JP2008175503A - グリル付きコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】排気ダクトに煮汁等の被調理物が侵入し流下しても、触媒や煙焼用熱源による十分な脱臭と煙焼が行え、しかも、グリルパンにおける焼き汁等の焦げ付きや発煙を確実に抑えて、グリル調理における煙の発生や臭気の発生を飛躍的に低減することができるグリル付きコンロを提供する。
【解決手段】グリル庫4の後端から延びる排気ダクト21と、排気ダクト21の下方に沿って延びてグリルパン12を冷却する冷却空気を案内する冷却空気ダクト22とを設ける。グリル庫4と排気ダクト21との間に、煙焼用熱源23と触媒24との何れか一方又は両方からなる排気処理部25を設ける。排気処理部25の排気流の下流位置において排気ダクト21と冷却空気ダクト22とを上下方向に連通させる連通口28を設ける。連通口28は、煮こぼれ等によって排気ダクト21内に侵入した被調理物を冷却空気ダクト22内に導出する。
【選択図】図2

Description

本発明は、グリル付きコンロに関し、詳しくは、グリル庫から延びる排気ダクトとグリルパンの冷却空気ダクトとが共に天板の後端部で開口するグリル付きコンロに関する。
従来、この種のグリル付きコンロにおいては、グリル庫から排気を導出する排気ダクトと、グリル庫内のグリルパンを冷却するための冷却空気を流通させる冷却空気ダクトとが設けられたものが知られている(特許文献1参照)。冷却空気ダクトは、グリル庫の底板とグリルパンとの間に形成された通気自在の間隙に連通し、扉の下方位置に形成された開口部から取り入れてグリルパンを冷却した冷却空気をコンロ本体の外部に導出する。そして、冷却空気ダクトは排気ダクトの下方に隣接して共に天板の後端部で開口する。
このように、グリル庫の底板とグリルパンとの間に通気自在の間隙及び冷却空気ダクトを設けたことにより、扉の下方位置に形成された開口部から取り入れた冷却空気がグリルパンの下側を円滑に流通し、グリルバーナ(グリル用熱源)によって調理された被調理物からグリルパン上に落下した焼き汁等の焦げ付きや発煙が防止できる。
ところで、グリル庫内においては、グリルバーナによって調理されている被調理物からの煙や臭気の発生があり、グリルパンを冷却することによってグリルパンにおける焼き汁等の焦げ付きや発煙を防止するだけでは不十分である。
そこで、従来、グリル庫の排気ダクトに触媒を設けたものが知られている(特許文献2参照)。このものでは、温度の高い排気ガスを触媒に導いて活性化させ、更に、高温の触媒に油煙を付着させて油煙を焼失させる。これにより、グリル庫からの油煙の発生を抑えることができると共に排気ガスの脱臭を行うことができる。
また、グリル庫の排気ダクトに煙を焼失させる煙焼用バーナ(煙焼用熱源)を設けたものも知られている(特許文献3参照)。これによれば、グリル庫から排気ダクトに導出される油煙を煙焼用バーナによって確実に焼失させることができるので、グリル庫からの油煙の発生を一層確実に抑えることができる。
特開2002−81658号公報(第1図) 特開平4−55629号公報(第1図) 特開平2−154925号公報(第2図)
しかし、グリル庫の排気ダクトに前記触媒や前記煙焼用バーナが設けられていても、鍋等の調理容器から天板上に煮汁が吹きこぼれて、或いは、不用意に調理容器を天板上に落下させた場合のように調理容器内の煮汁等が天板上にこぼれ落ちて、天板の後端部の開口から排気ダクト内に侵入したときには、触媒や煙焼用バーナが煮汁等の付着により汚染されて、触媒の能力低下や煙焼用バーナの炎孔詰まりによる燃焼不良或いは炎孔の水濡れによる点火不良が生じ、油煙や臭気の発生を十分に抑えることができなくなる不都合がある。
かかる不都合を解消して、本発明は、排気ダクトに煮汁等の被調理物が侵入し流下しても、触媒や煙焼用熱源による十分な脱臭と煙焼が行え、しかも、グリルパンにおける焼き汁等の焦げ付きや発煙を確実に抑えて、グリル調理における煙の発生や臭気の発生を飛躍的に低減することができるグリル付きコンロを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、上部に天板が設けられ、該天板上に載置された調理容器を加熱するコンロ用熱源が設けられたコンロ本体と、該コンロ本体の内部に設けられて前端に開閉自在の扉を有するグリル庫と、該グリル庫の後端から斜め上方に延びて天板の後端部で開口する排気ダクトと、前記グリル庫の底部に出し入れ自在に設けられたグリルパンと、該グリルパンの上方位置に配設されたグリル用熱源と、前記扉の下方位置に形成された開口部と、該開口部に連通して前記グリル庫の底板と前記グリルパンとの間に形成された通気自在の間隙と、該間隙に連通し、前記グリル庫の後端から前記排気ダクトの下方に沿って斜め上方に延びて天板の後端部で開口するグリルパンの冷却空気ダクトとを備えるグリル付きコンロにおいて、前記グリル庫と前記排気ダクトとの間に、煙焼用熱源と触媒との何れか一方又は両方からなる排気処理部を設け、該排気処理部の排気流の下流位置において前記排気ダクトと前記冷却空気ダクトとを上下方向に連通させ、少なくとも前記調理容器からこぼれた被調理物が天板の後端部の開口から排気ダクト内に侵入したとき、該被調理物を冷却空気ダクト内に導出させる連通口を設けたことを特徴とする。
本発明のグリル付きコンロは、前記排気ダクトに前記排気処理部を設けたことにより、グリル調理時にグリル庫内で発生した煙や臭気を焼失或いは消失させることができる。更に、扉の下方位置に形成された開口部から冷却空気ダクトへ抜ける冷却空気がグリル庫の底板とグリルパンとの間の間隙を流動してグリルパンが冷却され、グリル調理時にグリルパンに落下した焼き汁等の焼き付きや発煙を防止することができる。
更に、本発明においては、前記連通口を、排気処理部の排気流の下流側に設けたことにより、天板の後端部の開口から排気ダクト内に不用意に侵入した煮汁等(被調理物)を、連通口を介して冷却空気ダクト内に導出させることができる。これによって、排気ダクト内に侵入した煮汁等が排気処理部を構成する煙焼用熱源や触媒に付着して汚染することがなく、排気処理部における煙焼や脱臭を確実に行うことができる。なお、冷却空気ダクト内に導出された被調理物はグリル庫の底板上に流れ落ちるので、前記扉を開放して容易に掃除することができる。
しかも、本発明においては、前記連通口によって排気ダクトと冷却空気ダクトとが連通しており、排気ダクトの排気流によって冷却空気ダクトの空気流が促進されるので、グリル庫の底板とグリルパンとの間の間隙における冷却空気の流動が極めて円滑に行われ、グリルパンの冷却を一層確実に行うことができる。
このように、本発明によれば、前記連通口を設けたことによって、排気ダクトに煮汁等の被調理物が侵入しても、排気処理部による脱臭や煙焼を確実に行うことができ、しかも、グリルパンにおける焼き汁等の焦げ付きや発煙も確実に抑えられるので、グリル調理における煙の発生や臭気の発生を飛躍的に低減することができ、調理後の手入れも容易とすることができる。
また、本発明においては、前記連通口の上方に位置する前記排気ダクトの内壁に垂下壁を設け、前記連通口の前記排気処理部側に位置する側縁から起立する起立壁を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、煮汁等の被調理物が排気ダクト内に侵入したとき、排気ダクトの上側内壁を伝って流下した被調理物は、前記垂下壁に案内されて連通口に滴下して確実に冷却空気ダクト内に案内される。また、排気ダクトの下側内壁を伝って流下した被調理物は、その流動が激しくても前記起立壁に突き当たって確実に連通口から冷却空気ダクト内に案内される。これによって、被調理物が排気処理部に付着し汚染することを一層確実に防止することができる。
また、本発明において、前記排気ダクトは、前記排気処理部に連通して排気をグリル庫の両側方向に分岐させる排気分岐路と、該排気分岐路の両端から屈曲部を介して互いに間隔を存して排気流の下流方向に延びる一対の排気案内路とからなり、前記冷却空気ダクトは、前記グリル庫の底板と前記グリルパンとの間の間隙に連通して冷却空気をグリル庫の両側方向に分岐させる冷却空気分岐路と、該冷却空気分岐路の両端から屈曲部を介して互いに間隔を存して排気流の下流方向に延びる一対の冷却空気案内路とからなり、前記連通口は、前記排気分岐路と各排気案内路との間の屈曲部において各冷却空気案内路に連通することを特徴とする。
前記排気ダクトを排気分岐路と一対の排気案内路とで構成したことにより、排気分岐路と排気案内路との間に屈曲部が設けられる。そして、屈曲部に前記連通口を設けることによって、排気ダクト内に侵入した被調理物は屈曲部において流動方向を変換するので、その際に確実に連通口から冷却空気案内路に落下する。しかも、一対の排気案内路を設けたことにより、一方の排気案内路に侵入した被調理物によってその排気案内路が一時的に閉塞されても、被調理物が侵入していない他方の排気案内路によって円滑な排気を行うことができる。これにより、被調理物の侵入に影響されることなく円滑な排気を行って、一層確実に排気処理部による脱臭と煙焼を行うことができる。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。先ず、第1の実施形態について図1及び図2に基づき説明する。図1を参照して、1はビルトイン式のコンロ、2はコンロ本体、3はコンロ本体2の上部に設けられた天板である。コンロ本体2には後述のグリル4(図2参照)が内蔵されており、コンロ本体2の前面にはグリル扉5が開閉自在に設けられている。また、コンロ本体2は複数(本実施形態では3つ)のコンロバーナ(コンロ用熱源)6を備えている。天板3には各コンロバーナ6に臨んで露出させるコンロ用開口7が形成され、各コンロ用開口7には鍋等の調理容器8を載置する五徳9が設けられている。天板3の後端部には、コンロ本体2の内部やグリル4に連通する通気開口部10が形成されている。通気開口部10は、コンロバーナ6への二次空気の供給や、後述するグリル4からの排気の放出のために設けられている。
グリル4は、図2に模式的に示すように、グリル庫11と、前記グリル扉5と連結されてグリル扉5の開閉に伴いグリル庫11から引き出し自在に設けられたグリルパン12とを備えている。また、本実施形態のグリル4は両面焼き式であり、グリル用熱源として上火バーナ13と下火バーナ14とを備えている。
グリル庫11は、上板15、底板16および左右の側板17を備えた略矩形断面の筒状体からなり、左右が略対象の構造を有している。グリル庫11の前端は開口しており、前記グリル扉5により開閉自在に閉塞されている。グリル庫11の後端には背板18が設けられている。
前記上火バーナ13は燃焼板式であり、グリル庫11の上板15の中央部に設けられている。下火バーナ14は、詳しくは図示しないが、グリル庫11の左右の側板17に一対設けられており、グリル庫11の前後方向に延びる炎口管により構成されている。グリルパン12上には魚等の被調理物Wを載置する焼き網19が設けられ、下火バーナ14はグリルパン12と焼き網19との間の両側から火炎を形成するようになっている。
グリルパン12は、トレー状に形成されており、グリル庫11の左右の側板17に設けられた図示しない一対のレールに沿ってグリル扉5の開閉と共に引き出し方向に摺動自在とされている。また、グリルパン12とグリル庫11の底板16との間には冷却空気の流路となる間隙20が形成されている。
また、グリル庫11の背板18の上部には、斜め上方に傾斜して延びる排気ダクト21と冷却空気ダクト22とが設けられており、排気ダクト21と冷却空気ダクト22とは、共に前記天板3の通気開口部10において開口している。
排気ダクト21は、四角筒状に形成されており、グリル調理時の排気を、前記天板3の通気開口部10から放散する。排気ダクト21とグリル庫11との間には、煙焼用バーナ(煙焼用熱源)23と触媒24とによって構成された排気処理部25が設けられている。煙焼用バーナ23は、魚等の被調理物Wの調理時に発生する煙を焼失させる。触媒24は排気熱により活性化して魚等の被調理物Wの調理時に発生する臭気と煙とを消失させる。なお、排気処理部25は、煙焼用バーナ23と触媒24との何れか一方により構成されていてもよいが、両方を設けておくことにより、臭気及び煙の消失は一層確実となる。また、図2に示すように、上火バーナ13の後端部を煙焼用バーナ23の上方に臨ませることにより、両バーナ13,23間を通過する煙をより確実に焼失させることができる。
また、前記冷却空気ダクト22は、四角筒状に形成されており、排気ダクト21の下方に隣接して設けられている。冷却空気ダクト22は、グリル扉5の背板18の外側に設けられた通気路26を介してグリルパン12とグリル庫11の底板16との間の間隙20に連通している。一方、グリル扉5の下部には冷却空気を取り入れる開口部27が形成されており、この開口部27はグリルパン12とグリル庫11の底板16との間の間隙20に連通する。グリル扉5の開口部27から取り入れられた冷却空気は、グリルパン12とグリル庫11の底板16との間の間隙20及び通気路26を経て冷却空気ダクト22に流れ、その際にグリルパン12を冷却して低温度に保つ。これにより、グリルパン12に焼き汁が落下しても、油煙や焦げつきが生じることが防止される。
更に、排気処理部25の排気流の下流位置には、排気ダクト21と冷却空気ダクト22とを上下方向に連通させる連通口28が設けられている。連通口28の上方に位置する排気ダクト21の上壁には垂下壁29が形成されており、連通口28の排気処理部25側の側縁には起立壁30が設けられている。
以上の構成によって、図1に示すように、コンロバーナ6により調理容器8内の被調理物を加熱調理しているとき、調理容器8から吹きこぼれた煮汁(被調理物)が、天板3の通気開口部10を介して排気ダクト21内部に流れ込んでも、図2において矢印Aにより示すように、煮汁は連通口28を通って冷却空気ダクト22内部に入り、グリル庫11の底板16に流れ落ちる。このとき、煮汁が排気ダクト21の上壁を伝って流れても、垂下壁29によって連通口28に向かって落下し、冷却空気ダクト22内部に入る。また、調理容器8を不用意に天板3上に落下させてしまった場合等において、調理容器8からこぼれた煮汁が激しく排気ダクト21内部に流れ込んでも、前記起立壁30に突き当たって連通口28から落下し冷却空気ダクト22内部に入る。このように、排気ダクト21内部に煮汁等が侵入しても、排気処理部25の手前で連通口28から冷却空気ダクト22内部に案内されるので、煮汁等が排気処理部25の触媒24や煙焼用バーナ23に付着することを確実に防止することができる。
また、グリル4によって魚等の被調理物Wを加熱調理しているとき、被調理物Wから発生した煙や臭気が混じった排気ガスは、図2において矢印Bにより示すように、排気処理部25を経て排気ダクト21を流れ、天板3の通気開口部10から放散される。このとき、排気処理部25の煙焼用バーナ23により煙が焼かれ、触媒により脱臭されて排気ダクト21を流れる。一方、図2において矢印Cにより示すように、冷却空気がグリルパン12の下側を通ってグリルパン12を冷却して冷却空気ダクト22に流れるので、被調理物Wから垂れ落ちた焼き汁等がグリルパン12に焼き付くこともなく、また発煙も抑制される。そして、冷却空気ダクト22は連通口28により排気ダクト21に連通するので、加熱された排気流の影響を受けて冷却空気の流動が促され、グリルパン12に対する高い冷却効果を得ることができる。
次に、第2の実施形態におけるグリル31について図3乃至図5に基づき説明する。なお、図3乃至図5においては、前述した第1の実施形態と同様の構成部分に同一の符号を付す。また、コンロ本体2及び天板3の外観構成は第1の実施形態と略同様である。
このグリル31は、図3に模式的に平面示するように、排気処理部32の排気流の下流位置から分岐して延びる排気ダクト33と、同じくグリル庫11の後端部から分岐して延びる冷却空気ダクト34とを備えている。排気ダクト33と冷却空気ダクト34とは、図1に示した前記天板3の通気開口部10において開口している。
即ち、排気ダクト33は、排気処理部32の下流側に連設されてグリル庫11の両側方向に延びる排気分岐路35と、排気分岐路35の両端に屈曲部36を介して接続された一対の排気案内路37とによって構成されている。各排気案内路37は、共に四角筒状に形成されており、グリル調理時の排気を、前記天板3の通気開口部10から放散する。排気分岐路35とグリル庫11との間には、煙焼用バーナ38と触媒39とによって構成された排気処理部32が設けられている。煙焼用バーナ38は、魚等の被調理物Wの調理時に発生する煙を焼失させる。触媒39は排気熱により活性化して魚等の被調理物Wの調理時に発生する臭気と煙とを消失させる。図4に模式的に示すように、排気処理部32は、グリル庫11内部からの排気ガスを水平方向に案内して排気分岐路35に導出する。更に各排気案内路37の中間部には排気穴40が形成されている。
また、図3及び図4に示すように、冷却空気ダクト34は、グリル庫11の後端部に連設された冷却空気分岐路41と冷却空気分岐路41の両端に屈曲部42を介して接続された一対の冷却空気案内路43とによって構成されている。冷却空気分岐路41は、通気路26を介してグリルパン12とグリル庫11の底板16との間に形成されている間隙20に連通し、排気分岐路35の下方に隣接して設けられている。各冷却空気案内路43は、共に四角筒状に形成されており、各排気案内路37の下方に隣接して設けられている。そして、前述の第1の実施形態と同様に、グリル扉5の下部には冷却空気を取り入れる開口部27が形成されており、この開口部27はグリルパン12とグリル庫11の底板16との間の間隙20に連通する。グリル扉5の開口部27から取り入れられた冷却空気は、グリルパン12とグリル庫11の底板16との間の間隙20、通気路26、冷却空気分岐路41及び屈曲部42を経て各冷却空気案内路43に流れ、その際にグリルパン12を冷却して低温度に保つ。これにより、グリルパン12に焼き汁が落下しても、油煙や焦げつきが生じることが防止される。
更に、排気分岐路35の両端の屈曲部36と、冷却空気分岐路41の両端の屈曲部42とには、互いに上下方向に連通する連通口44が設けられている。
以上の構成によって、図1に示すように、コンロバーナ6により調理容器8内の被調理物を加熱調理しているとき、調理容器8から吹きこぼれた煮汁(被調理物)が、天板3の通気開口部10を介して排気案内路37内部に流れ込んでも、図4を参照して、煮汁は排気分岐路35には至らず屈曲部36における方向変換時に連通口44から冷却空気ダクト34の屈曲部42内部に入り、グリル庫11の底板16に流れ落ちる。このとき、調理容器8を不用意に天板3上に落下させてしまった場合等において、調理容器8からこぼれた煮汁が激しく排気案内路37内部に流れ込んでも、屈曲部36における方向変換時に確実に連通口44から落下し冷却空気ダクト34の屈曲部42内部に入る。このように、排気ダクト33内部に煮汁等が侵入しても、排気処理部32には至らず連通口44から冷却空気ダクト22内部に案内されるので、煮汁等が排気処理部32の触媒39や煙焼用バーナ38に付着することを確実に防止することができる。
また、グリル31によって魚等の被調理物Wを加熱調理しているとき、被調理物Wから発生した煙や臭気が混じった排気ガスは、排気処理部32を経て両排気ダクト33を流れ、天板3の通気開口部10から放散される。このとき、排気処理部32の煙焼用バーナ38により煙が焼かれ、触媒により脱臭されて排気ダクト33を流れる。一方、冷却空気がグリルパン12の下側を通ってグリルパン12を冷却して両冷却空気ダクト34に流れるので、被調理物Wから垂れ落ちた焼き汁等がグリルパン12に焼き付くこともなく、また発煙も抑制される。そして、各冷却空気ダクト34は連通口44により各排気ダクト33に連通するので、加熱された排気流の影響を受けて冷却空気の流動が促され、グリルパン12に対する高い冷却効果を得ることができる。
更にまた、排気案内路37と冷却空気案内路43とを夫々一対ずつ設けたことにより、各排気案内路37間に十分な間隔を設けて天板3の通気開口部10の例えば両端部で開口させることができ、コンロバーナ6による調理時に調理容器8から吹きこぼれた煮汁が両方の排気案内路37に侵入する事態を回避することができる。そして、一方の排気案内路37又は一方の冷却空気案内路43が煮汁の侵入等により閉塞されても、煮汁が侵入していない他方の排気案内路37及び他方の冷却空気案内路43により、円滑な排気と冷却空気の円滑な流通とを良好に確保することができる。
なお、第2の実施形態においては、図4に示すように、グリル庫11内部からの排気ガスを水平方向に案内して排気分岐路35に導出するように構成された排気処理部32を示したが、それ以外に、図5に示すように、グリル庫11内部からの排気ガスを上昇方向に案内して排気分岐路35に導出するように構成された排気処理部32を設けてもよい、これによれば、触媒39が煙焼用バーナ38の直上に配置されるので、煙焼用バーナ38の加熱により触媒39の活性化を確実に行うことができ、しかも、触媒39に油煙が付着しても、煙焼用バーナ38の加熱により確実に焼失させることができる。
また、前述した各実施形態においては、グリル用熱源として上火バーナ13と下火バーナ14とを備えた両面焼き式グリルについて説明したが、それに限るものではなく、例えば、上火バーナ13のみを備えた片面焼き式グリルであってもよい。
また、本実施形態においては、コンロ用熱源として燃料ガスによるコンロバーナ6を挙げたが、コンロバーナ6に替えて電気ヒータや電磁加熱器を採用してもよい。同様に、グリル用熱源及び煙焼用熱源も、ガスバーナ(上火バーナ13、下火バーナ14、及び、煙焼用バーナ38)に限るものではなく、何れにおいても電気ヒータを採用することができる。そして、各熱源においてガスバーナと電気ヒータとを個別に選択して組み合わせてもよい。
本発明の実施形態のガスコンロの外観を示す説明的斜視図。 本発明の第1の実施形態のグリルの構成を模式的に示す説明的断面図。 本発明の第2の実施形態のグリルの構成を模式的に示す説明的平面図。 本発明の第2の実施形態のグリルの構成を模式的に示す説明的断面図。 他の排気処理部の構成を模式的に示す説明的断面図。
符号の説明
1…コンロ、2…コンロ本体、3…天板、4…グリル庫、5…グリル扉(扉)、6…コンロバーナ(コンロ用熱源)、8…調理容器、9…五徳、12…グリルパン、13…上火バーナ(グリル用熱源)、14…下火バーナ(グリル用熱源)、20…間隙、21,33…排気ダクト、22,34…冷却空気ダクト、23,38…煙焼用バーナ(煙焼用熱源)、24,39…触媒、25,32…排気処理部、27…開口部、28,44…連通口、29…垂下壁、30…起立壁、35…排気分岐路、36,42…屈曲部、37…排気案内路、41…冷却空気分岐路、43…冷却空気案内路。

Claims (3)

  1. 上部に天板が設けられ、該天板上に載置された調理容器を加熱するコンロ用熱源が設けられたコンロ本体と、該コンロ本体の内部に設けられて前端に開閉自在の扉を有するグリル庫と、該グリル庫の後端から斜め上方に延びて天板の後端部で開口する排気ダクトと、前記グリル庫の底部に出し入れ自在に設けられたグリルパンと、該グリルパンの上方位置に配設されたグリル用熱源と、前記扉の下方位置に形成された開口部と、該開口部に連通して前記グリル庫の底板と前記グリルパンとの間に形成された通気自在の間隙と、該間隙に連通し、前記グリル庫の後端から前記排気ダクトの下方に沿って斜め上方に延びて天板の後端部で開口するグリルパンの冷却空気ダクトとを備えるグリル付きコンロにおいて、
    前記グリル庫と前記排気ダクトとの間に、煙焼用熱源と触媒との何れか一方又は両方からなる排気処理部を設け、
    該排気処理部の排気流の下流位置において前記排気ダクトと前記冷却空気ダクトとを上下方向に連通させ、少なくとも前記調理容器からこぼれた被調理物が天板の後端部の開口から排気ダクト内に侵入したとき、該被調理物を冷却空気ダクト内に導出させる連通口を設けたことを特徴とするグリル付きコンロ。
  2. 前記連通口の上方に位置する前記排気ダクトの内壁に垂下壁を設け、前記連通口の前記排気処理部側に位置する側縁から起立する起立壁を設けたことを特徴とする請求項1記載のグリル付きコンロ。
  3. 前記排気ダクトは、前記排気処理部に連通して排気をグリル庫の両側方向に分岐させる排気分岐路と、該排気分岐路の両端から屈曲部を介して互いに間隔を存して排気流の下流方向に延びる一対の排気案内路とからなり、
    前記冷却空気ダクトは、前記グリル庫の底板と前記グリルパンとの間の間隙に連通して冷却空気をグリル庫の両側方向に分岐させる冷却空気分岐路と、該冷却空気分岐路の両端から屈曲部を介して互いに間隔を存して排気流の下流方向に延びる一対の冷却空気案内路とからなり、
    前記連通口は、前記排気分岐路と各排気案内路との間の屈曲部において各冷却空気案内路に連通することを特徴とする請求項1記載のグリル付きコンロ。
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