JPH0519102Y2 - - Google Patents

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JPH0519102Y2
JPH0519102Y2 JP1495887U JP1495887U JPH0519102Y2 JP H0519102 Y2 JPH0519102 Y2 JP H0519102Y2 JP 1495887 U JP1495887 U JP 1495887U JP 1495887 U JP1495887 U JP 1495887U JP H0519102 Y2 JPH0519102 Y2 JP H0519102Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、同一の構成基板に複数の入賞具を設
け、構成基板の裏側に設けた中継基板に球検出器
や表示器の発光源の配線を集約して接続したパチ
ンコ機の入賞装置に関するものである。
〈従来の技術〉 近時のパチンコ機は、パチンコ遊技の興趣を高
めるために種々の変動入賞装置や補助遊技装置を
設けるとともに、これら変動入賞装置や補助遊技
装置の所謂始動口を設け、球が始動口に入ること
を条件として変動入賞装置や補助遊技装置を始動
した補助遊技を開始するため始動口は入賞球が発
生したことを検出する検出器を有する。そして、
始動口に球が入つたり、補助遊技で特別遊技の権
利が発生すると、その旨を遊技者に可視表示する
ためのランプ表示器等を遊技盤の表面ばかりでな
く始動口、変動入賞装置、補助遊技装置に設ける
ことによつてパチンコ遊技の遊技態様を可視表示
するとともに、パチンコ機の装飾効果を高める目
的を果たすために表示装置が設けられている。し
たがつて、遊技盤の裏側には球検出器やランプ表
示器等の配線が多数複雑に張り巡らされている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 パチンコ機の裏側には、入賞球を誘導する球流
路、電動役物の駆動源、賞球排出に関連する樋類
等多数の部品が複雑に組み込まれている。このた
め、パチンコ機の組立工場においては球流路や駆
動源等の部品を回避しながら配線作業を行わなけ
ればならず、この作業に多大の時間と手間を要
し、作業の合理化に支障を生じている。更に、そ
の中にあつて入賞装置においては、個々の夫々が
検出器やランプの配線を有しているので取付作業
はもちろん、配線が複雑に張り巡らされているの
で、補修点検する際も作業性が悪く、遊技中にト
ラブルが発生した場合にあつては、修復作業に長
い時間がかかつて遊技者に遊技の中断等の迷惑を
かけるという不都合を生じている。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、複数の
球通過口を開設した構成基板の表面に球を受け入
れて球通過口に案内する入賞具を球通過口毎に設
け、構成基板に発光源を有する表示器を設け、構
成基板の裏側には球通過口を通過した球を誘導す
る誘導路を形成するとともに、該誘導路に球検出
器を臨ませ、構成基板の裏側に設けた中継基板に
上記発光源、球検出器の配線を集約して接続した
ものである。
〈作用〉 入賞具に入つた球を検出する球検出器の配線や
表示器の発光源の配線を遊技盤裏面において構成
基板の裏側の中継基板に接続して配線の集約化を
図り、また入賞具に入つた球を球検出器により電
気的に検出し、表示器の点灯又は点滅により遊技
者に遊技状態を可視表示する。
〈実施例〉 以下本考案の実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図及び第2図に示す入賞装置1の第1の実
施例は、遊技盤の表面に取付ける横長な構成基板
2の上部略中央に第1球通過口3を、該第1球通
過口3の左右に第2球通過口4、第3球通過口5
を開設し、構成基板2の下部には横長な通孔を開
設して透明板等の透光部材で塞いだ透視窓6を設
け、構成基板2の表面には上記第1球通過口3を
囲むようにして第1入賞具7を、第2球通過口4
を囲むようにして第2入賞具8を、第3球通過口
5を囲むようにして第3入賞具9を夫々取付け、
第2入賞具8の左側の構成基板2に三角形の孔を
開設するとともに該孔に透光性を有するレンズ部
材を嵌めて第1表示器の一部である第1表示部1
0を設け、第3入賞具9の右側の構成基板2にも
第2表示器の一部を構成する第2表示部11を第
1表示部10と同じ様にして設けてある。
第1入賞具7は、上面と背面が開放したポケツ
ト状の枠体である。
第2入賞具8は、上面と背面が開放したポケツ
ト状の受枠12内に一対の可動片13,13を対
向させて回動自在に軸着してなり、構成基板2の
裏側に設けた変換機構14により可動片13,1
3を閉じて球を受け入れ難い第1状態と、可動片
13,13を開いて球を受け入れ易い第2状態と
に変換できるように構成されている。
なお、第3入賞具9は、上記した第2入賞具8
と同じ構成であり、可動片13,13を閉じて球
と受け入れ難い第1状態と、可動片13,13を
開いて球を受け入れ易い第2状態とに変換可能で
ある。
構成基板2の裏側には、第2図に示すように、
第1球通過口3を通つた球を案内する樋状の案内
路15を突設し、また透視窓6の裏側に位置する
部分に周枠16aを突設するとともに、該周枠1
6aの開口部を後面部材16bにより塞いで第2
球通過口4と第3球通過口5に連通する誘導路1
6を形成し、第2入賞具8の後方と第3入賞具9
の後方には各可動片13,13を開閉する変換機
構14,14を設ける。なお、上記周枠16a及
び後面部材16bを有色で透光性のあるプラスチ
ツク等で構成すると、後述の発光源が発光したと
きに誘導路16内と明るくすることができ、これ
により遊技盤の装飾効果に奥行き感を醸し出すこ
とができる。
変換機構14は、可動片13,13の状態を変
換することができればどのような構成でもよい
が、第3図に示す実施例は、中心から放射方向に
ほぼ等角度で突出する球接触部17……を形成す
るとともに、両端に扇状の係止部18,18を形
成したカム車19を両可動片13,13の下端間
に臨ませて設け、該カム車19に回転制御部材2
0を上方から当接してなる。斯るカム車19の係
止部18,18が可動片13,13の間に停止す
ると、該係止部18,18が可動片13,13の
傾動を阻止し、両可動片13,13を閉じて第1
状態を維持し、両可動片13,13間に球が流下
すると、該球がカム車19をほぼ120度回動する
ので係止部18,18が両可動片13,13の下
端間から外れ、これにより両可動片13,13が
自重により夫々外側に回動して開き、球を受け入
れ易い第2状態に変換する。そして、2個目の球
が両可動片13,13間に流下すると、この球が
カム車19をほぼ120度回動するが係止部18,
18が両可動片13,13の下端間に位置しない
ので、可動片13,13は再度開いて第2状態と
なる。3個目の球が入ると、カム車19が更に回
動して係止部18,18が両可動片13,13の
下端間に位置するので、両可動片13,13が第
1状態に復帰する。この様に、本実施例における
第2入賞具8、第3入賞具9は入賞球が発生する
度にカム車19を約120度宛回動して両可動翼片
13,13の状態を変換する。そして夫々の状態
を安定に保てるように回転制御部材20によりカ
ム車19の暴動を阻止している。
また、本実施例では構成基板2の裏側に裏枠2
1を取付ける。この裏枠21は、構成基板2とほ
ぼ同じような形状の枠体であり、前面のほぼ中央
に前記した案内路15に連通する第1貫通孔22
と、誘導路16に連通する第2貫通孔23を上下
に開設し、第1表示部10の後方に位置する構成
基板2の一側に第1表示器の一部を構成するラン
プ等の第1発光源24を、第2表示部11の後方
に位置する他側に第2表示器の一部を構成する第
2発光源25を取付け、内部には第1貫通孔22
に連通する第1球通路26を形成し、該第1球通
路26の途中に第1球検出器27を臨ませ、第2
貫通孔23に連通して誘導路16の一部として機
能する第2球通路28を形成し、該第2球通路2
8の球出口29の上流側に第2球検出器30を臨
ませ、裏側に蓋部材31を止着して上記第1球通
路26と第2球通路28の背面を塞ぎ、これら球
通路の横に中継基板32をネジ等により止着して
なる。中継基板32は、絶縁性を有する板材に球
検出器27,30や発光源24,25のコネクタ
33……に接続するピン(図示せず)を立設して
ある。したがつて、第1発光源24、第2発光源
25、第1球検出器27、第2球検出器30の各
配線の各コネクタ33を上記中継基板32に接続
することにより、夫々の配線を最短距離にて行う
ことができる。そして集約された複数の芯線を有
するコード34を介して電気的制御装置(図示せ
ず)に電気的に接続する。この様に、入賞装置と
電気的制御装置とを接続することにより遊技盤裏
面のコード処理を簡素化することができるととも
に、コードの振り廻し等によつて遊技盤に配設さ
れる他の入賞口からの入賞球の案内路に支障を来
たすことがなくなる。なお、裏枠21の上部に形
成したコードバインダ35により第1発光源24
や第1球検出器27等の配線を結束すると、入賞
装置自体の配線も簡素化され遊技盤への取付作業
などにあつては、遊技盤の取付孔に簡単に配線を
通すことができる等々、一層簡素化することがで
きる。また、第2図に示すように、コネクタ33
……の表面に「KA」,「KB」,「RA」,「RB」等
の識別符号を表示しておくと、接続ミスを防止す
ることができるし、接続作業を容易且つ確実に行
うことができるとともに、メンテナンス時におい
ては故障した箇所を容易に確認することができる
ので作業の迅速化を図ることができる。また、第
4図に示すように、球検出器30を取付ける嵌合
部分の上流側に長さの異なる案内面36a,36
bを形成し、この案内面36bの下方に球検出器
30の先端が嵌合するスリツト36Cを、嵌合部
の端部に位置決め突起36dを形成する。そし
て、嵌合部内に球検出器30を後方から嵌合して
スリツト36cと位置決め突起36dにより位置
を定めて蓋部材31を止着することにより所定位
置に組み付ける。この様にすると、複数の球がほ
ぼ同時に流下してきたときに、上記案内面36
a,36bにより流下速度を異ならせて効率良く
整流することができ、球詰まりすることなく1個
宛確実に検出することができ、また球検出器30
の組み付け作業も簡単且つ確実に行うことができ
る。
上記した構成からなる入賞装置1においては、
球が第1入賞具7に入ると、この球は第1球通過
口3を通り、案内路15を介して第1球通路26
を流下し、この第1球通路26内を流下する途中
で第1球検出器27に作用した後に出口から遊技
盤の裏側に排出されて入賞球となる。第1球検出
器27は、球を検出すると、電気的制御装置に信
号を送る。また、第2入賞具8に球が入ると、こ
の球は第2球通過口4を通つて誘導路16内に入
り、第3入賞具9に球が入るとこの球は第3球通
過口5を通つて誘導路16に入り、いずれの球も
誘導路16内で合流する。そして、遊技者は透視
窓6を通して第2入賞具8や第3入賞具9に入つ
た球が誘導路16内を流下する様子を見ることが
できる。この様にして誘導路16内に合流した球
は、第2貫通孔23を通つて第2通路28内に入
り、この部分を流下する途中で第2球検出器30
に作用した後、球出口29から遊技盤の裏側に排
出されて入賞球となる。第2球検出器30が球を
検出すると、電気的制御装置に信号を送る。
この様に、本実施例における入賞装置1は、第
1入賞具7に入つた球を第1球検出器27により
検出し、第2入賞具8、第3入賞具9に入つた球
を合流して第2球検出器30により検出するもの
であり、第1入賞具7への入賞の価値と、第2入
賞具8や第3入賞具9への入賞の価値とが異なる
パチンコ機に使用すると効果的である。
例えば、第5図に示す遊技盤37は、所謂第2
種のパチンコ機に属するものであり、遊技盤37
の表面にガイドレール38で囲んだ遊技部39を
形成し、該遊技部39内のほぼ中央に補助遊技装
置40を、該補助遊技装置40の下方に前記入賞
装置1を始動口として設けてある。
補助遊技装置40は、取付基板41の開口部の
上部に鎧部42を突設し、該鎧部42の下方左右
に可動翼片43,43を回動自在に軸着し、該可
動翼片43,43の下方に特定入賞口44と一般
入賞口45,45を並設してある。
遊技部39内を流下する球が第1入賞具7に入
ると、第1球検出器27がこの球を検出して電気
的制御装置を送る。電気的制御装置は、第1球検
出器27からの信号を受けると、第1,第2表示
部10,11の各発光源24,25を点灯又は点
滅するとともに、補助遊技装置40のソレノイド
を所定時間間隔で2回励磁し、可動翼片43,4
3を球が入らない第1状態から球を受け入れ易い
第2状態に2回変換する。一方、球が第2入賞具
8、又は第3入賞具9に入ると、第2球検出器3
0がこの球を検出して電気的制御装置に信号を送
り、電気的制御装置はソレノイドを所定時間1回
励磁し、可動翼片43,43を第1状態から第2
状態に1回だけ変換する。この様にして可動翼片
43,43が第2状態に変換すると、遊技部39
内を流下してきた球が可動翼片43,43上に載
り、開口部43の奥に形成した凹室46内に流下
し、その後特定入賞口44または一般入賞口4
5,45に入賞する。球が運良く特定入賞口44
に入ると特別遊技の権利が発生し、遊技者にとつ
て有利な特別遊技を行うことができる。
特別遊技は、電気的制御装置からの給電により
可動翼片43,43を所定回数(例えば、18回)
開閉し、この状態で球が再度特定入賞口44に入
ると、更に可動翼片43,43を所定回数開閉
し、この開閉を1サイクルとすると、球が特定入
賞口44に入る度にサイクルを更新して最大8回
まで更新することができるという、遊技者にとつ
て非常に有利な遊技である。
なお、本実施例においては、透視窓6を通して
第2、又は第3入賞具9に入つた球を見ることが
できるので、遊技者はこれにより入賞に対しての
喜びを味わえるとともに、これから行われる補助
遊技装置の作動に対して有利な方向で遊技を進行
することができる。即ち、第2入賞具8、又は第
3入賞具9に球が入つてからこの球を検出した第
2球検出器30が信号を送つて電気的制御装置が
可動翼片43,43を開くまでの所要時間を考慮
して、可動翼片43,43が開いた時に球が丁度
可動翼片43,43上に流下するようにタイミン
グを図つて発射操作することができる余裕時間を
遊技者に与えることができる。この様にコンマ単
位の時間で可動翼片の状態が変換されるパチンコ
機にあつては透視窓6を設けることにより入賞球
を遊技者に可視させ、技術介入を可能にするとい
うことは非常に効果的となり、パチンコ遊技の興
趣を一層高められる。なお、入賞具8,9に入賞
してから球検出器により検出されるまでの所要時
間は、誘導路16の長さ、或いは誘導路16に設
けた突起等により適宜に変更することができ、こ
れにより一層変化に富んだ入賞具を提供すること
ができる。また、球を入賞させる入賞領域を拡
大・縮小可能な変動入賞具により補助遊技の始動
口を構成すると、遊技者と遊技店との利益のバラ
ンスをとりながら補助遊技のチヤンスを増加させ
ることができ、入賞領域が変化しない固定式入賞
具により始動口を構成したものに比較して、著し
く遊技の興趣を高めることができる。
第6図に示す入賞装置1の第2の実施例は、前
記した第1実施例の案内路15を設ける代りに第
1球通過口3を誘導路16に直接連通されもので
あり、裏枠21等他の構成は第1実施例と同様で
ある。なお、裏枠21の第1貫通孔22は、裏枠
21を構成基板2の裏側に止着したときに第1球
通過口3の後方に位置する変換機構14或は誘導
路16の背面により閉塞される。
斯る構成から成る入賞装置1においては、第1
入賞具7、第2入賞具8、第3入賞具9に入つた
球が全て誘導路16に合流され、この球が裏枠2
1内の第2球検出器30に作用した後、球出口2
9から遊技盤38の裏側に排出されて入賞球とな
る。即ち、第1入賞具8から第3入賞具9のいず
れに球が入つても、球は誘導路16を通る途中で
第2球検出器30によつて検出される。
したがつて、本実施例は、入賞の価値に差がな
い入賞装置1として使用する際に効果的であり、
例えば所謂第1種に属するパチンコ機の始動口と
して使用すると一層効果を高めることができる。
例えば、第7図に示す遊技盤47は第1種に属
するパチンコ機のものであり、遊技盤47の表面
にガイドレール38で囲んだ遊技部39を形成
し、該遊技部39内のほぼ中央に補助遊技装置4
8を、該補助遊技装置48の下方に第2実施例に
係る入賞装置1を始動口として設けてある。
補助遊技装置48は、遊技盤47の表面に取付
ける取付基板49のほぼ中央に数字を高速変換表
示可能な変換表示器50を設け、該変換表示器5
0の上方に鎧部42を突設し、変換表示器50の
左右に可動翼片51,51を回動自在に軸着し、
両可動翼片51,51間の下方に継続入賞口52
と一般入賞口53,53を並設してなる。
遊技部39内を流下してきた球が第1入賞具
7、第2入賞具8、第3入賞具9のいずれかに入
り、第2検出器30がこの球を検出して電気的制
御装置に信号を送ると、電気的制御装置が補助遊
技装置48を作動して補助遊技を開始させる。こ
の補助遊技は、変換表示器50の数字を識別不能
に高速変換表示し、この変換表示が遊技者の外部
操作又はタイマーに設定した時間の経過により停
止したときに数字の組合せが賞態様を形成してい
るか否かを競うものであり、例えば、「7」,
「7」,「7」が揃うと特別遊技の権利が発生する。
この特別遊技においては、可動翼片51,51が
球を受け入れない第1状態から球を受け入れ易い
第2状態に変換する。この変換は、所定時間(30
秒間)の経過、又は所定個数(10個)の入賞球が
発生するまでを1サイクルとすると、このサイク
ル中に球が継続入賞口52に入ると、当該サイク
ルが終了してから次のサイクルに更新することが
でき、このサイクルの更新は最大規定回数(例え
ば、10回)まで繰り返し行われる。
第8図に示す入賞装置1の第3の実施例は、構
成基板2の表面ほぼ中央に第4入賞具54を、左
側に第5入賞具55を、右側に第6入賞具56を
夫々設け、第4入賞具54の後方の構成基板2に
第4表示部57を、第5入賞具55の後方に第5
表示部58を、第6入賞具56の後方に第6表示
部59を設けたものである。第4入賞具54は、
ポケツト状の受枠60内に一対の可動片61,6
1を回動自在に軸着し、構成基板2の裏側に設け
た前記と同様な変換機構により上記両可動片6
1,61を回動することにより両可動片61,6
1を起立して球を受け入れ難い第1状態と、両可
動片を外側に倒して球を受け入れ易い第2状態と
に変換可能に構成してある。なお、図面には他の
入賞口から導いた球を揺動底板上に載せ、該揺動
底板の揺動により両可動片61,61を開く連動
機構62を設けてある。
第5入賞具55は、ポケツト状の受枠60内の
右側に固定片63を起立した状態で設け、受枠6
0内の左側に可動片64を回動自在に軸着し、構
成基板2の裏側に設けた変換機構により固定片6
3と可動片64を起立して球を受け入れ難い第1
状態と、左側の可動片64だけを左側に倒して球
を受け入れ易い第2状態とに変換可能に構成して
ある。
また、第6入賞具56は、ポケツト状の受枠6
0内の左側に固定片65を起立した状態で設け、
受枠60内の右側に可動片66を回動自在に軸着
し、構成基板2の裏側に設けた変換機構により固
定片65と可動片66を起立して球を受け入れ難
い第1状態と、右側の可動片66だけを右側に倒
して球を受け入れ易い第2状態とに変換可能に構
成してある。
構成基板2の裏側には、第9図に示すように、
各入賞具の後方に変換機構を設け、各変換機構の
内部を通る誘導路67の途中に球検出器68を臨
ませ、各変換機構の後部に発光源69の止着基板
70を夫々止着し、上記各球検出器68及び各発
光源69の配線のコネクタ33を中継基板71の
ピンに嵌合する。なお、本実施例に示す変換機構
は、前記実施例と同様の構成であるが、付加した
連動機構62の揺動底板の揺動により可動片を開
くことができるように構成してある。したがつ
て、本実施例に示す各入賞具54,55,56に
球が入らなくても、他の入賞口への入賞によつ
て、球を受け入れ難い第1状態から球を受け入れ
易い第2状態に変換する。また、各球検出器68
は、球を検出することができればどのような構成
でもよく、本実施例では、第10図及び第11図
に示すように、コ字状本体の先端内側に発光窓と
受光窓を有し、外側に取付窪部72を形成したフ
オトセンサタイプの検出器を使用している。この
球検出器68を取付けるには、先端内側に係止突
起73と縦方向のスリツト74と円形の嵌合凹部
75とを形成したプラスチツク製ホルダ76内に
上記球検出器68を収納して係止突起73を球検
出器68の取付窪部72内に係止し、固定する。
そして、ホルダ76の先端開口部を変換機構の側
面部に形成した縦方向の突起77をホルダ76の
スリツト74内に係合するとともに、側面部に形
成した嵌合突起78をホルダ76の嵌合凹部75
内に嵌合する。このようにして球検出器68を変
換機構の枠に取付けると、変換機構内を下方に抜
ける誘導路67の左右両側に発光窓と受光窓が位
置する。したがつて、誘導路67を流下する球が
発光窓からの光を遮断し、これにより入賞具が第
2状態のときに受け入れた球だけを検出すること
ができる。
なお、第12図に示すように、配線の途中をコ
ードバインダ79により結束すると、一層整然と
配線処理を行うことができる。
斯る構成からなる入賞装置1においては、球が
第4入賞具54に入ると、両可動片61,61が
開いて球を受け入れ易い第2状態に変換し、この
第2状態で球が入ると両可動片61,61が起立
して第1状態に復帰するとともに、球検出器68
がこの球を検出して電気的的制御装置に信号を送
り、球が第5入賞具55に入ると、左側の可動片
64だけが倒れて球を受け入れ易い第2状態に変
換し、この第2状態で球が入ると可動片64が起
立して第1状態に復帰するとともに、球検出器6
8が球を検出して電気的制御装置に信号を送る。
また、球が第6入賞具56に入つた場合には右側
の可動片66だけが倒れて球を受け入れ易い第2
状態に変換し、この第2状態で球が入ると可動片
66が第1状態に復帰するとともに、球検出器6
8が信号を送る。
この様に、本実施例では、入賞具毎に球検出器
68を設けてあるので、入賞具毎に入賞価値が異
なる遊技を行うパチンコ機に使用すると効果的で
ある。また、本実施例では、左右に配置した第5
入賞具55と第6入賞具56を片開きにしたの
で、取付スペースが狭くても取付けることができ
る。
なお、上記した各実施例では構成基板2に表示
器を設けたが、入賞具に設けてもよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、球検出器
や表示器の配線を中継基板に一旦接続して集約す
ることができるので、この中継基板から多数の芯
線を有するコードを使用して電気的制御装置にま
とめて配線することができる。したがつて、組立
作業において配線作業を合理的に行うことができ
るばかりでなく、入賞装置と電気的制御装置との
間の配線を整理することができる。このため、パ
チンコ店における修理、保守点検作業の作業性も
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
は入賞装置の第1実施例の前方から見た分解斜視
図、第2図は第1図に示す入賞装置の裏側から見
た分解斜視図、第3図は断面図、第4図は球検出
器の取付部分の斜視図、第5図は第2種に属する
パチンコ機の遊技盤の正面図、第6図は入賞装置
の第2実施例の裏側から見た分解斜視図、第7図
は第1種の属するパチンコ機の遊技盤の正面図、
第8図は入賞装置の第3実施例の斜視図、第9図
は第8図に示す入賞装置の裏側から見た斜視図、
第10図及び第11図は球検出器の取付状態を示
す斜視図、第12図は配線を結束した状態を示す
斜視図である。 図中、1は入賞装置、2は構成基板、7,8,
9,54,55,56は入賞具、10,11,5
7,58,59は表示器の表示部、13,64,
66は可動片、16,67は誘導路、24,25
は表示器の発光源、27,68は球検出器、32
は中継基板、33はコネクタ、34はコード、3
5はコードバインダ、37,47は遊技盤、4
0,48は補助遊技装置、43,51は可動翼
片、44は特定入賞口、50は変換表示器、52
は継続入賞口、62は連動機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の球通過口を開設した構成基板の表面に球
    を受け入れて球通過口に案内する入賞具を球通過
    口毎に設け、構成基板に発光源を有する表示器を
    設け、構成基板の裏側には球通過口を通過した球
    を誘導する誘導路を形成するとともに、該誘導路
    に球検出器を臨ませ、構成基板の裏側に設けた中
    継基板に上記発光源、球検出器の配線を集約して
    接続したことを特徴とするパチンコ機の入賞装
    置。
JP1495887U 1987-02-05 1987-02-05 Expired - Lifetime JPH0519102Y2 (ja)

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JPS63124982U JPS63124982U (ja) 1988-08-15
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002306694A (ja) * 2001-04-11 2002-10-22 Aiwa Raito:Kk 遊技機部品及び遊技機部品のリード線の結束方法

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