JPH05188801A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

Info

Publication number
JPH05188801A
JPH05188801A JP175692A JP175692A JPH05188801A JP H05188801 A JPH05188801 A JP H05188801A JP 175692 A JP175692 A JP 175692A JP 175692 A JP175692 A JP 175692A JP H05188801 A JPH05188801 A JP H05188801A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
roller
fixing film
heating device
fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP175692A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Hosoi
細井  敦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP175692A priority Critical patent/JPH05188801A/ja
Publication of JPH05188801A publication Critical patent/JPH05188801A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着フィルムのスリップ等を防止することが
でき、また該フィルムの表面の劣化を防止することがで
きる加熱装置を提供することにある。 【構成】 耐熱性の定着フィルム24を介して記録材P
に熱エネルギーを付与する加熱装置において、定着フィ
ルム24がエンドレス形状になっていて、内周面側の駆
動ローラ25によって駆動搬送されるものからなり、か
つ、少なくとも画像形成領域にわたって該定着フィルム
24を駆動ローラ25への押圧と定着フィルム上のクリ
ーニングを同時に行なう手段を有している。 【効果】 定着フィルムのスリップが防止され、長期に
わたって安定した加熱動作を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加熱装置に関するもの
で、詳しくは、記録材にトナー画像を形成し、加熱定着
して記録画像を形成する画像形成装置に用いられる加熱
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置等の画像形成装置に
用いられている定着装置は、所定の温度に維持された加
熱ローラと弾性層を有して、該加熱ローラとによって、
未定着トナー画像が形成された転写材を挾持搬送しつつ
加熱する熱ローラ定着方式が多用されている。
【0003】しかしながら、熱ローラ定着では、熱容量
が大きいため、熱ローラを所定の温度にするためには、
大きな電力が必要で、かつ、時間がかかり、いわゆるウ
オームアップタイムが必要である。
【0004】このウオームアップタイムの短縮を狙っ
て、低熱容量ヒータ及び薄層フィルムを用いたフィルム
定着装置が提案(特開昭63−313182号公報)さ
れ、実用化されている。
【0005】このようなフィルム定着装置の例を、図5
を参照しつつ説明する。24はエンドレスベルト状の定
着フィルムであり、左側の駆動ローラ25と、右側の従
動ローラ26と、駆動ローラ25と従動ローラ26間の
下方に配置した加熱体としての低熱容量線状加熱体20
の互いに平行な該3部材25,26,20間に懸回張設
してある。
【0006】従動ローラ26はエンドレスベルト状の定
着フィルム24のテンションローラを兼ねさせており、
該定着フィルム24は駆動ローラ25の時計方向回転駆
動に伴ない時計方向に所定の周速度、即ち画像形成部側
から搬送されてくる未定着トナー画像Taを上面に担持
した転写材シートPの搬送速度と同じ周速度をもって皺
や蛇行、速度遅れなく回動駆動される。
【0007】28は加圧部材としての、シリコンゴム等
の離型性の良いゴム弾性層を有する加圧ローラであり、
前記のエンドレスベルト状定着フィルム24の下行側フ
ィルム部分を挟ませて前記加熱体20の下面に対して不
図示の付勢手段により例えば総圧4〜7kgの当圧接を
もって対向圧接させてあり、転写材シートPの搬送方向
に順方向の反時計方向に回転する。
【0008】加熱体としての低熱容量線状加熱体20は
本例のものは、定着フィルム横断方向(定着フィルム2
4の走行方向に直角な方向)を長手とする横長の剛性,
高耐熱性,断熱性を有するヒータ支持体27と、この支
持体の下面側に下面長手に沿って一体に取付け保持させ
た発熱体22、検温素子23等を具備させたヒータ基板
21を有してなる。
【0009】ヒータ支持体27は加熱体20を定着装置
および被写装置全体に対し断熱支持するもので、例えば
PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PAI(ポリ
アミドイミド)、PI(ポリイミド)、PEEK(ポリ
エーテルエーテルケトン)、液晶ポリマー等の高耐熱性
樹脂や、これらの樹脂とセラミックス,金属,ガラス等
との複合材料などで構成できる。
【0010】ヒータ基板21は一例として厚み1.0m
m,幅10mm,長さ240mmのアルミナ基板であ
る。発熱体22は、例えば、ヒータ基板21の下面の略
中央部に長手に沿って、例えば、Ag/Pd(銀パラジ
ウム)等の電気抵抗材料を厚み約10μm,幅1〜3m
mにスクリーン印刷等により塗工し、その上に表面保護
層として耐熱ガラスを約10μmコートする。検温素子
23は、一例として、ヒータ基板21の上面(発熱体2
2を設けた面とは反対側の面)の略中央部に、スクリー
ン印刷等により塗工して具備させたPt膜等低熱容量の
測温抵抗体である。検温素子としては、他に低熱容量の
サーミスタ等ヒータ基板21に当接配置する構成にして
もよい。
【0011】線状または帯状をなす発熱体22に対し、
その長手方向両端部より通電し、発熱体22を略全長に
わたって発熱させる。通電はAC100Vであり、検温
素子23の検知温度に応じてトライアックを含む不図示
の通電制御回路により通電する位相角を制御することに
より、通電電力を制御している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、加熱定着動作を続けていくと、定着フィルム2
4とヒータ基板21表面、定着フィルム24とヒータ支
持体27表面との摺擦により、定着フィルム24,ヒー
タ基板21表面,ヒータ支持体27等が摩耗し、摩耗粉
が発生するため次のような問題点があった。
【0013】第1に、摩耗粉が駆動ローラ25表面,定
着フィルム24内面に付着し、摩擦係数μが低下する。
従って駆動ローラ25の駆動力が定着フィルム24に伝
達されず(スリップという)、定着フィルム24が記録
体の搬送速度に対して遅くなり、記録体がループを形成
し、何かとこすれて記録体P上の未定着画像が乱れる。
さらにひどい場合には、定着フィルム24が停止し、紙
搬送ができなくなる。
【0014】第2に定着動作に伴なって生じる定着フィ
ルムへの若干のオフセットトナーや紙粉の付着が定着フ
ィルムの表層の離型性を劣化させ、定着フィルムの寿命
を縮める恐れがあった。
【0015】本発明は、上記のような問題点を解決しよ
うとするものである。すなわち、本発明は、定着フィル
ムのスリップ等を防止することができ、また該フィルム
の表面の劣化を防止することができる加熱装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、耐熱性フィルムの一面側に加熱体を、他
面側に記録材を密着させ、フィルムを介して該記録材に
熱エネルギーを付与する加熱装置において、該耐熱性フ
ィルムがエンドレスベルト形状になっていて、内周面側
の駆動ローラによって駆動搬送されるものからなり、か
つ、少なくとも画像形成領域にわたって該耐熱性フィル
ムを駆動ローラへの押圧と定着フィルム上のクリーニン
グを同時に行なう手段を有するものとした。
【0017】
【作用】本発明によれば、定着フィルムを内周から駆動
する駆動ローラを有し、フィルム外周面から、少なくと
も画像形成幅もしくはそれ以上の領域にわたって、定着
フィルムを駆動ローラに押圧し、かつ、定着フィルム上
のクリーニングを行なう手段を有するので、定着フィル
ムのスリップ等が防止され、該フィルムの劣化も防止さ
れる。
【0018】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示した断面図で
ある。ここで、従来例の図5と同等なものは、同一の符
号をつけて表わし、詳しい説明は省略する。
【0019】11は定着フィルム24を駆動ローラ25
に押し当て、かつ、定着フィルム24上の異物を取り除
くために、回転自在に支持されたローラーである。12
は該ローラ11上の異物を掻き取る掻き取り部材であ
る。
【0020】ローラー11は不図示の手段により駆動ロ
ーラ25に定着フィルム24を介して所定の圧力(例え
ば総圧2.0〜7.0kg)をもって加圧されており、
定着フィルム24の移動に伴って従動回転される。定着
フィルム24が駆動ローラ25に所定の圧力で接触して
いるので、駆動ローラ25の摩擦係数μが低下しても、
定着フィルム24に充分な駆動力が伝達され、長期の画
像形成動作に供用しても安定した定着フィルム24の搬
送が実現される。
【0021】ローラー11としては、本実施例では、例
えば、金属、耐熱性樹脂等の剛性ローラが用いられ、定
着動作の際に生じる定着フィルム24に付着したトナー
や紙粉等の異物は定着フィルム面と剛性ローラ表面の離
型性の違い等により定着フィルム24面からローラ11
表面に移動し、定着フィルム24面上のクリーニングが
なされる。ローラ11表面に移った異物は掻き取り部材
によってローラ11表面より掻き取られ、不図示の異物
貯蔵庫に貯蔵される。定着フィルム24の劣化が防止さ
れる。
【0022】ローラ11は剛体ローラに限らず、ゴム
層、発泡材、植毛層等を備えた弾性体ローラを利用して
も良い。
【0023】図2は本実施例の加熱装置の平面図であ
り、駆動ローラ25、従動ローラ26、定着フィルム2
4,ローラ11の長手関係を表わしたものである。最大
記録体幅L1 よりもローラ11の幅L2 は等しいかそれ
以上に設定されているので、画像形成動作に伴なって発
生する異物はすべてローラ11によってクリーニングさ
れうる。
【0024】さらに好ましくは、定着フィルム幅L3
りも前記L2 を大きくすると、定着フィルム24のロー
ラ11端面による折れ等が防止されるとともに定着フィ
ルム24の駆動ローラ25への密着性が端部まで保障さ
れるので、より安定した定着フィルム24の搬送がおこ
なうことが可能であり、好ましい。
【0025】図3は本発明の第2実施例を示している。
本実施例は、ローラ11による定着フィルムに付着した
トナー等を、より効率的に除去するためにローラ11を
導電性とし、ローラ11に電源31から電圧を印加して
ローラ11にトナー等を静電吸着させるものである。
【0026】このように、ローラ11にバイアスを印加
することによって、オフセットトナー等がより効率的に
除去されるために、定着フィルム24の離型層のより長
寿命化が可能になり、好ましい。
【0027】本発明の第3実施例として、次のものが挙
げられる。定着フィルム24の離型性を向上、維持する
ために、ローラ11を多孔質部材、又は繊維部材で形成
し、シリコンオイル等の離型剤を含浸させておき、徐々
に定着フィルム24に塗布するようにしておく。
【0028】シリコンオイル等の離型剤が定着フィルム
に塗布されることにより、フィルムの離型性が向上し、
オフセットトナーや紙粉の定着フィルムへの付着が防止
されるので、ローラ11の汚れが防止されるため、掻き
落とし部材がなくとも、長期に渡って良好な離型性が保
障され、好ましい。
【0029】図4はこのような実施例を表わす図であ
り、ローラ11は芯全41のまわりに耐熱性の多孔質部
材層42を形成し、50000CSのシリコンオイルを
10cc含浸させたものであり、10万枚以上にわたっ
て良好な離型性が維持され、ローラ11の汚れは微少で
あった。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
定着フィルムを駆動ローラに押圧クリーニングする手段
を有するので、これにより、摩耗粉等の発生による定着
フィルムのスリップが防止されると共に、定着フィルム
表面の離型性が維持されるので、長期にわたって安定し
た加熱動作をおこなうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示した断面図である。
【図2】図1の一部を示した平面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示した断面図である。
【図4】本発明の第3実施例を示した断面図である。
【図5】従来の技術の一例を示した断面図である。
【符号の説明】
11…ローラ 12…掻き取り部材 20…低熱容量線状加熱体 22…発熱体 24…定着フィルム 25…駆動ローラ 26…従動ローラ 41…芯金 42…多孔質部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性フィルムの一面側に加熱体を、他
    面側に記録材を密着させ、フィルムを介して該記録材に
    熱エネルギーを付与する加熱装置において、該耐熱性フ
    ィルムがエンドレスベルト形状になっていて、内周面側
    の駆動ローラによって駆動搬送されるものからなり、か
    つ、少なくとも画像形成領域にわたって該耐熱フィルム
    を駆動ローラへの押圧と定着フィルム上のクリーニング
    を同時に行なう手段を有することを特徴とする加熱装
    置。
  2. 【請求項2】 押圧クリーニング手段が導電性部材で形
    成され、それにバイアスが印加されるようになっている
    請求項1記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 押圧クリーニング手段の表面が多孔質部
    材で形成されていて、それに離型剤が含浸している請求
    項1記載の加熱装置。
  4. 【請求項4】 押圧クリーニング手段の表面が繊維部材
    で形成されていて、それに離型剤が含浸している請求項
    1記載の加熱装置。
JP175692A 1992-01-08 1992-01-08 加熱装置 Pending JPH05188801A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP175692A JPH05188801A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 加熱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP175692A JPH05188801A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 加熱装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05188801A true JPH05188801A (ja) 1993-07-30

Family

ID=11510428

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP175692A Pending JPH05188801A (ja) 1992-01-08 1992-01-08 加熱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05188801A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0668549A2 (en) * 1994-02-21 1995-08-23 OLIVETTI-CANON INDUSTRIALE S.p.A. Cleaning device for a fixing unit

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0668549A2 (en) * 1994-02-21 1995-08-23 OLIVETTI-CANON INDUSTRIALE S.p.A. Cleaning device for a fixing unit
EP0668549A3 (en) * 1994-02-21 1996-03-06 Olivetti Canon Ind Spa Cleaning device for a fuser.

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5968766A (ja) 熱定着装置
JP2001324892A (ja) 像加熱装置及びそれを有する画像形成装置
JP4068770B2 (ja) 高温加圧定着装置
JP2004013045A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JP2000206809A (ja) 加熱定着装置および画像形成装置
JP2016218376A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2002246150A (ja) 加熱体、加熱装置、及び画像形成装置
JPH05188801A (ja) 加熱装置
JP2002040860A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2000122463A (ja) 定着装置
JPH11316507A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP3164695B2 (ja) 定着装置
JP2789768B2 (ja) 加熱装置
JP2003263044A (ja) 画像形成装置
JP2917389B2 (ja) 定着装置
JP2001034096A (ja) 像加熱装置及び画像形成装置
JPH10340017A (ja) 画像記録装置
JP3437375B2 (ja) 加熱定着装置
JP2008139665A (ja) 加熱用ローラ及び該加熱用ローラを具備する加熱定着装置
JPH09204111A (ja) 加熱定着装置及び画像形成装置
JPH10333459A (ja) 定着装置、及び画像形成装置
JP3363700B2 (ja) 定着装置
JP2000131982A (ja) ヒータ、加熱ユニット、像加熱装置及び画像形成装置
JPH03282577A (ja) 定着装置
JP2001005334A (ja) 定着装置