JPH05189807A - 音声シートおよびその製造方法 - Google Patents

音声シートおよびその製造方法

Info

Publication number
JPH05189807A
JPH05189807A JP4003971A JP397192A JPH05189807A JP H05189807 A JPH05189807 A JP H05189807A JP 4003971 A JP4003971 A JP 4003971A JP 397192 A JP397192 A JP 397192A JP H05189807 A JPH05189807 A JP H05189807A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
information
signal
audio
thickness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4003971A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Iwazawa
晃 岩沢
Hiroshi Hosaka
寛 保坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP4003971A priority Critical patent/JPH05189807A/ja
Publication of JPH05189807A publication Critical patent/JPH05189807A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的特性および光学的特性に優れた薄板の
光記憶媒体からなる音声シートおよびその製造方法を提
供することにある。 【構成】 厚みが600 μm 以下で可とう性のあるシート
24の上に、CD仕様で信号処理されたプレフォーマット
信号および音声情報信号に対応する凹凸形状の層23が形
成され、この凹凸形状の層23の表面に反射層22が被覆さ
れている音声シートである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、再生専用光記憶媒体か
らなるカード型の音声シートおよびその製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】情報の読み出しが可能な光記憶媒体の代
表例は、音声情報を蓄積したCD(コンパクトディス
ク)である。この媒体の厚みは1.2 mmある。光記憶装置
の薄型化、小型化に対応して、基板も薄いものが望まれ
ている。CDも容積当りの情報量を増大させるために薄
くしたい要求条件がある。しかしながら一般的に、基板
を薄くすると基板の傾きやたわみが発生し易く、媒体作
製が困難となる。比較的剛性が強く機械的性質に優れて
いる材料として、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)シートがある。しかしながら、PETは光学的に大
きな複屈折性を示すので、レーザ光を基板を通して再生
する従来のCD再生方法では情報の再生が難しかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、薄板での機
械的特性、光学的特性の問題点を解決した薄板の光記憶
媒体からなる音声シートおよびその製造方法を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の音声シートは、
可とう性のある薄膜のシート上に、CD仕様で信号処理
されたプレフォーマット信号および音声情報信号に対応
する凹凸形状を形成し、その表面に被覆した反射膜に、
半導体レーザを照射し、情報を読み出す。図1は、一般
のCDディスクの再生方法の説明図であって、11は保護
膜、12は反射膜、13は情報ピット、14は基板、15はレー
ザを示す。この方法では情報およびアドレスのためのプ
レピットが形成された面と反対側からレーザ光を照射
し、基板(1.2mm厚) 材質を通して情報を読み出してい
る。図2は本発明の光記憶媒体からなる音声シートの製
造方法の説明図であって、21は保護膜、22は反射膜、23
は情報ピット、24は薄板シート、25はレーザを示す。本
発明では反射層側から情報を読み出す。
【0005】
【実施例】実施例1 市販のPET(ポリエチレンテレフタレート)シート
(厚さ200 μm )を70mm×100 mmの矩型に切断し、プラ
イマ(ポリエステル樹脂溶液、テトラクロロエタンで希
釈)を塗布した。一方、ポジ型レジストを塗布した(レ
ジスト厚み0.13μm )ガラス基板上に、蓄積すべき情報
(音声情報)をデジタル化し、エンコーダで所定のフォ
ーマット化し、トラックピッチが1.6 μm となるよう
に、ガラス基板を制御しながら露光し、現像し、転写す
べき情報ピットの凹凸形状と同じ形状の凹凸を形成し
た。この凹凸形状を形成したガラスレジスト基板を透明
スタンパとし、光硬化性樹脂を滴下し、光硬化性樹脂に
気泡が残らないように樹脂を押し広げ、均一な膜厚にな
るように、ラバープレスでプレスし、透明スタンパ側か
ら紫外線を照射し、光硬化性樹脂を硬化させた。透明マ
スクからPETシートを剥離し、PETシート上にCD
仕様で信号処理されたプレフォーマット信号および音声
情報信号に対応する凹凸形状を形成した。その後、アル
ミ金属による反射膜形成(フラット面での反射率80%)
を行った。この媒体の中心に直径が15mmφの中心穴をあ
けた。1.2 mmのポリメチルメタクリレート基板を縦70m
m、横100 mmに切り出し、直径が15mmφの基板の中心穴
と同心となるように、半径21mmで円周のマークをけが
き、中心に20mmの穴のあるポリプロピレンシートのカバ
ーをはり合わせたカードホルダに、スペーサを介して音
声シートを挿填し、市販のCD再生機で再生したとこ
ろ、入力した音声情報に対応する音声情報の再生が可能
であった。
【0006】実施例2 レジスト塗布された(厚さ0.13μm )ガラス基板に、実
施例1と同様に、蓄積すべき情報(音声情報)をデジタ
ル化し、エンコーダで所定のフォーマット化し、トラッ
クピッチが1.6 μm となるように、ガラス原盤を制御し
ながら露光し、現像し、転写すべき情報ピットの凹凸形
状と同じ形状の凹凸を形成した。凹凸形状に形成された
レジストの上に、ニッケル蒸着(厚み400 Å)し、さら
にニッケルメッキ(厚み300 μm )し、剥離し、内外周
加工、裏磨きし、スタンパを得た。このスタンパを用い
て射出成形法でポリカーボネート樹脂を成形し、板厚1.
2mm、外径120 mmφ、内径15mmφの表面に情報ピットの
凹凸が形成されたディスク基板を得た。この凹凸形成さ
れた表面に光硬化性樹脂(アクリル系)を滴下した。こ
こにプライマ塗布されたPETシート(厚みは、可とう
性のある600 μm 以下が望ましい。)を合わせて、光硬
化性樹脂の気泡が残らないように樹脂を押し広げ、光硬
化性樹脂の膜厚が均一になるように、ラバープレスでプ
レスした。透明なポリカーボネート樹脂ディスク基板側
から紫外線を250 mJ/cm2 照射した。露光後、ディスク
基板からPETシートを剥離し、PETシート上に転写
された凹凸形状面にアルミを1000Å蒸着し、反射膜とし
た。PETシート上に蓄積された情報のピット列の円周
の中心に、半径15mmの穴を打ち抜いた。ポリメチルメタ
クリレート基板(厚み1.2 mm)を内周15mmφ、外周120
mmφに切断し、42mmφの位置に線幅50μm の円周のけが
き線をいれた。けがき線のある面の反対面とPETシー
トの凹凸形成された面が合わされるように合わせ、けが
きマークと情報のピット列の円周とが同心となるように
位置合わせし、接着テープで固定した。ポリメチルメタ
クリレート基板側からレーザが照射されるように、市販
のCD再生機(光源波長780 nm)にセットし、情報を読
み出したところ、音声情報の再生が可能であった。
【0007】実施例3 市販のPETシート(シート厚み180 μm )の表面を清
浄にし、これを70mm×100 mmの矩型に切断し、該表面に
プライマ(ポリエステル系接着剤)をコートし(厚み10
μm )、情報を転写すべき薄板基板とした。一方、ポジ
型レジストの塗布された(レジスト厚み0.13μm )ガラ
ス基板上に、蓄積すべき情報に対応する凹凸形状を、レ
ーザビーム露光と現像工程により作製した。この凹凸形
状に形成されたレジスト層をマスクとして、反応性ガス
によるドライエッチングを用いてガラス基板上に、CD
仕様で信号処理されたプレフォーマット信号や音声情報
に対応する凹凸形状を、深さが1300Åとなるように形成
した。その後、レジストを剥離液で除去して、透明スタ
ンパとした。この透明スタンパの凹凸形状の形成された
面上に、アクリル系光硬化性樹脂を滴下した。次にこの
表面にプライマ処理されたPETシートを合わせて、光
硬化性樹脂に気泡が残らないように樹脂を押し広げ、光
硬化性樹脂の膜厚が均一になるように、ラバープレスで
プレスした。透明スタンパ側から紫外線を、およそ250
mJ/cm2 照射した。露光後、透明スタンパからPETシ
ートを剥離した。情報の転写された凹凸面にアルミを、
ミラー面反射率で80%となるように蒸着した。PETシ
ートの中心に、半径15mmφの穴をあけ、実施例1と同様
なカードホルダを用いて、市販の再生機で再生したとこ
ろ、音声情報の再生が可能であった。
【0008】実施例4 実施例3と同様に作製されたPETシート上のCD仕様
で信号処理されたフォーマット信号および音声情報信号
に対応する凹凸形状の表面に、アルミを1000Å蒸着し
た。このアルミ反射膜上に電子サイクロトロン共鳴プラ
ズマCDV装置でちっ化珪素膜を500 Å形成した。PE
Tシートの中心に15mmφの穴をあけ、実施例1と同様な
カードホルダに挿填し、市販の再生機で再生したとこ
ろ、音声情報を再生することができた。
【0009】実施例5 実施例2と同様に、CD仕様で信号処理されたプレフォ
ーマット信号および音声情報信号に対応する凹凸形状の
反転形状を有するニッケルスタンパを作製した。ポリプ
ロピレンシート(シート厚さ200 μm )に、熱転写法に
よってCD仕様で信号処理されたプレフォーマット信号
および音声情報信号に対応する深さ1300Åの凹凸形状を
作製した。凹凸形状の表面にアルミ反射膜を形成し、中
心に15mmφの穴をあけ、実施例1と同様なカードホルダ
を用いて、市販のCD再生機で再生したところ、音声情
報を再生できた。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の音声シー
トは一般のCDディスクで再生でき、しかも媒体が薄い
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般のCDディスクの情報を再生する方法の説
明図である。
【図2】本発明の音声シートの製造方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
11 保護膜 12 反射膜 13 情報ピット 14 基板 15 レーザ 21 保護膜 22 反射膜 23 情報ピット 24 薄板シート 25 レーザ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚みが600 μm 以下で可とう性のあるシ
    ート上に、CD仕様で信号処理されたプレフォーマット
    信号および音声情報信号に対応する凹凸形状の層が形成
    され、この凹凸形状の層の表面に反射層が被覆されてい
    ることを特徴とする音声シート。
  2. 【請求項2】 厚みが600 μm 以下で可とう性のあるシ
    ートに接着剤を塗布し、このシートに、光硬化性樹脂を
    用いて、CD仕様で信号処理されたプレフォーマット信
    号および音声情報信号に対応する凹凸形状の反転形状を
    有する透明スタンパから、凹凸形状を転写した後、この
    凹凸形状の表面に反射層を形成することを特徴とする音
    声シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 厚みが600 μm 以下の熱転写シートと、
    CD仕様で信号処理されたプレフォーマット信号および
    音声情報信号に対応する凹凸形状の反転形状を表面に有
    するニッケルスタンパとから、凹凸形状を熱転写した
    後、凹凸形状の表面に反射層を形成することを特徴とす
    る音声シートの製造方法。
JP4003971A 1992-01-13 1992-01-13 音声シートおよびその製造方法 Pending JPH05189807A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4003971A JPH05189807A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 音声シートおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4003971A JPH05189807A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 音声シートおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05189807A true JPH05189807A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11571961

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4003971A Pending JPH05189807A (ja) 1992-01-13 1992-01-13 音声シートおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05189807A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4619804A (en) Fabricating optical record media
JP3006199B2 (ja) 光ディスクの製造方法
EP0840926B1 (en) Method and apparatus for making an optical information record
WO1996036046A1 (fr) Disque optique et procede de fabrication
JPH11273147A (ja) 光ディスク
JPS61104346A (ja) 光磁気記録媒体
JPH05189807A (ja) 音声シートおよびその製造方法
JP2000036135A (ja) 多層情報記録媒体の製造方法
JPH05193290A (ja) Cd付きテレフォンカードおよびその製造方法
JPH10154351A (ja) 光学記録媒体とその製造方法
JPH0375944B2 (ja)
JPH0660436A (ja) 光ディスクの製造方法
JPS6326465B2 (ja)
JPS63251924A (ja) 情報記録用円板および情報記録方法
JPH0559615U (ja) 透明スタンパ
JP4285239B2 (ja) 光記録媒体製造用のスタンパの製造方法
JPS5766547A (en) Manufacture of base disk for information storage medium
JPS6132238A (ja) 高密度情報記録デイスク用担体の製造方法
JPH0729219A (ja) 光ディスクの製造方法
JPH01285040A (ja) 光ディスク用基板の製造方法
JPH07141704A (ja) 光ディスクの加工方法
JP2004213738A (ja) 光ディスクおよびその製造方法ならびにディスク製造装置
JPS60182532A (ja) 平板状情報記録担体複製金型
JP2002042376A (ja) 光ディスク
JPH0611120U (ja) シール型音声シート