JPH05187122A - 床構造及び床材 - Google Patents

床構造及び床材

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Publication number
JPH05187122A
JPH05187122A JP478392A JP478392A JPH05187122A JP H05187122 A JPH05187122 A JP H05187122A JP 478392 A JP478392 A JP 478392A JP 478392 A JP478392 A JP 478392A JP H05187122 A JPH05187122 A JP H05187122A
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JP
Japan
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absorbing material
floor
shock absorbing
resin foam
floor structure
Prior art date
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Pending
Application number
JP478392A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiji Nakae
利治 中江
Shunji Okubo
俊二 大久保
Fusakichi Akimaru
房吉 秋丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Publication of JPH05187122A publication Critical patent/JPH05187122A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 床構造の衝撃吸収性を長期間良好に維持す
る。 【構成】 建築物の床部を構成するコンクリートスラブ
6上に形成される床構造は、コンクリートスラブ6上に
配置された衝撃吸収材3と、衝撃吸収材3上に配置され
た化粧板2とを備えている。衝撃吸収材3は、樹脂発泡
体製の円筒状の部材4の集合体からなり、円筒状の部材
4の軸線O方向が化粧板2の面方向と直交するようコン
クリートスラブ6上に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、床構造及び床材、特
に、建築物の床部を構成する床構造及び床材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、フローリング等の床構造は、建
築物の床部を構成するコンクリートスラブ上に形成され
る。この床構造は、コンクリートスラブ上に配置された
衝撃吸収材と、衝撃吸収材上に配置された木製の化粧板
とを備えており、衝撃吸収材は、例えば発泡ウレタンチ
ップボード等の板状である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の床構造で
は、衝撃吸収材がへたり易く、経時的に衝撃吸収性が低
下する。本発明の目的は、床構造及び床材の衝撃吸収性
を長期間良好に維持することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る床構造
は、建築物の床部を構成する荷重支持基板上に形成され
るものである。この床構造は、荷重支持基板上に配置さ
れた衝撃吸収材と、衝撃吸収材上に配置された化粧板と
を備えている。衝撃吸収材は、樹脂発泡体製筒状体の集
合体からなり、樹脂発泡体製筒状体の軸線方向が化粧板
の面方向と直交している。
【0005】第2の発明に係る床材は、化粧板と、化粧
板に固定されかつ樹脂発泡体製筒状体の集合体からなる
衝撃吸収材とを備えている。衝撃吸収材は、樹脂発泡体
製筒状体の軸線方向が化粧板の面方向と直交するよう化
粧板に固定されている。
【0006】
【作用】本発明に係る床構造及び床材では、樹脂発泡体
製筒状体の軸線方向の圧縮硬さが大きく耐圧性が高いの
で、衝撃吸収材がへたりにくい。したがって、本発明の
床構造及び床材によれば、衝撃吸収性が長期間良好に維
持され得る。
【0007】
【実施例】図1に、第2の発明の一実施例に係る床材1
を示す。図において、床材1は、化粧板2と、化粧板2
に固定された衝撃吸収材3とを主に備えている。化粧板
2は、例えば木製であり、矩形の板状である。衝撃吸収
材3は、図3に示すように、複数個の円筒状の部材4が
互いに軸線が平行になるよう縦横に整然と並べられた板
状に形成されている。各円筒状の部材4は、樹脂発泡体
製である。樹脂発泡体としては、ポリスチレン,ポリエ
チレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル等の熱可塑性
樹脂発泡体、ウレタン,フェノール等の熱硬化性樹脂発
泡体のいずれが用いられても良い。但し、本実施例で用
いる発泡体のうち好ましいのは、架橋型ポリオレフィン
系樹脂発泡体、特に、架橋型ポリプロピレン系樹脂発泡
体である。これは、架橋型ポリオレフィン系樹脂発泡体
が他の樹脂発泡体に比べて緩衝特性が良好なためであ
る。なお、架橋型ポリオレフィン系樹脂発泡体は、過酸
化物による化学架橋や、電子線による電子線架橋等種々
の方法により架橋されたものが採用され得る。
【0008】本実施例で用いる上述の発泡体は、良好な
衝撃吸収特性を得るために、低発泡倍率のものが好まし
い。具体的には、発泡倍率が5〜50倍、特に10〜2
0倍のものが好ましい。また、発泡体は、独立気泡を有
するものが特に好ましい。円筒状の部材4は、内径が1
0〜100mmでありかつ肉厚が4〜50mmのものが
好ましい。内径が10mm未満の場合は、肉厚が4mm
以上の部材を構成するのが不可能になる。逆に、100
mmを超えると、緩衝材としての十分な効果が期待でき
ない。また、肉厚が4mm未満の場合は、十分な緩衝効
果が期待できない。逆に、50mmを超えると、製造が
困難になり、コストアップになる。
【0009】円筒状の部材4は、隣り合う他の円筒状の
部材4と接着剤、粘着テープ又は熱融着により相互に一
体化されている。円筒状の部材4相互は、密着部全体が
接着されていても良いし、点接着により一体化されてい
ても良い。このような衝撃吸収材3は、図4に示すよう
な樹脂発泡体製の円筒4aが縦横に整然と並べられたブ
ロック状の部材5を用意し、このブロック状の部材5を
所定の厚みで円筒4aの軸線に対して垂直に切断して行
くと製造できる。ここで、円筒状の部材4相互が接着剤
又は粘着テープにより接着された衝撃吸収材3を製造す
る場合は、ブロック状の部材5を製造するときに円筒4
a相互を接着剤等を用いて予め接着しておく。一方、円
筒状の部材4相互が熱融着された衝撃吸収材3を製造す
る場合は、円筒4a相互を接着せずにブロック状の部材
5を製造する。この場合は、熱線切断刃を用いる熱線切
断法によりブロック状の部材5を切断すると、円筒4a
相互が切断面付近で互いに熱融着する。
【0010】なお、樹脂発泡体の円筒4aは、シート状
の発泡体を中空円筒状に成形又は曲げ加工すると製造で
きる。その他、注型発泡や特殊押し出し発泡により製造
することもできる。上述の衝撃吸収材3は、図2に示す
ように、円筒状の部材4の軸線Oが化粧板2の面方向と
直交するよう化粧板2に固定されている。衝撃吸収材3
と化粧板2との固定には、例えば接着剤が用いられてい
る。
【0011】上述の床材1は、図5に示すように、例え
ばマンション等の建築物の床部を構成するコンクリート
スラブ(荷重支持基板の一例)6上に、化粧板2を上に
して配置される。これにより、第1の発明の一実施例に
係る床構造が達成される。この床構造では、化粧板2が
受ける荷重や衝撃(例えば、歩行時の衝撃)は、衝撃吸
収材3により吸収される。ここで、化粧板2に加わった
衝撃は、円筒状の部材4の圧縮エネルギーに変換して吸
収される。このため、この床構造によれば、化粧板2に
加わった衝撃はコンクリートスラブ6に伝達されにく
い。また、衝撃吸収材3は、板状の発泡体に比べて厚み
方向(円筒状の部材4の軸線方向)の圧縮硬さが大きく
耐圧性が高いので、長期間荷重が加わってもへたりにく
い。よって、この床構造は、衝撃吸収性を長期間良好に
維持できる。
【0012】〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、衝撃吸収材3を同径の円筒状
の部材4により構成したが、本発明はこれに限られな
い。例えば、特に大きな荷重の加わる部位(例えばピア
ノや本棚を配置する部位)の部材4は、他の部分に比べ
て小径に構成しても良い。 (b) 前記実施例では、衝撃吸収材3を構成する円筒
状の部材4に直径0.5〜5mmの穴を多数設けると、
防音効果が高まる。 (c) 前記実施例では、衝撃吸収材3を構成する円筒
状の部材4内にグラスウール等の断熱材を詰め込むと、
衝撃吸収材3の衝撃吸収性を低下させることなく断熱効
果を高めることができる。 (d) 前記実施例に係る床構造では、床材1の化粧板
2と衝撃吸収材3とを一体化したが、化粧板2と衝撃吸
収材3とは別体でも良い。この場合、床構造は次の手順
により構成する。まず、図6に示すように、建築物の床
面を形成するコンクリートスラブ6上に衝撃吸収材3を
配置する。ここでは、柱7等により形成される床面形状
に応じて衝撃吸収材3の形状を整え、衝撃吸収材3をコ
ンクリートスラブ6の上面全体に敷き詰める。なお、衝
撃吸収材3は、個々の円筒状の部材4を容易にちぎり取
ることができるので、床面形状と対応した形状に容易に
形成できる。次に、衝撃吸収材3上に化粧板2を配置す
る。これにより、この実施例に係る床構造が構成され
る。 (e) 前記実施例では、衝撃吸収材3を構成する筒状
の部材4を円筒状に構成したが、本発明はこれに限定さ
れない。例えば、筒状の部材の軸線方向と直交する断面
が三角形、四角形又は多角形の場合も本発明を同様に実
施できる。 (f) 前記実施例では、衝撃吸収材3を構成する円筒
状の部材4を1種類の樹脂発泡体から構成したが、円筒
状の部材4は2種類以上の樹脂発泡体から構成されてい
ても良い。このような部材4は、例えば、シート状のポ
リプロピレン樹脂発泡体とシート状のポリエチレン樹脂
発泡体とを熱融着や接着剤により積層して積層シートを
構成し、この積層体を筒状に加工すると製造できる。こ
の場合、ポリプロピレン樹脂発泡体は、筒状の部材の外
周側に配置しても良いし、内周側に配置しても良い。 (g) 前記実施例において、衝撃吸収材3を構成する
円筒状の部材4は、外周面又は内周面が膜状の部材によ
り被覆されていても良い。膜状の部材としては、例え
ば、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリ塩化ビニル,
ポリエステル等の各種樹脂フィルム又はシート、アルミ
箔、紙、織物、不織布、塗料その他が挙げられる。
【0013】このように円筒状の部材4の内周面又は外
周面に膜状の部材を配置すると、衝撃吸収材3の圧縮強
度がさらに向上する。 (h) 前記実施例の衝撃吸収材3では、円筒状の部材
4を縦横に整然と配列したが、本発明はこれに限られな
い。例えば、円筒状の部材4が千鳥状に配列されている
場合等も本発明を同様に実施できる。
【0014】
【発明の効果】本発明に係る床構造及び床材では、上述
の衝撃吸収材を用いているので、衝撃吸収性を長期間良
好に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る床材の斜視図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】前記実施例に採用された衝撃吸収材の斜視図。
【図4】前記衝撃吸収材の製造工程の一工程を示す斜視
図。
【図5】本発明の一実施例に係る床構造の縦断面図。
【図6】他の実施例に係る床構造の斜視分解図。
【符号の説明】
1 床材 2 化粧板 3 衝撃吸収材 4 円筒状の部材 6 コンクリートスラブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】建築物の床部を構成する荷重支持基板上に
    形成される床構造であって、 前記荷重支持基板上に配置された衝撃吸収材と、 前記衝撃吸収材上に配置された化粧板とを備え、 前記衝撃吸収材は、樹脂発泡体製筒状体の集合体からな
    り、前記樹脂発泡体製筒状体の軸線方向が前記化粧板の
    面方向と直交している、床構造。
  2. 【請求項2】化粧板と、 前記化粧板に固定された、樹脂発泡体製筒状体の集合体
    からなる衝撃吸収材とを備え、 前記衝撃吸収材は、前記樹脂発泡体製筒状体の軸線方向
    が前記化粧板の面方向と直交するよう前記化粧板に固定
    されている、床材。
JP478392A 1992-01-14 1992-01-14 床構造及び床材 Pending JPH05187122A (ja)

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JP478392A JPH05187122A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 床構造及び床材

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JP478392A JPH05187122A (ja) 1992-01-14 1992-01-14 床構造及び床材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10238091A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Sekisui Chem Co Ltd 床材及びこれを使用したマンション

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10238091A (ja) * 1997-02-27 1998-09-08 Sekisui Chem Co Ltd 床材及びこれを使用したマンション

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