JPH0518933Y2 - - Google Patents
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- JPH0518933Y2 JPH0518933Y2 JP1988100570U JP10057088U JPH0518933Y2 JP H0518933 Y2 JPH0518933 Y2 JP H0518933Y2 JP 1988100570 U JP1988100570 U JP 1988100570U JP 10057088 U JP10057088 U JP 10057088U JP H0518933 Y2 JPH0518933 Y2 JP H0518933Y2
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- JP
- Japan
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- sheet fixing
- fixing groove
- fitting
- joint part
- sliding surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/25—Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
Landscapes
- Connection Of Plates (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
- Greenhouses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
この考案は、ビニールハウスの外殻膜材である
ビニールシート等をハウス骨組へ止める目的で使
用されるシート定着用溝形材に係り、さらに云え
ば、シート定着用溝形材同士を直接高強度に突合
せ接続することが可能なシート定着用溝形材に関
する。
ビニールシート等をハウス骨組へ止める目的で使
用されるシート定着用溝形材に係り、さらに云え
ば、シート定着用溝形材同士を直接高強度に突合
せ接続することが可能なシート定着用溝形材に関
する。
従来の技術
ビニールハウス等の外殻膜材であるビニールシ
ート等をハウス骨組へ止める手段としてシート定
着用溝形材が重用されている。第1図又は第6図
に示したように横断面があり溝形状のシート定着
溝1aを有し、その口縁部には外向きに閉鎖形状
(略円筒形状)に湾曲したカール部1bを有する
シート定着用溝形材1は、通常2〜3mの長さで
市販されている。そこで使用に際しては、第6図
に例示したように外ジヨイント12を利用して所
望の長さに接続して使用される。外ジヨイント1
2は、シート定着用溝形材1の横断面形状の外形
と略同形でカール部1bには当らない深さの溝形
状をなすもので、この外ジヨイント12の両端部
から接合すべき二つのシート定着用溝形材1,1
を差し込んで突合せ接続が行なわれる。
ート等をハウス骨組へ止める手段としてシート定
着用溝形材が重用されている。第1図又は第6図
に示したように横断面があり溝形状のシート定着
溝1aを有し、その口縁部には外向きに閉鎖形状
(略円筒形状)に湾曲したカール部1bを有する
シート定着用溝形材1は、通常2〜3mの長さで
市販されている。そこで使用に際しては、第6図
に例示したように外ジヨイント12を利用して所
望の長さに接続して使用される。外ジヨイント1
2は、シート定着用溝形材1の横断面形状の外形
と略同形でカール部1bには当らない深さの溝形
状をなすもので、この外ジヨイント12の両端部
から接合すべき二つのシート定着用溝形材1,1
を差し込んで突合せ接続が行なわれる。
次に、最近考案されたシート定着用溝形材1の
接続方法を第8図に示した。これは一方のシート
定着用溝形材1の接続端部のカール部1bを一定
の長さ(接続長さ分)にわたり削除すると共にそ
の部分の溝形材は相似形のまま板厚程度縮小化
(絞り加工)して差し込み接続用のジヨイント部
11とされ、このジヨイント部11は接続すべき
他のシート定着用溝形材1の端部からそのシート
定着溝1a内に差し込み突合せ接続する(実開昭
63−143140号)。
接続方法を第8図に示した。これは一方のシート
定着用溝形材1の接続端部のカール部1bを一定
の長さ(接続長さ分)にわたり削除すると共にそ
の部分の溝形材は相似形のまま板厚程度縮小化
(絞り加工)して差し込み接続用のジヨイント部
11とされ、このジヨイント部11は接続すべき
他のシート定着用溝形材1の端部からそのシート
定着溝1a内に差し込み突合せ接続する(実開昭
63−143140号)。
本考案が解決しようとする課題
(1) 第6図に示した外ジヨイント12を使用する
接続方法の場合は、第7図に示した既存のパイ
プジヨイント13などの使用に支障がある。即
ち、シート定着用溝形材1は、ビニールハウス
の骨組を形成するパイプ14…との各交叉部を
パイプジヨイント13で結合される。パイプ1
4は約50cm位の間隔で多数立設されているた
め、シート定着用溝形材1の外ジヨイント12
による接続部が丁度パイプ14との交叉部に位
置することがしばしば起る。この場合には外ジ
ヨイント12の横断面形状が大きくてパイプジ
ヨイント13の口部13a内へ入らないため、
同パイプジヨイント13の使用ができない。そ
こで従来、上記の対策として、例えば一方のシ
ート定着用溝形材1を少し短く切断する等の方
法で外ジヨイント12によるシート定着用溝形
材1,1の接続位置をパイプ14との交叉部か
らわざわざずらしている。しかし、この対策
は、作業上及び工作上甚だ面倒である。また、
外ジヨイント12を使用して接続した場合、シ
ート定着用溝形材1のシート定着溝1a内へ流
入し、同シート定着溝1aの長手方向へ流れた
結露や雨水は、シート定着用溝形材1,1の突
合せ目地から外ジヨイント12の方へ漏れ出
し、遂には外ジヨイント12の長手方向の端部
から滴下するという問題点もあつた。更に、外
ジヨイント12を使用した接続部の曲げ強度を
支点距離450mm、中央集中荷重の条件で試験し
たところ、シート定着溝1aに対する垂直上方
側からの荷重には29.5Kgまで、同垂直下方側か
らの荷重には29Kgまでしか変形度又は抜け外れ
に耐えられず、意外に強度が低いことが明らか
であり、これらの点が解決すべき課題となつて
いる。
接続方法の場合は、第7図に示した既存のパイ
プジヨイント13などの使用に支障がある。即
ち、シート定着用溝形材1は、ビニールハウス
の骨組を形成するパイプ14…との各交叉部を
パイプジヨイント13で結合される。パイプ1
4は約50cm位の間隔で多数立設されているた
め、シート定着用溝形材1の外ジヨイント12
による接続部が丁度パイプ14との交叉部に位
置することがしばしば起る。この場合には外ジ
ヨイント12の横断面形状が大きくてパイプジ
ヨイント13の口部13a内へ入らないため、
同パイプジヨイント13の使用ができない。そ
こで従来、上記の対策として、例えば一方のシ
ート定着用溝形材1を少し短く切断する等の方
法で外ジヨイント12によるシート定着用溝形
材1,1の接続位置をパイプ14との交叉部か
らわざわざずらしている。しかし、この対策
は、作業上及び工作上甚だ面倒である。また、
外ジヨイント12を使用して接続した場合、シ
ート定着用溝形材1のシート定着溝1a内へ流
入し、同シート定着溝1aの長手方向へ流れた
結露や雨水は、シート定着用溝形材1,1の突
合せ目地から外ジヨイント12の方へ漏れ出
し、遂には外ジヨイント12の長手方向の端部
から滴下するという問題点もあつた。更に、外
ジヨイント12を使用した接続部の曲げ強度を
支点距離450mm、中央集中荷重の条件で試験し
たところ、シート定着溝1aに対する垂直上方
側からの荷重には29.5Kgまで、同垂直下方側か
らの荷重には29Kgまでしか変形度又は抜け外れ
に耐えられず、意外に強度が低いことが明らか
であり、これらの点が解決すべき課題となつて
いる。
(2) 第8図に示した接続方法の場合は、一方のシ
ート定着用溝形材1のカール部1bを削り落し
て差し込みジヨイント部11を形成しているの
で、前記削除分だけ接続部の曲げ強度が弱いと
いう問題点がある。
ート定着用溝形材1のカール部1bを削り落し
て差し込みジヨイント部11を形成しているの
で、前記削除分だけ接続部の曲げ強度が弱いと
いう問題点がある。
(3) したがつて、本考案の目的は、上記したパイ
プジヨイントその他の既往部品の使用に一切支
障がなく、しかも接続強度が十分に大きい突合
せ接続が可能なシート定着用溝形材を提供する
ことである。
プジヨイントその他の既往部品の使用に一切支
障がなく、しかも接続強度が十分に大きい突合
せ接続が可能なシート定着用溝形材を提供する
ことである。
課題を解決するための手段
上記した従来技術の課題を解決するための手段
として、この考案に係るシート定着用溝形材は、
第1図〜第5図に実施例を示したとおり、 開口部が幅狭のシート定着溝1aを有し、シー
ト定着溝の口縁部に閉鎖形状のカール部1bを有
するシート定着用溝形材1において、 シート定着用溝形材1の端部はカール部1bの
内側部分を長手方向に平行な直平面状のはめ合せ
用外摺動面2に形成した外ジヨイント部Aとさ
れ、これと接続される他のシート定着用溝形材1
の端部はその横断面形状を相似形のまま板厚程度
縮小化すると共に、そのカール部1bの外側部分
を前記外ジヨイント部Aのはめ合せ用外摺動面2
の間隔よりも少し小さい間隔で長手方向に平行な
直平面状のはめ合せ用内摺動面3に形成した内ジ
ヨイント部Bとされており、二つのシート定着用
溝形材は外ジヨイント部Aの内側に内ジヨイント
部Bを差し込み前記はめ合せ用外摺動面2にはめ
合せ用内摺動面3が平行に密着した状態で一連に
突合せ接続されることを特徴とする。
として、この考案に係るシート定着用溝形材は、
第1図〜第5図に実施例を示したとおり、 開口部が幅狭のシート定着溝1aを有し、シー
ト定着溝の口縁部に閉鎖形状のカール部1bを有
するシート定着用溝形材1において、 シート定着用溝形材1の端部はカール部1bの
内側部分を長手方向に平行な直平面状のはめ合せ
用外摺動面2に形成した外ジヨイント部Aとさ
れ、これと接続される他のシート定着用溝形材1
の端部はその横断面形状を相似形のまま板厚程度
縮小化すると共に、そのカール部1bの外側部分
を前記外ジヨイント部Aのはめ合せ用外摺動面2
の間隔よりも少し小さい間隔で長手方向に平行な
直平面状のはめ合せ用内摺動面3に形成した内ジ
ヨイント部Bとされており、二つのシート定着用
溝形材は外ジヨイント部Aの内側に内ジヨイント
部Bを差し込み前記はめ合せ用外摺動面2にはめ
合せ用内摺動面3が平行に密着した状態で一連に
突合せ接続されることを特徴とする。
第2の考案は、構成の基本こそ上記第1の考案
と共通するが、第1の考案の場合、外ジヨイント
部A及び内ジヨイント部Bが異なるシート定着用
溝形材の端部に形成されているのに対し、第2の
考案は、1本のシート定着用溝形材における一端
部を外ジヨイント部Aとし、他端部を内ジヨイン
ト部Bとしたことを特徴とする。
と共通するが、第1の考案の場合、外ジヨイント
部A及び内ジヨイント部Bが異なるシート定着用
溝形材の端部に形成されているのに対し、第2の
考案は、1本のシート定着用溝形材における一端
部を外ジヨイント部Aとし、他端部を内ジヨイン
ト部Bとしたことを特徴とする。
作 用
接続すべき一方のシート定着用溝形材1の外ジ
ヨイント部Aの内側へ、他のシート定着用溝形材
1の内ジヨイント部Bを突き合せて差し込むと、
第3図に示したように、内ジヨイント部Bのはめ
合せ用内摺動面3が外ジヨイント部Aのはめ合せ
用外摺動面2にぴつたり平行に密着した状態の差
し込み接続が達成される。
ヨイント部Aの内側へ、他のシート定着用溝形材
1の内ジヨイント部Bを突き合せて差し込むと、
第3図に示したように、内ジヨイント部Bのはめ
合せ用内摺動面3が外ジヨイント部Aのはめ合せ
用外摺動面2にぴつたり平行に密着した状態の差
し込み接続が達成される。
この接続部は、開口部が幅狭のシート定着溝1
aが内外二重にぴつたり密着した状態で重なり合
い、互いに拘束し合うと共に溝底からカール部1
bまでの高さ寸法がそのまま活かされているの
で、曲げに対して非常に強い接続が達成される。
ちなみに、当該接続部の曲げ強度は、支点間距離
450mm、中央集中荷重の条件下で試験したところ、
シート定着溝1aに対する垂直上方側からの荷重
には41Kgまで、同垂直下方側からの荷重には58.5
Kgまで変形度又は抜け外れに耐えることが検証さ
れている。
aが内外二重にぴつたり密着した状態で重なり合
い、互いに拘束し合うと共に溝底からカール部1
bまでの高さ寸法がそのまま活かされているの
で、曲げに対して非常に強い接続が達成される。
ちなみに、当該接続部の曲げ強度は、支点間距離
450mm、中央集中荷重の条件下で試験したところ、
シート定着溝1aに対する垂直上方側からの荷重
には41Kgまで、同垂直下方側からの荷重には58.5
Kgまで変形度又は抜け外れに耐えることが検証さ
れている。
また、接続部の横断面の外形は、シート定着用
溝形材本来の形状そのままの大きさであるから、
パイプジヨイントその他の既往部品類の使用には
一切支障がない。しかも、差し込み接続であるか
ら、内ジヨイント部B側のシート定着用溝形材1
の方が高い流水勾配で使用すると、接続部から雨
水や結露が漏れて滴下することはない。
溝形材本来の形状そのままの大きさであるから、
パイプジヨイントその他の既往部品類の使用には
一切支障がない。しかも、差し込み接続であるか
ら、内ジヨイント部B側のシート定着用溝形材1
の方が高い流水勾配で使用すると、接続部から雨
水や結露が漏れて滴下することはない。
実施例
次に、図示した本考案の実施例を説明する。
第1図は接続すべき2本のシート定着用溝形材
1,1の外ジヨイント部Aと内ジヨイント部Bと
突合せて差し込み接続する直前の状態を示してい
る。外ジヨイント部Aは、外向きに閉鎖形状(円
筒形状)に湾曲されたカール部1bの内側約半分
を略垂直(第3図)な平面状に押しつぶして長手
方向に平行な直平面状のはめ合せ用外摺動面2が
形成されている。他方、内ジヨイント部Bは、シ
ート定着用溝形材1の横断面形状を相似形のまま
板厚相当分だけ縮小化する(絞り加工)と共に、
外向きに閉鎖形状に湾曲されたカール部1bの外
側約半分をやはり略垂直な平面状に押しつぶして
前記外ジヨイント部Aのはめ合せ用外摺動面2の
間隔よりも少し小さい間隔で長手方向に平行な直
平面状のはめ合せ用内摺動面3が形成されてい
る。
1,1の外ジヨイント部Aと内ジヨイント部Bと
突合せて差し込み接続する直前の状態を示してい
る。外ジヨイント部Aは、外向きに閉鎖形状(円
筒形状)に湾曲されたカール部1bの内側約半分
を略垂直(第3図)な平面状に押しつぶして長手
方向に平行な直平面状のはめ合せ用外摺動面2が
形成されている。他方、内ジヨイント部Bは、シ
ート定着用溝形材1の横断面形状を相似形のまま
板厚相当分だけ縮小化する(絞り加工)と共に、
外向きに閉鎖形状に湾曲されたカール部1bの外
側約半分をやはり略垂直な平面状に押しつぶして
前記外ジヨイント部Aのはめ合せ用外摺動面2の
間隔よりも少し小さい間隔で長手方向に平行な直
平面状のはめ合せ用内摺動面3が形成されてい
る。
つまり、前記の外摺動面2と内摺動面3は、第
3図に示したように、閉鎖形状のカール部1bの
横断面形状を丁度内外に二分した形状とされてい
る。従つて、両者は内外にぴつたり平行に密着し
た状態の差し込みによる突合せ接続が可能であ
る。しかも外ジヨイント部Aの横断面の外形は、
シート定着用溝形材本来の横断面外形とほぼ同じ
大きさ、形状であるから、内外のジヨイント部
A,Bの差込み接続部の位置にパイプジヨイント
13その他の既往部品を使用することに一切支障
がない。勿論、シート定着溝1内に止め線を使用
してシートを止めることにも一切支障がなく、ビ
ニールシートが破損される心配もない。また、前
記接続部は内外のジヨイント部A,B相互の摩擦
力によつて引張りにかなりな抵抗力(強度)を期
待できるし、また必要に応じて2本のシート定着
用溝形材1,1を強力に引張れば、接続を解くこ
とも容易に可能である。
3図に示したように、閉鎖形状のカール部1bの
横断面形状を丁度内外に二分した形状とされてい
る。従つて、両者は内外にぴつたり平行に密着し
た状態の差し込みによる突合せ接続が可能であ
る。しかも外ジヨイント部Aの横断面の外形は、
シート定着用溝形材本来の横断面外形とほぼ同じ
大きさ、形状であるから、内外のジヨイント部
A,Bの差込み接続部の位置にパイプジヨイント
13その他の既往部品を使用することに一切支障
がない。勿論、シート定着溝1内に止め線を使用
してシートを止めることにも一切支障がなく、ビ
ニールシートが破損される心配もない。また、前
記接続部は内外のジヨイント部A,B相互の摩擦
力によつて引張りにかなりな抵抗力(強度)を期
待できるし、また必要に応じて2本のシート定着
用溝形材1,1を強力に引張れば、接続を解くこ
とも容易に可能である。
なお、外摺動面2及び内摺動面3は、第3図の
例のように垂直に設ける構成に限らない。第3図
において内方へ適度な角度傾けられた平面とし
て、又は外方へ適度な角度傾けられた平面として
設け同様に実施することができる。
例のように垂直に設ける構成に限らない。第3図
において内方へ適度な角度傾けられた平面とし
て、又は外方へ適度な角度傾けられた平面として
設け同様に実施することができる。
シート定着用溝形材1は、通常2m〜3m位の定
尺物として市販されているので、本考案は、1本
のシート定着用溝形材1の一端部を外ジヨイント
部Aに形成し、他端部を内ジヨイント部Bに形成
して実施する場合のほか、1本のシート定着用溝
形材1の両端部を共に外ジヨイント部A,Aに形
成し、他のシート定着用溝形材の両端部は共に内
ジヨイント部B,Bに形成し、両材を組合せて使
用するやり方で実施することもできる。
尺物として市販されているので、本考案は、1本
のシート定着用溝形材1の一端部を外ジヨイント
部Aに形成し、他端部を内ジヨイント部Bに形成
して実施する場合のほか、1本のシート定着用溝
形材1の両端部を共に外ジヨイント部A,Aに形
成し、他のシート定着用溝形材の両端部は共に内
ジヨイント部B,Bに形成し、両材を組合せて使
用するやり方で実施することもできる。
第2の実施例
第4図と第5図は、一方のシート定着用溝形材
1の内ジヨイント部Bにおける溝底のほぼ中央位
置に角孔4を設け、他方のシート定着用溝形材1
にはその溝底のほぼ中央であつて前記角孔4と対
応する位置に前記角孔4が入り込み係止される大
きさの掛止め片5を打ち起し加工で設けた実施例
を示している。掛止め片5は、3辺を切断して内
ジヨイント部Bの差し込み方向と同方向に適度な
高さに打ち起されている。
1の内ジヨイント部Bにおける溝底のほぼ中央位
置に角孔4を設け、他方のシート定着用溝形材1
にはその溝底のほぼ中央であつて前記角孔4と対
応する位置に前記角孔4が入り込み係止される大
きさの掛止め片5を打ち起し加工で設けた実施例
を示している。掛止め片5は、3辺を切断して内
ジヨイント部Bの差し込み方向と同方向に適度な
高さに打ち起されている。
したがつて、本実施例の場合、接続すべき一方
のシート定着用溝形材1の外ジヨイント部Aへ他
方のシート定着用溝形材1の内ジヨイント部Bを
差し込んでゆくと、まず内ジヨイント部Bは掛止
め片5を押し下げて進み、その掛止め片5の位置
へ角孔4が到達すると同角孔4へ掛止め片5が入
り込み係止される。よつて、引抜きに対して掛止
め片5が強く抵抗する接続ができ、引張力で抜け
外れる不具合は生じない。
のシート定着用溝形材1の外ジヨイント部Aへ他
方のシート定着用溝形材1の内ジヨイント部Bを
差し込んでゆくと、まず内ジヨイント部Bは掛止
め片5を押し下げて進み、その掛止め片5の位置
へ角孔4が到達すると同角孔4へ掛止め片5が入
り込み係止される。よつて、引抜きに対して掛止
め片5が強く抵抗する接続ができ、引張力で抜け
外れる不具合は生じない。
なお、角孔4と掛止め片5の関係は、凹凸構造
などに代替して実施することもできる。
などに代替して実施することもできる。
その他の実施例
上記の各実施例は、横断面形状があり溝形状を
なし、カール部1bが外向きに湾曲されたシート
定着用溝形材1について示しているが、この限り
ではない。カール部1bが内向きに湾曲されてい
るシート定着用溝形材、又は横断面形状がリツプ
付溝形鋼状をなすもの、又は溝側壁の中央部がタ
イコ状に膨らんだ形状のシート定着用溝形材等々
についても全く同様に実施できる。
なし、カール部1bが外向きに湾曲されたシート
定着用溝形材1について示しているが、この限り
ではない。カール部1bが内向きに湾曲されてい
るシート定着用溝形材、又は横断面形状がリツプ
付溝形鋼状をなすもの、又は溝側壁の中央部がタ
イコ状に膨らんだ形状のシート定着用溝形材等々
についても全く同様に実施できる。
本考案が奏する効果
この考案に係るシート定着用溝形材は、外ジヨ
イント部Aと内ジヨイント部Bによる差し込み接
続部の横断面外形がシート定着用溝形材本来の外
形と同形、同大であるから、パイプジヨイント1
3その他の既往部品類はそのまま使用出来る便利
さがあり、ビニールハウス等の経済的な構築と構
築作業の能率化に寄与する。
イント部Aと内ジヨイント部Bによる差し込み接
続部の横断面外形がシート定着用溝形材本来の外
形と同形、同大であるから、パイプジヨイント1
3その他の既往部品類はそのまま使用出来る便利
さがあり、ビニールハウス等の経済的な構築と構
築作業の能率化に寄与する。
また、外ジヨイント部A及び内ジヨイント部B
はシート定着用溝形材1,1の断面形状そのまま
で加工されているので、接続部の特に曲げに対す
る強度が従来の外ジヨイント12を使用した接続
部に比しておよそ2倍近くも大きく、強度、剛性
に優れたビニールハウス等の構築に寄与する。
はシート定着用溝形材1,1の断面形状そのまま
で加工されているので、接続部の特に曲げに対す
る強度が従来の外ジヨイント12を使用した接続
部に比しておよそ2倍近くも大きく、強度、剛性
に優れたビニールハウス等の構築に寄与する。
第1図はこの考案に係るシート定着用溝形材の
第1実施例を接続前の状態で示した斜視図、第2
図は同前の接続状態を示した斜視図、第3図は第
2図の−線矢視の断面図、第4図は本考案の
第2実施例を接続前の状態で示した斜視図、第5
図は同前の接続状態を示した斜視図、第6図は従
来のシート定着用溝形材を外ジヨイントで接続す
る状態を示した斜視図、第7図はパイプとシート
定着用溝形材とをパイプジヨイントで結合した状
態の斜視図、第8図は従来のシート定着用溝形材
の異なる接続構造を示した斜視図である。 1……シート定着用溝形材、1a……シート定
着溝、1b……カール部、A……外ジヨイント
部、B……内ジヨイント部、2……外摺動面、3
……内摺動面。
第1実施例を接続前の状態で示した斜視図、第2
図は同前の接続状態を示した斜視図、第3図は第
2図の−線矢視の断面図、第4図は本考案の
第2実施例を接続前の状態で示した斜視図、第5
図は同前の接続状態を示した斜視図、第6図は従
来のシート定着用溝形材を外ジヨイントで接続す
る状態を示した斜視図、第7図はパイプとシート
定着用溝形材とをパイプジヨイントで結合した状
態の斜視図、第8図は従来のシート定着用溝形材
の異なる接続構造を示した斜視図である。 1……シート定着用溝形材、1a……シート定
着溝、1b……カール部、A……外ジヨイント
部、B……内ジヨイント部、2……外摺動面、3
……内摺動面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【1】 開口部が幅狭のシート定着溝を有し、シ
ート定着溝の口縁部に閉鎖形状のカール部を有
するシート定着用溝形材において、 シート定着用溝形材の端部はカール部の内側
部分を長手方向に平行な直平面状のはめ合せ用
外摺動面に形成した外ジヨイント部とされ、こ
れと接続される他のシート定着用溝形材の端部
はその横断面形状を相似形のまま板厚程度縮小
化すると共にそのカール部の外側部分を前記外
ジヨイント部のはめ合せ用外摺動面の間隔より
少し小さい間隔で長手方向に平行な直平面状の
はめ合せ用内摺動面に形成した内ジヨイント部
とされており、二つのシート定着用溝形材は外
ジヨイント部の内側に内ジヨイント部を差し込
み前記はめ合せ用外摺動面にはめ合せ用内摺動
面が平行に密着した状態で一連に突合せ接続さ
れることを特徴とするシート定着用溝形材。 【2】 開口部が幅狭のシート定着溝を有し、シ
ート定着溝の口縁部に閉鎖形状のカール部を有
するシート定着用溝形材において、 シート定着用溝形材の一端部はそのカール部
の内側部分を長手方向に平行な直平面状のはめ
合せ用外摺動面に形成した外ジヨイント部とさ
れ、他端部はその横断面形状を相似形のまま板
厚程度縮小化すると共に、そのカール部の外側
部分を前記外ジヨイント部のはめ合せ用外摺動
面の間隔より少し小さい間隔で長手方向に平行
な直平面状のはめ合せ用内摺動面に形成した内
ジヨイント部とされており、接続すべき二つの
シート定着用溝形材は外ジヨイント部の内側に
内ジヨイント部を差し込み前記のはめ合せ用外
摺動面にはめ合せ用内摺動面が平行に密着した
状態で一連に突合せ接続されることを特徴とす
るシート定着用溝形材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988100570U JPH0518933Y2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988100570U JPH0518933Y2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0220447U JPH0220447U (ja) | 1990-02-09 |
JPH0518933Y2 true JPH0518933Y2 (ja) | 1993-05-19 |
Family
ID=31328765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988100570U Expired - Lifetime JPH0518933Y2 (ja) | 1988-07-28 | 1988-07-28 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518933Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274909A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Sato Sangyo Kk | フィルム止め部材 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0745171Y2 (ja) * | 1991-07-30 | 1995-10-18 | 東都興業株式会社 | シート止め材のジョイント部材 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6246811B2 (ja) * | 1982-11-19 | 1987-10-05 | Fanuc Ltd |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0523843Y2 (ja) * | 1985-09-12 | 1993-06-17 |
-
1988
- 1988-07-28 JP JP1988100570U patent/JPH0518933Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6246811B2 (ja) * | 1982-11-19 | 1987-10-05 | Fanuc Ltd |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007274909A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Sato Sangyo Kk | フィルム止め部材 |
JP4555247B2 (ja) * | 2006-04-03 | 2010-09-29 | 佐藤産業株式会社 | フィルム止め部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0220447U (ja) | 1990-02-09 |
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