JPH05186934A - 織機の緯糸貯蔵装置 - Google Patents

織機の緯糸貯蔵装置

Info

Publication number
JPH05186934A
JPH05186934A JP17849292A JP17849292A JPH05186934A JP H05186934 A JPH05186934 A JP H05186934A JP 17849292 A JP17849292 A JP 17849292A JP 17849292 A JP17849292 A JP 17849292A JP H05186934 A JPH05186934 A JP H05186934A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weft
storage device
compressed air
adjusting
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17849292A
Other languages
English (en)
Inventor
Antonius Josephus Maria Hamer
アントニウス・ヨセフス・マリア・ハマー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sulzer AG
Original Assignee
Sulzer AG
Gebrueder Sulzer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sulzer AG, Gebrueder Sulzer AG filed Critical Sulzer AG
Publication of JPH05186934A publication Critical patent/JPH05186934A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
    • D03D47/36Measuring and cutting the weft
    • D03D47/361Drum-type weft feeding devices
    • D03D47/362Drum-type weft feeding devices with yarn retaining devices, e.g. stopping pins
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
    • D03D47/36Measuring and cutting the weft
    • D03D47/361Drum-type weft feeding devices
    • D03D47/362Drum-type weft feeding devices with yarn retaining devices, e.g. stopping pins
    • D03D47/363Construction or control of the yarn retaining devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Looms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の設計に比して簡略化され、安価に制御
できる、丈夫でコンパクトな調節機構を有する織機の緯
糸貯蔵装置を提供することである。 【構成】 緯糸(3a)を受け取るために、長軸(1
0)に平行に延びる多数の周囲部材(48,48a,4
8b,48c)を有するドラム状の巻回体(8)と、こ
の巻回体の中に配置された回転可能な調節部材(51)
と、緯糸の長さを検出する制御装置(22)からの信号
によって制御され、調節部材の回転方向にしたがって、
前記周囲部材を外側あるいは内側に調節することのでき
る調節機構(21)を有する織機の緯糸貯蔵装置におい
て、前記調節機構(21)が、調節部材に連結された、
圧縮空気に突き当たられる回転ホイール(25)と、制
御装置で制御される制御部(28,29;32)を介し
て圧縮空気源と接続している供給パイプ(30,31)
とを備え、それにより回転ホイールが選択的に回転駆動
されるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織機の緯糸貯蔵装置
に関し、特に、その上に回転ワインダーによって巻か
れ、そこから軸方向に引き出される緯糸を受け取るため
に、その長軸にほぼ平行に延びる多数の周囲部材を有す
る固定されたドラム状の巻回体と、この巻回体の内側に
配置された回転可能な調節部材と、緯糸の長さを検出す
る制御装置からの制御信号によって制御され、これによ
って、調節部材の適当な回転方向にしたがって、前記周
囲部材が径方向外側あるいは径方向内側に調節すること
のできる調節機構とを有する織機の緯糸貯蔵装置に関す
るものである。
【0002】また、この発明は、上述のタイプの緯糸貯
蔵装置の操作方法に関するものである。
【0003】欧州特許出願第2290380号により知
られている上述の既知のタイプの緯糸貯蔵装置において
は、調節部材としての調節機構が巻回体の内側に配置さ
れたリモートコントロールされる電気モータを含み、こ
の電気モータには、例えば、回転軸に結合される発電機
と巻回体の内側に配置される蓄電池によって、あるい
は、他の具体例に従えば、巻回体の外側に配設された鉄
芯に巻かれた一次巻線と巻回体の内側に配置された鉄芯
に巻かれた二次巻線とを有するトランスによる電磁誘導
によって電流が供給されるものである。全ての場合に必
要な、緯糸長さを決定する周囲部材の自動的調節は、織
機運転中の適当な制御によって達成されるものである。
【0004】既知の緯糸貯蔵装置の他の具体例によれ
ば、調節機構は、巻回体の内側に配置された磁石と協働
する、巻回体の外側に配設された電磁石によって駆動さ
れることができる。これらの既知の設計にとって、駆動
エネルギの供給と作動駆動体の制御には、通常できるだ
けコンパクトに設計されなければならないところの、か
なり高価な巻回体の多数部分構造を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、特
に、この点で改善され、従来の設計に比して簡略化さ
れ、安価に制御できる、丈夫でコンパクトな調節機構を
有する緯糸貯蔵装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の目的は、調節
機構が、調節部材に連結された、圧縮空気に突き当たら
れる回転ホイールと、開放位置と閉鎖位置とを制御装置
で調節される、少なくとも1個の制御部を介して圧縮空
気源と接続している、少なくとも1本の圧縮空気の供給
パイプとを備え、それにより回転ホイールが一方向また
は他方向に選択的に回転駆動されることのできる調節機
構で、最初に指摘したタイプの緯糸貯蔵装置によって達
成される。
【0007】両方の回転方向に対して選択的に圧縮空気
に衝突される回転ホイールによって、調節機構に対する
制御可能な駆動が容易に達成され、低い維持コストで周
囲部材の操作の安全性と自動調節とを保証することがで
きる。
【0008】この発明のさらなる改善は、従属項によっ
て与えられる。そして、さらなる特徴は、図に概略的に
示されるこの発明の例示的な具体例についての次の説明
から見いだされるであろう。
【0009】
【実施例】図1のA図には、この発明の説明のために、
非常に簡略化された一般的な平面図によって、織機1の
基本的な部分が、経糸2と緯糸3によって形成される織
布4とともに示されている。織機1は、多数の固定の緯
糸供給用巻糸5を備えているが、図にはその一つのみが
示され、その1本の緯糸3aが固定の緯糸貯蔵装置7に
糸案内6を通して供給されている。この緯糸貯蔵装置7
は、固定のドラム状巻回体8とその長軸の周りに回転す
ることのできるワインダー11とを有している。緯糸3
aは、ワインダー11によって供給用巻糸5から引き出
され、一回の緯入れ分、または数回の緯入れ分、例えば
5回の緯入れ分に必要とされる緯糸の供給部を形成する
ために、巻回体8上に数回の巻回として巻かれる。
【0010】緯糸3aは、巻回体8から、織機1の挿入
用ジェット(メインジェット)13に案内用小孔12を
通して引き出される。一回の緯糸挿入のために設定され
る時間の間に、緯糸3aは、挿入用ジェット13によっ
て巻回体8からその端を越えて軸方向に引き出され、も
し必要ならば、織機の幅にわたって分配された補助的な
リレー式ジエット機構(図示しない)によって助けら
れ、経糸2の間に形成された開口に挿入される。
【0011】挿入された緯糸3aは、織布3の横側端の
近くでつかまれ、開口の入口側に配置された切断装置で
あるカッター14によって切断され、リード(図示しな
い)によって織布4に緯打ちされ、開口の交錯によって
織り込まれる。さらに、緯糸は供給用巻糸5から引き出
され、それによって、巻回体10に補充されるか、また
は、例えば異なった色の緯糸が巻かれている別の巻回体
によって新しい開口に挿入される。
【0012】ワインダー11は、どのような方法によっ
もよいが、図に示されるベルト、例えば歯付ベルトによ
ってモータ17の駆動軸に連結され、その回転速度は、
織成運転の初期において、織機1のメインシャフトの回
転速度で、かつ製造される織布4の幅に対応する速度に
調節されることができる。モータ17は、上述の欧州特
許出願第290380号により知られている制御機構
(図示しない)に接続され、それによって巻回体8の糸
の巻回数を決定するセンサーに依存し、モータ17は、
所定の巻回数に達した時にスイッチを切られ、もし所定
の巻回数に達していない場合には、モータ17はスイッ
チを入れられる。
【0013】各緯入れに対して、挿入される緯糸3aの
長さに対応する糸の巻回数が巻回体8から引き出され、
この緯糸挿入の終わりは、巻回体8の引き出し端部に置
かれた緯糸ストッパー18の作動によってもたらされ
る。この緯糸ストッパー18は、巻回体8の周囲方向に
移動するロックピン20によって、巻回カウンター(図
示しない)で監視する所定の引き出し用の巻回数を越え
る緯糸3aの取り出しを防止するものである。なお、相
当する緯糸ストッパーは、例えば、欧州特許出願第34
4100号により知られている。
【0014】所定の緯糸の長さを正確に調節するため
に、制御装置22によって制御される調節機構21が設
けられ、この調節機構21によって、巻回体8の直径が
変えられ、個々の糸の巻回の長さが、これから説明され
る方法で変更されることができる。緯糸挿入の際に、挿
入の前に切断装置(カッター)14の方に向けて挿入用
ジェット13から突出する緯糸3aの先端は、開口の外
側に配置された2個の緯糸センサー23と24の領域に
入る。これらの緯糸センサー23と24は、切断装置1
4からそれぞれの距離を置き、したがって、両方で挿入
された緯糸3aの最小長さL1と最大長さL2とをそれぞ
れ決定する。これ以外に、織機の緯糸切断の際に織機を
停止させる信号を発する緯糸センサー(図示しない)を
開口の外側に配置することもできる。
【0015】通常の織機の運転において、挿入される緯
糸3aの先端は緯糸センサー23と24との間にあり、
対応する制御信号が緯糸センサー23から制御装置22
に伝えられ、緯糸センサー24からは制御信号が発せら
れない。したがって、巻回体8の直径はそのままであ
る。もし、挿入された緯糸の長さが所定の最小長さL1
より短いならば、緯糸センサー23の対応する信号は欠
落され、制御装置22は巻回体8の直径の増加を起こさ
せるようにする。一方、挿入された緯糸の長さが所定の
最大長さL2より長い場合には、緯糸センサー24の領
域に到達する緯糸の先端が、対応する制御信号を発生
し、制御装置22に伝達され、それによって巻回体8の
直径の減少が起こされる。
【0016】エアジェット式織機においては、挿入され
た緯糸が開口の出口側で吸引ジェット(図示しない)に
つかまえられ、緯打ちまで緊張状態に保たれるので、緯
糸3aは余分の長さをもって挿入されなければならず、
この余分の長さは緯打ちの後でウエストとして切り放さ
れものであり、できるなら、できるだけ小さくされなけ
ればならない。
【0017】緯入れ装置を通じて互いに次に挿入される
異なった性質を有する糸を織成する場合には、一般的
に、異なる余分の長さが選択されなければならず、例え
ば、細くて平滑な糸、すなわち、切断抵抗力の小さい糸
は、より大きな切断抵抗力を有する太くて丈夫な糸より
もより大きな引き出し長さを必要とする。このように異
なった糸を織成する場合には、それぞれ異なった最小長
さL1と最大長さL2に調節することのできる数グループ
のセンサー23と24とを、開口の外側に設けることが
できる。個々の緯糸貯蔵装置7に対して、それぞれの緯
糸センサーグループを割り当てることが可能であり、そ
れによって、適当な緯糸3aの所定の引き出し長さに対
応する各巻回体8の直径の調節が行われる。したがっ
て、操作状態が各緯糸供給用巻糸5の巻回状態によって
変化する場合には、例えば、異ならせることのできる個
々の緯糸貯蔵装置7によって予め設定され、必要に応じ
て緯糸の長さは大まかに一定に保つことができる。
【0018】上述の緯糸センサーやセンサーグループの
代わりに、スイス特許第2333/90で提案されてい
るように、リード(図示しない)に緯糸センサーを設け
ることができる。例えば、これによって、緯打ち後のリ
ードの戻りの際に、それぞれの緯糸3aの余分の長さに
対応する制御信号と織機のメインシャフトの旋回角度位
置に関する制御信号とが制御装置22に伝達され、予定
された所定の値と比較された超過長さと、巻回体8の直
径を修正するためにつくられる所定の値からの逸脱とに
対応する信号がつくられる。
【0019】調節機構21は巻回体8に配置された回転
ホイール25を含み、この回転ホイール25は、2本の
圧縮空気パイプ30と31とによって圧縮空気に選択的
に衝突され、したがって、一方向または他方向に駆動さ
れることができる。圧縮空気パイプ30と31とは、そ
れぞれの制御弁28および29と供給ライン27を介し
て圧縮空気源(図示しない)に接続されるものである。
制御弁28と29は、制御装置22によって、緯糸セン
サー23と24からの制御信号に基づいて開放(流れ)
位置と閉鎖位置とに調節される。
【0020】図1のB図に示されるように、圧縮空気パ
イプ30と31は、共通の切換装置32、例えば、3/
2方向弁に連結され、それは2つの流れ位置と1つの閉
鎖位置とに制御装置22によって調節されることができ
る。また、制御装置22は入力装置33に接続すること
ができ、入力装置33では製造する織布にしたがって予
めプログラムすることができる。緯糸ストッパー18の
領域で生じる他の制御信号、例えば、引き出し用糸の巻
回回数も、制御装置22に伝達され、回転ホイール25
への圧縮空気の供給を制御するために使用される。
【0021】特に、図2に見られるように、緯糸貯蔵装
置7は織機1に装着されるハウジング36からなり、こ
のハウジング36内には、巻回軸37が詳細には示され
ていないローラベアリング38,38によって回転可能
に支持されている。巻回軸37は歯付ベルト16の掛け
られたプーリ40によって駆動され、軸孔41を有し、
この軸孔41にワインダー11を貫通する分枝案内孔が
接続している。ワインダー41はほぼ管状の構造を有し
て巻回軸37に取り付けられ、この巻回軸37のワイン
ダー11と直径を挟んで反対側には重量バランスとして
ロッド43が取り付けられている。
【0022】緯糸貯蔵装置7の巻回体8は、巻回軸37
の端部におけるローラベアリング44によって軸受けさ
れ、ハウジングに配置された2個の磁石45,45と、
それと協働する、巻回体8に取り付けられた2個の磁石
46,46によって、その回転を防止されている。巻回
体8は、装着部47と、かつほぼ長軸10と平行に配置
され、円周方向において互いにずれている、多数(8個
の場合が図示されている)の周囲部材48,48a,4
8b,48cとを有し、これらの周囲部材48は、径方
向に延びる案内溝50で径方向に調節可能に保持され、
前記装着部47の前側に構成されている。
【0023】周囲部材48を調節するために、装着部4
7に軸受けされる調節用ディスク51が設けられ、図示
されるように、内側から外側に向けて螺旋状に延びる8
個の案内軌条52が設計されている。各周囲部材48,
48a,48b,48cには,案内溝50の一つに挿入
されるガイドレール54が設けられ、そこには、案内軌
条52の一つに挿入される駆動部分である合せピン53
が作られている。したがって、周囲部材48,48a,
48b,48cは、調節用ディスク51が一方向に回転
する場合に、径方向外側方向に調節され、調節用ディス
ク51が他方向に回転する場合に、径方向内側方向に調
節される。
【0024】案内軌条52は、例えば、図示されている
約150°であるような任意の角度にわたって広がって
いる、調節用ディスク51と重複する部分に配置されて
いる。これらの案内軌条52において、周囲部材48,
48a,48b,48cは、図2および図3に実線で示
される最も外側の位置と、図3に破線で示される最も内
側の位置48’との間で調節されることができる。
【0025】ガイドレール54はポット形の中央ハウジ
ング部55によって案内溝50に保持されており、その
基部は装着部47にねじ56によって取り付けられてい
る。中央ハウジング部55は巻回体8の引き出し端部に
孔部を有するように設計され、この孔部に調節機構21
の回転ホイール25が配設されている。回転ホイール2
5は、引き出し側で開放され、引き出し側に収斂する湾
曲壁59を有し、放射状のブレード57を有し、駆動軸
58に移動可能に取り付けられている。
【0026】駆動軸58は、ハウジング部55に、図示
のようにその基部に取り付けられているハウジング61
の中のニードルベアリングによって支持され、そして、
ハウジング61の中に軸受けされている、巻回軸37と
同軸の被駆動軸62に対して、ハウジング61内に設け
られた逓減歯車装置(詳細には図示しない)によって連
結されている。被駆動軸62は、その自由端において、
調節用ディスク51に対してどのような方法でもよいが
回転不可能に連結され、そのスリーブ63が、図4に示
されるように、調節用ディスク51の中央スロット部に
挿入される。
【0027】糸ストッパー18と、圧縮空気のパイプ3
0と31のための装着部67は、ネジ65と66によっ
て巻回体8の引き出し端の方向に突出するハウジング3
6の延長部36aに取り付けられている。糸ストッパー
18は、例えば、上記欧州特許出願第344,100号
により知られているように、電磁石を含み、それによっ
て、ロックピン20が、周囲部材48の近所から距離を
置いて配置される非ロック位置とロック位置との間で調
節され、このロック位置において、ロックピン20は各
周囲部材48に設けられた穴部68に突出し、かくし
て、緯糸3aの引き出しを防止する。
【0028】圧縮空気のパイプ30と31は装着部67
上で調節できるので、近接する周囲部材48a,48b
および48cの最も外側の位置において、糸の引き出し
を許容するように、各周囲部材から径方向に距離を保
ち、ハウジング部55にそれぞれ設けられた溝部70と
71の方を指向している。これらの溝部70と71は、
回転ホイール25の周辺部において直径を挟んで対向し
てほぼ接線方向に延びている。図示されるように、溝部
70と71は、ハウジング部55の壁の引き出し端部に
設けられた2個の溝状切欠によって形成されている。周
囲部材48,48a,48b,48cは、それらの最も
内側の位置48’において、それらが巻回体8の実質的
に閉じた多角形の周面を形成するような幅に設計されて
いる。
【0029】図2および図3から特に明瞭であるよう
に、圧縮空気のパイプ30と31に近接する周囲部材4
8a,48cおよび48bには、その自由端部に、1個
の凹部72または2個の凹部72,72がそれぞれ形成
され、これらの周囲部材の各径方向の位置において、回
転ホイール25に衝突するように供給される圧縮空気が
溝部70と71の方向に邪魔されずに流れることを許容
する。
【0030】凹部72を有する円周部材に相当する他の
具体例において、円周部材の幅をより狭くしたり、ま
た、例えば円錐状に傾斜する端部を設ければ、それらの
間で、溝部70と71が、その円周部材の最も内側の位
置において圧縮空気の供給を受け入れることができ、し
たがって、凹部72に対応する局部的な切欠を構成する
必要がない。
【0031】織成作業を始めるに当たって、円周部材4
8,48a,48b,48cは、制御弁28や29また
は切換装置32の手動操作によって、あるいは、直立型
の織機の場合には、所定の通常位置における調節用ディ
スク51の手動調節によって、巻回体8の最も効果的な
直径に調節される。織成作業の間に、挿入緯糸3aの所
望の長さは、制御弁28,29や切換装置32の手動操
作によって、または、もし必要ならば、糸ストッパー1
8および/または緯糸センサー23,24の半自動的な
調節や修正によって調節することができる。
【0032】調節機構が充分な自動的手段によって制御
される時には、圧縮空気パイプ30と31の一方は、既
述したような方法で、それぞれ適当な制御装置22を介
して圧縮空気供給部に選択的に接続され、最小の緯糸長
さL1に達しないとき、または、最大の緯糸長さL2を越
えるときには、溝部70と71とによってそれぞれ回転
ホイール25にその圧縮空気が突き当たり、その回転ホ
イール25は時計方向または反時計方向にそれぞれ回転
し、圧縮空気は回転ホイール25からほぼその軸方向に
流出する。
【0033】調節部材である調節用ディスク51はハウ
ジング61に配置された歯車装置によって回動され、し
たがって、周囲部材48,48a,48b,.48c
は、挿入される緯糸3aの所定長さに対応する巻回体8
の直径に達するまで、径方向内方または径方向外方にそ
れぞれ調節される。すなわち、回転ホイール25に対す
る圧縮空気の供給がセンサー23と24との制御信号の
適当な組合せによって中断される場合には、周囲部材4
8,48a,48b,48cは対応する径方向位置に留
どまるものである。
【0034】巻回体8にに巻かれる場合の、緯糸の巻回
の容認できない伸張や好ましくない弛緩を避けるため
に、周囲部材48,48a,48b,48cの径方向の
調節がゆっくりとしか起きないこと、および、新しい糸
長が巻回体8に巻かれている場合にのみ、同時にそれか
ら引き出すことが好都合である。したがって、ハウジン
グ61に配置される歯車装置が、比較的大きな逓減割
合、例えば、500;1より大きい逓減割合であるよう
に設計されるのが好ましい。図示の設計において、駆動
軸58と被駆動軸62との間に存在する割合はほぼ10
00;1である。
【0035】したがって、調節作業のためには、緯糸挿
入系列に依存しない比較的長い時間が利用でき、例え
ば、数回の緯糸挿入にわたることができる。図示の設計
において、挿入される緯糸3aの所定の長さからの逸脱
は、丁度数回の緯糸挿入の後で、織成作業を中断するこ
となく修正することができる。周囲部材48,48a,
48b,48cは、圧縮空気の連続的な供給によって一
定的に調節されるか、または、他の具体例にしたがっ
て、圧縮空気の不連続な供給によって徐々に調節され
る。巻回体8の直径の速すぎるを避けるために、回転速
度を制限するための機器(図示しない)を回転ホイール
25に関連づけることができる。
【0036】図5に示される例によれば、圧縮空気パイ
プ30と31とは、互いに向き合って直線上に配置さ
れ、それぞれ溝部70と71とを指向し、したがって、
ハウジング部55に直線的に配置されている。図に示さ
れるように、圧縮空気パイプ30は、糸ストッパー18
のハウジングに直接的に装着され、一方、圧縮空気パイ
プ31は、糸ストッパー18と対向するハウジング36
のコンソール部36bに取り付けられている。このよう
な設計にあっても、圧縮空気パイプ30と31とは円周
部材48aおよび48cから径方向に距離を置いて配置
され、これらの円周部材は、円周部材48,48a,4
8cの最も外側の位置においても、緯糸の軸方向の引き
出しが乱されないことを許容するものである。
【0037】図3に示される例に対して、一本の圧縮空
気パイプが設けられるという設計も可能であり、装着部
67において、調節手段、例えば、図示しない電磁的調
節手段によって、溝部70と図3の圧縮空気パイプ31
の位置と一致している溝部71と関連する位置の間で調
節される。
【0038】図6および図7に示される緯糸貯蔵装置に
あっては、圧縮空気パイプ30と31は、巻回体8の引
き出し端を取り囲む固定リングに配設され、この固定リ
ングは、巻回体8を抜け出す糸の巻回を減速するための
環を形成している。このリング75は支持部76に固定
され、この支持部76には、糸ストッパー18が、巻回
体8の長軸10に対して径方向に移動可能な装着部77
によって調節可能に装着されている。装着部77は糸ス
トッパー18と結合されたキャップ状案内部78を含
み、糸ストッパー18は支持部76上を移動可能に案内
され、周囲部材48(4個示されている。)の一つに対
して押圧スプリング80によって保持されている。巻回
体8に近接する案内部78の端部と適当な周囲部材48
の内側には、互いの方向を指向する磁極を有する磁石8
1と82とがそれぞれ配設されており、押圧スプリング
80に対して作用する磁力は糸ストッパー18を支持す
る案内部78に生じている。
【0039】磁石81,82および押圧スプリング80
は、糸ストッパー18が周囲部材48から離れて位置
し、その径方向の調節、すなわち、実線で示される内側
位置と破線で示される外側位置18”の間で調節移動さ
れる。したがって、周囲部材48と糸ストッパー18と
の各操作位置の間にはほぼ一定の間隔があり、この間隔
は、ロックピン20が後退している場合には、緯糸の引
き出しを可能にし、同時に、ロックピン20が周囲部材
48に形成されたスリット部83に安全に導入されるこ
とを許容する。なお、各スリット部83は、図示されて
いるように、周囲部材48の幅の部分にわたって延びて
いる。ハウジング部55に、回転ホイール25に圧縮空
気を供給するために設けられた上記具体例の溝部に相当
する穴部70と71は、圧縮空気のパイプ30と31に
近接する周囲部材48の対応するスリット部83を通じ
て圧縮空気を受け入れることができる。
【0040】この発明の数多くの他の実施例が可能であ
る。回転ホイールは、図示の構造から離れたどのような
デザインで構成されてもよく、ハウジング部55のどの
ような領域においても、例えば装着部47の近くに、周
囲部材の径方向の調節のために、巻回体の引き出し端部
に既知の方法で提供される手段とともに構成されること
ができる。
【0041】この発明によって説明される緯糸貯蔵装置
は、主にエアジェット式織機に使用することを意図した
ものであるが、他の型の織機、例えば、グリッバシャッ
トル式織機やラピヤ式織機に使用するための対応する設
計を有する緯糸貯蔵装置としてもなんらの制約もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aはこの発明による緯糸貯蔵装置が設けられた
織機の主要部の平面図であり、Bはこの発明の他の実施
例を示す緯糸貯蔵装置の要部の拡大平面図である。
【図2】図2はこの発明の緯糸貯蔵装置の図3の線IIー
IIに沿う軸方向の断面図である。
【図3】図3は図2に示される緯糸貯蔵装置の正面図で
ある。
【図4】図4は図2の線IVーIVに沿う部分断面とした緯
糸貯蔵装置の要部正面図である。
【図5】図3に対応する他の実施例の緯糸貯蔵装置の正
面図である。
【図6】図6はさらに他の実施例緯糸貯蔵装置の軸方向
の部分断面図である。
【図7】図6の線VIIーVIIに沿う断面図である。
【符号の説明】
1 織機 2 経糸 3,3a 緯糸 4 織布 5 供給用巻糸 7 緯糸貯蔵装置 8 巻回体 10 長軸 11 ワインダー 13 挿入用ノズル(メインノズル) 14 切断装置 16 歯付ベルト 17 モータ 18 糸ストッパー 20 ロックピン 21 調節機構 22 制御装置 23,24 センサー 25 回転ホイール 28,29 制御弁 30,31 圧縮空気のパイプ 32 切換装置 33 入力装置 36 ハウジング 37 巻回軸 38 ローラベアリング 40 プーリ 41 軸孔 43 ロッド 44 ローラベアリング 45,46 磁石 47 装着部 48,48a,48b,48c 周囲部材 50 案内溝 51 調節部材(調節用ディスク) 52 案内軌条 53 駆動部分(合せピン) 54 ガイドレール 55 ハウジング部 57 ブレード 58 駆動軸 60 ニードルベアリング 61 ハウジング 62 被駆動軸 63 スリーブ 70,71 溝部 72 凹部 80 押圧スプリング 81,82 磁石 83 スリット部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その上に回転ワインダー(11)によっ
    て巻かれ、そこから軸方向に引き出される緯糸(3a)
    を受け取るために、その長軸(10)にほぼ平行に延び
    る多数の周囲部材(48,48a,48b,48c)を
    有する固定されたドラム状の巻回体(8)と、この巻回
    体(8)の内側に配置された回転可能な調節部材(5
    1)と、緯糸(3a)の長さを検出する制御装置(2
    2)からの制御信号によって制御され、これによって、
    調節部材(51)の回転方向にしたがって、前記周囲部
    材(48,48a,48b,48c)を径方向外側ある
    いは径方向内側に調節することのできる調節機構(2
    1)とを有する織機の緯糸貯蔵装置において、前記調節
    機構(21)が、調節部材(51)に連結された、圧縮
    空気に突き当たられる回転ホイール(25)と、開放位
    置と閉鎖位置とを制御装置(22)で調節される、少な
    くとも1個の制御部(28,29;32)を介して圧縮
    空気源と接続している、少なくとも1本の圧縮空気の供
    給パイプ(30,31)とを備え、それにより回転ホイ
    ール(25)が一方向または他方向に選択的に回転駆動
    されることのできることを特徴とする織機の緯糸貯蔵装
    置。
  2. 【請求項2】 前記回転ホイール(25)が減速歯車装
    置を介して調節部材(51)に連結されていることを特
    徴とする請求項1記載の緯糸貯蔵装置。
  3. 【請求項3】 前記調節部材(51)として、ディスク
    が設けられ、このディスクには数個の螺旋状案内軌条
    (52)が設けられ、この案内軌条(52)が各周囲部
    材(48,48a,48b,48c)に割り当てられ、
    各周囲部材(48,48a,48b,48c)が、この
    案内軌条(52)に挿入できる駆動部分(53)を形成
    することによって径方向に調節されることを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の緯糸貯蔵装置。
  4. 【請求項4】 前記回転ホイール(25)が巻回体
    (8)の中央ハウジング部(55)に配設され、そのハ
    ウジング部(55)には、回転ホイール周囲のほぼ接線
    方向に向けられる圧縮空気のための2本の溝部(70,
    71)が設けられて圧縮空気の供給用パイプ(30,3
    1)に割り当てられていることを特徴とする請求項1か
    ら3のいずれか1項に記載の緯糸貯蔵装置。
  5. 【請求項5】 前記溝部(70,71)が、ほぼ直径を
    挟んで向き合い、回転ホイールの周囲部分を指向してい
    ることを特徴とする請求項4記載の緯糸貯蔵装置。
  6. 【請求項6】 回転ホイール(25)が、中央ハウジン
    グ部(55)の端部に配置され、この端部にはその前側
    に圧縮空気のための出口が形成され、ここを通って空気
    が巻回体(8)の軸方向に流れることを特徴とする請求
    項4または5のいずれかに記載の緯糸貯蔵装置。
  7. 【請求項7】 緯入れの後に、一回の緯入れのために緯
    糸貯蔵装置から引き出す緯糸(3a)の長さを測定する
    こと、 もし、緯糸の長さが所望の所定の長さ値(L1)から逸
    脱している場合には、対応する制御信号が制御装置(2
    2)に伝達され、圧縮空気の供給用パイプ(30,3
    1)に割り当てられた制御部(28,29;32)が閉
    鎖位置から開放位置へと調節され、所定の長さ値からの
    緯糸の長さの逸脱を修正するように決められた回転方向
    に、回転ホイール(25)に圧縮空気を突き当てること
    を許容すること、 そして、緯糸の長さが所望の所定の長さ値(L1)に到
    達している場合には、対応する制御信号が制御装置(2
    2)に伝達され、制御部(28,29;32)は閉鎖位
    置に復元され、回転ホイール(25)は休業することと
    なることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項の
    緯糸貯蔵装置を操作するための方法。
JP17849292A 1991-07-05 1992-07-06 織機の緯糸貯蔵装置 Pending JPH05186934A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH200591 1991-07-05
CH02005/91-1 1991-07-05

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05186934A true JPH05186934A (ja) 1993-07-27

Family

ID=4223680

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17849292A Pending JPH05186934A (ja) 1991-07-05 1992-07-06 織機の緯糸貯蔵装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP0521819A1 (ja)
JP (1) JPH05186934A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3140446B1 (en) * 2014-05-09 2019-08-28 Picanol Weft feeder device

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3476566D1 (en) * 1984-11-13 1989-03-09 Sulzer Ag Weft storing device for looms
US4850544A (en) * 1986-12-17 1989-07-25 Sulzer Brothers Limited Yarn metering bobbin
EP0290380B1 (de) * 1987-04-24 1991-08-28 GebràœDer Sulzer Aktiengesellschaft Schussfadenspeicher mit automatischer Fadenabmessung für Webmaschine
DE58901799D1 (de) * 1988-05-20 1992-08-13 Sulzer Ag Elektromagnetische einrichtung fuer webmaschinen.

Also Published As

Publication number Publication date
EP0521819A1 (de) 1993-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3411548A (en) Weft thread supply apparatus for gripper shuttle looms
JPS6245342B2 (ja)
US3761031A (en) Storage apparatus for filamentary material
CA1085149A (en) A device for forming a supply coil of thread from a thread advanced from a yarn supply
JPS63282341A (ja) 自動糸計測部付織機用よこ糸蓄積装置
KR100307849B1 (ko) 실이송장치
EP0710301B1 (de) Spinnvorrichtung und steuer- sowie regeleinrichtung für die spinnvorrichtung
US4799517A (en) Weft yarn store for a loom
JPH0748760A (ja) 糸ブレーキ
US4516611A (en) Weft yarn storage unit for jet looms
JPH05186934A (ja) 織機の緯糸貯蔵装置
JPH04214443A (ja) 織機のよこ糸の計量装置
EP0315235B1 (en) Method for preparing a weft thread on weaving machines, and weaving machines which use this method
US5509450A (en) Weft yarn feeding device having a rotating retainer
EP0580267B1 (en) A device for feeding a periodically operating yarn-consuming device
JP2561087B2 (ja) 無杼織機における給系案内装置
JP2961376B2 (ja) 糸貯留及び糸供給装置
JPS6134259A (ja) 流体噴射式織機の緯入れ装置
JPS6321955A (ja) 流体噴射式織機におけるよこ入れ方法
JP2773901B2 (ja) 緯糸貯留測長装置
JPS6342148Y2 (ja)
JPS6348710Y2 (ja)
JPS6163747A (ja) 流体噴射式織機の緯糸貯留方法及び装置
JPH0718073B2 (ja) よこ糸測長貯留装置
JPH0978407A (ja) 織機の給糸異常検出装置