JPH05186340A - 水性溶液形態のユビキノン含有経口製剤 - Google Patents
水性溶液形態のユビキノン含有経口製剤Info
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- JPH05186340A JPH05186340A JP4204214A JP20421492A JPH05186340A JP H05186340 A JPH05186340 A JP H05186340A JP 4204214 A JP4204214 A JP 4204214A JP 20421492 A JP20421492 A JP 20421492A JP H05186340 A JPH05186340 A JP H05186340A
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- A61K47/44—Oils, fats or waxes according to two or more groups of A61K47/02-A61K47/42; Natural or modified natural oils, fats or waxes, e.g. castor oil, polyethoxylated castor oil, montan wax, lignite, shellac, rosin, beeswax or lanolin
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 非イオン性界面活性剤としてポリエトキシ化
40水素化ひまし油を含有することを特徴とする、有効
成分としてユビキノンを含有する経口用水性溶液形態の
医薬製剤、及びその製造方法。 【効果】 本発明の水性溶液形態のユビキノン含有経口
製剤は、安定な水性溶液であり、持続的に高い血中濃度
を維持することができる。
40水素化ひまし油を含有することを特徴とする、有効
成分としてユビキノンを含有する経口用水性溶液形態の
医薬製剤、及びその製造方法。 【効果】 本発明の水性溶液形態のユビキノン含有経口
製剤は、安定な水性溶液であり、持続的に高い血中濃度
を維持することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユビキノンを有効成分
として含有する、経口用水性溶液形態の医薬製剤に関す
る。ユビキノン、すなわち補酵素Q10は生理学的化合
物であり、ミトコンドリアの呼吸鎖の一構成要素として
細胞内に存在する(De Pierre V. C. et al., Ann.Rev.
Biochem., 46, 201, 1977; Nakamura T. et al., Che
m. Pharm. Bull. 27, 1101,1979)。ユビキノン[例えば
ユビデカレノン(ubidecarenone) ]は、代謝経路、特に
好気的経路を通じてのエネルギー生産(ATP形成)の
ための酸化的リン酸化過程に直接に作用する。
として含有する、経口用水性溶液形態の医薬製剤に関す
る。ユビキノン、すなわち補酵素Q10は生理学的化合
物であり、ミトコンドリアの呼吸鎖の一構成要素として
細胞内に存在する(De Pierre V. C. et al., Ann.Rev.
Biochem., 46, 201, 1977; Nakamura T. et al., Che
m. Pharm. Bull. 27, 1101,1979)。ユビキノン[例えば
ユビデカレノン(ubidecarenone) ]は、代謝経路、特に
好気的経路を通じてのエネルギー生産(ATP形成)の
ための酸化的リン酸化過程に直接に作用する。
【0002】ユビキノン要求性は、苛酷な肉体作業を経
験する正常個体において、又は心臓血管系の疾患や消耗
性の慢性疾患を患っているか、もしくは慢性的な投薬を
受けている個体において高くなる。特に、ユビキノンの
欠乏は、虚血性心臓障害、老人性心筋硬化及び高血圧性
心臓障害において報告されている(Yamagami T. et a
l., Biomedical and Clinical Aspects of Coenzyme Q1
0, Elsevier/North-Holland Biomedical Press Vol. 3,
79, 1981; Kishi T. et al., 同誌 Vol. 3, 67)。上
記の病態において、ユビキノンの外部からの投与は、顕
著な改善と重要な治療効果をもたらす(Yamasawa G., B
iomedical and Clinical Aspects of Coenzyme Q10, El
sevier/North-Holland Biomedical Press Vol. 2, 333,
1980 )。
験する正常個体において、又は心臓血管系の疾患や消耗
性の慢性疾患を患っているか、もしくは慢性的な投薬を
受けている個体において高くなる。特に、ユビキノンの
欠乏は、虚血性心臓障害、老人性心筋硬化及び高血圧性
心臓障害において報告されている(Yamagami T. et a
l., Biomedical and Clinical Aspects of Coenzyme Q1
0, Elsevier/North-Holland Biomedical Press Vol. 3,
79, 1981; Kishi T. et al., 同誌 Vol. 3, 67)。上
記の病態において、ユビキノンの外部からの投与は、顕
著な改善と重要な治療効果をもたらす(Yamasawa G., B
iomedical and Clinical Aspects of Coenzyme Q10, El
sevier/North-Holland Biomedical Press Vol. 2, 333,
1980 )。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ユビキ
ノンは、融点の低い親油性固体であり、事実上水に不溶
である。これらの特徴は、特に経口用製剤の場合、伝統
的な固体製剤(錠剤、カプセル、即席懸濁液)で得られ
るよりも、高いバイオアベラビリティを得るための安定
な水性溶液を調製する可能性を制限している。
ノンは、融点の低い親油性固体であり、事実上水に不溶
である。これらの特徴は、特に経口用製剤の場合、伝統
的な固体製剤(錠剤、カプセル、即席懸濁液)で得られ
るよりも、高いバイオアベラビリティを得るための安定
な水性溶液を調製する可能性を制限している。
【0004】米国特許第3,113,073号及びベル
ギー特許第906034号は、ポリエトキシ化ひまし油
とN,N−ジメチルアセトアミドのような水溶性アミド
の混合物に可溶化されたユビキノンを含む、経口、非経
口、及び局所用の水性製剤を開示している。しかし、周
知の胎児毒性及び催奇性効果のために、これらのアミド
は医薬製剤の可溶化剤として使用することができない
(Merkle J. and ZellerH., Arzneim. Forsch. 30, 155
7, 1980; von Kreybig T. et al. 同誌 19, 1073, 196
9; Stula E. F. e Krauss W. C., Toxic. Appl. Pharma
c. 41, 35, 1977)。
ギー特許第906034号は、ポリエトキシ化ひまし油
とN,N−ジメチルアセトアミドのような水溶性アミド
の混合物に可溶化されたユビキノンを含む、経口、非経
口、及び局所用の水性製剤を開示している。しかし、周
知の胎児毒性及び催奇性効果のために、これらのアミド
は医薬製剤の可溶化剤として使用することができない
(Merkle J. and ZellerH., Arzneim. Forsch. 30, 155
7, 1980; von Kreybig T. et al. 同誌 19, 1073, 196
9; Stula E. F. e Krauss W. C., Toxic. Appl. Pharma
c. 41, 35, 1977)。
【0005】
【課題を解決するための手段】経口用のユビキノンの安
定な水性溶液をアミドを使用することなく調製し得るこ
とが見い出され、それが本発明の一つの目的である。本
発明による製剤は、ポリエトキシ化40水素化ひまし
油、経口使用が可能で有効成分の可溶化剤として作用す
る非イオン性界面活性剤を含む。さらに、好適には25
%(W/V)までのソルビトールのようなポリアルコール
が、通常、濃厚化剤及び甘味料としてだけでなく、溶液
の安定化剤としても作用することが見い出された。
定な水性溶液をアミドを使用することなく調製し得るこ
とが見い出され、それが本発明の一つの目的である。本
発明による製剤は、ポリエトキシ化40水素化ひまし
油、経口使用が可能で有効成分の可溶化剤として作用す
る非イオン性界面活性剤を含む。さらに、好適には25
%(W/V)までのソルビトールのようなポリアルコール
が、通常、濃厚化剤及び甘味料としてだけでなく、溶液
の安定化剤としても作用することが見い出された。
【0006】有効成分重量と同量の、レシチン、もしく
は脂肪酸のポリオキシエチレンソルビタンエステルに属
するその他の非イオン性界面活性剤の存在下では、有効
成分重量の約10倍に等しい量で含まれている非イオン
性界面活性剤は、有効成分重量の3倍まで減量され得
る。さらに、不飽和のアシル残基を含むポリエトキシ化
35ひまし油の使用は、安定な溶液の調製に適していな
いことが見い出された。この発明の製剤は、さらにpH調
節剤、キレート剤、甘味料、保存料及びエチルアルコー
ルを含み得る。この発明により得られたユビキノン溶液
は、例えば熱を加えることを特徴とするような特殊な保
存条件下においてさえ安定であることが立証された。
は脂肪酸のポリオキシエチレンソルビタンエステルに属
するその他の非イオン性界面活性剤の存在下では、有効
成分重量の約10倍に等しい量で含まれている非イオン
性界面活性剤は、有効成分重量の3倍まで減量され得
る。さらに、不飽和のアシル残基を含むポリエトキシ化
35ひまし油の使用は、安定な溶液の調製に適していな
いことが見い出された。この発明の製剤は、さらにpH調
節剤、キレート剤、甘味料、保存料及びエチルアルコー
ルを含み得る。この発明により得られたユビキノン溶液
は、例えば熱を加えることを特徴とするような特殊な保
存条件下においてさえ安定であることが立証された。
【0007】以下の試験(S. S. Davis in: 「薬品の安
定性試験」 W. Grimm and K. Tomae, Eds, Wissenschaf
tliche Verlagsgesellschaft GmbH, Stuttgart 1987)
は、保存や輸送の間に現われる製薬調製物の潜在的不安
定性を強調するために推薦されている。特にFDAの
「医薬品及び生物製剤の安定性研究のためのガイドライ
ン案」は、製品が流通経路に入ったら起こり得る変動に
似せた温度サイクルに、製薬調製物をさらすことを推薦
している。本発明の独特の特徴は、伝統的な製剤によっ
て得られるよりも高くかつ持続的な血中濃度を得ること
を、この発明の組成物が可能にするということである。
定性試験」 W. Grimm and K. Tomae, Eds, Wissenschaf
tliche Verlagsgesellschaft GmbH, Stuttgart 1987)
は、保存や輸送の間に現われる製薬調製物の潜在的不安
定性を強調するために推薦されている。特にFDAの
「医薬品及び生物製剤の安定性研究のためのガイドライ
ン案」は、製品が流通経路に入ったら起こり得る変動に
似せた温度サイクルに、製薬調製物をさらすことを推薦
している。本発明の独特の特徴は、伝統的な製剤によっ
て得られるよりも高くかつ持続的な血中濃度を得ること
を、この発明の組成物が可能にするということである。
【0008】
【実施例】以下の実施例でこの発明をさらに説明する。
【0009】例1 ユビキノン 50mg ポリエトキシ化40水素化ひまし油 500mg 非結晶(70%)ソルビトール溶液 2,500mg クエン酸一水化物 5mg エデト酸ナトリウム 5mg 安息香酸ナトリウム 20mg サッカリン・ナトリウム塩 2mg 香味料 16mg 水を加えて全量を10mlとする。 上記製剤の調製は、有効成分が完全に溶解するまで、ユ
ビキノンとポリエトキシ化40水素化ひまし油混合物を
恒常的に撹拌しながら70℃まで加熱することを包含す
る。香味料を除く他の全ての賦形剤を70℃で水に溶解
し、撹拌しながらその溶液を有効成分溶液に加える。結
果として生じる混合物を40℃に冷却し、最後に香味料
を加える。
ビキノンとポリエトキシ化40水素化ひまし油混合物を
恒常的に撹拌しながら70℃まで加熱することを包含す
る。香味料を除く他の全ての賦形剤を70℃で水に溶解
し、撹拌しながらその溶液を有効成分溶液に加える。結
果として生じる混合物を40℃に冷却し、最後に香味料
を加える。
【0010】例2 ユビキノン 50mg ポリエトキシ化40水素化ひまし油 150mg 非結晶(70%)ソルビトール溶液 2,500mg ポリソルベート80 50mg 安息香酸ナトリウム 20mg クエン酸一水化物 5mg サッカリン・ナトリウム塩 2mg 香味料 20mg 水を加えて全量を10mlとする。 例1の手順によって、製剤を調製する。
【0011】例3 ユビキノン 50mg ポリエトキシ化40水素化ひまし油 150mg 非結晶(70%)ソルビトール溶液 1,500mg アルコール 500mg ホスファチジルコリン 50mg 安息香酸ナトリウム 20mg クエン酸一水化物 5mg サッカリン・ナトリウム塩 3mg 香味料 20mg 水を加えて全量を10mlとする。 例1の手順によって、製剤を調製する。ホスファチジル
コリンは、室温でアルコールに溶かした後、香味料を加
える前に加える。さらに、本発明の例1〜3の組成物を
使った比較安定性試験において、対照として使われた3
製剤の例を報告する。
コリンは、室温でアルコールに溶かした後、香味料を加
える前に加える。さらに、本発明の例1〜3の組成物を
使った比較安定性試験において、対照として使われた3
製剤の例を報告する。
【0012】例4 例1に相当するが、ポリエトキシ化40水素化ひまし油
の代りに、ポリエトキシ化35ひまし油を使う。
の代りに、ポリエトキシ化35ひまし油を使う。
【0013】例5 (例1に相当するが、ソルビトールを除く。)
【0014】例6 (ベルギー特許第906034号の例1に相当する。) ユビキノン 100mg ポリエトキシ化35ひまし油(Cremophor ELR) 800mg 70%ソルビトール 0.4ml N,N−ジメチルアセトアミド 0.2ml 水 1.6ml
【0015】試験例 [物理的安定性試験]上述の製剤の物理的安定性は、以
下の方法によって試験した。試験A−製剤を最高15回
の凍結・解凍周期(−20℃に24時間及び室温に24
時間)にかける(サイクル試験)。視覚検査で沈殿が検
出された時、試験を終了する。 試験B−製剤を室温で3カ月間保存する。 試験C−製剤を37℃で3カ月間保存する。
下の方法によって試験した。試験A−製剤を最高15回
の凍結・解凍周期(−20℃に24時間及び室温に24
時間)にかける(サイクル試験)。視覚検査で沈殿が検
出された時、試験を終了する。 試験B−製剤を室温で3カ月間保存する。 試験C−製剤を37℃で3カ月間保存する。
【0016】[薬物動態学的試験]新しい経口製剤から
のユビキノンの吸収を市販の調製物(ユビキノン50m
g、即席混濁液)と比較して測定するために、この2つ
の製剤の同一個体への「交差」(“cross-over”) 投与後
に、有効成分の血漿中濃度を測定した。この研究は、2
5才から35才の健康な志願者(うち2人は女性、1人
は男性)について行った。
のユビキノンの吸収を市販の調製物(ユビキノン50m
g、即席混濁液)と比較して測定するために、この2つ
の製剤の同一個体への「交差」(“cross-over”) 投与後
に、有効成分の血漿中濃度を測定した。この研究は、2
5才から35才の健康な志願者(うち2人は女性、1人
は男性)について行った。
【0017】最初に、各々の個体に経口投与量2×50
mgのユビキノン(50mg一回分バイアル、即席懸濁液)
を投与し、続いて、一週間経過後、例1のようにして調
製した経口投与量2×50mgのユビキノン溶液を投与し
た。
mgのユビキノン(50mg一回分バイアル、即席懸濁液)
を投与し、続いて、一週間経過後、例1のようにして調
製した経口投与量2×50mgのユビキノン溶液を投与し
た。
【0018】時間0(投与前)並びに投与後1,2,
4,6,8,10及び24時間の時点で血液試料(5m
l)を採取し、抗凝血薬としてクエン酸ナトリウムを入
れた試験管に入れた。血液試料を採取後ただちに0℃に
置き、採取から10分以内に遠心分離機にかけて(2,
500rpm 、20分)血漿を分離した。抗酸化剤とし
て、1mlのエタノール中に0.1mgのブチルヒドロキシ
トルエン(BHT)を含む溶液0.2mlを血漿に加え
た。ユビキノンの血漿中濃度は、n−ヘキサンによる抽
出に続く逆相カラムを使った特異的HPLC法によって
測定した。
4,6,8,10及び24時間の時点で血液試料(5m
l)を採取し、抗凝血薬としてクエン酸ナトリウムを入
れた試験管に入れた。血液試料を採取後ただちに0℃に
置き、採取から10分以内に遠心分離機にかけて(2,
500rpm 、20分)血漿を分離した。抗酸化剤とし
て、1mlのエタノール中に0.1mgのブチルヒドロキシ
トルエン(BHT)を含む溶液0.2mlを血漿に加え
た。ユビキノンの血漿中濃度は、n−ヘキサンによる抽
出に続く逆相カラムを使った特異的HPLC法によって
測定した。
【0019】
【発明の効果】物理的安定性試験の結果を表1に示す。
結果は、この発明の製剤のより高い安定性を示してい
る。
結果は、この発明の製剤のより高い安定性を示してい
る。
【0020】
【表1】
【0021】薬物動態学的試験の結果(表2)は、市販
されている即席混濁液と比較して、本発明の製剤のより
高いバイオアベラビリティを示している。
されている即席混濁液と比較して、本発明の製剤のより
高いバイオアベラビリティを示している。
【0022】
【表2】
フロントページの続き (72)発明者 ジュセッペ・フリオシ イタリア国、ミラノ、ヴィア・リパモンテ ィ、99 (72)発明者 エルネスト・マルコ・マルティネ イタリア国、ミラノ、ヴィア・リパモンテ ィ、99 (72)発明者 ジオルジオ・ピッフェリ イタリア国、ミラノ、ヴィア・リパモンテ ィ、99
Claims (10)
- 【請求項1】 非イオン性界面活性剤としてポリエトキ
シ化40水素化ひまし油を含有することを特徴とする、
有効成分としてユビキノンを含有する経口用水性溶液形
態の医薬製剤。 - 【請求項2】 ポリエトキシ化40水素化ひまし油が有
効成分重量の約10倍量存在する請求項1の医薬製剤。 - 【請求項3】 ポリアルコールをさらに含有する請求項
1又は2の医薬製剤。 - 【請求項4】 該ポリアルコールがソルビトールである
請求項3の医薬製剤。 - 【請求項5】 該ポリアルコールを25%(W/V) までの
量で含有する請求項3又は4の医薬製剤。 - 【請求項6】 有効成分重量と等量のレシチン又はポリ
オキシエチレンソルビタンエステルをさらに含有する請
求項1又は3の医薬製剤。 - 【請求項7】 ポリエトキシ化40水素化ひまし油が、
有効成分重量の約3倍量存在する請求項6の医薬製剤。 - 【請求項8】 pH調節剤、キレート剤、甘味料、保存料
及びエチルアルコールをさらに含有する請求項1〜7の
いずれか1項の医薬製剤。 - 【請求項9】 ユビキノンを0.1%から1%の量で含
有する請求項1〜8のいずれか1項の医薬製剤。 - 【請求項10】 ユビキノンをポリエトキシ化40水素
化ひまし油に可溶化し、それに続いて残りの成分の水性
溶液を添加し、さらに場合により香味料等を添加するこ
とを特徴とする水性溶液形態のユビキノン含有経口医薬
製剤の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
ITMI911919A IT1250672B (it) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | Formulazioni orali di ubidecarenone in soluzione acquosa |
IT91A001919 | 1991-07-11 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05186340A true JPH05186340A (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11360324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4204214A Pending JPH05186340A (ja) | 1991-07-11 | 1992-07-09 | 水性溶液形態のユビキノン含有経口製剤 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0522433A1 (ja) |
JP (1) | JPH05186340A (ja) |
KR (1) | KR930001903A (ja) |
CH (1) | CH684629A5 (ja) |
FR (1) | FR2678836B1 (ja) |
IT (1) | IT1250672B (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006241075A (ja) * | 2005-03-03 | 2006-09-14 | Kose Corp | 透明水性組成物 |
US7364751B2 (en) | 2001-10-10 | 2008-04-29 | Kaneka Corporation | Stabilized compositions of aqueous reduced coenzyme Q solution |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES2051643B1 (es) * | 1992-10-13 | 1995-02-16 | Inverni Della Beffa Farma | Formulaciones orales de ubidecarenona en forma de soluciones acuosas. |
ES2074395B1 (es) * | 1993-02-25 | 1996-03-01 | Lifepharma Srl | Composicion farmaceutica o dietetica de elevada actividad antioxidante en las patologias cardiovasculares y/o hepaticas. |
IT1263840B (it) * | 1993-03-30 | 1996-09-04 | Giuseppe Furiosi | Formulazioni orali di ubidecarenone in forma di capsule |
US6054261A (en) * | 1998-05-20 | 2000-04-25 | Q-Pharma, Inc. | Coenzyme Q10 compositions for organ protection during perfusion |
JP3742602B2 (ja) * | 2001-05-09 | 2006-02-08 | 株式会社カネカ | 還元型補酵素qの安定な溶液 |
EP1407782A4 (en) * | 2001-06-28 | 2004-10-20 | Takeda Chemical Industries Ltd | DRUGS FOR THE PREVENTION / TREATMENT OF FUNCTIONAL ORGAN DISORDERS AND ORGAN DYSFUNCTION |
JP3549197B2 (ja) | 2001-08-10 | 2004-08-04 | 日清ファルマ株式会社 | ユビキノン含有製剤 |
KR100859781B1 (ko) * | 2007-03-26 | 2008-09-24 | (주)미토콘 | 유비데카레논-함유 약학 조성물 |
SG10202010355PA (en) | 2010-03-12 | 2020-11-27 | Berg Llc | Intravenous formulations of coenzyme q10 (coq10) and methods of use thereof |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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