JPH05187643A - 電子レンジ - Google Patents

電子レンジ

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JPH05187643A
JPH05187643A JP258192A JP258192A JPH05187643A JP H05187643 A JPH05187643 A JP H05187643A JP 258192 A JP258192 A JP 258192A JP 258192 A JP258192 A JP 258192A JP H05187643 A JPH05187643 A JP H05187643A
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JP
Japan
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heating
weight
time
food
weight detection
Prior art date
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JP258192A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kinoshita
博司 木下
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加熱開始から重量検知完了までの時間が幅を
持ち、食品16の最小単位に対する設定加熱時間t1
が、加熱がスタートしてから重量検知が完了するまでの
最大時間TMAX よりも短くなる食品16に対しては、加
熱スタート時、食品16の最小単位に相当する加熱時間
でもって加熱を進行させ、該加熱時間経過時に重量検知
が完了していれば、その重量に応じて予め設定された加
熱時間だけ加熱するようにし、重量検知が完了していな
ければするまでの間、加熱を休止し、重量検知が完了し
た後、その検知された重量が食品16の最小重量単位に
相当する場合は加熱を終了し、異なる場合は加熱を再開
し、食品重量に応じた加熱時間に到達するまで加熱を継
続する様にプログラムされた制御手段を備えている電子
レンジ。 【効果】 少量食品でも適正加熱時間でもって自動加熱
を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子レンジ、より詳細に
は食品の重量を検知する重量検知手段を備え、前記重量
検知手段によって検知された食品の重量に応じて予め設
定された加熱時間で自動的に加熱が行なわれる電子レン
ジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種電子レンジの概略を図5及
び図6に示しており、図5は概略的に示した平断面図で
あり、図6は概略的に示した正面断面図である。図中1
4はカップリングを示しており、カップリング14には
3方に延びたローラステイ13が嵌合している。ローラ
ステイ13の先端にはローラ11が回動自在に枢支され
ており、これらローラ11に支持されてターンテーブル
15が加熱室19の下部に配設されており、ターンテー
ブル15上には食品16が載置されている。ターンテー
ブル15の下方にはカップリング14が配設されてお
り、さらにカップリング14の下方にはカップリング1
4を回転させるモータ17が配設されている。ローラ1
1が通過する底板18の円周上には重量センサ12が配
設されている。
【0003】図7及び図8はローラ11が重量センサ1
2を通過したときの重量センサ12の出力を示してお
り、食品16がターンテーブル15上に偏っておかれた
場合、このように3個のローラ11による重量センサ1
2の出力に差が生じる。正確な食品16の重量を検知す
るためには、これら3個のローラ11によるデータを平
均する必要がある。図7に示したように3個のローラ1
1が重量センサ12上を通過する時間はローラ11が重
量センサ12に対してどの位置からスタートするかによ
って異なり、2.5回転/1分のモータ17の場合、最
小(TMIN )16秒、最大(TMAX )24秒かかる。
【0004】このように構成された電子レンジにおい
て、スタートボタンが操作されるとターンテーブル15
上に載置された食品16がローラ11の回転に伴って加
熱室19内を回転し、加熱される。このとき、ローラ1
1が重量センサ12を通過することによって重量が検知
され、適正加熱時間が自動的に設定されて調理される
(特開昭61ー208440号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】食品16はターンテー
ブル15上の必ずしも中央に置かれるとは限らず、ター
ンテーブル15の端部に置かれた際、食品16とそれぞ
れのローラ11との位置関係により3個のローラ11に
は均等に荷重が掛からないことになる。よって正確な食
品重量を検知するためには、3個の各ローラ11が少な
くとも一回は重量センサ12を通過する必要がある。
【0006】また最近のターンテーブル15を回転させ
るモータ17には安価でしかもトルクの大きいシンクロ
ナスモータが使用されている。モータ17の出力トルク
は入力電力が一定であれば、回転数に逆比例する。つま
り回転数を減らし同一出力トルクにすれば、入力電力を
減らすことが可能であり、モータ17のコイルのコスト
ダウンが可能になる。従ってモータ17の回転数は年々
小さくなる傾向にある。例えば、2.5回転/1分のモ
ータ17を使用した場合、ローラステイ13が一回転す
るのに必要な時間(T)は24秒となる。回転数が減少
すればこの時間(T)はさらに大きくなる。食品16の
重量を検知し、自動加熱を行なう場合、時間(T)以下
すなわち一回転以下で終了してしまう食品16は自動加
熱できない可能性があるという課題があった。
【0007】特に近年においては省時間及び効率向上の
ため電子レンジの出力は増大する傾向にあり、少量の食
品の場合、このターンテーブル15が一回転するのに要
する時間(T)以下で加熱が完了してしまうことが生じ
易くなっている。例えば酒の澗を一本暖める場合、電子
レンジの出力が800W以上になると20秒程度にな
る。業務用電子レンジ等で1KWを越えるものではさら
に短時間で仕上がってしまい、上記重量検知方式での自
動加熱ができない場合が生じるという課題があった。
【0008】本発明はこのような課題に鑑み発明された
ものであって、少量の食品であっても、重量検知方式に
よる自動加熱を問題なく行なうことのできる電子レンジ
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る電子レンジは、食品の重量を検知する重
量検知手段を備え、加熱開始から重量検知完了までの時
間が幅を持ち、前記重量検知手段によって検知された食
品の重量に応じて予め設定された加熱時間で自動的に加
熱が行なわれる電子レンジであって、食品の最小単位に
対する設定加熱時間が、加熱がスタートしてから重量検
知が完了するまでの最大時間よりも短くなる食品に対し
ては、加熱スタート時、前記食品の最小単位に相当する
加熱時間でもって加熱を進行させ、該加熱時間経過時に
重量検知が完了していれば、その重量に応じて予め設定
された加熱時間だけ加熱するようにし、重量検知が完了
していなければするまでの間、加熱を休止し、重量検知
が完了した後、その検知された重量が前記食品の最小重
量単位に相当する場合は加熱を終了し、異なる場合は加
熱を再開し、加熱スタートからの累計加熱時間が検知さ
れた食品重量に応じた加熱時間に到達するまで加熱を継
続する様にプログラムされた制御手段を備えていること
を特徴とし、また食品の重量を検知する重量検知手段を
備え、加熱開始から重量検知完了までの時間が幅を持
ち、前記重量検知手段によって検知された食品の重量に
応じて予め設定された加熱時間で自動的に加熱が行なわ
れる電子レンジであって、食品の最小単位に対する設定
加熱時間が、加熱がスタートしてから重量検知が完了す
るまでの最大時間よりも短くなる食品に対しては、加熱
スタート時、少なくとも適正加熱時間が、重量検知完了
最大時間よりも短くならないように通常のパワーレベル
よりも小さなレベルでもって加熱を進行させ、重量検知
が完了した後通常パワーレベルに変更するとともに、予
め設定された前記食品の検知重量に応じた、加熱スター
トから累計した適切加熱熱量に到達するまでの加熱を継
続するようにプログラムされた制御手段を備えているこ
とを特徴とし、さらに重量検知手段を備え、該重量検知
手段によって検知された食品の重量に応じて予め設定さ
れた加熱時間で自動的に加熱が行なわれる電子レンジで
あって、食品の最小単位に対する設定加熱時間が、加熱
がスタートしてから重量検知が完了するまでの時間より
も短くなる食品に対しては、加熱スタート時、前記食品
の最小単位に相当する加熱時間でもって加熱を進行さ
せ、その加熱時間経過時に加熱を休止させ、重量検知が
完了した後、加熱スタートからその時点までの加熱がそ
の検知重量に応じた適正加熱時間よりも短い場合は加熱
を再開し、加熱スタートからの累計加熱時間が前記食品
重量に応じた加熱時間に到達するまで加熱を継続し、そ
うでない場合は加熱を終了するようにプログラムされた
制御手段を備えていることを特徴とし、また重量検知手
段を備え、該重量検知手段によって検知された食品の重
量に応じて予め設定された加熱時間で自動的に加熱が行
なわれる電子レンジであって、食品の最小単位に対する
設定加熱時間が、加熱がスタートしてから重量検知が完
了するまでの時間よりも短くなる食品に対しては、加熱
スタート時、少なくとも適正加熱時間が重量検知完了時
間よりも短くならないように、通常のパワーレベルより
も小さなレベルでもって加熱を進行させ、重量検知が完
了した後、通常のパワーレベルに変更するとともに、予
め設定された前記食品の検知重量に応じた、加熱スター
トから累計した適切加熱熱量に到達するまでの加熱を継
続するようにプログラムされた制御手段を備えているこ
とを特徴としている。
【0010】
【作用】上記した構成によれば、食品の重量を検知する
重量検知手段を備え、加熱開始から重量検知完了までの
時間が幅を持ち、前記重量検知手段によって検知された
食品の重量に応じて予め設定された加熱時間で自動的に
加熱が行なわれる電子レンジであって、食品の最小単位
に対する設定加熱時間が、加熱がスタートしてから重量
検知が完了するまでの最大時間よりも短くなる食品に対
しては、加熱スタート時、前記食品の最小単位に相当す
る加熱時間でもって加熱を進行させ、該加熱時間経過時
に重量検知が完了していれば、その重量に応じて予め設
定された加熱時間だけ加熱するようにし、重量検知が完
了していなければするまでの間、加熱を休止し、重量検
知が完了した後、その検知された重量が前記食品の最小
重量単位に相当する場合は加熱を終了し、異なる場合は
加熱を再開し、加熱スタートからの累計加熱時間が検知
された食品重量に応じた加熱時間に到達するまで加熱を
継続する様にプログラムされた制御手段を備えているの
で、食品の最小単位に対する適正加熱時間が重量検知時
間よりも短い場合についても、適正加熱時間でもって加
熱が行なえ、また食品重量が最小単位でない場合につい
ても重量検知結果をもとに適正時間でもって自動加熱を
行なうことが可能となる。
【0011】また食品の重量を検知する重量検知手段を
備え、加熱開始から重量検知完了までの時間が幅を持
ち、前記重量検知手段によって検知された食品の重量に
応じて予め設定された加熱時間で自動的に加熱が行なわ
れる電子レンジであって、食品の最小単位に対する設定
加熱時間が、加熱がスタートしてから重量検知が完了す
るまでの最大時間よりも短くなる食品に対しては、加熱
スタート時、少なくとも適正加熱時間が、重量検知完了
最大時間よりも短くならないように通常のパワーレベル
よりも小さなレベルでもって加熱を進行させ、重量検知
が完了した後通常パワーレベルに変更するとともに、予
め設定された前記食品の検知重量に応じた、加熱スター
トから累計した適切加熱熱量に到達するまでの加熱を継
続するようにプログラムされた制御手段を備えている場
合には、食品の最小単位の適正加熱時間を重量検知完了
最大時間よりも長くすることができ、また重量検知完了
後においては通常のパワーレベルでもって加熱すること
ができ、少量食品でも自動加熱を行なうことが可能とな
る。
【0012】さらに重量検知手段を備え、該重量検知手
段によって検知された食品の重量に応じて予め設定され
た加熱時間で自動的に加熱が行なわれる電子レンジであ
って、食品の最小単位に対する設定加熱時間が、加熱が
スタートしてから重量検知が完了するまでの時間よりも
短くなる食品に対しては、加熱スタート時、前記食品の
最小単位に相当する加熱時間でもって加熱を進行させ、
その加熱時間経過時に加熱を休止させ、重量検知が完了
した後、加熱スタートからその時点までの加熱がその検
知重量に応じた適正加熱時間よりも短い場合は加熱を再
開し、加熱スタートからの累計加熱時間が前記食品重量
に応じた加熱時間に到達するまで加熱を継続し、そうで
ない場合は加熱を終了するようにプログラムされた制御
手段を備えている場合には、食品の最小単位の適正加熱
時間が重量検知時間より短い食品についても、適正加熱
時間までは加熱が続けられ、その後重量検知が完了する
まで加熱が休止されるので、少量食品でも自動加熱を行
なうことが可能となる。
【0013】また重量検知手段を備え、該重量検知手段
によって検知された食品の重量に応じて予め設定された
加熱時間で自動的に加熱が行なわれる電子レンジであっ
て、食品の最小単位に対する設定加熱時間が、加熱がス
タートしてから重量検知が完了するまでの時間よりも短
くなる食品に対しては、加熱スタート時、少なくとも適
正加熱時間が重量検知完了時間よりも短くならないよう
に、通常のパワーレベルよりも小さなレベルでもって加
熱を進行させ、重量検知が完了した後、通常のパワーレ
ベルに変更するとともに、予め設定された前記食品の検
知重量に応じた、加熱スタートから累計した適切加熱熱
量に到達するまでの加熱を継続するようにプログラムさ
れた制御手段を備えている場合には、通常のパワーレベ
ルでは食品の最小単位の適正時間が重量検知時間よりも
短い場合であっても、その場合の適正加熱時間が重量検
知時間よりも大きくなるようにパワーレベルが設定され
るので、少量の食品でも自動加熱を行なうことが可能に
なる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る電子レンジの実施例を図
面に基づいて説明する。なお実施例のハード構成は従来
例と同様であり、ハード構成の説明をここでは省略する
こととする。
【0015】図1は実施例に係る電子レンジのマイクロ
波出力と加熱時間との関係を示した図であり、(a)は
その食品の最小単位重量に対する適正加熱時間t1 が重
量検知時間Tdより小さい場合を示しており、(b)は
その食品の最小単位重量に対する適正加熱時間t1 が重
量検知時間Tdより大きい場合を示している。従来技術
の項では説明したように重量の検知は3個のローラ11
が重量センサ12を通過することにより検知できるよう
になっている。電子レンジが作動し始める際のローラ1
1を重量センサ12との位置関係により、重量を検知す
るのに要する時間Tdが異なり、重量検知時間Tdは図
7で示したように最小時間TMIN から最大時間TMAX
範囲に入れる。まず適正加熱時間t1 が重量検知時間T
dよりも小さい場合、図1(a)に示したように加熱ス
タートから適正加熱時間t1 までマイクロ波加熱を行な
う。適正加熱時間t1 に達した時点ではまだ重量検知が
なされておらず、このまま加熱を続けると過加熱となる
ことがあるため、適正加熱時間t1 から重量検知時間T
dまでの間はマイクロ波出力をゼロにして加熱を休止す
る。そして重量検知時間Tdが経過するとその検知され
た重量に応じた適正加熱時間が算出され、この適正加熱
時間となるまで加熱が再開継続されるようになってい
る。
【0016】またその食品の最小単位重量に対する適正
加熱時間t1 が重量検知時間Tdよりも大きい場合、図
1(b)に示したように、加熱スタートから適正加熱時
間t1 までマイクロ波加熱を行なう。適正加熱時間t1
が経過した時点では重量検知時間Tdも経過し、すでに
重量が検知されているので、重量検知時間Tdが経過し
た時点では、その検知重量に応じた適正加熱時間で加熱
できるように変更されるようになっている。
【0017】本実施例によれば、重量検知最小時間T
MIN から重量検知最大時間TMAX の範囲内に適正加熱時
間t1 及び重量検知時間Tdが入る場合、加熱スタート
から適正加熱時間t1 までマイクロ波加熱を続け、適正
検知時間t1 から重量検知時間Tdまでの間マイクロ波
加熱を休止し、その後重量検知結果に基づいて操作する
ことができる。また適正加熱時間t1 が重量検知時間T
dよりも大きい場合は、適正加熱時間t1 が経過した時
点で重量が検知されているので、重量検知に応じた加熱
時間に基づいてを自動加熱を行なうことができる。
【0018】図2は本発明に係る電子レンジの別の実施
例に係るマイクロ波出力と加熱時間との関係を示した図
であり、その食品の最小単位重量に対する適正加熱時間
がt1 、適正加熱出力がP1 で、適正加熱時間t1 が重
量検知最大時間TMAX よりも短い場合を示している。こ
の場合、加熱スタートから重量検知時間Tdまでの間、
適正加熱時間t1 ’がt1 ’≧TMAX となるような適正
加熱出力P1 よりも小さいP1 ’で加熱を行なう。そう
すると重量検知最大時間TMAX よりも小さな重量検知時
間Tdで重量が検知されるので、次に重量検知時間Td
が経過した時点で出力を適正加熱出力P1 に戻し、検知
重量に対する加熱スタート時点からの適正積算加熱熱量
に到達するまで加熱を行なうようになっている。
【0019】本実施例によれば、適正加熱時間t1 が重
量検知最大時間TMIN より短い場合、重量検知時間Td
まで通常のマイクロ波出力P1 より小さい出力P1 ´で
マイクロ波加熱し、重量検知時間Tdが経過した時点で
マイクロ波出力を通常状態に戻し、重量検知に応じた時
間で自動加熱を行なうことができる。
【0020】図3は本発明に係る電子レンジのさらに別
の実施例に係るマイクロ波出力と加熱時間との関係を示
した図であり、その食品の最小単位重量に対する適正加
熱時間t1 が重量検知時間Tより小さい場合を示してい
る。この場合、まず食品の最小単位重量に対する適正加
熱時間t1 まで加熱出力P1 にてマイクロ波加熱をスタ
ートする。次に適正加熱時間t1 経過後一旦マイクロ波
加熱を休止し、重量検知時間Tが経過後、その検知され
た重量に応じた適正加熱時間となるまでマイクロ波加熱
を再開継続するようになっている。
【0021】本実施例によれば、加熱スタートから適正
加熱時間t1 までの間マイクロ波加熱を行ない、適正加
熱時間t1 から重量検知時間Tまでの間マイクロ波加熱
を休止し、重量検知時間Tが経過した後は重量検知に応
じた時間で自動加熱を行なうことができる。
【0022】図4は本発明に係る電子レンジのさらに別
の実施例に係るマイクロ波出力と加熱時間との関係を示
した図であり、その食品の最小単位重量に対する適正加
熱時間がt1 、適正加熱出力がP1 で、適正加熱時間が
1 が重量検知時間Tよりも短い場合を示している。こ
の場合、加熱スタートから重量検知時間Tまでの間、適
正加熱時間t1 ’がt1 ’≧Tとなるような適正加熱出
力P1 よりも小さいP1 ’で加熱を行なう。そうすると
適正加熱時間がt1 ’よりも小さな適正加熱時間Tで重
量が検知されるので、次に重量検知時間Tが経過した時
点で出力を適正加熱出力P1 に戻し、検知重量に対する
加熱スタート時点からの適正積算加熱熱量に到達するま
で加熱を行なうようになっている。
【0023】本実施例によれば、重量検知時間Tが経過
するまで通常のマイクロ波出力P1より小さい出力P
1 ’でマイクロ波加熱を行ない、重量検知時間Tが経過
した時点で通常状態のマイクロ波出力P1 に戻し、以後
は重量検知に応じた時間で自動加熱を行なうことができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る電子レ
ンジにあっては、食品の重量を検知する重量検知手段を
備え、加熱開始から重量検知完了までの時間が幅を持
ち、前記重量検知手段によって検知された食品の重量に
応じて予め設定された加熱時間で自動的に加熱が行なわ
れる電子レンジであって、食品の最小単位に対する設定
加熱時間が、加熱がスタートしてから重量検知が完了す
るまでの最大時間よりも短くなる食品に対しては、加熱
スタート時、前記食品の最小単位に相当する加熱時間で
もって加熱を進行させ、該加熱時間経過時に重量検知が
完了していれば、その重量に応じて予め設定された加熱
時間だけ加熱するようにし、重量検知が完了していなけ
ればするまでの間、加熱を休止し、重量検知が完了した
後、その検知された重量が前記食品の最小重量単位に相
当する場合は加熱を終了し、異なる場合は加熱を再開
し、加熱スタートからの累計加熱時間が検知された食品
重量に応じた加熱時間に到達するまで加熱を継続する様
にプログラムされた制御手段を備えているので、食品の
最小単位に対するの適正加熱時間が重量検知時間よりも
短い食品についても、適正加熱時間でもって加熱が行な
え、また食品重量が最小単位でない場合についても重量
検知結果をもとに適正時間でもって自動加熱を行なうこ
とができる。
【0025】また食品の重量を検知する重量検知手段を
備え、加熱開始から重量検知完了までの時間が幅を持
ち、前記重量検知手段によって検知された食品の重量に
応じて予め設定された加熱時間で自動的に加熱が行なわ
れる電子レンジであって、食品の最小単位に対する設定
加熱時間が、加熱がスタートしてから重量検知が完了す
るまでの最大時間よりも短くなる食品に対しては、加熱
スタート時、少なくとも適正加熱時間が、重量検知完了
最大時間よりも短くならないように通常のパワーレベル
よりも小さなレベルでもって加熱を進行させ、重量検知
が完了した後通常パワーレベルに変更するとともに、予
め設定された前記食品の検知重量に応じた、加熱スター
トから累計した適切加熱熱量に到達するまでの加熱を継
続するようにプログラムされた制御手段を備えている場
合には、食品の最小単位の適正加熱時間を重量検知完了
最大時間よりも長くすることができ、また重量検知完了
後においては通常のパワーレベルでもって加熱すること
ができ、少量食品でも自動加熱を行なうことができる。
【0026】さらに重量検知手段を備え、該重量検知手
段によって検知された食品の重量に応じて予め設定され
た加熱時間で自動的に加熱が行なわれる電子レンジであ
って、食品の最小単位に対する設定加熱時間が、加熱が
スタートしてから重量検知が完了するまでの時間よりも
短くなる食品に対しては、加熱スタート時、前記食品の
最小単位に相当する加熱時間でもって加熱を進行させ、
その加熱時間経過時に加熱を休止させ、重量検知が完了
した後、加熱スタートからその時点までの加熱がその検
知重量に応じた適正加熱時間よりも短い場合は加熱を再
開し、加熱スタートからの累計加熱時間が前記食品重量
に応じた加熱時間に到達するまで加熱を継続し、そうで
ない場合は加熱を終了するようにプログラムされた制御
手段を備えている場合には、食品の最小単位の適正加熱
時間が重量検知時間より短い食品についても、適正加熱
時間までは加熱を続けられ、その後重量検知時間が経過
するまで加熱を休止させることができ、少量食品でも自
動加熱を行なうことができる。
【0027】また重量検知手段を備え、該重量検知手段
によって検知された食品の重量に応じて予め設定された
加熱時間で自動的に加熱が行なわれる電子レンジであっ
て、食品の最小単位に対する設定加熱時間が、加熱がス
タートしてから重量検知が完了するまでの時間よりも短
くなる食品に対しては、加熱スタート時、少なくとも適
正加熱時間が重量検知完了時間よりも短くならないよう
に、通常のパワーレベルよりも小さなレベルでもって加
熱を進行させ、重量検知が完了した後、通常のパワーレ
ベルに変更するとともに、予め設定された前記食品の検
知重量に応じた、加熱スタートから累計した適切加熱熱
量に到達するまでの加熱を継続するようにプログラムさ
れた制御手段を備えている場合には、通常のパワーレベ
ルでは食品の最小単位の適正時間が重量検知時間よりも
短い場合であっても、その場合の適正加熱時間が重量検
知時間よりも大きくなるようにパワーレベルを設定する
ことができ、少量の食品でも自動加熱を行なうことでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は適正加熱時間t1 が重量検知時間Td
より小さい場合における本発明に係る電子レンジの実施
例に係るマイクロ波出力と加熱時間との関係を示した図
であり、(b)は適正加熱時間t1 が重量検知時間Td
より大きい場合における実施例に係るマイクロ波出力と
加熱時間との関係を示した図である。
【図2】本発明に係る電子レンジの別の実施例に係るマ
イクロ波出力と加熱時間との関係を示した図である。
【図3】本発明に係る電子レンジのさらに別の実施例に
係るマイクロ波出力と加熱時間との関係を示した図であ
る。
【図4】本発明に係る電子レンジのさらに別の実施例に
係るマイクロ波出力と加熱時間との関係を示した図であ
る。
【図5】電子レンジを示した概略平断面図である。
【図6】電子レンジを示した概略部分正面断面図であ
る。
【図7】従来の重量センサにおける出力図である。
【図8】従来の重量センサにおける出力図である。
【符号の説明】
12 重量センサ(重量検知手段) 16 食品

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品の重量を検知する重量検知手段を備
    え、加熱開始から重量検知完了までの時間が幅を持ち、
    前記重量検知手段によって検知された食品の重量に応じ
    て予め設定された加熱時間で自動的に加熱が行なわれる
    電子レンジであって、食品の最小単位に対する設定加熱
    時間が、加熱がスタートしてから重量検知が完了するま
    での最大時間よりも短くなる食品に対しては、加熱スタ
    ート時、前記食品の最小単位に相当する加熱時間でもっ
    て加熱を進行させ、該加熱時間経過時に重量検知が完了
    していれば、その重量に応じて予め設定された加熱時間
    だけ加熱するようにし、重量検知が完了していなければ
    するまでの間、加熱を休止し、重量検知が完了した後、
    その検知された重量が前記食品の最小重量単位に相当す
    る場合は加熱を終了し、異なる場合は加熱を再開し、加
    熱スタートからの累計加熱時間が検知された食品重量に
    応じた加熱時間に到達するまで加熱を継続する様にプロ
    グラムされた制御手段を備えていることを特徴とする電
    子レンジ。
  2. 【請求項2】 食品の重量を検知する重量検知手段を備
    え、加熱開始から重量検知完了までの時間が幅を持ち、
    前記重量検知手段によって検知された食品の重量に応じ
    て予め設定された加熱時間で自動的に加熱が行なわれる
    電子レンジであって、食品の最小単位に対する設定加熱
    時間が、加熱がスタートしてから重量検知が完了するま
    での最大時間よりも短くなる食品に対しては、加熱スタ
    ート時、少なくとも適正加熱時間が、重量検知完了最大
    時間よりも短くならないように通常のパワーレベルより
    も小さなレベルでもって加熱を進行させ、重量検知が完
    了した後通常パワーレベルに変更するとともに、予め設
    定された前記食品の検知重量に応じた、加熱スタートか
    ら累計した適切加熱熱量に到達するまでの加熱を継続す
    るようにプログラムされた制御手段を備えていることを
    特徴とする電子レンジ。
  3. 【請求項3】 重量検知手段を備え、該重量検知手段に
    よって検知された食品の重量に応じて予め設定された加
    熱時間で自動的に加熱が行なわれる電子レンジであっ
    て、食品の最小単位に対する設定加熱時間が、加熱がス
    タートしてから重量検知が完了するまでの時間よりも短
    くなる食品に対しては、加熱スタート時、前記食品の最
    小単位に相当する加熱時間でもって加熱を進行させ、そ
    の加熱時間経過時に加熱を休止させ、重量検知が完了し
    た後、加熱スタートからその時点までの加熱がその検知
    重量に応じた適正加熱時間よりも短い場合は加熱を再開
    し、加熱スタートからの累計加熱時間が前記食品重量に
    応じた加熱時間に到達するまで加熱を継続し、そうでな
    い場合は加熱を終了するようにプログラムされた制御手
    段を備えていることを特徴とする電子レンジ。
  4. 【請求項4】 重量検知手段を備え、該重量検知手段に
    よって検知された食品の重量に応じて予め設定された加
    熱時間で自動的に加熱が行なわれる電子レンジであっ
    て、食品の最小単位に対する設定加熱時間が、加熱がス
    タートしてから重量検知が完了するまでの時間よりも短
    くなる食品に対しては、加熱スタート時、少なくとも適
    正加熱時間が重量検知完了時間よりも短くならないよう
    に、通常のパワーレベルよりも小さなレベルでもって加
    熱を進行させ、重量検知が完了した後、通常のパワーレ
    ベルに変更するとともに、予め設定された前記食品の検
    知重量に応じた、加熱スタートから累計した適切加熱熱
    量に到達するまでの加熱を継続するようにプログラムさ
    れた制御手段を備えていることを特徴とする電子レン
    ジ。
JP258192A 1992-01-10 1992-01-10 電子レンジ Pending JPH05187643A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5859413A (en) * 1996-02-23 1999-01-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for controlling a microwave oven to prevent overcooking of small food portions

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5859413A (en) * 1996-02-23 1999-01-12 Samsung Electronics Co., Ltd. Method for controlling a microwave oven to prevent overcooking of small food portions

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