JP2000234402A - 壁パネル構造 - Google Patents

壁パネル構造

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JP2000234402A
JP2000234402A JP11034764A JP3476499A JP2000234402A JP 2000234402 A JP2000234402 A JP 2000234402A JP 11034764 A JP11034764 A JP 11034764A JP 3476499 A JP3476499 A JP 3476499A JP 2000234402 A JP2000234402 A JP 2000234402A
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Japan
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wall panel
urethane foam
glass wool
panel structure
layer
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JP11034764A
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Keiichi Hosoda
圭一 細田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】遮音性及び断熱性に優れた壁パネルを提供す
る。 【解決手段】壁パネル1の内部に、グラスウール層4の
両面を発砲ウレタン層5で挟み込んだ3層構造の遮音断
熱部材2を装填し、更に発泡ウレタン層5にはパーライ
トを混入させることで高い気孔率を確保する。グラスウ
ール層4と発砲ウレタン層5とで断熱効果を得ると共
に、パーライトの混入により発泡ウレタン層5に無数の
空隙部を形成することで、この空隙部の吸音作用により
高い遮音効果を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に充填する遮
音断熱部材を比重の異なる少なくとも2種類の遮音断熱
層を積層して形成した壁パネル構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ツーバイフォー工法における壁
パネル、及びパネル工法住宅における鉄骨系の壁パネル
では、内部に断熱材として板状の発泡スチロールを装填
しているが、発泡スチロールでは十分な断熱効果を得る
ことができない。
【0003】そのため、最近では発泡ウレタンを断熱材
として用いることで、優れた断熱効果を得るようにした
壁パネルが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、発泡ウレタン
を壁パネル内に充填した場合、内部が発泡樹脂で埋まっ
てしまうため、満足に値する程度の遮音効果を得ること
は困難であった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、遮音性及び断
熱性に優れた壁パネル構造を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明による第1の壁パネル構造は、外枠の両面に構造
用板材が貼設され、上記外枠と上記構造用板材とで閉成
された内部に遮音断熱部材が装填されているものにおい
て、上記遮音断熱部材が性質の異なる少なくとも2種類
の遮音断熱層を積層して形成されていることを特徴とす
る。
【0007】第2の壁パネル構造は、第1の壁パネル構
造において、前記遮音断熱部材がグラスウール層と該グ
ラスウール層の両面に積層した発泡ウレタン層とで形成
されていることを特徴とする。
【0008】第3の壁パネル構造は、第2の壁パネル構
造において、前記発泡ウレタン層に多数の空隙部が形成
されていることを特徴とする。
【0009】第4の壁パネル構造は、第3の壁パネル構
造において、前記空隙部が前記発泡ウレタン層に混入し
たパーライトで形成されていることを特徴とする。
【0010】第5の壁パネル構造は、第2〜第4の何れ
かの壁パネル構造において、前記グラスウール層と該グ
ラスウール層の両面に配設した前記発泡ウレタン層とが
予め一体形成された状態で前記外枠と前記構造用板材と
で閉成された内部に装填されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施の形態を説明する。図1、図2に本発明の第1実施
の形態を示す。
【0012】これらの図において、符号1はツーバイフ
ォー工法で採用される壁パネルであり、上下水平枠1
a,1bと左右に配設された垂直枠1cとで外枠が形成
され、内部に2×4インチ角の間柱1dが所定間隔毎に
複数組み付けられており、その両側面に構造用板材1e
が張り付けられ、外枠と構造用板材1eとで閉成された
内部に内部に遮音断熱部材2が装填されている。尚、構
造用板材1eは、構造用合板、或いは石膏ボード等であ
る。
【0013】遮音断熱部材2は、性質の異なるグラスウ
ール層4と発泡ウレタン層5とを備え、具体的には、グ
ラスウール層4を一対の発泡ウレタン層5で挟み込んだ
3層構造を成している。
【0014】又、発泡ウレタン層5にはパーライトが装
填されており、このパーライトにより発泡ウレタン層5
に空隙部が形成されている。パーライトは、真珠岩を原
料としており、これを粗砕し、乾燥した後、ふるい分け
等により粒度を調整し、パーライトの精石を得る。続い
て、このパーライトの精石を加熱炉にて所定に加熱・焼
成して製造されるものである。
【0015】パーライトは粒子内部に微細な気孔を有し
ており、発泡ウレタン原料に混入する割合を可変するこ
とで、パーライトの微細な気孔により発泡率を可変する
ことなく発泡ウレタン層5の気孔率(かさ比重)を任意
に設定することが可能となる。
【0016】次に、上記構成による本実施の形態の作用
について説明する。壁パネル1を組み立てる際には、先
ず、上下水平枠1a,1bと左右の垂直枠1cとで外枠
を形成し、次いで、この外枠の一方の面に構造用板材1
eを貼設する。
【0017】その後、壁パネル1内部に、グラスウール
層4を、パーライトが所定割合で含有されている一対の
発泡ウレタン層5で挟み込んだ3層構造からなる遮音断
熱部材2を装填する。
【0018】尚、この遮音断熱部材2は、各層4,5が
予め一体形成されていても別体であっても良い。一体成
形する場合は、発泡ウレタン層5を発泡成型する際に、
グラスウール層4を型にインサートしておく。グラスウ
ール層4をインサートしておくことで、発泡ウレタン原
料を型に注入し、発泡ウレタン原料が発泡する際の接着
性によりグラスウール層4が相互に接着されて、一体と
なる。
【0019】又、発泡ウレタン原料にはパーライトが所
定比率で混入されており、発泡ウレタン層5は、パーラ
イトの有する微細な気孔により所定の気孔率を得ること
が可能となる。
【0020】そして、遮音断熱部材2を外枠内に所定に
装填した後、外枠の他方の面を構造用板材1eで閉塞
し、壁パネル1を完成させる。
【0021】尚、発泡ウレタン層5を壁パネル1を組み
立てる際に、発泡させて形成する場合は、外枠内にグラ
スウール層4を装着固定した後、外枠の両面に構造用板
材1eを貼設して内部を閉成し、グラスウール層4と構
造用板材1eと上下水平枠1a,1bと間柱1d及び垂
直枠1cとで閉成された空隙部に、発泡ウレタン原料を
注入し発泡させる。
【0022】このようにして組み立てられた壁パネル1
では、壁パネル1の内部にグラスウール層4を一対の発
泡ウレタン層5で挟む3層構造をなす遮音断熱部材2が
装填されているため、この両層4,5により優れた断熱
効果を得ることができる。
【0023】又、発泡ウレタン層5には、この発泡ウレ
タン層5に混入されているパーライトの微細な気孔によ
り無数の空隙部が形成されているため、質量の違いによ
り高音部から低音部までの広範囲な音を吸収することが
できる。
【0024】更に、パーライトの微細な気孔により無数
の空隙部を形成するようにしたので、発泡ウレタン層4
を発泡率の低い硬質としても、高い気孔率を確保するこ
とができるため、発泡ウレタン層4自体を構造材として
用いることも可能となり、相対的に壁パネル1の強度を
高めることができる。
【0025】この場合、パーライトの含有率を変更する
ことで、発泡ウレタン層5の発泡率を変更することな
く、発泡ウレタン層5の気孔率を可変させることができ
るため、吸音したい音域に応じて発砲ウレタン層5の気
孔率(かさ比重)を実験などから求め、それに応じてパ
ーライトの含有比率を設定することで、公害問題として
特に対策が困難である低中周波領域の音源をも効果的に
遮音することが可能となる。
【0026】更に、発泡ウレタン層5,5間にグラスウ
ール層4が介装されているため、発泡ウレタン層5から
の振動がグラスウール層4により遮断されるため、より
一層の遮音効果が得られる。
【0027】又、図3、図4に本発明の第2実施の形態
を示す。本実施の形態で採用する壁パネル11は、パネ
ル工法住宅における鉄骨系で採用される外壁パネルであ
り、角形鋼、溝形鋼等を加工して形成した上下水平枠1
a,1bと垂直枠1cとを溶接等により接合して外枠が
形成され、その両面に構造用板材1eを固設して内部を
閉成し、閉成した内部に、上述した第1実施の形態と同
様の遮音断熱部材2が装填されているもので、作用効果
は、第1実施の形態と同様である。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
壁パネル内部に装填する遮音断熱部材を、性質の異なる
少なくとも2種類の遮音断熱層を積層して形成したの
で、優れた遮音性及び断熱性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態による壁パネルの一部断面斜視
【図2】同、図1の水平断面図
【図3】第2実施の形態による壁パネルの一部断面斜視
【図4】同、図3の水平断面図
【符号の説明】
1…壁パネル 1a,1b…上下水平枠 1c…垂直枠 1d…間柱 1e…構造用板材 2…遮音断熱部材 4…グラスウール層 5…発泡ウレタン層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外枠の両面に構造用板材が貼設され、 上記外枠と上記構造用板材とで閉成された内部に遮音断
    熱部材が装填されている壁パネル構造において、 上記遮音断熱部材が性質の異なる少なくとも2種類の遮
    音断熱層を積層して形成されていることを特徴とする壁
    パネル構造。
  2. 【請求項2】前記遮音断熱部材がグラスウール層と該グ
    ラスウール層の両面に積層した発泡ウレタン層とで形成
    されていることを特徴とする請求項1記載の壁パネル構
    造。
  3. 【請求項3】前記発泡ウレタン層に多数の空隙部が形成
    されていることを特徴とする請求項2記載の壁パネル構
    造。
  4. 【請求項4】前記空隙部が前記発泡ウレタン層に混入し
    たパーライトで形成されていることを特徴とする請求項
    3記載の壁パネル構造。
  5. 【請求項5】前記グラスウール層と該グラスウール層の
    両面に配設した前記発泡ウレタン層とが予め一体形成さ
    れた状態で前記外枠と前記構造用板材とで閉成された内
    部に装填されていることを特徴とする請求項2〜4の何
    れかに記載の壁パネル構造。
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