JP2002345634A - 炊飯器の蓋体装置 - Google Patents

炊飯器の蓋体装置

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JP2002345634A
JP2002345634A JP2001160445A JP2001160445A JP2002345634A JP 2002345634 A JP2002345634 A JP 2002345634A JP 2001160445 A JP2001160445 A JP 2001160445A JP 2001160445 A JP2001160445 A JP 2001160445A JP 2002345634 A JP2002345634 A JP 2002345634A
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steam
pot
lid
outer plate
rice cooker
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JP2001160445A
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English (en)
Inventor
Akio Hokimoto
保木本  明雄
Isamu Yamazaki
山崎  勇
Takeshi Naito
内藤  毅
Kazuyoshi Aoto
青戸  一義
Daisuke Ikemoto
池本  大輔
Masami Fukumoto
正美 福本
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鍋を加熱する発熱量が大きくなっておねばと
蒸気の流速が早く量が多くなってもおねばと蒸気の分離
を確実に行い、おねばが外部に飛散するのを防止する。 【構成】 外板5と内板7との間に空間8を形成した蓋
体3において、外板と内板を貫通する蒸気通路におねば
と蒸気を分離する蒸気容器17を設け、前記蒸気容器の
蒸気通路と連通する流入口21と大気に向けて開口した
流出口19との間には空間上で水平方向に拡がる偏平な
分離室24を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯中に発生した
蒸気とおねばを分離するようにした炊飯器の蓋体装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般の炊飯器では、炊飯中に大量の蒸気
とおねばが発生し、これらが炊飯器の外側に飛散してテ
ーブルや床を汚すことがある。
【0003】特に、おねばは粘性があり、且つ泡となっ
て蓋の外側に飛散し、蓋の表面にこびりついたり、細か
な隙間に入り込んで拭き掃除が面倒である。
【0004】この様な理由から、鍋内で発生した蒸気と
おねばが蓋内を通過して大気中に放出されるまでの過程
でおねばと蒸気とを分離し、重いおねばは受容器に溜
め、軽い蒸気は大気中に放出するようにしている。
【0005】上述の代表的な先行技術として特開平10
−224822号公報を例示する。
【0006】おねばと蒸気を分離する簡単な方法は、鍋
内と大気とを連通する蒸気通路の一部に内容積の大きい
空間を設け、この空間の中におねばと蒸気の流れを一時
的に止めることにより可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが前述の先行技
術では、おねばと蒸気を分離するバケットを設け、この
バケット内におねばを溜めるようにしているが、バケッ
トを鍋内と大気とを垂直方向に連通する蒸気通路中に設
けているため、蒸気とおねばの流速が衰えないままの状
態で分離することになり、流速の勢いに流されて十分に
分離できないおねばが大気中に放出する欠点があった。
【0008】特に、最近の電気炊飯器の発熱量がハイパ
ワー化して1200W〜1300Wになり、美味しいご
飯を炊くことができるもののおねばと蒸気が吹き出す勢
いも強くなってより分離ができなくなった。
【0009】本発明は、鍋を加熱する発熱量が大きくな
りおねばと蒸気の流速の勢いが強くなっても確実に分離
を行い、おねばが外部に飛散するのを防止したものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、鍋と、この鍋
の開口部を開閉自在に覆う蓋体とを備え、前記蓋体は、
外板と、該外板の下方に空間を形成して固定した内板
と、前記外板と内板を貫通した蒸気通路と、前記外板に
着脱自在に装着され前記蒸気通路と連通しおねばと蒸気
を分離する蒸気容器とから構成し、前記蒸気容器の蒸気
通路と連通する流入口と大気に向けて開口した流出口と
の間には前記空間上で水平方向に拡がる偏平な分離室を
設けたものである。
【0011】また、前記流出口は、分離室の上方に設け
たものである。
【0012】そして、前記蒸気通路は、前記流入口に至
るまでの間に迂回通路を形成したものである。
【0013】さらに、前記蒸気容器は、流出口を形成し
た上カバーと、該上カバーと係合し流入口を有する下カ
バーとから構成し、前記上カバーは、一側を枢支部によ
り前記下カバーに軸支して開閉自在としたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明の炊飯器の蓋体装置の断面図、
図2は同じく平面図、図3は同じく蒸気容器の断面図、
図4は同じく蒸気容器の開放状態を示す断面図である。
【0015】(1)は例えば誘導加熱式の炊飯器本体、
(2)はアルミニウムとステンレスの重合体により形成
したクラッド材よりなる鍋、(3)は前記鍋の開口部
(4)を開閉自在に覆う蓋体で、その詳細構造を以下に
説明する。
【0016】(5)は上面に偏平な凹部(6)を形成し
た上板、(7)は前記上板の下方に空間(8)を形成し
て固定した下板、(9)は前記上板(5)と下板(7)
との間を貫通しクランク状に通路を形成した蒸気通路、
(10)は前記蒸気通路の鍋内に臨む位置に設けた蒸気
センサー、(11)は前記上板(5)と下板(7)の結
合部の一側に設けられ鍋本体(図示せず)に枢着したヒ
ンジ、(12)は前記下板(7)の 下面に固定した放
熱板、(13)は前記蒸気通路(9)の下部の下板
(7)に取り付けた係合パッキング、(14)は前記放
熱板(12)に固定したドームパッキングである。
【0017】前記鍋(2)の開口部(4)は、内蓋(図
示せず)により覆う構成であり、その上を蓋体(3)に
より覆うようにしている。内蓋の上面には、前記係合パ
ッキング(13)に係合する突出体と前記ドームパッキ
ング(14)内に入り込む圧力抜弁を設けている。
【0018】(15)は前記蓋体(3)のヒンジ(1
1)とは反対側の位置に設けたストッパー、(16)は
前記空間(8)内に設けられ、前記圧力抜弁を開放して
鍋内の圧力を抜く作動機構、(17)は前記外板(5)
に着脱自在に装着して蒸気通路(9)と連通しおねばと
蒸気を分離する蒸気容器で、以下にその詳細構造を説明
する。
【0019】(18)は大気に向けて開口した複数個の
流出口(19)(19)(19)を設けた上カバーで、
前記流出口は蓋体の略中央部付近に位置している。(2
0)は前記上カバーの周縁に係合し流入口(21)を有
する下カバー、(22)は前記上カバー(18)の下面
に一体成形した筒状の仕切壁、(23)は前記下カバー
(20)の流入口(21)と連設して垂直に延びる蒸気
パイプで、その上部は前記仕切壁(22)内に遊嵌して
いる。(24)は前記上板(5)と下板(7)との間に
形成し前記空間(8)上の水平方向に拡がる偏平な分離
室で、流入口(21)側が深くおねばの貯溜室(25)
となる。
【0020】前記上カバー(18)は、一側を枢支部
(26)により下カバー(20)に開閉自在に枢着し他
側を下カバー(20)のフィンガー(27)に係止して
いる。
【0021】鍋内に所定量の水と米を入れて加熱コイル
(図示せず)に高周波電流を流すと、該コイルと鍋との
間にうず電流が発生し鍋が自己発熱を行い水と米を加熱
する。
【0022】炊飯動作が進行し鍋内の温度が沸騰温度付
近まで上昇すると、おねばと蒸気が勢いよく蒸気通路
(9)内に入り込み、図1の矢印で示す様に、一旦蒸気
センサー(10)に当った後蒸気通路(9)に形成した
迂回通路(A)に沿って水平方向に移動し、蒸気パイプ
(23)を介して分離室(24)内に流入する。
【0023】蒸気パイプ(23)から放出したおねばと
蒸気は仕切壁(22)に当って重いおねばは落下して貯
溜室(25)に溜まり、軽い蒸気は偏平部分の分離室
(24)内に入る。
【0024】偏平部分の分離室(24)は水平方向の内
容積が大きいため、蒸気と仕切壁(22)で落下しなか
ったおねばが全域に拡がりつつ蒸気とおねばに分離さ
れ、蒸気は流出口(19)(19)(19)から大気中
に放出し、おねばは分離室内に溜まり、量が増えると貯
溜室(25)に溜まる。
【0025】分離室(24)内におねばが溜まり、その
量が増えると、蒸気容器(17)を取り外して上カバー
(18)のフィンガー(27)との係止を解き図4に示
す様に上カバー(18)を開け、おねばを排出すると共
に、水洗いをしながら掃除を行う。
【0026】
【発明の効果】以上の様に本発明は、鍋から発生したお
ねばと蒸気を分離する蒸気容器において、この蒸気容器
には、大気に向けて開口した流出口と、鍋内と連通する
蒸気通路と連結する流入口とを設け、流入口と流出口と
の間には蓋体内の空間上で水平方向に拡がる偏平な分離
室を設けたものであるから、鍋内から発生したおねばと
蒸気が大気中に放出されるまでの間の滞留時間が長くな
り、その間におねばと蒸気を確実する。
【0027】結果、鍋の加熱温度を上昇したり、急激に
鍋温度を高めた場合に大量のおねばや蒸気が発生しても
分離効率を高めることができる。
【0028】また、流出口は前記分離室の上方に設けた
ものであるから、流入口側と離れ勢いのあるおねばが廻
り込んで直接流出口から飛散することがない。
【0029】そして、蓋体を構成する上板と下板を貫通
する蒸気通路は、流入口に至るまでの間に迂回通路を形
成したものであるから、おねばと蒸気の流速を弱めて滞
留時間を長くしつつ分離を行うことができる。
【0030】さらに、蒸気通路は、上カバーと下カバー
とから形成し、上カバーは下カバーに軸支して開閉自在
としたものであるから、分離室内に大量のおねばが溜ま
った場合には上カバーを開けて水洗いしながらおねばの
排出や掃除ができ衛生的であると共に、蓋体の開閉時に
おけるおねばの流出を防止する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の炊飯器の蓋体装置を示す断面図であ
る。
【図2】同じく平面図である。
【図3】同じく蒸気容器の断面図である。
【図4】同じく蒸気容器の開放状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 炊飯器本体 2 鍋 3 蓋体 5 上板 7 下板 9 蒸気通路 17 蒸気容器 18 上カバー 19 流出口 20 下カバー 21 流入口 24 分離室 26 枢支部 A 迂回通路
フロントページの続き (72)発明者 山崎 勇 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 内藤 毅 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 青戸 一義 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 池本 大輔 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 (72)発明者 福本 正美 鳥取県鳥取市南吉方3丁目201番地 鳥取 三洋電機株式会社内 Fターム(参考) 4B055 AA03 BA53 CC23 CC53 CD10 DB14

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋と、この鍋の開口部を開閉自在に覆う
    蓋体とを備え、前記蓋体は、外板と、該外板の下方に空
    間を形成して固定した内板と、前記外板と内板を貫通し
    た蒸気通路と、前記外板に着脱自在に装着され前記蒸気
    通路と連通しおねばと蒸気を分離する蒸気容器とから構
    成し、前記蒸気容器の蒸気通路と連通する流入口と大気
    に向けて開口した流出口との間には前記空間上で水平方
    向に拡がる偏平な分離室を設けたことを特徴とする炊飯
    器の蓋体装置。
  2. 【請求項2】 前記流出口は、分離室の上方に設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の炊飯器の蓋体装置。
  3. 【請求項3】 前記蒸気通路は、前記流入口に至るまで
    の間に迂回通路を形成したことを特徴とする請求項1に
    記載の炊飯器の蓋体装置。
  4. 【請求項4】 前記蒸気容器は、流出口を形成した上カ
    バーと、該上カバーと係合し流入口を有する下カバーと
    から構成し、前記上カバーは、一側を枢支部により前記
    下カバーに軸支して開閉自在としたことを特徴とする請
    求項1に記載の炊飯器の蓋体装置。
JP2001160445A 2001-05-29 2001-05-29 炊飯器の蓋体装置 Pending JP2002345634A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013022284A (ja) * 2011-07-22 2013-02-04 Mitsubishi Electric Corp 炊飯器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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