JPH0518964U - シートのロツク構造 - Google Patents

シートのロツク構造

Info

Publication number
JPH0518964U
JPH0518964U JP6816191U JP6816191U JPH0518964U JP H0518964 U JPH0518964 U JP H0518964U JP 6816191 U JP6816191 U JP 6816191U JP 6816191 U JP6816191 U JP 6816191U JP H0518964 U JPH0518964 U JP H0518964U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hook
seat cushion
seat
side wall
floor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6816191U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2523301Y2 (ja
Inventor
吉彦 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP6816191U priority Critical patent/JP2523301Y2/ja
Publication of JPH0518964U publication Critical patent/JPH0518964U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2523301Y2 publication Critical patent/JP2523301Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フックと係合孔の内周縁との隙間をできるだ
け狭くすることが出来て、車両の衝突時などにおいて前
記フックを前記係合孔の内周縁に確実に係合させること
が出来、それでいながら前記シートを円滑に起立させる
ことが出来るようにする。 【構成】 シートクッション2の底板22に設けた前記
係合孔24に、該係合孔24に嵌合し、フロアに設けた
フック6の介入を案内可能とした側壁72を持つキャッ
プ状の係合体7を挿嵌すると共に、該係合体7の側壁7
2に、前記シートクッション2の前記フロア4に対する
前後方向の相対移動時、前記フック6の衝突によって前
記側壁72を破断可能とする破断部8を設けることによ
り、通常は前記係合孔を前記係合対7でカバーし、例え
ば車両の衝突時などにおいて、前記フック6により前記
側壁72を前記破断部8を介して破って、前記係合孔2
4に前記フック6を係合させるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はシートクッションをフロアに展開自由に枢着したシートのロック構 造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に商用車では、リヤシートのシートバックをシートクッションに対し折 畳み可能に支持すると共に、前記シートクッションをフロアに対し起立可能に枢 着して成り、前記シートバックを前記シートクッションに対して前方に折り畳ん だ状態で、前記シートクッションを前記シートバックと共に起立させ、該リヤシ ートの後方に設けられる荷室を拡張出来るようにしている。
【0003】 しかして以上のシートにおいて、該シートの使用時に前記シートクッション をフロアにロックする構造として、例えば実開昭56−63637号公報に示さ れているごとく、前記シートクッションの下面にブラケットを固定して、我ブラ ケットにロックピンを摺動可能に支持すると共に、前記ロックピンが係合可能な 係合孔を備えた支持体をフロアに設けて、前記ロックピンの前記支持体への係合 により、前記シートクッションをフロアにロックして、例えば車両の衝突時等に おいて前記シートクッションが起立方向に浮き上がるのを阻止するようにしてい る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが以上の構造のものでは、構造が複雑で且つ部品点数も多くなるし、 また前記シートクッションを前方に展開する際、前記ロックピンをその都度操作 する必要がある。
【0005】 一方、例えば図6に概略的に示すように、簡単な構造でしかも前記シートの 起立が容易に行えるようにするため、前記シートクッションAの底板Bに係合孔 Cを形成すると共に、前記シートクッションAの底部に、前記係合孔Bに対向し 且つ前記フロアDに設けたフックEを挿入可能とする凹所Fを形成して、例えば 車両の衝突に伴う前記シートクッションAの前記フロアDに対する相対移動によ り、前記フックEに前記底板Bにおける係合孔Cの内周縁部を係止して、前記シ ートクッションAの展開方向への揺動を阻止するようにした構造のものが見受け られる。
【0006】 しかして、以上の構造のものでは、車両の衝突時などにおいて、前記フック Eに前記係合孔Cの内周縁を直ちに係合させるためには、前記フックEと係合孔 Cの内周縁との隙間Sをできるだけ狭くするのが望ましいのであるが、反面、前 記シートクッションAの起立方向への展開に際して、前記フックEと前記係合孔 Cの内周縁とが干渉しないようにするためには、前記シートクッションAのフロ アDに対する取付位置のばらつきや、前記シートクッションAの起立方向への展 開軌跡と前記底板Bの変形等を考慮して、前記係合孔B及び凹所Fを大きく形成 して、前記フックEと前記係合孔Cの内周縁との隙間Sを充分確保する必要があ り、そのため前記シートクッションAの起立時、前記凹所Fを形成しているシー トクッションの例えばクッション材が露呈して、見栄えが悪くなると云う不具合 がある。
【0007】 本考案は以上の実情に鑑みて開発したものであって、目的とするところは、 シートクッションの内部が露呈することなく、しかも前記フックと係合孔の内周 縁との隙間をできるだけ狭くすることが出来て、車両の衝突時などにおいて、前 記フックを前記係合孔の内周縁に確実に係合させることが出来、それでいながら 前記シートを円滑に起立させることの出来るシートのロック構造を提供するにあ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
しかして本考案は、フロア4に起立可能に枢着したシートクッション2の底 板22に、前記フロア4に設けたフック6が係合可能な係合孔24を形成して、 前記シートクッション2の前記フロア4に対する前後方向の相対移動時、前記フ ック6に前記係合孔24を係止して、前記シートクッション2の起立方向への揺 動を阻止するようにしたシートのロック構造において、前記係合孔24に、該係 合孔24に嵌合し、前記フック6の介入を案内可能とした側壁72を持つキャッ プ状の係合体7を挿嵌すると共に、該係合体7の側壁72に、前記シートクッシ ョン2の前記フロア4に対する前後方向の相対移動時、前記フック6の衝突によ って前記側壁72を破断可能とする破断部8を設けたことを特徴とするものであ る。
【0009】
【作用】
本考案によれば、前記係合孔24が前記係合体7により覆われるので、美観 が向上するし、また前記係合孔24に嵌合する係合体に前記フック6の介入を案 内可能とする側壁72を設けているので、前記係合孔24を小さくすると共に、 該係合孔24に嵌め込む前記係合体7を、前記側壁72の内側面が前記フック6 に接触するような小型に形成しても、前記側壁72のガイドにより、前記シート クッション2の起立方向への展開がスムーズに行え、前記フックが前記係合孔の 内周縁部に不用意に係合するようなことがないのであり、しかも前記側壁72に 破断部8を設けているので、例えば車両の前突等による慣性力で、前記シートク ッション2が前記フロア4に対して移動するに伴い、前記側壁72が前記フック 62で破られて、前記底板22における前記係合孔24の内周縁部に前記フック 6が即座に係合して、前記シートバック2の起立方向への揺動が確実に阻止され るのである。
【0010】
【実施例】
図において1はシートクッション2の後端部にシートバック3を折畳み自由 に支持したリヤシートであって、前記シートクッション2の前端部をフロア4に ヒンジ部材5を介して前方に展開自由に枢着し、前記シートバック3を前記シー トクッション2に対して折り畳んだ状態で、前記シートクッション2を前記シー トバック3と共に前方に展開してフロア4上に起立させることで、前記リヤシー ト1の後方に設けられる荷室Rを拡張出来るようにしている。
【0011】 前記シートクッション2は、クッション材21の下面に板金製の底板22を 配設する一方、前記クッション材21を表皮23で覆っている。
【0012】 しかして図に示す実施例では、前記フロア4に固定する固定片61と該固定 片61の一端から上方に延びて、その上端部に後方に突出する係合片62を設け たフック本体63とから成るフック6を金属板から形成して、前記固定片61を 前記フロア4における前記シートクッション2の底面後部と対向する位置に固定 するのである。
【0013】 また、前記シートクッション2を構成する前記底板22の後部で且つ前記フッ ク6と対向する位置に矩形の係合孔24を形成すると共に、前記クッション材2 1の底部に、前記係合孔24に対向し且つ前記フック本体63の上部を挿入可能 とする凹所25を形成するのである。
【0014】 一方、前記係合孔24の四方内周縁及び前記凹所25の四方内側面に沿う前 後及び左右側壁71・72・73・74と、前記凹所25の底面に沿う底壁75 と、前記側壁71〜74の下端から外方に突出して前記底板22の裏面における 前記係合孔24の周縁部に重合するフランジ76とを備えたキャップ状の係合体 7を合成樹脂材料から別途形成すると共に、該蓋体7の後部側壁72に、前記シ ートクッション2の前記フロア4に対する相対移動に伴う前記フック6の衝突に より、該後部側壁72を破断可能とする破断部8を設けるのであって、図に示す 実施例では、前記後部側壁72の外側面に、所定間隔開けて上下方向に延びる3 本のV字状溝から成る破断部8を形成している。
【0015】 また図に示す実施例では、前記係合体7における前記左右側壁73・74の 外側面に抜け止め突起77を突設しているのであって、斯くして前記係合体7は 、前記底壁75及び前記側壁71〜74を前記係合孔24から前記凹所25内に 挿嵌して、前記抜け止め突起77と前記フランジ76とで前記底板22における 前記係合孔24の内周縁部を挾持することで、該係合体7を前記底板22に取付 け、前記凹所25及び前記係合孔24の内周縁を該係合体7で覆うようにしてい る。
【0016】 以上のロック構造を備えた前記リヤシートにあっては、座席として使用する 場合には、図1に示すように前記シートクッション2を前記フロア4上に載置し て使用するのであって、前記シートクッション2のフロア4上への載置により、 前記フック本体63の上部は、前記係合体7でカバーされている前記凹所25内 に介入するのである。
【0017】 ところで、前記係合体7を小型に形成して、前記フック6における係合片6 2の後端と前記後側壁72の内側面との間の隙間Tがほとんどなく、前記シート クッション2を起立位置に展開する際、前記後部側壁72に前記係合片62の後 端が摺接するような場合でも、前記後部側壁72がガイド部材の役割を果たして 、該係合片62に前記係合孔24の内周縁部が不用意に引っ掛かる虞がなく、前 記シートクッション2をスムーズに起立方向に揺動させることが出来るのであっ て、従って以上の実施例では、前記係合孔24及び前記凹所25を小さくすると 共に、前記係合孔24及び前記凹所25に嵌め込む前記係合体7を、前記後側壁 72の内側面が前記係合片5に接触するような小型に形成しても、前記シートク ッション2の起立がスムーズに行えるのである。
【0018】 一方、前記シートクッション2をフロア4上に載置し、座席として使用して いる場合において、例えば車両の衝突等による慣性力で、前記シートクッション 2が前記フロア4に対して前方(図5において矢印Z方向)に移動すると、図5 に示すように前記後側壁72が、前記係合片62の後端で押されて前記破断部8 を介して破れ、前記係合片62が前記底板22における前記係合孔24の内周縁 部に直ちに係合するので、前記シートバック2の起立方向への揺動が確実にロッ クされるのである。
【0019】 以上の実施例では、前記後部側壁72の外側面に、所定間隔開けて上下方向 に延びる3本のV字状溝から成る破断部8を形成したが、例えば前記後部側壁7 2にスリットから成る破断部8を形成するようにしてもよい。
【0020】
【考案の効果】
以上のごとく本考案は、シートクッション2の底板22に設けた係合孔24 が係合体7により覆われるので、美観が向上するのは勿論のこと、前記係合体7 にフック6の介入を案内可能とする側壁72を設けているので、前記係合孔24 を小さくすると共に、該係合孔24に嵌め込む前記係合体7を、前記側壁72の 内側面が前記フック6に接触するような小型に形成しても、前記側壁72がガイ ド部材の役割を果たして、前記シートクッション2の起立方向への展開がスムー ズに行え、前記フック6が前記係合孔24に不用意に係合するようなことがない のであり、しかも前記側壁72に破断部8を設けているので、例えば車両の前突 等による慣性力で、前記シートクッション2が前記フロア4に対して移動するに 伴い、前記側壁72が前記フック62で破られて、前記係合孔24に前記フック 6を即座に係合させて、前記シートバック2の起立方向への揺動を確実に阻止す ることが出来るのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかるロック構造を採用したシートの
一部切欠側面図。
【図2】前記シートの要部の拡大断面図。
【図3】図2におけるX−X線断面図。
【図4】係合体の斜視図。
【図5】本考案にかかるロック構造の作動を説明する説
明図。
【図6】従来のロック構造の一例を示す要部の拡大断面
図。
【符号の説明】
2 シートクッション 22 底板 24 係合孔 4 フロア 6 フック 7 係合体 72 側壁 8 破断部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロア4に起立可能に枢着したシートク
    ッション2の底板22に、前記フロア4に設けたフック
    6が係合可能な係合孔24を形成して、前記シートクッ
    ション2の前記フロア4に対する前後方向の相対移動
    時、前記フック6に前記係合孔24を係止して、前記シ
    ートクッション2の起立方向への揺動を阻止するように
    したシートのロック構造において、前記係合孔24に、
    該係合孔24に嵌合し、前記フック6の介入を案内可能
    とした側壁72を持つキャップ状の係合体7を挿嵌する
    と共に、該係合体7の側壁72に、前記シートクッショ
    ン2の前記フロア4に対する前後方向の相対移動時、前
    記フック6の衝突によって前記側壁72を破断可能とす
    る破断部8を設けたことを特徴とするシートのロック構
    造。
JP6816191U 1991-08-27 1991-08-27 シートのロック構造 Expired - Fee Related JP2523301Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6816191U JP2523301Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 シートのロック構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6816191U JP2523301Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 シートのロック構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0518964U true JPH0518964U (ja) 1993-03-09
JP2523301Y2 JP2523301Y2 (ja) 1997-01-22

Family

ID=13365759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6816191U Expired - Fee Related JP2523301Y2 (ja) 1991-08-27 1991-08-27 シートのロック構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2523301Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250579A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Jsp Corp 車両用座席部材
JP2021528305A (ja) * 2018-07-05 2021-10-21 タチエス エンジニアリング ユーエスエー インコーポレーテッド 車両用シート

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250579A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Jsp Corp 車両用座席部材
JP2021528305A (ja) * 2018-07-05 2021-10-21 タチエス エンジニアリング ユーエスエー インコーポレーテッド 車両用シート

Also Published As

Publication number Publication date
JP2523301Y2 (ja) 1997-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5608387B2 (ja) 一体型シート折り畳みレバー及びシートベルト出口
JPH09315197A (ja) 物入れ
JPH0518964U (ja) シートのロツク構造
JP5004009B2 (ja) 車両の荷室構造
JP6361389B2 (ja) シートベルトの引き出し口の構造
JP2008273330A (ja) 車両の荷室構造
JP2953483B2 (ja) 乗物用カップホルダ装置
JP2014184791A (ja) シートベルトのタング保持構造
JP2003002095A (ja) 乗り物用シート
JP3716600B2 (ja) シートベルト保持構造
JP4203580B2 (ja) 車両の収納装置
JP2008055950A (ja) 乗物用カップホルダ装置
JP4832652B2 (ja) 車両用カップホルダー
JP2006142948A (ja) 自動車のトノボード装置
JP7232418B2 (ja) 車両用シートのアームレスト装置
JP2558661Y2 (ja) グローブボックストレイの取付構造
JP3846440B2 (ja) 車両のアームレスト構造
KR20050029908A (ko) 차량의 탈착식 더블폴딩 시트
JP2000335317A (ja) 収容部のリッド構造
JP4038082B2 (ja) 自動車の容器保持装置
JP3646543B2 (ja) 乗物用カップホルダ装置
KR101827377B1 (ko) 차량용 배리어 네트의 결합 구조
JP3640812B2 (ja) 乗物用カップホルダ装置
JP2020196352A (ja) 車両後部構造
JP2006015881A (ja) 移動式灰皿係止部構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees