶着せずに
一の外方に位置するシートとこれに接する一の逆V字状
シートとを溶着し、他の外方に位置するシートとこれに
接する他の逆V字状シートとを別々に溶着しなければな
らない等、その製造工程が複雑となると共にコスト面で
も高価となるものという欠点を有していた。
【0006】併せて逆V字状シートとその両外側に位置
するシートとの融着に伴い、逆V字状部分に圧力がかか
り、逆V字状シートが広がることにより初めて内容物の
漏れを防ぐものであることから、この部分に圧力が余り
かからないような少量の内容物を入れた状態において
は、どうしても漏れを生じさせてしまう欠点を有してい
る。特に融着による小孔を設けた部分は6枚のシートが
重なり合うと共に、二箇所の融着部を有していることか
ら当該小孔を構成する部分の強度が増し、袋体内の内容
物の圧力が掛かった場合であっても小孔部分の平面状の
歪み等はそれほど大きくなく、どうしても漏れを生じさ
せてしまうという欠点を有している。
【0007】次に特開平1年267161号に示す気密
袋にあっては、中層は対向して重ね合わせた熱融着性プ
ラスチック皮膜よりなり対向面の一部に結果として不着
となるよう不着処理部があり不着処理部を挟む弁側融着
線により弁腔を形成し弁腔を有するが、この弁腔は外部
開口端として気密袋外に開口し、上部接合線により袋体
の上部方向を構成するものである。従って弁腔の位置と
外部開口端との位置を一致させなければならず、精度の
高い製造機器を用いなければならないと共に歩留まりも
悪いものである。また製造工程上も中層用弁腔形成を行
なった後袋体との接合を図るものであり、かかる部分の
精度の高い一致がなければ完成品の製造は難しいもので
ある。併せて弁腔の幅は袋体の開口部の幅と同じである
ことから、通常の袋体にあっては弁腔の部分の幅が大き
く内部のもれを生じさせてしまうという欠点を有してい
る。仮に弁腔の幅を狭くするために開口部を狭くした場
合には内容物の流入には極めて不便となってしまうとい
う欠点を有している。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記欠点を解消
し、極めて簡単に製造でき、かつ内容物の漏れをおこさ
ない逆止弁構造を有する逆止弁付き袋体を提供するもの
である。このためまず、請求項1にかかる発明は、合成
樹脂製シートを重ね合わせ、上縁部、底部及び側縁部を
融着すると共に上部に開口部を有する袋体であって、前
記袋体を構成する合成樹脂製シート内側に二枚の合成樹
脂製シートよりなる弁シートを袋体の上縁部から袋体本
体方向にかけて内設し、前記弁シートには袋体上部方向
から底部方向にかけて所定の長さを有するシール部を多
数設け該弁シートを構成する合成樹脂製シートを熱融着
すると共に、前記弁シートの各シール部間は袋体の開口
部と袋体内部とを連通する流通路であって、少なくとも
袋体の開口部幅よりも狭い幅からなる流通路を有する逆
止弁付き袋体によって解決できる。
【0009】或いは、請求項2にかかる発明である合成
樹脂製シートを重ね合わせ、上縁部、底部及び側縁部を
融着すると共に上部に開口部を有する袋体を構成する合
成樹脂製シート内側に二枚の合成樹脂製シートよりなる
弁シートを内設し、該弁シートにシール部を設けた逆止
弁付き袋体であって、前記弁シートに多数設けたシール
部が略波状のシール部よりなる逆止弁付き袋体によって
も解決できる。
【0010】または請求項3にかかる発明である合成樹
脂製シートを重ね合わせ、上縁部、底部及び側縁部を融
着すると共に上部に開口部を有する袋体を構成する合成
樹脂製シート内側に二枚の合成樹脂製シートよりなる弁
シートを内設し、該弁シートにシール部を設けた逆止弁
付き袋体であって、前記弁シートに多数設けたシール部
が各々平行に設けられている逆止弁付き袋体によっても
解決できる。
【0011】また請求項4にかかる発明である合成樹脂
製シートを重ね合わせ、上縁部、底部及び側縁部を融着
すると共に上部に開口部を有する袋体を構成する合成樹
脂製シート内側に二枚の合成樹脂製シートよりなる弁シ
ートを内設し、該弁シートにシール部を設けた逆止弁付
き袋体であって、前記弁シートに多数設けたシール部の
一端が袋体上縁部の上縁シール部に重合している逆止弁
付き袋体によっても同様に解決できるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する
に、図1は本発明にかかる逆止弁付き袋体の一実施の形
態を示す図である。合成樹脂製シート1a,1bにより
構成される袋体内部に合成樹脂製シート2a,2bによ
り構成される弁シート2が内設されている。この弁シー
ト2は、袋体の開口部4から袋体の中央部よりやや上部
にかけて配設されており袋体の両側部及び開口部4を除
く袋体の上部において合成樹脂製シート1a,1bと熱
融着しているものである。併せてこの弁シート2には袋
体上部方向から底部方向にかけて一定の長さを有する略
波状のシール部3を多数設けると共にこの略波状のシー
ル部3は各々平行に設けられている。
【0013】従って、この多数のシール部3により合成
樹脂製シート2aと合成樹脂製シート2bとを熱融着し
てあり、各々のシール部3間には流通路5が形成されて
いると共に図1にあっては袋体の上縁シール部6のやや
下方から弁シート2の下端部のやや上部にかけて略波状
の一定の長さを有するシール部3が多数平行に設けられ
ているものである。またこのシール部3間の間隔は袋体
の開口部4よりも狭いものであり、各々の流通路5は、
この間隔により構成されることから極めて狭い多数の流
通路5を有することとなる。袋体の開口部4にあっては
弁シート2である合成樹脂製シート2a,2bはそれぞ
れ袋体を構成する合成樹脂製シート1a,1bと熱融着
しているものである。
【0014】従って合成樹脂製シート1aと合成樹脂製
シート2aとが熱融着し開口部4の一面を構成する開口
部シール部10aを形成すると共に合成樹脂製シート1
bと合成樹脂製シート2bとが各々熱融着し開口部4の
他の面を構成する開口部シール部10bを形成するもの
である。尚、開口部4を構成する部位の合成樹脂製シー
ト2a,2bには略波状のシール部3は設けられていな
い。この様に構成することにより開口部4から内容物を
入れる場合にはシール部3間の流通路5を通って袋体内
に入れることができる。
【0015】次に袋体内に入った内容物は弁シート2に
より漏れる事がない。即ち袋体内の内容物は外部にでる
場合においては弁シート2の流通路5を通らなければな
らないが、弁シート2は二枚からなりかつ略波状の一定
の長さを有するシール部3が多数平行に設けられている
事からこの弁シート2は密着しており、その通路を塞ぐ
こととなる。併せて袋体内に内容物が入った場合には袋
体自体の形態が変化する事から弁シート2が歪むことに
より、更にその通路を塞ぐこととなる。これは弁シート
2が二枚からなり、極めて薄いものであると共にシール
部3が一定の長さを有することから弁シート2の歪みが
大きくその通路を塞ぐことを容易にしているものであ
る。
【0016】尚、内容物が液体状のものである場合には
その重さによる袋体の歪みが大きく閉塞状態は極めて大
きく内容物の漏れはない。また気体の場合にあっても弁
シート2の密着性は高いものであり、そのままの状態で
外部に漏れる事はない。袋体の側面を押して気体を外部
に出そうとした場合にあっても袋体が変形する事から弁
シート2が歪むことにより、更にその通路を塞ぐことと
なり、外部に漏れる事はない。
【0017】図1に示す本発明にかかる一実施例に関し
弁シート2の袋体の長手方向の長さに関しては、袋体の
中央部よりやや上部にまで設けられているが、これに限
らず、袋体の中央部までであってもあるいは袋体の中央
部よりやや下部よりにまで及ぶものであってもよい。ま
た袋体の中央部までの長さを有さずに袋体の上部に設け
られているものであってもよい。但し少なくとも内容物
の挿入による袋体の変形に伴って、弁シート2が変形す
る程度の一定の長さを有することが必要である。
【0018】次に弁シート2のシール部3に関しては図
1においては略波状の形態であるがこれに限らず直線又
は折曲線状又は曲線により構成されるものであってもよ
い。またこのシール部3は袋体の開口部4方向から袋体
の底部方向に向けて一定の長さをもって構成されると共
に一定間隔幅にて袋体の幅方向に多数設けられ、各々の
シール部3間には流通路5が設けられているものであ
る。この場合シール部3の長さは袋体内の内容物の漏れ
を防止するための流通路5の幅を小さくしかつ弁シート
2の密着性を高めるものであり、一定程度の長さを必要
とするが、必ずしも弁シート2と袋体との融着部から弁
シート2の底部にわたって設けられている必要はない。
例えば、袋体と弁シート2の融着部から若干離れた位置
から弁シート2の底部方向にシール部3が設けられてい
るものでもよく、弁シート2の底部にあっても底部端部
にまでシール部3を設けてなくてもよい。
【0019】次にこのシール部3は袋体の幅方向に平行
に複数設けられているが、このシール部3の数について
は多数個設けられていれば足り、個数に限定はない。少
なくともシール部3間に構成される流通路5が袋体の開
口部4よりも狭く構成されるものであればよい。併せ
て、必ずしも流通路5が均等の幅になる必要はなく、流
通路5の幅の相違があってもよいものである。また、平
行にシール部3を構成するものが最も良いがこれに限ら
ず斜めに構成したものであってもよい。シール部3の幅
は単なる線状のものでもよいが、一定の幅を有し融着部
を多く有するものでもよい。シール部3の幅を厚くすれ
ば、流通路5の幅が狭くなるものであり、袋体の内容物
に応じて適宜選定すればよい。
【0020】図2は、図1のA−A線断面図であり、袋
体を構成する合成樹脂製シート1a,1bの間に弁シー
ト2である合成樹脂製シート2a,2bが配設されてい
る。この合成樹脂製シート2a,2bは、シール部3に
より多数箇所融着していると共に、シール部3間には流
通路5が設けられている。従って内容物を袋体内にいれ
る場合にはこの流通路5より入れる事が可能であるが、
シール部3による合成樹脂製シート2a,2bの密着性
が高い事などから袋体内の内容物の漏れを防止できる。
【0021】図3は、本発明にかかる逆止弁付き袋体の
他の一実施例を示すものであり、シール部3の上部端部
が袋体の上縁シール部6にまで達している状態を示す図
である。この様に構成した場合開口部4から袋体内部へ
連通している部分は開口部4に接している流通路5であ
り、袋体内に内容物を入れる場合には該流通路5により
行え、袋体内に内容物が入っている場合には開口部4に
つながる流通路5のみが連通する事から密着度が高ま
る。従って内容物の漏れることがない。
【0022】図4も本発明にかかる逆止弁付き袋体の他
の一実施例を示すものであり、シール部3の上部端部が
袋体の上縁シール部6にまで達していると共に、該シー
ル部3が直線形状により構成されている状態を示す図で
ある。この場合においても流通路5は、開口部4に比べ
て極めて狭く構成されていることから内容物の漏れがな
い。以上より本発明にかかる逆止弁付き袋体は、内容物
を入れる際には簡単に入れられる反面一旦入った内容物
は外部に漏れない。但し開口部4から袋体内につながる
流通路5を開口させるために細い棒状物等を挿入するこ
とにより流通路5が広がり、内容物の排出が可能であ
る。
【0023】次に図5は本発明の製造工程を示すもので
あり、各々ロール状に巻回されているシートから巻き出
される弁シート2を構成する合成樹脂製シート2a,2
bを重ね合せ、弁シート2のシール部3をシール機Aに
よる熱融着により構成する。同じく各々ロール状に巻回
されているシートから巻き出される袋体を構成する合成
樹脂製シート1a,1bを合成樹脂製シート2a,2b
からなる弁シート2の上下方向から重ね合せ、ローラー
Hにより合成樹脂製シート1aと合成樹脂製シート2a
と重ね合せ、また合成樹脂製シート1bと合成樹脂製シ
ート2bとを重ね合せ、開口部用シール機Bにより合成
樹脂製シート1aと合成樹脂製シート2aとを融着して
開口部4を形成し、袋体の一面を構成する開口部シール
部10aを形成すると共に合成樹脂製シート1bと合成
樹脂製シート2bとを融着し開口部4を形成し、袋体の
他の一面を構成する開口部シール部10bを形成する。
【0024】次に合成樹脂製シート1a、合成樹脂製シ
ート1b、合成樹脂製シート2a、合成樹脂製シート2
bのそれぞれをローラIにより重ね合せてボトム用シー
ル機Cにより熱融着し袋体の開口部4の両側端及び袋体
の上端を構成する開口部側縁シール部9、上縁シール部
6を形成する。
【0025】次に袋体の底部及び側部をそれぞれをシー
ル機D,Eにより熱融着し袋体の底部と両側端とを構成
する底部シール部8、袋体側縁シール部7を形成する最
後に開口部4の側縁と袋体の上端部とに囲まれる不要部
分を抜き刃Fにより切り抜いた後、断裁刃Gによりおの
おのの袋体を切り分ける。これらの手順により本発明に
かかる逆止弁付き袋体を得る事ができる。従って先ず、
弁シートのシール部3を形成する第一の工程、開口部4
を構成する袋体の開口部シール部10を形成する第二の
工程、開口部の両側端、袋体の上端、袋体の底部、袋体
の側部にそれぞれ開口部側縁シール部9、上縁シール部
6、底部シール部8、袋体側縁シール部7を形成する第
三の工程により、極めて簡単にかつ低廉にて製造できる
ものである。
【0026】
【発明の効果】1、本発明にかかる逆止弁付き袋体によ
り袋体内に内容物を入れることが容易である反面、一旦
中に入った内容物は外部に漏れることがない。特に弁シ
ート2のシール部3が開口部4方向から袋体の底部方向
に向けて一定の長さをもって所定間隔幅にて袋体の幅方
向に多数設けられ、各々のシール部3間には流通路5が
設けられているものであり、袋体内から袋外に連通して
いる部分は開口部より狭い流通路であることから、内容
物は外部に漏れることはない。また、弁シート2に多数
のシール部3を設ける事により弁シート2を構成する合
成樹脂製シート2a,2bの密着性は極めて高くまた単
に薄い二枚からなる弁シート2a,2bであることから
袋体の変形や内容物からの圧力に対して歪みやすいもの
であり、流通路が容易に閉塞され漏れを防止できる。 2、製造上においても弁シート2のシール部3は開口部
4方向から袋体の底部方向に向けて一定の長さをもって
所定間隔幅にて袋体の幅方向に多数設けられていればよ
く、開口部4との位置合せなどの必要がなく、製造が容
易であると共にコストも安くできるばかりでなく歩留ま
りもよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる逆止弁付き袋体の一実施の形態
を示す図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】本発明にかかる逆止弁付き袋体の他の一実施の
形態を示す図
【図4】本発明にかかる逆止弁付き袋体の他の一実施の
形態を示す図
【図5】本発明にかかる逆止弁付き袋体の製造工程の一
例の流れを示す図
【符号の説明】
1 袋体を構成する合成樹脂製シート 2 弁シートを構成する合成樹脂製シート 3 シール部 4 開口部 5 流通路 6 上縁シール部 7 袋体側縁シール部 8 底部シール部 9 開口部側縁シール部 10 開口部シール部 A シール機 B 開口部用シール機 C ボトム用シール機 D 袋体側縁用シール機 E 底部用シール機 F 抜き刃 G 断裁刃

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製シート1a,1bを重ね合わ
    せ、上縁部、底部及び側縁部を融着すると共に上部に開
    口部4を有する袋体において、 前記袋体を構成する合成樹脂製シート1a,1b内側に
    二枚の合成樹脂製シート2a,2bよりなる弁シート2
    を袋体の上縁部から袋体本体方向にかけて内設し、 前記弁シート2a,2bには該シートの上部から下部に
    かけて所定の長さを有するシール部3を多数設け該弁シ
    ートを構成する合成樹脂製シート2a,2bを熱融着す
    ると共に、前記弁シート2の各シール部3間は袋体の開
    口部4と袋体内部とを連通する流通路5であって、少な
    くとも袋体の開口部幅よりも狭い幅からなる流通路5を
    有することを特徴とする逆止弁付き袋体。
  2. 【請求項2】 合成樹脂製シート1a,1bを重ね合わ
    せ、上縁部、底部及び側縁部を融着すると共に上部に開
    口部4を有する袋体を構成する合成樹脂製シート1a,
    1b内側に二枚の合成樹脂製シート2a,2bよりなる
    弁シート2を内設し、該弁シート2にシール部3を設け
    た逆止弁付き袋体であって、 前記弁シート2に多数設けたシール部3が略波状のシー
    ル部よりなることを特徴とする請求項1記載の逆止弁付
    き袋体。
  3. 【請求項3】 合成樹脂製シート1a,1bを重ね合わ
    せ、上縁部、底部及び側縁部を融着すると共に上部に開
    口部4を有する袋体を構成する合成樹脂製シート1a,
    1b内側に二枚の合成樹脂製シート2a,2bよりなる
    弁シート2を内設し、該弁シート2にシール部3を設け
    た逆止弁付き袋体であって、 前記弁シート2に多数設けたシール部3が各々平行に設
    けられていることを特徴とする請求項1又は2のいずれ
    かに記載の逆止弁付き袋体。
  4. 【請求項4】 合成樹脂製シート1a,1bを重ね合わ
    せ、上縁部、底部及び側縁部を融着すると共に上部に開
    口部4を有する袋体を構成する合成樹脂製シート1a,
    1b内側に二枚の合成樹脂製シート2a,2bよりなる
    弁シート2を内設し、該弁シート2にシール部3を設け
    た逆止弁付き袋体であって、 前記弁シート2に多数設けたシール部3の一端が袋体上
    縁部の上縁シール部6に重合していることを特徴とする
    請求項1乃至3のいずれか一に記載の逆止弁付き袋体。
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