JPH051905U - 加熱調理器 - Google Patents
加熱調理器Info
- Publication number
- JPH051905U JPH051905U JP4653591U JP4653591U JPH051905U JP H051905 U JPH051905 U JP H051905U JP 4653591 U JP4653591 U JP 4653591U JP 4653591 U JP4653591 U JP 4653591U JP H051905 U JPH051905 U JP H051905U
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- JP
- Japan
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- exhaust
- passage
- water
- catalyst
- roaster
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- Pending
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 水等が調理器本体の上面部の排気口から排気
通路内へ入った場合に、その水等が排気通路内に残留す
ることを防止する。 【構成】 加熱調理室10から放出される排気を、排気
通路26を通して調理器本体1の上面部の排気口25か
ら排出するように構成したものにおいて、排気通路26
に設けられ排気を通過させながらその排気中に含まれた
煙や臭い等を除去する触媒27を備えると共に、この触
媒27の下方に設けられ排気口25から排気通路26内
に浸入した水等の液体を通過させる水抜き通路30を備
えたものである。
通路内へ入った場合に、その水等が排気通路内に残留す
ることを防止する。 【構成】 加熱調理室10から放出される排気を、排気
通路26を通して調理器本体1の上面部の排気口25か
ら排出するように構成したものにおいて、排気通路26
に設けられ排気を通過させながらその排気中に含まれた
煙や臭い等を除去する触媒27を備えると共に、この触
媒27の下方に設けられ排気口25から排気通路26内
に浸入した水等の液体を通過させる水抜き通路30を備
えたものである。
Description
【0001】
本考案は、調理器本体内に設けられた加熱調理室から放出される排気を、排気
通路を通して調理器本体の上面部の排気口から排出するように構成して成る加熱
調理器に関する。
【0002】
この種の加熱調理器においては、煙や臭い等を吸着する触媒を排気通路に設け
ることにより、該触媒に排気を通過させながらその排気中に含まれた煙や臭い等
を除去するように構成している。また、調理器本体の上部には、2〜3個の加熱
調理部が設けられている。
【0003】
上記従来構成では、調理器本体の上部の加熱調理部により調理を行う際に、調
理器本体の上面に水や煮汁等を誤ってこぼすことがある。この場合、こぼした水
等が調理器本体の上面部の排気口から排気通路内へ浸入することがある。この浸
入した水等が排気通路を流下して触媒に達すると、触媒がきめの細かい多孔質部
材から構成されていると共に、排気通路をほぼ塞ぐように設けられているので、
水等が触媒中を通過することはかなり困難である。このため、水等が排気通路内
における触媒の上流側の下部に残留してしまい、この残留した水等から悪臭が発
生するという問題点があった。また、浸入した水等が触媒をつまらせて加熱調理
室からの排気が触媒内を通過し難くなることから、該排気が加熱調理室の前部の
扉周辺から外部へ漏れ出ることもあった。
【0004】
そこで、本考案の目的は、水等が調理器本体の上面部の排気口から排気通路内
へ入った場合に、その水等が排気通路内に残留することを防止できる加熱調理器
を提供するにある。
【0005】
本考案の加熱調理器は、調理器本体内に加熱調理室を設け、この加熱調理室か
ら放出される排気を、排気通路を通して前記調理器本体の上面部の排気口から排
出するように構成して成る加熱調理器において、前記排気通路に設けられ前記排
気を通過させながらその排気中に含まれた煙や臭い等を除去する触媒を備えると
共に、この触媒の下方に設けられ前記排気口から前記排気通路内に浸入した水等
の液体を通過させる水抜き通路を備えたところに特徴を有する。
【0006】
この場合、加熱調理室内に出し入れされるロースタ受けを備えると共に、水抜
き通路を通過した液体をロースタ受け内へ流下させるように構成しても良い。
【0007】
上記手段によれば、触媒の下方に排気通路内に浸入した水等の液体を通過させ
る水抜き通路を設けたので、水等が調理器本体の上面部の排気口から排気通路内
へ浸入し排気通路を流下して触媒に達したとき、該水等は水抜き通路を通って流
下する。このため、従来とは異なり、水等が排気通路内に残留することを防止で
きる。
【0008】
また、水抜き通路を通過した水等がロースタ受け内へ流下するように構成され
ているので、排気通路内に浸入した水等が加熱調理室の内部を汚すことを防止で
きる。そして、加熱調理室内からロースタ受けを取り出すことにより、排気通路
内に浸入した水等を容易に捨てることができる。
【0009】
以下、本考案を流し台に内蔵する加熱調理器に適用した一実施例につき図面を
参照しながら説明する。まず、図1及び図2において、調理器本体1内の上部に
は、3個の加熱調理部2,3,4が設けられている。各加熱調理部2,3,4は
、ヒータとして例えばハロゲンランプ(図示しない)を配設して構成されており
、トッププレート5により覆われている。トッププレート5はその外周部が上部
枠6により支持されており、この上部枠6は、流し台の上面板7に形成された矩
形状の取付孔7a内に嵌合支持されている。また、調理器本体1の前部左側には
魚等を焼くためのロースタ部8が設けられ、前部右側には操作パネル9が設けら
れている。
【0010】
上記ロースタ部8において、内部を加熱調理室10とするロースタ部本体11
は、下枠12、この下枠12の上部に載置連結された上枠13、下枠12及び上
枠13の前端部に連結され前面開口部を有する前板14から構成されている。上
枠13の下面には、ヒータ15が取付けられている。ヒータ15は、ガラス管ヒ
ータ又はシーズヒータ等からなる。
【0011】
また、加熱調理室10の前面開口部は、扉16により開閉されるようになって
いる。この扉16は、扉枠17、この扉枠17の前面下部に突設された手掛け部
17a、扉枠17の窓部を構成するガラス板18及び扉枠17の後面下部に補強
板19を介して取付けられたロースタ受け20から構成されている。
【0012】
上記ロースタ受け20は、扉16が加熱調理室10の前面開口部を閉塞した状
態で、下枠12の底面部上に載置収容される。つまり、ロースタ受け20は、扉
16の開閉に応じて加熱調理室10内に出し入れされるように構成されている。
尚、ロースタ受け20内には、調理物である例えば魚21を載置するための網2
2が収容されている。
【0013】
さて、加熱調理室10の後部即ち上枠13の後部壁部13aには、図3及び図
4にも示すように、矩形状の通気口13bが形成されている。上記後部壁部13
aのうちの通気口13bの周縁部には、下部排気ダクト23がねじ止めされてい
る。下部排気ダクト23は、後方へ延設され、その後端部23aが上方へほぼ直
角に折曲されている。下部排気ダクト23の後端部23aには上部排気ダクト2
4が連結され、この上部排気ダクト24の上端部は、上記した上部枠6の後端部
に形成された開口部に嵌合している。
【0014】
上部排気ダクト24の上端部には、複数のスリットを有する排気口25が設け
られている。これにより、排気口25が調理器本体1の上面部に配置されている
。また、下部排気ダクト23及び上部排気ダクト24から排気通路26が構成さ
れている。加熱調理室10内からの排気は、この排気通路26を通って上記排気
口25から外部へ排出されるようになっている。
【0015】
ここで、下部排気ダクト23内のうちの加熱調理室10側の端部には、矩形板
状の触媒27が設けられている。この触媒27は、排気を通過させながらその排
気中に含まれた煙や臭い等を分解して除去するものであり、例えば白金化合物を
有する多孔質部材(きめの細かい孔のもの)から構成されている。以下、触媒2
7の取付構造について、図3及び図4を参照して述べる。
【0016】
図3及び図4において、上枠13の後部壁部13aにおける通気口13bの上
下開口縁部には、断面L字状の押え片部13c,13dが突設されている。そし
て、ほぼ矩形状をなす取付枠28の内部に触媒27を収容した状態で、該取付枠
28の左右のフランジ部28aを上枠13の後部壁部13aにねじ止めすると共
に、取付枠28の上壁部28bを上枠13の上部壁部13eにねじ止めしている
。これにより、取付枠28と上枠13の押え片部13cとの間に触媒27が挟持
され固定されている。上記取付枠28を囲むように下部排気ダクト23が上枠1
3にねじ止めされている。
【0017】
この場合、下部排気ダクト23の左右のフランジ部23aを取付枠28の左右
のフランジ部28aに重ねて上枠13にねじ止めすると共に、下部排気ダクト2
3の上部壁部23bを取付枠28の上壁部28bに重ねて上枠13にねじ止めし
、下部排気ダクト23の下部フランジ部23cを上枠13の後部壁部13aに当
接させている。取付枠28及び下部排気ダクト23は、複数のねじ29によって
共締めされている。また、上枠13の後部壁部13aにおける通気口13bの下
側には、複数の通水孔13fが形成されている。
【0018】
ここで、下部排気ダクト23内の取付枠28の下部と下部排気ダクト23の底
部との間には、隙間が形成されている。この隙間及び上記複数の通水孔13fか
ら水抜き通路30が構成されている。即ち、水抜き通路30は、触媒27の下方
に設けられている。また、上枠13の後部壁部13aは、図1に示すように、下
枠12の後部壁部12aよりも少し前側に配設されており、もって、水抜き通路
30の通水孔13fがロースタ受け20の上方に臨むように構成されている。こ
の場合、通水孔13fから流れ出した水等は、ロースタ受け20内へ流下するよ
うになっている。
【0019】
次に、上記構成の作用を説明する。調理器本体1の上部の加熱調理部2〜4に
より調理を行う場合、調理器本体1の上面に水や煮汁等の液体を誤ってこぼすこ
とが多々ある。このような場合、こぼした水等が調理器本体1の上面部後方の排
気口25から排気通路26内へ浸入することがある。このとき、浸入した水等は
、排気通路26内を流下して触媒27付近に達すると、触媒27の下方に設けら
れた水抜き通路30を通って流下する。そして、上記浸入した水等は、通水孔1
3fからロースタ受け20内へ流下する。このため、従来構成とは異なり、水等
が排気通路26内に残留することを確実に防止できる。従って、残留した水等か
ら悪臭が発生することもないし、また、排気通路26が閉塞することがないから
加熱調理室10からの排気が加熱調理室10の前部の扉16周辺から外部へ漏れ
出ることもなくなる。
【0020】
また、水抜き通路30を通過した水等がロースタ受け20内へ流下するように
構成されているので、排気通路26内に浸入した水等が加熱調理室10の内部を
汚すことを防止できる。そして、加熱調理室10内からロースタ受け20を取り
出して内部に収容された水等を捨てることにより、排気通路26内に浸入した水
等を容易に捨てることができる。
【0021】
尚、上枠13に通水孔13fが形成されているので、加熱調理室10内からの
排気の一部が上記通水孔13fを通って触媒27を通過することなく排気通路2
6を介して排出される可能性がある。しかし、加熱調理中に加熱調理室10内で
発生する排気は、温度が高いので、上方へ移動する傾向にある。このため、排気
の大部分は、上枠13の通気孔13bから下部排気ダクト23内へ入り、触媒2
7を通過して煙や臭いを除去される。そして、煙や臭いを除去された排気は、下
部排気ダクト23及び上部排気ダクト24内を通って排気口25から外部へ排出
される。
【0022】
また、上記実施例では、触媒27を排気通路26のうちの通気口13bに近い
部位に配設したが、これに限られるものではなく、排気通路26内の適当な位置
に配設するようにしても良い。
【0023】
本考案は、以上説明した通りであるので、次の効果を得ることができる。
【0024】
請求項1の加熱調理器においては、排気通路に設けられ排気を通過させながら
その排気中に含まれた煙や臭い等を除去する触媒を備えると共に、この触媒の下
方に設けられ排気口から排気通路内に浸入した水等の液体を通過させる水抜き通
路を備える構成としたので、調理器本体の上面部の排気口から排気通路内へ浸入
した水等が、排気通路内に残留することを確実に防止できる。
【0025】
請求項2の加熱調理器においては、加熱調理室内に出し入れされるロースタ受
けを備えると共に、水抜き通路を通過した液体がロースタ受け内へ流下するよう
に構成したので、排気通路内に浸入した水等が加熱調理室の内部を汚すことを防
止でき、また、加熱調理室内からロースタ受けを取り出すことにより、排気通路
内に浸入した水等を容易に捨てることができる。
【図1】本考案の一実施例を示す全体の縦断側面図
【図2】全体の斜視図
【図3】触媒周辺を示す縦断側面図
【図4】触媒周辺を示す分解斜視図
1は調理器本体、8はロースタ部、9は操作パネル、1
0は加熱調理室、15はヒータ、16は扉、20はロー
スタ受け、23は下部排気ダクト、24は上部排気ダク
ト、25は排気口、26は排気通路、27は触媒、30
は水抜き通路を示す。
0は加熱調理室、15はヒータ、16は扉、20はロー
スタ受け、23は下部排気ダクト、24は上部排気ダク
ト、25は排気口、26は排気通路、27は触媒、30
は水抜き通路を示す。
Claims (2)
- 【請求項1】 調理器本体内に加熱調理室を設け、この
加熱調理室から放出される排気を、排気通路を通して前
記調理器本体の上面部の排気口から排出するように構成
して成る加熱調理器において、前記排気通路に設けられ
前記排気を通過させながらその排気中に含まれた煙や臭
い等を除去する触媒と、この触媒の下方に設けられ前記
排気口から前記排気通路内に浸入した水等の液体を通過
させる水抜き通路とを備えたことを特徴とする加熱調理
器。 - 【請求項2】 加熱調理室内に出し入れされるロースタ
受けを備えると共に、水抜き通路を通過した液体が前記
ロースタ受け内へ流下するように構成したことを特徴と
する請求項1記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4653591U JPH051905U (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4653591U JPH051905U (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 加熱調理器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH051905U true JPH051905U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=12749987
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4653591U Pending JPH051905U (ja) | 1991-06-20 | 1991-06-20 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH051905U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006329456A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Toshiba Corp | ロースター |
JP2008175503A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Rinnai Corp | グリル付きコンロ |
JP2009077767A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Harman Pro:Kk | グリル装置 |
-
1991
- 1991-06-20 JP JP4653591U patent/JPH051905U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006329456A (ja) * | 2005-05-23 | 2006-12-07 | Toshiba Corp | ロースター |
JP4533798B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2010-09-01 | 株式会社東芝 | ロースター |
JP2008175503A (ja) * | 2007-01-22 | 2008-07-31 | Rinnai Corp | グリル付きコンロ |
JP4528310B2 (ja) * | 2007-01-22 | 2010-08-18 | リンナイ株式会社 | グリル付きコンロ |
JP2009077767A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Harman Pro:Kk | グリル装置 |
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