JPH05186162A - エレベーター装置及びその制御方法 - Google Patents

エレベーター装置及びその制御方法

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JPH05186162A
JPH05186162A JP4000028A JP2892A JPH05186162A JP H05186162 A JPH05186162 A JP H05186162A JP 4000028 A JP4000028 A JP 4000028A JP 2892 A JP2892 A JP 2892A JP H05186162 A JPH05186162 A JP H05186162A
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guide
car
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guide rail
guiding
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政之 重田
Tadashi Shibata
正 柴田
Jiyun Sugawara
準 簀河原
Ichiro Nakamura
一朗 中村
Kiyoyasu Mimori
清保 三森
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明の目的は、案内装置を小形にし、その制
御も省電力で簡単に行なうことができ、かつ停電時にお
いても乗かごの案内機能を損なうことないエレベーター
装置を提供することにある。 【構成】ガイドレールに接触して乗かごを案内しこの乗
かごに伝わる横振動力を低減する接触型案内装置12
と、この接触型案内装置に作用する偏荷重を低減する非
接触型案内装置13とを前記乗かごに設けたことにより
達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベーター装置及び
その制御方法に係り、特に、乗かごの横方向の変位を少
なくできるエレベーター装置及びその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のエレベーター装置として、鉛直基
準線と乗かごとの隙間の変化をセンサーで検出し、ガイ
ドレールに対向して配置した電磁石の吸引力を制御して
前記乗かごを前記鉛直基準線に沿って昇降させ、前記乗
かごの横揺れをなくして乗心地を向上させる案内装置が
例えば、特開昭63−87482 号公報等で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、偏荷
重やガイドレール曲がりによる横振動など乗かごに作用
する案内荷重の全てを1つの案内装置で低減しているた
めに、案内装置が大形となること、走行中の停電により
案内機能が失われることについては何等配慮されていな
い問題がある。
【0004】本発明の目的は、案内装置を小形にできる
エレベーター装置を提供することにある。
【0005】本発明の別の目的は、乗かごに作用する外
力を省電力で低減できるエレベーター装置を提供するこ
とにある。
【0006】本発明のさらに別の目的は、走行中の停電
によっても乗かごに衝撃を与えることなく案内し得るエ
レベーター装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的は、ガ
イドレールに接触して乗かごを案内する接触型案内装置
と、ガイドレールに対し非接触で乗かごを案内する非接
触型案内装置とを設けたことにより達成される。
【0008】
【作用】上記構成のように、接触型と非接触型の案内装
置で乗かごに作用する案内荷重を互いに分担するように
したので、夫々の案内装置は小形となり、案内装置全体
を小形化することができる。さらに、前記非接触型案内
装置は偏荷重専用に作動させているので、その制御も簡
単で省電力となる。また、走行中における停電時には接
触型案内装置で継続して案内できるので、乗かごの案内
機能が失われることはない。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜図6について
説明する。エレベーター乗かご1は、ロ字型に形成され
たかご枠2と、このかご枠2に支持され出入口3aを備
えたかご室3と、前記かご枠2の上下左右に取付けられ
た案内装置4,5,6,7とを備えている。そして、こ
の乗かご1は前記かご枠2の上梁を貫通した連結具8を
介してロープ9の一端に連結されて吊り下げられてい
る。前記ロープ9は昇降路頂部の機械室(図示せず)に
設置された巻上機の駆動シーブ10に巻掛けられ、他端
につり合い重り11を連結している。また前記案内装置
4,5,6,7は、低減すべき周波数特性の異なる2種
類の案内装置即ち、第1の案内装置12と第2の案内装
置13とを夫々有し、これら第1及び第2の案内装置1
2,13を前記昇降路内に立設した一対のガイドレール
14A,14Bに係合して前記乗かご1を上下方向にの
み移動可能に案内している。尚、乗かご1の吊り心は、
重心位置Wに対してつり合い重り11側に寄せられてお
り、乗かご1には偏荷重が生じ、重心位置Wを中心に上
部側は出入口3aの方向Aへ転倒する(図2)。
【0010】ところで、前記第1の案内装置12は、接
触型案内装置であり、ガイドレール14の3つの案内面
14a〜14cに夫々対向する3つの案内要素即ち、前
記ガイドレール14を乗かごの奥行方向に沿う方向から
挾持する一対の案内ローラ15a,15bと、前記乗か
ごの奥行方向と直行する方向から前記ガイドレール14
に接する案内ローラ15cとを有する(図3)。そして
前記各案内ローラ15a〜15cは、夫々支持腕16a
〜16cの一端部に軸支され、この支持腕16a〜16
cの他端部は、前記かご枠2に固定される取付台18に
軸受17によって回転可能に支持されている。また前記
支持腕16a〜16cは、前記ガイドレール14の案内
面14a,14b,14cに対して前記案内ローラ15
a〜15cを押圧する方向に弾性部材である支持ばね2
0a〜20cにより押付けられている。この支持ばね2
0a〜20cは、前記取付台18に設けた支持体18a〜
18cに一端を連結され、前記支持腕16a〜16cを
貫通した他端に装着されている。尚、必要に応じて前記
支持ばね20a〜20cと並列に制振装置所謂ダンパー
を取付けてもよい。このほか、前記支持体18a〜18
cには前記支持腕16a〜16cと微小隙間を介して対
抗する例えば光センサーや渦電流センサー等の変位セン
サー21,22を設置している。この変位センサー2
1,22は、後述するように各案内装置4〜7のガイド
レール14に対する変位の方向と大きさが分かれば、す
べての支持体18a〜18cに設ける必要はない。
【0011】一方、上記構成の第1の案内装置12の近
傍には前記第2の案内装置13が設置されている。この
第2の案内装置13は、非接触型案内装置であり、前記
案内ローラ15a,15bと同様にガイドレール14の
3つの案内面14a〜14cに対して間隔をあけて向合
う一対の電磁石23,24と、これら一対の電磁石2
3,24と直交する位置関係にある電磁石25からなる
3つの案内要素を有し、前記各電磁石23〜25はコ字
状に形成された継鉄26a〜26cと、これら継鉄26
a〜26cに巻層したコイル27a〜27c及びコイル
28a〜28cとから構成されている。これら各電磁石
23〜25は、図4に示すように、各案内装置4〜7内
で向合う電磁石23,24同志が一組となって夫々一つ
の制御装置29〜32で制御され、さらに各案内装置4
〜7のうち上部の案内装置4,6内の各電磁石25同志
及び下部の案内装置5,7内の各電磁石25同志が一組
となって夫々一つの制御装置33,34で制御される。
そして、各案内装置4〜7のコイル28a〜28cは直
流電源35に接続されている。
【0012】前記継鉄26a,26bは、前記ガイドレ
ール14の前記案内ローラ15a,15bの案内面14
a,14bに対してコ字状の両脚端が隙間をもって対向
するように配置され、また前記継鉄26cは、前記案内
ローラ15cの案内面14cに対してコ字状の両脚端が
隙間をもって対向するように配置され、前記支持体18
a〜18cに上に固定されている。
【0013】次に、上記構成の第1の案内装置12及び
第2の案内装置13で案内される乗かご1を昇降させた
場合の動作の一例を案内装置6で説明する。前記巻上機
の駆動シーブ10が回転すると、前記乗かご1は前記ロ
ープ9を介して昇降される。いま、乗かご1の重心位置
Wに対して、吊り心が図2に示すように偏心している
(図2)と、図5に示す第1の案内装置12の支持ばね
20aは圧縮され、支持ばね20bは伸びることにな
る。そのため、取付台18は、ガイドレール14に接近
することになるので、前記支持ばね20a,20bに
は、想定される偏荷重に対して取付台18や乗かご1に
設けられている非常止め用制動子(図示せず)等がガイ
ドレール14の案内面14a,14bに接触しないよう
に、一定の大きさの剛性値が要求される。その結果、乗
かご1の走行時、ガイドレール14に曲がり(ガイドレ
ール間の継目部で曲がる)がある場合には、その曲がり
変位量だけ前記案内ローラ15a,15bを変位させ、
この案内ローラ15a,15bと取付台18との相対変
位量Srに、支持ばね20a,20bのばね定数を合成
したばね定数krを乗じた力P=kr・Srに相当する
力が横振動力となり、乗かご1に伝わって横方向に振動
させる。
【0014】そこで、仮に支持ばね20a,20bの撓
み−荷重特性が、図7に示すように、第1の案内装置1
2の中央設定値近傍の撓み量−δ1〜+δ1において前記
ばね定数krが小さいとすれば、横振動力Pを充分に小
さくすることができ、多少のガイドレール14の曲がり
を許容できることになる。このために、案内ローラ15
a,15bで受ける案内荷重のうち、重心位置Wと吊り
心との偏心による偏荷重成分を軽減することが必要とさ
れる。尚、この偏荷重成分は、重心位置Wと吊り心とを
偏心させなくても、乗かご1内の積載負荷分布や、乗か
ご1に接続されるテールコード(図示せず)の変動荷重
による乗かご1の重心位置Wの変化によっても変化す
る。そこで、前記第1の案内装置12に作用する案内荷
重の中の偏荷重成分を第2の案内装置13で軽減するの
である。偏荷重の方向は、重心位置Wより上方では図2
に示す方向Aとなったり、その逆の方向になったりする
が、両方向について軽減する必要があり、そのために、
ガイドレール14の案内面14a,14bに対向して配
置した電磁石23,24を作動させるのである。本実施
例では、乗かご1の吊り心を乗かご1の重心位置Wに対
して偏心させているので、案内ローラ15a,15bの
どちらか一方の案内荷重が常に大きくなっている。従っ
て、その大きい案内荷重を受ける案内ローラに作用する
偏荷重成分を軽減すれば両案内ローラ15a,15bに
作用する案内荷重の偏りを防止することができる。い
ま、図2において、乗かご1をA方向に転倒させる偏荷
重が働いている場合、第1の案内装置12の案内ローラ
15a側の支持ばね20aが圧縮される。このとき、第
2の案内装置13の電磁石23の継鉄26aはガイドレ
ール14に接近し、継鉄26bは離れようとする。この
ガイドレール14との隙間の変位を変化センサー21で
検出し、その変位量に応じて前記ガイドレール14から
離れようとする継鉄26bに巻層されたコイル27bを
励磁して継鉄26bに吸引力を発生させ、ガイドレール
14との隙間を減らすのである。ガイドレール14との
隙間が減ることは、第1の案内装置12云い代えれば前
記乗かご1に作用する偏荷重を軽減してA方向の転倒を
抑えることになる。ここで、コイル27aを逆方向に励
磁して継鉄26aとガイドレール14との隙間を広げる
ようにすることにより、前記偏荷重の低減を迅速に行う
ことができる。
【0015】尚、図7に示すように、ばねの撓み量の適
当に定める値δ2 以上では、継鉄26a,26bや乗か
ご1の構成部品の一部がガイドレール14に接触するの
を防止するために、支持ばね定数krは大きくした方が
よい。
【0016】次に、上記実施例で乗かご1の吊り心を、
重心位置Wから偏位させることにより生ずる他の効果を
図2について説明する。
【0017】従来のエレベーター装置は、乗かご1の吊
り心を重心位置Wに略一致させているので、つり合い重
り11の吊り心と前記乗かご1の吊り心との間隔が駆動
シーブ10の直径Cより大きくなり、垂下するロープ9
の間隔に合わせるために駆動シーブ10以外にそらせ車
を用いている。
【0018】これに対し、上記実施例は、乗かご1の吊
り心をつり合い重り11の吊り心側寄りに位置させ、こ
れにより生じる偏荷重を第2の案内装置13により低減
するようにしたので、上記つり合い重り11の吊り心と
前記乗かご1の吊り心との間隔Cを狭くすることがで
き、略駆動シーブ10の直径Cと同じにすることができ
る。その結果、そらせ車を不要とすることができ、巻上
機の設置スペースを小型にすることができる。さらに、
上記実施例は、乗かご1とつり合い重り11との吊り心
の間隔Cを略駆動シーブ3の直径Cと同じにすることに
より、ロープ9が駆動シーブ10に巻掛けられる角度
(ラップ角)が増加するので、ロープ9と駆動シーブ1
0との摩擦力をあげることができ、安定した乗かご1の
昇降を行なうことができる。
【0019】このように、乗かご1とつり合い重り11
との吊り心の間隔Cを略駆動シーブ3の直径Cと同じに
することは、特に、小型のエレベーター装置について効
果的である。
【0020】ところで、上記電磁石23,24の吸引力
を制御することで、偏荷重を低減できる。その吸引力の
制御は、コイル27a,27bに流す電流の制御によっ
て行うことができる。その電流制御は支持ばね20a,
20bの撓み云い代えれば支持体18bと支持腕16b
との隙間の変化を検出する変位センサー21の信号に基
づいて制御するのである。これにより、案内ローラ15
a,15bに作用する偏荷重成分を減らして案内荷重の
均等化制御を行うことができる。
【0021】ここで、偏荷重により、前記案内ローラ1
5b(15a)より前記案内ローラ15a(15b)の
方が案内荷重が大きい状態を仮定し、これを図6につい
て説明する。まず、図5における支持体18bに取付け
られた変位センサー21の出力電圧を、ガイドレール1
4に対する電磁石23,24の隙間δa,δbが左右等
しいときをゼロとし、支持ばね20a(20b)が圧縮
されて隙間δb(δa)が大きくなる方向に変位したと
きをマイナス(プラス)とし、支持ばね20a(20
b)が伸長されて隙間δb(δa)が小さくなる方向に
変位したときをプラス(マイナス)と設定する。この状
態で案内ローラ15a(15b)の支持ばね20a(2
0b)が偏荷重のために圧縮されると、隙間δb(δ
a)が大きくなって変位センサー21の出力電圧はマイ
ナスとなって基準電圧36より小さく(大きく)なり、
加算器37の出力電圧は正(負)となり、その信号は電
流を出力端子39a〜コイル27a〜コイル27b〜出
力端子39bの方向に流すように、電流増幅器38に支
持する。この電流により、一対の電磁石23,24のガ
イドレール7に対する吸引力を制御することができるの
である。これを具体的に説明する。直流電源35に接続
されたコイル28a,28bの作る一定の磁束Φc によ
り、一対の電磁石23,24は、互いにガイドレール7
を吸引し、不安定ではあるが隙間δa,δbが等しい近
傍に均衡点がある。このような状態の下で、偏荷重によ
り、前記隙間δa,δbが例えばδa<δbになると、
例えば前記ガイドレール14の案内面14bに対向して
設置した変位センサー21の出力電圧が、基準電圧36
より小さくなり、電流増幅器38に対して出力電流の方
向と量を指示する。例えば、電流増幅器38の出力電流
iが出力端子39aから矢印方向に流れると、隙間δb
部の磁束が増し、逆に隙間δa部の磁束が減少するよう
に、各前記コイル27a,27bの巻方向を決めること
により、電流の大きさと方向により、一対の電磁石2
3,24のガイドレール14に対する吸引力の大きさと
吸引方向とを制御することができる。即ち、上記構成の
一対の電磁石23,24の吸引力の大きさは、出力電流
iが作る磁束をΦiとし、この磁束Φを前記コイル2
8a,28bの作る磁束Φに対して|Φi|<|Φc
|の範囲にしておけば、電磁石24においてはコイル2
7bの作る前記磁束Φi がコイル28bの作る磁束Φc
に加算されるので合成磁束はΦc+Φiとなり、一方電磁
石23においてはコイル27aが作る前記磁束Φi がコ
イル28aの作る磁束Φcを減算するので合成磁束はΦc
−Φiとなる。このように、1つの電流増幅器38で一
対の電磁石23,24のガイドレール14に対する吸引
力の大きさと吸引方向とを制御することができ、エレベ
ーターの案内装置に用いた場合、少ない増幅器台数と、
少ない電流容量での制御が可能となる。
【0022】尚、前記定磁束発生部を構成するコイル2
8a,28bの直流励磁を1台の直流電源で行なうもの
を例示したが、図4に示すように、各案内装置4〜7の
各コイル28a,28bを共通の直流電源35で励磁す
ることによりシステムの簡略化を図ることができるのは
勿論である。
【0023】ところで、図6は、定磁束発生部として直
流励磁のコイル28a,28bを用いたが、図8に示す
ように、永久磁石を用いて定磁束発生部を形成すること
もできる。即ち、ガイドレール14の案内面14a,1
4bに対向する一対の電磁石40a,40bは、定磁束
を発生する永久磁石41a,41bと、その両端に接合
された継鉄42a,42b及び43a,43bによりコ
字状に形成され、前記各継鉄42a,42b及び43
a,43bにコイル44a,44b及び45a,45b
を巻層して直列に接続し可変磁束発生部を形成する。こ
のコイル44a,44b及び45a,45bに電流が流
れないとき、前記永久磁石41a,41bが作る磁束
が、前記対向する継鉄42a,42b端間及び43a,
43b端間に位置する前記ガイドレール14を磁路の一
部として流れるように、前記永久磁石41a,41bの
磁極を互いに逆向きにしている。かかる構成の電磁石4
0a,40bにおいて、電流増幅器38の出力端子39
a,39bを前記コイル44a,44b及び45a,4
5bに接続することにより、一対の電磁石40a,40b
のガイドレール14に対する吸引力を制御できる。
【0024】図9は、加算器37の信号を位相補償回路
49を介して正負判別回路47に与え、正電圧・電流変
換器48(負電圧・電流変換器49)を動作させ、加算
器37の出力電圧に応じた電流を流してコイル27b
(27a)のみ励磁して吸引力を発揮させ、広がった電
磁石24(23)とガイドレール14との隙間を狭めて
元に戻し、案内ローラ15a(15b)に作用する偏荷
重を軽減する。このように、偏荷重のあるときだけコイ
ルに電流を流し、また一対のコイル27a,27bの一
方を選択して励磁電流を制御することにより、システム
が消費する電力を少なくすることができる。
【0025】上記構成において、変位センサー21の出
力電圧を、左右の変位量が等しいときをゼロとすること
により、基準電圧36はもとより加算器37を省略して
もよい。尚、正電圧・電流変換器48と負電圧・電流変
換器49とにバイアス電流を流し、電磁石23,24の
吸引力を常時発揮させ、偏荷重発生時には電磁石23,
24を差動的に働かせるようにすることも考えられる
が、バイアス電流による前記吸引力は前記一対の電磁石
23,24間の内力となるので、電力を浪費することに
なる。
【0026】図10は、一対のコイル27a,27bの
一方を選択して励磁電流を制御し、消費電力を少なくす
る別の例を示すもので、位相補償器46の正負の電圧信
号を正負の電流に変換する1台の電流変換器50を設
け、この電流変換器50の出力端子50a,50bのう
ち一方側の出力端子50aと前記各コイル27a,27b
の一方側の端子との間に、夫々ダイオード51a,51
bを逆方向に接続し、他方側の出力端子50bと前記各
コイル27a,27bの他方側の端子とを接続して正負
判別回路51を構成しても、上記と同じ効果を奏するこ
とができるほか、案内装置1つ当り電流変換器50は1
つでよいので経済的となる。尚、その他の構成は、図9
と同じである。
【0027】ところで、一対の電磁石を制御するに際
し、乗かごが昇降即ち走行しているときと、停止してい
るときとで吸引力の応答速度を変化させると、以下の理
由により、乗り心地のよいエレベーター装置を得ること
ができる。
【0028】普通、乗かごが乗り場に停止していると
き、乗客の乗り降りによる反力により、乗かごは横揺れ
する。この横揺れを少なくするためには、案内装置の支
持ばね剛性を大きくして対抗する必要がある。しかし、
案内装置の支持ばね剛性を大きくすると、上述のように
走行中に乗かごがガイドレールの曲がりに追従し易くな
り、これが横振動の一因となって乗り心地を低下させる
ことになる。そこで、ガイドレールに曲がりがないよう
に据付けることが望まれるが、これには限界がある。他
方、案内装置がガイドレールの曲がりを吸収してレール
曲がりによる横振動が乗かごに伝わらないようにすれば
よいが、それは案内装置の支持ばね剛性を小さくするこ
とであり、支持ばね剛性を大きくしたい要求に反するこ
とになる。以上のような乗かごの停止中の横揺れと走行
中の横振動の両方を低減させるために、電磁石の吸引力
の応答速度を変える必要がある。そこで、本発明実施例
においては、電磁石のコイルに流す電流の応答速度を切
替えることでその吸引力の応答速度を変えるのである。
具体的に説明すると、乗かごが停止中は、電流の応答速
度を走行中に比べて速めて電磁石の吸引力がすばやく所
定の値となるようにし、乗かごが走行中は、電流の応答
速度を停止中に比べて遅くして電磁石の吸引力がゆるや
かに所定の値となるようにしたのである。これを図11
に沿って説明する。第2の案内装置52を構成する電磁
石の一対のコイルに流す電流を、電流センサー53によ
り検出し、電流帰還要素54を介して電流増幅器55に
フィードバックすることにより、電流の応答を速めるこ
とができ、また電流帰還要素54のゲインを小さくし、
電流増幅器55の出力電圧を電圧センサー56で検出し
て電圧帰還要素57を動作させることにより、電流の応
答を遅くすることができる。尚、前記電流帰還要素54
と前記電圧帰還要素57との切替えは、連動可変抵抗器
58a,58bにより、前記電流帰還要素54のゲイン
を次第に小さくしながら前記電圧帰還要素57のゲイン
を次第に大きくしていくことで、電流応答の急変をなく
すことができる。
【0029】このように、電流増幅器55の帰還方式を
電流帰還方式か、電圧帰還方式かにすることにより、電
流の応答速度云い代えれば電磁石の吸引力の応答速度を
切替えて、走行中は主に支持ばね剛性を小さくした第1
の案内装置で横振動力を低減し、停止時においては主に
電流の応答速度を早くするように切替えた電磁石による
吸引力で偏荷重をすばやく低減して乗り心地のよいエレ
ベーター装置を得ることができる。
【0030】上記吸引力の応答速度は、乗かごが走行中
であるときには、走行速度が早くなるにつれて下げてゆ
き、走行速度が遅くなるにつれて上げてゆくように変化
させれば、木目細かな制御が行なえる。
【0031】さらに、別の方式として、電流増幅器55
の帰還方式を電流帰還方式あるいは電圧帰還方式の一方
にし、案内装置の支持ばねの撓みあるいは第2の案内装
置46とガイドレールとの相対変位を検出する変位セン
サー59のゲイン要素60や電流の位相補償要素61の
ゲインを乗かご停止中は走行中よりも高くすることによ
り、電流の応答速度の切替えができる。また、変位セン
サー59と並列に設ける速度センサー62のゲイン要素
63のゲインの切替えによっても電流の応答速度の切替
えができる。
【0032】また、乗かごの絶対加速度を加速度センサ
ー64で検出し、そのゲイン要素65のゲインの切替え
や、加速度センサー64の出力信号を積分器66で速度
信号に変換し、そのゲイン要素67のゲインを切替える
ことによっても電流の応答速度の切替えができる。
【0033】ところで、上記実施例の第2の非接触型案
内装置として、電磁石を用いた例を説明したが、例えば
接触型の案内装置に偏荷重が作用したときに動作して前
記偏荷重を低減できるものであれば、非接触型の電磁石
に限定されるものではない。また、上記実施例は、各案
内装置4〜7内の第2の案内装置13,46の一対の電
磁石23,24についての説明であるが、図1に示す各
案内装置4〜7内の電磁石25で、ガイドレール14
A,14B間方向に対向する電磁石25についても、こ
れらを対となして同じような制御を行なうことにより、
ガイドレール14A,14B間方向の乗かごの変位を低
減できる。しかし、場合によっては、この電磁石25を
各案内装置4〜7から省略したもよい。
【0034】さらにまた、前記実施例は、第1の案内装
置12として、案内ローラを用いた接触型案内装置を説
明したが、図12及び図13に示すように、案内ローラ
に代えて案内摺動子を用いた接触型案内装置としても、
案内ローラと同様に偏荷重成分の軽減を行うことが可能
である。図12において、ガイドレール14の3つの案
内面を三方から囲んで係合する案内装置70の案内摺動
子71はU字状をなし、その外側面に弾性体としてのゴ
ム72a,72bを介して取付枠73に固定されてお
り、この取付枠73を乗かごに取付けることにより、ガ
イドレール14に常時接する接触型の第1の案内装置と
なる。
【0035】このような接触型の案内装置70において
も、図13に示すように、継鉄75a,75bとコイル7
6a,76bとで構成された一対の電磁石よりなる第2
の案内装置74を取付枠73に取付けることにより、前
記実施例と同じ作用効果を奏することができる。
【0036】以上説明したように、本発明実施例によれ
ば、2種の案内装置により乗かごに作用する案内荷重を
分担して低減するようにしたので、各案内装置を小形に
でき、乗かごへの取付け面積を小さくすることができ
る。また、案内装置の一方を偏荷重専用に作動させてい
るので、その制御も簡単で省電力となる。さらに、走行
中において停電になり、案内装置の一方の案内機能が失
われても、もう一方の常時ガイドレールに接触している
案内装置で乗かごは案内されるので、乗かごの構成部材
が直接衝撃的にガイドレールに接触するのを防止でき
る。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、案
内装置を小形にでき、また乗かごに作用する案内荷重を
省電力で低減できると共に、走行中の停電によっても乗
かごに衝撃を与えることなく案内し得るエレベーター装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエレベーター装置の一実施例を示
す概略斜視図。
【図2】本発明によるエレベーター装置の一実施例を示
す概略側面図。
【図3】本発明によるエレベーター装置に用いる案内装
置の一実施例を示す概略斜視図。
【図4】本発明によるエレベーター装置に用いる案内装
置の配線ブロック図。
【図5】図2のV−V線に沿う概略図。
【図6】本発明によるエレベーター装置に用いる案内装
置の制御系を示すブロック図。
【図7】本発明によるエレベーター装置に用いる案内装
置の支持ばねの撓みとばね力との関係を示す特性図。
【図8】本発明によるエレベーター装置に用いる案内装
置の別の制御系を示すブロック図。
【図9】本発明によるエレベーター装置に用いる案内装
置のさらに別の制御系を示す他のブロック図。
【図10】本発明によるエレベーター装置に用いる他の
案内装置の制御系を示す一ブロック図。
【図11】本発明によるエレベーター装置に用いるさら
に他の案内装置の制御系を示すブロック図。
【図12】本発明によるエレベーター装置に用いる案内
装置の別の実施例を示す概略平面図。
【図13】本発明によるエレベーター装置に用いる案内
装置の別の実施例の組合せを示す概略側面図。
【符号の説明】
1…乗かご、4〜5…案内装置,12…第1の案内装
置、13…第2の案内装置、14…ガイドレール、15
a,15b,15c…案内ローラ、23,24,25…
電磁石。
フロントページの続き (72)発明者 中村 一朗 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 三森 清保 茨城県勝田市堀口832番地の2 日立シス テムプラザ勝田 日立水戸エンジニアリン グ株式会社

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガイドレールに沿って乗かごを案内する案
    内装置を前記乗かごに設けたエレベーター装置におい
    て、前記案内装置を、前記ガイドレールに常時接触して
    前記乗かごを案内する接触型案内装置と、前記ガイドレ
    ールに非接触で対向して前記乗かごを案内する非接触型
    案内装置とで構成したことを特徴とするエレベーター装
    置。
  2. 【請求項2】ガイドレールに沿って乗かごを案内する案
    内装置を前記乗かごに設けたエレベーター装置におい
    て、前記案内装置を、前記ガイドレールに常時接触して
    主に前記乗かごに伝わる横振動力を低減するように構成
    された接触型案内装置と、主に前記接触型案内装置に作
    用する偏荷重を低減するように構成された非接触型案内
    装置とで構成したことを特徴とするエレベーター装置。
  3. 【請求項3】ガイドレールに沿って乗かごを案内する案
    内装置を前記乗かごに設けたエレベーター装置におい
    て、前記案内装置を、前記ガイドレールに弾性部材を介
    して常時接触して前記乗かごを案内するローラ型案内装
    置と、磁気力を介して前記乗かごを案内する磁気型案内
    装置とで構成したことを特徴とするエレベーター装置。
  4. 【請求項4】ガイドレールに沿って乗かごを案内する案
    内装置を前記乗かごに設けたエレベーター装置におい
    て、前記案内装置を、前記ガイドレールに常時接触して
    前記乗かごを案内する第1の案内装置と、前記ガイドレ
    ールに非接触で対向し前記第1の案内装置に作用する案
    内荷重を分担する第2の案内装置とで構成したことを特
    徴とするエレベーター装置。
  5. 【請求項5】ガイドレールに沿って乗かごを案内する案
    内装置を前記乗かごに設けたエレベーター装置におい
    て、前記案内装置を、前記ガイドレールに非接触で対向
    する第1の案内装置と、前記ガイドレールに常時接触し
    て前記乗かごを案内し前記第1の案内装置に作用する案
    内荷重を分担する第2の案内装置とで構成したことを特
    徴とするエレベーター装置。
  6. 【請求項6】ガイドレールに沿って乗かごを案内する案
    内装置を前記乗かごに設けたエレベーター装置におい
    て、前記案内装置を、前記ガイドレールに接触して前記
    乗かごを案内する第1の案内装置と非接触で案内する第
    2の案内装置とで構成し、かつ前記第2の案内装置の前
    記ガイドレールとの隙間維持力を変化させる手段を設け
    たことを特徴とするエレベーター装置。
  7. 【請求項7】前記第2の案内装置は、前記乗かごを磁気
    力を介して案内する磁気型案内装置よりなり、かつ前記
    隙間維持力を変化させる手段は、前記ガイドレールに対
    する磁気力を変化させる手段であることを特徴とする請
    求項6記載のエレベーター装置。
  8. 【請求項8】乗かごに弾性部材を介して案内子を取付
    け、この案内子をガイドレールに接触して前記乗かごの
    昇降を案内するように構成したエレベーター装置におい
    て、前記ガイドレールの前記乗かごの出入口方向に対向
    する両面に夫々隙間をもって一対の電磁石を対向させ、
    かつこれら一対の電磁石の少なくとも一方側の電磁石の
    磁気力を前記案内子に作用する偏荷重を低減するように
    制御する手段を設けたことを特徴とするエレベーター装
    置。
  9. 【請求項9】弾性部材を介して乗かごをガイドレールに
    案内する第1の案内装置と、この第1の案内装置に作用
    する偏荷重を分担し前記ガイドレールを介して対峙する
    一対の電磁石とを備えた第2の案内装置と、前記電磁石
    のいずれを励磁するかを判断する励磁判断手段とを設け
    たことを特徴とするエレベーター装置。
  10. 【請求項10】前記一対の電磁石は、夫々コ字状の継鉄
    を有し、コ字状の両脚端が前記ガイドレールを介して向
    合うように取付けられ、かつ向合う前記継鉄両脚端の磁
    極が互いに異極となるように配置されていることを特徴
    とする請求項8又は9記載のエレベーター装置。
  11. 【請求項11】前記励磁判断手段は、前記電磁石と前記
    ガイドレールとの隙間の変化を検出する変位センサー
    と、この変位センサーの出力にもとづいて作動する判断
    回路とを有することを特徴とする請求項9記載のエレベ
    ーター装置。
  12. 【請求項12】乗かごをガイドレールに対して弾性部材
    を介して案内する弾性力案内装置と、前記乗かごを前記
    ガイドレールに対して磁気力を介して案内する磁気力案
    内装置とを備え、かつ前記磁気力案内装置の磁気力の応
    答速度を変化させる手段を備えたことを特徴とするエレ
    ベーター装置。
  13. 【請求項13】低減すべき周波数特性の異なる少なくと
    も2種の案内装置を設けたことを特徴とするエレベータ
    ー装置装置。
  14. 【請求項14】ガイドレールの連続する3つの面に夫々
    対向して乗かごを案内する3つの案内要素を備えた2種
    の案内装置を前記乗かごに備えたことを特徴とするエレ
    ベーター装置。
  15. 【請求項15】ガイドレールに対して乗かごを案内する
    2種の案内装置を設け、かつ一方の案内装置で主に前記
    乗かごに伝わる横振動を低減するように構成し、他方の
    案内装置で主に偏荷重を低減するように構成したことを
    特徴とするエレベーター装置。
  16. 【請求項16】ガイドレールに案内子を常時接触させて
    乗かごを案内する接触型案内装置と、前記ガイドレール
    に非接触で対向して前記乗かごを案内する非接触型案内
    装置とを備え、前記非接触型案内装置の支持ばね剛性
    を、前記乗かご停止中は大きく、前記乗かご走行中は小
    さくするように制御したことを特徴とするエレベーター
    装置の制御方法。
  17. 【請求項17】乗かごをガイドレールに対して弾性部材
    を介して案内する弾性力案内装置と、前記乗かごを前記
    ガイドレールに対して磁気力を介して案内する磁気力案
    内装置とを備え、前記磁気力案内装置の磁気力の応答速
    度を前記乗かごの走行中は下げ、停止中は上げるように
    したことを特徴とするエレベーター装置の制御方法。
  18. 【請求項18】前記乗かごの走行中の磁気力の応答速度
    は、前記乗かごの走行速度が早くなるにつれて下げてゆ
    き、走行速度が遅くなるにつれて上げてゆくようにした
    ことを特徴とする請求項17記載のエレベーター装置の
    制御方法。
  19. 【請求項19】ガイドレールを挟んで向合う2個の案内
    要素のいずれか1個を制御して乗かごと前記ガイドレー
    ルとの隙間を一定にするようにしたことを特徴とするエ
    レベーター装置の制御方法。
  20. 【請求項20】ガイドレールを乗かご出入口方向から挟
    んで対向するように前記乗かごに固定された一対の電磁
    石と、前記各電磁石のいずれを励磁するかを選択する選
    択手段と、この選択手段に選択判断指令を与える指令手
    段とを備えたことを特徴とするエレベーター装置用案内
    装置。
  21. 【請求項21】ガイドレールを乗かご出入口方向から挟
    んで対向するように前記乗かごに固定された一対の電磁
    石を備えたエレベーター装置用案内装置において、前記
    一対の電磁石に、夫々定磁束発生部と可変磁束発生部と
    を設け、前記一方の電磁石の可変磁束発生部を前記定磁
    束発生部の定磁束に加算される磁束を発生するように構
    成し、前記他方の電磁石の可変磁束発生部を前記定磁束
    発生部の定磁束を減算する磁束を発生するように構成
    し、かつ前記各電磁石に励磁電流を供給する電流供給手
    段とを備えたことを特徴とするエレベーター装置用案内
    装置。
  22. 【請求項22】乗かごをガイドレールに対して磁気力を
    介して案内する磁気力案内装置と、前記磁気力案内装置
    の磁気力の応答速度を変化させる手段とを備えたことを
    特徴とするエレベーター装置用案内装置。
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