JPH05186675A - ポリカ―ボネ―ト‐ポリシロキサンブロックコポリマ―とポリカ―ボネ―トおよびポリエステルカ―ボネ―トコポリマ―とのポリマ―ブレンド - Google Patents
ポリカ―ボネ―ト‐ポリシロキサンブロックコポリマ―とポリカ―ボネ―トおよびポリエステルカ―ボネ―トコポリマ―とのポリマ―ブレンドInfo
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- JPH05186675A JPH05186675A JP17216892A JP17216892A JPH05186675A JP H05186675 A JPH05186675 A JP H05186675A JP 17216892 A JP17216892 A JP 17216892A JP 17216892 A JP17216892 A JP 17216892A JP H05186675 A JPH05186675 A JP H05186675A
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Abstract
コポリマ―とカ―ボネ―トポリマ―との新規な熱可塑性
ブレンド。 【構成】 ビスフェノ―ルシロキサンから誘導されたポ
リシロキサンブロックとポリカ―ボネ―トブロックとを
有するブロックコポリマ―を芳香族カ―ボネ―トポリマ
―とブレンドした新規な熱可塑性ブレンドが提供され
る。これらのブレンドは加工性、低温衝撃強さおよび可
燃性の点で有利である。
Description
加工性をもつエンジニアリング熱可塑性樹脂として有用
な、ポリシロキサン‐ポリカ―ボネ―トブロックコポリ
マ―とカ―ボネ―トポリマ―との熱可塑性ブレンドに係
る。
リカ―ボネ―トブロックを有する縮合コポリマ―は公知
である。そのようなポリマ―の代表例は、シュミット(S
chmidt) らの米国特許第4,681,922号(198
7年7月)、ボ―ン(Vaughn)の米国特許第3,189,
662号(1965年6月)、およびボ―ン(Vaughn)の
米国特許第3,419,634号(1968年12月)
に開示されている。
特性と高温特性とのさまざまなバランスに関する各種市
場の要求を満たすためにはシロキサンレベルの異なる種
々のグレ―ドを製造しなければならない。単一グレ―ド
のシロキサン変性ポリカ―ボネ―トコポリマ―を製造す
るのみでこれらさまざまな要求を満たす手段が望まし
い。
ロキサン‐カ―ボネ―トブロックコポリマ―をいろいろ
な割合の芳香族カ―ボネ―トポリマ―とブレンドする
と、高温特性と低温特性に関する広範囲の要求を満たす
ことのできる熱可塑性成形用組成物を製造することがで
きるということを発見した点にある。これらのブレンド
はまた、難燃化が容易であるといった別の有用な利点も
示す。カ―ボネ―トポリマ―の選択とブレンド成分の割
合を変更することによって、単一のシロキサン‐カ―ボ
ネ―トブロックコポリマ―から出発して広範囲の特性を
得ることができる。
ンドを含む熱可塑性組成物からなる。 (A)以下の(1)と(2)からなる熱可塑性ブロック
コポリマ―約5〜50重量%。 (1)次式(I)の繰返しポリシロキサンブロックに由
来するシロキサン約1〜約50重量%。
ルビル、およびハロゲンで置換されたヒドロカルビルの
中から独立して選択され(R1 がメチルで、R2 がメチ
ルかフェニルであるのが好ましい)、Dは約10から約
120までの整数であり(約40〜60が好ましい)、
Yは水素またはアルコキシ(アルコキシの場合メトキシ
が好ましい)である] (2)次式(II)の単位からなるポリカ―ボネ―トブロ
ックのブロックコポリマ―に基づき約50〜約99重量
%。
有する二価の炭化水素基、1〜約15個の炭素原子とハ
ロゲンのような置換基を含有する置換された二価の炭化
水素基、−S−、−SS−、−S(O)−、−S(O)
2 −、−O−、または−C−であり、Xは各々水素、ヒ
ドロカルビル(たとえば、炭素原子1〜約8個のアルキ
ル基、炭素原子6〜18個のアリ―ル基、炭素原子7〜
約14個のアラルキル基、炭素原子7〜約14個のアル
カリ―ル基、炭素原子1〜約8個のアルコキシ基、また
は炭素原子6〜18個のアリ―ルオキシ基)およびハロ
ゲンより成る群の中から独立して選択される] (B)芳香族カ―ボネ―トポリマ―約50〜95重量
%。
部分がブレンド組成物全体の約4〜8重量%になるよう
にするのが好ましい。本明細書中で使用する「ヒドロカ
ルビル」という用語は、親の炭化水素から水素原子を除
去して得られる一価の残基を意味する。ヒドロカルビル
の代表例は炭素原子1〜25個のアルキル、たとえばメ
チル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシ
ル、ヘプチル、オクチル、ノニル、ウンデシル、デシ
ル、ドデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシ
ル、ヘンエイコシル、ドコシル、トリコシル、テトラコ
シル、ペンタコシルおよびこれらの異性体、炭素原子6
〜25個のアリ―ル、たとえばフェニル、トリル、キシ
リル、ナフチル、ビフェニル、テトラフェニルなど、炭
素原子7〜25個のアラルキル、たとえばベンジル、フ
ェネチル、フェンプロピル、フェンブチル、フェンヘキ
シル、ナフトクチルなど、炭素原子3〜8個のシクロア
ルキル、たとえばシクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロ
オクチルなどである。
コポリマ―(A)は、ホスゲンのようなカ―ボネ―ト前
駆体と、(1)後述の式(IV)の二価フェノ―ル、
(2)下記式(III) のシロキサン
の通りである]、(3)鎖長を制限する量の一価のフェ
ノ―ル、好ましくはフェノ―ル自体との界面重合によっ
て製造できる。この手順はポリカ―ボネ―トやポリエス
テル‐カ―ボネ―トを製造するのに使用される通常のも
のである。
サンということができる。これらのビスフェノ―ルシロ
キサンを製造するには、下記反応式に従って、アルケニ
ル置換基を含有するフェノ―ル(VI)にポリジオルガノ
シロキサン(V)を付加させる。
通りである。この過程の本質的な特徴は1968年12
月に発行されたボ―ン(Vaughn)の米国特許第3,41
9,635号(援用する)に記載されている。たとえ
ば、このボ―ン(Vaughn)の特許の実施例8にはこの過程
が例示されているが、触媒量のクロロ白金酸‐アルコ―
ル錯体の存在下90〜115℃で、末端が水素で停止し
たポリジメチルシロキサンがアリルフェノ―ルに付加す
る。
ボネ―トポリマ―Bにはポリカ―ボネ―トとポリエステ
ル‐カ―ボネ―トが包含される。ポリカ―ボネ―トとポ
リエステル‐カ―ボネ―トの界面重合による製法はよく
知られている。詳細については、たとえば、米国特許第
3,028,365号、第3,334,154号、第
3,275,601号、第3,915,926号、第
3,030,331号、第3,169,121号、第
3,027,814号および第4,188,314号
(これらすべてを援用する)を参照されたい。
ロゲン化カルボニル(カ―ボネ―ト前駆体)との反応か
らなる。製造プロセスの反応条件はいろいろに変わり得
るが、いくつかの好ましいプロセスでは、ジフェノ―ル
反応体をカ性水溶液に溶解または分散し、得られた混合
物を適切な水不混和性溶媒に加え、適切な触媒の存在下
制御されたpH条件下でホスゲンのようなカ―ボネ―ト
前駆体と反応体を接触させるのが典型的である。最も普
通に用いられる水不混和性の溶媒としては、メチレンク
ロライド、1,2‐ジクロロエタン、クロロベンゼン、
トルエンなどがある。
カ―ボネ―ト前駆体の重合速度を速める。代表的な触媒
としては、トリエチルアミンのような第三級アミン類、
第四級ホスホニウム化合物類、第四級アンモニウム化合
物類などがある。本発明のポリカ―ボネ―ト樹脂を製造
する好ましい方法はホスゲン化反応からなる。ホスゲン
化反応が進行する温度は0℃から100℃以上まで変え
られる。ホスゲン化反応は室温(25℃)から50℃ま
での温度で好ましく進行する。反応は発熱であるので、
ホスゲン付加速度を利用して反応温度を制御することが
できる。必要とされるホスゲンの量は通常二価フェノ―
ルの量と同時に存在するジカルボン酸の量とに依存す
る。
応性の基は2つのフェノ―ル性ヒドロキシ基である。二
価フェノ―ルの中には次の一般式で表わせるものがあ
る。
本発明を実施する際に使用することができる二価フェノ
―ルのいくつか典型的な例を挙げると、たとえば(4‐
ヒドロキシフェニル)メタン、2,2‐ビス(4‐ヒド
ロキシフェニル)プロパン(ビスフェノ―ル‐Aともい
う)、2,2‐ビス(4‐ヒドロキシ‐3,5‐ジブロ
モフェニル)プロパンのようなビスフェノ―ル、たとえ
ばビス(4‐ヒドロキシフェニル)エ―テル、ビス
(3,5‐ジクロロ‐4‐ヒドロキシフェニル)エ―テ
ルのような二価フェノ―ルエ―テル、たとえばp,p′
‐ジヒドロキシジフェニル、3,3′‐ジクロロ‐4,
4′‐ジヒドロキシジフェニルのようなジヒドロキシジ
フェニル、たとえばビス(4‐ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、ビス(3,5‐ジメチル‐4‐ヒドロキシフェ
ニル)スルホンのようなジヒドロキシアリ―ルスルホ
ン、たとえばレゾルシノ―ル、ヒドロキノンのようなジ
ヒドロキシベンゼン、たとえば1,4‐ジヒドロキシ‐
2,5‐ジクロロベンゼン、1,4‐ジヒドロキシ‐3
‐メチルベンゼンのようなハロ‐およびアルキル‐置換
されたジヒドロキシベンゼン、ならびに、たとえばビス
(4‐ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4‐ヒ
ドロキシフェニル)スルホキシドおよびビス(3,5‐
ジブロモ‐4‐ヒドロキシフェニル)スルホキシドのよ
うなジヒドロキシジフェニルスルフィドおよびスルホキ
シドがある。各種の別の二価フェノ―ルが入手でき、米
国特許第2,999,835号、第3,028,365
号および第3,153,008号(すべて援用する)に
開示されている。もちろん、2種以上の異なる二価フェ
ノ―ルまたは二価フェノ―ルとグリコ―ルとの組合せを
使用することが可能である。
ル、ジアリ―ルカ―ボネ―トまたはビスハロホルメ―ト
のいずれでもよい。ハロゲン化カルボニルとしては臭化
カルボニル、塩化カルボニル、およびそれらの混合物が
ある。ビスハロホルメ―トとしては、2,2‐ビス(4
‐ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2‐ビス(‐ヒ
ドロキシ‐3,5‐ジクロロフェニル)プロパン、ヒド
ロキノンなどのビスクロロホルメ―トのような二価フェ
ノ―ルのビスハロホルメ―ト、またはエチレングリコ―
ルのビスハロホルメ―トなどのようなグリコ―ルのビス
ハロホルメ―トがある。上記のカ―ボネ―ト前駆体はい
ずれも有用であるが、ホスゲンともいわれる塩化カルボ
ニルが好ましい。
コンパウンディング業界で公知の添加剤を添加すること
によって改質することができる。そのような添加剤とし
ては、たとえば、充填材(粘土やタルク)、強化材(ガ
ラス繊維など)、耐衝撃性改良剤、他の樹脂、帯電防止
剤、可塑剤、流動促進剤および他の加工助剤、安定剤、
着色剤、離型剤、他の難燃剤、紫外線遮断剤などが包含
される。
という利点に加えて、本発明の樹脂ブレンド組成物の別
の重要な特徴は、良好な着火抵抗性と難燃性を示すと同
時に広い温度範囲に渡って良好な衝撃強さも有する物品
を製造できることである。従来、ある程度の妥協なくし
てこれらの望ましい特性を同時に達成するのは困難であ
った。難燃性の程度を高めるためには、本発明のブレン
ドを、有機スルホン酸のアルカリ金属塩またはアルカリ
土類金属塩(ハロゲン化されていてもよい)、ハロゲン
化されたビスフェノ―ルから製造されたポリカ―ボネ―
ト、ハロゲン化された有機分子、有機リン化合物、ハロ
ゲン‐リン化合物、ポリテトラフルオロエチレン、ヒュ
―ムドシリカ、ならびに樹脂組成物およびそれから作成
される成形品に耐着火性(すなわち難燃性)を付与する
他の物質とさらにブレンドすることができる。本発明の
特に好ましい組成物は、難燃有効量、通常は0.3〜
0.6%のスルホン酸塩または0.5〜2.0%のハロ
ゲン化された化合物を含有しているものである。
らによく理解できるであろう。以下の実施例は、限定で
はなく例示するために挙げるものであり、本発明を実施
する際に最良と考えられる態様を示すものである。調製例1 :オイゲノ―ルでキャッピングしたポリジメチ
ルシロキサン流体の調製代表例 オクタメチルシクロテトラシロキサン(8.3kg、2
8.0モル)、テトラメチルジシロキサン(330g、
2.46モル)、およびフィルトロ―ル(Filtrol) 20
(86g、1重量%、ハ―ショウ/フィルトロ―ル・ク
レ―・プロダクツ(Harshaw/Filtrol Clay Products)
製)を12リットルフラスコ内で一緒にし、2時間45
℃に加熱した。温度を100℃に上げ、混合物を5時間
急速に撹拌した。混合物を放冷した後セライト濾過助剤
のプラグを通して濾過した。粗生成物に、オイゲノ―ル
(774g、4.72モル)とカ―ルシュタット白金触
媒(1.57g、10ppmPt)の混合物を40g/
分の割合で加えた。FTIRスペクトル中のシロキサン
水素の消失によって反応の完了を追跡した。200℃、
1.5トルで作動する下降薄膜蒸発機を使用して反応生
成物をストリッピングして揮発物を除去した。単離され
た物質は粘度が25℃で100センチスト―クスであ
り、重合度が49シロキサン単位である淡褐色の油であ
った。この物質は、さらに精製することなく使用した。調製例2 :コポリマ―の調製代表例 ビスフェノ―ル‐A(90.7kg、398モル)、D4
9オイゲノ―ルでキャッピングしたポリジメチルシロキ
サン流体(27.1kg、1.5モル、シロキサン20重
量%)、トリエチルアミン(1.1L)、フェノ―ル
(1.4kg、14.9モル)、およびグルコン酸ナトリ
ウム(150g)を、水(200L)およびジクロロメ
タン(250L)と1000Lの反応器内で合わせた。
この二相混合物を激しく撹拌し、50%水酸化ナトリウ
ム水溶液を添加してpHを10にした。反応pHを1
0.0〜10.5の範囲に維持しながら30分に渡って
ホスゲン(45.3kg、458モル)を加えた。反応混
合物を窒素でパ―ジした後、ジクロロメタン(200
L)を追加して加え、有機相を塩水層から液/液遠心に
よって分離した。この有機相を、相/相接触により1%
塩酸と水で洗浄し、液/液遠心分離することによって処
理した。ジクロロメタン溶液から水蒸気沈澱させること
によって樹脂を白色の顆粒(95kg)として単離した。
この物質の特性を標準的な分析法によって決定した。I
V=0.47、ゲルパ―ミエ―ションクロマトグラフィ
―(ポリカ―ボネ―トの分子量に対してK因子を使用す
るポリスチレン標準)Mw=24023、Mn=105
29、分散=2.28、メルトフロ―=13g/10
分、1H NMRによるシロキサン含量は19重量%で
あった。
全シロキサン充填量を変えて他のいろいろな樹脂組成物
を調製して評価した。このポリシロキサンコポリカ―ボ
ネ―トのブレンドの代表的な例をいくつか以下に示す。
材料をホスファイト系安定剤(0.05重量%)と一緒
にコンパウンディングし、ステンレススチ―ル缶の中で
タンブルした後、ワ―ナ―(Werner)およびプライデラ―
(Pfleiderer)の28または30mm同時回転型二軸式エク
ストル―ダ―(作動バレル温度550〜570°F)で
押出した。溶融温度570°F、金型温度180°Fで
射出成形して試験片を製造した。
ト衝撃とダブルゲ―トバ―のノッチなしアイゾット衝撃
はASTMのD−256法に従って測定した。曲げ降伏
と曲げ弾性率はASTMのD−790法に従って測定し
た。引張降伏、引張破断および引張伸びはASTMのD
−638法に従って測定した。メルトフロ―等級はAS
TMのD−1238法に従って決定した。着火耐性はU
L94試験によって決定した。実施例1 本発明を例証する手段として次の組成物を調製した。
と、オイゲノ―ルでキャッピングされたポリジメチルシ
ロキサン(64単位に等しいシロキサン重合度をもち、
シロキサンを20重量%有する)とのコポリカ―ボネ―
ト25部、レキサン(LEXAN)140グレ―ドのポリカ―
ボネ―ト樹脂75部、および適当な安定剤から調製し
た。
と、オイゲノ―ルでキャッピングされたポリジメチルシ
ロキサン(64単位に等しいシロキサン重合度をもち、
シロキサンを20重量%有する)とのコポリカ―ボネ―
ト25部、レキサン(LEXAN)−SP100グレ―ドのコ
ポリエステルカ―ボネ―ト樹脂[フォンタナ(Fontana)
らの米国特許第4,983,706号に従ってドデカン
二酸を10重量%使用して調製した]75部、および適
当な安定剤から調製した。
と、オイゲノ―ルでキャッピングされたポリジメチルシ
ロキサン(64単位に等しいシロキサン重合度をもち、
シロキサンを20重量%有する)とのコポリカ―ボネ―
ト25部、レキサン(LEXAN)−PPC345グレ―ドの
芳香族コポリエステルカ―ボネ―ト樹脂[クィン(Quin
n) の米国特許第4,238,596号に従って93:
7の比のイソフタロイルクロライド/テレフタロイルク
ロライドを80重量%使用して調製した]75部、およ
び適当な安定剤から調製した。
グし、押出して成形した。 本発明1 本発明2 本発明3 性 質 Tg(℃) 145 130 185 メルトフロ―等級(g/10分) 5 7 < 2 500秒-1粘度(Pa−秒) 1042 736 2110 1000秒-1粘度(Pa−秒) 676 495 1189 5000秒-1粘度(Pa−秒) 191 154 240 125ミルダブルゲ―トアイゾット 26* 32* 11+ (ft-lbs/in) -10℃での 125ミルノッチ付アイゾット − − 8* -50℃での 125ミルノッチ付アイゾット 11* 13* 6+ -40℃での 250ミルノッチ付アイゾット 8* 5+ 6+ ジアセトンアルコ―ル1 に対する 65 15 >1000 耐クレ―ジング性(秒) * は延性破壊を示す。
み治具中で溶剤にさらした後最初のひび形成までの時
間。これらのデ―タは、本発明のブレンド組成物で得ら
れる特性の範囲を示している。実施例2 対照組成物4は、レキサン(Lexan) 140グレ―ドのポ
リカ―ボネ―ト樹脂[ジ―・イ―・プラスチックス(GE
Plastics)]91.4部、B56耐衝撃性改良剤[カネ
カ・テキサス社(Kaneka Texas Corporation)製のメタク
リル酸メチル‐ブタジエン‐スチレンコアシェルコポリ
マ―]4.3部、ビスフェノ―ル‐Aと43重量%のビ
スフェノ―ル‐Aでキャッピングされたポリジメチルシ
ロキサン(重合度10)とのコポリカ―ボネ―ト[メリ
ット(Merritt) の米国特許第3,832,419に従っ
てGEが製造]4.3部、ジフェニルスルホン‐3‐ス
ルホン酸カリウム(難燃剤)0.45部、ティオナ(TIO
NA) RCL−69二酸化チタン(SCM製)2.0部、
および適当な安定剤から調製した。
と、オイゲノ―ルでキャッピングされたポリジメチルシ
ロキサン(100単位に等しいシロキサン重合度をも
ち、シロキサンを20重量%有する)とのコポリカ―ボ
ネ―ト25部、レキサン(LEXAN) 120グレ―ドのポリ
カ―ボネ―ト樹脂75部、ジフェニルスルホン‐3‐ス
ルホン酸カリウム(難燃剤)0.45部、ティオナ(TIO
NA) RCL−69二酸化チタン(SCM製)2.0部、
および適当な安定剤から調製した。
グし、押出して成形した。 対 照 4 本発明 5 性 質 メルトフロ―等級(g/10分) 11 8.5 部品メルトフロ―等級(g/10分) 11 8.5 破断時引張(psi) 9400 9200 降伏時引張(psi) 8200 8100 引張伸び(%) 104 96 曲げ弾性率(psi) 302300 311600 曲げ降伏(psi) 11900 12100 125ミルノッチ付アイゾット(ft-lbs/in) 13* 16* -50℃での 125ミルノッチ付アイゾット(ft-lbs/in) 11* 12* 250ミルノッチ付アイゾット(ft-lbs/in) 12* 13* 125ミルにおけるUL94(等級) B V0 * は延性破壊を示す。これらのデ―タが示しているよう
に、衝撃性能がほぼ類似のとき、本発明の組成物はUL
94で測定した着火耐性において優れている。実施例3 対照組成物6は、レキサン(Lexan) 140グレ―ドのポ
リカ―ボネ―ト樹脂100部、ジフェニルスルホン‐3
‐スルホン酸カリウム0.45部、ビスフェノ―ル‐A
とテトラブロモビスフェノ―ル‐Aとのコポリカ―ボネ
―ト1.0部、ポリテトラフルオロエチレン(20%)
とビスフェノ―ル‐Aポリカ―ボネ―ト(80%)との
ブレンド0.60部、ティオナ(TIONA) RCL−69二
酸化チタン(SCM製)2.0部、および適当な安定剤
から調製した。
と、オイゲノ―ルでキャッピングされたポリジメチルシ
ロキサン(100単位に等しいシロキサン重合度をも
ち、シロキサンを20重量%有する)とのコポリカ―ボ
ネ―ト25部、レキサン(LEXAN) 120グレ―ドのポリ
カ―ボネ―ト樹脂75部、ジフェニルスルホン‐3‐ス
ルホン酸カリウム0.45部、ビスフェノ―ル‐Aとテ
トラブロモビスフェノ―ル‐Aとのコポリカ―ボネ―ト
1.0部、ポリテトラフルオロエチレン(20%)とビ
スフェノ―ル‐Aポリカ―ボネ―ト(80%)とのブレ
ンド0.60部、ティオナ(TIONA) RCL−69二酸化
チタン(SCM製)2.0部、および適当な安定剤から
調製した。
ル‐Aと、オイゲノ―ルでキャッピングされたポリジメ
チルシロキサン(50単位に等しいシロキサン重合度を
もち、シロキサンを20重量%有する)とのコポリカ―
ボネ―ト40部、レキサン(LEXAN) 120グレ―ドのポ
リカ―ボネ―ト樹脂60部、ジフェニルスルホン‐3‐
スルホン酸カリウム0.45部、ビスフェノ―ル‐Aと
テトラブロモビスフェノ―ル‐Aとのコポリカ―ボネ―
ト1.0部、ポリテトラフルオロエチレン(20%)と
ビスフェノ―ル‐Aポリカ―ボネ―ト(80%)とのブ
レンド1.0部、ティオナ(TIONA) RCL−69二酸化
チタン(SCM製)2.0部、および適当な安定剤から
調製した。
ル‐Aと、オイゲノ―ルでキャッピングされたポリジメ
チルシロキサン(10単位に等しいシロキサン重合度を
もち、シロキサンを43重量%有する)とのコポリカ―
ボネ―ト12部、レキサン(LEXAN) 120グレ―ドのポ
リカ―ボネ―ト樹脂88部、ジフェニルスルホン‐3‐
スルホン酸カリウム0.45部、ビスフェノ―ル‐Aと
テトラブロモビスフェノ―ル‐Aとのコポリカ―ボネ―
ト1.0部、ポリテトラフルオロエチレン(20%)と
ビスフェノ―ル‐Aポリカ―ボネ―ト(80%)とのブ
レンド1.2部、ティオナ(TIONA) RCL−69二酸化
チタン(SCM製)2.0部、および適当な安定剤から
調製した。
グし、押出して成形した。 対照6 本発明7 本発明8 本発明9 性 質 全シロキサン重量% 0 5 8 5 シロキサン重合度 - 100 50 10 メルトフロ―レ―ト 8.5 9.5 13 13 (g/10分) 部品メルトフロ―レ―ト 7 10 13.5 13 (g/10分) 破断時引張(psi) 10300 8400 7500 8200 降伏時引張(psi) 9400 8100 7900 8000 引張伸び(%) 98 79 65 74 曲げ弾性率(psi) 328900 296100 292800 287900 曲げ降伏(psi) 14000 11700 11500 11300 125ミルノッチ付アイゾット 15* 12* 13* 13* (ft-lbs/in) -30℃における 2+ 11* 10* 9* 125ミルノッチ付アイゾット 250ミルノッチ付アイゾット 2+ 8* 10* 11* (ft-lbs/in) 60ミルにおけるUL94(等級) V0 V0 V0 V0 消化時間(秒)(平均) 2 2 4 1 125 ミルにおける5V(等級) 失格 合格 合格 合格 * は延性破壊を示す。
しているように、着火耐性性能が同程度のとき、本発明
の組成物はシロキサンの重合度と充填量の一定範囲の組
成物すべてで衝撃性能が優れている。実施例4 対照組成物10は、レキサン(Lexan) 140グレ―ドの
ポリカ―ボネ―ト樹脂[ジ―・イ―・プラスチックス(G
E Plastics)]90部、チョップトガラス繊維[オ―エ
ンス・コ―ニング・ファイバ―グラス(Owens Corning F
iberglass)415]10部、ジフェニルスルホン‐3‐
スルホン酸カリウム(難燃剤)0.45部、ティオナ(T
IONA) RCL−69二酸化チタン(SCM製)2.0
部、および適当な安定剤から調製した。
Aと、オイゲノ―ルでキャッピングされたポリジメチル
シロキサン(50単位に等しいシロキサン重合度をも
ち、シロキサンを20重量%有する)とのコポリカ―ボ
ネ―ト25部、レキサン(LEXAN) 140グレ―ドのポリ
カ―ボネ―ト樹脂65部、チョップトガラス繊維[オ―
エンス・コ―ニング・ファイバ―グラス(Owens Corning
Fiberglass)415]10部、ジフェニルスルホン‐3
‐スルホン酸カリウム(難燃剤)0.45部、ティオナ
(TIONA) RCL−69二酸化チタン(SCM製)2.0
部、および適当な安定剤から調製した。
グし、押出して成形した。 対 照 10 本発明 11 性 質 メルトフロ―等級(g/10分) 8 7 部品メルトフロ―等級(g/10分) 8 7 破断時引張(psi) 7100 6300 降伏時引張(psi) 8800 7200 引張伸び(%) 15 15 曲げ弾性率(psi) 397100 326800 曲げ降伏(psi) 14100 11600 125ミルノッチ付アイゾット(ft-lbs/in) 2+ 5* 250ミルノッチ付アイゾット(ft-lbs/in) 1+ 4* 90ミルにおけるUL94(等級) V2 V0 * は延性破壊を示す。
しているように、寸法補強用のガラス繊維充填量が等し
いとき、本発明の組成物は優れた着火耐性と衝撃性能を
示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 (A)(1)式 【化1】 [式中、R1 およびR2 は各々水素、ヒドロカルビル、
およびハロゲンで置換されたヒドロカルビルの中から独
立して選択され、Dは約10から約120までの整数で
あり、Yは水素またはアルコキシである]のポリシロキ
サンブロックに由来するシロキサン約1〜約50重量%
と、 (2)式 【化2】 [式中、Aは1〜約15個の炭素原子を含有する二価の
炭化水素基、1〜約15個の炭素原子とハロゲンのよう
な置換基を含有する置換された二価の炭化水素基、−S
−、−SS−、−S(O)−、−S(O)2 −、−O
−、または−C−であり、Xは各々水素、ハロゲンおよ
び一価の炭化水素基の中から独立して選択される]の繰
返し単位からなるポリカ―ボネ―トブロックのブロック
コポリマ―に基づき約50〜約99重量%とからなる熱
可塑性ブロックコポリマ―約5〜50重量%と、 (B)芳香族カ―ボネ―トポリマ―約50〜95重量%
とのブレンドを含む熱可塑性組成物。 - 【請求項2】 R1 、R2 、R3 およびR4 がメチルで
あり、Yがメトキシである、請求項1記載のブレンド。 - 【請求項3】 Dが約40〜約60である、請求項1記
載のブレンド。 - 【請求項4】 前記芳香族カ―ボネ―トポリマ―が、式 【化3】 [式中、R3 およびR4 は請求項1で定義した通りであ
る]の繰返し単位からなるポリカ―ボネ―トである、請
求項1記載のブレンド。 - 【請求項5】 前記芳香族カ―ボネ―トポリマ―が、式 【化4】 [式中、R3 およびR4 はヒドロカルビルおよびハロゲ
ンで置換されたヒドロカルビルより成る群の中から選択
される]の繰返しカ―ボネ―ト単位と、式 【化5】 [式中、Aは炭素原子約6〜約18個のアルキレンまた
はフェニレンである]の繰返しエステル単位(ただし、
カ―ボネ―ト単位とエステル単位の合計の1〜20モル
%)とからなるポリエステル‐カ―ボネ―トである、請
求項1記載のブレンド。 - 【請求項6】 前記アルキレンが直鎖のα−ωアルキレ
ンである、請求項5記載のブレンド。 - 【請求項7】 前記アルキレンがヘキサメチレンであ
る、請求項6記載のブレンド。
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