JPH05190456A - Cvd装置 - Google Patents

Cvd装置

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Publication number
JPH05190456A
JPH05190456A JP545292A JP545292A JPH05190456A JP H05190456 A JPH05190456 A JP H05190456A JP 545292 A JP545292 A JP 545292A JP 545292 A JP545292 A JP 545292A JP H05190456 A JPH05190456 A JP H05190456A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
quartz tube
product
exhaust
tube
cap
Prior art date
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Pending
Application number
JP545292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichiro Tsuji
洋一郎 辻
Katsunori Kuwaki
克範 桑木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP545292A priority Critical patent/JPH05190456A/ja
Publication of JPH05190456A publication Critical patent/JPH05190456A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 排気部に付着された生成物の除去を怠って
も、該生成物による被処理物への汚染を防止できる。 【構成】 排気管8を備える排気部を一端に有した円筒
形の石英管1と、この石英管の少なくとも前記排気部を
除く部分の周囲に備えられたヒータ部2とを有し、前記
石英管の排気部は他の残りの部分に対して分離およびゴ
ム材からなるO−リング9を介した接続ができるととも
に、前記O−リングの劣化防止用の冷却手段10をその
周囲に備えるCVD装置において、前記石英管内にこの
石英管にほぼ同軸配置された内挿石英管13を備え、こ
の内挿石英管は、少なくとも前記排気部との接続部に位
置付けられているとともに、前記排気管にほぼ同軸に位
置付けられる排気口14を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CVD装置に係り、特
に、排気管を一端に有する円筒形の石英管と、この石英
管のほぼ中央部の周囲に備えられたヒータ部とを備える
CVD装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のCVD装置は、通常、石英管に
おいて排気管が形成されている排気部が他の残りの部分
に対して分離できるように構成されている。
【0003】けだし、この排気部においては、ガス反応
によって生成される生成物が温度低下のため固体化され
内壁に付着してしまうから、その除去作業を容易にする
ためである。
【0004】そして、排気部を取り付ける際には、他の
残りの部分との接続の密着性を図るためにゴム材からな
るO−リングを介した接続を行うようになっており、こ
れにともない、ヒータ部からの高熱によるO−リングの
劣化を防止するための冷却手段が該排気部の外周面に設
けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成されたCVD装置においては、排気部の内壁に
付着した生成物を取り除くために、該排気部の取外しを
頻繁に行う必要があった。排気部の内壁に生成物が付着
されていた場合に、この生成物が内壁から剥がれ、石英
管の中央部にまで飛翔し、半導体ウェーハ等の被処理物
の付着して該被処理物を汚染してしまうからである。
【0006】しかし、該排気部における生成物の除去を
怠った場合、該生成物による被処理物への付着で該被処
理物を汚染してしまうという問題が残されていた。
【0007】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的とするところのもの
は、排気部に付着された生成物の除去を怠っても、該生
成物による被処理物への汚染を防止したCVD装置を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、排気管を備える排気
部を一端に有した円筒形の石英管と、この石英管の少な
くとも前記排気部を除く部分の周囲に備えられたヒータ
部とを有し、前記石英管の排気部は他の残りの部分に対
して分離およびゴム材からなるO−リングを介した接続
ができるとともに、前記O−リングの劣化防止用の冷却
手段をその周囲に備えるCVD装置において、前記石英
管内にこの石英管にほぼ同軸配置された内挿石英管を備
え、この内挿石英管は、少なくとも前記排気部との接続
部に位置付けられているとともに、前記排気管にほぼ同
軸に位置付けられる排気口を備えていることを特徴とす
るものである。
【0009】
【作用】このように構成したCVD装置において、供給
されたガスの大部分は内挿石英管内を通過しこの内挿石
英管の排気口および石英管の排気管を通じて排気される
ようになる。
【0010】そして、内挿石英管は石英管の排気部の外
周に設けられた冷却手段からの影響が少なくなるため、
その中を通過するガスはほとんど温度低下されることが
なくなる。したがって、ガスは固体化されるこなく、こ
の内挿石英管の内壁には固体化された生成物がほとんど
付着するようなことはなくなる。
【0011】そして、仮に、内挿石英管の外側、すなわ
ち石英管の排気部における内壁に前記冷却手段によって
固体化された生成物が付着するようなことがあっても前
記内挿石英管が障害となって石英管の中央部にまで飛翔
するようなことはなくなる。
【0012】したがって、石英管の中央部に配置されて
CVD処理がなされている半導体ウェーハ等の被処理物
を前記生成物によって汚染させるようなことはなくな
る。
【0013】このため、排気部に付着された生成物の除
去を怠っても、該生成物による被処理物への汚染を防止
することができるようになる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明によるCVD装置の一実施例
を示す断面構成図である。
【0015】同図において、円筒状からなる石英管1が
あり、この石英管1の周囲にはヒータ部2が配置されて
いる。
【0016】前記石英管1の一端にはその開口を閉塞す
るためのフロントキャップ3が取り付けられるようにな
っている。このフロントキャップ3は石英から構成さ
れ、円形部材3Aと円筒形部材3BとをO−リング3C
を介して蓋状に組み合わせたものからなっている。そし
て、このフロントキャップ3における円筒形部材3Bの
部分にはガス供給口4が設けられ、このガス供給口4を
通して石英管1内にガスを供給するようになっている。
【0017】また、このようなフロントキャップ3は、
石英管1との充分な密閉が図られるために、O−リング
5を介して石英管1に嵌合されるようになっている。
【0018】このため、このO−リング5が前記ヒータ
部2からの熱により劣化するのを防止するための冷却手
段6が前記フロントキャップ3の周囲に形成されたもの
となっている。
【0019】一方、石英管1の他端にはその開口を閉塞
するためのエンドキャップ7が取り付けられるようにな
っていわゆる排気部を構成するようになっている。この
エンドキャップ7は石英から構成され、円形部材7Aと
円筒形部材7BとをO−リング7Cを介して蓋状に組み
合わせたものからなっている。そして、このエンドキャ
ップ7における円筒形部材7Bの部分にはガス排気管8
が設けられ、このガス排気管8を通して石英管1内のガ
スを排気するようになっている。
【0020】また、このようなエンドキャップ7は、石
英管1との充分な密閉が図られるために、O−リング9
を介して石英管1に嵌合されるようになっている。
【0021】このため、このO−リング9が前記ヒータ
部2からの熱により劣化するのを防止するための冷却手
段10が前記エンドキャップ7の周囲に形成されたもの
となっている。
【0022】そして、このように構成されたCVD装置
における石英管1内には、被処理物である半導体ウェー
ハ11が配置されているが、この半導体ウェーハ11は
前記石英管1に同軸配置された円筒状の石英からなるイ
ンナーチューブ12内に搭載されたものとなっている。
このインナーチューブ12は交換可能なチューブとなっ
ており、これにより半導体ウェーハ11の周辺における
チューブ側壁には常に生成物等の異物が付着していない
状態でCVD処理を行えるようになっている。
【0023】さらに、本実施例では、特に、前記インナ
ーチューブ12のエンドギャップ7側における開口端部
において、その開口端内に一部が挿入されたインナーキ
ャップ13が配置されている。
【0024】このインナーキャップ13は、インナーチ
ューブ12に挿入される側に開口を有する蓋状の形状を
なすものであり、しかも前記エンドキャップ7のガス排
気管8とほぼ同軸に位置付けられた排気口14を具備し
たものとなっている。
【0025】このように構成したCVD装置は、供給さ
れたガスの大部分はインナーキャップ13内を通過しこ
のインナーキャップ13の排気口14および石英管1の
ガス排気管8を通じて排気されるようになる。
【0026】そして、インナーキャップ13はエンドキ
ャップ7の外周に設けられた冷却手段10からの影響が
少なくなるため、その中を通過するガスはほとんど温度
低下されることがなくなる。したがって、ガスは固体化
されることなく、このインナーキャップ13の内壁には
固体化された生成物がほとんど付着するようなことはな
くなる。
【0027】そして、仮に、インナーキャップ13の外
側、すなわちエンドキャップ7における内壁に前記冷却
手段10によって固体化された生成物が付着するような
ことがあっても前記インナーキャップ13が障害となっ
て石英管1の中央部にまで飛翔するようなことはなくな
る。
【0028】したがって、石英管1の中央部に配置され
てCVD処理がなされている半導体ウェーハ11等の被
処理物を前記生成物によって汚染させるようなことはな
くなる。
【0029】このため、エンドキャップ13に付着され
た生成物の除去を怠っても、該生成物による被処理物へ
の汚染を防止することができるようになる。
【0030】上述した実施例では、エンドキャップ7に
取り付けられるガス排気管8はその円筒部材7B側に設
けられたものである。しかし、これに限定されることは
なく、図2に示すように、円形部材7A側であってもよ
い。この場合、同図に示すように、インナーキャップ1
3の排気口14を管状に設け、この管状の排気口14を
エンドキャップ7のガス排気管8内に位置付けるように
してもよいことはいうまでもない。
【0031】上述した実施例では、半導体ウェーハ11
等からなる被処理物はインナーチューブ12に搭載させ
た状態で、石英管1内に配置させているものである。し
かし、これに限定されることはなく、図2に示すよう
に、インナーチューブ12をなくし半導体ウェーハ11
等からなる被処理物を直接石英管1内に配置させるよう
にしてもよいことはもちろんである。この場合、同図に
示すように、インナーキャップ13の径は、石英管1に
挿入できる程度の大きさに形成するようにしてもよいこ
とはいうまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明によるCVD装置によれば、排気部に付着された
生成物の除去を怠っても、該生成物による被処理物への
汚染を防止することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるCVD装置の一実施例を示す断
面構成図である。
【図2】 本発明によるCVD装置の他の実施例を示す
断面構成図である。
【図3】 本発明によるCVD装置の他の実施例を示す
断面構成図である。
【符号の説明】
1…石英管、2…ヒータ部、8…排気管、9…O−リン
グ、10…冷却手段、13…インナーキャップ、14…
排気口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管を備える排気部を一端に有した円
    筒形の石英管と、この石英管の少なくとも前記排気部を
    除く部分の周囲に備えられたヒータ部とを有し、前記石
    英管の排気部は他の残りの部分に対して分離およびゴム
    材からなるO−リングを介した接続ができるとともに、
    前記O−リングの劣化防止用の冷却手段をその周囲に備
    えるCVD装置において、前記石英管内にこの石英管に
    ほぼ同軸配置された内挿石英管を備え、この内挿石英管
    は、少なくとも前記排気部との接続部に位置付けられて
    いるとともに、前記排気管にほぼ同軸に位置付けられる
    排気口を備えていることを特徴とするCVD装置。
JP545292A 1992-01-16 1992-01-16 Cvd装置 Pending JPH05190456A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP545292A JPH05190456A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 Cvd装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP545292A JPH05190456A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 Cvd装置

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JPH05190456A true JPH05190456A (ja) 1993-07-30

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ID=11611608

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JP545292A Pending JPH05190456A (ja) 1992-01-16 1992-01-16 Cvd装置

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JP (1) JPH05190456A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09283512A (ja) * 1996-04-15 1997-10-31 Taiwan Moseki Denshi Kofun Yugenkoshi 半導体用炉管の構造
US20150345046A1 (en) * 2012-12-27 2015-12-03 Showa Denko K.K. Film-forming device
US20160194753A1 (en) * 2012-12-27 2016-07-07 Showa Denko K.K. SiC-FILM FORMATION DEVICE AND METHOD FOR PRODUCING SiC FILM

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09283512A (ja) * 1996-04-15 1997-10-31 Taiwan Moseki Denshi Kofun Yugenkoshi 半導体用炉管の構造
US20150345046A1 (en) * 2012-12-27 2015-12-03 Showa Denko K.K. Film-forming device
US20160194753A1 (en) * 2012-12-27 2016-07-07 Showa Denko K.K. SiC-FILM FORMATION DEVICE AND METHOD FOR PRODUCING SiC FILM

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